JPH06275660A - リードフレーム又はプリント基板の繰り出し装置 - Google Patents

リードフレーム又はプリント基板の繰り出し装置

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JPH06275660A
JPH06275660A JP5063750A JP6375093A JPH06275660A JP H06275660 A JPH06275660 A JP H06275660A JP 5063750 A JP5063750 A JP 5063750A JP 6375093 A JP6375093 A JP 6375093A JP H06275660 A JPH06275660 A JP H06275660A
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guide groove
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magazine rack
lead frame
downward
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Takeshi Hishida
剛 菱田
Yoshinori Uemoto
良典 植本
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マガジンラック1に対する昇降台2の側方に
配設したブラケット部材3に、上下方向に延びる縦向き
ガイド溝10と、この縦向きガイド溝に円弧状ガイド溝
12を介して連通する横向きガイド溝11とを設ける一
方、板ばねにて断面アーチ型の帯状に構成した突き出し
部材9を、前記各ガイド溝に長手方向に自在に移動する
ように挿入し、この突き出し部材の下端を、前記縦向き
ガイド溝に沿って上下する往復動ヘッド6に固着して成
る繰り出し装置において、突き出し部材9の先端部にお
ける高さ位置の調節が、構造の複雑化、手数の増大を招
来することなく、容易にできるようにする。 【構成】 前記横向きガイド溝11を、水平面14から
適宜角度(θ)だけマガジンラック1に向かって斜め下
向きに傾斜する一方、この横向きガイド溝11に、前記
突き出し部材9の途中を下向きに押圧するようにした押
圧ローラ15を上下調節可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マガジンラックに層状
に収納されているリードフレーム又はプリント基板を、
前記マガジンラックから一枚ずつ繰り出すための装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の繰り出し装置は、マガジ
ンラックに対する昇降台の側方の部位に、水平方向に延
びる突き出し部材を、前記マガジンラックに対して往復
動するように設けて、この突き出し部材をマガジンラッ
ク内に向かって前進動することにより、当該突き出し部
材の先端で、前記マガジンラック内のリードフレームを
マガジンラック内から繰り出すように構成していたが、
この構成であると、マガジンラックの側方の部位に、リ
ードフレームの繰り出しストロークよりも長い長さの突
き出し部材を配設するだけのスペースを確保しなければ
ならないから、装置の横幅寸法が大幅に増大するのであ
った。
【0003】そこで、先行技術としての特開平3−16
5528号公報は、この種の繰り出し装置として、マガ
ジンラックに対する昇降台の側方に配設したブラケット
部材に、上下方向に延びる縦向きガイド溝と、この縦向
きガイド溝の上端に円弧状ガイド溝を介して横向きに延
びるように連通する横向きガイド溝とを設ける一方、板
ばねにて断面アーチ型の帯状に構成した突き出し部材
を、前記縦向きガイド溝及び横向きガイド溝に、これら
の両方に跨がって長手方向に自在に移動するように挿入
し、この突き出し部材の下端を、前記縦向きガイド溝に
沿って上下する往復動ヘッドに固着して、この往復動ヘ
ッドの上下方向への往復動により、前記突き出し部材の
先端部を、前記横向きガイド溝によるガイド作用によっ
て水平横向きにして前記マガジンラック内に向かって前
進動し、この先端部で、マガジンラック内のリードフレ
ームをマガジンラック内から繰り出すようにした繰り出
し装置を提案している。
【0004】この先行技術の繰り出し装置は、前記のよ
うに構成したことにより、突き出し部材の一部を、上下
方向とすることができるから、装置の横幅寸法を小さく
することができる利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先行技術
の繰り出し装置は、板ばねにて断面アーチ型に構成した
帯状の突き出し部材の先端部を、横向きガイド溝にて水
平横向きに姿勢にガイドするものであるから、当該突き
出し部材の先端部の高さ位置を、高くしたり低くしたり
するように調節することができず、従って、この突き出
し部材の先端部における高さ位置を、マガジンラック内
におけるリードフレームの高さ位置に合わせるために
は、ガイド部材の全体を、上下方向に調節できるように
構成しなければならないから、構造が複雑になると共
に、前記の高さ調節に多大の手数を必要とし、しかも、
高さ調節を微細に行うことができないと言う問題があっ
た。
【0006】本発明は、この先行技術が有する前記の問
題を解消することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、マガジンラックに対する昇降台の側方
に配設したブラケット部材に、上下方向に延びる縦向き
ガイド溝と、この縦向きガイド溝の上端に円弧状ガイド
溝を介して横向きに延びるように連通する横向きガイド
溝とを設ける一方、板ばねにて断面アーチ型の帯状に構
成した突き出し部材を、前記縦向きガイド溝及び横向き
ガイド溝に、これらの両方に跨がって長手方向に自在に
移動するように挿入し、この突き出し部材の下端を、前
記縦向きガイド溝に沿って上下する往復動ヘッドに固着
して成る繰り出し装置において、前記横向きガイド溝
を、水平面から適宜角度だけマガジンラックに向かって
斜め下向きに傾斜する一方、この横向きガイド溝に、前
記突き出し部材の途中を下向きに押圧するようにした押
圧ローラを、上下調節可能に設ける構成にした。
【0008】
【作 用】この構成において、往復動ヘッドを上下動
することにより、突き出し部材の先端部が、横向きガイ
ド溝にて横向きになった状態で、マガジンラックに対し
て往復動することになり、従って、前記突き出し部材の
先端部が、前記往復動ヘッドの上昇動にてマガジンラッ
ク内に向かって前進動するから、これによって、マガジ
ンラック内にリードフレームをマガジンラック内から繰
り出すことができるのである。
【0009】そして、前記横向きガイド溝に設けた押圧
ローラによって、突き出し部材の途中を下向きに押圧す
ると、突き出し部材は、前記押圧ローラの押圧にてその
断面がアーチ状から平面状へと変形することにより、当
該突き出し部材のうち前記押圧ローラより先の部分が横
向きガイド溝の長手方向に対して上向きに傾斜するよう
に屈曲することになるから、この屈曲により当該突き出
し部材の先端部における高さ位置が高くなるのであり、
しかも、この高さ位置は、前記押圧ローラによる押圧力
の増加に略比例して増大するから、前記突き出し部材の
先端部における高さ位置を、前記押圧ローラにおける上
下動にて、任意に調節できるのである。
【0010】この場合において、前記突き出し部材の先
端部における高さ位置の押圧ローラによる調節は、横向
きガイド溝から高い方向への調節であるから、前記横向
きガイド溝が、水平横向きであるときには、前記突き出
し部材の先端部における高さ位置を、前記横向きガイド
溝を含む水平面よりも下方の方向に調節することができ
ないことになる。
【0011】これに対して、本発明は、前記横向きガイ
ド溝を、水平面から適宜角度だけマガジンラックに向か
って斜め下向きに傾斜したことにより、前記突き出し部
材の先端部は、この傾斜状の横向きガイド溝によって斜
め下向きに傾斜する状態になり、この斜め下向きの傾斜
状態から押圧ローラによる押圧で上向きに屈曲すると言
う形態を呈することになるから、前記突き出し部材の先
端部における高さ位置の調節を、前記水平面よりも下方
の領域においても行うことができ、換言すると、前記高
さ位置の調節を行う領域を、前記水平面を挟んでその下
方の領域と上方の領域との両方に拡大することができる
のである。
【0012】
【発明の効果】従って、本発明によると、突き出し部材
の先端部における高さ位置を、マガジンラックにおける
リードフレーム又はプリント基板の高さ位置に合わせる
ことの調節を、前記先行技術のように、構造の複雑化、
及び手数の増大を招来することなく、至極簡単に、且
つ、微細に行うことができる効果を有する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1〜図5の図面
について説明する。この図において符号1は、内部に複
数枚のリードフレームAを層状に収納したマガジンラッ
クを示し、該マガジンラック1は、昇降台2の上面に、
当該昇降台2によって前記各リードフレームAにおける
上下方向の間隔で昇降するように載置されている。
【0014】符号3は、前記昇降台2の側方の部位に立
設したブラケット部材を示し、このブラケット部材3の
側面には、中空筒状のガイド部材4を、上下方向に延び
るように取付けて、このガイド部材4の内部に、磁石製
のピストン5を摺動自在に挿入する一方、前記ガイド部
材4の外側には、前記ピストン5に対して磁着する磁性
体製の往復動ヘッド6を摺動自在に被嵌する。
【0015】前記ガイド部材4内における下部室4a内
に圧縮空気を空気供給口7から供給してピストン5を上
昇動することにより、このピストン5の上昇動に追従し
て往復動ヘッド6を上昇動し、前記ガイド部材4内にお
ける下部室4b内に圧縮空気を空気供給口8から供給し
てピストン5を下降動することにより、このピストン5
の下降動に追従して往復動ヘッド6を下降動するように
構成する。
【0016】符号9は、板ばねにて断面アーチ型の帯状
に構成した突き出し部材を示し、この突き出し部材9の
下端部を、前記往復動ヘッド6に、当該突き出し部材9
が上下方向に延びるように固着する。また、前記ブラケ
ット部材3の側面には、上下方向に延びる縦向きガイド
溝10を設けて、この縦向きガイド溝10内に、前記突
き出し部材9を摺動自在に挿入する一方、前記ブラケッ
ト部材3の上面には、前記マガジンラック1に向かって
横向きの延びる横向きガイド溝11を、前記縦向きガイ
ド溝10の上端に対して、円弧状のガイド溝12を介し
て連通するように設けて、この横向きガイド溝11及び
円弧状ガイド溝12内にも、前記突き出し部材9を摺動
自在に挿入することにより、前記突き出し部材9を、上
下方向から横向き方向に湾曲して方向変換するように誘
導し、この突き出し部材9の先端に、前記マガジンラッ
ク1内にリードフレームAに対する接当片13を設け
る。
【0017】そして、前記横向きガイド溝11を、水平
面14から適宜角度(θ)だけマガジンラック1に向か
って斜め下向きに傾斜する一方、この横向きガイド溝1
1の箇所に、前記突き出し部材9の途中を下向きに押圧
するようにした押圧ローラ15を、ブラケット16にて
上下動自在に設けて、この押圧ローラ15を、ブラケッ
ト16に設けた調節用ねじ17にて、上下動するように
構成する。
【0018】この構成において、往復動ヘッド6を、ガ
イド部材4内における下部室4a内に圧縮空気を供給す
ることによって上昇動すると、これに下端を固着した突
き出し部材9が、各ガイド溝10,11,12に嵌まっ
た状態で、その長手方向に移動する。すると、前記突き
出し部材9は、その長手方向に沿って上向きに移動しな
がら、その先端部分が円弧状ガイド溝12及び横向きガ
イド溝11にて横向きに方向変換して、マガジンラック
1に向かって前進動するから、この前進動により、前記
マガジンラック1内におけるリードフレームAを、図1
に二点鎖線で示すように、マガジンラック1内から繰り
出すのである。
【0019】この場合において、前記横向きガイド溝1
1に設けた押圧ローラ15をその調節用ねじ17にて下
降動することによって、突き出し部材9の途中を下向き
に押圧すると、突き出し部材9は、前記押圧ローラ15
の押圧にてその断面がアーチ状から平面状へと変形する
ことにより、当該突き出し部材9のうち前記押圧ローラ
15より先の部分が横向きガイド溝11の長手方向に対
して上向きに傾斜するように屈曲することになるから、
この屈曲により当該突き出し部材9先端の接当片13に
おける高さ位置が高くなるのであり、しかも、この高さ
位置は、前記押圧ローラ15による押圧力の増加に略比
例して増大するから、前記突き出し部材9先端の接当片
15における高さ位置を、前記押圧ローラ15における
上下動にて、任意に調節できるのである。
【0020】ところで、前記突き出し部材9先端の接当
片13における高さ位置の押圧ローラ15による調節
は、横向きガイド溝11から高い方向への調節であるか
ら、前記横向きガイド溝11が、水平横向きであるとき
には、前記突き出し部材9先端の接当片13における高
さ位置を、前記横向きガイド溝11を含む水平面よりも
下方の方向に調節することができないことになる。
【0021】これに対して、本発明は、前記横向きガイ
ド溝11を、水平面14から適宜角度(θ)だけマガジ
ンラック1に向かって斜め下向きに傾斜したことによ
り、前記突き出し部材9のうち押圧ローラ15より先の
部分は、この傾斜状の横向きガイド溝11によって斜め
下向きに傾斜する状態になり、この斜め下向きの傾斜状
態から押圧ローラ15による押圧で上向きに屈曲すると
言う形態を呈することになるから、前記突き出し部材9
先端の接当片13における高さ位置の調節を、前記水平
面14よりも下方の領域においても行うことができ、換
言すると、前記高さ位置の調節を行う領域を、前記水平
面14を挟んでその下方の領域と上方の領域との両方に
拡大することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置の斜視図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図1のIII −III 視断面図である。
【図4】図1のIV−IV視断面図である。
【図5】図2のV−V視拡大断面図である。
【符号の説明】
1 マガジンラック A リードフレーム 2 昇降台 3 ブラケット部材 4 ガイド部材 6 往復動ヘッド 9 突き出し部材 10 縦向きガイド溝 11 横向きガイド溝 12 円弧状ガイド溝 13 接当片 14 水平面 15 押圧ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マガジンラックに対する昇降台の側方に配
    設したブラケット部材に、上下方向に延びる縦向きガイ
    ド溝と、この縦向きガイド溝の上端に円弧状ガイド溝を
    介して横向きに延びるように連通する横向きガイド溝と
    を設ける一方、板ばねにて断面アーチ型の帯状に構成し
    た突き出し部材を、前記縦向きガイド溝及び横向きガイ
    ド溝に、これらの両方に跨がって長手方向に自在に移動
    するように挿入し、この突き出し部材の下端を、前記縦
    向きガイド溝に沿って上下する往復動ヘッドに固着して
    成る繰り出し装置において、前記横向きガイド溝を、水
    平面から適宜角度だけマガジンラックに向かって斜め下
    向きに傾斜する一方、この横向きガイド溝に、前記突き
    出し部材の途中を下向きに押圧するようにした押圧ロー
    ラを、上下調節可能に設けたことを特徴とするリードフ
    レーム又はプリント基板の繰り出し装置。
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