JPH062726A - 回転ダンパー - Google Patents

回転ダンパー

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JPH062726A
JPH062726A JP18158692A JP18158692A JPH062726A JP H062726 A JPH062726 A JP H062726A JP 18158692 A JP18158692 A JP 18158692A JP 18158692 A JP18158692 A JP 18158692A JP H062726 A JPH062726 A JP H062726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
housing
rotor shaft
rotary damper
filling portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18158692A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunimasa Takahashi
訓應 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP18158692A priority Critical patent/JPH062726A/ja
Publication of JPH062726A publication Critical patent/JPH062726A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Toilet Supplies (AREA)
  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 充填部内に収納するロータを偏心位置におい
て回転させ、ロータによって仕切られる粘性流体の充填
空間がロータの回転によって変化するようにして、小型
でも大きな制動力を得ることができるものである。 【構成】 キャップ3により閉塞される粘性流体の充填
部1aを有するハウジング1と、該ハウジングの充填部
から回転可能に起立するロータ3とを備えた回転ダンパ
ーにおいて、前記ロータをロータ軸2aと、該ロータ軸
より突出して形成され前記充填部の内壁に常時摺接可能
で、かつ、一方向に湾曲する可撓性を有する複数の羽根
部2bとで構成し、前記ロータのロータ軸を前記ハウジ
ングの充填部に偏心して取付けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機の扉、開閉便座、
食器乾燥機や冷蔵庫の扉における開閉動作を、所定の制
動力の下に、静粛に、かつ、緩やかに行わせるための回
転ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】前記したような装置に使用される回転ダ
ンパーとしては、キャップにより閉塞されるハウジング
の充填部内に粘性流体を充填すると共に、該充填部の中
心位置に粘性流体を剪断するロータを設け、かつ、この
ロータの先端を前記キャップより突出させ、この突出し
た先端に前記扉や便座を直接、あるいはギヤを介して取
付け、開閉の際に制動力を与えるものが広く知られてい
る。
【0003】そして、前記した回転ダンパーにおいて制
動力を高めるためには、粘性の高い粘性流体を使用する
か、ロータとハウジングの間に形成する隙間を極端に小
さく設定するか、あるいは充填部の容量を大きくするか
が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した粘性
の高い粘性流体を使用する方法および隙間を極端に小さ
くする方法の何れにあっても限界があり、希望に応じた
大きな制動力を得ることは困難である。また、充填部の
容量を大きくする方法の場合には、ハウジング自体が大
きくなるために回転ダンパーとして大型となり、小型化
の要請に応えられないという問題がある。
【0005】本発明は前記した問題点を解決しようとす
るもので、その目的とするところは、充填部内に収納す
るロータを偏心位置において回転させ、ロータによって
仕切られる粘性流体の充填空間がロータの回転によって
変化するようにして、小型でも制動力の大きな回転ダン
パーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における回転ダン
パーは前記した目的を達成するもので、キャップにより
閉塞される粘性流体の充填部を有するハウジングと、該
ハウジングの充填部から回転可能に起立するロータとを
備えた回転ダンパーにおいて、前記ロータをロータ軸
と、該ロータ軸より突出して形成され、前記充填部の内
壁に常時摺接可能であって、しかも、一方向に湾曲する
可撓性を有する複数の羽根部とで構成し、前記ロータの
ロータ軸を前記ハウジングの充填部に偏心して取付けた
ものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る回転ダンパーの第1実施
例を図1〜図3と共に説明する。符号1はグリス、オイ
ル等の粘性流体を充填する円筒状の充填部1aが形成さ
れたハウジングであり、該充填部1aの底面の中心から
偏心した位置にロータ受軸1bが立設されている。
【0008】符号2はロータ軸2aの下面側に前記ロー
タ受軸1bが挿入される軸孔2a1が形成されたロータ
であり、前記ロータ2aの上面側には、後述するキャッ
プ3の軸受3aから外部に突出する非円形状の軸2a2
が一体的に形成されている。また、前記ロータ軸2aに
は比較的柔軟に形成された複数(実施例では4枚)の羽
根部2bが一体的に形成されており、該羽根部2bは、
常時、湾曲しつつ充填部1aの内壁に接触可能な寸法に
製作されている。
【0009】符号3は前記ハウジング1の開口部にネジ
4によって取付けられるキャップであり、その中心より
偏心した位置に前記ロータ2の軸2a2 を軸受けるため
の軸受3aが形成されている。なお、符号5はハウジン
グ1とキャップ3との間に配置されたOリング、符号6
はキャップ3とロータ2との間に配置されたOリングで
ある。
【0010】次に、この実施例の回転ダンパーの動作に
ついて説明すると、まず、使用機器に対して直接、又は
ギヤ等の部材を介して間接的に係合するロータ2を回転
すると、夫々の羽根部2bは湾曲度合いを高め、又は低
めつつ充填部1aの内壁に接触しながら回転し、その回
転動作に伴い、各羽根部2bによって仕切られる空間の
容積は変化する。そして、各空間の容積変化に伴い、充
填部1a内に充填され、隣接する羽根部2bによって仕
切られる空間中の粘性流体は徐々に隣の仕切空間に移動
するのであり、この粘性流体の移動時において、流体が
細い通路を通過する。そのため、流路の抵抗に基づく圧
力差が発生し、それがロータに作用して回転運動に抵抗
力を与える。
【0011】次に、第2実施例を図4、図5と共に説明
する。この実施例のロータ2は、前記したロータ軸2a
と羽根部2bとを一体的に形成したロータに代えて、ロ
ータ軸7と羽根8とを別体に形成したものである。すな
わち、ロータ軸7には複数(実施例にあっては4個)の
角孔7aが形成されている。
【0012】一方、羽根8はピース部8aと先端に比較
的柔軟に形成された湾曲状の羽根部8bとから形成さ
れ、前記ピース部8aを前記ロータ軸7の角孔7aに挿
入固定することによりロータ2が構成される。そして、
上記ロータ軸7と羽根8とから構成したロータ2を前記
第1実施例と同様にハウジング1の充填部1aに収納
し、周知のキャップ3によってハウジング1の開口部を
閉塞することによって回転ダンパーが構成される。
【0013】また、図6は前記羽根8の他の実施例を示
しており、前記実施例の羽根8が同形の4つの部材から
構成されるのに対し、本実施例の羽根9は3つの部材か
ら構成されている。すなわち、一方のピース部9aは前
記羽根8のピース部8aを2つ繋ぎ合わせた長さに形成
され、かつ、中央下面に切欠部9a1 が形成されてい
る。また、ピース部9aの両端には前記羽根部8bと同
様な湾曲状の羽根部9bが形成されている。
【0014】一方、他の2つのピース部9cは前記実施
例のピース部8aと略同じ大きさに形成されているが、
先に説明したピース部9aの切欠部9a1 に挿入するた
めの突起9c1 が形成されており、また、外端には羽根
部9dが一体的に形成されている。そして、この羽根9
を前記図5に示すロータ軸7の角孔7a内に挿入固定す
ることによりロータ2が構成される。より具体的には、
予め長尺なピース部9aを背向する角孔7aに挿通して
切欠部9a1 がロータ軸7内部の中央に位置するように
なし、次いで2つのピース部9cを背向する角孔7aに
挿入し、その内端の突起9c1 を切欠部9a1 に挿入し
て突き合わせる。
【0015】次に、この図4〜図6の実施例について動
作を説明すると、この実施例の動作も前記第1実施例と
同様に、ロータ2を回転すると、羽根部8b,9bによ
って仕切られる充填部1aの各空間の容積が変化し、充
填部1a内に充填されている粘性流体による粘性抵抗が
大きくなり制動力が大きくなるものである。
【0016】なお、前記した実施例においては、ハウジ
ング1に形成した充填部1aを真円状に形成し、その中
心に対して偏心した位置にロータ軸の回転中心を設定し
たたものを示したが、この充填部1aは真円でなくと
も、羽根部2a,8a,9b、9dが変形することによ
り、常に、その先端部分が充填部1aの周壁と摺接でき
れば、どのような変形円であってもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は前記したように、ハウジングに
形成した充填部の偏心位置にロータ軸を回転自在に軸支
し、かつ、このロータ軸から複数の柔軟性を有する羽根
部を前記充填部に摺接するように突出させたので、ロー
タが回転すると羽根部が湾曲の度合いを高めたり低めた
りして充填部内の空間容積を変化させ、これにより、充
填部内の粘性流体の粘性抵抗が増大し、大きな制動力を
得ることができる。従って、小型な製品であっても十分
に大きな制動力を有する回転ダンパーを提供することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転ダンパーの第1実施例を示す
断面図である。
【図2】同上のキャップを取り除いた状態の平面図であ
る。
【図3】第1実施例に使用したロータの斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図5】同上に使用したロータの分解斜視図である。
【図6】たの実施例におけるロータの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 1b 充填部 2 ロータ 2a,7 ロータ軸 2b,8b,9b,9d 羽根部 7a 角孔 8a,9a,9c ピース部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップにより閉塞される粘性流体の充
    填部を有するハウジングと、該ハウジングの充填部から
    回転可能に起立するロータとを備えた回転ダンパーにお
    いて、 前記ロータをロータ軸と、該ロータ軸より放射方向に突
    出して形成され、前記充填部の内壁に常時摺接可能であ
    って、かつ、一方向に湾曲する可撓性を有する複数の羽
    根部とで構成し、前記ロータのロータ軸を前記ハウジン
    グの充填部に偏心して取付けたことを特徴とする回転ダ
    ンパー。
JP18158692A 1992-06-17 1992-06-17 回転ダンパー Pending JPH062726A (ja)

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JP18158692A JPH062726A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 回転ダンパー

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JP18158692A JPH062726A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 回転ダンパー

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JPH062726A true JPH062726A (ja) 1994-01-11

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JP18158692A Pending JPH062726A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 回転ダンパー

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6666252B2 (en) * 1997-12-12 2003-12-23 Hunter Douglas Industries Bv Winding mechanism
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