JP2008164951A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置のトナー収容部におけるトナー供給ローラと周囲のトナー収容筐体部との間隔寸法が大きくて、トナーが劣化していても、トナー供給ローラにトナーを正常に付着させる。
【解決手段】トナー供給ローラ4の表面の長手方向に所定の隙間寸法Δtで隔てられた近傍に高剛性のトナー層成形部材170が設けられ、トナー層成形部材170は、トナー供給ローラ4の表面に静電吸着されたトナーがトナー供給ローラ4の回転に従って圧縮方向に加圧されながら所定厚みΔtのトナー層13bに成形されるように導く加圧ガイド面部170aと、トナー供給ローラ4の表面の長手方向にトナー層の所定厚みΔt分の隙間寸法Δtを有して、所定厚みΔtに成形されたトナー層13bの表面を平滑化させて送出する送出ガイド部170bとを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像部材に現像剤を供給する現像装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真式のプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置では、まず、均一に帯電させられた感光体ドラムの表面を露光して静電潜像を形成する。そして、その感光体ドラムの表面上の静電潜像を現像装置でトナーにより現像してトナー像を形成し、そのトナー像を印刷用紙に転写する。そして、印刷用紙上に転写されたトナー像を定着させて印刷された画像が形成される。
しかし、現像装置でトナーが劣化していた場合には、トナー供給ローラや現像ローラに安定してトナーが供給できなくなり、現像されたトナー像にむらが生じ、印字された画像にカスレ等の画像不良が生じるという問題がある。これを解決するために、トナー補給規制材を設けてトナーをトナー供給ローラと現像ローラとの接触部に落下させてトナーの補給量を規制する現像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−31952号公報
しかしながら、現像装置のトナー収容部におけるトナー供給ローラと周囲のトナー収容筐体部との間隔寸法が大きい場合には、その中でトナーに対流が発生することから、トナー供給ローラにトナーが付着しにくくなり、又、付着したトナーが剥がれ落ちてしまうという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、現像装置のトナー収容部におけるトナー供給ローラと周囲のトナー収容筐体部との間隔寸法が大きくて、トナーが劣化していても、トナー供給ローラにトナーを正常に付着させることができる現像装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の現像装置は、静電潜像を担持する静電潜像担持体と、静電潜像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給して可視像を形成する現像部材と、現像部材に現像剤を供給する現像剤供給部材と、現像剤を保持する現像剤収容筐体部と、現像剤収容筐体部と現像剤供給部材との間に設けられた現像剤層成形部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の現像装置は、トナー収容筐体部とトナー供給ローラとの間にトナー層成形部材を設けたので、現像装置のトナー収容部におけるトナー供給ローラと周囲のトナー収容筐体部との間隔寸法が大きくて、トナーが劣化していても、トナー供給ローラにトナーを正常に付着させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る第1の実施の形態の画像形成装置の全体の概略構成を示す縦断面図である。
図1の画像形成装置22には、カラー画像を形成するためのC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各色用の着脱可能な現像装置la〜1dと、各現像装置1に着脱可能に配設されるトナーカートリッジ12a〜12dと、画像データに基づいて各色毎の画像を形成するための光線を発生させる露光装置11a〜11dと、露光装置11a〜11dからの光により表面に静電潜像及びそれがトナー(現像剤)により現像されたトナー像(現像剤像)が形成される感光体ドラム6a〜6dと、トナー像を印刷用紙(印刷媒体)上に転写させる転写ベルトユニット23と、印刷用紙上の転写されたトナー像を定着させる定着装置16と、印刷用紙を格納する給紙カセット24と、印刷用紙を搬送する給紙部25と、画像形成装置22から現像装置1la〜11dを取り出す際に開閉する本体カバー26とが備えられている。
次に図1の現像装置1a〜ld内の概略構成について説明する。
図2は、図1の現像装置1a〜ldの内部の構成を示した図である。
現像装置1は、図1の現像装置1a〜ldの1つを示し、撹拌部材2および3、トナー供給ローラ(現像剤供給部材)4、現像ローラ(現像部材)5、感光体ドラム(静電潜像担持体)6、帯電ローラ7、クリーニング装置8、現像ブレード9、トナー収容筐体部(現像剤収容筐体部)17によって形成され、クリーニング装置8内にはクリーニングブレード10が設けられる。
現像装置1における感光体ドラム6の表面の周囲には、帯電ローラ7、露光装置11、転写ローラ15、クリーニングブレード10等が配設される。印刷用紙14の搬送経路における転写ローラ15の下流側には、定着装置16が配設される。現像装置1の現像ローラ5は、感光体ドラム6と接触して回転し、感光体ドラム6にトナーを付着させる。現像ブレード9は、現像ローラ5に圧接して現像ローラ5上のトナー層厚を規制する。トナー供給ローラ4は、現像ローラ5に接触して回転し、現像ローラ5側ヘトナーを供給する。トナー収容筐体部17は、トナーを収容する。そしてトナー収容筐体部17の上部には、トナー収容筐体部17にトナーを供給するトナーカートリッジ12が着脱可能に設けられている。
トナー収容筐体部17には、クランク形状のシャフトからなる撹拌部材2、3が回転可能に設けられている。この撹拌部材2、3は、トナーカートリッジ12から供給されたトナーを現像装置1内で撹拌するとともに、凝集したトナー、またはトナー中に含まれる異物が現像ローラ5やトナー供給ローラ4の近傍に停留することを防止している。
以下に、図2の現像装置1における各部を個別に説明する。
感光体ドラム6は、矢印A方向に回転自在に配設される。帯電ローラ7は、感光体ドラム6の表面を一様にかつ均一に帯電させる。露光装置11は、帯電させられた感光体ドラム6の表面を画像データに従って露光させて静電潜像を形成する。
撹拌部材2および3は、トナーカートリッジ12から供給された現像トナー13を撹拌する。トナー供給ローラ4は、現像ローラ5と接触させて矢印C方向に回転自在に配設されており、トナーカートリッジ12から供給された現像トナー13を現像ローラ5に供給するもので、シリコーンゴム、ウレタンゴム等の発泡弾性体によって形成され、表面に凹部からなる複数のセルが形成される。
現像ローラ5は、感光体ドラム6と接触させて矢印B方向に回転自在に配設され、感光体ドラム6に現像トナー13が供給され、静電潜像を現像してトナー像を形成する。現像ブレード9は、現像ローラ5と接触させて配設されており、現像ローラ5の表面の現像トナー13の層、すなわちトナー層の厚さを規定し、現像ローラ5から感光体ドラム6に移動させられる現像トナー13の量を設定する。
転写ローラ15は、感光体ドラム6と対向させて矢印D方向に回転自在に配設されており、感光体ドラム6との間に転写部を構成し、その転写部に搬送された印刷用紙14に、感光体ドラム6上に形成されたトナー像を転写する。
クリーニング装置8は、感光体ドラム6の表面のトナー像が印刷用紙14に転写された後に、その感光体ドラム6の表面に残留した現像トナー13を、感光体ドラム6の表面に接触させて配設されたクリーニングブレード10により除去する。
図3は、比較のために従来の現像装置のトナー供給ローラ4と現像トナー13の関係を示す拡大断面図である。
図3において、現像装置1における現像トナー13を収容するトナー収容筐体部17は、トナー供給ローラ4の表面の周方向の一部を、長手方向に所定の間隔寸法Tが維持されるように覆っており、具体的には、トナー収容筐体部17とトナー供給ローラ4との間はT=約1.5mmの間隔寸法に設定されている。未成形付着トナー層13aは、トナー収容筐体部17内の帯電したトナーがトナー供給ローラ4の表面上に静電気により自然に付着した層であり、層厚がまばらになっている。図3に示した従来の方法では、トナー供給ローラ4とトナー収容筐体部17の間の間隔寸法TがT=約1.5mm以上に著しく大きくなった場合、現像トナー13の対流やトナー供給ローラ4への現像トナー13の付着量にばらつきが発生しており、その結果、トナー層の厚み寸法がばらついている未成形付着トナー層13aが、そのまま現像ローラ5に接触し、現像ローラ5にはまばらにトナーが供給されていた。
図4は、図2の現像装置1のトナー供給ローラ4と現像トナー13の関係を示す拡大断面図である。図5は、図4の未成形付着トナー層13aがトナー層成形部材(現像剤層成形部材)170によりトナー供給ローラ4上に加圧成形される状態をさらに拡大して示す拡大断面図である。
図4又は図5において、トナー層成形部材170は、高剛性であって、トナー収容筐体部17の内側表面上におけるトナー供給ローラ4の表面の長手方向に間隔寸法Tで隔てられた対向する位置の中で、トナー供給ローラ4の回転方向に最後となる位置の近傍に、トナー収容筐体部17の内面に突出するリブ形状で一体に形成される。トナー層成形部材170は、トナー供給ローラ4の表面に静電吸着されたトナーがトナー供給ローラ4の回転に従って圧縮方向に加圧されながら所定厚みΔtの成形後付着トナー層13bに成形されるように導く加圧ガイド面部170aと、トナー供給ローラ4の表面の長手方向にトナー層の所定厚みΔt分の隙間寸法Δtを有して、所定厚みΔtに成形された成形後付着トナー層13bの表面を平滑化させて送出する送出ガイド部170bとを有する。
未成形付着トナー層13aおよび成形後付着トナー層13bは、共にトナー収容筐体部17内の帯電したトナーがトナー供給ローラ4の表面上に静電気により自然に付着した層である。本実施の形態では、未成形付着トナー層13aは、トナー層成形部材170の上流側トナー層であり、成形後付着トナー層13bは、トナー収容筐体部17のトナー層成形部材170の下流側トナー層である。
加圧ガイド面部170aは、トナー供給ローラ4の下に滞留した現像トナー13をトナー供給ローラ4へと導くために設けられ、トナー供給ローラ4の表面に静電吸着されたトナーがトナー供給ローラ4の回転に従って圧縮方向に加圧されながら所定厚みΔtのトナー層13bに成形されるように導くものである。
送出ガイド部170bは、加圧ガイド面部170aによるトナー供給ローラ4に対する傷害を防止するためと、トナー供給ローラ4の表面の長手方向にトナー層の所定厚みΔt分の隙間寸法Δtを有し、所定厚みΔtに成形されたトナー層13bの表面を平滑化させて送出するもので、本実施の形態では、隙間寸法Δtが、トナー供給ローラ4の表面の長手方向に常に0.5mm以下の均一の隙間寸法Δtとなるように形成される。
表1は、トナー供給ローラ4とトナー収容筐体部17のトナー層成形部材170の隙間寸法Δtを様々な値に変えて、印刷画像にカスレ発生の有無を確認した実験結果である。画像データとしては、印刷デューティーが100[%]のものを印刷してカスレが発生したかを確認した。尚、隙間寸法Δtの単位はmmである。表1において、○はカスレ発生が無い場合を示し、△はカスレの発生が5[%]以内の範囲である場合を示し(通常印刷される文字等の印刷においては問題無い範囲である)、×はカスレの発生が5[%]より大きい場合であることを示す。
Figure 2008164951
実験結果からは、トナー供給ローラ4とトナー収容筐体部17のトナー層成形部材170の隙間寸法Δtを0.7mm〜−0.2mmにした場合には、通常印刷される文字等の印刷においては問題無いカスレの発生が5[%]以内の範囲であることがわかる。従って、例えば、写真画像等を印刷しない装置の場合には、トナー層成形部材170の隙間寸法Δtをこの範囲にすることができることになる。尚、−0.2mmとは、隙間寸法は無く、トナー供給ローラへの押し込み量が0.2mmであることを示す。
さらにトナー供給ローラ4とトナー収容筐体部17のトナー層成形部材170の隙間寸法Δtを0.5mm〜0mmにした場合には、カスレが発生していないことがわかる。従って、写真画像等を印刷する装置を含んで全ての現像装置で、好ましくは、トナー層成形部材170の隙間寸法Δtをこの範囲にすれば、現像ローラ5へ安定した量の現像トナー13を搬送することができ、安定した印刷品質を提供できることになる。
図6は、トナー供給ローラ4の発泡弾性体4bが円柱形状である場合の現像ローラ5との関係を示す図である。
図6に示したトナー供給ローラ4のトナー供給面である発泡弾性体4bの表面形状は円柱形状である。一般的に、現像ローラ5の表面とトナー供給ローラ4の表面とが接触するニップ部においてトナーの供給に適したニップ圧を与えるため、現像ローラ5との両軸間を、ニップ部が接触した状態からさらに発泡弾性体4bの表面が現像ローラ5の表面に沿って撓むように、トナー供給ローラ4の回転軸4aの両軸端を回動可能に支持するトナー供給ローラ支持部材であるサイドプレート28により近づけている。
この場合、トナー供給ローラ4の回転軸4aの軸強度と、サイドプレート28の支持強度が十分あり、回転軸4aが撓まない場合には、発泡弾性体4bの表面形状は円柱形状でも問題がない。しかし、そのためには回転軸4aとサイドプレート28を強固に形成する必要があり、小型化及び軽量化が望まれる製品開発の上では好ましくないため、回転軸4aが若干撓むように形成されている。回転軸4aが撓む場合には、トナー供給ローラ4の表面の軸方向(長手方向)の両端部は、サイドプレート28により間隔が規定されるため、目的とするトナーの供給に適したニップ圧が得られるが、トナー供給ローラ4の表面の軸方向の中央部では、図6に示したように現像ローラ5から逃げるE方向に撓んでしまいニップ圧が不足する。
本実施の形態のトナー供給ローラ4では、上記したように回転軸4aが撓む場合でも、現像ローラ5の表面とトナー供給ローラ4の表面とが接触するニップ部の軸方向の中央部においてトナーの供給に適したニップ圧を与えることができるように、トナー供給ローラ4における外周表面の軸方向の中央部が膨らんだ樽形の形状としている。
本実施の形態のトナー層成形部材170は、トナー供給ローラ4の表面の長手方向に所定の隙間寸法Δtで隔てられた対向する位置に形成されていることから、トナー供給ローラ4の外周表面が樽形の形状になった場合には、成形後付着トナー層13bの成形圧力を軸方向の中央部と両端部で均一にするためには、トナー層成形部材170における対向する面の形状を、その樽形状に対応する凹形状にすることが必要になる。
図7は、図4のA−A断面から見た、トナー供給ローラ4の外周表面が樽形状の場合のトナー層成形部材170の構成と配置を示す側面図である。
図7において、トナー供給ローラ4は、回転軸4aと外周表面の軸方向の中央部が膨らんだ樽形状の発泡弾性体4bで構成される。4cは発泡弾性体4bの軸方向の中央部の直径であり、4dは発泡弾性体4bの軸方向の両端部の直径である。トナー供給ローラ4は、樽形状により軸方向の中央部が撓みにより逃げることを補正し、トナー供給ローラ4と現像ローラ5の重なりによる圧力、つまりニップ圧を一定にすることができる。この場合の発泡弾性体4bの軸方向の中央部の直径4cの寸法は、発泡弾性体4bの軸方向の両端部の直径4dの寸法に対して、4c=4d+0.5mm程度である。又、トナー供給ローラ4は左右それぞれサイドプレート28で支持される。
このトナー供給ローラ4の外周表面が樽形状の場合におけるトナー収容筐体部17のトナー層成形部材170は、図2、図4及び図5に示したトナー層成形部材170と同様であるが、そのトナー供給ローラ4と対向する側の面が、トナー供給ローラ4の外周表面が樽形状との間の間隔寸法Tが一定となるように凹形状になっている。
以下に、上記した構成の画像形成装置における動作について説明する。まず、露光装置11から画像データに対応させて光を照射することで感光体ドラム6の表面を露光させ、感光体ドラム6上に静電潜像を形成する。続いて、静電潜像が現像ローラ5によりトナーで現像されることでトナー像が形成され、そのトナー像が転写ローラ15により印刷用紙14に転写される。トナー像が転写された印刷用紙14は、定着装置16に搬送され、定着装置16によって印刷用紙14上のトナー像が定着される。このようにして画像の印刷が実施される。
現像装置1においては、トナーとして現像トナー13が使用される。トナーカートリッジ12には、下部に開閉自在の開口部が形成されており、その開口部が開放されると、トナーカートジッジ12内の現像トナー13が開口部を介して所定の量だけ落下し、現像装置1内に供給される。現像装置1内では、現像トナー13は撹拌部材2および3が回転させられるのに伴って撹拌され、トナー供給ローラ4に供給される。
トナー供給ローラ4は、現像ローラ5と同じ方向に、各周速度に一定の差を形成しながら互いに摺動するように回転させられ、トナー供給ローラ4および現像ローラ5の各電位差に基づいて現像トナー13が現像ローラ5に供給されると共に、現像ローラ5の外周面の余分な現像トナー13を掻き取ることができる。又、トナー供給ローラ4と現像ローラ5とが接触するニップ部においては、各周速度の差によって生じる摩擦により、現像トナー13がわずかに帯電させられる。
そして、現像ローラ5上の現像トナー13は、現像ローラ5の回転に伴って、現像ブレード9まで搬送され、現像ブレード9によってトナー層の厚さが規定された後、感光体ドラム6と対向する現像領域に搬送される。現像領域においては、感光体ドラム6上の静電潜像によって現像トナー13が静電気力で引きつけられ、感光体ドラム6に移動させられ、トナー像が形成される。
トナー供給ローラ4は、図4及び図5におけるC方向に回転する。この場合、トナー供給ローラ4の下に滞留した現像トナー13は、トナー供給ローラ4に未成形付着トナー層13aのようにまばらに付着している。この未成形付着トナー層13aは、図5に示したように送出ガイド部170bをガイドとして、トナー供給ローラ4とトナー収容筐体部17のトナー層成形部材170との間の微小な隙間寸法Δtにトナーが密集するため圧力が発生し、現像トナー13がトナー供給ローラ4上に加圧成形され、かつ左右差無く、表面が平滑化されてならされた一定厚Δtである付着トナー層、即ち、成形後付着トナー層13bが形成される。本実施の形態の場合には、成形後付着トナー層13bの外周表面が平滑化されてならされているため、現像ローラ5に現像トナー13を供給するために残りの現像トナー13中を移動しても、残りの現像トナー13による負荷が少ないため、これ以上のトナーの付着や剥離が少なく、現像ローラ5への現像トナー13の供給を安定させることができる。
以上のように本発明の第1の実施の形態では、トナー供給ローラ4上の厚さ寸法がまばらな未成形付着トナー層13aに対して、トナー収容筐体部17のトナー層成形部材170により加圧成形して、現像トナー13が一様かつ確実にトナー供給ローラ4に付着した成形後付着トナー層13bを形成している。
その際に、トナー供給ローラ4とトナー収容筐体部17のトナー層成形部材170の隙間寸法Δtが、トナー供給ローラ4の軸方向(長手方向)に一定であるため、現像ローラ5とトナー供給ローラ4とが接触するニップ部の長手方向のどの箇所でも均一のニップ圧を得ることができ、ニップ部の長手方向に左右の差が無く現像トナー13を供給することができる。
これにより、従来のようにトナー層の厚み寸法がばらついている未成形付着トナー層13aをそのまま現像ローラ5に接触させて現像ローラ5にはまばらにトナーが供給されることを無くし、トナー供給ローラ4とトナー収容筐体部17の間隔寸法T内の現像トナー13の対流により成形後付着トナー層13bの層厚がばらつくことを無くし、現像トナー13の劣化により成形後付着トナー層13bの層厚がばらつくことを無くすことができる。
つまり、トナー供給ローラ4にトナーが正常に付着しない場合には、現像ローラ5に安定してトナーが供給できなくなり、現像されたトナー像にむらが生じたり、印字された画像にカスレ等の画像不良が生じるという問題を解決することができる。
従って、安定した成形後付着トナー層13bをトナー供給ローラ4に形成することができることから、現像ローラ5へ安定した量の現像トナー13を搬送することができ、安定した印刷品質を提供できる。
このように本実施の形態では、トナー供給ローラ4の表面の長手方向に所定の隙間寸法Δtで隔てられた近傍に高剛性で加圧ガイド面部170aと送出ガイド部170bとを有するトナー層成形部材170を設けたので、現像装置1のトナー収容部におけるトナー供給ローラ4と周囲のトナー収容筐体部17との間隔寸法Tが大きくてトナーの対流が発生したり、現像トナー13が劣化して帯電量が低下している場合でも、トナー供給ローラ4に現像トナー13を正常に付着させることができる。
(第2の実施の形態)
上記した第1の実施の形態では、トナー収容筐体部17の内側にトナー層成形部材170を一体に形成したが、以下に示す第2の実施の形態では、トナー層成形部材を別体としてトナー収容筐体部17の内側に固着させる場合について説明する。以下、第1の実施の形態と同様な部分については重複する説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図8は、第2の実施の形態の現像装置1のトナー供給ローラ4と現像トナー13の関係を示す拡大断面図である。
尚、図8において、第1の実施の形態の図4及び図5と同様である部分については図面中に同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
又、本実施の形態は、トナー層成形部材18がトナー収容筐体部17と別体であり、トナー収容筐体部17の内側表面上に固着させる点以外は、第1の実施の形態と同様である。
図8において、未成形付着トナー層13a及び成形後付着トナー層13bは、トナー供給ローラ4に付着したトナーである。未成形付着トナー層13aは、スペーサ形状のトナー層成形部材18の上流側トナーであり、成形後付着トナー層13bは、トナー層成形部材18の下流側トナーである。トナー層成形部材18は、例えば、アクリロ・ニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等の高剛性の材料により形成され、トナー収容筐体部17の内側表面上に接着強度の高い両面テープ等の接着部材により固着される。この固着方法については、両面テープに限らず、接着剤等の容易に脱落しないものを用いても良い。本実施の形態の場合も、トナー供給ローラ4とトナー層成形部材18との間の隙間寸法Δtは、約0.5mmとすれば良い。
トナー層成形部材18における面取り部18aは、第1の実施の形態における、トナー供給ローラ4の表面に静電吸着されたトナーがトナー供給ローラ4の回転に従って圧縮方向に加圧されながら所定厚みΔtの成形後付着トナー層13bに成形されるように導く加圧ガイド面部170aに相当し、その機能や動作は同様である。
又、トナー層成形部材18における平坦部18bは、第1の実施の形態における、トナー供給ローラ4の表面の長手方向にトナー層の所定厚みΔt分の隙間寸法Δtを有して、所定厚みΔtに成形された成形後付着トナー層13bの表面を平滑化させて送出する送出ガイド部170bに相当し、その機能や動作は同様である。
図9は、トナー供給ローラ4の外周表面が樽形状の場合のトナー層成形部材18の構成と配置を示す側面図である。
本実施の形態では、第1の実施の形態の図7におけるトナー層成形部材170が、トナー層成形部材18となり、別体としてトナー収容筐体部17の内側に固着されるように形成されるが、それ以外は第1の実施の形態と同様である。
画像形成装置および現像装置1の動作についても、第1の実施の形態の図4及び図5におけるトナー層成形部材170(加圧ガイド面部170aと送出ガイド部170b)が、図8におけるトナー層成形部材18(面取り部18aと平坦部18b)に変わる他は、実施の形態1と同様な動作であり、効果も同様となる。
以上のように本発明の第1の実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加えて、トナー収容筐体部17の部品にロットにより反りや変形か発生した場合においても、その反りや変形に合わせてトナー層成形部材18の厚さを調整することができ、トナー収容筐体部17を形成する際の部品精度の管理レベルを軽減させることができる。
(第3の実施の形態)
上記した第1と第2の実施の形態では、トナー収容筐体部17の内側に連続するようにトナー層成形部材170あるいは18を設けていたが、以下に示す第3の実施の形態では、トナー層成形部材をトナー収容筐体部17の内側に連続させて設けず、トナー収容筐体部17の内側の離間させた位置に設ける場合について説明する。以下、第1又は第2の実施の形態と同様な部分については重複する説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図10は、第3の実施の形態の現像装置1のトナー供給ローラ4と現像トナー13の関係を示す拡大断面図である。
尚、図10において、第1の実施の形態の図4及び図5又は第2の実施の形態の図8と同様である部分については図面中に同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
本実施の形態は、トナー層成形部材19がトナー収容筐体部17の内側表面から離間して、トナー収容筐体部17上に固定されておらず、トナー供給ローラ4等を支持するサイドプレートにより固定される点と、トナー層成形部材19の形状が円柱の棒形状であること以外は、第1又は第2の実施の形態と同様である。
又、円柱の棒形状のトナー層成形部材19では、円柱の棒形状におけるトナー供給ローラ4側に下半分で更に回転方向Cで搬送される未成形付着トナー層13aと対向する側が第1の実施の形態の加圧ガイド面部170aに相当し、円柱の棒形状におけるトナー供給ローラ4側に最も近接する部分が第1の実施の形態の送出ガイド部170bに相当する。
図10において、未成形付着トナー層13a及び成形後付着トナー層13bは、トナー供給ローラ4に付着したトナーである。未成形付着トナー層13aは、固定軸形状のトナー層成形部材19の上流側トナーであり、成形後付着トナー層13bは、トナー層成形部材19の下流側トナーである。トナー層成形部材19は、トナー収容筐体部17とは別の部材であり回転しない。トナー層成形部材19は、剛性部材(樹脂製の場合は撓む可能性があるので、例えば、ステンレス製)が使用され、トナー供給ローラ4を支持しているサイドプレート28で保持される。トナー供給ローラ4とトナー層成形部材19は0.5mm程度の隙間寸法Δtがある。図10に示したトナー層成形部材19は断面が円形形状であるが、最小隙間寸法Δtが0.5mm以下であれば、正方形や長方形や他の多角形等の角棒形状でも良い。
図11は、トナー供給ローラ4の外周表面が樽形状の場合のトナー層成形部材19の構成と配置を示す側面図である。
尚、図11において、第1の実施の形態の図7と同様である部分については図面中に同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
図11において、トナー層成形部材19は、トナー収容筐体部17の内側に連続させて設けられていない。又、サイドプレート28は、トナー供給ローラ4の左右各々の長手方向端部を支持すると共に、トナー層成形部材19の長手方向両端部を、トナー供給ローラ4の発泡弾性体4bの外周表面と一定の隙間寸法Δtが維持されるように支持している。他の構成は、第1の実施の形態の図7と同様である。
画像形成装置および現像装置1の動作についても、第1の実施の形態の図4及び図5におけるトナー層成形部材170(加圧ガイド面部170aと送出ガイド部170b)が、図10及び図11におけるトナー層成形部材19(断面円柱形状の)に変わる他は、実施の形態1と同様な動作であり、効果も同様となる。
以上のように本発明の第3の実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加えて、トナー層成形部材19は形状も単純で、トナー供給ローラ4との隙間寸法Δtもサイドプレート28の中心問距離を管理すればよく、トナー供給ローラ4との隙間寸法Δtを精度良く管理することができる。
(第4の実施の形態)
上記した第1〜第3の実施の形態では、トナー供給ローラ4の軸方向の中央部が膨らんだ樽形状の外周表面に合わせて、隙間寸法Δtが長手方向(軸方向)に均一になるように各トナー層成形部材170、18、19が凹形状に形成されていたが、以下に示す第4の実施の形態では、トナー層成形部材を凹形状にしないで平坦形状にした場合について説明する。以下、第1又は第2の実施の形態と同様な部分については重複する説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図12は、第4の実施の形態の現像装置1のトナー供給ローラ4の外周表面が樽形状の場合のトナー層成形部材29の構成と配置を示す側面図である。
尚、図12において、第1の実施の形態の図7又は第2の実施の形態の図9又は第3の実施の形態の図12と同様である部分については図面中に同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
図12において、トナー層成形部材29は、実施の形態1のトナー層成形部材170、又は、実施の形態2のトナー層成形部材18、又は、実施の形態3のトナー層成形部材19のいずれでも良いが、形状がトナー供給ローラ4の軸方向の中央部が膨らんだ樽形状の外周表面に合わせて凹形状になっておらず平坦な形状である。
また、トナー層成形部材29とトナー供給ローラ4との隙間寸法Δtを示す中央部30及び両端部31は、
0≦(中央部30)≦0.5 且つ 0≦(両端部31)≦0.5
(単位はmm)の範囲内で設定される。
本発明の発明者は実験により中央部と両端部とでどの程度の濃度差が発生するかを確認した。
表2は、トナー供給ローラ4とトナー層成形部材29との隙間寸法Δtを中央部と両端部とで様々な値に変えて、印刷画像にカスレ発生の有無を確認した実験結果である。画像データとしては、印刷デューティーが100[%]のものを印刷してカスレが発生したかを確認した。尚、隙間寸法Δtの単位はmmである。濃度差は0.1以下(目視にて違いが分からない)、0.2(目視にて濃度差が分かる)とする。濃度測定は濃度計X−Rite504 SDG社製を使用した。
表2において、○はカスレ発生が無い場合を示し、△はカスレの発生が5[%]以内の範囲である場合を示し(通常印刷される文字等の印刷においては問題無い範囲である)、×はカスレの発生が5[%]より大きい場合であることを示す。
実験結果からは、トナー供給ローラ4とトナー収容筐体部17のトナー層成形部材29の隙間寸法Δtを中央部と両端部とで0.25mm以内の差にした場合には、カスレが発生していない。
従って、トナー層成形部材29の隙間寸法Δtを中央部と両端部とで0.25mm以内の差にすれば、現像ローラ5へ安定した量の現像トナー13を搬送することができ、安定した印刷品質を提供できることがわかる。又、隙間寸法Δtが0.5mmより大きくなるか、0mmより小さくなると、第1の実施の形態より、カスレが発生することがわかっている。
Figure 2008164951
上記の実験結果から、本実施の形態では、中央部30を0.25(mm)とし、両端部31を0.5(mm)とした。
本実施の形態のトナー供給ローラ4も、図4、図8、図10に示したものと同様にC方向に回転する。その際に、トナー供給ローラ4の下に滞留した現像トナー13がトナー供給4に未成形付着トナー層13aのようにまばらに付着し、このトナーがトナー供給ローラ4とトナー層成形部材29の微小な隙間寸法Δtに入ったときに圧力が発生し、現像トナー13がトナー供給ローラ4上に加圧成形され成形後付着トナー層13bが形成されることは上記した他の実施の形態と同様である。このとき成形後付着トナー層13bには、トナー供給ローラ4の中央部と両端部との間で0.25mmのトナー層の厚みに差ができる。
しかし、トナー供給ローラ4上には成形後付着トナー層13b以上にはほとんど現像トナー13が付着せず、現像ローラ5ヘトナー供給が行なわれるまで成形後付着トナー層13bに他の現像トナー13による負荷がかからないため、トナーの剥がれ落ちも発生せず、現像ローラ5へ安定したトナー供給を行なうことができる。
以上のように第4の実施の形態によれば、トナー層成形部材29がまばらな未成形付着トナー層13aをトナー供給ローラ4上に加圧成形して成形後付着トナー層13bとすることで、現像トナー13を確実にトナー供給ローラ4に付着させることができる。ここでトナー供給ローラ4の成形後付着トナー層13bには中央部と両端部で0.25mm厚差があるが、トナー層が加圧成形されているため、中央部と両端部において供給されるトナー量の差が小さくなり、結果的にカスレ印刷を防止することができる。つまり、成形後付着トナー層13bの厚み寸法に差ができたことによる濃度差は0.05程度発生するが、印刷品質としては問題無いレベルである。
また、実施の形態1から実施の形態3までのようにトナー層成形部材29の表面を、トナー供給ローラ4の樽型の外周表面と均一距離で対向する表面形状に形成する必要がなく、トナー層成形部材29を簡素な形状にすることができ、部品の精度管理レベルを軽減することができる。
これにより安定した成形後付着トナー層13bをトナー供給ローラ4に形成することができ、現像ローラ5へ安定した量のトナー一を搬送することができる。従って、トナーの対流やトナーの劣化によるトナー層未成形付着トナー層13a、成形後付着トナー層13b未成形付着トナー層13aのばらつきが発生することを防止でき、安定した印刷品質を提供できる。
(第5の実施の形態)
上記した各実施の形態では、トナー供給ローラ4の外周表面とトナー層成形部材における対向する表面との隙間寸法Δtは固定値であったが、以下に示す第5の実施の形態では、隙間寸法Δtを可変できるようにした場合について説明する。
以下、第3の実施の形態と同様な部分については重複する説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図13は、第5の実施の形態の現像装置1のトナー供給ローラ4を支持するサイドプレート28とその周辺部品の構成と配置を示す斜視図である。
尚、図13において、上記各実施の形態の図1〜図11までと同様である部分については図面中に同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
図13では、第3の実施の形態の図9における回転しない棒形状のトナー層成形部材19の取り付け位置を可変にする調整機構を示している。
図13における回転しない棒形状のトナー層成形部材19は、回転できないようトナー層成形部材19の支持端部19aが檸檬型に加工されている。尚、トナー層成形部材19は、トナー供給ローラ4を担持するトナー供給ローラ支持部材28(サイドプレート)に設けられたトナー層成形部材用支持部20(カム)により支持される。
トナー層成形部材用支持部であるカム20の調整穴20a〜調整穴20eも同じように檸檬型に加工された調整穴であり、カム20はトナー層成形部材19を支持するトナー層成形部材用支持部であり、また、調整穴は支持端部19aが嵌合される嵌合固定部でもある。調整機構であるカム20は、サイドプレート28の座28gに嵌合され、回転できないようにラック28fと突起20fとが噛み合わさる形状になっている。ラック28fの溝28a〜28eは、それぞれ調整穴20a〜調整穴20eに対応している。トナー供給ローラ4の回転軸4aは、サイドプレート28に支持されている。トナー供給ローラ4の軸4aの中心から、カム20の調整穴20a〜調整穴20eの中心までの距離は、調整穴20aの中心間距離をxとすると、それぞれ
20bは、x+0.1
20cは、x+0.2
20dは、x+0.3
20eは、x+0.4
になっており、カム20の調整穴位置が変わることで、段階的に中心間距離を変えることができる。
通常は、トナー層成形部材19が傾かないように、両端とも同じ位置の調整穴(例えば左右とも20aの位置)に調整するが、各部品の寸法のばらつきや部品の劣化により、必要に応じて両端別の調整穴(例えば左側は20aの位置、右側は20bの位置)にすることができる。調整機構は、トナー層成形部材19の両端に設けられており、調整機構の図示されていない蓋により、カム20は、脱落しないよう抑えられている。
例えば、カム20の調整穴20bにトナー層成形部材19が挿入された場合に、トナー供給ローラ4とトナー層成形部材19が0.1mm干渉していたとする。その場合、まず、カム20を固定している図示されていない蓋を外し、カム20を取り外す。次にサイドプレート28の座28gを中心にカム20を回転させ、トナー層成形部材19を調整穴20eに挿入し、突起20fをラック28fの溝28eにあわせて、カム20が回転しないように固定する。これによりトナー供給ローラ4とトナー層成形部材19の隙間寸法Δtは0.2になる。最後に図示されていない蓋でカム20を固定する。トナー供給ローラ4とトナー層成形部材19の隙間寸法Δtに異常が発生したかどうかは、カスレ印刷が発生したかどうかで判断でき、それぞれトナー層成形部材19の位置を変えることで、良好な印刷品質が得られる調整穴20を探し出す。
以上のように第5の実施の形態によれば、トナー供給ローラ4とトナー層成形部材19の隙間寸法Δtを調整可能にすることにより、トナー供給ローラ4やサイドプレート28の寸法のロットによるばらつきや、磨耗による劣化が発生しても、現像装置1の生産後でも容易に調整でき、安定した隙間寸法Δtにすることができる。従って、部品の精度管理や工程管理の負荷を軽減することができ、かつ印刷品質は更に向上することが期待できる。
なお、本発明は上記した各実施の形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明から排除するものではない。
本発明に係る第1の実施の形態の画像形成装置の全体の概略構成を示す縦断面図である。 図1の現像装置1a〜ldの内部の構成を示した図である。 比較のために従来の現像装置のトナー供給ローラ4と現像トナー13の関係を示す拡大断面図である。 図2の現像装置1のトナー供給ローラ4と現像トナー13の関係を示す拡大断面図である。 図4の未成形付着トナー層13aがトナー層成形部材170によりトナー供給ローラ4上に加圧成形される状態をさらに拡大して示す拡大断面図である。 トナー供給ローラ4の発泡弾性体4bが円柱形状である場合の現像ローラ5との関係を示す図である。 図4のA−A断面から見た、トナー供給ローラ4の外周表面が樽形状の場合のトナー層成形部材170の構成と配置を示す側面図である。 本発明に係る第2の実施の形態の現像装置1のトナー供給ローラ4と現像トナー13の関係を示す拡大断面図である。 トナー供給ローラ4の外周表面が樽形状の場合のトナー層成形部材18の構成と配置を示す側面図である。 本発明に係る第3の実施の形態の現像装置1のトナー供給ローラ4と現像トナー13の関係を示す拡大断面図である。 トナー供給ローラ4の外周表面が樽形状の場合のトナー層成形部材19の構成と配置を示す側面図である。 本発明に係る第4の実施の形態の現像装置1のトナー供給ローラ4の外周表面が樽形状の場合のトナー層成形部材29の構成と配置を示す側面図である。 本発明に係る第5の実施の形態の現像装置1のトナー供給ローラ4を支持するサイドプレート28とその周辺部品の構成と配置を示す斜視図である。
符号の説明
1、la〜1d 現像装置、
2、3 撹拌部材、
4 トナー供給ローラ(現像剤供給部材)、
4a 回転軸、
4b 発泡弾性体、
4c 中央部の直径、
4d 両端部の直径、
5 現像ローラ(現像部材)、
6、6a〜6d 感光体ドラム(静電潜像担持体)、
7 帯電ローラ、
8 クリーニング装置、
9 現像ブレード、
10 クリーニングブレード、
11、11a〜11d 露光装置、
12、12a〜12d トナーカートリッジ、
13 現像トナー、
13a 未成形付着トナー層、
13b 成形後付着トナー層、
14 印刷用紙、
15 転写ローラ、
16 定着装置、
17 トナー収容筐体部(現像剤収容筐体部)、
18、19、29、170 トナー層成形部材(現像剤層成形部材)、
18a、19a、170a 加圧ガイド面部、
18b、19b、170b 送出ガイド部、
20 トナー層成形部材用支持部(カム)、
20a〜20e 嵌合固定部(調整穴)、
22 画像形成装置、
23 転写ベルトユニット、
24 給紙カセット、
25 給紙部、
26 本体カバー、
28 サイドプレート。

Claims (12)

  1. 静電潜像を担持する静電潜像担持体と、
    前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給して可視像を形成する現像部材と、
    前記現像部材に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
    現像剤を保持する現像剤収容筐体部と、
    前記現像剤収容筐体部と前記現像剤供給部材との間に設けられた現像剤層成形部材と
    を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤層成形部材は、
    前記現像剤供給部材の表面に静電吸着された現像剤が前記現像剤供給部材の回転に従って圧縮方向に加圧されながら所定厚みの現像剤層に成形されるように導く加圧ガイド面部と、
    前記現像剤供給部材の表面の長手方向に前記現像剤層の所定厚み分の隙間寸法を有して、前記所定厚みに成形された現像剤層の表面を平滑化させて送出する送出ガイド部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤供給部材の表面の周方向の少なくとも一部は、前記現像装置の現像剤収容筐体部により、長手方向に所定の間隔寸法が維持されるように覆われており、
    前記現像剤層成形部材は、前記現像剤収容筐体部の内側表面上における前記現像剤供給部材と所定の間隔寸法で対向する位置の中で、前記現像剤供給部材の回転方向に最後となる位置の近傍に設けられる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤層成形部材は、前記現像剤収容筐体部と一体に形成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤層成形部材は、前記現像剤収容筐体部の内側表面上に固着される
    ことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤層成形部材は、前記現像剤供給部材を担持する現像剤供給部材支持部材により支持される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  7. 前記現像剤供給部材が、その表面の長手方向の中央部が膨らんだ樽形の形状である場合に、
    前記現像剤層成形部材は、前記樽形の形状に沿って前記所定の隙間寸法を維持するように形成される
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の現像装置。
  8. 前記現像剤供給部材が、その表面の長手方向の中央部が膨らんだ樽形の形状である場合に、
    前記現像剤層成形部材は、前記長手方向に平坦な直線形状とし、前記長手方向の中央部の前記所定の隙間寸法よりも両端部の前記所定の隙間寸法が大きくなるように形成される
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の現像装置。
  9. 前記現像剤層成形部材は、前記現像剤供給部材を担持する現像剤供給部材支持部材に設けられた現像剤層成形部材用支持部より支持される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  10. 前記現像剤供給部材支持部材の現像剤層成形部材用支持部は、前記現像剤供給部材の表面と前記現像剤層成形部材との間の所定の隙間寸法が選択可能となる複数の嵌合固定部を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
  11. 前記現像剤層成形部材の前記送出ガイド部は、前記隙間寸法が、長手方向に常に0.5mm以下となるように形成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  12. 請求項1〜11の何れかの現像装置と、
    前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、
    前記静電潜像担持体上の可視像を印刷媒体上に転写する転写装置と、
    前記印刷媒体上の可視像を定着させる定着装置と
    前記印刷媒体を搬送する搬送装置と
    を備える画像形成装置。
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