JPH0627253A - 時計用文字板 - Google Patents

時計用文字板

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Publication number
JPH0627253A
JPH0627253A JP20592392A JP20592392A JPH0627253A JP H0627253 A JPH0627253 A JP H0627253A JP 20592392 A JP20592392 A JP 20592392A JP 20592392 A JP20592392 A JP 20592392A JP H0627253 A JPH0627253 A JP H0627253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dial
plate
substrate
acrylic plate
transparent acrylic
Prior art date
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Pending
Application number
JP20592392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takabe
博 高部
Shichiro Horiuchi
七郎 堀内
Yukinari Matsuura
幸成 松浦
Kiyoshi Nagata
潔 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Publication date
Application filed by Kawaguchiko Seimitsu KK filed Critical Kawaguchiko Seimitsu KK
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Publication of JPH0627253A publication Critical patent/JPH0627253A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で外観品質の向上した時計用文字板の提
供。 【構成】 文字板基板と、下面に蒸着,印刷,塗装又は
ホットスタンプ等の中の少なくとも一種類の処理により
時字,マーク又は模様等が形成されたアクリル,ポリカ
ーボネート等の透明なプラスチック板とを貼り合わせて
なる時計用文字板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時計用文字板に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、立体感,高級感を有する時計用文
字板としては、図8に示すように、文字板基板30に有
色塗装又はAuメッキ,Agメッキ等の装飾処理31を
施し、その上に透明樹脂層を形成した後ラッピング,ポ
リシング等の研磨にて平滑面を有する透明樹脂薄膜32
とし、更に時字,マーク等33を印刷,蒸着,植字等に
より形成する方法があった。
【0003】又、図9に示すように、型打,機械加工等
により凹凸模様の形成された文字板基板34上に、A
u,Ag等のメッキ35を施し、その上に透明樹脂層を
形成した後ラッピング,ポリシング等の研磨にて平滑面
を有する透明樹脂薄膜層36とし、更に時字,マーク等
37を印刷,蒸着,植字等により形成する方法があっ
た。
【0004】上記従来の時計用文字板は、表面が平滑面
を有する透明樹脂薄膜層32又は36で形成されている
ため、文字板基板30,34上に形成された有色塗装又
はAuメッキ,Agメッキ等の装飾処理31或いは凹凸
模様等が鮮明に、且つ立体的に観え、非常に高級感を有
するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の時
計用文字板の製造方法において、図8に示す時計用文字
板の場合、文字板基板30にAu,Ag等のメッキを施
す場合には、文字板基板30の表面をキズのないように
鏡面にする必要があり、非常に手間がかかり、コストア
ップの要因となっていた。
【0006】又、図8,図9の時計用文字板において、
透明樹脂薄膜層32,36を得るためには、透明樹脂層
を得るための塗装及び表面を平滑面にし且つ透明樹脂層
全体を薄膜とするためにラッピング,ポリシング等の研
磨を行う必要がある等、これも非常に工数がかかり、コ
ストアップの大きな要因となっていた。
【0007】更には又、透明樹脂層をラッピング,ポリ
シング等による研磨を行った場合、中心穴の近傍或いは
外周部がダレてしまい、完全な平滑面が得られず、外観
品質が低下するという課題もあった。
【0008】本発明は、上記課題を解決し、安価で外観
品質の向上した時計用文字板を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、文字板基板
と、下面に蒸着,印刷,塗装又はホットスタンプ等の中
の少なくとも一種類の処理により時字,マーク又は模様
等が形成されたアクリル,ポリカーボネート等の透明な
プラスチック板とを貼り合わせたものである。
【0010】更には、文字板基板と、下面に時字,マー
ク又は模様等の凹凸部を形成した後蒸着,印刷,塗装又
はホットスタンプ等の中の少なくとも一種類の処理が施
されたアクリル,ポリカーボネート等の透明なプラスチ
ック板とを貼り合わせたものである。
【0011】そして又、前記透明なプラスチック板は、
0.15mm〜0.25mmの厚みを有し、部分的にく
り貫き部を有するものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、アクリル,ポリカーボネート
等の透明なプラスチック板を使用し、その下面に蒸着,
印刷,塗装又はホットスタンプ等の中の少なくとも一種
類の処理を施して時字,マーク又は模様等を形成したも
のを文字板基板と粘着剤を介して貼り合わせるだけの方
法で時計用文字板を製造することができるので、上面は
全面に亘って平滑面を有しており、又、上面から観た場
合には、下面に形成された時字,マーク又は模様等が金
属光沢を有して観える。その上粘着剤,文字板基板は、
蒸着,印刷,塗装又はホットスタンプの処理層により隠
れてしまい観えないため、文字板基板の素地の品質の影
響はなく、文字板基板の選択の自由度が増す。
【0013】又、透明なプラスチック板の下面に時字,
マーク又は模様等の凹凸部を形成した後蒸着,印刷,塗
装又はホットスタンプ等の処理を行ったものを使用すれ
ば、上記作用の他、時字,マーク又Hは模様等が立体感
を呈し、非常に高級感を呈するものである。
【0014】更には又、上記各種手段により形成された
透明なプラスチック板に部分的にくり貫き部分を形成し
たものと、文字板基板に目付,印刷等により模様を形成
したものとを貼り合わせた場合には、透明なプラスチッ
ク板に形成された模様と文字板基板に形成された模様と
が互いに強調し合い、バラエティに富んだものとなる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。 実施例1 図1は本発明の第1実施例を示す時計用文字板の断面図
である。図において1は0.15mm厚のBs材からな
る文字板基板であり、圧延した帯材から外径抜き及び中
心穴抜きをして得られたものである。
【0016】2は0.2mm厚の透明なアクリル板であ
り、上下面とも平滑面を有しており、その下面には有色
塗装3が全体に亘って0.05mm厚で形成してある。
この下面に有色塗装3を形成した透明なアクリル板2
は、大板のアクリル板の全面に有色塗装3を形成し、前
記の文字板基板1と同じ寸法に外径抜き及び中心穴抜き
をして得られたものである。そのため有色塗装3の厚み
は全面に亘って均一であり、且つ外周部及び中心穴の近
傍にはダレがなく、全体に亘って均一な平滑面を有して
いる。
【0017】そして文字板基板1と下面に有色塗装3が
形成された透明アクリル板2とが粘着剤4を介して貼り
合わせてある。又、5はエト足、6は印刷により形成し
た時字及びマークである。
【0018】上記実施例による時計用文字板において
は、透明なアクリル板2は上下面とも平滑面を有してお
り、その下面には有色塗装3を全面に亘って形成してあ
るので、上面から観ると文字板基板1及び粘着剤4は観
えず、有色塗装3のみが光沢を有して観える。このよう
に文字板基板1の素地表面の品質の影響を受けず、非常
に簡単な方法で高級感のある時計用文字板が得られるも
のである。
【0019】尚、本実施例においては、透明なアクリル
板2の下面に一種類の有色塗装3を形成したものについ
て説明したが、図2に示すように透明なアクリル板2の
下面に印刷により部分的に有色樹脂膜7を形成し、この
有色樹脂膜7とは色の異なる有色塗装8を全面に形成し
て2色化しても良く、又、複数色化してバラエティに富
んだものとしても良い。
【0020】更には又、図3に示すように透明なアクリ
ル板2の下面に蒸着又は印刷にて時字9及び模様10を
形成した後、全面に有色塗装11を形成しても良い。特
に蒸着により時字9或いは模様10を形成した場合は、
金属光沢を有し、非常に見栄えの良いものとなる。
【0021】実施例2 図4は本発明の第2実施例を示す時計用文字板の断面図
である。図において1は第1実施例の図1に示したもの
と同じ文字板基板であり、0.15mm厚のBs材から
外径抜き及び中心穴抜きして得られたものである。12
は0.23mmの透明なアクリル板に熱を加えて、この
下面に金型にて凹凸模様を形成した模様付透明アクリル
板であり、0.20mm〜0.21mmの厚みとなって
いる。そして下面の模様部には蒸着によりAu層13を
形成してある。この模様付透明アクリル板12は、大板
に模様付けした後Au層13を蒸着し、前記文字板基板
1と同じ寸法に外径抜き及び中心穴抜きをして得たもの
であり、外周部及び中心穴の近傍にはダレがなく、上面
には全面に亘って平滑面を得ている。そして文字板基板
1とAu層13が形成された模様付透明アクリル板12
とが粘着剤4を介して貼り合わせてある。又5はエト
足、6は印刷により形成した時字及びマークである。
【0022】実施例3 図5は本発明の第3実施例を示す時計用文字板の断面図
である。図において、1は第1実施例の図1に示したも
のと同じ文字板基板であり、14は0.18mm厚の透
明なアクリル板である。そしてこの透明なアクリル板1
4の下面には、時字部分を除いた全面に有色樹脂膜15
を印刷にて形成してあり、更にその下面にホットスタン
プ16を形成してある。そして有色樹脂膜15及びホッ
トスタンプ16が形成された透明なアクリル板14と文
字板基板1とを粘着剤4を介して貼り合わせてある。
【0023】上記実施例の時計用文字板は、上面から観
ると時字の部分のみがホットスタンプ16の金属光沢を
有し、他の部分は有色樹脂膜15の色調を呈するもので
ある。
【0024】実施例4 図6は本発明の第4実施例を示す時計用文字板の断面図
である。図において、17はその表面に目付模様を施し
更にAuメッキを施した文字板基板である。18は部分
的なくり貫き部19を有する透明なアクリル板であり、
その下面には有色塗装20が施されている。そしてこの
下面に有色塗装20が施されたアクリル板18と文字板
基板17とが粘着剤4を介して貼り合わされている。
【0025】上記実施例の時計用文字板を上面から観る
と、くり貫き部19を通して文字板基板17上のAuメ
ッキが施された目付模様が金属光沢を有して観え、アク
リル板18の透明部を通して有色塗装20の色調が観
え、全体としてバラエティに富んだ外観を有するものと
なる。
【0026】実施例5 図7は本発明の第5実施例を示す時計用文字板の断面図
である。図において21はBs材からなる文字板基板で
あり、22はその下面の時字に相当する部分に凹部23
を形成した透明なアクリル板である。そしてこの透明な
アクリル板22の凹部23にはAu蒸着24が施されて
おり、他の部分は全面に有色塗装25が施されている。
そしてこのAu蒸着24及び有色塗装25が施された透
明なアクリル板22と文字板基板21とが粘着剤4を介
して貼り合わされている。
【0027】上記実施例の時計用文字板を上面から観た
場合、透明なアクリル板22の凹部23が盛り上がって
立体的に金属光沢を有して観え、非常に高級感のある時
字となるものである。尚、本実施例では時字のみを透明
なアクリル板22の下面に凹部として形成したが、機械
加工或いは型打によりマーク,模様等を形成し、蒸着,
塗装及び印刷等の手法を組み合わせてバラエティに富ん
だ高級感のある時計用文字板とすることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の時
計用文字板は、透明なアクリル板の下面に蒸着,印刷,
塗装又はホットスタンプ等の処理が施された透明なアク
リル板と、文字板基板とを貼り合わせるだけの簡単な方
法で得られるので、従来のような塗装して研磨するとい
う工程が不要となると共に、文字板基板の素地表面の品
質の影響もなく、更には外周部及び中心穴近傍のダレも
なくなり品質が向上し、安価な時計用文字板を提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す時計用文字板の断面
図である。
【図2】本発明の第1実施例の他の応用を示す断面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例の他の応用を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例を示す時計用文字板の断面
図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す時計用文字板の断面
図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す時計用文字板の断面
図である。
【図7】本発明の第5実施例を示す時計用文字板の断面
図である。
【図8】従来例の時計用文字板の断面図である。
【図9】従来例の時計用文字板の断面図である。
【符号の説明】
1 文字板基板 2 透明アクリル板 3 有色塗装 4 粘着剤 5 エト足 6 時字 7 有色樹脂膜 8 有色塗装 9 時字 10 模様 11 有色塗装 12 模様付透明アクリル板 13 Au層 14 透明アクリル板 15 有色樹脂膜 16 ホットスタンプ 17 文字板基板 18 くり貫き部を有する透明アクリル板 19 くり貫き部 20 有色塗装 21 文字板基板 22 透明アクリル板 23 凹部 24 Au層 25 有色塗装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 潔 山梨県南都留郡河口湖町船津6663番地の2 河口湖精密株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字板基板と、下面に蒸着,印刷,塗装
    又はホットスタンプ等の中の少なくとも一種類の処理に
    より時字,マーク又は模様等が形成されたアクリル,ポ
    リカーボネート等の透明なプラスチック板とを貼り合わ
    せてなる時計用文字板。
  2. 【請求項2】 文字板基板と、下面に時字,マーク又は
    模様等の凹凸部を形成した後蒸着,印刷,塗装又はホッ
    トスタンプ等の中の少なくとも一種類の処理が施された
    アクリル,ポリカーボネート等の透明なプラスチック板
    とを貼り合わせてなる時計用文字板。
  3. 【請求項3】 前記透明なプラスチック板は0.15m
    m〜0.25mmの厚みを有することを特徴とする請求
    項1又は2記載の時計用文字板。
  4. 【請求項4】 前記透明なプラスチック板に、部分的に
    くり貫き部を形成したことを特徴とする請求項1,2又
    は3記載の時計用文字板。
JP20592392A 1992-07-09 1992-07-09 時計用文字板 Pending JPH0627253A (ja)

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JP20592392A JPH0627253A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 時計用文字板

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JP20592392A JPH0627253A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 時計用文字板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006071622A (ja) * 2005-04-26 2006-03-16 Yamato Grand Kk 自動車用計器板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006071622A (ja) * 2005-04-26 2006-03-16 Yamato Grand Kk 自動車用計器板

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