JPH06271340A - ハーメチックコートファイバの製造方法及び装置 - Google Patents

ハーメチックコートファイバの製造方法及び装置

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JPH06271340A
JPH06271340A JP5056734A JP5673493A JPH06271340A JP H06271340 A JPH06271340 A JP H06271340A JP 5056734 A JP5056734 A JP 5056734A JP 5673493 A JP5673493 A JP 5673493A JP H06271340 A JPH06271340 A JP H06271340A
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JP
Japan
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exhaust gas
treatment device
exhaust
gas treatment
reaction vessel
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Pending
Application number
JP5056734A
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English (en)
Inventor
Toru Adachi
徹 足立
Katsuya Nagayama
勝也 永山
Haruhiko Aikawa
晴彦 相川
Toshio Danzuka
俊雄 彈塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06271340A publication Critical patent/JPH06271340A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/12General methods of coating; Devices therefor
    • C03C25/22Deposition from the vapour phase
    • C03C25/223Deposition from the vapour phase by chemical vapour deposition or pyrolysis

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ガラスファイバの表面にカーボン
被覆を施すハーメチックコートファイバの製造方法及び
その装置に関する。 【構成】 紡糸直後の高温の裸ファイバ及び原料ガスを
導入し、裸ファイバ3の表面にカーボン被覆6を形成す
る反応容器5と、原料ガスの熱分解によって生じた排ガ
ス8を処理するために反応容器の外部に取付けられた燃
焼促進エア導入路11及び燃焼炉10とで形成された排
ガス処理装置とを備え、排ガス処理装置の下流端におけ
る圧力と外気との圧力差が所定値と排気流量を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスファイバにカー
ボン被膜を施すハーメチックコートファイバ製造方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石英系光ファイバの裸線は水分や水素ガ
スを吸着しやすく、その結果光ファイバの強度劣化や光
伝送損失の増加の原因となる。このために光ファイバ用
プリフォームからファイバが線引きされた直後に、例え
ば化学的気相法によりファイバの表面にカーボンのハー
メチック層をコートして水分や水素の透過を抑えるよう
にしている。図4は、従来のハーメチックコートファイ
バの製造装置の構成を示す概略図である(特開平4−2
24143号公報)。同図に示すように、線引き用加熱
炉2によって光ファイバ用プリフォーム(以下、母材と
いう)1が加熱され、線引きされた裸ファイバ3は外径
測定器4を通過した後、反応容器5によってファイバ3
の表面にカーボン膜6が施され、図示していない巻取機
へ送られる。
【0003】導入口5aから反応容器内に導入されたC
4,CHCl3等の原料ガスは紡糸直後の高温の裸ファ
イバの表面に付着し、熱分解によってカーボン膜が形成
される。この際、熱分解によって発生する余剰のすす
(C),HCl,CO,H−C−CL等の不要物は排気
口5bから排出される。さらに、燃焼ガス導入路11と
燃焼炉10からなる排ガス処理装置と、その先に設けら
れた排気管9によって排ガス中の不要物を分解し、図示
していないイオンスクラバへ送っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような装置を用い
た場合、裸ファイバの表面に形成されるカーボン膜に必
要以上の余剰のカーボンで排ガス処理されなかったすす
は長時間の製造中に反応容器や排気管の内壁に堆積され
る。この状態が続くと膜厚にむらが生じ、均一に被覆膜
が形成されないという問題がある。さらに、すすの堆積
により排ガス濃度が変化し、また反応容器と燃焼炉の圧
力が変動し反応容器内で異常発火を起こし、製造を継続
することができない場合がある。そこで本発明は、かか
る問題点を解決したハーメチックコートファイバの製造
方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のハーメチックコ
ートファイバの製造方法は、紡糸直後のガラスファイバ
及び原料ガスを導入し、ガラスファイバの表面にカーボ
ン被膜を形成する反応容器と、原料ガスの熱分解により
生じた排ガスを排出処理するために反応容器の外部に取
付けられた燃焼促進エア導入路及び燃焼炉とで形成され
た排ガス処理装置とを備え、排ガス処理装置の下流端に
おける圧力と外気との圧力差が所定値を保持するよう排
気流量を調整することを特徴とする。
【0006】また本発明のハーメチックコートファイバ
の製造装置は、紡糸直後のガラスファイバ及び原料ガス
を導入し、ガラスファイバの表面にカーボン被膜を形成
する反応容器と、原料ガスの熱分解により生じた排ガス
を排出処理するために反応容器の外部に取付けられた燃
焼促進エア導入路及び燃焼炉とで形成された排ガス処理
装置と、排ガス処理装置の下流に設けられた差圧計、調
整弁を介して配設された排気管とを備え、排ガス処理装
置の下流端における圧力と外気との圧力差が所定値を保
持するよう調整弁を作動して排気流量が調整されること
を特徴とする。
【0007】さらに本発明のハーメチックコートファイ
バの製造装置は、紡糸直後のガラスファイバ及び原料ガ
スを導入し、ガラスファイバの表面にカーボン被膜を形
成する反応容器と、原料ガスの熱分解により生じた排ガ
スを排出処理するために反応容器の外部に取付けられた
燃焼促進エア導入路及び燃焼炉とで形成された排ガス処
理装置と、排ガス処理装置の下流に設けられた差圧計を
介して配設された排気管とを備え、排ガス処理装置の下
流端における圧力と外気との圧力差が所定値を保持する
よう前記燃焼ガス導入路に設けられた調整弁を作動して
排気流量が調整されることを特徴とする。
【0008】そして本発明のハーメチックコートファイ
バの製造装置は、紡糸直後のガラスファイバ及び原料ガ
スを導入し、ガラスファイバの表面にカーボン被膜を形
成する反応容器と、原料ガスの熱分解により生じた排ガ
スを排出処理するために反応容器の外部に取付けられた
燃焼促進エア導入路及び燃焼炉とで形成された排ガス処
理装置と、排ガス処理装置の下流に設けられた差圧計を
介して配設された排気管と、調整弁を介して排気管に接
続された余剰空気吸気管とを備え、排ガス処理装置の下
流端における圧力と外気との圧力差が所定値を保持する
よう調整弁を作動して排気流量が調整されることを特徴
とする。
【0009】
【作用】上記の構成によれば本発明に係るハーメチック
コートファイバを製造するに際し、排ガス中のすす等は
反応容器の外部に設けられた排ガス処理装置の中で燃焼
され、ガス化されて排出される。さらに、排ガス処理装
置の下流端の圧力と外気圧との差が燃焼するための最適
状態のところで保持されるので、すすが反応容器の内壁
に堆積することは最小限に抑えられ、また容器内で異常
発火する問題は解消することができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は第1の実施例に係るハーメチックコー
トファイバの製造装置の概略図である。なお、図面にお
いて同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略
する。同図に示すように、紡糸直後の700〜1400
℃の裸ファイバ3及び原料ガスを導入し、その表面にカ
ーボン被膜6を形成する反応容器5と、原料ガスの熱分
解により生じた排ガスを排出処理するために反応容器の
外部に取付けられた燃焼促進エア導入口11及び燃焼炉
10とで形成された排ガス処理装置と、排ガス処理装置
の下流端に設けられた差圧計12、調整弁13を介して
配設された排気管9とを備え、排ガス処理装置の下流端
における圧力と外気圧との差が燃焼するための最適状態
に保持されるように調整弁13を制御器14によって作
動せしめ、排気流量が調整される。
【0011】上記の装置において、HC4とCHCl3
原料ガスを反応容器に導入し、紡糸直後の高温の裸ファ
イバの表面にカーボン被膜を熱分解して形成した。この
ときに反応容器から排出された未反応ガスや熱分解によ
り生じたH−Cl−C等の生成物は4リットル/minであ
り、これに燃焼ガスとして空気を8リットル/min導入
し、1000℃に加熱した長さ600mmの燃焼炉を通
して燃焼した。このときの燃焼炉の下流端における圧力
の最適条件は外気圧に対して20mmH2Oの負圧であ
った。この条件でハーメチックコートファイバを100
km以上連続して製造したがカーボン膜の厚さは均一で
あり、製造上の障害は起こらなかった。
【0012】図2は第2の実施例に係わるハーメチック
コートファイバの製造装置の概略図である。前記の反応
容器5と、前記の排ガス処理装置と、排ガス処理装置の
下流に設けられた差圧計12を介して配設された排気管
9とを備え、排ガス処理装置の下流端における圧力と外
気圧との差が所定値を保持するように燃焼促進エア導入
路11に設けられた調整弁13を作動して排気流量が調
整される装置である。
【0013】さらに、図3は第3の実施例に係わるハー
メチックコートファイバの製造装置の概略図である。前
記の構成からなる反応容器5と、前記の排ガス処理装置
と、排ガス処理装置の下流に設けられた差圧計12を介
して配設された排気管9と、調整弁13を介して排気管
9に接続された余剰空気吸気管15とを備え、排ガス処
理装置の下流端における圧力と外気圧との差が所定値を
保持するよう調整弁13を作動して排気流量が調整され
る。この装置は燃焼促進エア導入路11と余剰空気吸気
管15からの空気を独立して調整することができるの
で、きめ細かい制御・調整ができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るハー
メチックコートファイバを製造するに際し、排ガス中の
すす等は反応容器の外部に設けられた排ガス処理装置に
よって燃焼されて排出される。また、排ガス処理装置の
下流端の圧力と外気圧との差が燃焼するための最適状態
に保持できるので、反応容器内は一定に保たれ、均一に
カーボンコートされたファイバを製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るハーメチックコートファイバの
製造装置の構成を示す概略図である。
【図2】本実施例に係る第2のハーメチックコートファ
イバの製造装置の構成を示す概略図である。
【図3】本実施例に係る第3のハーメチックコートファ
イバの製造装置の構成を示す概略図である。
【図4】従来のハーメチックコートファイバの製造装置
の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1:光ファイバ用母材 2:加熱炉 3:裸ファイバ 4:外径測定器 5:反応容器 6:カーボン膜 7:カーボンコートファイバ 8:排ガス 9:排気管 10:燃焼炉 11:燃焼促進エア導入路 12:差圧計 13:調整弁 14:制御器 15:余剰空気吸気管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 彈塚 俊雄 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡糸直後のガラスファイバ及び原料ガス
    を導入し、ガラスファイバの表面にカーボン被膜を形成
    する反応容器と、原料ガスの熱分解により生じた排ガス
    を排出処理するために反応容器の外部に取付けられた燃
    焼促進エア導入路及び燃焼炉とで形成された排ガス処理
    装置とを備え、排ガス処理装置の下流端における圧力と
    外気との圧力差が所定値を保持するよう排気流量を調整
    することを特徴とするハーメチックコートファイバの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 紡糸直後のガラスファイバ及び原料ガス
    を導入し、ガラスファイバの表面にカーボン被膜を形成
    する反応容器と、原料ガスの熱分解により生じた排ガス
    を排出処理するために反応容器の外部に取付けられた燃
    焼促進エア導入路及び燃焼炉とで形成された排ガス処理
    装置と、排ガス処理装置の下流に設けられた差圧計、調
    整弁を介して配設された排気管とを備え、排ガス処理装
    置の下流端における圧力と外気との圧力差が所定値を保
    持するよう調整弁を作動して排気流量が調整されること
    を特徴とするハーメチックコートファイバの製造装置。
  3. 【請求項3】 紡糸直後のガラスファイバ及び原料ガス
    を導入し、ガラスファイバの表面にカーボン被膜を形成
    する反応容器と、原料ガスの熱分解により生じた排ガス
    を排出処理するために反応容器の外部に取付けられた燃
    焼促進エア導入路及び燃焼炉とで形成された排ガス処理
    装置と、排ガス処理装置の下流に設けられた差圧計を介
    して配設された排気管とを備え、排ガス処理装置の下流
    端における圧力と外気との圧力差が所定値を保持するよ
    う前記燃焼ガス導入路に設けられた調整弁を作動して排
    気流量が調整されることを特徴とするハーメチックコー
    トファイバの製造装置。
  4. 【請求項4】 紡糸直後のガラスファイバ及び原料ガス
    を導入し、ガラスファイバの表面にカーボン被膜を形成
    する反応容器と、原料ガスの熱分解により生じた排ガス
    を排出処理するために反応容器の外部に取付けられた燃
    焼促進エア導入路及び燃焼炉とで形成された排ガス処理
    装置と、排ガス処理装置の下流に設けられた差圧計を介
    して配設された排気管と、調整弁を介して排気管に接続
    された余剰空気吸気管とを備え、排ガス処理装置の下流
    端における圧力と外気との圧力差が所定値を保持するよ
    う調整弁を作動して排気流量が調整されることを特徴と
    するハーメチックコートファイバの製造装置。
JP5056734A 1993-03-17 1993-03-17 ハーメチックコートファイバの製造方法及び装置 Pending JPH06271340A (ja)

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