JPH06270822A - パワーステアリング制御装置 - Google Patents

パワーステアリング制御装置

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JPH06270822A
JPH06270822A JP5056008A JP5600893A JPH06270822A JP H06270822 A JPH06270822 A JP H06270822A JP 5056008 A JP5056008 A JP 5056008A JP 5600893 A JP5600893 A JP 5600893A JP H06270822 A JPH06270822 A JP H06270822A
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JP
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motor
output
drive
signal
vehicle speed
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Shunichi Wada
俊一 和田
Kazuhisa Nishino
一寿 西野
Hirohisa Anami
弘久 阿波
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成、かつ、低コストで動作の信頼性
を大幅に向上させることができる安全性の優れたパワー
ステアリング制御装置を得る。 【構成】 車両の操舵系に印加される操舵トルクを検出
するトルクセンサ3と、車両の車速を検出する車速セン
サ4と、トルクセンサ3および車速センサ4の出力に基
づいてモータの駆動力および駆動方向を表す信号を生成
するメインCPU6と、このメインCPU6からの駆動
力および駆動方向を表す信号によりモータを駆動するモ
ータ駆動回路17と、メインCPU6からの上記モータ
の駆動方向とトルクセンサ3および車速センサ4の出力
に基づいて検出されたモータの駆動方向との一致を判定
し、その判定結果に応じてメインCPU6からモータ駆
動回路17へのモータの駆動力を許可する信号を発生す
るサブCPU7とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パワーステアリング
制御装置に関し、特に例えば自動車の舵取り装置をモー
タの回転力で補助付勢するモータ駆動式パワーステアリ
ング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平1−267674号
公報や特開平1−249762号公報等において、自動
車の舵取り装置をモータの回転力で補助付勢するモータ
駆動式パワーステアリング制御装置が提案されている。
このパワーステアリング制御装置においては、操舵系に
印加される操舵トルク或いはその位相補償後の信号に基
いてマイクロコンピュータを用いた制御演算ユニットが
モータを駆動する方向及び出力トルクを決定するもので
ある。
【0003】しかし上記制御演算ユニットの出力部の故
障または制御ソフトウエアの暴走、出力状態の固定故障
等が発生すると、制御演算ユニット内に設けられた単一
のマイクロコンピュータによる故障検出手段では安全性
を確保することは困難であった。このため、操舵トルク
信号或いはその位相補償後の信号によってモータ駆動方
向を演算する別系統の方向監視回路或いは第2の制御演
算ユニットを設け、上記第1の制御演算ユニットの出力
と一致した方向へモータ駆動を許可する装置等も提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパワーステアリ
ング制御装置は以上のように構成されているので、各制
御演算ユニットの演算結果による駆動出力が一致した方
向へのみ駆動する上記方式は、別系統の例えばサブ制御
演算ユニットの駆動出力がメイン制御演算ユニットの駆
動出力よりも遅い場合にメイン制御演算ユニットのモー
タ出力フィードバックループに支障をきたし、例えば切
りかえし操舵のような駆動方向を切り換えるときにモー
タ出力の欠損による操舵フィーリングに悪影響を及ぼす
などの問題点があった。
【0005】さらに、このような問題点を解消するため
各制御演算ユニットの演算スピードや出力周期を同等に
しようとすると、同一演算が可能な高機能のマイクロコ
ンピュータが2つ必要となり、制御演算ユニットが1つ
だけのシステムよりもかなり高価になるという問題点が
あった。
【0006】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、簡単な構成で、かつ、低コストで
動作の信頼性を大幅に向上させることのできる安全性の
優れたパワーステアリング制御装置を得ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパワース
テアリング制御装置は、車両の操舵系に印加される操舵
トルクを検出するトルクセンサと、上記車両の車速を検
出する車速センサと、上記トルクセンサおよび上記車速
センサの出力に基づいてモータの駆動力および駆動方向
を表す信号を生成する第1の制御演算手段と、この第1
の制御演算手段からの上記駆動力および駆動方向を表す
信号により上記モータを駆動する駆動手段と、上記第1
の制御演算手段からの上記上記モータの駆動方向と上記
トルクセンサおよび上記車速センサの出力に基づいて検
出された上記モータの駆動方向との一致を判定し、その
判定結果に応じて上記第1の制御演算手段から上記駆動
手段へのモータの駆動力を許可する信号を発生する第2
の制御演算手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、第1の制御演算手段でト
ルクセンサおよび車速センサの出力に基づいてモータの
駆動力および駆動方向を表す信号を生成する。また、第
2の制御演算手段で、第1の制御演算手段からのモータ
の駆動方向とトルクセンサおよび車速センサの出力に基
づいて検出されたモータの駆動方向との一致を判定し、
その判定結果に応じて第1の制御演算手段からモータを
駆動する駆動手段へのモータの駆動力を許可する信号を
発生する。これによって、簡単な構成、かつ、低コスト
で動作の信頼性を大幅に向上させることができる。
【0009】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す構成図である。
図において、1はコントロールユニット、2は車載用バ
ッテリ、3は図示しない車両の操舵系に印加される操舵
トルクを検出するトルクセンサ、4は車両の速度(車
速)を検出する車速センサ、5はコントロールユニット
1により駆動制御されるモータであり、これらトルクセ
ンサ3、車速センサ4及びモータ5をそれぞれコントロ
ールユニット1に接続する。
【0010】6はコントロールユニット1のメイン制御
演算ユニットに相当する第1の制御演算手段としてのメ
インCPU、7はこのメインCPU6に比べ処理能力の
劣るサブ制御演算ユニットに相当する第2の制御演算手
段としてのサブCPU、8は図示せずもヒューズ等を介
してバッテリ2に接続され、このバッテリ2を電源とし
てメインCPU6及びサブCPU7に一定電圧を供給す
るための定電圧回路、9、10はそれぞれトルクセンサ
3および車速センサ4からの入力信号を第1データバス
11を介してメインCPU6およびサブCPU7に供給
するインターフェース回路である。
【0011】12はメインCPU6およびサブCPU7
間を接続する第2データバスであって、この第2データ
バス12を介してメインCPU6よりサブCPU7へモ
ータ5の右駆動方向および左駆動方向をそれぞれ表す駆
動方向信号c1およびc2、後述のモータ電源供給回路
16のオン/オフを表す電源供給信号a1が供給される
ようになされている。
【0012】13、14および15はそれぞれ一方の入
力端子がメインCPU6に接続され、他方の入力端子が
サブCPU7に接続されたアンド回路であって、アンド
回路12にはメインCPU6からのモータ電源供給回路
16のオン、オフを表す電源供給信号a1と、この電源
供給信号a1をサブCPU7を通して得た同じくモータ
電源供給回路16のオン/オフを表す電源供給信号a2
が供給される。また、アンド回路14にはメインCPU
6からのモータ5の右駆動用の例えば駆動電流を表すP
WM(パルス幅変調)信号b1と、サブCPU7からの
モータ5の右駆動方向を表す駆動方向信号c3が供給さ
れる。さらに、アンド回路15にはメインCPU6から
のモータ5の左駆動用の例えば駆動電流を表すPWM信
号b2と、サブCPU7からのモータ5の左駆動方向を
表す駆動方向信号c4が供給される。
【0013】16は例えばリレー等で構成されたモータ
電源供給回路であって、アンド回路12からの出力に基
いて、バッテリ2からの電源を後述のH型ブリッジ回路
を介してモータ5に供給する。17はモータ駆動回路で
あって、アンド回路14および15の出力と、メインC
PU6からの駆動方向信号c1およびc2とに基づいて
駆動信号を発生する。
【0014】モータ電源供給回路16の出力端子を例え
ばH型ブリッジ回路を構成するFET18および19の
ドレインにそれぞれ接続し、これらFET18および1
9の各ソースを同じH型ブリッジ回路を構成するFET
20および21の各ドレインに接続し、更にこれらFE
T20および21の各ソースを接地する。そしてこれら
4つのFET18、19、20及び21の各ゲートにモ
ータ駆動回路17の出力端子を接続し、FET18のソ
ースおよびFET20のドレインの接続点をモータ5の
一方の端子に接続し、FET19のソース及びFET2
1のドレインの接続点をモータ5の他方の端子に接続す
る。尚、モータ駆動回路17、FET18〜21は駆動
手段を構成する。
【0015】次に動作について説明する。定電圧回路8
はバッテリ2を電源として一定の電圧をメインCPU6
及びサブCPU7にそれぞれ供給する。また、トルクセ
ンサ3からの入力信号をインターフェース回路9が処理
して操舵トルクを示す信号に変換し、変換した信号を第
1データバス11を介してメインCPU6及びサブCP
U7にそれぞれ供給する。また、車速センサ4からの入
力信号をインターフェース回路10が処理して車速を示
す信号に変換し、変換した信号を第1データバス12を
介してメインCPU6及びサブCPU7にそれぞれ供給
する。
【0016】メインCPU6は予め内部ROMなどに記
憶された例えば後述の図3に示すようなプログラムに従
って各インターフェース回路9及び10からの入力信号
を処理して、モータ5に電源を供給するモータ電源供給
回路16のオン/オフを表す電源供給信号a1を得、こ
れをアンド回路12に供給すると共に第1データバス1
2を介してサブCPU7へ供給する。また、インターフ
ェース回路9及び10からの入力信号に基いてモータ5
の駆動方向及び駆動電流を決定し、かつ、右駆動方向お
よび左駆動方向をそれぞれ表す駆動方向信号c1および
c2をモータ駆動回路17に、右駆動および左駆動用の
駆動電流を表すPWM信号b1およびPWM信号b2を
アンド回路14及び15にそれぞれ供給する。
【0017】サブCPU7は第2データバス12を介し
て送信されてきたメインCPU6が決定した駆動方向信
号c1およびc2、並びに電源供給信号a1の内容を、
モータ5の右駆動方向および左駆動方向をそれぞれ表す
駆動方向信号c3およびc4、モータ5に電源を供給す
る電源供給信号a2に置き換えてそれぞれアンド回路1
4、15および13に出力する。つまり、駆動方向信号
c1およびc2と電源供給信号a1は、実質的にサブC
PU7を介してモータ駆動回路17とモータ電源供給回
路16にそれぞれ供給される。
【0018】また、サブCPU7は、メインCPU6に
比べ能力が劣るものを使用するので、通常メインCPU
6からのモータ5の駆動方向信号をそのまま出力する
が、常に各インターフェース回路9及び10からの入力
信号を処理してモータ5の駆動方向を判定し、第2デー
タバス12を介して入力したメインCPU6の決定した
駆動方向信号c1およびc2と比較し、異常判定を行
う。
【0019】そして、異常状態が所定の時間、例えば
0.1秒以上継続したとき異常確定としメインCPU6
からの出力信号a1,c1およびc2を処理してアンド
回路13,14および15の出力が停止するよう電源供
給信号a2、駆動方向信号c3およびc4を出力する。
即ち、アンド回路12は入力された電源供給信号a1と
a2の論理積をとり、この結果をモータ電源供給回路1
6に供給する。また、アンド回路14はPWM信号b1
と駆動方向信号c3の論理積をとり、この結果をモータ
駆動回路17に供給する。更にアンド回路15はPWM
信号b2と駆動方向信号c4の論理積をとり、この結果
をモータ駆動回路17に供給する。
【0020】モータ駆動回路17はアンド回路14およ
び15からの出力並びにメインCPU6からの駆動方向
信号c1およびc2に基いて4個のFET18、19、
20及び21の各ゲートに駆動信号を供給し、図示しな
いモータ電流検出回路の出力に基いて、メインCPU6
から電流フィードバック制御し、モータトルクを制御す
る。
【0021】次に、図2〜図5を参照して、図1に示し
たパワーステアリング制御装置のメインCPU6及びサ
ブCPU7の機能構成並びにその動作について更に説明
する。図2はメインCPU6の機能ブロック図である。
図において、61は操舵トルクを入力するトルク入力
部、62はは車両の車速を入力する車速入力部、63は
操舵トルク、車速等からモータ5の駆動方向、駆動電流
等を求めるモータ出力演算部、64はモータ5を駆動す
る電源の供給、或いは停止を行う信号、モータ5を駆動
する電流等の出力を行うモータ出力部、65はモータ出
力演算部63の出力に基づいてサブCPU7にモータ駆
動方向等の信号を出力するモータ出力データ送信部であ
る。
【0022】また、サブCPU7は、図示せずも、操舵
系の操舵トルクを入力するトルク入力部と、車両の車速
を入力する車速入力部と、操舵トルク、車速等からモー
タ5の駆動方向等を求めるモータ出力方向演算部と、メ
インCPU6が出力したモータ出力データを受信するモ
ータ出力データ受信部と、サブCPU7が演算で求めた
モータ5の駆動方向とメインCPU6から送信されてき
たモータ出力データを比較するモータ出力方向比較部
と、比較結果が一致、または不一致の状態が所定の時間
以内のときモータ5を駆動する電源の供給、或いは停止
の信号を出力するモータ電源供給出力部と、メインCP
U6が出力したモータ出力データに基いてモータ出力を
行うモータ出力部と、モータ出力方向比較部の比較結果
が不一致のときの時間を判定する異常時間判定部と、異
常が確定したときモータ電源の供給を遮断するモータ電
源供給出力停止部と、モータ出力を禁止するモータ出力
禁止部とからなる。
【0023】次に図3〜図5を参照して動作を説明す
る。まず、メインCPU6は、トルクセンサ3より操舵
トルクとしてのトルクセンサ信号を、車速センサ4より
車速を入力し(ステップS1、S2)、モータ5に対す
る電源を出力する(ステップS3)。トルクセンサ信号
はモータ出力演算部63に供給される。モータ出力演算
部63では、トルクセンサ信号と車速およびその他のハ
ンドル操作信号、例えば図示しないハンドルのハンドル
角、ハンドル角速度信号が示す情報に基いて、図5に示
すように、モータ5の出力電流目標値P即ち駆動電流を
表すPWM信号b1、b2とモータ5の駆動方向信号c
1、c3、c2、c4を演算し、PWM信号b1、b2
と駆動方向信号c1、c2をモータ出力部64に、駆動
方向信号c1、c2に対応した信号ををモータ出力デー
タ送信部65にそれぞれ供給する(ステップS5、S
6)。
【0024】ここで、例えば、モータ5を右に駆動する
場合駆動方向信号c1およびc3をそれぞれハイレベル
“1”にし、逆にモータ5を左に駆動する場合駆動方向
信号c2およびc4をそれぞれハイレベル“1”にす
る。
【0025】次に、サブCPU7は、トルクセンサ3よ
り操舵トルクとしてのトルクセンサ信号を、車速センサ
4より車速を入力する(ステップS11、S12)。サ
ブCPU7のモータ出力方向演算部はメインCPU6に
比べて演算能力が低いので、図2で説明したモータ出力
演算部63ような複雑なモータ出力の演算は行わず、操
舵トルク、車速等からモータ5の駆動方向等を求める
(ステップS13)。
【0026】モータ出力データ受信部ではメインCPU
6から、メインの演算周期(例えば1ms)毎に、メイ
ンのモータ駆動信号としての駆動方向信号c1およびc
2等に対応した信号等を第1データバス11を介して受
信する。これらの信号を受信すると、モータ出力データ
受信部は即座に駆動方向信号c3およびc4により、駆
動方向信号c1およびc2と対応する信号で指定された
方向へモータ駆動を許可する(ステップS14)。
【0027】モータ出力方向比較部では、データ出力デ
ータ受信部の出力に基づいてサブCPU7が演算で求め
たモータ5の駆動方向とメインCPU6から送信されて
きたモータ出力データつまりモータ5の駆動方向とを比
較する(ステップS15)。両者の駆動方向が一致の場
合、その結果をモータ電源供出力部に供給し、不一致の
場合、更に、異常時間判定部で所定時間(例えば0.1
秒)経過したかどうかを判定し(ステップS18)、所
定時間内であれば、正常と見なしてその結果をモータ電
源供給出力部に供給する。そして、モータ電源供給出力
部は電源供給信号a2をアンド回路13に供給し(ステ
ップS16)、モータ出力部は駆動方向信号c3および
c4をそれぞれアンド回路14および15に供給する
(ステップS17)。
【0028】また、ステップS18で所定時間が経過
し、異常と判定された場合は、モータ電源供給出力停止
部はモータ5に対する電源の供給を禁止する、つまり電
源供給信号a2をアンド回路13に供給するのを停止し
(ステップS19)、モータ出力禁止部はモータ5への
出力を禁止する、つまり駆動方向信号c3およびc4を
アンド回路14および15へそれぞれ供給するのを停止
する(ステップS20)。
【0029】このように本実施例においては、メインC
PUからのモータの駆動方向とサブCPU7がトルクセ
ンサ3の出力に基づいて演算して求めたモータの駆動方
向の不一致が所定時間経過した場合には、モータ5への
駆動信号の禁止、モータ5への電源供給を遮断するよう
にしたので、簡単な構成、かつ、低コストで動作の信頼
性を大幅に向上させることができる。更にサブCPU7
の性能をメインCPU6のよりも低くでき、これによっ
てサブCPU6のコストを低減しながらも、メインCP
U6の暴走や出力端子固定モードなどの重大な故障時に
は安全な時間の範囲でモータ5への通電を禁止し、故障
による影響を最小限にすることができ、システムの安全
性を確保することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車両
の操舵系に印加される操舵トルクを検出するトルクセン
サと、上記車両の車速を検出する車速センサと、上記ト
ルクセンサおよび上記車速センサの出力に基づいてモー
タの駆動力および駆動方向を表す信号を生成する第1の
制御演算手段と、この第1の制御演算手段からの上記駆
動力および駆動方向を表す信号により上記モータを駆動
する駆動手段と、上記第1の制御演算手段からの上記上
記モータの駆動方向と上記トルクセンサおよび上記車速
センサの出力に基づいて検出された上記モータの駆動方
向との一致を判定し、その判定結果に応じて上記第1の
制御演算手段から上記駆動手段へのモータの駆動力を許
可する信号を発生する第2の制御演算手段とを備えたの
で、簡単な構成、かつ、低コストで動作の信頼性が大幅
に向上され、システムの安全性を確保できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるパワーステアリング制御装置の
一実施例を示す概念図である。
【図2】この発明によるパワーステアリング制御装置の
一実施例の要部の構成をを示すブロック図である。
【図3】この発明によるパワーステアリング制御装置の
一実施例の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】この発明によるパワーステアリング制御装置の
一実施例の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】この発明によるパワーステアリング制御装置の
一実施例の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
3 トルクセンサ 4 車速センサ 5 モータ 6 メインCPU 7 サブCPU 13〜15 アンド回路 16 モータ電源供給回路 17 モータ駆動回路 18〜21 FET
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平1−267674号
公報や特開平−249762号公報等において、自動
車の舵取り装置をモータの回転力で補助付勢するモータ
駆動式パワーステアリング制御装置が提案されている。
このパワーステアリング制御装置においては、操舵系に
印加される操舵トルク或いはその位相補償後の信号に基
いてマイクロコンピュータを用いた制御演算ユニット
がモータを駆動する方向及び出力トルクを決定するもの
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパワース
テアリング制御装置は、車両の操舵系に印加される操舵
トルクを検出するトルクセンサと、上記車両の車速を検
出する車速センサと、上記トルクセンサおよび上記車速
センサの出力に基づいてモータの駆動力および駆動方向
を表す信号を生成する第1の制御演算手段と、この第1
の制御演算手段からの上記駆動力および駆動方向を表す
信号により上記モータを駆動する駆動手段と、上記第1
の制御演算手段からの上記モータの駆動方向と上記トル
クセンサおよび上記車速センサの出力に基づいて検出さ
れた上記モータの駆動方向との一致を判定し、その判定
結果に応じて上記第1の制御演算手段から上記駆動手段
へのモータの駆動力および駆動力方向を表す信号の送信
を許可する信号を発生する第2の制御演算手段とを備え
たものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】16は例えばリレー等で構成されたモータ
電源供給回路であって、アンド回路1からの出力に基
いて、バッテリ2からの電源を後述のH型ブリッジ回
路を介してモータ5に供給する。17はモータ駆動回路
であって、アンド回路14および15の出力と、メイン
CPU6からの駆動方向信号c1およびc2とに基づい
て駆動信号を発生する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】次に動作について説明する。定電圧回路8
はバッテリ2を電源として一定の電圧をメインCPU6
及びサブCPU7にそれぞれ供給する。また、トルクセ
ンサ3からの入力信号をインターフェース回路9が処理
して操舵トルクを示す信号に変換し、変換した信号を第
1データバス11を介してメインCPU6及びサブCP
U7にそれぞれ供給する。また、車速センサ4からの入
力信号をインターフェース回路10が処理して車速を示
す信号に変換し、変換した信号を第1データバス1
介してメインCPU6及びサブCPU7にそれぞれ供給
する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】メインCPU6は予め内部ROMなどに記
憶された例えば後述の図3に示すようなプログラムに従
って各インターフェース回路9及び10からの入力信号
を処理して、モータ5に電源を供給するモータ電源供給
回路16のオン/オフを表す電源供給信号a1を得、こ
れをアンド回路1に供給すると共に第データバス1
2を介してサブCPU7へ供給する。また、インターフ
ェース回路9及び10からの入力信号に基いてモータ
5の駆動方向及び駆動電流を決定し、かつ、右駆動方向
および左駆動方向をそれぞれ表す駆動方向信号c1およ
びc2をモータ駆動回路17に、右駆動および左駆動用
の駆動電流を表すPWM信号b1およびPWM信号b2
をアンド回路14及び15にそれぞれ供給する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】モータ駆動回路17はアンド回路14およ
び15からの出力並びにメインCPU6からの駆動方向
信号c1およびc2に基いて4個のFET18、19、
20及び21の各ゲートに駆動信号を供給し、モータ電
流を制御する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】次に、図2〜図5を参照して、図1に示し
たパワーステアリング制御装置のメインCPU6及びサ
ブCPU7の機能構成並びにその動作について更に説明
する。図2はメインCPU6の機能ブロック図である。
図において、61は操舵トルクを入力するトルク入力
部、62は車両の車速を入力する車速入力部、63は操
舵トルク、車速等からモータ5の駆動方向、駆動電流等
を求めるモータ出力演算部、64はモータ5を駆動する
電源の供給、或いは停止を行う信号、モータ5を駆動す
る電流等の出力を行うモータ出力部、65はモータ出力
演算部63の出力に基づいてサブCPU7にモータ駆動
方向等の信号を出力するモータ出力データ送信部であ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、サブCPU7は、図示せずも、操舵
系の操舵トルクを入力するトルク入力部と、車両の車速
を入力する車速入力部と、操舵トルク、車速等からモー
タ5の駆動方向等を求めるモータ出力方向演算部と、メ
インCPU6が出力したモータ出力データを受信するモ
ータ出力データ受信部と、サブCPU7が演算で求めた
モータ5の駆動方向とメインCPU6から送信されてき
たモータ出力データを比較するモータ出力方向比較部
と、比較結果が一致、または不一致の状態が所定の時間
以内のときモータ5を駆動する電源の供給、或いは停止
の信号を出力するモータ電源供給出力部と、メインCP
U6が出力したモータ出力データに基いてモータ出力
を行うモータ出力部と、モータ出力方向比較部の比較結
果が不一致のときの時間を判定する異常時間判定部と、
異常が確定したときモータ電源の供給を遮断するモータ
電源供給出力停止部と、モータ出力を禁止するモータ出
力禁止部とからなる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】次に図3〜図5を参照して動作を説明す
る。まず、メインCPU6は、トルクセンサ3より操舵
トルクとしてのトルクセンサ信号を、車速センサ4より
車速を入力し(ステップS1、S2)、モータ5に電
供給する出力する(ステップS3)。トルクセンサ
信号はモータ出力演算部63に供給される。モータ出力
演算部63では、トルクセンサ信号と車速およびその他
のハンドル操作信号、例えば図示しないハンドルのハン
ドル角、ハンドル角速度信号が示す情報に基いて、図5
に示すように、モータ5の出力電流目標値P即ち駆動電
流を表すPWM信号b1、b2とモータ5の駆動方向信
号c1、c3、c2、c4を演算し、PWM信号b1、
b2と駆動方向信号c1、c2をモータ出力部64に、
駆動方向信号c1、c2に対応した信号ををモータ出力
データ送信部65にそれぞれ供給する(ステップS5、
S6)。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】モータ出力データ受信部ではメインCPU
6から、メインの演算周期(例えば1ms)毎に、メイ
ンのモータ駆動信号としての駆動方向信号c1およびc
2等に対応した信号等を第データバス1を介して受
信する(ステップS14)。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】モータ出力方向比較部では、操作トルク、
車速等に基づいてサブCPU7が演算で求めたモータ5
の駆動方向とメインCPU6から送信されてきたモータ
出力データつまりモータ5の駆動方向とを比較する(ス
テップS15)。両者の駆動方向が一致の場合、その結
果をモータ電源供出力部に供給し、不一致の場合、更
に、異常時間判定部で所定時間(例えば0.1秒)経過し
たかどうかを判定し(ステップS18)、所定時間内で
あれば、正常と見なしてその結果をモータ電源供給出力
部に供給する。そして、モータ電源供給出力部は電源供
給信号a2をアンド回路13に供給し(ステップS1
6)、メインCPU6からの送信されてきたモータ出力
データを駆動方向信号c3およびc4としてそれぞれア
ンド回路14および15に供給する(ステップS1
7)。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】このように本実施例においては、メインC
PUからのモータの駆動方向とサブCPU7がトル
クセンサ3の出力に基づいて演算して求めたモータ
駆動方向の不一致が所定時間経過した場合には、モータ
5への駆動信号の禁止、モータ5への電源供給を遮断す
るようにしたので、簡単な構成、かつ、低コストで動作
の信頼性を大幅に向上させることができる。更にサブC
PU7の性能をメインCPU6のよりも低くでき、これ
によってサブCPU6のコストを低減しながらも、メイ
ンCPU6の暴走や出力端子固定モードなどの重大な故
障時には安全な時間の範囲でモータ5への通電を禁止
し、故障による影響を最小限にすることができ、システ
ムの安全性を確保することができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車両
の操舵系に印加される操舵トルクを検出するトルクセン
サと、上記車両の車速を検出する車速センサと、上記ト
ルクセンサおよび上記車速センサの出力に基づいてモー
タの駆動力および駆動方向を表す信号を生成する第1の
制御演算手段と、この第1の制御演算手段からの上記駆
動力および駆動方向を表す信号により上記モータを駆動
する駆動手段と、上記第1の制御演算手段からの上記モ
ータの駆動方向と上記トルクセンサおよび上記車速セン
サの出力に基づいて検出された上記モータの駆動方向と
の一致を判定し、その判定結果に応じて上記第1の制御
演算手段から上記駆動手段へのモータの駆動力および駆
動力方向を表す信号の送信を許可する信号を発生する第
2の制御演算手段とを備えたので、簡単な構成、かつ、
低コストで動作の信頼性が大幅に向上され、システムの
安全性を確保できるという効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の操舵系に印加される操舵トルクを
    検出するトルクセンサと、 上記車両の車速を検出する車速センサと、 上記トルクセンサおよび上記車速センサの出力に基づい
    てモータの駆動力および駆動方向を表す信号を生成する
    第1の制御演算手段と、 この第1の制御演算手段からの上記駆動力および駆動方
    向を表す信号により上記モータを駆動する駆動手段と、 上記第1の制御演算手段からの上記上記モータの駆動方
    向と上記トルクセンサおよび上記車速センサの出力に基
    づいて検出された上記モータの駆動方向との一致を判定
    し、その判定結果に応じて上記第1の制御演算手段から
    上記駆動手段へのモータの駆動力を許可する信号を発生
    する第2の制御演算手段とを備えたことを特徴とするパ
    ワーステアリング制御装置。
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