JPH06274424A - パケット網に接続可能な情報処理機器 - Google Patents

パケット網に接続可能な情報処理機器

Info

Publication number
JPH06274424A
JPH06274424A JP6236893A JP6236893A JPH06274424A JP H06274424 A JPH06274424 A JP H06274424A JP 6236893 A JP6236893 A JP 6236893A JP 6236893 A JP6236893 A JP 6236893A JP H06274424 A JPH06274424 A JP H06274424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
program
packet network
rank
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6236893A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Ando
寿朗 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6236893A priority Critical patent/JPH06274424A/ja
Publication of JPH06274424A publication Critical patent/JPH06274424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】一般ユーザプログラム中に呼の確立・解放処理
機能を持たせなくても呼の確立・解放処理が行えるよう
にする。 【構成】パケット交換網50にモデムM1を介して接続
された計算機10上で、プログラム実行部13により実
行される一般ユーザプログラム、例えばプログラムP1
から管理部14に対して通信開始が要求されると、呼の
使用権譲渡が要求されたものとして、同要求中のユーザ
IDの優先ランクをID−優先ランク対応テーブル14
1から求めた後、その優先ランク以下の空き論理回線の
中で最も高いランクの論理回線を論理回線割当てテーブ
ル142上で探し、通信開始要求の中で指定された接続
相手との間でパケット網接続ドライバ12を通して呼を
確立するための処理を行い、呼の確立が正常ならば、確
立した呼の使用権を、プログラム実行部13を通して要
求元プログラムP1 に譲渡する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、呼の確立・解放を管
理する機構を備えた、パケット網に接続可能な情報処理
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】パケット網に接続可能な情報処理機器に
は、一般にパケット網接続のための基本ソフトウェアが
搭載されている。この基本ソフトウェアは、所定の通信
プロトコル、例えばCCITT(国際電信電話諮問委員
会)で定められたX.25のプロトコルを実現するファーム
ウェア(F/W)を持つパケット網接続ハードウェアの
ドライバとして位置付けられている。
【0003】従来、このパケット網接続のための基本ソ
フトウェア上に構築されるアプリケーションプログラム
(一般ユーザプログラム)は、各プログラム毎に、論理
回線(呼)の確立・解放処理を含め、送受信処理を行う
ように考慮して作成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しながら、一般ユーザ
プログラムのプログラマにとって、呼の確立・解放処理
は、なじみの薄い煩わしいものであった。このため従来
は、一般ユーザプログラムの作成効率が悪いという問題
があった。
【0005】また、呼の使用権については、一般ユーザ
プログラム相互間で管理しなければならないために、プ
ログラマは、その点についても考慮する必要があり、プ
ログラム内での管理が複雑になる問題もあった。そこで
従来は、呼の使用権を単に要求順に取得する方式を適用
しており、業務の緊急性といった観点での制御は実現が
困難であった。
【0006】この発明は上記事情を考慮してなされたも
のでその目的は、一般ユーザプログラム中に呼の確立・
解放処理機能を持たせなくても呼の確立・解放処理が行
えるパケット網に接続可能な情報処理機器を提供するこ
とにある。
【0007】この発明の他の目的は、呼の使用権につい
て各一般ユーザプログラムから独立に集中管理でき、一
般ユーザプログラム相互間での管理を不要とすることが
できるパケット網に接続可能な情報処理機器を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、パケット網
に接続可能な情報処理機器において、
【0009】パケット網接続のための基本ソフトウェア
により実現されるパケット網接続ドライバ手段と、他の
情報処理機器上のアプリケーションプログラムと通信を
行うための各種の一般ユーザプログラムを実行するプロ
グラム実行手段であって、上記各一般ユーザプログラム
の記述内容に従って論理回線(呼)の使用権の譲渡また
は解放要求を発するプログラム実行手段と、このプログ
ラム実行手段からの呼の使用権の譲渡または解放要求を
受けて呼の確立または解放を管理する管理手段であっ
て、呼の使用権の譲渡要求を受けた際には、パケット網
ハードウェア機構を通して呼の確立処理を行い、その呼
の使用権をプログラム実行手段を通して要求元プログラ
ムに譲渡する管理手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0010】
【作用】上記の構成において、本情報処理機器上の各種
一般ユーザプログラムは、プログラム実行手段により実
行される。この一般ユーザプログラムの実行の過程で、
同プログラムが他の情報処理機器上のアプリケーション
プログラムと通信を行う必要が生じた場合、この一般ユ
ーザプログラムの記述内容に従い、プログラム実行手段
から管理手段に対して呼の使用権の譲渡要求が出され
る。すると、管理手段により、以下に述べる呼の確立処
理が行われる。
【0011】まず管理手段においては、予め定められた
数の論理回線の使用状況が、優先ランク別に集中管理さ
れている。また、上記各一般ユーザプログラムにも優先
ランクが割当てられている。
【0012】管理手段は、上記呼の使用権の譲渡要求を
受け付けると、その要求元プログラムに割当てられた優
先ランクをもとに、それ以下のランクの空き論理回線の
中で最も高いランクの論理回線を選んで割当て、パケッ
ト網接続ドライバ手段を通して呼の確立処理を行う。そ
して管理手段は、呼の確立を正常終了すると、その呼の
使用権をプログラム実行手段を通して要求元プログラム
に譲渡する。これにより、呼の使用権を譲り受けた要求
元プログラムと他の情報処理機器上のアプリケーション
プログラムとの間のパケット網を介した通信が可能とな
る。
【0013】以上は、呼の解放についても同様であり、
一般ユーザプログラムの記述内容に従い、プログラム実
行手段から管理手段に対して呼の使用権の解放要求が出
されると、管理手段により呼の解放処理が行われる。
【0014】このように、上記の構成においては、プロ
グラム実行手段(により実行される一般ユーザプログラ
ム)からの呼の確立の譲渡/解放要求に従って、管理手
段により呼の確立/解放処理が行われるため、一般ユー
ザプログラム中に呼の確立/解放処理機能を持たせる必
要はなく、プログラム作成が簡単に行える。
【0015】また、呼の使用権について管理手段が集中
管理するため、この点に関する一般ユーザプログラム相
互間での管理が不要となり、他プログラムを意識してプ
ログラム作成を行う必要がなくなる。
【0016】また上記の集中管理により、単なる要求順
ではなくて、呼の使用権の譲渡要求元プログラムの優先
度(業務の緊急性)に応じた論理回線の割当て制御が可
能となる。同様にして、使用者制限等の制御も可能とな
る。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例に係るシステムの
構成を示すブロック図である。
【0018】図1において、10は本発明に直接関係す
る呼の確立・解放の管理機能を有する計算機、20,3
0,40は計算機10の通信相手となり得る別の計算機
である。計算機10,20,30,40は、それぞれモ
デムM1,M2,M3,M4を介してパケット交換網5
0に接続されており、同交換網50を通して相互に通信
が行えるようになっている。
【0019】計算機10は、所定の通信プロトコル、例
えばCCITT(国際電信電話諮問委員会)で定められ
たX.25のプロトコルを実現するファームウェア(F/
W)を持つパケット網接続ハードウェア11と、このパ
ケット網接続ハードウェア11を駆動してパケットの分
解・組立て、送受信を含むパケット網接続処理を司るパ
ケット網接続ドライバ12とを有している。このパケッ
ト網接続ドライバ12は、オペレーティングシステム
(OS)上のパケット網接続基本ソフトウェアにより実
現される。
【0020】計算機10はまた、一般ユーザプログラム
P1 ,P2 …Pn の実行を司るプログラム実行部13
と、このプログラム実行部13を通して一般ユーザプロ
グラムP1 〜Pn との間で呼の使用についての会話を行
い、呼の確立・解放処理を行う管理部14とを有する。
【0021】一般ユーザプログラムP1 〜Pn はプログ
ラム実行部13を介して論理的な経路15-1〜15-nに
よりパケット網接続ドライバ12と機能的に接続される
と共に、論理的な経路16-1〜16-nにより管理部14
とも機能的に接続されている。一般ユーザプログラムP
1 〜Pn には、そのID(ユーザID)により、呼の使
用権についての優先ランク(優先度)が、N段階、例え
ばランク1(最高ランク)〜ランク3(最低ランク)の
3段階に分けて割当てられている。ここで、ユーザID
は、本システムを利用するアプリケーションプログラム
に予め与えられるもので、管理部14により管理され
る。
【0022】管理部14は、ユーザIDと優先ランクと
の対応関係が登録されたID−優先ランク対応テーブル
141と、予め定義された数の論理回線を優先ランク毎
に管理するための論理回線割当てテーブル142とを有
する。
【0023】ここでは、図2(a)の模式図に示すよう
に6つの論理回線L1 〜L6 が予め定義されており、そ
のうちの論理回線L1 ,L2 にランク1が、論理回線L
3 ,L4 にランク2が、そして論理回線L5 ,L6 にラ
ンク3が、それぞれ割当てられているものとする。な
お、図中の白丸は、対応する論理回線が空き状態(未使
用状態)にあることを示す。
【0024】一方、計算機20〜40には、上記した計
算機10上の一般ユーザプログラムP1 〜Pn との間の
通信により意味のある会話処理を行う各種のアプリケー
ションプログラムP,P…が置かれている。次に、図1
の構成の動作を、管理部14による呼の使用権の譲渡処
理の手順を示した図3のフローチャートを参照して説明
する。
【0025】今、計算機10内のプログラム実行部13
により一般ユーザプログラムP1 が実行されているもの
とする。そして、この一般ユーザプログラムP1 の実行
の過程で、同プログラムP1 が他の例えば計算機20上
のアプリケーションプログラムPと通信を行う必要が生
じた場合、同プログラムP1 の記述内容に従い、経路1
6-1を介してプログラム実行部13から管理部14に対
し、接続先の相手および自身のID(ユーザID)をパ
ラメータとする通信開始要求(通信開始通知)が送られ
る。
【0026】管理部14は、この通信開始要求を受け取
ると、同要求中の(パラメータに含まれている)ユーザ
IDにより、一般ユーザプログラムP1 からの呼の使用
権の譲渡要求であるものと判断する。
【0027】すると管理部14は、まず上記ユーザID
をもとに図示せぬテーブルを参照し、呼の使用権の付与
が許されるIDであるか否かのユーザ認証を行う(ステ
ップS1,S2)。このユーザ認証においては、ユーザ
IDに加えて接続先を、呼の使用権の付与が許されるか
否かの条件とすることも可能である。
【0028】もし、呼の使用権の付与が許されるユーザ
IDであるならば、管理部14は、このユーザIDによ
りID−優先ランク対応テーブル141を参照して、同
ユーザID(で示される呼の使用権の譲渡要求元の一般
ユーザプログラムP1 )の優先ランクを調べる(ステッ
プS3)。
【0029】次に管理部14は、ステップS3で求めた
ユーザIDの優先ランクにより論理回線割当てテーブル
142を参照して、その優先ランク以下の空き論理回線
の中で最も高いランクの論理回線(その優先ランクが最
低ランクの場合には、その優先ランクの空き論理回線)
を探す(ステップS4)。
【0030】したがって、もし、要求元の一般ユーザプ
ログラムP1 のユーザIDの優先ランクが最低のランク
3であり、また論理回線割当てテーブル142により、
図2(a)の模式図のように、ランク3の論理回線L5
,L6 が空き論理回線であることが示されているなら
ば、上記ステップS4の実行の結果、その空き論理回線
L5 ,L6 のうちのいずれか1つ、例えば論理回線L5
が、要求元の一般ユーザプログラムP1 に割当て可能な
論理回線として求められることになる。これに対して、
該当する空き論理回線が存在しないならば(ステップS
5)、管理部14から、プログラム実行部13を通して
一般ユーザプログラムP1 にエラー(エラーコード)が
返される。
【0031】なお、要求元の一般ユーザプログラムP1
のユーザIDの優先ランクが例えば最高ランクであるラ
ンク1であり、図2(a)の模式図のように、ランク1
以下の論理回線L1 〜L6 が全て空き論理回線であるな
らば、そのランク1以下のランクの空き論理回線L1 〜
L6 の中で最も高いランクのランク1の論理回線L1ま
たはL2 が選択されることになる。
【0032】管理部14は、要求元の一般ユーザプログ
ラムP1 に割当て可能な空き論理回線が見付けられた場
合(ここでは、論理回線L5 が見付けられたものとす
る)、通信開始要求(呼の使用権譲渡要求)の中で指定
された接続相手との間でパケット網接続ドライバ12を
通して呼を確立するための処理を行う(ステップS
6)。
【0033】管理部14は、ステップS6での呼の確立
処理の結果、呼の確立が正常であれば(ステップS
7)、確立した呼の使用権を、プログラム実行部13を
通して要求元の一般ユーザプログラムP1 に譲渡する
(ステップS8)。このステップS8での呼の使用権の
譲渡は、ステップS4で見付けた論理回線(ここではL
5 )のシステム内でユニークな識別番号(以下、CU番
号と称する)を渡すことにより行われる。上記ステップ
S8では、論理回線割当てテーブル142が更新され、
図2(b)の模式図において黒丸で示すように、論理回
線L5 が使用中(使用状態)とされる。
【0034】プログラム実行部13は、管理部14によ
りCU番号(呼の使用権)が与えられた一般ユーザプロ
グラム(ここでは一般ユーザプログラムP1 )に従っ
て、同プログラムからのパケットの送受信要求を、経路
16-1を介してパケット網接続ドライバ12に伝える。
これにより、上記の例では、与えられたCU番号を用い
て、計算機10上の一般ユーザプログラムP1 と接続先
の相手計算機20上のアプリケーションプログラムPと
の間で、パケット網接続ドライバ12により駆動される
パケット網接続ハードウェア11を通して意味のあるデ
ータの送受信が行われる。
【0035】そして、計算機10上の一般ユーザプログ
ラムP1 と接続先の計算機20上のアプリケーションプ
ログラムPとの間の送受信処理が終了すると、プログラ
ム実行部13は一般ユーザプログラムP1 に従い、その
旨(送受信処理の終了)を、CU番号をパラメータとし
て管理部14に通知する。
【0036】管理部14は、この送受信処理の終了通知
を受け取ると、呼の解放(呼の使用権の返却)が要求さ
れたものとして、パケット網接続ドライバ12を通して
パケット交換網50および相手計算機20に対し、同終
了通知中のCU番号に相当する呼の解放(切断)処理を
行い、しかる後に通信履歴を記録する。この通信履歴
は、保守情報として使用される他、課金処理等にも使用
される。
【0037】また管理部14は、論理回線割当てテーブ
ル142を更新し、上記CU番号で示される論理回線を
空き状態(未使用状態)とする。そして管理部14は、
新たな呼の使用権譲渡要求(あるいは呼の使用権の返却
要求)を待つ。ここで、管理部14による優先ランクに
従う呼の使用権の譲渡制御(空き論理回線の割当て制
御)の具体例を、図4の動作説明図を参照して説明す
る。
【0038】まず、図2(a)に示すように、ランク1
用の論理回線L1 ,L2 、ランク2用の論理回線L3 ,
L4 、およびランク3用の論理回線L5 ,L6 が全て空
き状態にある場合に、計算機10上の一般ユーザプログ
ラムP1 〜Pn のうちのP1〜P6 から、図4(a)に
示すように、P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 ,P6 の順
で呼の使用権譲渡要求が出されたものとする(なお、図
1では、一般ユーザプログラムP4 〜P6 については省
略されている)。ここで、P1 〜P6 の優先ランクは、
P1 ,P4 ,P6 がランク3、P2 がランク2、P3 ,
P5 がランク1であるものとする。
【0039】この場合、管理部14は、図4(a)に示
すように、まず最初に要求のあったランク3のP1 に対
しては、同じランク3の論理回線L3 を割当て、次に要
求のあったランク2のP2 に対しては、同じランク2の
論理回線L2 を割当てる。以下同様にして管理部14
は、図4(a)に示すように、ランク1のP3 に対して
は、同じランク1の論理回線L1 を割当て、ランク3の
P4 に対しては、同じランク3の論理回線L6 を割当
て、そしてランク1のP5 に対しては、同じランク1の
論理回線L2 を割当てる。
【0040】以上の結果、P5 に対して論理回線L2 が
割当てられた段階では、図4(a)に示すように、論理
回線L1 〜L3 ,L5 ,L6 が使用状態となり、未使用
(空き)の論理回線はL4 の1つだけとなる。
【0041】さて、この状態で、上記のP5 に続いて、
図4(a)に示すように、優先ランクが最低のランク3
のP6 から呼の使用権譲渡要求が出されると、ランク3
の論理回線L5 ,L6 は全て使用状態にあることから、
P6 への割当ては行えず、エラーとなる。
【0042】これに対し、上記のP6 に続いて、優先ラ
ンクが最高のランク1の例えば一般ユーザプログラムP
7 (図1では省略されている)から呼の使用権の譲渡要
求が出されると、図4(a)に示すように、同じランク
1の論理回線L1 ,L2 は使用状態にあるものの、それ
よりランクの低いランク2の論理回線L4 が空き(未使
用)状態にあることから、この論理回線L4 が図4
(b)に示すようにP7 に割当てられる。
【0043】また図4(a)の状態で、例えば、優先ラ
ンクがランク1のP7 とランク2のP8 から呼の使用権
の譲渡要求が同時に出された場合であれば、その時点で
唯一の空き論理回線(ランク2の論理回線)L4 は、P
7 ,P8 のうちランクの高い(緊急性の高い)P7 に割
当てられ、ランクの低い(緊急性の低い)P8 からの要
求はエラーとなる。このように、管理部14が要求元の
プログラムの優先ランクに従い、論理回線割当てテーブ
ル142で管理されている論理回線の割当てを制御する
ことにより、緊急を要するプログラム(業務)に対し、
より高い確率で論理回線を割当てることが可能となる。
【0044】なお、同時に複数の一般ユーザプログラム
から呼の使用権の譲渡要求が出された場合における管理
部14による論理回線の割当てを、上記の要求元のプロ
グラムの優先ランクの他に、接続先(の優先ランク)を
も考慮して制御するようにしてもよく、この場合には、
一層きめの細かな割当て制御が図れる。
【0045】以上は、パケット網に接続され計算機(情
報処理機器)における呼の使用についての集中管理につ
いて説明したが、この集中管理の技術思想は、ローカル
エリアネットワーク(LAN)系に接続される情報処理
機器にも応用可能である。また、ファイルのオープン/
クローズに関し、ファイルの使用権の譲渡・引渡しにも
応用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
プログラム実行手段(により実行される一般ユーザプロ
グラム)からの呼の確立の譲渡/解放要求に従って、呼
の使用権について集中管理する管理手段により呼の確立
/解放処理が行われる構成としたので、一般ユーザプロ
グラム中に呼の確立/解放処理機能を持たせる必要はな
く、したがってプログラム作成が簡単に行えるようにな
る。
【0047】また、この発明によれば、呼の使用権につ
いて管理手段が一括して管理する構成としたので、この
点(呼の使用権)に関する一般ユーザプログラム相互間
での管理が不要となり、したがって他プログラムを意識
してプログラム作成を行う必要がなく、プログラム作成
が一層簡単に行える。
【0048】また、この発明によれば、上記の集中管理
により、単なる要求順ではなくて、呼の使用権の譲渡要
求元プログラムの優先度(業務の緊急性)に応じた論理
回線(呼)の割当て制御、更には使用者制限等の制御も
行えるようになり、効果的な割当て制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るシステムの構成を示
すブロック図。
【図2】同実施例における計算機10内の管理部14に
設けられた論理回線割当てテーブル142による論理回
線割当ての管理状態を示す模式図。
【図3】同実施例における管理部14による呼の使用権
の譲渡処理の手順を示すフローチャート。
【図4】同実施例における管理部14による優先ランク
に従う呼の使用権の譲渡制御(空き論理回線の割当て制
御)の具体例を説明するための図。
【符号の説明】
10…計算機(パケット網に接続可能な情報処理機
器)、11…パケット網接続ハードウェア、12…パケ
ット網接続ドライバ、13…プログラム実行部、14…
管理部、20,30,40…計算機(他の情報処理機
器)、50…パケット交換網、141…ID−優先ラン
ク対応テーブル、142…論理回線割当てテーブル、P
1 〜Pn …一般ユーザプログラム、P…アプリケーショ
ンプログラム、M1 〜M5 …モデム、L1 〜L6 …論理
回線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケット網に接続可能な情報処理機器にお
    いて、 所定の通信プロトコルを適用するパケット網接続ハード
    ウェア機構と、 このパケット網接続ハードウェア機構を駆動してパケッ
    トの分解・組立て、送受信を含むパケット網接続処理を
    司るパケット網接続ドライバ手段と、 他の情報処理機器上のアプリケーションプログラムと通
    信を行うための各種の一般ユーザプログラムを実行する
    プログラム実行手段であって、前記各一般ユーザプログ
    ラムの記述内容に従って論理回線である呼の使用権の譲
    渡または解放要求を発するプログラム実行手段と、 このプログラム実行手段からの前記呼の使用権の譲渡ま
    たは解放要求を受けて呼の確立または解放を管理する管
    理手段であって、前記呼の使用権の譲渡要求を受けた際
    には、前記パケット網接続ドライバ手段を通して呼の確
    立処理を行い、その呼の使用権を前記プログラム実行手
    段を通して要求元プログラムに譲渡する管理手段とを具
    備し、前記管理手段から前記呼の使用権を譲渡された前
    記一般ユーザプログラムの実行により、前記パケット網
    を介して前記他の情報処理機器上のアプリケーションプ
    ログラムとの間で通信が行われることを特徴とするパケ
    ット網に接続可能な情報処理機器。
  2. 【請求項2】前記管理手段は、予め定義された数の全て
    の前記論理回線について、その割当て状況を集中管理し
    ており、前記呼の使用権の譲渡要求を受けた際には、自
    身が管理している前記全論理回線の中から割当て可能な
    空き論理回線を選んで前記呼の確立処理を行うことを特
    徴とする請求項1記載のパケット網に接続可能な情報処
    理機器。
  3. 【請求項3】前記各一般ユーザプログラムに優先ランク
    が割当てられると共に、前記各論理回線が前記優先ラン
    ク別に管理されており、前記管理手段は、前記呼の使用
    権の譲渡要求を受けた際には、その要求元プログラムに
    割当てられている前記優先ランクをもとに、それ以下の
    ランクの空き論理回線の中で最も高いランクの論理回線
    を選ぶことを特徴とする請求項2記載のパケット網に接
    続可能な情報処理機器。
JP6236893A 1993-03-23 1993-03-23 パケット網に接続可能な情報処理機器 Pending JPH06274424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6236893A JPH06274424A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 パケット網に接続可能な情報処理機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6236893A JPH06274424A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 パケット網に接続可能な情報処理機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06274424A true JPH06274424A (ja) 1994-09-30

Family

ID=13198111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6236893A Pending JPH06274424A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 パケット網に接続可能な情報処理機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06274424A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5526492A (en) System having arbitrary master computer for selecting server and switching server to another server when selected processor malfunctions based upon priority order in connection request
CN1649324B (zh) 操作带有代理的开放api网络的方法和装置
US7761640B2 (en) Slot interface access device, slot interface access method, and program therefor
JP5039016B2 (ja) ネットワークシステム、管理サーバ及び設定スケジューリング方法
US5872929A (en) Method and system for managing terminals in a network computing system using terminal information including session status
KR20000004988A (ko) 제한된 메모리 컴퓨터 시스템에서의 클라이언트관리흐름제어를 위한 방법과 장치
WO1994018626A1 (en) Method and apparatus for selecting between a plurality of communication paths
CN108777633A (zh) 支持数据调度的意图型工业sdn北向接口系统及交互方法
US7133913B2 (en) Information routing
US6314462B1 (en) Sub-entry point interface architecture for change management in a computer network
JPH06274424A (ja) パケット網に接続可能な情報処理機器
JP3177679B2 (ja) インテリジェントネットワークのオペレーションシステム
WO2023035777A1 (zh) 网络配置方法、代理组件、控制器、电子设备和存储介质
JP3494545B2 (ja) 分散型コンピュータシステム及びそのコンピュータ並びに分散処理方法
JPH1146248A (ja) パーソナル通信分散制御方式
CN101626312B (zh) 永久连接与软永久连接迁移的管理平面实现方法
JP2000183970A (ja) ネットワーク装置
JP2933478B2 (ja) 交換システムのリソース制御方式
JP3282690B2 (ja) オンライン通信制御ソフトウェア変更方法
KR20020051560A (ko) 이동통신 시스템에서의 운용자 명령 처리 방법
CN115550313A (zh) 外接设备的通信方法、装置、电子设备和存储介质
JPH10308965A (ja) 交換システム
JPH0773285B2 (ja) 発着呼接続方式
JPH0690280A (ja) 遠隔保守用no.7運用保守管理方式
JPH07283870A (ja) 交換装置