JPH06273828A - ブローニーフィルムの巻上装置 - Google Patents

ブローニーフィルムの巻上装置

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JPH06273828A
JPH06273828A JP6001593A JP6001593A JPH06273828A JP H06273828 A JPH06273828 A JP H06273828A JP 6001593 A JP6001593 A JP 6001593A JP 6001593 A JP6001593 A JP 6001593A JP H06273828 A JPH06273828 A JP H06273828A
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Takumi Ishihara
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でフィルム巻上げの誤操作,誤作
動を防止する。 【構成】 ブローニーフィルムFを膜面を外側にして繰
出ローラ2及び数取ローラ3を経由してスプールSPに
巻取るようにし、繰出ローラ2の外側に回動自在に検出
軸4を設け、この検出軸4のフィルム63の幅方向の両
端部に対応する位置に一対の検出爪5を一体に固設し、
その爪部5aが繰出ローラ2に巻付けられたリーダペー
パ61には係合しないようにする。巻上げによりフィル
ム63の先端部が繰出ローラ2を越えようとすると角部
64が爪部5aを駆動して検出爪5を反時計方向に回転
させる。これを検出してその信号によりフィルム巻止位
置規制用の割出板を起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルムの膜面を外
側にして給送するブローニーフィルムの巻上装置に関
し、特にリーダペーパの長手方向の任意の位置で装填し
たフィルムを1枚目で自動的に停止させるブローニーフ
ィルムの巻上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、120あるいは220タイプの
ブローニーフィルム(以下単に「フィルム」という)の
巻上装置としては、フィルム巻上時にリーダペーパ面及
びフィルム面に転接する数取ローラの回転を撮影枚数と
同数の切欠溝を有する巻止位置規制用の割出板に減速し
て伝達し、この割出板の外周部に摺接する巻止部材が上
記切欠溝に落ち込むことにより、巻上軸の回転を係止し
てフィルムの巻止めを行うのが普通であった。
【0003】そして、フィルムをカメラ又はロールフィ
ルムホルダの供給側フィルム室に装填し、リーダペーパ
を引き出してその先端を巻取側フィルム室内のスプール
の溝に差し込み、スプールを巻上げ方向に回転させてリ
ーダペーパのスタートマークをアパーチャ面の位置決め
マークに合わせて閉蓋した後、手動又は電動の巻上操作
を行っていた。
【0004】フィルムの巻上げにより数取ローラが回転
し、その回転が減速されて1回転未満回転する割出板に
伝えられる。割出板の始動位置と第1の切欠溝との間に
は、リーダペーパのスタートマークからフィルムの第1
画面までの距離に対応して、切欠溝を有しない円周部が
形成されていてフィルムを連続して巻上げることがで
き、巻止部材が第1の切欠溝に落ち込むことによって巻
上軸の回転が係止されて1枚目の撮影が可能になる。
【0005】この状態で撮影が行われると、シャッタ作
動の終期に巻止部材が第1の切欠溝から離脱する方向に
駆動されてその位置に係止され、再び巻上げ可能状態と
なる。このようにして順次2枚目以降の巻上げ及び巻止
めが行われ、最終画面の撮影が終って後半のトレーラペ
ーパが巻上げられる頃になると、割出板と一体の割出歯
車の欠歯部が減速輪列に対向し、割出板はそれ以上回転
することなく、フィルムを完全に巻取ることができる。
【0006】その後、撮影済フィルムを取り出すため、
裏蓋を開くと、巻止部材が割出板から離脱する方向に退
避すると共に、減速輪列も断絶状態となり、割出板は復
帰ばねによって最初の状態に復帰して停止する。
【0007】以上は現在市販されている大部分のブロー
ニーフィルムの巻上装置であるが、一部の巻上装置で
は、リーダペーパを2本のローラにより挾持させてフィ
ルムを装填し、任意の位置で裏蓋を閉じ、フィルムの先
端部が絆創膏によりリーダペーパに貼着されていること
を利用し、その厚さの差により一方のローラが変位する
ことを検出して1駒目の巻止位置を自動的に設定するよ
うにしたものもある。なお、この場合も2駒目以降の巻
上げ,巻止めは前者と同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のブローニーフィルムの巻上装置にあって、前
者は、リーダペーパのスタートマークから最終画面まで
の巻取量に対応して割出板が1回転未満回転するように
なっているので、その回転角からフィルムの前半のリー
ダペーパの巻取量に対応する角度を減じた回転角をさら
に撮影枚数で除した値が各画面の回転角に割り当てられ
ることになる。
【0009】そして、リーダペーパのスタートマーク位
置からフィルムの1駒目までの長さは撮影枚数に関係な
く常に一定であるので、撮影枚数が多くなると割出板の
各画面毎の回転角はきわめて小さくなる。すなわち、2
20フィルムを用いて6×6判の場合は24枚撮り、6
×4.5判の場合は30〜32枚撮りであるので、切欠
溝も24個又は30〜32個設けなければならず、各切
欠溝の角度位置に僅かでも誤差があると画面間隔が大き
く変動し、甚だしい場合には隣り合う画面が重なって貴
重な撮影を無駄にするおそれがあった。
【0010】また、後者はリーダペーパと絆創膏及びフ
ィルムとの厚さの差によるローラの変位を拡大してその
変位を検出するようにしているので、各部品に高精度を
要求されるだけでなく構成が複雑になり時として誤操作
のおそれがあると共に、うっかりリーダペーパを2本の
ローラ間に挿通させる操作を忘れてフィルムを装填する
と、フィルム巻上時に全く巻止めがきかず、最終まで巻
上げてしまう結果になるという問題点があった。
【0011】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成で誤操作,誤作動のないブローニー
フィルムの巻上装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、フィルムの膜面を外側にして給送され、
画面枠を挾んでフィルムの供給側及び巻取側に、フィル
ム面及びリーダペーパ面に転接する繰出ローラ及び数取
ローラを有し、この数取ローラの回転を、断続可能な減
速輪列を介して巻止め位置規制用の割出板に伝えるよう
にしたブローニーフィルムの巻上装置において、上記繰
出ローラの上記画面枠と反対側に、この繰出ローラに巻
装されるリーダペーパには係合せず、且つフィルムの先
端部に係合して巻上げにより所定角度回動する検出爪
と、この検出爪の回動を検出して断絶状態にある上記減
速輪列を接続させる上記割出板の起動手段とを設けたも
のである。
【0013】
【作用】この発明によるブローニーフィルムの巻上装置
は上記のように構成することにより、リーダペーパ部が
巻上げられたフィルムの先端部が繰出ローラを越えよう
とすると、その先端部により形成される角部が検出爪を
所定角度回動させて通過する。この回動を割出板の起動
手段が検出して減速輪列を接続させるので、割出板が起
動して1駒目で自動的に巻上げを停止させる。この割出
板の始動位置から1駒目までの長さは従来のスタートマ
ークから1駒目までの長さによりはるかに短いので、割
出板の予備回転角を大幅に縮小することが可能となり、
その分だけ各画面毎の回転角を大きく設定することがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の作動原理を示す説明
図、図2は、この発明を、フィルムの膜面を外側にして
Ω状に給送する電動巻上げのロールフィルムホルダに適
用した一実施例の一部を上下方向に拡大して示す斜視図
である。
【0015】まず、図2を参照して、ロールフィルムホ
ルダの画面枠1の両側にフィルム63に転接する繰出ロ
ーラ2及び数取ローラ3をフィルム63の巻上げ方向に
直交して回転自在に設ける。繰出ローラ2の外側、すな
わち画面枠1と反対側に近接して検出軸4を回動自在に
設け、この検出軸4に、フィルム63の幅方向の両端部
(画面の外側)に対応する位置に爪部5aを備えた一対
の検出爪5,5を同位相に一体に固設し、繰出ローラ2
に巻装されたリーダペーパが爪部5aに係合せず、且つ
フィルムの先端部が係合し得るように検出爪5の形状を
定める。検出軸4の上端部に検出レバー6を固設してそ
の自由端部に検出ピン7を植設し、軸8で第1のレバー
9を軸着してその一端二又部9aに検出ピン7を緩挿す
る。そして、第1のレバー9をばね10により左旋方向
に付勢し、ストッパピン11によってその左旋端を規制
する。
【0016】一方、数取ローラ3と同軸にピニオン12
を固設し、このピニオン12に第1の中間歯車13を歯
合させ、この中間歯車11と同軸にピニオン14を固設
する。軸15で第2のレバー16を枢着してばね17に
よって左旋方向に付勢し、その両端付近にピン18,1
9を下方に向って植設し、ピン18を第1のレバー9の
一端により係止し得るようにすると共に、その係止解除
状態で第2のレバー16の左旋端を規制するストッパピ
ン20を設ける。
【0017】第2のレバー16上の軸21にピニオン2
2を一体とした第2の中間歯車23を軸着し、ピニオン
22を第2のレバー16と同軸15に軸着された第3の
中間歯車24に歯合させ、歯車24にピニオン25を固
設する。ピニオン25を第4の中間歯車26,第5の中
間歯車27を介して割出歯車28に歯合させ、割出歯車
28に軸29を介してラチエット歯車からなる割出板3
0を一体に固設する。
【0018】第1のレバー9と同軸8に爪部31aを備
えた割出爪31を回動自在に枢着してばね32により左
旋方向に付勢し、割出爪31の爪部31a側の側面によ
り開閉可能なリーフスイッチ33を設けると共に、爪部
31aと反対側の端部にピン34を垂設する。
【0019】また、軸35で第3のレバー36を枢着
し、強力なばね37により左旋方向に付勢し、その一端
に設けた突起部36aを第2のレバー16のピン19
に、突起部36bを割出爪31のピン34にそれぞれ係
合し得るようにする。第3のレバー36の他端側にはカ
ム溝36cを形成し、その後端部36dを図示しない裏
蓋により閉蓋時ばね37の付勢力に抗して矢示X方向に
押圧し得るようにする。
【0020】さらに、前後方向の水平な回転軸38を一
体としたあおりレバー39を回動自在に設け、あおりレ
バー39の下面に連結ピン40を植設しその先端に形成
した球状部40aを第3のレバー36のカム溝36c内
に緩挿させ、第3のレバー36が裏蓋に押圧されて右旋
した状態で、あおりレバー39が回転軸38の回りに搖
動し、あおりレバー39と一体の摺動ブラシ41の自由
端部が割出歯車28上に形成したパターン板42の導電
パターンに係合し得るようにする。
【0021】割出歯車28を第6の中間歯車43を介し
て割出歯車28と同径のカウンタ歯車44に歯合させ、
カウンタ歯車45に所定の駒数を表示したカウンタ板4
5を一体的に固設して戻しばね46により時計方向に付
勢し、カウンタ歯車44に植設したピン47を固定のス
トッパ48に当接させてその始動位置を設定する。そし
て、第1〜5の中間歯車により割出板30の減速輪列を
構成し、ピニオン14と第2の中間歯車23との歯合に
より割出板30の起動手段を構成する。
【0022】図3は、フィルム巻上モータの作動を電気
的に制御するモータ制御方法の概略を示すブロック図で
あり、前述のパターン板42の導電パターン42a〜4
2d及びリーフスイッチ33からの信号に加えて、12
0/220フィルムのトンネル量変更に伴うフィルム圧
着板の切換えに連動して切換えられる切換スイッチ51
からの信号及びカメラ本体側からのシャッタ作動完了信
号52等がモータ制御回路50に入力され、そこからの
出力信号によってフィルム巻上用モータ53が制御され
る。
【0023】次に、上記のような構成からなる実施例の
作用を説明する。図2は裏蓋が開放されていてフィルム
の装脱が可能な状態を示すものであり、第3のレバー3
6はばね37の付勢力によって左旋端に位置し、その突
起36aにピン19が押圧されて第2のレバー16はば
ね17に抗して右旋端に位置し、第2の中間歯車23は
第1の中間歯車13のピニオン14から離間した位置に
ある。
【0024】また、割出爪31のピン34は第3のレバ
ー36の突起36bに押圧さればね32の付勢力に抗し
て右旋した位置にあり、その爪部31aが割出板30の
外周歯部から離間しており、あおりレバー39は連結ピ
ン40がカム溝36cの一端に係合して左旋状態にあっ
て、摺動ブラシ41は割出歯車28のパターン板42か
ら離間し、割出歯車28,割出板30,カウンタ歯車4
4,カウンタ板45及びこれらに歯合する減速輪列等は
戻しばね46の付勢力によって始動位置に復帰してい
る。
【0025】この状態で、ロールフィルムホルダに例え
ば220タイプのフィルムを装填し、それに対応してフ
ィルム圧着板及びそれに連動する切換スイッチ51を切
り換えた後に裏蓋を閉じると、第3のレバー36の後端
部36aが矢示X方向に押圧され、第3のレバー36が
ばね37の付勢力に抗して右旋する。
【0026】第3のレバー36の右旋により、そのカム
溝36cが連結ピン40を介してあおりレバー39を軸
38の回りに所定角度右旋させ、摺動ブラシ41の先端
部をパターン板42に圧接させる。
【0027】同時に、第3のレバー36の突起36bに
押圧されていたピン34が釈放され、割出爪31はばね
32の付勢力により左旋して爪部31aが割出板30の
外周歯部に係合する。また、第3のレバー36の突起3
6aに押圧されていたピン19も釈放され、第2のレバ
ー16がばね17の付勢力により左旋しようとするが、
そのピン18が第1のレバー9の一端に係止されている
ので、第2のレバー16はまだ右旋状態にあって、第2
の中間歯車23はピニオン14から離間している。
【0028】ここで、この状態から図示しないフィルム
給送モータに通電してフィルムのリーダペーパ部を巻き
上げる場合の検出爪5の作用を図1を参照して説明す
る。ロールフィルムホルダの供給室側に装填された未露
光フィルムFのリーダペーパ61を繰出ローラ2及び数
取ローラ3を経由してその先端を巻取室側のスプールS
Pに巻付け、モータ53(図3)によりスプールSPを
反時計方向に回転させてリーダペーパ61を巻取り、こ
のリーダペーパ61に絆創膏62により貼着されたフィ
ルム63の先端部が繰出ローラ2を越えようとすると、
フィルム63はそれまでの巻き癖と逆方向に曲げられる
ので、リーダペーパ61とフィルム63との剛性の差に
より、図1に示すように角部64が発生する。この角部
64が検出爪5の爪部5aに係合し、検出軸4を自己の
付勢力(図2のばね10)に抗して反時計方向に所定角
度回動させて通りすぎる。
【0029】再び図2を参照して、検出爪5が反時計方
向に回動すると、検出軸4を介して一体の検出レバー6
が左旋し、検出ピン7を介して第1のレバー9が右旋す
る。これにより、第1のレバー9の一端に係止されてい
たピン18が自由になり、第2のレバー16がばね17
の付勢力によりストッパピン20に当接するまで左旋
し、第2の中間歯車23が第1の中間歯車13のピニオ
ン14に歯合して減速輪列が接続される。
【0030】その後は割出歯車28が割出板30を伴っ
て反時計方向に回転し、所定の送り量に対応するパター
ン板42の導電パターンのオン・オフを摺動ブラシ41
により検出する。同時に、割出爪31の爪部31aが割
出板30の歯間部に落ちたことをリーフスイッチ33に
より検出し、モータ53への通電を断ち適当なブレーキ
を作用させて停止させる。フィルムの先端部から1駒目
までの長さはきわめて短いので、割出板30の予備回転
角も小さく、各画面毎の回転角を大きくとることが可能
になる。
【0031】図4は、フィルム巻上過程におけるパター
ン板42とリーフスイッチ33の各出力の関係を示す線
図であり、検出爪5の回動によるフィルム先端部の検出
からフィルムが1駒目に達するまでの間は、摺動ブラシ
41の接点部41a,41bはいずれも導電パターン4
2d上を摺動して120/220用パターンの出力はオ
ンになる。なお、この間にリーフスイッチ33の出力が
オン又はオフになっても、パターン板42の出力がオン
の間はそれに関係なくモータ53は回転を続ける。
【0032】摺動ブラシ41の接点部41a又は41b
が導電パターン42dから離脱すると、パターン板42
の出力がオフになるが、この時リーフスイッチ33の出
力がオフの時はその時点で、オンの時はそれがオフにな
った時点で、すなわち割出爪31の爪部31aが割出板
30の歯間部に落ち込んだ時点で、モータ制御回路50
からモータ53に停止信号が発せられ、フィルムの1駒
目が画面枠1の位置に停止すると共にカウンタ板45が
1駒目を表示する。
【0033】したがって、この状態でカメラ本体側のレ
リーズ操作によりシャッタを作動させて撮影を行うこと
ができ、シャッタ作動が完了してその信号52がモータ
制御回路50に入力されると、モータ駆動信号が出力さ
れモータ53が回転を始めてフィルムが巻き上げられ、
数取ローラ3が回転して割出歯車28,割出板30,カ
ウンタ歯車44及びカウンタ板45が反時計方向に回転
する。
【0034】これにより割出爪31が割出板30の歯部
に乗り上げてリーフスイッチ33がオンになった後乗り
越えてオフになると、モータ制御回路50からモータ停
止信号が発せられて2駒目が画面枠位置に停止し、カウ
ンタ板45が2駒目を表示する。
【0035】このようにして、パターン板42の出力が
オフの間はシャッタ作動完了信号52によりモータ53
が回転し、フィルムを駒送りした後に停止する作動を繰
り返し、最終駒(6×6cm判の場合、120タイプで
12枚、220タイプで24枚)の撮影が終ってシャッ
タ作動完了信号が出されモータ53が回転してフィルム
が送られると、摺動ブラシ41の接点部41a又は41
bがパターン板42の導電パターン42a又は42bに
接触する。
【0036】その結果、モータ53はリーフスイッチ3
3のオン・オフに関係なく回転を続け、フィルム及びト
レーラペーパを完全に巻取る。この時点では数取ローラ
3の回転が停止するので、割出板30の回転も停止し、
リーフスイッチ33のオン・オフの変化も生じない。し
たがってリーフスイッチ33の変化を規定時間内でオン
・オフが変化したかどうかで見るようにしておけば、フ
ィルムが巻取られた時点でモータ53も停止する。
【0037】この状態で裏蓋を開くと、ばね37の付勢
力により第3のレバー36が左旋し、カム溝36cに自
由端部が嵌挿されている連結ピン40が矢示Y方向に変
位し、あおりレバー39が軸38の回りに反時計方向に
回動し、あおりレバー39に基部を固定されている摺動
ブラシ41の自由端部がパターン板42から離脱する。
【0038】同時に、第3のレバー36の突起36aが
ピン19を押圧し、第2のレバー16をばね17に抗し
て右旋させ、ばね10の付勢力により左旋状態にある第
1のレバー9の先端部に係止される。第1のレバー9の
左旋により検出レバー6,検出軸4及び検出爪5は右旋
して最初の状態に復帰し、第2のレバー16の右旋によ
り第2の中間歯車23がピニオン14から離脱して数取
ローラ3のピニオン12と割出歯車28と連結する減速
輪列が断絶される。また、第3のレバー36の突起36
bがピン34を押圧して割出爪31をばね32に抗して
右旋させ、爪部31aを割出板30の外周歯部から離脱
させる。
【0039】これにより、負荷がなくなった割出歯車2
8,割出板30は、カウンタ歯車44及びカウンタ板4
5の戻しばね46の付勢力によりピン47がストッパ4
8に当接するまで時計方向に回転し、これらに歯合する
中間歯車群もそれにつれて回転して再び図2に示す状態
に復帰する。
【0040】なお、上記実施例では120あるいは22
0タイプのブローニーフィルムを用いて6×6cm判の
画面を12駒あるいは24駒撮影する電動巻上げのロー
ルフィルムホルダの巻上装置について説明したが、この
発明はそれに限るものではなく、6×9cm判,6×8
cm判,6×7cm判,6×4.5cm判等の電動又は
手動巻上カメラにも何等支障なく実施することができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によるブロ
ーニーフィルムの巻上装置は、フィルムの先端部が検出
爪を所定角度回動させることを検出して割出板を起動さ
せるようにしたので、構成が簡単で、フィルムの装填に
際して操作ミスのおそれがなく、その作動はきわめて確
実である。
【0042】また、割出板の起動から1駒目までの予備
回転角が小さくてすみ、各画面毎の回転角を大きく設定
することができるので、画面間隔が一定して多数の撮影
枚数に対しても画面の重なり等のおそれがなく、きわめ
て安定したフィルムの巻上げが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の作動原理を示す説明図である。
【図2】この発明の一実施例の裏蓋開放時の状態を上下
方向に拡大して示す斜視図である。
【図3】同じくそのフィルム巻上モータの制御手段を示
すブロック図である。
【図4】同じくフィルム巻上時のパターン板とリーフス
イッチの各出力の関係を示す線図である。
【符号の説明】
1…画面枠、2…繰出ローラ、3…数取ローラ、4…検
出軸、5…検出爪、6…検出レバー、9…第1のレバ
ー、16…第2のレバー、28…割出歯車、30…割出
板、31…割出爪、33…リーフスイッチ、36…第3
のレバー、39…あおりレバー、41…摺動ブラシ、4
4…カウンタ歯車、45…カウンタ板、50…モータ制
御回路、51…切換スイッチ(120/220)、52
…シャッタ作動完了信号、53…フィルム巻上用モー
タ、61…リーダペーパ、62…絆創膏、63…フィル
ム、64…角部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの膜面を外側にして給送され、
    画面枠を挾んでフィルムの供給側及び巻取側に、フィル
    ム面及びリーダペーパ面に転接する繰出ローラ及び数取
    ローラを有し、該数取ローラの回転を、断続可能な減速
    輪列を介して巻止め位置規制用の割出板に伝えるように
    したブローニーフィルムの巻上装置において、 上記繰出ローラの上記画面枠と反対側に、該繰出ローラ
    に巻装されるリーダペーパに係合せず、且つフィルムの
    先端部に係合して巻上げにより所定角度回動する検出爪
    と、該検出爪の回動を検出して断絶状態にある上記減速
    輪列を接続させる上記割出板の起動手段とを設けたこと
    を特徴とするブローニーフィルムの巻上装置。
JP6001593A 1993-03-19 1993-03-19 ブローニーフィルムの巻上装置 Expired - Lifetime JPH0795184B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5603067A (en) * 1993-12-16 1997-02-11 Fuji Photo Optical Co. Ltd Camera

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