JPH062754B2 - ベンゾチアゼピノン誘導体の製造方法 - Google Patents

ベンゾチアゼピノン誘導体の製造方法

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JPH062754B2
JPH062754B2 JP63328083A JP32808388A JPH062754B2 JP H062754 B2 JPH062754 B2 JP H062754B2 JP 63328083 A JP63328083 A JP 63328083A JP 32808388 A JP32808388 A JP 32808388A JP H062754 B2 JPH062754 B2 JP H062754B2
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    • C07C17/093Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
    • C07C17/10Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms
    • C07C17/12Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms in the ring of aromatic compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D281/00Heterocyclic compounds containing rings of more than six members having one nitrogen atom and one sulfur atom as the only ring hetero atoms
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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は置換されていることもあるベンゾチアゾールを
まず加水分解してo-アミノチオフェノールを得、つい
で、これをさらに、置換されていることもあるアクリル
酸と反応させることによる、置換されていることもある
ベンゾチアゾールよりベンゾチアゼピノン誘導体を製造
する方法に関するものである。
ベンゾチアゼピノン誘導体は、フリーデル‐クラフツ触
媒の存在下におけるアルキルベンゼンの核塩素化におい
て異性体比を調節するための、極めて好適な助触媒であ
る。
ベンゾチアゾールのアルカリ加水分解とそれに続く鉱酸
を用いる酸性化とによるo-アミノチオフェノールの製造
が、ある場合にはベンゾチアゾールを生成する逆反応に
入る副生成物を生成し、したがって、反応パラメーター
を注意深く維持しても不満足な収率が得られるのみであ
ることは、US 2,791,612に開示されている。したがっ
て、鉱酸を用いる替わりに酢酸を用いて作業することが
提案されている。
置換されていることもあるo-アミノチオフェノールと置
換されていることもあるアクリル酸との反応はUS 3,0
75,967に開示されている。たとえばフェニルクロトン酸
とo-アミノチオフェノールとは160‐175℃で融合する。
この関連では、熔融状態でのこの反応は収率を低下させ
(化学会誌(J. Chem. Soc.)130(1927),2738)、ま
た、この関連ではベンゾチアゼピノン誘導体のみなら
ず、ベンチアジン誘導体の各異性体をも生成する(化学
ベリヒテ(Chem. Ber.)119(1986),3109)ので不利
である。
さらに、ある種の置換アクリル酸とo-アミノチオフェノ
ールとの高沸点水溶性溶媒中での反応も公知であり(テ
トラヘドロン(Tetrahedron)42(1986),2731)、こ
の関連ではベンゾチアゼピノン誘導体は水性後処理によ
ってのみ単離することができる。
鉱酸を用いて酸性化を実施し、ついで、この混合物を水
不溶性溶媒で抽出し、抽出液をアクリル酸と反応させる
ことを特徴とする、式 のベンゾチアゾールをアルカリ加水分解して式 のo-アミノチオフェノールを得、酸性にしてこれを単離
し、式 R2CH=CR1−COOH (IV) 上記の各式において、 R1およびR2は相互に独立に水素、C1-C4-アルキルも
しくは(X)n-フェニルを表すか、または合一してC3-
5-アルキレンを形成し、 Xは水素、C1-C4-アルキルまたはC1-C4-アルコキシ
を表し、 nは1または2を表す のアクリル酸と反応させることによる式 式中、 R1、R2、Xおよびnは上記の意味を有する のベンゾチアゼピノン誘導体の製造方法がここに見いだ
された。
基R1およびR2は相互に独立に水素、C1-C4-アルキル
たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チルもしくはイソブチル、または以下に記載されている
置換基Xにより一置換もしくは二置換されているフェニ
ルを表し、さらに、両者が合一してC3-C5-アルキレン
たとえばトリメチレン、テトラメチレンまたはペンタメ
チレンを表すこともある。好ましくは、R1およびR2
相互に独立に水素、メチルもしくはフェニルを表すか、
または合一してテトラメチレン基を表す。特に好ましく
は、基R1およびR2の一方が水素であり、他方は水素、
メタルまたはフェニルである。置換基Xは水素、上記の
ようなC1-C4-アルキル、またはC1-C4-アルコキシた
とえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシもしくはイソブトキシを表す。好ましく
は、置換基Xは水素、メチルまたはメトキシ、特に好ま
しくは水素を表す。指数nは数1または2を、好ましく
は数1を表す。
本発明の記載に従って製造し得る式(I)の化合物の名
を挙げ得る例は、系に次式のように番号を付して、以下
のようなものである。
2,3-ジヒドロ-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-オン、 2,3-ジヒドロ-2-メチル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-
オン、 2,3-ジヒドロ-3-メチル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-
オン、 2,3-ジヒドロ-7,8-ジメチル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5
H)-オン、 2,3-ジヒドロ-7-メチル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-
オン、 2,3-ジヒドロ-2,3-ジメチル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5
H)-オン、 2,3-ジヒドロ-2,3-テトラメチレン-1,5-ベンゾチアゼピ
ン-4(5H)-オン、 2,3-ジヒドロ-2-フェニル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)
-オン、 2,3-ジヒドロ-7-メトキシ-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)
-オン。
式(II)のベンゾチアゾールの加水分解はアルカリ水溶
液を用いて実施する。一般に、水溶液中で十分高濃度の
OH-イオンを生成するいかなる化合物もこれに使用す
ることができる。好ましくは、たとえば20ないし60重量
%の、好ましくは30ないし50重量%の濃度を有するアル
カリ金属水酸化物の溶液を、特に好ましくは30ないし50
重量%のNaOH溶液を使用する。
上記の加水分解はアルカリ水溶液と式(II)のベンゾチ
アゾールとの混合物の沸点までの広い温度範囲で起こ
る。室温の範囲の低温は一般に、反応速度が遅いので利
点が少ない。したがって、好適な温度範囲は50℃より、
好ましくは100℃より加水分解混合物の沸点までであ
り、還流温度での作業が特に好ましい。
上記のアルカリ性加水分解混合物は酸化して式(III)
のo-アミノチオフェノールを放出させなければならな
い。本発明によれば、いかなる鉱酸も、たとえば硝酸、
硫酸、塩酸またはリン酸も、水による希釈の有無に拘わ
らず、酸性化に適している。水性希釈形状が好ましい。
30ないし70重量%の硫酸または20ないし35重量%の塩酸
が特に好ましい。実際的な理由から、酸の濃度は好まし
くは、生成する塩が水相より沈澱して続く相分離を困難
にすることのないように、好適に選択すべきである。所
望ならば、特に温度に応じて、たとえば沈澱した塩が再
び溶解するまで、この混合物をさらに希釈することもで
きる。
鉱酸による中和を実施する温度は一般に、上記の混合物
の沸点までの全ての温度である。中和は好ましくは60な
いし120℃の、特に好ましくは80ないし100℃の温度範囲
で実施する。
酸性化により生成する式(III)のo-アミノチオフェ
ノールは溶媒を添加して抽出する。いかなる水不溶性溶
媒も原理的にはこれに適している。その例は脂肪族炭化
水素、脂肪族ハロゲン置換炭化水素、芳香族炭化水素、
芳香族ハロゲン置換炭化水素、水不溶性エステル類また
は水不溶性エーテル類であり、好ましくは芳香族炭化水
素および芳香族ハロゲン置換炭化水素を、特に好ましく
は芳香族ハロゲン置換炭化水素を使用する。この種の特
に好ましい芳香族ハロゲン置換炭化水素の例はクロロベ
ンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン各異性体、
クロロトルエン各異性体またはブロモトルエン各異性体
である。
式(III)のo-アミノチオフェノールの抽出液と式(I
V)のアクリル酸との反応は、この抽出液をさらに精製
することなく実施することができる。この反応は室温か
ら反応混合物の沸点までの広い温度範囲で実施される。
この反応を最初は80ないし120℃の範囲で行い、つい
で、所望ならば反応混合物の沸点に昇温させるのが好ま
しい。好ましい態様においては、この場合の反応により
生ずる水を抽出溶媒との共沸蒸留により反応混合物から
除去し、この場合には、共蒸留した抽出剤を、公知の方
法を用いて水分離器で水を分離したのちに、再び反応混
合物に戻す。この目的には、水がもはや凝縮物より分離
しなくなるまで、還流下で反応混合物を加熱するのが有
利である。
この反応混合物を冷却すると式(I)のベンゾチアゼピ
ノン誘導体が分離する。この目的には反応混合物を室温
に冷却するのが有利であるが、若干高温で作業すること
も可能である。式(I)の反応生成物はこの過程で、既
に純粋な形状で沈澱し、慣用の方法により、たとえば濾
過または遠心により母液から分離することができる。必
要ならば、分離した反応生成物(I)を反応媒体でもあ
った抽出溶媒で洗浄することもできる。
式(I)のベンゾチアゼピノン誘導体は、慣用のフリー
デル‐クラフツ触媒に加えて、アルキルベンゼンの核塩
素化にも優れた助触媒である。この助触媒によりオルト
/パラ比の調節が可能になる。この目的にはベンゾチア
ゼピノン誘導体を溶媒で湿らせた形状でも、または予備
乾燥したのちにも使用することができる。
ベンゾチアゼピノン誘導体を溶媒で湿らせた形状で得て
使用するのが好ましく、かつ工業的に最も好ましい態様
である。抽出溶媒/反応媒体の選択はいずれの場合にも
ベンゾチアゼピノンの所望の用途により決められる。た
とえばトルエンの核塩素化の助触媒に使用するならば、
特に好ましい抽出用の溶媒(後には反応媒体)はトルエ
ン、クロロトルエンまたはクロロトルエン混合物、好ま
しくはクロロトルエン混合物である。しかし、たとえば
ベンソチアゼピノンをクメンの核塩素化の助触媒に使用
することを意図するならば、クメン、クロロクメンおよ
び/またはクロロクメン混合物、好ましくはクロロクメ
ン混合物を抽出溶媒として使用する。
驚くべきことには、US2,791,612の示唆とは対照的
に、本発明記載の方法により、鉱酸で酸性化してo-アミ
ノチオフェノールを純粋な形状で、高収率で単離するこ
とができるのである。上記の抽出溶媒の使用によるベン
ゾチアゼピノン誘導体の収率の増加も同様に驚くべきこ
とである。ベンゾチアゼピノンを母液より容易に単離し
得ることは、工業的に極めて有利である。予備乾燥しな
いアルキル芳香族炭化水素の核塩素化にベンゾチアゼピ
ノン誘導体を助触媒として使用し得ることも本発明記載
の方法の利点である。
以下の実施例は本発明記載の方法を説明することを意図
するものであって、本発明をこれらの実施例に限定する
ものではない。
実施例 1 2,3-ジヒドロ-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-オン 100重量部の50%NaOH溶液をまず導入し、還流温度
まで加熱した。66重量部のベンゾチアゾールを3時間か
けて添加し、この混合物を還流下で2時間攪拌した。つ
いで、これを若干冷却し、100℃で120重量部の濃HCl
を用いて酸性化し、ついで、さらに100重量部の水を添
加した。約50%のo-クロロトルエンと約50%のp-クロロ
トルエンとよりなるクロロトルエン混合物70重量部を添
加し、分離してくる水相を分離した。有機相を100℃に
加熱し、35重量部のアクリル酸を1時間かけて添加し、
水がもはや凝縮物から分離しなくなるまで、この混合物
を還流温度に加熱した。凝縮物の有機相を反応混合物に
戻した。ついで、この混合物を約25℃に冷却し、固体を
吸引濾別した。これを70重量部のクロロトルエン混合物
で洗浄した。
収率を測定するために生成物を乾燥した。
重量:71重量部=理論量の81%; 融点:216‐218℃。
実施例 2 2,3-ジヒドロ-2-メチル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-
オン 工程は実施例1と同様であったが、ただ、ここではアク
リル酸に替えて42重量部のメタクリル酸を添加した。
乾燥後、 61,5重量部=理論量の65% の重量が得られた。
融点:176‐177℃。
実施例 3 2,3-ジヒドロ-3-メチル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-
オン 工程は最初、実施例1と同様であった。ついで、約50%
強度の硫酸70重量部と水150重量部とを用いて、100ない
し110℃で上記の混合物を酸性化し、70重量部のクロロ
トルエン混合物を添加した。水相を分離したのち、有機
相を100℃に加熱し、42重量部の液体クロトン酸を1時
間かけて添加した。添加後、水の分離が完了するまでこ
の混合物を還流下で加熱し、ついで約30℃に冷却し、吸
引濾別し、80重量部のクロロトルエン混合物で洗浄し
た。
収率を測定するために生成物を乾燥した。
重量:85.5重量部=理論量の90.5%; 融点:206‐207℃。
実施例 4 2,3-ジヒドロ-2-フェニル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)
-オン 工程は実施例3と同様であったが、ただ、72重量部のク
ロロトルエン混合物と混合した72重量部の桂皮酸をクロ
トン酸に替えて液状で添加した。
乾燥後、 96重量部=理論量の77% の重量が得られた。
融点:175‐176℃。
実施例 5‐7 上記の各実施例と同様にして、ベンゾチアゾールと2-ヘ
キセン酸とより2,3-ジヒドロ-3-プロピル-1,5-ベンゾチ
アゼピン-4(5H)-オン(融点:120-122℃)を得、ベンゾ
チアゾールとシクロヘキセン-1-カルボン酸とより2,3-
ジヒドロ-2,3-テトラメチレン-1,5-ベンゾチアゼピン-4
(5H)-オン(融点:225-227℃)を得、5,6-ジメチルベン
ゾチアゾールとアクリル酸とより2,3-ジヒドロ-7,8-ジ
メチル-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-オン(融点:241
‐244℃)を得た。
使用実施例 8 100重量部のトルエン、0.0175重量部のFeCl3および0.00
4重量部の式 (2,3‐ジヒドロ‐1,5‐ベンゾチアゼピン‐4(5H)‐オ
ン) の化合物の溶液を製造した。この溶液を40‐43℃で連続
作動塩素化反応器に添加し、同時に等当量の塩素化混合
物を取り出した。気体塩素を、転化率が90モル%でほぼ
一定になるような方法で、迅速に添加した。取り出した
反応混合物は約7.1重量%のトルエンを含有し、オルト
‐クロロトルエンとパラ‐クロロトルエンとの比率はo/
p=0.70であった。
使用実施例 9 実施例8の方法を繰り返したが、0.005重量%の式 (2,3‐ジヒドロ‐2,3‐テトラメチレン‐1,5‐ベンゾ
チアゼピン‐4(5H)‐オン) の化合物を添加した。冷却した反応混合物は約7.0重量
%のトルエンを含有し、オルト‐クロロトルエンとパラ
−クロロトルエンとの比率はo/p=0.64であった。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1.式 のベンゾチアゾールをアルカリ加水分解して式 のo-アミノチオフェノールを得、酸性にしてこれを単離
し、式 R2CH=CR1−COOH 上記の各式において、 R1およびR2は相互に独立に水素、C1-C4-アルキルも
しくは(X)n-フェニルを表すか、または合一してC3-
5-アルキレンを形成し、 Xは水素、C1-C4-アルキルまたはC1-C4-アルコキシ
を表し、 nは1または2を表す のアクリル酸と反応させることによる式 式中、 R1、R2、Xおよびnは上記の意味を有する のベンゾチアゼピノン誘導体の製造方法において、鉱酸
を用いて酸性化を実施し、ついで、この混合物を水不溶
性溶媒で抽出し、抽出液をアクリル酸と反応させること
を特徴とする方法。
2.水で希釈した、またはしていない硝酸、硫酸、塩酸
またはリン酸を鉱酸として使用することを特徴とする上
記の第1項記載の方法。
3.水性希釈鉱酸を使用することを特徴とする上記の第
2項記載の方法。
4.芳香族炭化水素および芳香族ハロゲン置換炭化水素
を、好ましくは芳香族ハロゲン置換炭化水素を抽出溶媒
として使用することを特徴とする上記の第1項記載の方
法。
5.後にトルエンの核塩素化にベンゾチアゼピノン誘導
体を使用するために、クロロトルエンを抽出溶媒として
使用することを特徴とする上記の第4項記載の方法。
6.o-アミノチオフェノールとアクリル酸との反応を水
を排除して実施することを特徴とする上記の第1項記載
の方法。
7.反応温度を反応混合物の沸点にまで上昇させること
を特徴とする上記の第6項記載の方法。
8.ベンゾチアゼピノン誘導体を結晶化により反応溶液
から単離することを特徴とする上記の第1項記載の方
法。
9.ベンゾチアゼピノン誘導体を溶媒で湿らせた結晶体
として単離することを特徴とする上記の第8項記載の方
法。
10.ベンゾチアゼピノン誘導体として2,3-ジヒドロ-1,5
-ベンゾチアゼピン-4(5H)-オンを得ることを特徴とする
上記の第1項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−32778(JP,A) 米国特許2791612(US,A) 米国特許3075967(US,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 のベンゾチアゾールをアルカリ加水分解して式 のo-アミノチオフェノールを得、酸性にしてこれを単離
    し、式 R2CH=CR1−COOH 上記の各式において、 R1およびR2は相互に独立に水素、C1-C4-アルキルも
    しくは(X)n-フェニルを表すか、または合一してC3-
    5-アルキレンを形成し、 Xは水素、C1-C4-アルキルまたはC1-C4-アルコキシ
    を表し、 nは1または2を表す のアクリル酸と反応させることによる式 式中、 R1、R2、Xおよびnは上記の意味を有する のベンゾチアゼピノン誘導体の製造方法において、鉱酸
    を用いて酸性化を実施し、ついで、この混合物を水不溶
    性溶媒で抽出し、抽出液をアクリル酸と反応させること
    を特徴とする方法。
JP63328083A 1988-01-09 1988-12-27 ベンゾチアゼピノン誘導体の製造方法 Expired - Fee Related JPH062754B2 (ja)

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