JPH06275573A - 微細加工方法 - Google Patents

微細加工方法

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JPH06275573A
JPH06275573A JP6067893A JP6067893A JPH06275573A JP H06275573 A JPH06275573 A JP H06275573A JP 6067893 A JP6067893 A JP 6067893A JP 6067893 A JP6067893 A JP 6067893A JP H06275573 A JPH06275573 A JP H06275573A
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JP
Japan
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thin film
groove
film
substrate
width
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6067893A
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English (en)
Inventor
Toru Miyayasu
徹 宮保
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、光リソグラフィ技術を用いて、光リ
ソグラフィの解像度以下の微細な形状を高精度に形成す
ることができる微細加工方法を提供することを目的とす
る。 【構成】シリコン基板10上にCVD酸化膜12を堆積
し、このCVD酸化膜12の一部をエッチング除去して
幅0.36μmの溝16を形成した後、全面に膜厚0.
08μmのシリコン窒化膜18を堆積してシリコン窒化
膜18上に幅0.20μmの溝16aを残存させる。こ
の溝16a内に埋め込んだCVD酸化膜20をマスクと
してシリコン窒化膜18を選択的にエッチング除去し、
CVD酸化膜20下のシリコン窒化膜18aのみを残存
させた後、CVD酸化膜12とCVD酸化膜20を選択
的にエッチング除去して、シリコン基板10上に、幅
0.20μmの島状のシリコン窒化膜18aを形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微細加工方法に係り、特
に半導体集積回路の製造でのパターンニングのための微
細加工方法やマイクロ・マシンニングと呼ばれる微小な
機械の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフォトレジストと光リソグラフィ
技術を用いた微細加工方法を、第17図の工程断面模式
図を用いて説明する。基板50上に薄膜52を堆積した
後(図17(a)参照)、この薄膜52上にフォトレジ
スト54を塗布する(図17(b)参照)。続いて、所
定のマスクを用いて露光した後、フォトレジスト54の
感光部、非感光部のいずれか一方を除去する(図17
(c)参照)。
【0003】次いで、残留させたフォトレジスト54a
をマスクとして、薄膜52をエッチングした後、残留さ
せたフォトレジスト54aを剥離する(図17(d)参
照)。このようにして、基板50上の薄膜52の微細加
工を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォトレジストと光リソグラフィ技術を用いた微細加工
方法においては、露光光の波長に規定されてその解像度
には一定の限界がある。他方、半導体集積回路におい
て、性能向上のためにより微細なトランジスタや配線や
トレンチの形成が要求されてきており、光リソグラフィ
の解像度以下の微細加工方法が必要となった。
【0005】このような微細加工のため、位相シフト法
などが開発されたが、複雑なパターンには対応できない
という問題がある。また、光の代わりにX線、電子ビー
ム、イオンビーム等の理論的分解能の高い露光媒体を用
いたリソグラフィ技術が開発されているが、実用化には
未だ種々の問題がある。そこで本発明は、光リソグラフ
ィ技術を用いて、光リソグラフィの解像度以下の微細な
形状を高精度に形成することができる微細加工方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、基板上に、
第1の薄膜を堆積する第1の工程と、前記第1の薄膜の
一部を除去して、所定の幅の第1の溝を形成する第2の
工程と、前記第1の薄膜の表面上及び側壁上並びに前記
第1の溝内に露出した前記基板上に、第2の薄膜を堆積
すると共に、前記第2の薄膜上に第2の溝を残存させる
第3の工程と、前記第2の薄膜上の前記第2の溝内に、
第3の薄膜を形成する第4の工程と、前記第2の溝内の
前記第3の薄膜をマスクとして、露出している前記第2
の薄膜を選択的に除去する第5の工程と、前記第2の薄
膜の除去により露出した前記第1の薄膜を除去する第6
の工程とを有し、前記基板上に、前記第1の溝の幅から
前記第2の薄膜の膜厚の2倍を減じた幅をもち、積層さ
れた前記第2及び第3の薄膜、又は前記第2の薄膜から
なる島を形成することを特徴とする微細加工方法によっ
て達成される。
【0007】また、上記の微細加工方法において、前記
第4の工程が、全面に前記第3の薄膜を堆積した後、前
記第2の薄膜を停止領域として前記第3の薄膜を研磨
し、前記第2の薄膜上の前記第2の溝内にのみ前記第3
の薄膜を残存させる工程であることを特徴とする微細加
工方法によって達成される。また、上記課題は、基板上
に、第1の薄膜を堆積する第1の工程と、前記第1の薄
膜に、第2の薄膜を堆積する第2の工程と、前記第2の
薄膜の一部を除去して、所定の幅の第1の溝を形成する
第3の工程と、前記第2の薄膜の表面上及び側壁上並び
に前記第1の溝内に露出した前記第1の薄膜上に、第3
の薄膜を堆積すると共に、前記第3の薄膜上に第2の溝
を残存させる第4の工程と、前記第3の薄膜上の前記第
2の溝内に、第4の薄膜を形成する第5の工程と、前記
第2の溝内の前記第4の薄膜をマスクとして、露出して
いる前記第3の薄膜を選択的に除去する第6の工程と、
前記第3の薄膜の除去により露出した前記第2の薄膜を
除去する第7の工程と、前記第4の薄膜をマスクとし
て、露出している前記第1の薄膜を選択的に除去する第
8の工程とを有し、前記基板上に、前記第1の溝の幅か
ら前記第3の薄膜の膜厚の2倍を減じた幅をもち、積層
された前記第1、第3及び第4の薄膜、積層された前記
第1及び第3の薄膜、又は前記第1の薄膜からなる島を
形成することを特徴とする微細加工方法によって達成さ
れる。
【0008】また、上記の微細加工方法において、前記
第5の工程が、全面に前記第4の薄膜を堆積した後、前
記第3の薄膜を停止領域として前記第4の薄膜を研磨
し、前記第3の薄膜上の前記第2の溝内にのみ前記第4
の薄膜を残存させる工程であることを特徴とする微細加
工方法によって達成される。また、上記の微細加工方法
において、前記第1の薄膜が、2以上の層からなる多層
膜であり、前記第8の工程が、第4の薄膜又は前記第3
の薄膜をマスクとして、露出している前記第1の薄膜の
うちの所定の上方の層を選択的に除去し、前記第1の薄
膜のうちの所定の下方の層を残存させる工程であり、前
記基板上に、前記第1の薄膜のうちの前記下方の層を介
して、前記第1の溝の幅から前記第3の薄膜の膜厚の2
倍を減じた幅をもち、前記第1の薄膜のうちの前記上方
の層を含む島を形成することを特徴とする微細加工方法
によって達成される。
【0009】更に、上記課題は、上記の微細加工方法に
おいて、前記基板上に、積層された前記第2及び第3の
薄膜、又は前記第2の薄膜からなる島を形成した後に、
前記島をマスクとして、露出している前記基板を選択的
に除去する工程を有し、前記基板表面に、前記第1の溝
の幅から前記第2の薄膜の膜厚の2倍を減じた幅をもつ
凸部を形成することを特徴とする微細加工方法によって
達成される。
【0010】また、上記の微細加工方法において、前記
基板上に、積層された前記第1、第3及び第4の薄膜、
積層された前記第1及び第3の薄膜、又は前記第1の薄
膜からなる島を形成した後に、前記島をマスクとして、
露出している前記基板を選択的に除去する工程を有し、
前記基板表面に、前記第1の溝の幅から前記第3の薄膜
の膜厚の2倍を減じた幅をもつ凸部を形成することを特
徴とする微細加工方法によって達成される。
【0011】また、上記課題は、基板上に、第1の薄膜
を堆積する第1の工程と、前記第1の薄膜の一部を除去
して、所定の幅の第1の溝を形成する第2の工程と、前
記第1の薄膜の表面上及び側壁上並びに前記第1の溝内
に露出した前記基板上に、第2の薄膜を堆積すると共
に、前記第2の薄膜上に第2の溝を残存させる第3の工
程と、前記第2の薄膜上の前記第2の溝内に、第3の薄
膜を形成する第4の工程と、前記第2の溝内の前記第3
の薄膜をマスクとして、露出している前記第2の薄膜を
選択的に除去する第5の工程とを有し、前記基板上に、
積層された前記第2及び第3の薄膜又は前記第2の薄膜
と前記第1の薄膜とに挟まれ、前記第2の薄膜の膜厚の
幅をもつ溝を形成することを特徴とする微細加工方法に
よって達成される。
【0012】また、上記課題は、基板上に、第1の薄膜
を堆積する第1の工程と、前記第1の薄膜に、第2の薄
膜を堆積する第2の工程と、前記第2の薄膜の一部を除
去して、所定の幅の第1の溝を形成する第3の工程と、
前記第2の薄膜の表面上及び側壁上並びに前記第1の溝
内に露出した前記第1の薄膜上に、第3の薄膜を堆積す
ると共に、前記第3の薄膜上に第2の溝を残存させる第
4の工程と、前記第3の薄膜上の前記第2の溝内に、第
4の薄膜を形成する第5の工程と、前記第2の溝内の前
記第4の薄膜をマスクとして、露出している前記第3の
薄膜を選択的に除去する第6の工程と、前記第3の薄膜
の除去により露出した前記第2の薄膜及び前記第4の薄
膜又は前記第3の薄膜をマスクとして、露出している前
記第1の薄膜を選択的に除去する第7の工程とを有し、
前記基板上に、積層された前記第1、第3及び第4の薄
膜、積層された前記第1及び第3の薄膜又は前記第1の
薄膜と、積層された前記第1及び第2の薄膜又は前記第
1の薄膜とに挟まれ、前記第3の薄膜の膜厚の幅をもつ
溝を形成するを有することを特徴とする微細加工方法に
よって達成される。
【0013】また、上記課題は、上記の微細加工方法に
おいて、前記基板上に、前記第2及び第3の薄膜又は前
記第2の薄膜と前記第1の薄膜とに挟まれた溝を形成し
た後に、前記第3又は第2の薄膜と前記第1の薄膜とを
マスクとして、前記溝内に露出している前記基板を選択
的に除去する工程を有し、前記基板表面に、前記第2の
薄膜の膜厚の幅をもつトレンチを形成することを特徴と
する微細加工方法によって達成される。
【0014】また、上記の微細加工方法において、前記
基板上に、前記第1、第3及び第4の薄膜、前記第1及
び第3の薄膜又は前記第1の薄膜と、前記第1及び第2
の薄膜又は前記第1の薄膜とに挟まれた溝を形成した後
に、前記第4、第3又は第1の薄膜と前記第2又は第1
の薄膜とをマスクとして、前記溝内に露出している前記
基板を選択的に除去する工程を有し、前記基板表面に、
前記第3の薄膜の膜厚の幅をもつトレンチを形成するこ
とを特徴とする微細加工方法によって達成される。
【0015】
【作用】本発明によれば、ある薄膜にリソグラフィ技術
で開口した所定の幅の第1の溝の側壁上に、所定の膜厚
の薄膜を堆積し、この薄膜の膜厚の分だけその幅が縮小
した第2の溝内にマスク用の薄膜を形成し、このマスク
用の薄膜をマスクとしてその下の薄膜を選択的に除去す
ることにより、第1の溝の幅から前記第2の薄膜の膜厚
の2倍を減じた幅をもつ島状の薄膜を形成することがで
きる。
【0016】これにより、光リソグラフィの解像度以下
の幅をもつ島状の薄膜パターンを形成する微細加工方法
が可能となる。しかも、第1の溝の側壁上に堆積する薄
膜の膜厚は高精度に制御することが可能であるため、光
リソグラフィ技術を用いて形成したパターンを均一なシ
フト量で縮小した微細パターンを高精度に形成すること
ができる。
【0017】また、こうして形成した島状の薄膜パター
ンをマスクとして、基板を選択的に除去することによ
り、この島状の薄膜パターンと同一パターンの凸部を基
板表面に形成することができる。これにより、光リソグ
ラフィの解像度以下の幅をもつ基板表面の凸部パターン
を形成する微細加工方法が可能となる。更に、ある薄膜
にリソグラフィ技術で開口した所定の幅の第1の溝の側
壁上に、所定の膜厚の薄膜を堆積し、この薄膜の膜厚の
分だけその幅が縮小した第2の溝内にマスク用の薄膜を
形成し、このマスク用の薄膜をマスクとして第1の溝の
側壁上に堆積した薄膜を選択的に除去することにより、
マスク用の薄膜の下の薄膜と第1の溝を開口した薄膜と
に挟まれ、第1の溝の側壁上に堆積する薄膜の膜厚と同
じ幅をもつ溝を形成することができる。
【0018】これにより、光リソグラフィの解像度以下
の極めて微細な幅をもつ溝を基板上に形成する微細加工
方法が可能となる。しかも、この溝の幅は、第1の溝の
側壁上に堆積する薄膜の膜厚に等しいため、高精度に制
御することが可能である。また、こうして形成した基板
上の溝を介して、基板を選択的に除去することにより、
この基板上の溝と同一パターンのトレンチを基板表面に
形成することができる。これにより、第1の溝の側壁上
に堆積する薄膜の膜厚に規定される所定の幅をもつ基板
表面のトレンチを高精度に形成する微細加工方法が可能
となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて具
体的に説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施例
による微細加工方法を説明するための工程断面模式図で
ある。この第1の実施例は、シリコン基板上に薄膜から
なる微細な幅の島を形成するものである。
【0020】例えばシリコン基板10上に、熱CVD
(Chemical Vapor Deposition )法を用いて、膜厚0.
1μmのCVD酸化膜(Si02 )12を堆積する。こ
のときの熱CVDの条件は、反応ガスとしてSiH
4 (シラン)及びN2 O(亜酸化窒素)を用い、成長温
度を800℃とする(図1(a)参照)。次いで、この
CVD酸化膜12上に、フォトレジスト14を塗布する
(図1(b)参照)。続いて、このフォトレジスト14
をリソグラフィ技術を用いて所定の形状にパターンニン
グした後、そのパターンニングしたフォトレジスト14
をマスクとして、CVD酸化膜12の一部をエッチング
除去し、0.36μmの幅と所定の長さをもつ溝16を
形成する(図1(c)参照)。
【0021】次いで、全面に、LPCVD(Low Pressu
re-CVD)法を用いて、膜厚0.08μmのシリコン窒化
膜(Si3 4 )18を堆積する。このときのLPCV
Dの条件は、反応ガスとしてSi2 6 (ジシラン)及
びNH3 (アンモニア)を用い、成長温度を625℃と
する。これにより、CVD酸化膜12表面上及び溝16
内に露出したシリコン基板10上のみならず、溝16内
のCVD酸化膜12側壁上にも膜厚0.08μmのシリ
コン窒化膜18が形成される。
【0022】このとき、CVD酸化膜12表面上及びシ
リコン基板10上に形成されるシリコン窒化膜18の膜
厚分布は±1%であるのに対し、溝16内のCVD酸化
膜12側壁上に形成されるシリコン窒化膜18の膜厚分
布も±1%であり、両者には殆ど差がない。従って、幅
0.36μmの溝16は、シリコン窒化膜18上に幅
0.20μmの溝16aとして残存する(図1(d)参
照)。
【0023】次いで、全面に、膜厚0.1μmのCVD
酸化膜20を堆積した後、このCVD酸化膜20を研磨
する。このとき、シリコン窒化膜18をCVD酸化膜2
0研磨のストッパー層とすることにより、シリコン窒化
膜18上の溝16a内にのみCVD酸化膜20を残存さ
せることができる(図2(e)参照)。次いで、この溝
16a内に埋め込まれたCVD酸化膜20をマスクとし
て、RIE(Reactive Ion Etching)法を用いて、露出
しているシリコン窒化膜18を選択的にエッチング除去
する。このときのRIEには、エッチングガスとして例
えばCHF4 とO2 との混合ガスを用いる。これによ
り、CVD酸化膜20下のシリコン窒化膜18aのみを
残存させる(図2(f)参照)。
【0024】次いで、RIE法を用いて、シリコン基板
10上に残っているCVD酸化膜12と溝の中に埋め込
まれたCVD酸化膜20を選択的にエッチング除去す
る。このときのRIEには、エッチングガスとして例え
ばCHF4 とCHF3 との混合ガスを用いる。こうし
て、シリコン基板10上に、幅0.20μmの島状のシ
リコン窒化膜18aを形成する(図2(g)参照)。
【0025】このように第1の実施例によれば、光リソ
グラフィ技術を用いて形成した幅0.36μmの溝16
の側壁に膜厚0.08μmのシリコン窒化膜18を形成
して、幅0.20μmの溝16aに縮小することによ
り、光リソグラフィの解像度以下の幅0.20μmをも
つシリコン窒化膜18aからなる島状パターンを形成す
ることができる。
【0026】しかも、溝16の側壁に形成するシリコン
窒化膜18の膜厚は、ばらつきが少なく且つ高精度に制
御することが可能であるため、溝16から溝16aへも
均一なシフト量で縮小することができ、従って最終的に
形成される島状のシリコン窒化膜18aの幅も高精度に
制御することができる。尚、上記第1の実施例において
は、CVD酸化膜12とCVD酸化膜20とが同一の材
料であるが、例えばCVD酸化膜20の材料をCVD酸
化膜12のエッチング特性と異なる材質のものに変更す
ることにより、CVD酸化膜20に相当する異なる材質
の薄膜をマスクとして、シリコン窒化膜18及びCVD
酸化膜12を連続的にエッチング除去することができ
る。
【0027】この変形例の場合、その後にCVD酸化膜
20を選択的にエッチング除去し、上記図2(g)に示
すように、島状のシリコン窒化膜18aを形成してもよ
いし、或いはCVD酸化膜20を残存させたままで、積
層されたシリコン窒化膜18a及びCVD酸化膜20か
らなる島状パターンを所望のものとしてもよい。また、
上記第1の実施例においては、各薄膜の組み合わせとし
て最も一般的なものとしてシリコン酸化膜とシリコン窒
化膜を用いているが、これらに限定される必要はなく、
異なるエッチング特性をもつ種々の材質の薄膜を用いる
ことが可能であることは言うまでもない。このことは、
以下に説明する各実施例の場合も同様である。
【0028】但し、溝16の側壁上に堆積する薄膜は、
その膜厚によって溝16aへ縮小し、最終的な島状パタ
ーンの幅を決定するものであるため、堆積した膜厚にば
らつきが少なく且つ高精度に制御することが可能である
ことが要求される。そしてこの薄膜にシリコン窒化膜1
8を用いる場合の膜厚分布については既に述べたが、他
の薄膜を用いた場合を例示すると、例えばシリコン酸化
膜を用いた場合、本発明者の実験によれば、平坦部にお
ける膜厚分布は±2%であるのに対し、溝16側壁上に
おける膜厚分布は−1%乃至−5%であった。また、多
結晶シリコン膜を用いた場合、平坦部における膜厚分布
は±2%であるのに対し、溝16側壁上における膜厚分
布は−0%乃至+4%であった。
【0029】次に、本発明の第2の実施例による微細加
工方法を、図3及び図4の工程断面模式図を用いて説明
する。尚、上記図1及び図2に示す半導体装置と同じ構
成要素には同一の符号を付して説明を省略する。この第
2の実施例も、シリコン基板上に微細な島状の薄膜を形
成するものであるが、上記第1の実施例におけるシリコ
ン基板10とCVD酸化膜12との間に熱酸化膜を形成
する点に特徴がある。
【0030】即ち、シリコン基板10上に熱酸化膜22
を形成した後、この熱酸化膜22上に、上記第1の実施
例の図1(a)に示す場合と同様に、CVD酸化膜12
を堆積する(図3(a)参照)。次いで、上記第1の実
施例の図1(b)〜図2(f)に示す場合とほぼ同様に
して、CVD酸化膜12上にフォトレジスト14を塗布
し(図3(b)参照)、このフォトレジスト14を所定
の形状にパターンニングした後、そのパターンニングし
たフォトレジスト14をマスクとしてCVD酸化膜12
の一部をエッチング除去して、幅0.36μmの溝16
を形成する(図3(c)参照)。
【0031】続いて、全面に、膜厚0.08μmのシリ
コン窒化膜18を堆積し、このシリコン窒化膜18上に
幅0.20μmの溝16aを残存させた後(図3(d)
参照)、このシリコン窒化膜18上の溝16a内にのみ
CVD酸化膜20を埋め込む(図4(e)参照)。続い
て、この溝16a内のCVD酸化膜20をマスクとし
て、シリコン窒化膜18を選択的にエッチング除去し、
CVD酸化膜20下のシリコン窒化膜18aのみを残存
させる(図4(f)参照)。
【0032】次いで、CVD酸化膜20及びCVD酸化
膜12を選択的にエッチング除去すると、CVD酸化膜
20が除去されてその下のシリコン窒化膜18aが露出
する。更にエッチングを続けると、このシリコン窒化膜
18aがマスクとなって熱酸化膜22も選択的にエッチ
ング除去され、積層されたシリコン窒化膜18a及び熱
酸化膜22aが島状に形成される(図4(g)参照)。
【0033】次いで、シリコン窒化膜18aを選択的に
エッチング除去する。こうしてシリコン基板10上に、
幅0.20μmの島状の熱酸化膜22aを形成する(図
4(h)参照)。このように第2の実施例によれば、上
記第1の実施例と同様に、光リソグラフィの解像度以下
の幅0.20μmをもつ熱酸化膜22aからなる島状パ
ターンを形成することができる。
【0034】尚、上記第2の実施例において、CVD酸
化膜20の材料をCVD酸化膜12のエッチング特性と
異なる材質のものに変更すると、このCVD酸化膜20
に相当する異なる材質の薄膜をマスクとして、シリコン
窒化膜18及びCVD酸化膜12を連続的にエッチング
除去することができる。この変形例の場合、その後に、
CVD酸化膜20に相当する異なる材質の薄膜及びシリ
コン窒化膜18aを順にエッチング除去するか、或いは
そのまま残存させるかにより、1層の熱酸化膜22a、
2層構造の熱酸化膜22a及びシリコン窒化膜18a、
又は3層構造の熱酸化膜22a、シリコン窒化膜18a
及びCVD酸化膜20に相当する異なる材質の薄膜から
なる島状パターンが形成されるため、それぞれ所望の構
造を選択すればよい。
【0035】次に、本発明の第3の実施例による微細加
工方法を、図5及び図6の工程断面模式図を用いて説明
する。尚、上記図3及び図4に示す半導体装置と同じ構
成要素には同一の符号を付して説明を省略する。この第
3の実施例は、上記第2の実施例における熱酸化膜22
の代わりに、積層された熱酸化膜及び多結晶シリコン層
を用いるものである。
【0036】即ち、シリコン基板10上に熱酸化膜22
を形成した後、この熱酸化膜22上に、LPCVD法を
用いて、多結晶シリコン層24を堆積する。このときの
LPCVDの条件は、反応ガスとしてSiH4 を用い、
成長温度を520℃とする。続いて、上記第2の実施例
の図3(a)に示す場合と同様に、CVD酸化膜12を
堆積する(図5(a)参照)。
【0037】次いで、上記第2の実施例の図3(b)〜
図4(f)に示す場合とほぼ同様にして、CVD酸化膜
12上にフォトレジスト14を塗布し(図5(b)参
照)、このフォトレジスト14を所定の形状にパターン
ニングした後、そのパターンニングしたフォトレジスト
14をマスクとしてCVD酸化膜12の一部をエッチン
グ除去して、幅0.36μmの溝16を形成する(図5
(c)参照)。
【0038】続いて、全面に膜厚0.08μmのシリコ
ン窒化膜18を堆積し、このシリコン窒化膜18上に幅
0.20μmの溝16aを残存させた後(図5(d)参
照)、このシリコン窒化膜18上の溝16a内にのみC
VD酸化膜20を埋め込む(図6(e)参照)。続い
て、この溝16a内のCVD酸化膜20をマスクとし
て、シリコン窒化膜18を選択的にエッチング除去し、
CVD酸化膜20下のシリコン窒化膜18のみを残存さ
せる(図6(f)参照)。
【0039】次いで、CVD酸化膜12及びCVD酸化
膜20を選択的にエッチング除去して、多結晶シリコン
層24上に、幅0.20μmの島状のシリコン窒化膜1
8aを形成する(図6(g)参照)。次いで、このシリ
コン窒化膜18aをマスクとして、多結晶シリコン層2
4及び熱酸化膜22を選択的にエッチング除去した後、
シリコン窒化膜18aを選択的にエッチング除去する。
こうして、シリコン基板10上に、幅0.20μmの島
状の積層された熱酸化膜22a及び多結晶シリコン層2
4aを形成する(図6(g)参照)。
【0040】このように第3の実施例によれば、上記第
1の実施例と同様に、光リソグラフィの解像度以下の幅
0.20μmの島状の熱酸化膜22a及び多結晶シリコ
ン層24aを形成することができる。尚、上記第3の実
施例において、上記図6(g)〜(h)に示す工程で、
シリコン窒化膜18aをマスクとして多結晶シリコン層
24及び熱酸化膜22を連続的にエッチング除去する代
わりに、多結晶シリコン層24のみをエッチング除去し
熱酸化膜22を残存させてもよい。こうして形成される
構造は、熱酸化膜22aをゲート酸化膜とし、多結晶シ
リコン層24aをゲート電極とすると、MOS(Metal
Oxide Semiconductor )電界効果トランジスタのゲート
構造に他ならない。従って、この第3の実施例を応用す
ることにより、シリコン基板10上に、熱酸化膜22a
からなるゲート酸化膜を介して、幅0.20μmの多結
晶シリコン層24aからなるゲート電極を形成すること
ができ、従ってMOS電界効果トランジスタの微細化を
実現することができる。更に、熱酸化膜22aを他の材
質の絶縁膜に変更することにより、MOS電界効果トラ
ンジスタに限定されず、広くMIS(Metal Insulator
Semiconductor )電界効果トランジスタの微細化にもこ
の第3の実施例を応用することができる。
【0041】また、このとき、シリコン窒化膜18を多
結晶シリコン層に変更し、CVD酸化膜12とCVD酸
化膜20とをエッチング特性と異なる材質のものに変更
すると、上記図6(f)に示す工程で、CVD酸化膜2
0に相当する薄膜をマスクとして、CVD酸化膜12に
相当する薄膜、シリコン窒化膜18に相当する多結晶シ
リコン層及び多結晶シリコン層24をエッチング除去す
ることにより、シリコン窒化膜18aに相当する多結晶
シリコン層及び多結晶シリコン層24aからなるゲート
電極を形成することができ、ゲートの積み上げが可能と
なる。
【0042】また、上記第3の実施例は、上記第2の実
施例における熱酸化膜22の代わりに、熱酸化膜22及
び多結晶シリコン層24の2層膜を用いるものである
が、更に3層以上の多層膜であってもよい。次に、本発
明の第4の実施例による微細加工方法を、図7及び図8
の工程断面模式図を用いて説明する。尚、上記図3及び
図4に示す半導体装置と同じ構成要素には同一の符号を
付して説明を省略する。
【0043】この第4の実施例は、上記第2の実施例に
おけるCVD酸化膜12の材質をシリコン窒化膜に変更
し、シリコン窒化膜18と同一の材料にするものであ
る。即ち、シリコン基板10上に熱酸化膜22を形成し
た後、この熱酸化膜22上に、シリコン窒化膜26を堆
積する(図7(a)参照)。次いで、上記第2の実施例
の図3(a)〜図4(e)に示す場合とほぼ同様にし
て、シリコン窒化膜26上にフォトレジスト14を塗布
し(図7(b)参照)、このフォトレジスト14を所定
の形状にパターンニングした後、そのパターンニングし
たフォトレジスト14をマスクとしてシリコン窒化膜2
6の一部をエッチング除去して、幅0.36μmの溝1
6を形成する(図7(c)参照)。
【0044】続いて、全面に膜厚0.08μmのシリコ
ン窒化膜18を堆積し、このシリコン窒化膜18上に幅
0.20μmの溝16aを残存させた後(図7(d)参
照)、このシリコン窒化膜18上の溝16a内にのみC
VD酸化膜20を埋め込む(図8(e)参照)。次い
で、この溝16a内のCVD酸化膜20をマスクとし
て、シリコン窒化膜18及びシリコン窒化膜26を連続
的に選択エッチング除去し、CVD酸化膜20下のシリ
コン窒化膜18aのみを残存させる(図8(f)参
照)。
【0045】次いで、CVD酸化膜20及び熱酸化膜2
2を選択的にエッチング除去するが、このとき、シリコ
ン窒化膜18aが熱酸化膜22に対するマスクとなるた
め、シリコン基板10上に、幅0.20μmの島状の熱
酸化膜22aが形成される(図8(g)参照)。次い
で、シリコン窒化膜18aを選択的にエッチング除去す
る。こうしてシリコン基板10上に、幅0.20μmの
島状の熱酸化膜22aを形成する(図8(h)参照)。
【0046】このように第4の実施例によれば、上記第
2の実施例におけるCVD酸化膜12をシリコン窒化膜
26に変更してシリコン窒化膜18と同質の材料とする
ことにより、上記図8(e)〜(f)に示す工程で、C
VD酸化膜20をマスクとしてシリコン窒化膜18及び
シリコン窒化膜26を連続的にエッチング除去すること
ができ、上記第2の実施例と同様な幅0.20μmの島
状の熱酸化膜22aを形成することができる。
【0047】尚、上記第4の実施例においては、上記第
2の実施例におけるCVD酸化膜12をシリコン窒化膜
18と同質のシリコン窒化膜26に変更する場合である
が、上記第1の実施例におけるCVD酸化膜12をシリ
コン窒化膜18と同質のシリコン窒化膜に変更する場合
についても同様である。次に、本発明の第5の実施例に
よる微細加工方法を、図9の工程断面模式図を用いて説
明する。尚、上記図1及び図2に示す半導体装置と同じ
構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】この第5の実施例は、上記第1の実施例に
おいてシリコン基板10上に形成した島状のシリコン窒
化膜18aを用いて、下地のシリコン基板10を微細加
工し、微細な幅の凸部パターンを形成するものである。
即ち、上記第1の実施例の図1(a)〜図2(g)に示
す場合と全く同様にして、シリコン基板10上に、幅
0.20μmの島状のシリコン窒化膜18aを形成する
(図1(a)参照)。
【0049】次いで、このシリコン窒化膜18aをマス
クとして、シリコン基板10を所定の深さまで選択的に
エッチングした後、シリコン窒化膜18aをエッチング
除去する。こうして、シリコン基板10表面に、幅0.
20μmの凸部10aを形成する(図1(b)参照)。
このように第5の実施例によれば、上記第1の実施例を
利用して、シリコン基板10表面に、光リソグラフィの
解像度以下の幅0.20μmの凸部10aをパターニン
グすることができる。
【0050】次に、本発明の第6の実施例による微細加
工方法を、図10の工程断面模式図を用いて説明する。
尚、上記図3及び図4に示す半導体装置と同じ構成要素
には同一の符号を付して説明を省略する。この第6の実
施例は、上記第2の実施例においてシリコン基板10上
に形成した島状の熱酸化膜22aを用いて、下地のシリ
コン基板10を微細加工し、微細な幅の凸部パターンを
形成するものである。
【0051】即ち、上記第2の実施例の図3(a)〜図
4(g)に示す場合と全く同様にして、シリコン基板1
0上に、幅0.20μmの島状のシリコン窒化膜18a
及び熱酸化膜22aを形成する(図1(a)参照)。次
いで、このシリコン窒化膜18a及び熱酸化膜22aを
マスクとして、シリコン基板10を所定の深さまで選択
的にエッチングした後、シリコン窒化膜18a及び熱酸
化膜22aをエッチング除去する。こうして、シリコン
基板10表面に、幅0.20μmのするの凸部10aを
形成する(図1(b)参照)。
【0052】このように第6の実施例によれば、上記第
2の実施例を利用して、シリコン基板10表面に、光リ
ソグラフィの解像度以下の幅0.20μmの凸部10a
を形成することができる。尚、上記第6の実施例におい
ては、シリコン基板10をエッチングするマスクとし
て、上記第2の実施例の図4(g)に示す積層されたシ
リコン窒化膜18a及び熱酸化膜22aを用いたが、そ
の代わりに上記第2の実施例の図4(g)に示す熱酸化
膜22aをマスクとして用いてもよい。
【0053】次に、本発明の第7の実施例による微細加
工方法を、図11及び図12の工程断面模式図を用いて
説明する。尚、上記図1及び図2に示す半導体装置と同
じ構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。こ
の第7の実施例は、シリコン基板上に微細な幅の行き止
まりのない溝を形成するものである。
【0054】上記第1の実施例の図1(a)〜図2
(e)に示す場合とほぼ同様にして、シリコン基板10
上に、CVD酸化膜12を堆積し(図11(a)参
照)、このCVD酸化膜12上にフォトレジスト14を
塗布し(図11(b)参照)、更にこのフォトレジスト
14を所定の形状にパターンニングした後、そのパター
ンニングしたフォトレジスト14をマスクとしてCVD
酸化膜12の一部をエッチング除去して、所定の幅をも
つ行き止まりのない溝28を形成する(図11(c)参
照)。
【0055】続いて、全面に、膜厚0.08μmのシリ
コン窒化膜18を堆積し、このシリコン窒化膜18上に
所定の幅の溝28aを残存させた後(図12(d)参
照)、このシリコン窒化膜18上の溝16a内にのみC
VD酸化膜20を埋め込む(図12(e)参照)。次い
で、この溝16a内に埋め込まれたCVD酸化膜20を
マスクとして、CHF4 とO2 との混合ガスをエッチン
グガスとするRIE法を用いて、露出しているシリコン
窒化膜18を選択的にエッチング除去する。
【0056】これにより、CVD酸化膜20下のシリコ
ン窒化膜18aのみを残存させると共に、積層されたシ
リコン窒化膜18a及びCVD酸化膜20とCVD酸化
膜12とに挟まれた2本の溝30a、30bを開口す
る。こうして、シリコン基板10上に、幅0.08μm
の平行な行き止まりのない2本の溝30a、30bを所
定の間隔をおいて形成する(図12(f)参照)。
【0057】このように第7の実施例によれば、シリコ
ン基板10上に、シリコン窒化膜18a及びCVD酸化
膜20とCVD酸化膜12とに挟まれ、光リソグラフィ
の解像度以下の極めて微細な幅0.08μmをもつ行き
止まりのない2本の溝30a、30bを形成することが
できる。しかも、これらの溝30a、30bの幅は、溝
28の側壁に形成するシリコン窒化膜18の膜厚に等し
いため、ばらつきが少なく且つ高精度に制御することが
可能である。また、2本の溝30a、30b間の外側の
距離はリソグラフィ技術を用いて形成した溝28の幅と
等しくなるため、溝28の幅を制御することによって溝
30a、30bの間隔を自由に制御することが可能であ
る。
【0058】尚、上記第7の実施例においては、平行な
行き止まりのない2本の溝30a、30bを形成する
が、この溝の描くパターンは平行な2本の直線に限定さ
れることはない。次に、本発明の第8の実施例による微
細加工方法を、図13及び図14の工程断面模式図を用
いて説明する。尚、上記図3及び図4に示す半導体装置
と同じ構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0059】この第8の実施例は、シリコン基板上に長
方形のパターンを描く微細な幅の溝を形成するものであ
る。シリコン基板10上に、LPCVD法を用いて、シ
リコン窒化膜32を堆積した後、上記第2の実施例の図
3(a)に示す場合と同様にして、このシリコン窒化膜
32上にCVD酸化膜12を堆積する(図13(a)参
照)。
【0060】次いで、上記第2の実施例の図3(b)〜
図4(e)に示す場合とほぼ同様にして、CVD酸化膜
12上にフォトレジスト14を塗布し(図13(b)参
照)、更にこのフォトレジスト14を所定の形状にパタ
ーンニングした後、そのパターンニングしたフォトレジ
スト14をマスクとしてCVD酸化膜12の一部をエッ
チング除去して、所定の幅と所定の長さをもつ長方形の
溝34を形成する(図13(c)参照)。
【0061】続いて、全面に、所定の膜厚のシリコン窒
化膜18を堆積し、このシリコン窒化膜18上に所定の
幅、所定の長さの溝34aを残存させた後(図13
(d)参照)、このシリコン窒化膜18上の溝34a内
にのみCVD酸化膜20を埋め込む(図14(e)参
照)。次いで、溝34a内のCVD酸化膜20をマスク
として、シリコン窒化膜18を選択的にエッチング除去
すると、シリコン窒化膜18に覆われていたCVD酸化
膜12が露出する。更に、CVD酸化膜20及びCVD
酸化膜12をマスクとしてエッチングを続けると、シリ
コン窒化膜32も選択的にエッチング除去され、シリコ
ン基板10が露出する。これにより、CVD酸化膜20
下にシリコン窒化膜18a及びシリコン窒化膜32aを
残存させると共に、CVD酸化膜12下にもシリコン窒
化膜32を残存させる。そして積層されたシリコン窒化
膜32a、シリコン窒化膜18a及びCVD酸化膜20
の周囲を囲む溝36を開口する(図14(f)参照)。
【0062】次いで、CVD酸化膜12及びCVD酸化
膜20を選択的にエッチング除去する。こうして、シリ
コン基板10上に、積層されたシリコン窒化膜32a及
びシリコン窒化膜18aとシリコン窒化膜32とに挟ま
れた所定の幅の溝36を、積層されたシリコン窒化膜3
2a及びシリコン窒化膜18aの周囲を囲む長方形のパ
ターンに形成する(図14(g)参照)。
【0063】このように第8の実施例によれば、シリコ
ン基板10上に、積層されたシリコン窒化膜32a及び
シリコン窒化膜18aとシリコン窒化膜32とに挟まれ
た所定の幅の溝36を長方形のパターンに形成すること
ができる。そしてこの溝36の幅はシリコン窒化膜18
の膜厚に規定され、高精度に制御することが可能であ
る。
【0064】尚、上記第8の実施例においては、長方形
のパターンを描く溝36を形成するが、これに限定され
ず、例えばリソグラフィ技術により形成する溝34の形
状に応じて種々のパターンを描く溝を形成することが可
能である。次に、本発明の第9の実施例による微細加工
方法を、図15の工程断面模式図を用いて説明する。
尚、上記図11及び図12に示す半導体装置と同じ構成
要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0065】この第9の実施例は、上記第7の実施例に
おいてシリコン基板10上に形成した溝30a、30b
を用いて、下地のシリコン基板10を微細加工し、トレ
ンチを形成するものである。即ち、上記第7の実施例の
図11(a)〜図12(f)に示す場合と全く同様にし
て、シリコン基板10上に、シリコン窒化膜18a及び
CVD酸化膜20とCVD酸化膜12とに挟まれ、幅
0.08μmをもつ行き止まりのない2本の溝30a、
30bを開口する(図15(a)参照)。
【0066】次いで、シリコン窒化膜18a及びCVD
酸化膜20とCVD酸化膜12とをそれぞれマスクとし
て、溝30a、30b内に露出しているシリコン基板1
0を所定の深さまで選択的にエッチングし、トレンチ3
8a、38bを形成する(図15(b)参照)。次い
で、CVD酸化膜20、シリコン窒化膜18a及びCV
D酸化膜12をエッチング除去する。こうして、シリコ
ン基板10表面に、幅0.08μmをもつ行き止まりの
ない2本のトレンチ38a、38bを形成する(図15
(c)参照)。
【0067】このように第9の実施例によれば、上記第
7の実施例を利用して、シリコン基板10表面に、光リ
ソグラフィの解像度以下の幅0.20μmの2本のトレ
ンチ38a、38bを形成することができる。しかも、
これらのトレンチ38a、38bの幅は、溝30a、3
0bの場合と同様に、シリコン窒化膜18の膜厚に等し
いため、ばらつきが少なく且つ高精度に制御することが
可能である。また、2本のトレンチ38a、38bの間
隔も自由に制御することが可能である。
【0068】次に、本発明の第10の実施例による微細
加工方法を、図16の工程断面模式図を用いて説明す
る。尚、上記図13及び図14に示す半導体装置と同じ
構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。この
第10の実施例は、上記第8の実施例においてシリコン
基板10上に形成した溝36を用いて、下地のシリコン
基板10を微細加工し、トレンチを形成するものであ
る。
【0069】即ち、上記第8の実施例の図13(a)〜
図14(g)に示す場合と全く同様にして、シリコン基
板10上に、シリコン窒化膜18a及びシリコン窒化膜
32aとシリコン窒化膜32とに挟まれた所定の幅の溝
36を長方形のパターンに開口する(図16(a)参
照)。次いで、シリコン窒化膜18a及びシリコン窒化
膜32aとシリコン窒化膜32とをそれぞれマスクとし
て、溝36内に露出しているシリコン基板10を所定の
深さまで選択的にエッチングし、トレンチ40を形成す
る(図16(b)参照)。
【0070】次いで、シリコン窒化膜18a、シリコン
窒化膜32a及びシリコン窒化膜32をエッチング除去
する。こうして、シリコン基板10表面に、長方形のパ
ターンを描く所定の幅のトレンチ40を形成する(図1
6(c)参照)。このように第10の実施例によれば、
上記第8の実施例を利用して、シリコン基板10表面
に、所定の幅のトレンチ40を長方形のパターンに形成
することができる。また、このトレンチ40の幅は、上
記第9の実施例のトレンチ38a、38bの場合と同様
に、ばらつきが少なく且つ高精度に制御することが可能
である。
【0071】ところで、この構造は、半導体装置の製造
方法において、素子分離を行うトレンチ・アイソレーシ
ョン構造に他ならない。従って、この第10の実施例を
応用して素子分離用のトレンチを高精度に形成すること
により、素子分離領域の減少等を実現し、素子の高密度
化等に寄与することが可能となる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ある薄膜
にリソグラフィ技術で開口した所定の幅の第1の溝の側
壁上に、所定の膜厚の薄膜を堆積し、この薄膜の膜厚の
分だけその幅が縮小した第2の溝内にマスク用の薄膜を
形成し、このマスク用の薄膜をマスクとしてその下の薄
膜を選択的に除去することにより、第1の溝の幅から前
記第2の薄膜の膜厚の2倍を減じた幅をもつ島状の薄膜
を形成することができるため、光リソグラフィの解像度
以下の幅をもつ島状の薄膜パターンを高精度に形成する
微細加工方法が可能となる。
【0073】また、このようにして形成した島状の薄膜
パターンをマスクとして、基板を選択的に除去すること
により、この島状の薄膜パターンと同一パターンの凸部
を基板表面に形成することができるため、光リソグラフ
ィの解像度以下の幅をもつ凸部パターンを形成する微細
加工方法が可能となる。更に、ある薄膜にリソグラフィ
技術で開口した所定の幅の第1の溝の側壁上に、所定の
膜厚の薄膜を堆積し、この薄膜の膜厚の分だけその幅が
縮小した第2の溝内にマスク用の薄膜を形成し、このマ
スク用の薄膜をマスクとして第1の溝の側壁上に堆積し
た薄膜を選択的に除去することにより、マスク用の薄膜
の下の薄膜と第1の溝を開口した薄膜とに挟まれ、第1
の溝の側壁上に堆積する薄膜の膜厚と同じ幅をもつ溝を
形成することができるため、光リソグラフィの解像度以
下の極めて微細な幅をもつ溝を基板上に高精度に形成す
る微細加工方法が可能となる。
【0074】また、このようにして形成した基板上の溝
を介して、基板を選択的に除去することにより、この溝
と同一パターンのトレンチを基板表面に形成することが
できるため、第1の溝の側壁上に堆積する薄膜の膜厚に
規定される所定の幅をもつ基板表面のトレンチを高精度
に形成する微細加工方法が可能となる。このような光リ
ソグラフィ技術の解像度以下の高精度の微細加工方法に
より、半導体集積回路の微細化を実現することができ、
従って半導体集積回路の性能向上に大きく寄与すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による微細加工方法を説
明するための工程断面模式図(その1)である。
【図2】本発明の第1の実施例による微細加工方法を説
明するための工程断面模式図(その2)である。
【図3】本発明の第2の実施例による微細加工方法を説
明するための工程断面模式図(その1)である。
【図4】本発明の第2の実施例による微細加工方法を説
明するための工程断面模式図(その2)である。
【図5】本発明の第3の実施例による微細加工方法を説
明するための工程断面模式図(その1)である。
【図6】本発明の第3の実施例による微細加工方法を説
明するための工程断面模式図(その2)である。
【図7】本発明の第4の実施例による微細加工方法を説
明するための工程断面模式図(その1)である。
【図8】本発明の第4の実施例による微細加工方法を説
明するための工程断面模式図(その2)である。
【図9】本発明の第5の実施例による微細加工方法を説
明するための工程断面模式図である。
【図10】本発明の第6の実施例による微細加工方法を
説明するための工程断面模式図である。
【図11】本発明の第7の実施例による微細加工方法を
説明するための工程断面模式図(その1)である。
【図12】本発明の第7の実施例による微細加工方法を
説明するための工程断面模式図(その2)である。
【図13】本発明の第8の実施例による微細加工方法を
説明するための工程断面模式図(その1)である。
【図14】本発明の第8の実施例による微細加工方法を
説明するための工程断面模式図(その2)である。
【図15】本発明の第9の実施例による微細加工方法を
説明するための工程断面模式図である。
【図16】本発明の第10の実施例による微細加工方法
を説明するための工程断面模式図である。
【図17】従来の微細加工方法を説明するための工程断
面模式図である。
【符号の説明】
10…シリコン基板 10a…凸部 12…CVD酸化膜 14…フォトレジスト 16、16a…溝 18、18a…シリコン窒化膜 20…CVD酸化膜 22、22a…熱酸化膜 24、24a…多結晶シリコン層 26…シリコン窒化膜 28、28a…溝 30a、30b…行き止まりのない溝 32…シリコン窒化膜 34、34a…溝 32a…シリコン窒化膜 36…長方形のパターンを描く溝 38a、38b…行き止まりのないトレンチ 40…長方形のパターンを描くトレンチ 50…基板 52、52a…薄膜 54、54a…フォトレジスト

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、第1の薄膜を堆積する第1の
    工程と、 前記第1の薄膜の一部を除去して、所定の幅の第1の溝
    を形成する第2の工程と、 前記第1の薄膜の表面上及び側壁上並びに前記第1の溝
    内に露出した前記基板上に、第2の薄膜を堆積すると共
    に、前記第2の薄膜上に第2の溝を残存させる第3の工
    程と、 前記第2の薄膜上の前記第2の溝内に、第3の薄膜を形
    成する第4の工程と、 前記第2の溝内の前記第3の薄膜をマスクとして、露出
    している前記第2の薄膜を選択的に除去する第5の工程
    と、 前記第2の薄膜の除去により露出した前記第1の薄膜を
    除去する第6の工程とを有し、 前記基板上に、前記第1の溝の幅から前記第2の薄膜の
    膜厚の2倍を減じた幅をもち、積層された前記第2及び
    第3の薄膜、又は前記第2の薄膜からなる島を形成する
    ことを特徴とする微細加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の微細加工方法におい
    て、 前記第4の工程が、全面に前記第3の薄膜を堆積した
    後、前記第2の薄膜を停止領域として前記第3の薄膜を
    研磨し、前記第2の薄膜上の前記第2の溝内にのみ前記
    第3の薄膜を残存させる工程であることを特徴とする微
    細加工方法。
  3. 【請求項3】 基板上に、第1の薄膜を堆積する第1の
    工程と、 前記第1の薄膜に、第2の薄膜を堆積する第2の工程
    と、 前記第2の薄膜の一部を除去して、所定の幅の第1の溝
    を形成する第3の工程と、 前記第2の薄膜の表面上及び側壁上並びに前記第1の溝
    内に露出した前記第1の薄膜上に、第3の薄膜を堆積す
    ると共に、前記第3の薄膜上に第2の溝を残存させる第
    4の工程と、 前記第3の薄膜上の前記第2の溝内に、第4の薄膜を形
    成する第5の工程と、 前記第2の溝内の前記第4の薄膜をマスクとして、露出
    している前記第3の薄膜を選択的に除去する第6の工程
    と、 前記第3の薄膜の除去により露出した前記第2の薄膜を
    除去する第7の工程と、 前記第4の薄膜をマスクとして、露出している前記第1
    の薄膜を選択的に除去する第8の工程とを有し、 前記基板上に、前記第1の溝の幅から前記第3の薄膜の
    膜厚の2倍を減じた幅をもち、積層された前記第1、第
    3及び第4の薄膜、積層された前記第1及び第3の薄
    膜、又は前記第1の薄膜からなる島を形成することを特
    徴とする微細加工方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の微細加工方法におい
    て、 前記第5の工程が、全面に前記第4の薄膜を堆積した
    後、前記第3の薄膜を停止領域として前記第4の薄膜を
    研磨し、前記第3の薄膜上の前記第2の溝内にのみ前記
    第4の薄膜を残存させる工程であることを特徴とする微
    細加工方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の微細加工方法に
    おいて、 前記第1の薄膜が、2以上の層からなる多層膜であり、 前記第8の工程が、第4の薄膜又は前記第3の薄膜をマ
    スクとして、露出している前記第1の薄膜のうちの所定
    の上方の層を選択的に除去し、前記第1の薄膜のうちの
    所定の下方の層を残存させる工程であり、 前記基板上に、前記第1の薄膜のうちの前記下方の層を
    介して、前記第1の溝の幅から前記第3の薄膜の膜厚の
    2倍を減じた幅をもち、前記第1の薄膜のうちの前記上
    方の層を含む島を形成することを特徴とする微細加工方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の微細加工方法に
    おいて、 前記基板上に、積層された前記第2及び第3の薄膜、又
    は前記第2の薄膜からなる島を形成した後に、 前記島をマスクとして、露出している前記基板を選択的
    に除去する工程を有し、 前記基板表面に、前記第1の溝の幅から前記第2の薄膜
    の膜厚の2倍を減じた幅をもつ凸部を形成することを特
    徴とする微細加工方法。
  7. 【請求項7】 請求項3又は4に記載の微細加工方法に
    おいて、 前記基板上に、積層された前記第1、第3及び第4の薄
    膜、積層された前記第1及び第3の薄膜、又は前記第1
    の薄膜からなる島を形成した後に、 前記島をマスクとして、露出している前記基板を選択的
    に除去する工程を有し、 前記基板表面に、前記第1の溝の幅から前記第3の薄膜
    の膜厚の2倍を減じた幅をもつ凸部を形成することを特
    徴とする微細加工方法。
  8. 【請求項8】 基板上に、第1の薄膜を堆積する第1の
    工程と、 前記第1の薄膜の一部を除去して、所定の幅の第1の溝
    を形成する第2の工程と、 前記第1の薄膜の表面上及び側壁上並びに前記第1の溝
    内に露出した前記基板上に、第2の薄膜を堆積すると共
    に、前記第2の薄膜上に第2の溝を残存させる第3の工
    程と、 前記第2の薄膜上の前記第2の溝内に、第3の薄膜を形
    成する第4の工程と、 前記第2の溝内の前記第3の薄膜をマスクとして、露出
    している前記第2の薄膜を選択的に除去する第5の工程
    とを有し、 前記基板上に、積層された前記第2及び第3の薄膜又は
    前記第2の薄膜と前記第1の薄膜とに挟まれ、前記第2
    の薄膜の膜厚の幅をもつ溝を形成することを特徴とする
    微細加工方法。
  9. 【請求項9】 基板上に、第1の薄膜を堆積する第1の
    工程と、 前記第1の薄膜に、第2の薄膜を堆積する第2の工程
    と、 前記第2の薄膜の一部を除去して、所定の幅の第1の溝
    を形成する第3の工程と、 前記第2の薄膜の表面上及び側壁上並びに前記第1の溝
    内に露出した前記第1の薄膜上に、第3の薄膜を堆積す
    ると共に、前記第3の薄膜上に第2の溝を残存させる第
    4の工程と、 前記第3の薄膜上の前記第2の溝内に、第4の薄膜を形
    成する第5の工程と、 前記第2の溝内の前記第4の薄膜をマスクとして、露出
    している前記第3の薄膜を選択的に除去する第6の工程
    と、 前記第3の薄膜の除去により露出した前記第2の薄膜及
    び前記第4の薄膜又は前記第3の薄膜をマスクとして、
    露出している前記第1の薄膜を選択的に除去する第7の
    工程とを有し、 前記基板上に、積層された前記第1、第3及び第4の薄
    膜、積層された前記第1及び第3の薄膜又は前記第1の
    薄膜と、積層された前記第1及び第2の薄膜又は前記第
    1の薄膜とに挟まれ、前記第3の薄膜の膜厚の幅をもつ
    溝を形成するを有することを特徴とする微細加工方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の微細加工方法におい
    て、 前記基板上に、前記第2及び第3の薄膜又は前記第2の
    薄膜と前記第1の薄膜とに挟まれた溝を形成した後に、 前記第3又は第2の薄膜と前記第1の薄膜とをマスクと
    して、前記溝内に露出している前記基板を選択的に除去
    する工程を有し、 前記基板表面に、前記第2の薄膜の膜厚の幅をもつトレ
    ンチを形成することを特徴とする微細加工方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の微細加工方法におい
    て、 前記基板上に、前記第1、第3及び第4の薄膜、前記第
    1及び第3の薄膜又は前記第1の薄膜と、前記第1及び
    第2の薄膜又は前記第1の薄膜とに挟まれた溝を形成し
    た後に、 前記第4、第3又は第1の薄膜と前記第2又は第1の薄
    膜とをマスクとして、前記溝内に露出している前記基板
    を選択的に除去する工程を有し、 前記基板表面に、前記第3の薄膜の膜厚の幅をもつトレ
    ンチを形成することを特徴とする微細加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102447058A (zh) * 2010-10-14 2012-05-09 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 相变存储器底部电极的制作方法
CN102468427A (zh) * 2010-11-01 2012-05-23 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 相变存储器的制作方法

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