JPH06270153A - 流動物の計量供給方法および装置 - Google Patents

流動物の計量供給方法および装置

Info

Publication number
JPH06270153A
JPH06270153A JP8147493A JP8147493A JPH06270153A JP H06270153 A JPH06270153 A JP H06270153A JP 8147493 A JP8147493 A JP 8147493A JP 8147493 A JP8147493 A JP 8147493A JP H06270153 A JPH06270153 A JP H06270153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
container
fluid
weight
injected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8147493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Moriguchi
博司 森口
Akio Ishizu
昭夫 石津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Priority to JP8147493A priority Critical patent/JPH06270153A/ja
Publication of JPH06270153A publication Critical patent/JPH06270153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 計量時の条件管理が容易で、少量のレジンを
一定量宛供給できる。 【構成】 レジン11が容器17に注入され、容器17
と容器17に注入されたレジン11の総重量が重量計2
5によって測定される。重量計25の測定値が設定値に
なると、コントローラ27の指令によって、容器17に
注入されたレジン11がポッティングステーション6に
送給されてケース4にポッティングされる。 【効果】 レジン11の嵩は重量計25の測定によって
一定に維持されるため、レジン11の粘度や温度の変
化、空気の圧力変動によってレジン11の計量が変動す
るのを防止できる。レジン11の粘度や温度に関する管
理の厳格性を緩和でき、ハイブリットICの樹脂封止パ
ッケージ成形方法における生産性が高められる。ハイブ
リットICの樹脂封止パッケージ5の体積についてのば
らつきを抑制でき、ハイブリットICの品質および信頼
性が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動物の計量供給技
術、特に、流動物を設定された一定量宛供給する技術に
関し、例えば、半導体装置の製造工場において、樹脂封
止パッケージの成形材料である液状粘稠性樹脂(以下、
レジンという。)を一定量宛供給するのに利用して有効
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工場において、樹脂封
止パッケージを成形する方法として、流動物の一例であ
るレジンがケースの内部に充填される方法がある。例え
ば、混成集積回路装置(以下、ハイブリットICとい
う。)において、樹脂封止パッケージを成形する方法と
して、ハイブリットICの主体が組み込まれたケースの
内部にレジンがポッティングされる方法が使用されるこ
とがある。
【0003】このようにハイブリットICの樹脂封止パ
ッケージがポッティング法によって成形されるに際し
て、ケースにはレジンは予め設定された一定量が常に供
給されてポッティングされる必要がある。このケースに
一定量のレジンを供給するレジンの計量供給装置とし
て、従来、空圧式のディスペンサ装置とポンプ式のレジ
ン計量供給装置とが使用されている。
【0004】空圧式のディスペンサ装置は、密封容器に
レジンが充填され、この容器に充填されたレジンが容器
内に圧送される圧縮空気によって吐き出し口から押し出
されるように構成されている。そして、容器から吐き出
されるレジンの量は圧縮空気を圧送する時間がタイマー
によって一定に制御されることにより、常に一定量に計
量されるようになっている。
【0005】ポンプ式のレジン計量供給装置は、注射器
にレジンが充填され、注射器に充填されたレジンが注射
器のシリンジ(ピストン)の前進によって注射針から押
し出されるように構成されている。そして、注射針から
押し出されるレジンの量はシリンジの前進量によって規
定される容積が一定に制御されることにより、常に一定
量に計量されるようになっている。
【0006】なお、樹脂封止パッケージを備えているハ
イブリットICを述べてある例としては、株式会社工業
調査会発行「IC化実装技術」1982年4月15日発
行P245〜P247、がある。また、同書のP150
には、注型法(ポッティング法)による樹脂封止パッケ
ージ成形技術が述べられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空圧式
のディスペンサ装置においては、レジンの粘度の経時硬
化や温度変化による粘度変化等によって吐出量に変動が
発生するため、レジンの状態管理、並びに、圧縮空気の
圧送時間や圧力に関する管理が非常に厳格になるという
問題点があることが本発明者によって明らかにされた。
【0008】また、ポンプ式のレジン計量供給装置にお
いては、容積によってレジンの供給量が制御されるた
め、大容量のレジン供給には適しているが、少量のレジ
ンを供給するのは困難であるという問題点があることが
本発明者によって明らかにされた。すなわち、レジンを
シリンジの前進によって少量宛吐き出させるように、注
射器を構成することは非常に困難である。
【0009】本発明の目的は、計量作業における条件管
理が容易で、少量の流動物を常に一定量宛供給すること
ができる流動物の計量供給技術を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。すなわち、タンクに貯留された流動物が注入さ
れる容器と、この容器およびこの容器に注入された流動
物の総重量を測定する重量計と、容器に注入された流動
物を被供給部へ移す移し手段と、重量計の測定値が予め
設定された値になった時点で移し手段に移し指令を与え
るコントローラとを備えていることを特徴とする。
【0012】
【作用】前記した手段において、タンクに貯留された流
動物が容器に注入されるとともに、容器およびこの容器
に注入された流動物の総重量が重量計によって測定され
る。重量計の測定値が予め設定された値になると、コン
トローラが移し手段に移し指令を発信し、容器に注入さ
れた流動物が移し手段によって被供給部へ移送されるこ
とになる。
【0013】前記した手段によれば、流動物の供給量は
重量計の測定によって一定に維持されるため、流動物の
粘度や温度の変化、および、空気の圧力の変動によって
流動物の計量が変動することはない。したがって、流動
物の粘度や温度および大気圧等に関する管理の厳格性を
緩和することができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるレジンの計量
供給装置が使用されているハイブリットICの樹脂封止
パッケージ成形装置を示す一部切断正面図、図2はその
レジンのポッティング工程を示す拡大部分正面断面図で
ある。
【0015】本実施例において、本発明に係る流動物の
計量供給装置は、ハイブリットICの樹脂封止パッケー
ジを成形するに際して、流動物の一例であるシリコーン
レジン(以下、レジンという。)を一定量宛供給するレ
ジンの計量供給装置として構成されている。そして、こ
のレジンの計量供給装置10はハイブリットIC1の樹
脂封止パッケージを成形するための樹脂封止パッケージ
成形装置7に使用されている。
【0016】詳細な説明および図示は省略するが、ハイ
ブリットIC1はセラミック基板2に形成された電気配
線の上に半導体集積回路装置やチップ部品等が実装され
ているとともに、混成集積回路を電気的に外部に取り出
すためのリード3が複数本、整列されて突設されてい
る。ハイブリットIC1は樹脂封止パッケージ5を成形
するためのケース4を備えており、このケース4は一主
面が開放した長方形の薄い箱形状に形成されている。
【0017】そして、半導体集積回路装置やチップ部品
等が実装されたセラミック基板2がこのケース4にリー
ド3が開口面から突出された状態で収容された後、樹脂
封止パッケージ成形装置7のポッティングステーション
6に送られ、このポッティングステーション6において
後述するように、ケース4内にレジンがポッティングさ
れることにより、ケース4内に樹脂封止パッケージ5が
形成される。
【0018】本実施例において、レジンの計量供給装置
10は流動物としてのレジン11を貯留するためのタン
ク12を備えており、このタンク12の出口13には可
撓性を有する管としてのチューブ14の始端が接続され
ている。チューブ14はゴムまたは樹脂等の可撓性を有
する材料が用いられて、適度な柔軟性を呈するように形
成されている。
【0019】チューブ14の終端には容器17が接続さ
れており、チューブ14の中間部であるタンク12と容
器15との途中にはローラーポンプ15と開閉弁16と
が、タンク12側から順に介設されている。開閉弁16
は互いに接近離反作動する一対のピンチローラーが使用
されており、両ピンチローラーの接近によってチューブ
14が押し潰されることにより、チューブ14内のレジ
ン11の流通が停止されるようになっている。ローラー
ポンプ15および開閉弁16は後述するコントローラに
よって制御されるようになっている。
【0020】容器17は軽量な材料が用いられて密封さ
れた略円筒形状に形成されており、その筒壁の下端部に
供給口18および吐出口19が互いに対向するように配
されてそれぞれ開設されている。供給口18にはタンク
側のチューブ(以下、第1チューブという。)14の終
端が接続されており、吐出口19にはポッティングステ
ーション6側のチューブ(以下、第2チューブとい
う。)20の始端が接続されている。
【0021】第2チューブ20の終端はポッティングス
テーション6に送られて来るワークとしてのケース4の
真上に位置するように配置されている。この第2チュー
ブ20の途中には開閉弁(以下、第2開閉弁という。)
21が介設されており、この第2開閉弁21も第1チュ
ーブ側の開閉弁(以下、第1開閉弁という。)16と同
様に構成されている。また、この第2開閉弁21も第1
開閉弁16と同様に後記するコントローラによって制御
されるようになっている。
【0022】また、容器17の筒内にはピストン22が
上下方向に摺動自在に嵌合されており、ピストン22の
ロッド23は容器17の上面壁から上方に突出されてい
る。ピストンロッド23の真上にはプッシャー24が突
合し得るように垂直方向下向きに設備されている。プッ
シャー24はねじジャッキ装置やシリンダ装置等が使用
されており、ピストンロッド23に突き当たってこれを
押すことにより、ピストン22を下降させるように構成
されている。そして、プッシャー24は後記するコント
ローラによって制御されるようになっている。
【0023】容器17は重量計25の上に載置されてい
るとともに、保持装置26によって適宜下から支えられ
るようになっている。重量計25は電子式の重量計等が
使用されており、容器17および容器17内に注入され
たレジン11の総重量をきわめて精密に測定し得るよう
に構成されている。重量計25にはコントローラ27が
接続されており、重量計25はその測定結果をコントロ
ーラ27に逐次送信するようになっている。
【0024】コントローラ27はマイクロコンピュータ
等が使用されて構成されており、重量計25からの測定
結果に基づいて、構成各部に後述する作動を実行させる
ように構築されている。
【0025】次に、前記構成に係るレジンの計量供給装
置の作用を説明することにより、本発明の一実施例であ
るレジンの計量供給方法が使用されたハイブリットIC
の樹脂封止パッケージの成形方法を説明する。
【0026】ハイブリットICの樹脂封止パッケージの
成形装置7のワークとしてのケース4はセラミック基板
2が収容された状態で、開口面が上向きにされてポッテ
ィングステーション6に順次送られて来る。
【0027】一方、タンク12に貯留されたレジン11
はローラーポンプ15によって圧送されて容器17に連
続的に注入されて行く。この際、図1に示されているよ
うに、第1開閉弁16は開かれた状態になっており、第
2開閉弁21は閉じられた状態になっている。また、保
持装置26は保持状態を解除した状態になっており、容
器17は重量計25に重量を測定される状態になってい
る。
【0028】レジン11が容器17に注入されている期
間、重量計25は容器17および容器17に注入される
レジン11の総重量を逐次測定し、その測定結果をコン
トローラ27に逐次送信している。
【0029】コントローラ27は重量計25から送信さ
れて来る測定重量値が予め設定されている設定値に達し
た時点において、ローラーポンプ15、第1開閉弁1
6、第2開閉弁21、プッシャー24、重量計25およ
び保持装置26等の作動各部にレジン11の移し替え作
動、すなわち、ポッティング工程の実行を指令する。
【0030】ここで、コントローラ27に予め設定され
ている値は、ケース4にポッティングすべきレジン11
の重量と、容器17等の風袋の重量との総和である。風
袋の重量は、容器17にレジン11が注入される前に重
量計25に作用する荷重であり、容器17、ピストン2
2、ピストンロッド23の重量と、重量計25に加わる
第1チューブ14および第2チューブ20の重量との総
和である。そして、風袋の重量はレジン11の容器17
への注入に無関係に常に一定であり、予め測定しておく
ことができる。
【0031】つまり、レジン11の容器17への注入に
伴って変動するのは、容器17内に注入されたレジン1
1の嵩に対応する重量である。したがって、重量計25
から送信されて来る総重量値から、予め測定されている
風袋の重量値を減算することにより、容器11に注入さ
れた現在のレジン11の重量値を求めることができる。
この現在のレジン11の重量値がケース4にポッティン
グすべきレジン11の重量値に達した時点において、コ
ントローラ27はレジン11の移し替え作動を構成各部
に指令するようになっている。
【0032】そして、レジン11の重量と嵩との関係
は、レジン11の粘度や温度変化に殆ど影響されないた
め、レジン11の重量を常に測定して一定重量のレジン
11をケース4に移し替えることにより、レジン11の
粘度や温度変化にかかわらず、常に一定量のレジン11
をケース4にポッティングすることが可能になる。
【0033】コントローラ27によって作動指令が送信
されて来ると、容器17は保持装置26によって保持さ
れる。また、ポンプローラー15が圧送作動を停止する
とともに、第1開閉弁16によって第1チューブ14が
閉じられる。他方、第2開閉弁21によって第2チュー
ブ20が開かれる。
【0034】続いて、プッシャー24が前進作動し、ピ
ストン22がピストンロッド23を介してプッシャー2
4によって前進作動される。ピストン22が前進作動さ
れると、容器17内に注入されているレジン11は全
て、吐出口19から第2チューブ20に押し出される。
押し出されたレジン11は第2チューブ20によってポ
ッティングステーション6に送給される。送給されたレ
ジン11は第2チューブ20の吐出口から吐き出されて
ケース4内にポッティングされる。
【0035】なお、第2チューブ20や第1チューブ1
4に残留しているレジン11の嵩にかかわらず、容器1
7から押し出されるレジン11の嵩と、第2チューブ2
0からケース4内に吐き出されるレジン11の嵩とが等
しくなるように、第2チューブ20や第1チューブ1
4、第2開閉弁21等の構成を適宜構成するとともに、
コントローラ27における前記設定値を定めることが望
ましい。
【0036】また、容器17、ピストン22、第1チュ
ーブ14および第2チューブ20におけるレジン11と
の接触面はレジン11が可及的に接着しないように構成
することが望ましい。
【0037】以上のようにしてポッティングステーショ
ン6において、ケース4内にレジン11が予め設定され
た一定量供給されると、ケース4内に所定の体積を有す
る樹脂封止パッケージ5が供給されたレジン11によっ
て成形されることになる。
【0038】そして、一定量のレジン11がポッティン
グされたケース4はポッティングステーション6から次
のステーションに送られて行く。続いて、ポッティング
ステーション6には次のケース4が前述と同様に送られ
て来る。
【0039】一方、以上のポッティング工程が終了する
と、コントローラ27はローラーポンプ15、第1開閉
弁16、第2開閉弁21、プッシャー24、重量計25
および保持装置26等の作動各部にレジン11の注入作
動を指令する。
【0040】この作動指令によって、ローラーポンプ1
5は圧送作動を開始し、タンク12に貯留されたレジン
11はローラーポンプ15によって圧送されて容器17
に連続的に注入されて行く。この際、第1開閉弁16は
開かれ、第2開閉弁21は閉じられる。また、保持装置
26は保持状態を解除し、容器17は重量計25に重量
を測定される状態になる。
【0041】以降、前記作動が繰り返されることによ
り、レジン11が常に一定量宛、各ケース4に順次ポッ
ティングされて行く。
【0042】以上説明した前記実施例によれば、次の効
果が得られる。 (1) タンク12に貯留されたレジン11が容器17
に注入されるとともに、容器17およびこの容器17に
注入されたレジン11の総重量が重量計25によって測
定され、重量計25の測定値が予め設定された値になる
と、コントローラ27の指令によって、容器17に注入
されたレジン11がポッティングステーション6に送給
されてケース4にポッティングされるため、レジン11
の嵩は重量計25の測定によって一定に維持されること
になり、その結果、レジン11の粘度や温度の変化、お
よび、空気の圧力の変動によってレジン11の計量が変
動するのを防止することができる。
【0043】(2) 前記(1)により、レジン11の
計量の変動を防止することができるため、レジン11の
粘度や温度に関する管理の厳格性を緩和することがで
き、その結果、ハイブリットICの樹脂封止パッケージ
成形方法における生産性を高めることができる。
【0044】(3) 前記(1)により、レジン11の
計量の変動を防止することができるため、ハイブリット
ICの樹脂封止パッケージ5の体積についてのばらつき
を抑制することができ、その結果、ハイブリットICの
品質および信頼性を高めることができる。
【0045】(4) 一定量のレジン11の供給に際し
て、容器17に注入された全てのレジン11が容器17
から排出されるため、少量のレジンを計量して供給する
場合であっても、容器17の構成を容積計量式のレジン
計量供給装置における注射器の構造に比べて簡単に構成
することができる。
【0046】(5) レジン11の容器17からの送り
出しに際してピストン22を使用することにより、空圧
式のディスペンサ装置によるような圧縮空気の圧送時間
や圧力に関する管理を省略することができる。
【0047】図3は本発明の他の実施例であるレジンの
計量供給装置が使用されているハイブリットICの樹脂
封止パッケージ成形装置を示す各一部省略一部切断正面
図であり、(a)はレジンの容器への注入工程を示す
図、(b)はレジンのポッティング工程を示す図であ
る。
【0048】本実施例2において、容器17Aは上面が
開口されており、この開口部18Aからレジン11が第
1チューブ14によって注入されるようになっている。
容器17Aの吐出口19Aには第2チューブは接続され
ておらず、第2チューブの代わりに移送装置30が重量
計25とポッティングステーション6との間を連絡する
ように架設されている。また、この移送装置30には保
持装置26Aが跨設されており、保持装置26Aは容器
17Aを保持した状態で、移送装置30によって重量計
25とポッティングステーション6との間を移動される
ようになっている。
【0049】さらに、ポッティングステーション6の真
上にはプッシャー24Aが垂直方向下向きに設備されて
おり、このプッシャー24Aによってピストン22Aが
上下動されるようになっている。ピストン22Aは容器
17A内に上面開口部18Aから挿入されて、摺動自在
に嵌入されるようになっている。
【0050】本実施例2において、容器17Aにレジン
11が注入されるに際しては、図3(a)に示されてい
るように、容器17Aは重量計25の上に載置されてい
るとともに、保持装置26Aによる保持は解除された状
態になっている。
【0051】この状態で、レジン11が第1チューブ1
4によって容器17Aにその上面開口部18Aから注入
されて行くと、容器17Aおよびこの容器17Aに注入
されて行くレジン11の総重量は重量計25によって逐
次測定され、その測定結果はコントローラ(図示せず)
に逐次送信される。
【0052】重量計25から送信されて来る重量値が設
定値に達すると、コントローラは各作動部にポッティン
グ作動指令を送信する。この指令に応答して、保持装置
26Aは容器17Aを保持する。保持装置26Aが容器
17Aを保持すると、移送装置30は保持装置26Aを
介して容器17Aをポッティングステーション6に移送
する。
【0053】そして、容器17Aがポッティングステー
ション6に移送されて来ると、プッシャー24Aは前進
作動してピストン22Aを容器17Aに嵌入させて前進
させる。ピストン22Aが容器17A内を前進すると、
容器17A内に注入されているレジン11が吐出口19
Aから吐き出される。吐き出されたレジン11はポッテ
ィングステーション6に送給されているケース4内にポ
ッティングされる。このポッティングされたレジン11
によって、ケース4内には樹脂封止パッケージ5が成形
されることになる。
【0054】以上説明した実施例2によれば、容器17
Aにはチューブが接続されていないため、重量計25に
よって計量される際の風袋の重量を低減させることがで
きる。したがって、総重量に占める風袋の割合が小さく
なるので、容器17Aに注入されて行くレジン11の重
量の測定精度を相対的に高めることができる。
【0055】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0056】例えば、容器内に注入されたレジンを被供
給部であるケースに移す移し手段としては、チューブが
用いられる構成や、容器移送装置が用いられる構成を使
用するに限らない。
【0057】また、容器内に注入されたレジンをケース
に移し替える手段としては、容器内のレジンを押し出す
ピストンが用いられる構成を使用するに限らず、容器を
反転させて排出させる構成や、容器内のレジンをポンプ
によって汲み出す構成等を使用してもよい。
【0058】さらに、レジンの計量供給方法は前記構成
に係るレジンの計量供給装置を使用して実施するに限ら
ない。
【0059】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるハイブ
リットICの樹脂封止パッケージ成形技術に適用した場
合について説明したが、それに限定されるものではな
く、テープ・オートメイティッド・ボンディング(TA
B)構造の樹脂封止パッケージを成形する成形技術等に
おけるレジンの計量供給技術全般に適用することができ
る。
【0060】また、シリコーンレジンの計量供給技術に
適用した場合について説明したが、エポキシ樹脂等の液
状粘稠性樹脂やその他の流動物の計量供給技術全般に適
用することができる。
【0061】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0062】タンクに貯留された流動物が容器に注入さ
れるとともに、容器およびこの容器に注入された流動物
の総重量が重量計によって測定され、重量計の測定値が
予め設定された値になると、コントローラの指令によっ
て、容器に注入された流動物が被供給部に供給がポッテ
ィングステーションされるため、流動物の嵩は重量計の
測定によって一定に維持されることになり、その結果、
流動物の粘度や温度の変化、および、空気の圧力の変動
によって流動物の計量が変動するのを防止することがで
きる。
【0063】流動物の計量の変動を防止することによ
り、流動物の粘度や温度に関する管理の厳格性を緩和す
ることができるため、流動物の供給作業性を高めること
ができる。
【0064】流動物の計量の変動を防止することによ
り、ハイブリットICの樹脂封止パッケージ等の樹脂成
形に際して、樹脂封止パッケージの体積についてのばら
つきを抑制することができ、その結果、樹脂封止パッケ
ージの品質および信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるレジンの計量供給装置
が使用されているハイブリットICの樹脂封止パッケー
ジ成形装置を示す一部切断正面図である。
【図2】そのレジンのポッティング工程を示す拡大部分
正面断面図である。
【図3】本発明の他の実施例であるレジンの計量供給装
置が使用されているハイブリットICの樹脂封止パッケ
ージ成形装置を示す各一部省略一部切断正面図であり、
(a)はレジンの容器への注入工程を示す図、(b)は
レジンのポッティング工程を示す図である。
【符号の説明】
1…ハイブリットIC(半導体装置)、2…セラミック
基板、3…リード、4…ケース、5…樹脂封止パッケー
ジ、6…ポッティングステーション(被供給部)、7…
ハイブリットICの樹脂封止パッケージ成形装置、10
…レジンの計量供給装置(流動物の計量供給装置)、1
1…レジン、12…タンク、13…タンクの出口、14
…第1チューブ、15…ローラーポンプ、16…第1開
閉弁、17、17A…容器、18…容器の供給口、18
A…上面開口部、19、19A…容器の吐出口、20…
第2チューブ、21…第2開閉弁、22、22A…ピス
トン、23…ピストンロッド、24、24A…プッシャ
ー、25…重量計、26…保持装置、27…コントロー
ラ、30…移送装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクに貯留された流動物が容器に注入
    されるとともに、容器およびこの容器に注入された流動
    物の総重量が測定され、 その測定された重量が予め設定された重量になると、容
    器に注入された流動物が被供給部へ移されることを特徴
    とする流動物の計量供給方法。
  2. 【請求項2】 タンクに貯留された流動物が注入される
    容器と、この容器およびこの容器に注入された流動物の
    総重量を測定する重量計と、容器に注入された流動物を
    被供給部へ移す移し手段と、重量計の測定値が予め設定
    された値になった時点で移し手段に移し指令を与えるコ
    ントローラとを備えていることを特徴とする流動物の計
    量供給装置。
  3. 【請求項3】 移し手段が、容器に接続された可撓性を
    有する管と、容器内の流動物を管に押し出すピストンと
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載の流動物
    の計量供給装置。
  4. 【請求項4】 移し手段が、容器を重量計の上から被供
    給部まで移送する移送装置と、容器内の流動物を被供給
    部に排出させる手段とを備えていることを特徴とする請
    求項2に記載の流動物の計量供給装置。
JP8147493A 1993-03-16 1993-03-16 流動物の計量供給方法および装置 Pending JPH06270153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8147493A JPH06270153A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 流動物の計量供給方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8147493A JPH06270153A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 流動物の計量供給方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06270153A true JPH06270153A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13747408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8147493A Pending JPH06270153A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 流動物の計量供給方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06270153A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010509100A (ja) * 2006-11-08 2010-03-25 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド 粘性材料処理制御システム及び方法
JP2012126075A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Apic Yamada Corp 液状樹脂供給装置及び樹脂モールド装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010509100A (ja) * 2006-11-08 2010-03-25 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド 粘性材料処理制御システム及び方法
JP2012126075A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Apic Yamada Corp 液状樹脂供給装置及び樹脂モールド装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4989756A (en) Dispensing apparatus
US4053012A (en) Battery strap mold and anti-drip pouring means
CN107073505A (zh) 用于分配系统的远程批量给料系统以及向分配系统供应粘性材料的方法
JPH0210223A (ja) 流体量モニタ装置
JPH0957834A (ja) 同時充填中空成形機の液体充填方法およびその装置
US8590739B2 (en) Method for operating a pneumatic device for the metered delivery of a liquid and pneumatic device
JPH0129244B2 (ja)
JPH0564832A (ja) 射出樹脂計量方法及びその装置
JPH06270153A (ja) 流動物の計量供給方法および装置
CN104742293A (zh) 树脂成型装置及树脂成型方法
JP2012112358A (ja) 封入剤注入装置及び中空エンジンバルブの製造方法
CN113917950B (zh) 一种液面注胶自动检测装置及自动液面注胶方法
JP2002326607A (ja) シリンジへの液状樹脂の充填装置及び充填方法
JP2002143751A (ja) 処理液分配装置及び方法
JP2611117B2 (ja) 高粘度液体用充填装置
KR20200102921A (ko) 수지 성형 장치 및 수지 성형품의 제조 방법
JPH0427570Y2 (ja)
JPH0663992A (ja) 液状樹脂計量装置
CN220011403U (zh) 一种精准控制进料量的石英砂称重输送设备
JPH10272409A (ja) 定量吐出装置
JPH04244257A (ja) 液体塗布装置及び液体塗布方法
JP2000226098A (ja) 低粘度液体の充填制御方法及びその装置
SU1435945A1 (ru) Способ дозировани жидкости и устройство дл его осуществлени
JP2001278389A (ja) シリンジへの液状樹脂の充填装置及び充填方法
JPH0146392B2 (ja)