JPH0627176Y2 - スプリンクラー用巻出し管と調節ソケットとの接続構造 - Google Patents

スプリンクラー用巻出し管と調節ソケットとの接続構造

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JPH0627176Y2
JPH0627176Y2 JP13362888U JP13362888U JPH0627176Y2 JP H0627176 Y2 JPH0627176 Y2 JP H0627176Y2 JP 13362888 U JP13362888 U JP 13362888U JP 13362888 U JP13362888 U JP 13362888U JP H0627176 Y2 JPH0627176 Y2 JP H0627176Y2
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parallel
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connection structure
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豐年 田所
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ニッコーメタル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、消火設備として用いられるスプリンクラー用
巻出し管と調節ソケットとの接続構造に関する。
〔従来の技術〕
第6図に概略的に示したように、従来、スプリンクラー
ヘッドSと給水本管1とは、給水本管1はT形継手2を
介して巻出し管3を分岐状に接続し、その巻出し管3に
スプリンクラーヘッドSを接続していた。また、巻出し
管3は複数の短管3a,3b,3cをエルボ3d,3e
を用いて接続することにより形成されており、上記短管
3a,3b,3cの長さを現場合せにより適宜調節する
ことによって給水本管1の分岐個所とスプリンクラーヘ
ッドSとの垂直距離を適正に設定していた。Fは天井板
である。
しかし、短管3a,3b,3cの長さを現場合せにより
調節することは煩わしく、しかも熟練を要するといった
ことなどの多くの欠点があった。
この欠点を解消し得るスプリンクラー用巻出し管と調節
ソケットとの接続構造が実開昭60-52488号公報によって
提案されており、第7図に上記公報に開示された接続構
造を示してある。同図の接続構造に用いられている前記
ソケット5は、内筒6と外筒7とをねじ部8を介してね
じ合せることによりこれらが軸心方向に相対移動可能に
なるように結合すると共に、内筒6と外筒7との間にシ
ールリング9を介装したものである。そして、この調節
ソケット5においける外筒7の端部内面に形成したテー
パ雌ねじ9を巻出し管3の端部に形成したテーパ雄ねじ
10にシーリングテープを介してねじ込むと共に、ロッ
クナット12により内筒6の回転を阻止させることによ
って上記接続構造を構成してある。
この接続構造によると、ロックナット12を緩めた状態
で内筒6を正方向または逆方向に回転させると、内筒6
の先端に設けられているスプリンクラーヘッド接続口1
3がその回転角度に応じた幅だけ上下に移動するため、
上述した垂直距離をそれほどの熟練を要することなく簡
単に調節することが可能である。
〔考案が解決しようとする課題〕
第7図の接続構造は内筒6に保持させたシールリング9
を外筒7のストレートな内面(軸心と平行な内面)にシ
ールリング9自体の弾性復元力により押し付けて内筒6
と外筒7との隙間を水密シールしようとするものであ
る。しかし、シールリング9によるシール個所には十数
kg/cm2といった高い水圧が加わるため、シールリング9
と内筒6および外筒7との接触力をその水圧に抗し得る
大きな力にしておく必要がある。しかし、そのようにす
るとスプリンクラーヘッド接続口13の上下位置を調節
する場合に内筒6を回転させるのに必要な力が大きくな
って内筒6を回転させにくく、スパナなどの専用工具が
必要になるという煩わしさがある。そこで、内筒6を回
転させるのに必要な力を小さくして内筒6を手回しでき
るようにすると、上記接触力が不足して確実な水密シー
ルを行いにくくなるといった背反する問題があった。
また、スプリンクラーヘッド接続口13の上下位置を調
節するときには、外筒7を巻出し管3に接続した後に内
筒6を回転させることを要し、その作業中の外筒7と内
筒6との共回りを防ぐなどの作業面での煩わしさがある
といった問題もある。
本考案は以上の問題に鑑みてなされたもので、調節ソケ
ットを手で回すことによってスプリンクラーヘッド接続
口の上下位置を簡単に調節することができるにもかかわ
らず、十数kg/cm2といった高い水圧にも十分に抗し得る
水密シール性を確保することができるスプリンクラー用
巻出し管と調節ソケットとの接続構造を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のスプリンクラー用巻出し管と調節ソケットとの
接続構造は、内面に平行ねじが形成されたねじ部の片側
に外拡がりテーパ状に拡径されたパッキン受部が設けら
れ、かつ上記ねじ部の他側にそのねじ部よりも口径の大
きい膨出部が設けられていると共に、膨出部から延出さ
れた筒部にスプリンクラーに対する接続口が設けられた
調節ソケットと、平行雄ねじが端部に形成されたスプリ
ンクラー用巻出し管との接続構造であって、巻出し管の
平行雄ねじに調節ソケットのねじ部の平行雌ねじがねじ
込まれ、上記平行雄ねじに螺合されたリング状のゴムパ
ッキンがその平行雄ねじに螺合した締付ナットにより締
め付けられて上記パッキン受部と締付ナットとに密着し
ていると共に、ゴムパッキンの内周部が上記平行雄ねじ
に密着して噛み合い、上記締付ナットが上記平行雄ねじ
に螺合されたロックナットにより緩み止めされている。
また、上記ゴムパッキンは、非圧縮状態で砲弾形の断面
形状を有するパッキン本体がテーパ受部と締付ナットと
により挾圧されてそれらに面接触する状態に圧縮変形し
ており、かつ、パッキン本体の内周部に形成された平行
雌ねじが巻出し管の平行雄ねじに噛み合っていることが
望ましい。
〔作用〕
本考案によれば、ロックナットと締付ねじを緩めた状態
で調節ソケットを正方向または逆方向に回転させること
により調節ソケットのスプリンクラーに対する接続口
(スプリンクラーヘッド接続口)が上下移動される。こ
の場合の調節ソケットの回転は手回しで行える。スプリ
ンクラーヘッド接続口の上下位置を調節した後に締付ね
じを締め付けると、ゴムパッキンがパッキン受部と締付
ナットと平行雄ねじに密着し、確実な水密シールが行わ
れる。
また、断面形状が砲弾形で内周部に平行雄ねじが形成さ
れたゴムパッキンを用いると、上記水密シールが一層確
実なものになる。
〔実施例〕
第1図はZ字管21とS字管22を接続することにより
形成されたスプリンクラー用巻出し管20を給水本管1
にT形継手2を介して分岐状に接続し、上記巻出し管2
0と調節ソケット30とを本考案の実施例による接続構
造によって接続した状態を示し、第2図は二本のS字管
22′,22″を接続することにより形成されたスプリ
ンクラー用巻出し管20を給水本管1にT形継手2を介
して分岐状に接続し、上記巻出し管20と調節ソケット
30とを本考案の実施例による接続構造によって接続し
た状態を示している。また、第2図において、二本のS
字管22′,22″の接続部分23には球継手構造が採
用されており、この接続部分23を中心にして調節ソケ
ット30の位置を回転方向に変更できるようになってい
る。
第3図に示すように、調節ソケット30は、内面に平行
雌ねじ31が形成されたねじ部32の片側すなわち調節
ソケット30の一端部に外拡がりテーパ状に拡径された
パッキン受部33が設けられている一方、上記ねじ部3
2の他側、すなわちねじ部32を挾んでパッキン受部3
3とは反対側にそのねじ部32よりも口径の大きい膨出
部34が設けられている。また、膨出部34には筒部3
5が延出されており、この筒部35にスプリンクラーヘ
ッド接続口36が設けられている。そして、上記膨出部
34の長さは比較的長くなっている。
巻出し管20の端部20aには平行雄ねじ23が形成さ
れている。この平行雄ねじ23の有効ねじ部の長さは上
記平行雌ねじ31の有効ねじ部の長さよりも十分に長く
なっている。そして、巻出し管20の平行雄ねじ23に
調節ソケット30のねじ部32の平行雌ねじ31がねじ
込まれ、上記平行雄ねじに23に螺合されたリング状の
ゴムパッキン37がその平行雄ねじ31に螺合した締付
ナット38により締め付けられて上記パッキン受部33
と締付ナット38とに密着している。また、第4図に詳
細に示すように、ゴムパッキン37の内周部が上記平行
雄ねじ23に密着して噛み合っている。さらに、上記締
付ナット38が上記平行雄ねじ23に螺合されたロック
ナット39により緩み止めされている。
第5図に詳細に示すように、ゴムパッキン37は非圧縮
状態で砲弾形の断面形状を有するパッキン本体40の内
周部に雌ねじ41を形成したもので、外面にはテフロン
コーティングが施されており、雌ねじ41を上記平行雄
ねじ23にねじ込むことによってその平行雄ねじ23に
嵌め込まれている。パッキン本体40の最大外周直径は
上記パッキン受部33の内周面の最大直径と同等の寸法
に設定され、また、雌ねじ41の山数は2〜3に設定さ
れている。さらに、雌ねじ41の谷部は鋭いV字形に切
り込まれた形状を有している。
第3図および第4図の接続構造によると、ゴムパッキン
37がその弾発的な復元力によってパッキン受部33と
締付ナット38と平行雄ねじ23とに面接触状態で確実
に密着して信頼性の高い水密性を確保でき、巻出し管4
の内部通路に十数kg/cm2といった高圧水が供給されても
漏水が起こることはない。
スプリンクラーヘッド接続口36の上下位置を調節する
ときは、ロックナット39と締付ナット38を第4図に
仮想線で示すように緩めた状態で調節ソケット30を正
方向または逆方向に所定量だけ回転させるだけであり、
その回転は手回しによって容易に行うことが可能であ
る。このようにスプリンクラーヘッド接続口36の上下
位置を調節した後、締付ナット38とロックナット39
を締め付ける。締付ナット38を締め付ける場合には、
あらかじめ平行雄ねじ23に浅目に嵌め込んだゴムパッ
キン37を、巻出し管20の平行雌ねじ23にねじ込ん
だ調節ソケット30のパッキン受部33に当接させて両
者を共回りさせながら第4図の仮想線の位置に移動させ
た後に締付ナット38を締め付けるとよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によるスプリンクラー用巻出し管と
調節ソケットとの接続構造によれば、スプリンクラーヘ
ッド接続口の上下位置を手回しによって容易に調節する
ことができるため、従来のように専用工具を用いたり共
回りを防ぎながら調節するといった作業面での煩わしさ
が解消される。それにもかかわらず、スプリンクラーヘ
ッド接続口の上下位置を調節した後に締付ナットを締め
付けると、ゴムパッキンがパッキン受部と締付ナットと
平行雄ねじに密着して確実な水密シールが行われ、ま
た、ロックナットにより締付ナットが緩み止めされてい
るので、十数kg/cm2といった高い水圧が加わる個所の接
続構造として信頼性が高く最適のものである。
特に、上記ゴムパッキンを、非圧縮状態で砲弾形の断面
形状を有するパッキン本体がテーパ受面と締付ナットの
端面とにより挾圧されてそれらに面接触する状態に圧縮
変形され、かつ、パッキン本体の内周部に形成された雌
ねじが他方の管のテーパ雄ねじに噛み合う構成にするこ
とによって一層信頼性の高い水密性が確保される利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例による接続構造の
使用状態を示す側面図、第3図は上記接続構造を示す部
分縦断側面図、第4図は第2図の要部を示す拡大縦断側
面図、第5図はゴムパッキンの断面形状を示す端面図、
第6図は従来のスプリンクラー用配管の側面図、第7図
は従来例の縦断側面図である。 20……スプリンクラー用巻出し管、23……平行雄ね
じ、30……調節ソケット、31……平行雌ねじ、32
……ねじ部、33……パッキン受部、34……膨出部、
35……筒部、36……接続口(スプリンクラーヘッド
接続口)、37……ゴムパッキン、38……締付ナッ
ト、39……ロックナット、40……パッキン本体、4
1……平行雌ねじ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に平行雌ねじが形成されたねじ部の片
    側に外拡がりテーパ状に拡径されたパッキン受部が設け
    られ、かつ上記ねじ部の他側にそのねじ部よりも口径の
    大きい膨出部が設けられていると共に、膨出部から延出
    された筒部にスプリンクラーに対する接続口が設けられ
    た調節ソケットと、平行雄ねじが端部に形成されたスプ
    リンクラー用巻出し管との接続構造であって、 巻出し管の平行雄ねじに調節ソケットのねじ部の平行雌
    ねじがねじ込まれ、上記平行雄ねじに螺合されたリング
    状のゴムパッキンがその平行雄ねじに螺合した締付ナッ
    トにより締め付けられて上記パッキン受部と締付ナット
    とに密着していると共に、ゴムパッキンの内周部が上記
    平行雄ねじに密着して噛み合い、上記締付ナットが上記
    平行雄ねじに螺合されたロックナットにより緩み止めさ
    れていることを特徴とするスプリンクラー用巻出し管と
    調節ソケットとの接続構造。
  2. 【請求項2】請求項1の戻し管の接続構造において、ゴ
    ムパッキンは、非圧縮状態で砲弾形の断面形状を有する
    パッキン本体がテーパ受部と締付ナットとにより挾圧さ
    れてそれらに面接触する状態に圧縮変形しており、か
    つ、パッキン本体の内周部に形成された平行雌ねじが巻
    出し管の平行雄ねじに噛み合っているスプリンクラー用
    巻出し管と調節ソケットとの接続構造。
JP13362888U 1988-10-12 1988-10-12 スプリンクラー用巻出し管と調節ソケットとの接続構造 Expired - Lifetime JPH0627176Y2 (ja)

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