JPH06271668A - 陰イオンをドーピングしたp型ポリアミノアゾピリジンおよびその製造方法 - Google Patents

陰イオンをドーピングしたp型ポリアミノアゾピリジンおよびその製造方法

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JPH06271668A
JPH06271668A JP5100017A JP10001793A JPH06271668A JP H06271668 A JPH06271668 A JP H06271668A JP 5100017 A JP5100017 A JP 5100017A JP 10001793 A JP10001793 A JP 10001793A JP H06271668 A JPH06271668 A JP H06271668A
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JP
Japan
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polyaminoazopyridine
anion
doped
general formula
formula
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JP5100017A
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Taisuke Yokomichi
泰典 横道
Shinichi Tada
進一 多田
Kenji Seki
建司 関
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主鎖にアゾ基を有しており、安定性および導
電性に優れた新規なP型の導電性高分子を提供すること
を目的とする。 【構成】 下記一般式(I)(但し、式中の繰返し単位
において、n、nおよびnは0〜10000の整
数を示すが、n、nおよびnの合計は、5〜10
000である。;m、mおよびmは0〜2である
が、m、mおよびmが同時に0であることはな
い。;aは1、2または3である;X−aは陰イオンを
示す)で示される陰イオンをドーピングしたポリアミノ
アゾピリジン。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なポリアミノアゾ
ピリジン、その製造方法および該ポリアミノアゾピリジ
ンを用いた二次電池に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】近年、エレクトロニクス機器
の小型化が進み、これに伴って、軽量で優れた特性を示
す電池の開発が求められている。導電性高分子は、この
様な電池の電極活物質として注目されており、これまで
にポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなど多
くの導電性高分子が開発されている。これらの高分子
は、一般的に、単量体から電解酸化重合または化学酸化
重合により合成されている。現在までのところ、導電性
高分子材料の出発原料となる単量体は、ポリアニリン、
ピロール、チオフェンおよびその誘導体がほとんどであ
るため、窒素原子が含まれるポリアニリン以外の高分子
では、高分子主鎖の共役構造は炭素−炭素二重結合から
構成されている。このような炭素−炭素二重結合からな
る主鎖共役系に新たな構造成分としてアゾ基を導入する
ことにより、安定性および導電性を向上させることが考
えられており、その一具体例としてポリアゾフェニレン
が合成されているが、炭素−炭素二重結合系材料に優る
性能を発揮するには至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、主鎖にアゾ
基を有しており、安定性および導電性に優れた新規なP
型の導電性高分子を提供することを目的とする。
【0004】本発明は、さらにこの様な新規な導電性高
分子を用いた、軽量で優れた特性を発揮する電池を提供
することをも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記の目的
を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、新規な構造
のポリアミノアゾピリジンの合成に成功し、これがP型
の導電性高分子であって、二次電池の正極活物質として
有用であることを見出した。
【0006】即ち、本発明は、下記の発明を提供するも
のである; 1. 一般式(I)
【0007】
【化7】 (但し、式中の繰返し単位において、n、nおよび
は0〜10000の整数を示すが、n、nおよ
びnの合計は、5〜10000である。;m、m
およびmは0〜2であるが、m、mおよびm
同時に0であることはない。;aは1、2または3であ
る;X−aは陰イオンを示す。)で示される陰イオンを
ドーピングしたポリアミノアゾピリジン。 2. 一般式(1a)
【0008】
【化8】 一般式(1b)
【0009】
【化9】 および一般式(1c)
【0010】
【化10】 で示される繰返し単泣の少なくとも1種からなるポリア
ミノアゾピリジン(但し、上記式中、n、nおよび
は0〜10000の整数を示すが、n、nおよ
びnの合計は、5〜10000である。)を酸化する
ことを特徴とする一般式(I)
【0011】
【化11】 (但し、式中の繰返し単位において、n、nおよび
は0〜10000の整数を示すが、n、nおよ
びnの合計は、5〜10000である。;m、m
およびmは0〜2であるが、m、mおよびm
同時に0であることはない。;aは1、2または3であ
る;X−aは陰イオンを示す。)で示される陰イオンを
ドーピングしたポリアミノアゾピリジンの製造方法。 3. 一般式(I)
【0012】
【化12】 (但し、式中の繰返し単位において、n、nおよび
は0〜10000の整数を示すが、n、nおよ
びnの合計は、5〜10000である。;m、m
およびmは0〜2であるが、m、mおよびm
同時に0であることはない。;aは1、2または3であ
る;X−aは陰イオンを示す。)で示される陰イオンを
ドーピングしたポリアミノアゾピリジンを電極活物質と
して用いることを特徴とする二次電池。
【0013】一般式(I)で表される陰イオンをドーピ
ングしたポリアミノアゾピリジンにおいて、n、n
およびnの値は、それぞれ0〜10000の範囲の整
数であり、且つこれらの合計は5〜10000である。
また、n、nおよびnの値は、それぞれ10〜1
000の範囲の整数であり、さらにこれらの合計が10
00を超えないことがより好ましい。また、一般式
(I)で表される陰イオンをドーピングしたポリアミノ
アゾピリジンにおいて、m、mおよびmの値は通
常0〜2の範囲にあり(但し、m、mおよびm
同時に0であることはない。)、さらに全ての繰返し単
位中のm、mおよびmの合計が0.01〜1の範
囲にあることがより好ましい。aの値は1〜3の整数で
あり、1であることがより好ましい。
【0014】陰イオンをドーピングした一般式(I)で
表される本発明のポリアミノアゾピリジンにおいて、X
−aで示される陰イオンとしては、過塩素酸イオン、テ
トラフルオロほう酸イオン、フッ化砒素酸イオン、硫酸
イオン、塩化鉄イオンなどの無機イオン;p−トルエン
スルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオ
ンなどの有機酸イオン;フッ素イオン、塩素イオン、臭
素イオン、ヨウ素イオンなどのハロゲンイオンなどが例
示される。
【0015】一般式(I)で表されるポリアミノアゾピ
リジンを製造するための原料となる(1a)、(1b)
および(1c)で示される繰返し単位の少なくとも1種
からなるポリアミノアゾピリジンにおいて、n、n
およびnの値は、それぞれ0〜10000の範囲の整
数であり、且つこれらの合計は5〜10000である。
また、n、nおよびnの値は、それぞれ10〜1
000の範囲の整数であり、さらにこれらの合計が10
00を超えないことがより好ましい。
【0016】一般式(1a)、(1b)および(1c)
で示される繰返し単位の少なくとも1種からなるポリア
ミノアゾピリジンは、例えば、2,5−ジアミノピリジ
ンまたはその塩酸塩を、酸化剤の存在下に化学酸化重合
に供することにより得られる。具体的には、例えば、以
下の方法によって得られる。
【0017】重合溶媒としては、2,5−ジアミノピリ
ジンを溶解するものが使用され、具体的には、ジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド、ピロリドン、N
−メチルピロリドン、ピリジン、氷酢酸、蟻酸などが挙
げられる。これらは、2種以上を混合して使用しても良
い。これらの有機溶媒の中では、ジメチルスルホキシ
ド、ピリジン、氷酢酸などがより好ましい。重合に際し
ては、2,5−ジアミノピリジン濃度を0.01〜1モ
ル/リットル程度、より好ましくは0.1〜0.5モル
/リットル程度とした溶液を使用する。
【0018】この化学酸化重合に際し、酸化剤として
は、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムとホウ酸
との混合物などを使用する。過ホウ酸ナトリウムの使用
量は、通常2,5−ジアミノピリジンの2〜10倍程度
(モル比)、より好ましくは2〜5倍程度である。ホウ
酸を併用する場合には、過ホウ酸ナトリウムの0.5〜
2倍程度(モル比)、より好ましくは0.5〜1倍程度
の割合で使用する。
【0019】重合反応は、特に限定されるものではない
が、通常温度20〜80℃程度で0.5〜16時間程
度、より好ましくは45〜65℃程度で2〜6時間程度
の条件下に行なう。
【0020】上記の反応により、一般式(1a)乃至
(1c)の少なくとも1種により構成されるポリアミノ
アゾピリジンが黒色の粉末として得られ、これは、必要
に応じ溶媒洗浄により精製される。
【0021】一般式(I)で表される陰イオンをドーピ
ングしたポリアミノアゾピリジンは、例えば、上記の様
にして得られた一般式(1a)乃至(1c)の少なくと
も1種により構成されるポリアミノアゾピリジン粉末を
ペレット状に成形し、リード線を取付けて、電極を作製
した後、この電極を支持電解質としての陰イオン源を含
む溶液中で電解酸化することにより、得られる。
【0022】支持電解質としての陰イオン源としては、
前述のイオンに対応する過塩素酸およびその塩、テトラ
フルオロほう酸およびその塩、フッ化砒素酸およびその
塩、硫酸およびその塩、塩化鉄;p−トルエンスルホン
酸およびその塩、トリフルオロメタンスルホン酸および
その塩などの有機酸およびその塩;フッ素化合物、塩素
化合物、臭素化合物、ヨウ素化合物なとのハロゲン化合
物などが例示される。
【0023】このドーピングのための電解酸化処理に使
用する溶媒は、陰イオン源としての支持電解質をよく溶
解するものが好ましく、具体的にはメタノール、エタノ
ール、イソプロパノールなどのアルコール類;テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメチルエチレングリコール
などのエーテル類;プロピレンカーボネート、エチレン
カーボネート、ジエチルカーボネートなどのカーボネー
ト類;ニトロベンゼン、ニトロメタンなどのニトロ化合
物;その他アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド、水
などが挙げられる。これらの溶媒の中では、アセトニト
リル、プロピレンカーボネートおよびテトラヒドロフラ
ンがより好ましい。溶媒中の支持電解質の濃度は、通常
0.01〜1モル/リットル程度であり、より好ましく
は0.05〜0.5モル/リットル程度である。
【0024】陰イオンのドーピングのための電解酸化
は、定電流法、定電位法、電位走査法などのいずれの方
法により行なっても良い。例えば、定電流法の場合の電
流密度は、0.01〜10mA/cm程度であり、よ
り好ましくは0.1〜1mA/Cm程度である。ま
た、定電位法の場合の電位は、通常0.1〜1V程度、
より好ましくは0.5〜0.8V程度(vs.Ag/A
)である。
【0025】一般式(I)で表される陰イオンをドーピ
ングした本発明のポリアミノアゾピリジンは、一般式
(1a)、(1b)および(1c)で示される繰返し単
位の少なくとも1種により構成されるポリアミノアゾピ
リジン粉末を、硫酸又は塩酸溶液に浸漬或いはヨウ素の
蒸気にさらすことによる化学的酸化よっても得ることが
できる。具体的には、例えば、以下の方法によって得ら
れる。硫酸又は塩酸溶液に浸漬する場合、約10〜20
%の硫酸又は塩酸溶液に、ポリアミノアゾピリジン粉末
を約0.05〜1mol/Lの割合で、約1〜5時間浸
漬する。ヨウ素の蒸気にさらす場合、室温で0.5〜2
時間ポリアミノアゾピリジン粉末をさらす。その場合、
あらかじめポリアミノアゾピリジン粉末を減圧乾燥し、
真空中にヨウ素の蒸気を送り込むのが良い。
【0026】逆に、一般式(1a)、(1b)および
(1c)で示される繰返し単位の少なくとも1種により
構成されるポリアミノアゾピリジンは、一般式(I)で
表される陰イオンをドーピングしたポリアミノアゾピリ
ジンを電解還元することによっても、得られる。この還
元反応は、例えば、0.1〜1mA/cm程度の定電
流下に作用極がAg/AgClに対して−1〜−0.5
V程度を示すまで還元することにより、行なわれる。
【0027】本発明のポリアミノアゾピリジンを正極活
物質として使用する電池としては、各種の二次電池など
が挙げられる。この様な電池における負極活物質、電解
液などのその他の構成材料は、公知の電池における構成
材料と同様で良い。高分子二次電池における負極極活物
質としては、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポ
リピリジン、炭素材などの導電性高分子が挙げられる。
リチウム二次電池における負極活物質としては、Li或
いはLiとAl、Mg、Pb、Si、Ga、Inなどと
の合金が挙げられる。また、電解液としては、公知の電
解質を有機溶媒に溶解した溶液が使用される。電解質と
しては、金属の陽イオン、有機カチオンなどの陽イオン
および陰イオンとの塩などが挙げられる。陽イオンとし
ては、4級アンモニウムイオンなどが挙げられる。ま
た、陰イオンとしては、BF 、ClO 、PF
、As 、CFSO 、I、Br、C
、Fなどがある。このような電解質の具体例とし
ては、テトラフルオロホウ酸リチウム、過塩素酸リチウ
ム、ヘキサフルオロリン酸リチウム、テトラフルオロホ
ウ酸テトラエチルアンモニウム、過塩素酸テトラn−ブ
チルアンモニウム、トリフルオロメタンスルホン酸リチ
ウム、ヨウ化リチウム、臭化リチウムなどが例示され
る。
【0028】電解質を溶解する有機溶媒としては、高導
電率で非プロトン性のものが好ましく、ニトリル類、カ
ーボネート類、エーテル類、ニトロ化合物類、アミド
類、含硫黄化合物類、塩素化炭素化合物類、ケトン類、
エステル類などを使用することができる。これらの有機
溶媒は、2種以上を混合して使用しても良い。有機溶媒
のより好ましい具体例としては、アセトニトリル、プロ
ピレンカーボネート、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ニトロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、1,2−ジクロロエタン、γ一ブ
チロラクトンなどが例示される。
【0029】また、電解質としては、無機および有機の
固体電解質を使用することもできる。無機固体電解質と
しては、AgCl、AgBr、AgI、LiIなどの金
属ハロゲン化物、RbAg、RbAgNな
どが例示される。有機固体電解質としては、ポリエチレ
ンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリフッ化
ビニリデン、ポリアクリルアミドなどのポリマーマトリ
クスに先述の電解塩を溶解させた複合体、或いはこれら
複合体の架橋体などの高分子電解質が例示される。
【0030】
【発明の効果】本発明のポリアミノアゾピリジンは、電
気化学的に活性であり且つ安定性が高いので、これを用
いることにより軽量で優れた特性を示す二次電池を得る
ことができる。
【0031】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を挙げて具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。 参考例1 攪拌装置、冷却管および温度計を備えた3つ口フラスコ
に2,5−ジアミノピリジン二塩酸塩0.58g、過ホ
ウ酸ナトリウム四水和物1.41g、ホウ酸0.36g
およびジメチルスルホキシド6ccを加え、溶液を調製
した後、攪拌下に55℃で6時間反応させた。反応終了
後、反応溶液を吸引濾過し、黒色の固体を得た。この固
体を沸騰水で十分に洗浄し、さらにメタノールで洗浄し
た。生成物を100℃で5時間減圧乾燥することによ
り、ポリアミノアゾピリジン0.12gを得た。
【0032】上記で得られた生成物のFT−IRデータ
を以下に示す。 FT−IR(KBr)ν(cm−1):3437,33
42,1616,1559,1497,1406,12
80,1242,1130,1019,958,82
9,773 得られた生成物の元素分析値を表1に示す。
【0033】
【表1】 表1に示す元素分析値からは、炭素/窒素(モル比)=
2.0(理論値2.0)という結果が得られており、こ
の生成物が目的物質であるアミノアゾピリジンを繰り返
し単位とするポリマーであることが確認された。
【0034】上記の生成物は、水和物になっており、組
成式は、下記の通りである。
【0035】 (C100.46・(HO)0.54 なお、分析機器としては、以下のものを用いた。
【0036】IR;Nicolet 20SXC型 元素分析:PERKIN ELMER 2400 実施例1 上記参考例1で得られたポリアミノアゾピリジンを、導
電助剤としてカーボン系電極材料(商品名グラホイル、
ユニオンカーバイド社製)を用いて、ペレットを成形
し、電極を作製した。
【0037】この電極を0.1N塩酸溶液中に浸漬し、
0.7V(vs.Ag/Ag)で定電位酸化すること
により、X=Clである一般式(I)で表される化合
物を得た。 実施例2 実施例1と同様の方法によって電極を作製し、その電極
を0.1M p−トルエンスルホン酸を含むメタノール
溶液中に浸漬し、0.7V(vs.Ag/Ag)で定
電位酸化することにより、X=TsOである一般式
(I)で表される化合物を得た。 実施例3 実施例1と同様の方法によって電極を作製し、その電極
を0.1M LiClOを含むアセトニトリル溶液中
に浸漬し、0.7V(vs.Ag/Ag)で定電位酸
化することにより、X=ClO である一般式(I)
で表される化合物を得た。 実施例4 実施例1と同様の方法によって電極を作製し、その電極
を0.1N塩酸溶液中に浸漬し、−1〜1V(vs.A
g/Ag)、0.1V/Sで電位を走査した結果、
0.5Vと0V及び−0.5Vと0Vの2対のレドック
スピークが観察され、二次電池の電極活物質への応用の
可能性を確認した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (但し、式中の繰返し単位において、n、nおよび
    は0〜10000の整数を示すが、n、nおよ
    びnの合計は、5〜10000である。;m、m
    およびmは0〜2であるが、m、mおよびm
    同時に0であることはない。;aは1、2または3であ
    る;X−aは陰イオンを示す。)で示される陰イオンを
    ドーピングしたポリアミノアゾピリジン。
  2. 【請求項2】 一般式(1a) 【化2】 一般式(1b) 【化3】 および一般式(1c) 【化4】 で示される繰返し単位の少なくとも1種からなるポリア
    ミノアゾピリジン(但し、上記式中、n、nおよび
    は0〜10000の整数を示すが、n、nおよ
    びnの合計は、5〜10000である。)を酸化する
    ことを特徴とする一般式(I) 【化5】 (但し、式中の繰返し単位において、n、nおよび
    は0〜10000の整数を示すが、n、nおよ
    びnの合計は、5〜10000である。;m、m
    およびmは0〜2であるが、m、mおよびm
    同時に0であることはない。;aは1、2または3であ
    る;X−aは陰イオンを示す。)で示される陰イオンを
    ドーピングしたポリアミノアゾピリジンの製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式(I) 【化6】 (但し、式中の繰返し単位において、n、nおよび
    は0〜10000の整数を示すが、n、nおよ
    びnの合計は、5〜10000である。;m、m
    およびmは0〜2であるが、m、mおよびm
    同時に0であることはない。;aは1、2または3であ
    る;X−aは陰イオンを示す。)で示される陰イオンを
    ドーピングしたポリアミノアゾピリジンを電極活物質と
    して用いることを特徴とする二次電池。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005030838A1 (ja) * 2003-09-30 2005-04-07 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. ポリアミノピリジン類およびその製造方法

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JP4743608B2 (ja) * 2003-09-30 2011-08-10 住友精化株式会社 ポリアミノピリジン類およびその製造方法

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