JPH06274019A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06274019A
JPH06274019A JP5060644A JP6064493A JPH06274019A JP H06274019 A JPH06274019 A JP H06274019A JP 5060644 A JP5060644 A JP 5060644A JP 6064493 A JP6064493 A JP 6064493A JP H06274019 A JPH06274019 A JP H06274019A
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JP
Japan
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blade
toner
supporting member
roller
developing roller
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Withdrawn
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JP5060644A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Sato
邦彦 佐藤
Tetsuo Nakajima
哲郎 中嶋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、現像ローラにブレードを圧接して
トナー層を形成する現像器を有した電子写真装置に関す
るもので、トナー塗布方式を使用した電子写真装置、或
いは現像ローラの長い現像器を有する電子写真装置にお
いて、装置の小型化に伴うブレードの撓みによる印字む
らを防止し、印字品質の高い電子写真装置を提供するも
のである。 【構成】 本発明によれば、ブレード支持部材515を
凸形状に形成してブレード510を該ブレード支持部材
515に装着することにより、該ブレード510の撓み
を防止し、更に該ブレード510が現像剤担持体50に
圧接されたとき、該ブレード510自身が直線状になる
ため略均等に該現像剤担持体50に接触するので、均一
なトナー層厚規制ができ、トナーの帯電量が均一とな
る。その結果、用紙の中央部と端部で印字濃度が均一に
なり、用紙中央部のみにおけるかぶりの発生を防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像ローラを潜像担持
体に圧接させて現像を行う画像形成装置に関するもので
ある。電子写真装置、静電記録装置等感光ドラム等に静
電潜像を形成し、現像して可視像を形成する画像形成装
置は、印刷装置、複写機、ファクシミリ等に広く利用さ
れており、静電潜像を可視像化するため、現像器を使用
している。
【0002】この現像器は、現像ローラにより帯電した
トナーを感光ドラムに搬送し、帯電トナーを感光ドラム
の静電潜像に静電吸着させて、トナー像を形成するもの
であり、近年、小型の装置では、キャリアの不要な一成
分現像剤を使用した現像器が利用されている。このよう
な現像器では、印刷解像度の向上の要求から、トナーの
粒径が微小化しており、現像ローラのトナー層厚が印刷
濃度に影響を与えるため、トナー層厚を均一にすること
が要求される。
【0003】
【従来の技術】従来の技術について図10に示す。図1
0は電子写真装置の現像器部の要部を示したもので、感
光ドラム40に対して接触または非接触にて現像ローラ
50が設けられ、現像ローラ50は回転軸50aを中心
に回転してトナーを感光ドラム40に供給し、感光ドラ
ム40上の潜像が現像される。
【0004】この現像ローラ50には、帯電したトナー
の均一な薄層を形成させる必要がある。このため、層厚
規制部51が設けられ、従来は、剛体のベースに薄い金
属ブレード510を線圧15〜40g/cmで押し付け
て、現像ローラ50の余分なトナーを掻き取り、トナー
層厚を規制していた。更に近年、装置の小型軽量化の要
請が高まり、現像器も小型にすることが要求されてい
る。
【0005】その過程で、現像ローラの撓みに起因する
印字品質の劣化については、特願平04−257918
にて解決案が提示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記により現像
器を小型にすると、それに伴いブレードも小さくする必
要がある。しかし、ブレードを小さくすると機械的強度
が不足するため、どうしてもブレードが撓み易くなる。
即ち、ブレードを両端で支持して現像ローラに圧接して
も、ブレード中央部の圧接力が不足するため、ブレード
が弓形になり、層厚規制部と現像ローラとの接触部分が
直線状にならず、層厚規制部と現像ローラとの接触圧力
が中央部と両端部で異なることとなる。
【0007】その結果、トナーの帯電量が不均一になっ
たり、トナーの均一な層厚規制ができなくなり、用紙の
中央部と端部で印字濃度が不均一になったり、用紙中央
部のみにおいてかぶりが発生し、印字品質の向上が図れ
ず、問題となっていた。この状況を図11に示す。例え
ば図11(A),図11(B)に示すように、ブレード
510の規制圧力が中央部で小さくなり、現像ローラ5
0のトナー層厚が中央部で厚く、両端部で薄くなる現象
により、現像ローラの長手方向でトナー層厚が変化して
印刷濃度が中央部と両端部で異なる結果となる。
【0008】本発明は、現像ローラにブレードを圧接し
てトナー層を形成する現像器を有した電子写真装置に関
するもので、トナー塗布方式を用いた電子写真装置、或
いは現像ローラの長い現像器を有する電子写真装置にお
いて、装置の小型化に伴うブレードの撓みによる印字む
らを防止し、印字品質の高い電子写真装置を提供するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の原理について図
1に示す。本発明は、上記のようなブレードの撓みによ
り圧接力が不均一となることを防ぐため、図1(A)の
ようにブレード510の中央部が凸形状となるようにブ
レード支持部材515を形成したものである。このよう
に形成したブレード支持部材515の両端を基本部材5
16に支持した層圧規制部51を現像ローラ50に圧接
したとき、該ブレード510は、図1(B)に示すよう
に 現像ローラ50に対して均一な圧接力によりトナー
層厚を規制することができる。
【0010】本発明の請求項1は、図4に示すように、
ブレード支持部材515におけるブレード取り付け面5
15aを凸面に形成し、ブレード510を該ブレード取
り付け面515aに固定したものである。本発明の請求
項2は、図5に示すように、ブレード支持部材515と
基本部材516との間にスペーサ520を挿入して両部
材を締結することにより、ブレード支持部材515が凸
面になるようにし、ブレード510を該ブレード取り付
け面515aに固定したものである。
【0011】本発明の請求項3は、図6に示すように、
ブレード支持部材515と基本部材516のいずれかの
部材の中央部に凸部515bを設け、両部材を締結する
ことにより、ブレード支持部材515が凸面になるよう
にし、ブレード510を該ブレード取り付け面515a
に固定したものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、ブレード支持部材515を凸
形状に形成してブレード510を該ブレード支持部材5
15に装着することにより、該ブレード510の撓みを
防止し、更に該ブレード510が現像剤担持体50に圧
接されたときに、該ブレード510自身が直線状になる
ため略均等に該現像剤担持体50に接触する。
【0013】こうして、ブレード510と現像ローラ5
0との接触圧力が中央部と両端部で等しくなり、トナー
の均一な層厚規制ができるので、トナーの帯電量が均一
となる。その結果、用紙の中央部と端部で印字濃度が均
一になり、用紙中央部のみにおけるかぶりの発生を防止
することができ、高い印字品質を得ることができる。更
に、装置小型化によりブレード510の機械強度を低減
させても、トナーの均一な層厚規制ができ、高い印字品
質を得ることができる。
【0014】請求項1における発明では、ブレード支持
部材515を凸形状に形成し、形成された凸形面515
aにブレード510を装着することにより、該ブレード
510が現像ローラ50に圧接したときに、該ブレード
510が直線状になって、現像ローラ50のトナーを両
端部と中央部とで均一にトナー層厚の規制ができる。請
求項2における発明では、ブレード支持部材515と基
本部材516との間にスペーサ520を挿入することに
より、請求項1のような切削加工が不要となり、部材の
製作工数を削減することができる。
【0015】請求項3における発明では、ブレード支持
部材515と基本部材516のいずれかの部材の中央部
に凸部515bを設けることにより、請求項2のような
スペーサ520を不要とし、部品点数及び組み立て工数
が上記第2実施例よりも少なくできる利点がある。
【0016】
【実施例】
(a)画像形成装置の説明 図2は本発明の一実施例である電子写真プリンタ装置の
断面図を示し、図3は図2におけるプロセスユニットの
構成図を示している。図2の装置断面図において、2は
プロセスユニットであり、用紙を収容する用紙カセット
12の上部に設けられている。3は搬送パスであり、装
置下部の用紙カセット12からU字パスによりスタッカ
14へ用紙を搬送するものである。6は熱定着器であ
り、熱ローラ60と、バックアップローラ61に用紙を
挟みこんで、用紙のトナー像を定着するものであり、熱
ローラ60の付着トナーを除去するクリーニングローラ
62が併設されている。
【0017】7は光学ユニットであり、画像情報により
駆動される半導体レーザの光をポリゴンミラーで走査し
て、図の点線矢印に示すように現像器の上を通って、プ
ロセスユニット2の感光ドラム40に照射するものであ
る。8は用紙分離部であり、放電電極を有し、転写後の
用紙の背面に、用紙背面電位と逆極性の電荷を放電さ
せ、用紙背面を除電して、用紙を感光ドラム40から分
離するものである。
【0018】30はピックアップローラであり、用紙カ
セット12の用紙をピックアップする。31はレジスト
ローラであり、ピックアップローラ30でピックアップ
された用紙の先端を揃えて搬送するものである。32は
手差しガイドであり、図の右側に開けられ、手差し用紙
を手差しローラ33に導くものである。手差しローラ3
3は、手差しガイド32から挿入された用紙をプロセス
ユニット2に搬送するものである。
【0019】34はカバー軸であり、搬送パス3の開放
のため開閉されるフロントカバー10の回転軸となるも
のである。36は排出ローラであり、熱定着器6を通過
用紙をスタッカ14に排出するためのものである。一
方、図3のプロセスユニットの構成図において、プロセ
スユニット2は、ドラムカートリッジ4と現像器5とか
ら構成されている。この現像器5はドラムカートリッジ
4に図示しないピンにより取り付けられており、ピンを
外すことにより、ドラムカートリッジ4から取り外すこ
とができる。
【0020】ドラムカートリッジ4において、40は感
光ドラムであり、アルミニウム等の円筒基体の表面に有
機感光材料層(OPC等)を形成したものであり、図示
の如く反時計方向に回転される。41は帯電ローラであ
り、芯金に導電性レーヨン繊維を織り込んで植毛した導
電性回転ブラシ帯電器で構成され、感光ドラム40を約
−600Vに一様帯電するものである。
【0021】42は転写ローラであり、ドラムカートリ
ッジ4に設けられ、導電性の多孔質スポンジ材料、例え
ば多孔質発砲ポリウレタン・スポンジ材料にて形成され
ている。この転写ローラ42は、感光ドラム40に圧接
され、軸42aに転写電圧が印加されることにより感光
ドラム40のトナー像を用紙に転写するものである。4
3は廃トナーボックスであり、感光ドラム40の残留ト
ナーを掻き取り、収容するものである。45はドラムカ
ートリッジ4を手で持つための把手、46は転写ローラ
42を保護するためのローラカバーである。
【0022】50は現像ローラであり、導電性の多孔質
スポンジ材料、例えば多孔質発砲ポリウレタン・スポン
ジ材料で形成され、現像剤である磁性一成分トナーをそ
の表面の保持力で保持して感光ドラム40に搬送するも
のである。この現像ローラ50は感光ドラム40に所定
のニップ幅を持つように圧接され、かつ回転軸50aに
−300Vの現像バイアス電圧が印加される。
【0023】51は層厚規制ブレード部であり、現像ロ
ーラ50に付着したトナーの層厚を所定の厚さに規制す
るものである。層厚規制ブレード部51は厚さ0.1m
mのステンレス板で形成されており、現像ローラ50に
圧接され、例えば負の電荷注入を行い、負に強制帯電し
て、高湿度、高温度でも、トナーを安定帯電するもので
ある。
【0024】52はリセットローラであり、導電性スポ
ンジ材料で形成され、図のように現像ローラ50に対接
され、かつ現像ローラ50と同方向に回転される。リセ
ットローラ52には−400Vのバイアス電圧が印加さ
れ、図3の右側部分で現像ローラ50からトナーを掻き
落とすとともに、図3の左側部分で現像ローラ50にト
ナーを供給するよう作用するものである。
【0025】53,54はパドルローラであり、回転す
ることにより、現像器5内の非磁性一成分トナーを攪拌
し、帯電させるとともに、リセットローラ52の方向に
搬送するものである。55はカセット収容部であり、ト
ナーカセット56を収容するためのものである。トナー
カセット56は、一成分非磁性トナーを収容し、カセッ
ト収容部55に着脱自在にセットされている。57はト
ナー供給レバーであり、トナーカセット56内に設けら
れ、回転することにより、トナーカセット56内のトナ
ーを現像器5内に供給するものである。58は把手であ
り、トナーカセット56に設けられ、トナーカセット5
6を手で持つために用いられる。59は用紙ガイドリブ
であり、ローラカバー46とともに用紙を感光ドラム4
0と転写ローラ42との間にガイドするものである。
【0026】次に、このプリンタ装置の動作を図2及び
図3により説明する。先ず用紙カセット12の用紙はピ
ックアップローラ30によりピックされ、レジストロー
ラ31に突き当てられ、レジストローラ31で先端が揃
えられて、U字搬送パス3を感光ドラム40方向に搬送
される。一方、レジストローラ31に用紙がピックされ
ると、光学ユニット7による感光ドラム40への画像露
光が開始され、帯電ローラ41により−600Vに帯電
された感光ドラム40の画像露光部の電位が0となり、
画像に応じた静電潜像が形成される。
【0027】現像器5では、現像ローラ50に−400
Vのバイアス電圧が印加されているため、負に帯電され
たトナーは感光ドラム40の電位0の画像露光部に付着
し、トナー像が形成される。搬送される用紙には、感光
ドラム40に形成されたトナー像が、転写ローラ42に
よって、静電力及び圧力により転写される。また、感光
ドラム40に静電的に吸着した用紙は、用紙分離部8に
供給される電荷によって用紙背面の電位が除電され、感
光ドラム40から分離される。
【0028】分離された用紙は熱定着器6に送られ、熱
ローラ60により用紙のトナー像が熱定着された後、排
出ローラ36によりスタッカ14に排出される。一方、
開放された手差しガイド32から挿入された用紙は、手
差しローラ33により感光ドラム40方向に搬送され、
感光ドラム40のトナー像が、転写ローラ42によっ
て、静電力及び圧力により用紙上に転写される。感光ド
ラム40に静電的に吸着した用紙は、用紙分離部8に供
給される電荷によって感光ドラム40から分離される。
【0029】分離された用紙は熱定着器6に送られ、熱
ローラ60により用紙のトナー像が熱定着された後、排
出ローラ36によりスタッカ14に排出される。本実施
例の画像形成装置では、帯電、現像、転写の各処理を、
コロナ放電器を用いずすべてローラにて行っているの
で、人体に影響のあるオゾンの発生なく、像形成が可能
である。
【0030】また、本実施例の現像器5における現像ロ
ーラ50は、現像電位が付与される軸50aを中心に挿
入した導電性多孔質ポリウレタンローラ(例えば、東洋
ポリマー株式会社製、商品名ルビセル)にて形成されて
いる。本現像ローラ50は、感光ドラム40に接触し、
一成分非磁性トナーを、導電性多孔質ポリウレタンロー
ラの孔とブレード部51とにより帯電し、かつ導電性多
孔質ポリウレタンローラの孔に保持して感光ドラム40
に搬送し、現像を行う。
【0031】本導電性多孔質ポリウレタンローラの孔
は、トナーによる目詰まりがなく、安定にトナーを供給
できる特質を有している。 (b)ブレードの凸形状の決定方法 本発明では、ブレード510をその撓み量に適合した凸
形状とするため、ブレード510の撓み量を測定し、そ
の値に基づいて凸部を形成する。
【0032】先ず、図8に示すように、ブレード撓み測
定治具100でブレード510を均等に荷重を与えたと
きの撓み量を測定する。ブレード撓み測定治具100
は、測定台101、ブレード押圧手段102、及びブレ
ード変位測定手段(図示せず)により構成される。ブレ
ード押圧手段102はバネばかりで、本実施例では9個
使用した。理想的にはブレードに均等な荷重をかけるの
が適しており、バネばかりの数は多い方が良い。また、
ブレードの撓み量δは撓み測定手段を使用して測定す
る。本実施例では、レーザ変位計を使用し、中央部と両
端部の3カ所を測定した。
【0033】撓み量の測定は、先ず現像器50を固定
し、レーザ変位計によりブレード510の位置を測定す
る。次に、ブレード510の全長にわたって均等荷重と
なるように押圧手段102を調整する。このときの押圧
力は、装置でブレード510が押圧される力と等しくす
る。本実施例では、30gf/cmとなるように押圧手
段102を調整した。
【0034】押圧手段102の調整が終了したら、再び
ブレード510の変位測定を行う。この変位が現像ロー
ラ50に均等荷重を与えたときの撓みδである。本実施
例では、ブレード510の長さが250mmで、δ=2
00μmであった。本発明では、上記実験に基づいて、
ブレード510の凸部が両端部より200μmとなるよ
うに形成している。
【0035】以下、本発明の実施例は、層圧規制ブレー
ド部51をブレード510と支持部材515とにより構
成したものである。 (c)第1実施例の説明 本発明の第1実施例について図4に示す。第1実施例
は、ブレード支持部材515を切削等によりカマボコ型
に形成し、該ブレード支持部材515の中央部と両端部
の高さの差を約200μmとした。そして本ブレード支
持部材515の凸面515aにブレード510を固定す
ることにより、ブレード510を凸形状としたものであ
る。
【0036】また、514は板バネであり、ブレード基
本部材516の後端を図1のように下方向に付勢して、
回転軸512によりブレード支持部材515に固定され
たブレード510を現像ローラ50に押しつけるための
ものである。尚、本発明の各実施例の図では、いずれも
ブレード510をブレード支持部材515にネジ止めし
た図を示したが、接着等の方法によっても同等の効果を
得ることができる。
【0037】(d)第2実施例の説明 本発明の第2実施例について図5に示す。第2実施例
は、ブレード支持部材515と基本部材516との間に
約200μmの厚さのスペーサ520を挿入した後、該
ブレード支持部材515と基本部材516を両端で締結
したものである。両部材を締結することにより、ブレー
ド支持部材515はスペーサ520の厚さ約200μm
分だけ凸形状となる。
【0038】本実施例では、切削加工が不要となり、部
材そのものの製作工数を削減することができる。スペー
サ520は、装置動作時におけるブレード510の圧
接、開放の繰り返しによりずれる場合があるので、ブレ
ード支持部材515及び基本部材516に予め接着して
おいてもよい。
【0039】また、ブレード部51を現像器5に装着
し、現像ローラ50に圧接させて、該現像ローラ50を
回転させると、ブレード510を固定したブレード支持
部材515は上下方向にも力を受けるため、該ブレード
支持部材515のみが上下方向に撓む場合がある。この
ため、スペーサ520を通して、ブレード支持部材51
5と基本部材516をネジ等で固定するのが望ましい。
図5はこの状態を図示したものである。
【0040】(e)第3実施例の説明 本発明の第3実施例について図6に示す。第3実施例
は、第2実施例においてスペーサ520を使用する代わ
りに、ブレード支持部材515或いは基本部材516の
中央部に、ポンチ或いは絞り加工等で約200μmの高
さに凸部515bを形成したものである。
【0041】本実施例においても、ブレード部51を現
像器5に装着し、現像ローラ50に圧接させて、該現像
ローラ50を回転させると、ブレード510を固定した
ブレード支持部材515は上下方向にも力を受けるた
め、該ブレード支持部材515のみが上下方向に撓む場
合がある。このため、本実施例では、該ブレード支持部
材515にピン515cを通し、基本部材516側に該
ピン515cの逃げ穴515dを設けることにより、現
像ローラ50の回転によるブレード支持部材515の上
下方向の撓みを防止するのが望ましい。図6(A)及び
(B)はこの状態を図示したものである。
【0042】(f)第4実施例の説明 本発明の第4実施例について図7に示す。第4実施例も
第2実施例と同様に、ブレード支持部材515と基本部
材516を締結したものであるが、該ブレード支持部材
515を凸形状に形成するため、該ブレード支持部材5
15の両端を中央側へ押し、該ブレード支持部材515
を撓ませて該基本部材516に締結したものである。具
体的には、該ブレード支持部材515の片方を該基本部
材516に締結した後、もう一方の端部を中央側へ押
し、該ブレード支持部材515を撓ませて該基本部材5
16に締結することにより、該ブレード支持部材515
を凸形状に形成したものである。本形状を図7(A)に
示す。
【0043】本方法は、図9(A)に示す治具200を
使用して、組み立てを行う。即ち、図9(B)に示すよ
うに、前記ブレード支持部材515と基本部材516を
重ねて該治具200に設定し、前記ブレード支持部材5
15の片方を該基本部材516に締結した後、前記ブレ
ード支持部材515が該治具200のガイド部201に
当たるように撓ませて、残りの一方を締結するものであ
る。
【0044】本実施例においても、ブレード部51を現
像器5に装着し、現像ローラ50に圧接させて、該現像
ローラ50を回転させると、ブレード510を固定した
ブレード支持部材515は上下方向にも力を受けるた
め、該ブレード支持部材515のみが上下方向に撓む場
合がある。このため、本実施例でも第3実施例と同様
に、該ブレード支持部材515にピン515cを通し、
基本部材516側に該ピン515cの逃げ穴515dを
設けることにより、現像ローラ50の回転によるブレー
ド支持部材515の上下方向の撓みを防止するのが望ま
しい。図7はこの状態を図示したものである。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ブレード支持部材51
5を凸形状に形成してブレード510を該ブレード支持
部材515に装着することにより、該ブレード510の
撓みを防止することができる。更に、該ブレード510
が現像ローラ50に圧接されたときに、該ブレード51
0自身が直線状になるため略均等に該現像ローラ50に
接触するため、該ブレード510と該現像ローラ50と
の接触圧力が中央部と両端部で等しくなり、トナーの均
一な層厚規制ができるので、トナーの帯電量が均一とな
る。その結果、用紙の中央部と端部で印字濃度が均一に
なり、用紙中央部のみにおけるかぶりの発生を防止する
ことができる。
【0046】特に、装置の小型化に伴い、機械強度の低
いブレード510を使用した場合にも、トナーの均一な
層厚規制ができ、高い印字品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図を示す。
【図2】本発明の実施例である電子写真プリンタ装置の
断面図を示す。
【図3】本発明の実施例である電子写真プリンタ装置に
おけるプロセスユニットの構成図を示す。
【図4】本発明による現像剤の層厚規制部の第1実施例
を示す。
【図5】本発明による現像剤の層厚規制部の第2実施例
を示す。
【図6】本発明による現像剤の層厚規制部の第3実施例
を示す。
【図7】本発明による現像剤の層厚規制部の第4実施例
を示す。
【図8】層厚規制手段の撓み量の決定手段を示す。
【図9】第4実施例による層圧規制部の組み立て治具を
示す。
【図10】従来技術の説明図(その1)。
【図11】従来技術の説明図(その2)。
【符号の説明】
2 プロセスユニット 3 搬送パス 4 ドラムカートリッジ 5 現像器 6 熱定着器 7 光学ユニット 8 用紙分離部 40 潜像担持体 50 現像ローラ 51 層厚規制部 510 ブレード 515 ブレード支持部材 515a ブレード取り付け面 516 基本部材 520 スペーサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体(40)と、 該潜像担持体(40)上の潜像を現像する現像剤担持体
    (50)と、 該現像剤担持体(50)の現像剤の層厚を規制する層厚
    規制部(51)と、 を備えた画像形成装置において、 前記層厚規制部(51)は、前記現像剤担持体(50)
    に圧接され、該現像剤担持体(50)の現像剤の層厚を
    規制するブレード(510)と、 前記ブレード(510)を支持するブレード支持部材
    (515)と、 該ブレード支持部材(515)を支持する基本部材(5
    16)と、 により構成され、 前記ブレード支持部材(515)における該ブレード取
    り付け面(515a)が凸面に形成され、該ブレード
    (510)が該ブレード取り付け面(515a)に沿っ
    て装着されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置におい
    て、 層厚規制部(51)は、ブレード(510)と基本部材
    (516)とブレード支持部材(515)とから構成さ
    れており、前記基本部材(516)と前記ブレード支持
    部材(515)との間にスペーサ(520)を挿入して
    締結することにより、前記ブレード支持部材(515)
    における該ブレード取り付け面(515a)を凸面と成
    したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置におい
    て、 層厚規制部(51)は、ブレード(510)と基本部材
    (516)とブレード支持部材(515)とから構成さ
    れており、前記ブレード支持部材(515)の中央部に
    凸部(515b)を設けて前記基本部材(516)と締
    結することにより、前記ブレード支持部材(515)に
    おける該ブレード取り付け面(515a)を凸面と成し
    たことを特徴とする画像形成装置。
JP5060644A 1993-03-19 1993-03-19 画像形成装置 Withdrawn JPH06274019A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006184556A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Brother Ind Ltd プロセスカートリッジ、画像形成装置
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JP2016105151A (ja) * 2014-11-21 2016-06-09 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置
JP2017072762A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社リコー 板材保持装置、現像装置及び画像形成装置。

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