JP3259166B2 - 青果物の鮮度保持方法、青果物包装品、包装方法および包装資材 - Google Patents

青果物の鮮度保持方法、青果物包装品、包装方法および包装資材

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JP3259166B2 JP16736098A JP16736098A JP3259166B2 JP 3259166 B2 JP3259166 B2 JP 3259166B2 JP 16736098 A JP16736098 A JP 16736098A JP 16736098 A JP16736098 A JP 16736098A JP 3259166 B2 JP3259166 B2 JP 3259166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニラなどの青果物
の鮮度保持方法、この方法の実施に使用する青果物包装
品、この青果物包装品を得るための包装方法および包装
資材に関する。
【0002】
【従来の技術】青果物の出荷に際しては、通常、青果物
から水分が蒸発して青果物がしおれるのを防止するた
め、プラスチックフィルムによる包装が行われている。
このとき、完全密封しておくと、袋内が嫌気状態とな
り、青果物が窒息して、異臭が発生しやすくなる。そこ
で、これを避けるため、例えば、1)ニラ、ネギ、ナ
ス、ピーマンなどでは袋に数mmの穴を数個開けた有孔個
包装を行うようにし、2)キュウリやブロッコリーなど
では大袋に包んで段ボール箱に収納し大袋の口を折り込
むことで完全密封を避けるようにし、3)ショウガ、ミ
ョウガ、シイタケなどではガス透過度の高いストレッチ
フィルムで個包装することにより嫌気状態を避けるよう
にしている。
【0003】しかし、いずれの方法でも、包装内は、鮮
度保持に最適の低酸素濃度−高二酸化炭素濃度状態では
なく、大気に近いガス組成となるため、青果物の黄変や
腐敗が進みやすく、ビタミンCや糖含有量等の内容成分
の保持を困難とさせる。完全密封を避けつつ極少量の通
気を図ることにより、包装内を低酸素濃度−高二酸化炭
素濃度状態に保持する目的で、レーザー加工等でミクロ
ン単位の微細孔を開けた包装フィルムも提供されている
が、このフィルムは高価につく。他方、ニラでは、包装
内を低酸素濃度−高二酸化炭素濃度状態にするために、
2)の方法の改良として、袋口を完全に閉じておいて窒
素ガスを封入する方法もあるが、この方法は、ガス封入
作業が必要でコスト高となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、初めから個包装によりながら、低
酸素濃度−高二酸化炭素濃度状態を実現でき、窒素封入
作業を省略し、青果物の鮮度保持と出荷コストの低減を
可能とする青果物の鮮度保持方法、青果物包装品、包装
方法および包装資材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】個包装によりながら、鮮
度保持を実現する包装方法として、特開昭57−125
165号公報に開示された方法がある。この方法では、
無孔フィルムで作られた袋の熱シール部に開口面積(mm
2 )/通路長さ(mm)の値が0.5〜100の通路を設
けておく。具体的には、開口面積10〜400mm2 、通
路長さ5〜15mmの通路を設けておき、青果物が発生す
る水蒸気をこの通路に凝縮させて、そのブロッキング作
用で袋を密封させることにより、大気圧下にある外部の
空気は袋内部に侵入せず、青果物の呼吸により内圧が大
気圧よりも高まったときには内気を外部に抜けさせるよ
うにしている。つまり、包装内部のガスは外部に抜けさ
せるが、外部の空気は取り込まないようにしている。し
かし、この方法によれば、通気が袋内部から外部への一
方通行であるため、新鮮な空気がほとんど取り込まれ
ず、ガス障害による異臭や腐敗の発生がやはり起きる。
鮮度保持を目的とするガス環境は、低酸素濃度−高二酸
化炭素濃度状態ではあるが、低酸素濃度とは言っても酸
素濃度が1%を下回るようだと、やはり酸欠が起きるか
らである。
【0006】本発明者は、熱シールの方法を種々変え
て、嫌気状態にならない範囲で個包装袋内に低酸素濃度
−高二酸化炭素濃度状態を実現する方法を探った。その
結果、熱シール部の長さ方向に接着部と未接着部とが交
互に配置された、ミシン目のような断続状の熱シールを
すると、この断続状構造部分で次のような現象が生じ
て、個包装の袋内に容易かつ自然に低酸素濃度−高二酸
化炭素濃度状態を実現できることが分かった。すなわ
ち、前記断続構造の熱シール部には多数の未接着部が生
じているが、この未接着部では重ね合わせた2枚のフィ
ルムの間に微細空隙が出来る。そして、青果物が呼吸し
て生じた水蒸気がこの微細空隙に凝集し、微細空隙の通
気を抑制する。この未接着部が多数存在するため、水蒸
気で塞がらない微細空隙も残っており、内部から外部へ
の通気と外部から内部への通気、すなわち双方向通気を
可能とさせる。その結果、袋内の青果物の呼吸を通し
て、袋内部から外部への通気と袋外部から内部への通気
とが同時に起きて、袋内は容易かつ自然に、嫌気状態と
ならない範囲での低酸素濃度−高二酸化炭素濃度状態と
なり、青果物の鮮度が長期間保持されるのである。本発
明はこのような知見を得て完成した。
【0007】したがって、本発明にかかる青果物の鮮度
保持方法は、無孔フィルムを熱シールして作る袋の前記
熱シール部の少なくとも一部を、熱シール部の長さ方向
に接着部と未接着部とが交互に配置された断続状とし、
その未接着部に生じる微細空隙を通じて前記袋内の青果
物を呼吸させることにより、前記青果物を低酸素濃度−
高二酸化炭素濃度状態に保つようにする方法である。こ
の方法において、前記微細空隙が多数形成されていて、
前記青果物の呼吸に伴い発生する水蒸気が前記微細空隙
のうちの一部の微細空隙に凝集して微細空隙の通気を抑
制し、水蒸気が凝集しない微細空隙を通じて通気を行う
ことで、前記青果物を、嫌気状態にならない範囲で低酸
素濃度−高二酸化炭素濃度状態に保つようになっている
ことが好ましい。
【0008】上記方法において、前記熱シール部におけ
る未接着部の幅は0.1〜5mmが好ましく、0.2〜3
mmがより好ましい。未接着部の長さは1〜20mmが好ま
しく、3〜10mmがより好ましい。前記未接着部が熱シ
ール部長さ100mm当たり10〜250個形成されてい
ることが好ましい。本発明において、袋内は大気組成を
基準としてみて、低酸素濃度−高二酸化炭素濃度状態で
あることが必要ではあるが、前述した理由で、袋内部は
過度の低酸素濃度とならないことが必要である。また、
二酸化炭素濃度についても、過度の高二酸化炭素濃度と
ならないことである。そこで、袋内部の酸素濃度は2〜
18容量%、二酸化炭素濃度は2〜12容量%であるこ
とが好ましい。
【0009】本発明にかかる青果物包装品は、前記青果
物の鮮度保持方法の実施に使用する青果物包装品であっ
て、無孔フィルムを熱シールして作った袋で青果物を包
装してなり、前記熱シール部の少なくとも一部が、長さ
方向に微細間隔で熱シール短線を平行状に繰り返し施す
ことにより得られたシール構造からなることを特徴とす
る。
【0010】本発明にかかる青果物包装方法は、前記青
果物包装品を製造する方法であって、長尺帯状の無孔フ
ィルムを長さ方向に連続的に供給し、前記フィルムで青
果物を包んだあと、前記フィルムの長さ方向に沿う両端
縁を重ね合わせて長さ方向に連続的に熱シールするとと
もに、所定長さごとに幅方向に熱シールし切断すること
により、青果物包装品を得るに当たり、前記所定長さご
との長さ方向熱シールの少なくとも一部を、微細間隔で
熱シール短線を平行状に繰り返す方法で施すことを特徴
とする。
【0011】本発明にかかる青果物用包装資材は、前記
青果物包装品を得るのに使用する包装資材であって、長
尺帯状の無孔フィルムを幅方向に折り返して幅方向両端
縁を重ね合わせて長さ方向に熱シールしてなる長尺筒状
包装資材であって、前記長さ方向の熱シール部が、微
間隔で熱シール短線を平行状に繰り返す方法で形成され
ていることを特徴とする。
【0012】前記青果物包装品、包装方法および包装資
材において、前記熱シール部における未接着部の幅Wは
好ましくは0.1〜5mm、より好ましくは0.2〜3mm
であり、長さLは好ましくは1〜20mm、より好ましく
は3〜10mmである。前記未接着部が熱シール部長さ1
00mm当たり10〜250個形成されていることが好ま
しい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明において、青果物とは、い
わゆる野菜や果物のほか、生花類も含む。青果物は、一
つの袋に複数種類を混ぜ合わせて包装しても良い。無孔
フィルムの材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリビニルアルコー
ルなどの単一フィルムやラミネートフィルムなど、包装
用に使用されている通常の無孔フィルムが使用される。
限定する訳ではないが、ポリプロピレンフィルムは、透
明性が良く、物理的強度に優れているので、ニラ、ネ
ギ、ナスなどの個包装用に適している。
【0014】本発明にかかる青果物の鮮度保持方法は、
図1に見るように、無孔フィルムを熱シールして作る袋
2の熱シール部21を断続状にすることにより、多数の
未接着部を生じさせ、これらの未接着部に生じる微細空
隙22・・・を通じて袋2内の青果物3を呼吸させるこ
とにより、青果物3を、嫌気状態とならない範囲で低酸
素濃度−高二酸化炭素濃度状態に保つ方法である。図1
において、熱シール部21に形成されている多数の平行
する短い線23・・・は熱シール線であり、これら平行
状の熱シール線23、23の間に微細空隙22が形成さ
れている。この青果物鮮度保持方法を実施したとき、青
果物3の呼吸に伴い水蒸気が発生し、この水蒸気が多数
の微細空隙22・・・のうちの一部に凝集して、通気を
抑制し、微細空隙22・・・を通過する気体量を自動調
整するようになっている。袋2内部の酸素濃度は、2〜
18容量%、二酸化炭素濃度が2〜12容量%であるこ
とが、好ましい。酸素濃度が2容量%を下回ったり二酸
化炭素濃度が12容量%を上回ったりすると、異臭など
のガス障害が発生し、鮮度が低下する傾向がある。他
方、酸素濃度が18容量%を上回ったり二酸化炭素濃度
が2容量%を下回ったりすると、青果物の黄変などの面
で鮮度の低下が起きる傾向がある。
【0015】図2はこの鮮度保持方法の実施を容易にす
るために使用される青果物包装品1を示している。この
青果物包装品1は、無孔フィルムを熱シールして作った
袋2とその内部に納められた青果物3からなる。袋2の
熱シール部21は、具体的には、無孔フィルムを折り返
して両端縁を重ね合わせた箇所であり、微細間隔で熱シ
ール短線23・・・を平行状に繰り返し施すことにより
シール構造が得られている。図中、22は熱シール短線
23、23間に形成された微細空隙、24は袋端密封熱
シール部である。熱シール短線23・・・は、熱シール
部21の全体に施されていることは必要ないのであっ
て、例えば、図3に見るように、熱シール短線23群が
施された箇所aと完全密封熱シール線25のみが施され
た箇所bとが交互に形成されている等であっても良く、
要するに、少なくとも一部に施されておれば良いのであ
る。図3の例では前記箇所aの熱シール短線23、23
間に形成された未接着部22・・・が袋2の通気部とな
っている。図3において、3は袋2内に収納された青果
物、24は袋両端の密封熱シール部である。
【0016】本発明にかかる青果物包装方法は、青果物
包装品1を製造する方法の一例であって、図4の(a)
に見るように、長尺帯状の無孔フィルム4を長さ方向に
連続的に供給し、(b)に見るように、このフィルム4
で青果物3を包んだあと、フィルム4の長さ方向に沿う
両端縁41a、41bを重ね合わせて長さ方向に連続的
に熱シールするとともに、1点鎖線44で示す所定長さ
ごとに幅方向に熱シールし切断することにより、青果物
包装品1(図2参照)を得るが、このとき、前記所定長
さごとの長さ方向熱シールの少なくとも一部を、長さ方
向の熱シール連続線でなく、幅方向の熱シール短線43
(図1、2の熱シール短線23に対応する短線)とし、
この熱シール短線43を微細間隔で平行状に繰り返す方
法で施すようにする。
【0017】本発明にかかる青果物用包装資材は、図5
に見るように、青果物包装品1を得るのに使用する、長
尺筒状の包装資材5であって、図4の(a)で見たと同
様の、長尺帯状の無孔フィルム4を幅方向に折り返して
幅方向両端縁を重ね合わせて長さ方向に熱シールしてな
り、長さ方向の熱シール部51が、微細間隔で熱シール
短線53・・・を平行状に繰り返す方法で施されて出来
ており、平行状の熱シール短線53、53間に微細空隙
52・・・が形成されるようになっている。
【0018】青果物包装品1、包装方法および包装資材
5において、平行状の短線状熱シールによって形成され
る未接着部(微細空隙22、52が出来る部分)は、図
1(b)に見るように、幅Wが0.1〜5mm、長さLが
1〜20mmであることが好ましい。幅Wが0.1 mmを
下回ると実用上機械で形成しにくくなる傾向があり、幅
Wが5mmを上回ると通気量の抑制が困難になる傾向があ
るからである。未接着部(微細空隙22、52が出来る
部分)は、熱シール部長さ100mm当たり10〜250
個形成されていることが好ましい。
【0019】本発明にかかる青果物包装品、包装方法お
よび包装資材は、上記の構成よりなるため、従来の自動
充填包装機が使用でき、低コストで容易に実施出来る。
本発明の包装は、青果物の収穫後に直ちに実施する包装
のほか、小売段階での包装や貯蔵時における包装などに
も適用出来る。以下に、本発明の効果を確認した結果を
表1〜6に示す。
【0020】ニラの包装方法の違いがガス組成、鮮度に
及ぼす影響をつぎのようにして調べて結果を表1に示し
た。すなわち、厚さ0.02mm、大きさ85mm×600
mmのポリプロピレン袋に100gのニラを入れて「有
孔」、「本発明」および「密封」の包装方法でそれぞれ
包装したものを、20℃で保存して5日後に調査した。
【0021】
【表1】
【0022】 a)ビタミンC保持率:収穫時に対する割合 収穫時のビタミンC含量:19.1mg/100g新鮮重 b)異臭度 0:異臭なし、1:わずか臭う、2:少し
臭う、 3:明らかに臭う、4:激しく臭う。 c)開孔率0.05%の有孔包装。
【0023】 d)熱シール短線の幅0.4mm、長さ5mm、微細空隙の
幅を0.6mm とした断続状熱シールをセンターシール部分に施した包
装。 ニラの包装方法の違いによる包装内ガス組成の推移を調
べ、結果を表2に示した。ニラを次の各包装方法で包装
した後に、輸送シミュレーションとして、3℃(18時
間)→30℃(6時間)→20℃(8時間)→30℃
(8時間)という条件で変温させてから、15℃で保存
した。
【0024】「従来」の包装方法では、厚さ0.02m
m、大きさ85mm×600mm、開孔率0.05%の有孔
ポリプロピレン袋に100gのニラを入れ、これを1束
としてその50束を厚さ0.035mm、大きさ65cm×
70cmのポリエチレン大袋で包装して段ボール箱に詰
め、窒素ガスを370ml封入した。なお、流通実態に即
して、セリ日に当たる保存2日後にポリエチレン大袋を
取り除いた。
【0025】「本発明」の包装方法では、厚さ0.02
mmの無孔ポリプロピレンフィルムを用い、大きさ85mm
×600mmで、熱シール短線の幅0.4mm、長さ5mm、
微細空隙の幅を0.6mmとした断続状熱シールをセンタ
ーシール部分に施した袋に100gのニラを入れ、これ
を1束としてその50束を直接段ボール箱に詰めた。
【0026】
【表2】
【0027】ニラの包装方法の違いによる黄化葉、腐敗
葉および異臭の発生状況を調べ、結果を表3に示した。
ニラを上記表2のものと同じ「従来」と「本発明」の包
装方法でそれぞれ包装した後に上記輸送シミュレーショ
ンとしての条件で変温させてから、15℃で保存した。
【0028】
【表3】
【0029】 a)異臭度は、0:異臭なし、1:わずか臭う、2:少
し臭う、 3:明らかに臭う、4:激しく臭う、 とし、保存7日後に調査した。ネギの包装方法の違いが
ガス組成、鮮度に及ぼす影響をつぎのようにして調べ、
結果を表4に示した。すなわち、厚さ0.02mm、大き
さ85mm×600mmのポリプロピレン袋に100gのネ
ギを入れて「有孔」、「本発明」および「密封」の包装
方法でそれぞれ包装したものを、15℃で保存して6日
後に調査した。
【0030】
【表4】
【0031】 a)異臭度 0:異臭なし、1:わずか臭う、2:少し
臭う、 3:明らかに臭う、4:激しく臭う。 b)開孔率0.05%の有孔包装。 c)熱シール短線の幅0.4mm、長さ5mm、微細空隙の
幅を1.0mm とした断続状熱シールをセンターシール部分に施した包
装。 ブロッコリーの包装方法の違いがガス組成、鮮度に及ぼ
す影響を調べ、結果を表5に示した。すなわち、厚さ
0.02mm、大きさ85mm×250mmのポリプロピレン
袋に50gのブロッコリーを入れて「有孔」、「本発
明」および「密封」の包装方法でそれぞれ包装したもの
を、10℃で保存して6日後に調査した。
【0032】
【表5】
【0033】 a)黄化指数 0:収穫時と同じ、1:わずかに色抜
け、 2:明らかに色抜け、3:一部黄化、 4:全体に黄化。 b)異臭度 0:異臭なし、1:わずか臭う、2:少し
臭う、 3:明らかに臭う、4:激しく臭う。
【0034】 c)開孔率0.11%の有孔包装。 d)熱シール短線の幅0.4mm、長さ5mm、微細空隙の
幅を1.0mm とした断続状熱シールをセンターシール部分に施した包
装。 ナバナの包装方法の違いがガス組成、鮮度に及ぼす影響
を調べ、結果を表6に示した。すなわち、厚さ0.02
mm、大きさ85mm×250mmのポリプロピレン袋に50
gのナバナを入れて「有孔」、「本発明」および「密
封」の包装方法でそれぞれ包装したものを、10℃で保
存して6日後に調査した。
【0035】
【表6】
【0036】 a)黄化指数 0:収穫時と同じ、1:わずかに色抜
け、 2:明らかに色抜け、3:一部黄化、 4:全体に黄化。 b)異臭度 0:異臭なし、1:わずか臭う、2:少し
臭う、 3:明らかに臭う、4:激しく臭う。
【0037】 c)開孔率0.11%の有孔包装。 d)熱シール短線の幅0.4mm、長さ5mm、微細空隙の
幅を1.0mm とした断続状熱シールをセンターシール部分に施した包
装。
【0038】
【発明の効果】本発明にかかる青果物の鮮度保持方法
は、無孔フィルムを熱シールして作った袋の前記熱シー
ル部の微細空隙を通じて袋内の青果物を呼吸させるた
め、無孔フィルム大袋の準備、窒素ガス封入等の別段の
鮮度保持手段を講じなくても、包装自体で青果物を低酸
素濃度−高二酸化炭素濃度状態に保つことができ、青果
物出荷調整作業の省力化を簡単に実現し、青果物の出荷
コストを低減することが出来る。
【0039】本発明にかかる青果物包装品、包装方法お
よび包装資材は、無孔フィルムの熱シール部を、熱シー
ル部の長さ方向に微細間隔で熱シール短線を平行状に繰
り返す方法で形成することにより、前記本発明にかかる
青果物の鮮度保持方法を、青果物の包装と同時に容易に
実現することが出来る。そのため、本発明にかかる青果
物包装品と包装方法によって出荷された青果物は、従来
の有孔包装、大袋の口を折り込む包装、ストレッチフィ
ルム包装に比べて、鮮度保持効果が高い。本発明にかか
る青果物包装品、包装方法および包装資材によれば、包
装と鮮度保持が同時に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる鮮度保持方法の1実施例を示
し、(a)は全体を長さ方向で切断して示した部分的断
面斜視図、(b)は熱シール部の未接着部(微細空隙)
を拡大して示した拡大斜視図。
【図2】本発明にかかる青果物包装品の1実施例を示
し、(a)は平面図、(b)は側断面図。
【図3】本発明にかかる青果物包装品の別の実施例を示
す平面図。
【図4】本発明にかかる青果物包装方法の1実施例を示
し、(a)は無孔フィルムに青果物を乗せた状態の部分
斜視図、(b)は無孔フィルムを折り返した状態の部分
斜視図。
【図5】本発明にかかる青果物包装資材の1実施例を示
し、(a)は部分平面図であって両端からは左右にさら
に連続しており、(b)は側断面図。
【符号の説明】
1 青果物包装品 2 袋 3 青果物 4 無孔フィルム 5 青果物包装資材 21(51) 熱シール部 22(52) 未接着部(微細空隙) 23(53) 熱シール短線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23B 7/00 - 7/148 B65D 81/26

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無孔フィルムを熱シールして作る袋の前記
    熱シール部の少なくとも一部を、熱シール部の長さ方向
    に接着部と未接着部とが交互に配置された断続状とし、
    その未接着部に生じる微細空隙を通じて前記袋内の青果
    物を呼吸させることにより、前記青果物を、嫌気状態に
    ならない範囲で低酸素濃度−高二酸化炭素濃度状態に保
    つ、青果物の鮮度保持方法。
  2. 【請求項2】前記微細空隙が多数形成されていて、前記
    青果物の呼吸に伴い発生する水蒸気が前記微細空隙のう
    ちの一部の微細空隙に凝集して微細空隙の通気を抑制
    し、水蒸気が凝集しない微細空隙を通じて通気を行うこ
    とで、前記青果物を、嫌気状態にならない範囲で低酸素
    濃度−高二酸化炭素濃度状態に保つ、請求項1に記載の
    青果物の鮮度保持方法。
  3. 【請求項3】前記熱シール部における未接着部の幅Wが
    0.1〜5mm、長さLが1〜20mmである、請求項1ま
    たは2に記載の青果物の鮮度保持方法。
  4. 【請求項4】前記未接着部が、熱シール部長さ100mm
    当たり10〜250個形成されている、請求項1から3
    までのいずれかに記載の青果物の鮮度保持方法。
  5. 【請求項5】袋内部の酸素濃度が2〜18容量%、二酸
    化炭素濃度が2〜12容量%である、請求項1から4ま
    でのいずれかに記載の青果物の鮮度保持方法。
  6. 【請求項6】請求項1から5までのいずれかに記載の青
    果物の鮮度保持方法の実施に使用する青果物包装品であ
    って、無孔フィルムを熱シールして作った袋で青果物を
    包装してなり、前記熱シール部の少なくとも一部が、
    さ方向に微細間隔で熱シール短線を平行状に繰り返し施
    すことにより得られたシール構造からなることを特徴と
    する青果物包装品。
  7. 【請求項7】前記熱シール部における未接着部の幅Wが
    0.1〜5mm、長さLが1〜20mmである、請求項6に
    記載の青果物包装品。
  8. 【請求項8】前記未接着部が、熱シール部長さ100mm
    当たり10〜250個形成されている、請求項6または
    7に記載の青果物包装品。
  9. 【請求項9】長尺帯状の無孔フィルムを長さ方向に連続
    的に供給し、前記フィルムで青果物を包んだあと、前記
    フィルムの長さ方向に沿う両端縁を重ね合わせて長さ方
    向に連続的に熱シールするとともに、所定長さごとに幅
    方向に熱シールし切断することにより、青果物包装品を
    得るに当たり、前記所定長さごとの長さ方向熱シールの
    少なくとも一部を、微細間隔で熱シール短線を平行状に
    繰り返す方法で施すことを特徴とする青果物包装方法。
  10. 【請求項10】前記熱シール部における未接着部の幅W
    が0.1〜5mm、長さLが1〜20mmである、請求項9
    に記載の青果物包装方法。
  11. 【請求項11】前記未接着部が、熱シール部長さ100
    mm当たり10〜250個形成されている、請求項9また
    は10に記載の青果物包装方法。
  12. 【請求項12】長尺帯状の無孔フィルムを幅方向に折り
    返して幅方向両端縁を重ね合わせて長さ方向に熱シール
    してなる長尺筒状包装資材であって、前記長さ方向の熱
    シール部が、微細間隔で熱シール短線を平行状に繰り返
    す方法で形成されていることを特徴とする、青果物用包
    装資材。
  13. 【請求項13】前記熱シール部における未接着部の幅W
    が0.1〜5mm、長さLが1〜20mmである、請求項1
    2に記載の青果物用包装資材。
  14. 【請求項14】前記未接着部が、熱シール部長さ100
    mm当たり10〜250個形成されている、請求項12ま
    たは13に記載の青果物用包装資材。
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