JPH0423224Y2 - - Google Patents

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JPH0423224Y2
JPH0423224Y2 JP15160485U JP15160485U JPH0423224Y2 JP H0423224 Y2 JPH0423224 Y2 JP H0423224Y2 JP 15160485 U JP15160485 U JP 15160485U JP 15160485 U JP15160485 U JP 15160485U JP H0423224 Y2 JPH0423224 Y2 JP H0423224Y2
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カメラ又はフイルムホルダにおけ
るフイルムの巻止位置規制装置に関し、特にパー
フオレーシヨンを有しないロールフイルムの巻止
位置規制装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に120,220フイルムのようにパーフオレー
シヨンを有しないロールフイルムの巻止位置を規
制するには、フイルム巻取時、フイルム面に転接
する摩擦ローラの回転を撮影枚数と同数の切欠部
を有する割出板に減速して伝達し、この割出板の
外周部に摺接する巻止部材が上記切欠部に落込む
ことにより、巻上歯車の回転を係止してフイルム
の巻止めを行うようにしていた。
第2図は、従来用いられているフイルムの巻止
位置規制装置を示すもので、減速輪列1を介して
フイルム面に転接する摩擦ローラ2の回転が最終
段の駆動歯車3及び割出歯車4に伝えられ、この
割出歯車4に、割出板5及びフイルムカウンタ板
6が一体となつていて、常時復帰ばね7によつて
時計方向に付勢されている。
割出板5の外周部には、撮影枚数と同数の等間
隔の切欠部5aと割出板5の始動位置を規制する
突起5bが設けられ、この突起5bと第1の切欠
部5a1との間には、ロールフイルムのスタート位
置から第1画面までに対応して、切欠部を有しな
い角度θsの円周部5cが設けられている。
また、軸8で枢着さればね9によつて左旋方向
に付勢された巻止レバー10の一端折曲部10a
が割出板5の外周部に係合しており、巻止レバー
10の他端爪部10bはフイルム巻上歯車11に
係脱自在となつている。
今、フイルムがスタート位置から巻上げられる
と、フイルムの前半リーダ部に転接して摩擦ロー
ラ2が回転し、この回転が減速輪列1を介して割
出歯車4及びこれと一体の割出板5に伝達され、
割出板5が反時計方向に回転する。
フイルムの進行により第1枚目の画面位置がカ
メラ又はフイルムホルダの画面枠に一致する頃に
なると、巻止レバー10の折曲部10aが割出板
5の第1の切欠部5a1に落込み、巻止レバー10
が左旋してその爪部10bがフイルム巻上歯車1
1の回転を係止し、第1画面の撮影が可能とな
る。
この状態で撮影が行われると、シヤツタ作動の
終期に、図示しない機構により巻止レバー10が
ばね9に抗して一瞬右旋方向に駆動され、折曲部
10aが割出板5の第1の切欠部5a1から離脱す
る。
これにより、図示しない、周知の補助割出板が
割出板5の切欠部5aを閉塞し、巻止レバー10
がばね9により左旋しても再び第1の切欠部5a1
に落込むことなく、爪部10bとフイルム巻上歯
車11との係合も脱せられて巻上可能状態とな
る。
このようにして順次第2枚目以降の巻上げ及び
巻止めが行われ、最終画面の撮影が終つてフイル
ムの後半リーダ部が巻上げられる頃、割出歯車4
の欠歯部4aが駆動歯車3に対向し、摩擦ローラ
2の回転により減速輪列1を介して駆動歯車3が
回転しても、割出歯車4はそれ以上回転すること
なく、フイルムが完全に巻取られる。
その後、撮影済フイルムを取り出すため、カメ
ラ又はフイルムホルダの裏蓋を開くと、図示しな
い周知の機構により巻止レバー10がばね9に抗
して右旋方向に駆動され折曲部10aが割出板5
の外周部から離脱すると共に、駆動歯車3が割出
歯車4から離脱するので、割出歯車4及びこれと
一体の割出板5及びフイルムカウンタ板6が復帰
ばね7によつて時計方向に回転し、割出板5の突
起5bが巻止レバー10の屈曲部10aに当接す
るに及んで、最初の状態に復帰して停止する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のフイルムの巻
止位置規制装置にあつては、フイルムのスタート
位置から最終画面位置までの巻取長に対応して割
出板5が1回転以内回転するようにし、この回転
角から、フイルムの前半リーダ部の巻取量に対応
する予備回転角θsを減じた回転角をさらに撮影枚
数で除した値が各画面毎の回転角に割り当てられ
ている。
ここで、フイルムの巻上スタート位置から第1
画面までの長さは撮影枚数に関係なく常に一定で
あるので、撮影枚数が多くなると割出板5の各画
面毎の回転角θoは極めて小さくなる。
すなわち、220フイルムを用いて6×6判の場
合は24枚撮り、6×4.5判の場合は30〜32枚撮り
であるので、切欠部5aも24個又は30〜32個設け
なければならず、各切欠部の角度位置に僅かでも
誤差があると画面間隔が大きく変化し、甚だしい
場合には隣接する画面が重なつて貴重な撮影を無
駄にするおそれがあつた。
この考案は、このような従来の欠点を解決し得
るフイルムの巻止位置規制装置を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この考案によるフイルムの巻止位置
規制装置は、フイルム画に転接する摩擦ローラの
回転を減速して駆動歯車に伝え、この駆動歯車
に、1回転以内回転して復帰する割出歯車及びこ
の割出歯車と同軸でフイルムの前半リーダ部に対
応する予備回転角だけ相対回転可能な副割出歯車
を共に連結可能となし、上記割出歯車に欠歯部を
設けて、この欠歯部を巻上初期に上記駆動歯車に
対向させるようにした。
また、上記副割出歯車を割出歯車に対してこの
割出歯車の復帰方向に付勢し、この副割出歯車を
割出歯車に代つて巻上初期に駆動歯車に連結さ
せ、フイルムの前半リーダ部に対応する予備回転
角だけ回転した時に割出歯車を伴つて共に回転す
るようにした。
〔作用〕
上記のように構成することにより、フイルムの
巻上初期においては、巻上げにより割出歯車は停
止状態のまま、副割出歯車だけがその付勢力に抗
して回転し、その回転角がフイルムのリーダ部に
対応する予備回転角に達すると、副割出歯車が割
出歯車を伴つて共に回転して割出歯車が駆動歯車
に噛み合うようになる。
割出歯車が駆動歯車に駆動されて回転するとこ
れと一体の割出板が同動して回転するが、この時
にはフイルムの前半リーダ部はすでに巻取られて
いて割出歯車が僅かに回転した位置で巻止めをか
けることができるので、割出板の予備回転角を大
幅に縮小することが可能となり、その分だけ各画
面毎の回転角を大きくとることができる。
〔実施例〕
以下、添付図面の第1図を参照してこの考案の
実施例を説明するが、第2図に対応する部分には
同一の符号を付してある。
フイルム面に転接する摩擦ローラ2の回転を減
速輪列1を介して駆動歯車3に伝え、駆動歯車3
を割出歯車4に係脱可能としてこの割出歯車4に
復帰ばね7を係着して時計方向に付勢すると共に
一部に欠歯部4aを設けて巻上初期において図示
にようにこの欠歯部4aを駆動歯車3に臨ませ
る。
この割出歯車4に割出板5及びフイルムカウン
タ板6を一体に固設し、割出板5の外周部には略
全周に亘つて角度θ1間隔で撮影枚数と同数の切欠
部5aを設け、フイルムカウンタ板6にはこれに
対応してフイルムの撮影枚数を示す一連の数字を
記載してカメラ又はフイルムホルダの外部からそ
の一部を覗視し得るようにする。
また、軸8で巻止レバー10を枢着してばね9
により左旋方向に付勢し、その一端折曲部10a
を上記割出板5の外周部に係合し得るようにする
と共に、他端爪部10bを巻上歯車11に係脱自
在とする。
さらに、上記割出歯車4と同軸に副割出歯車1
2を設けてその歯部12aを巻上初期に駆動歯車
3に連結させ、この副割出歯車12に円周孔12
bを設けて割出歯車4に垂設したピン13を貫通
させることにより両割出歯車を、フイルムの前半
リーダ部に対応する予備回転角分だけ相対回転し
得るようにすると共に割出歯車4のピン13と副
割出歯車12のピン14との間に上記復帰ばね7
よりも弱い結合ばね15を係着し、割出歯車4に
対して副割出歯車12を復帰ばね7の付勢方向と
同方向に付勢する。
次に、上記のように構成したこの実施例の作用
を説明する。
フイルムをスタート位置から巻上げると、摩擦
ローラ2が時計方向に回転し、減速輪列1を介し
て駆動歯車3も時計方向に回転し、この駆動歯車
3に噛み合う副割出歯車12は結合ばね15を伸
長しながら反時計方向に回転するが、割出歯車4
は駆動歯車3と連結状態にないので、復帰ばね7
により始動位置に停止したままである。
副割出歯車12が反時計方向に回転してその円
周孔12bの一端12cがピン13に係合する
と、副割出歯車12がピン13を介して割出歯車
4を復帰ばね7に抗して反時計方向に駆動し、割
出歯車4が駆動歯車3に噛み合うようになる。
これによつて割出歯車4が駆動歯車3により駆
動されて反時計方向に回転し、割出板5、フイル
ムカウンタ板6が同動して回転する。
割出歯車4が始動する頃には、フイルムの前半
リーダ部は巻取りが終つていて、割出歯車4が僅
かな回転角θs1だけ回転すると、巻止レバー10
の折曲部10aが割出板5の第1の切欠部5a1
落込み、爪部10bが巻上歯車11の歯部に係合
してその回転を阻止し、フイルムの巻上げが停止
して撮影可能状態となる。
この状態で撮影が行われてシヤツタが作動する
と、その作動終期に図示しない機構により巻止レ
バー10がばね9に抗して一瞬右旋方向に駆動さ
れ、折曲部10aが割出板5の第1の切欠部5a1
から離脱し、図示しない周知の補助割出板が切欠
部5aを閉塞して折曲部10aが再び同一切欠部
に係合することを阻止する。これにより爪部10
bが巻上歯車11から離脱して巻上可能状態とな
る。
このようにして順次2枚目以降の巻上げ及び巻
止めが行われるが、割出歯車4が回転し始めてし
ばらくすると、副割出歯車12の歯部12aと駆
動歯車3との噛み合いが外れ、その後は副割出歯
車12は回転することなく割出歯車4だけが反時
計方向に回転して結合ばね15が収縮し、割出歯
車4のピン13が副割出歯車12の円周孔12b
の一端12dに係合するに及んで両割出歯車は一
体となつて回転する。
最終画面の撮影が終つてフイルムの後半リーダ
部が巻上げられる頃、割出歯車4の欠歯部4aが
再び駆動歯車3に対向し、割出歯車4、副割出歯
車12、割出板5及びフイルムカウンタ板6はそ
れ以上回転することなくフイルムが完全に巻取ら
れる。
その後、裏蓋が開放されると、巻止レバー10
がばね9に抗して右旋方向に駆動され、同時に駆
動歯車3が、減速輪列1との連結を保つたまま割
出歯車4から離脱する。
これにより、割出歯車4、割出板5、フイルム
カウンタ板6及び副割出歯車12は一体となつて
復帰ばね7によつて時計方向に回転し、割出板5
の突起5bが巻止レバー10の折曲部10aに当
接して最初の状態に復帰する。
なお、上記実施例においては、副割出歯車12
の歯部12aを全周の一部に設けたが、これを略
全周に亘つて設け、一部に欠歯部を設けてこの欠
歯部が最終画面以後の後半リーダ部巻上時に駆動
歯車3に対応するようにしてもよく、この場合
は、副割出歯車12が割出歯車4を駆動して一体
となつて回転した後は結合ばね15が伸長状態を
保つたまま両割出歯車が最終まで同動して回転
し、裏蓋開放により両割出歯車から駆動歯車3が
離脱した時点で結合ばね15により副割出歯車1
2が割出歯車4に対して予備回転角分時計方向に
回転しながら割出歯車4が復帰ばね7によつて時
計方向に回転して最初の状態に復帰する。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案によるフイルムの
巻止位置規制装置は、フイルムの巻止位置を規制
する割出歯車を副割出歯車と割出歯車とに分割
し、副割出歯車をフイルムの前半リーダ部の巻取
りに対応させ、割出歯車を各画面毎の巻取りに対
応させるようにしたので、割出歯車の一画面当り
の回転角を大きくとることができ、フイルムの巻
止め位置の精度が向上して画面間隔が一定し、多
数の撮影枚数に対しても画面の重なり等のおそれ
がなく、安定した巻止位置規制を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図は従来のフイルムの巻止位置規制装置
を示す分解斜視図である。 1……減速輪列、2……摩擦ローラ、3……駆
動歯車、4……割出歯車、5……割出板、6……
フイルムカウンタ板、7……復帰ばね、10……
巻止レバー、11……巻上歯車、12……副割出
歯車、15……結合ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルム面に転接する摩擦ローラと、減速輪列
    を介して該摩擦ローラに連動する駆動歯車と、該
    駆動歯車に連結し1回転以内回転して復帰する割
    出歯車と、該割出歯車と一体で外周部に撮影枚数
    と同数の等間隔の切欠部を有する割出板と、該割
    出板の上記切欠部に係合することにより巻上歯車
    の回転を阻止する巻止レバーとからなるフイルム
    の巻止位置規制装置において、上記割出歯車に欠
    歯部を設けて該欠歯部により巻止初期に上記駆動
    歯車との連結を断つと共に、上記割出歯車と同軸
    に、該割出歯車に対してフイルムの前半リーダ部
    に対応する予備回転角だけ相対回転可能で該割出
    歯車の復帰方向と同方向に付勢される副割出歯車
    を設け、該副割出歯車を巻上初期に上記駆動歯車
    に連結し、上記予備回転角回転した時に上記割出
    歯車を駆動して一体となつて回転するようにした
    ことを特徴とするフイルムの巻止位置規制装置。
JP15160485U 1985-10-04 1985-10-04 Expired JPH0423224Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15160485U JPH0423224Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15160485U JPH0423224Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JPS6260923U JPS6260923U (ja) 1987-04-15
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JP15160485U Expired JPH0423224Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2505366B2 (ja) * 1993-06-07 1996-06-05 マミヤ・オーピー株式会社 フィルムの巻止装置

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JPS6260923U (ja) 1987-04-15

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