JPH06270968A - 包装容器及びこれで包装された包装酵母 - Google Patents

包装容器及びこれで包装された包装酵母

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JPH06270968A
JPH06270968A JP7745493A JP7745493A JPH06270968A JP H06270968 A JPH06270968 A JP H06270968A JP 7745493 A JP7745493 A JP 7745493A JP 7745493 A JP7745493 A JP 7745493A JP H06270968 A JPH06270968 A JP H06270968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
yeast
cylinder
packaging
sealing part
Prior art date
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Pending
Application number
JP7745493A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugio Karasawa
次男 柄澤
Iwao Yoshida
巌 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oriental Yeast Co Ltd
Original Assignee
Oriental Yeast Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oriental Yeast Co Ltd filed Critical Oriental Yeast Co Ltd
Priority to JP7745493A priority Critical patent/JPH06270968A/ja
Publication of JPH06270968A publication Critical patent/JPH06270968A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 包装容器に帯状シール部分と該シール部分に
容器の内外を貫通する貫通筒を構成してなる気密包装容
器及びこれで包装した包装酵母。 【効果】 この包装酵母は、無理なく自然脱気されて生
育性に優れ、しかも段ボール箱を使用することなく直接
積み重ねることが可能となり、コスト面のみならず作業
効率の面でも卓越した効果を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を包装する容器で
あって、特に生酵母を包装する方法およびそれによって
得られた包装酵母に関する。
【0002】
【従来の技術および問題点】製パンその他の各種の食品
や工業用途に多用されている生酵母は、従来1本500
gの成型酵母として紙包装した後、発酵および腐敗、汚
染を防止するため、強制冷却して保存性と品質安定性を
維持してきた。
【0003】しかしながら製パンメーカーにおける製造
ラインの大型化に伴い、従来から製造されていた紙包装
酵母では、包装紙を剥す手間に時間がかかり、大きな問
題となってきた。
【0004】そこで現在ではバルク包装と称して、製造
ラインに合わせて生酵母を5kg、10kg等に計量
し、これを直接ビニール容器に収容して包装するシステ
ムに変更された。また、このビニール包装では、これを
直接積み重ねることが困難であるため、ビニール包装を
段ボール箱に1個又はそれ以上詰め、この段ボール箱を
積み重ねて保管し、貯蔵スペースを有効に利用すること
も行われるようになった。
【0005】しかしながらビニール包装では、生酵母充
填時に空気がビニール容器に入ってくるので、この空気
を除去しなければならないが、その空気除去が困難であ
るし、充填口の密封処理にも問題がある。つまり、酵母
は生きているため呼吸をしているが、充填口が密封され
ているとガスの出口がなく、従って容器は大きく膨らみ
破裂することもしばしばである。そこでやむを得ず、充
填口を開封したまま容器を曲折しているが、これではこ
の開口部を通して外部から雑菌が自由に進入し、酵母の
汚染が生じる。
【0006】また、ビニール包装ではどうしても空気の
混入は避けられず、そのため空気が断熱作用を行い、酵
母の冷却効率が悪くなることから品質安定性に問題が生
じ、早期出荷もできなかった。さらに空気の混入と相ま
って、ビニール包装は安定性が悪いために積み重ねるこ
とが非常に困難であることから、ビニール包装した物を
段ボール箱に詰めることが行われているが、これでは高
価な段ボール箱を使用せざるを得ず、コストがさらにか
かるし、そのための手間や操作がさらに必要となる。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は上記した問題
点を一挙に解決するために成されたものであって、その
ために各方面から検討した結果、ビニール包装、バルク
包装の有効性に再度着目し、これをさらに改良すること
とした。そして鋭意研究の結果、容器のシール部分にお
いて該容器の内外を未シールによって貫通する一紐乃至
数紐の貫通筒を構成してなる包装容器に、生酵母を収容
することによって、容器内の酵母が排出するガスや空気
は脱気され、容器がふくらむことなく自由に容器を積み
重ねることが可能となり、しかも内部に収容された酵母
には何らの影響もなく、上記した問題点が一挙に解決さ
れることを確認し、ついに本発明の完成に至ったもので
ある。
【0008】すなわち本発明は、容器のシール部分にお
いて多少の幅を持たせた帯状シール部分を形成せしめ、
該シール部分に容器内外を未シールによって貫通する一
紐乃至数紐の貫通筒を構成してなる包装容器を提供する
にあり、また該容器に生酵母を包装する点を重要な技術
思想とするものである。以下、添付図面を参照しなが
ら、本発明を詳しく説明する。
【0009】図1・図2は、本発明に係る包装酵母の実
施例を図示したものである。図中1は包装酵母の全体を
表わす。生酵母は容器本体2に収容されている。容器本
体2の形状に特に制限はないが、通常の封筒状体であっ
たりトレイ状体であって、塩化ビニール、ラミネート紙
その他適度の強度を有し、通気性がなく、生酵母に害作
用を有しない各種の材料で適宜構成される。
【0010】これらの材料からなるシートを裁断し、底
部および側部あるいは周縁部をシールすることにより容
器を形成する。次に該容器の開口部より生酵母を充填
し、次いで開口部をシールして、包装生酵母を調整す
る。
【0011】上記一連の工程の中で包装容器を構成せし
めるシールは、ヒートシール、接着剤による粘着等適宜
な方法を適用すればよい。シールに際し、適度の幅を持
たせて貫通筒4を有する帯状シール部分3を構成する。
【0012】貫通筒4の形成は、上記、包装容器のシー
ル工程において帯状シール部分3の一部に、容器内外を
貫通するような一紐乃至数紐の未シール部分を構成せし
めることによって達成される。
【0013】帯状シール部分3の幅としては、使用する
容器の材質に応じて1mm〜30mmとなる範囲で適宜
選択すればよい。但し1mm以下では輸送中等に生じる
包装容器全体の歪により、通常は閉塞しているべき貫通
筒が常時開いた状態になることから、酵母が容器外から
の汚染を受ける可能性が高くなる。また輸送中の衝撃等
によりシールが剥がれてしまう恐れもある。逆に30m
m以上では帯状シール部分3が折れ曲がり易くなり、こ
の折れ曲がりが貫通筒4の上で貫通筒4に対して直角に
起こった場合、容器内部の気圧が高まっても貫通筒が開
いた状態にならずスムーズな脱気が困難となり、容器が
破裂する恐れが生じる。また帯状シール部分が30mm
以上では不経済である。
【0014】貫通筒4を構成する未シール部分の口径幅
は、使用する容器の材質に応じて0.1mm〜10.0
mmの範囲とすることが好ましい。0.1mm以下では
貫通筒4が生酵母によって目詰まりを起こす可能性があ
り、また10.0mm以上では貫通筒4が常時開いた状
態になり易くなり、容器の気密性を保つことが難しくな
る。
【0015】また、貫通筒4の形状としては図3(イ)
(ロ)(ハ)で図示したように直線型、V字型、波型、
斜線型等とすることが好ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、包装容器に帯状シール
部分と該シール部分に容器の内外を貫通する貫通筒を形
成せしめたことにより、生酵母充填時に混入する空気や
酵母から発生するガスが該貫通筒より無理なく自然脱気
されるので、生酵母を長期間保存することが可能とな
り、またシール作業も軽減され、空気抜きという厄介な
作業から開放される。
【0017】また強制冷却が有効に行われるため、ムレ
が効率的に防止され、生酵母の品質が安定し、早期出荷
が可能となり、新鮮な生酵母を製パン工場に迅速に配達
することができる。
【0018】そしてさらに従来は包装容器を直接積み上
げることができなかったのであるが、本発明によってそ
れが初めて可能となった。そのため、従来必須であった
段ボール箱の使用が不用となり、段ボール箱の購入コス
トが不用となるだけでなく、段ボール箱にビニール包装
を入れる作業およびそれを取り出す作業も不用となり、
コスト面および作業面の双方において卓越した効果が奏
される。本発明によればこのような作業が必要でなく、
包装容器から生酵母を直接取り出せば良いので、連続作
業が可能となり、工業化ないし機械化が一段と容易なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る包装容器及びこれで包装された
包装酵母の1実施例であって、帯状シール部分と貫通筒
を構成した実施例を示す。
【図2】 本発明に係る他の実施例を示す。
【図3】 本発明に係る貫通筒の一例を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器のシール部分において、該容器の内
    外を貫通する一紐乃至数紐の未シール貫通筒を構成して
    なる気密包装容器。
  2. 【請求項2】 シール部分が帯状シールであって、その
    幅が少なくとも1mm〜30mmからなることを特徴と
    する、請求項1記載の気密包装容器。
  3. 【請求項3】 貫通筒の口径幅が、0.1mm〜10.
    0mmからなることを特徴とする、請求項1又は請求項
    2に記載の包装容器。
  4. 【請求項4】 貫通筒が直線型・V字型・波型あるいは
    斜線型であることを特徴とする、請求項1〜請求項3記
    載の包装容器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載された容器で包装する生酵母の包装方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載された容器で包装された包装酵母。
JP7745493A 1993-03-12 1993-03-12 包装容器及びこれで包装された包装酵母 Pending JPH06270968A (ja)

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