JPH06270038A - 精密切削装置 - Google Patents

精密切削装置

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JPH06270038A
JPH06270038A JP8387193A JP8387193A JPH06270038A JP H06270038 A JPH06270038 A JP H06270038A JP 8387193 A JP8387193 A JP 8387193A JP 8387193 A JP8387193 A JP 8387193A JP H06270038 A JPH06270038 A JP H06270038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary blade
cutting
dividing
wafer
chuck table
Prior art date
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Pending
Application number
JP8387193A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Ono
喬利 小野
Kazuma Sekiya
一馬 関家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP8387193A priority Critical patent/JPH06270038A/ja
Publication of JPH06270038A publication Critical patent/JPH06270038A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピンドルの高速回転による熱膨張によって
スピンドルの寸法が変化しても、チャックテーブル上の
ウェーハに対して回転ブレードを正しく割り出し位置決
め出来るようにした精密切削装置を得る。 【構成】 被加工物を保持して切削方向に移動可能なチ
ャックテーブルと、このチャックテーブルの移動方向に
対して直角方向に割り出し移動可能なスピンドルユニッ
トとを具備する精密切削装置において、チャックテーブ
ルとスピンドルユニットとが同一の基台に配設されてお
り、且つスピンドルユニットに装着されているブレード
の割り出し位置を測定するレーザー測定装置が前記基台
に配設されている。回転ブレードの切り刃部にレーザー
光を照射してブレードの割り出し位置を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレードの位置をレー
ザー光等で測定しながら位置決めし切断加工を行うよう
にした精密切削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイサー等の精密切削装置で半導
体ウェーハをダイシングするには、チャックテーブル上
にウェーハを保持し、このチャックテーブルの移動方向
(X軸方向)に対して直角方向(Y軸方向)にスピンド
ルユニットを移動させ、そのスピンドルの先端に取り付
けた回転ブレードをウェーハの切断線に合わせる位置割
り出しを行い、且つスピンドルユニットをその支持台に
対して垂直方向(Z軸方向)に移動させて回転ブレード
の切り込み量を設定し、前記チャックテーブルをX軸方
向に移動して切断するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の精密切削装
置においては、スピンドルの高速回転によってスピンド
ル自身が熱膨張し、寸法が変化して割り出し位置がずれ
てしまい切削精度の低下を来す欠点がある。そこで、本
発明は、スピンドルの高速回転による熱膨張によってス
ピンドルの寸法が変化しても、チャックテーブル上のウ
ェーハに対して割り出し位置がずれないようにした精密
切削装置を提供することを課題としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、被加工物を保持して
切削方向に移動可能なチャックテーブルと、このチャッ
クテーブルの移動方向に対して直角方向に割り出し移動
可能なスピンドルユニットとを具備する精密切削装置に
おいて、前記チャックテーブルとスピンドルユニットと
が同一の基台に配設されており、且つ前記スピンドルユ
ニットに装着されているブレードの割り出し位置を測定
するレーザー測定装置が前記基台に配設されていること
を要旨とするものである。更に、本発明は、回転ブレー
ドの切り刃部にレーザー光を照射してブレードの割り出
し位置を測定すること、一定の温度に保たれた恒温室に
配設されていることを要旨とするものである。
【0005】
【作 用】スピンドルが高速回転による熱膨張によって
寸法が変化しても、その先端に取り付けた回転ブレード
の位置をレーザー測定装置により測定し、回転ブレード
の割り出し位置を正確に決定するようにしたので切削精
度を高精度に保持することが出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳説する。図1において、1は精密切削装置の基台であ
り、その上面にチャックテーブル2が切削方向(X軸方
向)に移動可能に形成されている。即ち、テーブル2は
回転可能なチャックテーブル2aを有し、X軸方向に平
行に配設された一対のガイドレール3に沿って摺動可能
に形成され、テーブル2の下部に取り付けられたナット
(図略)がボールスクリュー4に螺合しており、そのボ
ールスクリュー4をモーター5で回転させることでテー
ブル2をX軸方向に自在に移動させることができる。
【0007】6はスピンドルユニット7を保持する支持
台であり、この支持台6は前記基台1の上に前記X軸方
向に対して直角方向(Y軸方向)に配設された一対のガ
イドレール8に沿って摺動可能に形成され、前記テーブ
ル2と同様にボールスクリュー9をモーター10で回転
させることによりY軸方向に自在に移動させるようにし
てある。従って、スピンドルユニット7は支持台6を介
してY軸方向に移動する。
【0008】前記支持台6は、図2に示すように水平板
6aの下部に読み取りヘッド11が取り付けられ、この
読み取りヘッド11によって前記基台1に設けられたリ
ニアスケール12の目盛りを読み取って支持台6のY軸
方向の移動量を測定できるようにしてある。
【0009】又、前記支持台6は後端部に立上板6bを
有し、この立上板6bの前面に一対のガイドレール13
が垂直方向(Z軸方向)に配設され、このガイドレール
13に前記スピンドルユニット7を取り付けた保持板1
4が摺動自在に係合しており、且つこの保持板14はボ
ールスクリュー15に螺合し、このボールスクリュー1
5をモーター16で回転させることによりZ軸方向に移
動できるようにしてある。従って、スピンドルユニット
7は保持板14を介してZ軸方向に移動する。
【0010】17は前記スピンドルユニット7に装着さ
れたスピンドルであり、その先端部に回転ブレード18
をフランジ等を介してナット等で装着する。
【0011】19はレーザー測定装置であり、前記スピ
ンドルユニット7と対向するようにして基台1の端部に
取り付け、図2に示すようにレーザー光19aを回転ブ
レード18の切り刃部18aに照射してその切り刃部の
位置を測定できるようにしてある。尚、切り刃部18a
に直接レーザー光19aを照射することに代えフランジ
部、ナット部に照射しても良い。
【0012】本発明に係る精密切削装置は上記のように
構成され、この精密切削装置でダイシングするには先ず
ウェーハ20を前記チャックテーブル2a上に保持し、
回転ブレード18をY軸方向に割り出し送りしてウェー
ハ20の切断線に位置合わせしながら切削する。
【0013】この回転ブレード18の割り出し送りにお
いて、図3にフローチャートで示すように予め定められ
ている割り出し送り量に従って回転ブレード18を送り
出し、その送り量Y1 を前記支持台6に取り付けた読み
取りヘッド11でリニアスケール12の目盛りを読み取
ることで検出し、一方前記レーザー測定装置19からレ
ーザー光19aを回転ブレード18の切り刃部18aに
照射して実際の割り出し量Y2 を測定し、CPU(図
略)にてY1 とY2 とを比較しY1 =Y2 の場合は回転
ブレード18をZ軸方向に移動させて適正な切り込み量
を設定し、且つテーブル2をX軸方向に移動させてウェ
ーハ20の切削が遂行される。
【0014】スピンドル17の高速回転によってスピン
ドルが熱膨張し寸法が変化すると、前記Y1 の値とY2
の値が不一致となり、その差ΔYがCPUからの信号に
よって補正され、通常はその差ΔY分だけスピンドルユ
ニット7が動かされ、適正な割り出し位置となった時点
でウェーハ20の切削が遂行される。つまり、スピンド
ル17が高速回転によって長さ寸法に変化を来しても、
その変化量をレーザー測定装置19で検出しCPUを介
して割り出し送りを補正し、回転ブレード18の割り出
し位置を常に正しく決定することが出来る。従って、ス
ピンドルの高速回転による熱膨張によって寸法が変化し
ても、回転ブレードの割り出し位置決めが正確に出来る
ため、ウェーハ20を高精度に切削することが可能とな
る。
【0015】上記の方法では、回転ブレードの送り量と
実際に送られた量との誤差を補償して正確な割り出し位
置を決定するようにしたものであるが、前記レーザー測
定装置のみで回転ブレードの送り量を測定し、CPUで
制御することで回転ブレードの正しい割り出しを遂行す
ることが可能である。この場合は、図4にフローチャー
トで示すように回転ブレード18を割り出し送りし、そ
の割り出し位置をレーザー測定装置19で測定し、その
測定値が所定値に合致するかどうかをCPUで比較し、
所定値に合致している場合は回転ブレード18の割り出
し位置が正しいのでウェーハ20を切削する信号が出さ
れ、所定値に合致していない場合にはY軸方向への割り
出し送りが続行され、所定値に合致した時点でウェーハ
20の切削が遂行される。従って、この場合には読み取
りヘッド11及びリニアスケール12が不要となり、レ
ーザー測定装置がスケールの機能をも果たすものであ
る。
【0016】本発明に係る精密切削装置は、一定の温度
に保たれた恒温室に配設されることが好ましく、又前記
のようにチャックテーブル2とスピンドルユニット7と
が共通の基台1に配設され、且つその基台1にレーザー
測定装置19も取り付けられているため測定基準位置が
特定され、測定誤差が生じ難いと共に、、単純な構成と
することが出来ることから、装置全体を小型コンパクト
に形成することが出来、これにより恒温室での設置スペ
ースが少なくて済むことから極めて経済的である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チャックテーブルに保持したウェーハに対してスピンド
ルユニットを移動させ、回転ブレードの割り出しを行っ
て切削するに際して、レーザー測定装置によりレーザー
光を回転ブレードに照射してその位置を測定し、スピン
ドルユニットの送り量と実際に動いた送り量とを比較演
算し、その差を補正して回転ブレードの割り出し位置を
正確に設定できるようにしたので、例えスピンドルが高
速回転により熱膨張して寸法に変化を来しても、ウェー
ハのダイシングを高精度に確保することが出来る。又、
チャックテーブル、スピンドルユニット、レーザー測定
装置が同一の基台に配設されているため、測定誤差が生
じ難いと共に装置全体を小型コンパクトに形成でき、設
置すべき恒温室等のスペースが少なくて済む効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図2】 その一部破断の正面図である。
【図3】 割り出し誤差を補償する場合のフローチャー
ト図である。
【図4】 レーザー測定装置がスケールとして機能する
場合のフローチャート図である。
【符号の説明】
1…基台 2…テーブル 2a…チャックテーブル
3…ガイドレール 4…ボールスクリュー 5…モーター 6…支持台
6a…水平板 6b…立上板 7…スピンドルユニット 8…ガイ
ドレール 9…ボールスクリュー 10…モーター
11…読み取りヘッド 12…リニアスケール
13…ガイドレール 14…保持板 15…ボー
ルスクリュー 16…モーター 17…スピンドル 18…回転ブ
レード 18a…切り刃部 19…レーザー測定装
置 19a…レーザー光 20…ウェーハ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を保持して切削方向に移動可能
    なチャックテーブルと、このチャックテーブルの移動方
    向に対して直角方向に割り出し移動可能なスピンドルユ
    ニットとを具備する精密切削装置において、前記チャッ
    クテーブルとスピンドルユニットとが同一の基台に配設
    されており、且つ前記スピンドルユニットに装着されて
    いるブレードの割り出し位置を測定するレーザー測定装
    置が前記基台に配設されていることを特徴とする精密切
    削装置。
  2. 【請求項2】 回転ブレードの切り刃部にレーザー光を
    照射してブレードの割り出し位置を測定する、請求項1
    記載の精密切削装置。
  3. 【請求項3】 一定の温度に保たれた恒温室に配設され
    ている、請求項1又は2記載の精密切削装置。
JP8387193A 1993-03-19 1993-03-19 精密切削装置 Pending JPH06270038A (ja)

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JP8387193A JPH06270038A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 精密切削装置

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JP8387193A JPH06270038A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 精密切削装置

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Publication Number Publication Date
JPH06270038A true JPH06270038A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13814729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8387193A Pending JPH06270038A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 精密切削装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002066866A (ja) * 2000-09-04 2002-03-05 Disco Abrasive Syst Ltd ジャバラ装置
US6561066B2 (en) * 2000-04-19 2003-05-13 Disco Corporation Cutting apparatus equipped with a blade aligning means
JP2012104136A (ja) * 1996-06-06 2012-05-31 Boeing Co:The 機械の精度を高めるための方法
CN113618470A (zh) * 2021-08-17 2021-11-09 安徽鑫泰亿达装饰建材有限公司 一种铝型材数控双头精密切割锯床定位机构及其定位方法

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