JPH0796951A - 発酵食品用大型袋 - Google Patents

発酵食品用大型袋

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JPH0796951A
JPH0796951A JP25533193A JP25533193A JPH0796951A JP H0796951 A JPH0796951 A JP H0796951A JP 25533193 A JP25533193 A JP 25533193A JP 25533193 A JP25533193 A JP 25533193A JP H0796951 A JPH0796951 A JP H0796951A
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JP
Japan
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bag
sealed
large bag
gas
gas vent
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JP25533193A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakagome
隆 中込
Hiroaki Kachi
浩章 加地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】生イースト菌やパン生地等のガスを発生する食
品を包装する大型袋において、ガスの発生による袋の膨
張を防止するために、サイドシール部又は底シール部の
一部に非シール部のガス抜き孔を数箇所設けた大型袋を
供給することを目的とする。 【構成】開封性をよくするために、引裂性のよい延伸フ
ィルムを積層した二枚のプラスチックフィルムのシール
面を内側にして重ね合わせ、三方をシールして袋形状と
する際に、サイドシール部2及び底シール部3の一部に
非シール部のガス抜き孔4を数箇所設け、更に、サイド
シール部2の下部に開封用のノッチ5を設けて、発酵食
品用大型袋1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生イースト菌、パン生
地その他発酵食品等のガスを発生する食品の流通及び一
時保管用の大型袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生イースト菌の大型包装として、
ポリエチレンの薄手のチューブを適当の長さに切断し、
一方の端をヒートシールして袋形状とし、これに内容物
を入れて外装としての段ボール箱に入れ、開口部を折り
畳んで包装形態としてきた。イースト菌を添加したパン
生地の場合も同じような包装形態をとってきた。また、
焙煎コーヒーの場合は、コーヒー豆を焙煎後に、一定時
間放置して焙煎によって生じるガスを逃がした後で、包
装袋に入れるか、又は特別のガス抜き栓を設けた袋に入
れて、流通及び一時保管を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、生イースト菌
の大型包装の場合、段ボール箱の使用により、包装廃棄
物処理が困難、自動包装が困難、内容物が出し難い等の
問題があり、更に、コストダウン等の点で段ボール箱を
使用しない軟包装袋単体の包装形態が要望されるように
なっている。また、焙煎コーヒーの場合、特別なガス抜
き栓付き袋はコストが高くなり、ガス抜きのための一時
放置は作業能率の低下を招く等の問題があった。
【0004】更に、従来の大形の四方シールの密封袋の
場合、内容物を充填した際に空気が入るため、ゴロゴロ
して積み重ねが出来ない形態となっていた。従って、多
段の積み重ねを可能にするため、袋に小孔を沢山設ける
か又は完全密封をしない包装形態としていた。
【0005】本発明はこれらの問題を解決するため、易
開封性で且つシール部にガス抜き孔を設けた三方シール
の大型袋を供給することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、生イースト
菌、パン生地等の業務用の大型包装から段ボールを無く
した包装形態としたもので、大型袋の形状を下記の構成
にすることにより、従来問題となっていた包装廃棄物処
理、自動包装の自動化、易開封性、ガス発生による袋の
膨張等の問題を解決することができた。
【0007】二枚のプラスチックフィルムを重ね合わせ
て三方をシールして袋形状とし、固体状内容物を充填
後、開口部をシールする四方シールの重量袋において、
シール部の一部に、内容物は通過できないが、気体は速
やかに透過できる非シール部の小孔を設ける包装形態と
した。
【0008】また、シール部に設けた小孔の非シール部
の幅が最も狭い部分で5〜15mmである袋形状とし
た。更に、大型袋にに使用するフィルムに延伸フィルム
を使用して易引裂性を持たせ、その易引裂性フィルムに
易引裂性二軸延伸ナイロンフィルムを使用して発酵食品
用大型袋を構成した。そのため、段ボールの外装がなく
とも輸送、取扱作業に耐える強度を有し、易開封性の機
能を持った発酵食品用大型袋とすることができた。
【0009】生イースト菌やパン生地等を入れて完全に
密封すると、イースト菌の生育により発生したガスが包
装袋内に蓄積し、袋が膨張して破袋する場合がある。
又、流通及び保管時には内容物の入った包装体を多段に
積み重ねる必要があるが、その場合、ガスの発生による
袋の膨張で積み荷が不安定になり、荷崩れを起こす原因
となる。
【0010】ガス発生による袋の膨張を防止するため、
二枚の積層フィルムを重ね合わせて三方をシールして大
型袋を作る際、シール部の横の二方或いは横と底の三方
に非シール部を数箇所設けてガス抜き孔とした。上記非
シール部のガス抜き孔は、効率良くガスが抜けるように
し、且つ内容物がもれないようにする必要があり、内容
物により非シール部の幅、数、形状を決定した。
【0011】
【作用】本発明によれば、大型袋のシール部の一部に非
シール部のガス抜き孔を設けているので、生イースト
菌、パン生地等のガス発生食品をプラスチック製の袋で
包装しても、ガスの発生によって生じる袋の膨張を防止
することができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づいて、図面を参照にしな
がら本発明を詳細に説明する。図1は本発明の三方シー
ルにより製袋した大型袋の斜視図である。図2は他の一
例を示す大型袋の斜視図である。図3は図1の側部シー
ル部に設けた非シール部の拡大図である。図4(a)〜
(d)は前記非シール部のガス抜き孔を設ける場合の各
種形状を示した図である。
【0013】本発明の発酵食品用大型袋は基本的には図
1に示すような構造をしており、二枚の積層フィルムを
重ね合わせて三方をシールして袋形状とする。そのシー
ルの際に、サイドシール部2及び底シール部3の一部に
非シール部のガス抜き孔4を設ける。更に、サイドシー
ル部の上部又は下部に開封用のノッチ5を設けて発酵食
品用大型袋1とする。
【0014】本発明の大型袋に使用される積層フィルム
には以下のようなものがある。例えば、易引裂性二軸
延伸ナイロン(以下易引裂性ONとする)とリニアー低
密度ポリエチレン(以下LLDPEとする)をイソシア
ネート系接着剤を用いてドライラミネーション(以下L
MDとする)法で積層したフィルム。延伸高密度ポリ
エチレン(以下O−HDPEとする)にLLDPEをL
MDにて積層したフィルム。二軸延伸ナイロン(以下
ONとする)と易引裂性延伸ポリプロピレン(以下易引
裂性OPPとする)をLMD法にて積層し、更にLLD
PEをEC法にて積層したフィルム、等がある。
【0015】フィルムの厚さは破袋強度や引裂性を考慮
して変える必要がある。特に最内層のシーラント層の厚
さは破袋強度や引裂性に影響を与えるので、内容物によ
って決定される。
【0016】大型袋の開封時の引裂性をよくするため
に、前記延伸高密度ポリエチレンフィルムや易引裂性O
Nフィルム等の延伸フィルムを使用した。特に易引裂性
ONフィルムは破袋強度が大きく、しかも引裂性に優れ
ていて、本発明の発酵食品用の大型袋には好適である。
【0017】第1の実施例として、易引裂性ON15μ
m/LMD/LLDPE60μmの積層フィルムを使用
して、生イースト菌の10Kg用袋を製袋する場合につ
いて記す。易引裂性ON15μm/LMD/LLDPE
60μmの積層フィルムを600×500mmの大きさ
に切り、この二枚のフィルムをLLDPE面が内側にな
るように重ね合わせて、三方をヒートシールして製袋す
る際に、図1に示すように、左右のサイドシール部2の
それぞれに非シール部のガス抜き孔4を4箇所、及び底
シール部3に非シール部のガス抜き孔4を2箇所設け
た。
【0018】袋のシール幅はサイドシール部2は10m
m、底シール部3は8mmとし、非シール部の幅はいず
れも8mmとした。更に、サイドシール部の下部(底部
に近い位置)に開封用ノッチ5を設けて生イースト菌用
大型袋とした。
【0019】第2の実施例として、600×500mm
サイズのON15μm/LMD/易引裂性OPP20μ
m/LLDPE60μmの積層フィルムを使用して、第
1の実施例と同様にして、図2に示すように、サイドシ
ール部だけにガス抜き孔を設けた生イースト菌の10K
g用袋を製袋した。
【0020】第3の実施例として、600×500mm
サイズのOーHDPE25μm/LLDPE60μmの
積層フィルムを使用して、第2の実施例と同様にして、
図2に示すような生イースト菌の10Kg用袋を製袋し
た。
【0021】第1、第2及び第3の実施例で作製した袋
について、シール強度、引裂強度、破袋強度を測定した
結果は表1に示すとおりである。シール強度及び引裂強
度はJISの方法に準じて、TENSILON HTM
−100((株)東洋ボールドウィン製)にて測定し
た。
【0022】破袋強度を示すJISによる落下試験で
は、いずれの袋も破袋しないので、上記袋に10Kgの
イーストを充填してヒートシールしたものについて、5
℃で80cmの高さから鉛直方向の落下試験を行って破
袋強度を比較した。
【0023】
【表1】 (注1)表中の数字は試験試料5点の平均値を示した。
また、包材構成の数字は包材の厚さをμm単位で示した
ものである。
【0024】上記の結果から分かるように、実施例で作
製した袋のうち易引裂性ON15/LLDPE60がすべて
の面でよく、実用上の問題もなく、引裂強度も小さく容
易に開封出来る数値である。
【0025】上記袋に顆粒状の生イースト菌10Kgを
充填して室温に7日間放置した結果、非シール部のガス
抜き孔からのガス抜けが良好で、取扱上問題になるよう
な袋の膨張は認められなかった。更に、開封時の引裂性
がよく、易開封性袋として作業能率の向上が図れた。
【0026】また、非シール部のガス抜き孔の形状は、
一般的には図3に示すように、袋の内側と外側で同じ幅
とするが、内容物の粒径が比較的小さい場合は、内容物
がガス抜き孔からこぼれないように、袋内部の非シール
部の幅を小さくする必要がある。非シール部の幅が小さ
くなると、袋の強度を上げるため、袋の材質はかなり剛
体となっているので、袋内のガス圧だけでは開口できな
くなり、ガス抜き孔として役目を果たさなくなる。
【0027】そのため、非シール部のガス抜き孔を図4
(a)〜(d)に示すような形状とし、袋内の小さなガ
ス圧でも開口できるようにした。即ち、袋の内側の非シ
ール部の幅を小さくし、外側の幅を大きくすることによ
り、小さなガス圧でも開口できるようになった。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、大型袋のシール部の一
部に非シール部のガス抜き孔を設けているので、生イー
スト菌、パン生地等のガス発生食品をプラスチック製の
袋で包装しても、ガス発生によって生じる袋の膨張を防
止することができる。そのため、流通及び保管時に内容
物の入った袋を多段積みしても、ガスの発生による袋の
膨張で積み荷が不安定になり、荷崩れを起こすことがな
くなる。また、延伸フィルムを積層したフィルムを使用
しているため、引裂の方向性がよくなり、開封が容易に
できるようになるので、作業能率の向上が図れる。更
に、段ボールを廃止して袋単体としたため、生イースト
菌、パン生地等の充填包装の自動化が可能になり、作業
能率の向上及び人件費の削減により製品のコストダウン
が図れる。又、段ボール箱の廃止により、包装廃棄物が
極端に少なくなり、包装廃棄物処理問題解決の有効な手
段となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による発酵食品用大型袋の斜視図
である。
【図2】第2の実施例による発酵食品用大型袋の斜視図
である。
【図3】図1のサイドシール部に設けた非シール部の拡
大図である。
【図4】シール部に設けた非シール部の種々の形状を示
した図である。
【符号の説明】
1 本発明の発酵食品用大型袋 2 サイドシール部 3 底シール部 4 非シール部のガス抜き孔 5 開封用ノッチ 6 非シール部の最も狭い部分 7 非シール部の6より広げた部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚のプラスチックフィルムを重ね合わ
    せて三方をシールして袋形状とし、固形状の内容物を充
    填後、開口部をシールする四方シールの大型袋におい
    て、シール部の一部に、内容物は通過できないが、気体
    は速やかに透過できる非シール部のガス抜き孔を設けた
    ことを特徴とする発酵食品用大型袋。
  2. 【請求項2】 前記三方シールした袋体のシール部に設
    けたガス抜き孔の非シール部の幅が、最も狭い部分で5
    〜15mmであることを特徴とする請求項1に記載の発
    酵食品用大型袋。
  3. 【請求項3】 大型袋に延伸フィルムを使用して易引裂
    性を持たせたことを特徴とする請求項1に記載の発酵食
    品用大型袋。
  4. 【請求項4】 易引裂性フィルムに二軸延伸ナイロンフ
    ィルムを使用したことを特徴とする請求項1に記載の発
    酵食品用大型袋。
JP25533193A 1993-09-20 1993-09-20 発酵食品用大型袋 Pending JPH0796951A (ja)

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JP25533193A JPH0796951A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 発酵食品用大型袋

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211585A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Dainippon Printing Co Ltd 通気性袋
JP2010208701A (ja) * 2010-07-02 2010-09-24 Dainippon Printing Co Ltd 通気性袋の製造方法
JP2013184739A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Riitekku Kk 包装袋およびそれを用いた包装品
KR20170138694A (ko) * 2016-06-08 2017-12-18 주식회사 엘지화학 전지팩 정렬용 롤러를 포함하고 있는 전지팩 포장 장치
JP2020147376A (ja) * 2020-06-08 2020-09-17 株式会社W 食品保存用容器

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KR20170138694A (ko) * 2016-06-08 2017-12-18 주식회사 엘지화학 전지팩 정렬용 롤러를 포함하고 있는 전지팩 포장 장치
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020319