JPH06269849A - クリーンアウトディスクを用いた複動式直接押出プレス - Google Patents

クリーンアウトディスクを用いた複動式直接押出プレス

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JPH06269849A
JPH06269849A JP6399793A JP6399793A JPH06269849A JP H06269849 A JPH06269849 A JP H06269849A JP 6399793 A JP6399793 A JP 6399793A JP 6399793 A JP6399793 A JP 6399793A JP H06269849 A JPH06269849 A JP H06269849A
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JP
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container
extrusion
dummy block
billet
mandrel
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JP6399793A
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Hiroyoshi Oba
浩義 大庭
Hideki Iwai
英樹 岩井
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 クリーンアウトディスクとフリーダミーブロ
ックをコンテナと同軸上に位置させることによってマン
ドレルをコンテナと同軸上に位置させ,シェル残し押出
中のマンドレルの芯精度を向上させて肉厚精度の高い押
出管を得る。 【構成】 押出ステム8aの前部に配設されてコンテナ
1aとの相対移動によりビレット10の加圧押出をなす
フリーダミーブロック11と,シェル掻き落としを行な
うクリーンアウトディスク12であり,クリーンアウト
ディスクの先端側の小径部にフリーダミーブロックに設
けられた凹部11aに嵌合させると同時に大径部をコン
テナの内壁面に摺接可能に設ける。そして,クリーンア
ウトディスクとフリーダミーブロックによってマンドレ
ル5を係合保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複動式直接押出プレス
に係り,特にフリーダミーブロックと押出ステム間にコ
ンテナ内面をクリーニングするクリーンアウトディスク
を採用することにより,押出中に除去されたコンテナシ
ェルをディスカード,フリーダミーブロック,クリーン
アウトディスクとともに,押出工程の一行程によって取
出すことを可能にしたクリーンアウトディスクを用いた
複動式直接押出プレスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】銅合金の直接押出では表面品質を確保す
るため,押出後,コンテナ内面に付着したコンテナシェ
ルを除去することが必須である。ところで,クリーンア
ウトディスクによってコンテナ内面に付着したコンテナ
シェルの掻き落としを製品押出と同時に行なうことは特
開昭63−299814号公報によって知られている。
【0003】すなわち,同公報には,押出ステムにおけ
るフリーダミーブロックに接合する頭部側に,前記フリ
ーダミーブロックと直列状に,かつフリーダミーブロッ
クとの間にシェル収容スペースを有するクリーンアウト
ディスク(またはクリーンアウトリング)を,コンテナ
の内径と適合する外径のもとに嵌設し,同押出ステムを
用いてコンテナに装填したビレットに対し,ダイスを介
して直接押出を行なえば,フリーダミーブロックによっ
てダイスを経て押出成形されていくビレットの後端に
は,予めシェル形成用代を見込んだ外径のフリーダミー
ブロックによりシェルがコンテナの内面に張付き状に逐
次形成されていくが,フリーダミーブロックの背後に直
列状に設けられたクリーンアウトディスクも押出ステム
と同行し,クリーンアウトディスクの外径はコンテナ内
径と適合径とされているため,ビレット内面に押出進行
とともに形成されていくシェルは,クリーンアウトディ
スクにより剥離されることが記述されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のシェル残し押出における直接押出プレスでは,コン
テナの軸芯と押出ステムの軸芯が同軸上に位置すること
が必須要件となる。もし,両軸が少しでも偏芯している
と,クリーンアウトリング内径側が押出ステム頭部の段
部に嵌設されていても,外径側がコンテナ内径と適合す
ることは困難となるため,コンテナの軸芯と押出ステム
の軸芯を同軸上に位置させるための軸芯調整に多大な時
間を要するといった欠点があった。また,上記従来のシ
ェル残し押出のダイスより押出された製品が中実材のも
のには適合であるが,最近特に需要の多い肉厚精度の高
い押出管を安定して生産しようとするとマンドレルを有
する複動式直接押出プレスを用いることが必要となる。
ところが,シェル残し押出の場合,ダミーブロックの外
径はコンテナ内径より一般的に例えば2〜3mm小さく
製作されているため,フリーダミーブロックのコンテナ
内装填時に偏芯してフリーダミーブロックとコンタナと
は同軸上に位置させることができない。この状態でマン
ドレルによってフリーダミーブロックを介しビレットの
ピアシングを行なうと,コンテナと同軸上に位置したマ
ンドレルの先端部分がコンテナと偏芯状態にあるフリー
ダミーブロックでガイドされてしまうため,ピアシング
が完了した時には,ダイスの軸芯とマンドレルの軸芯と
が同軸にならずにマンドレルの位置精度の影響を受けて
押出管に偏肉が生じ肉厚精度が低くなるといった欠点が
あった。
【0005】本発明は,上記従来の問題点に着目し,ク
リーンアウトディスクとフリーダミーブロックをコンテ
ナと同軸上に位置させることによってマンドレルをコン
テナと同軸上に位置させ,シェル残し押出中のマンドレ
ルの芯精度を向上させて肉厚精度の高い押出管を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明に係るクリーンアウトディスクを用いた複動
式直接押出プレスでは,押出ステムの前部に配設されて
コンテナとの相対移動によりビレットの加圧押出をなす
フリーダミーブロックと,前記フリーダミーブロックと
押出ステム間にあってビレット加圧押出時に生じるシェ
ルの掻き落としを行なうクリーンアウトディスクであっ
て,加圧押出時にビレット側に位置する前記クリーンア
ウトディスクの先端側をフリーダミーブロックに設けら
れた凹部に嵌合可能な小径部に形成するとともに,後端
側をコンテナのビレット装填孔に摺接可能な大径部に形
成し,さらに,前記クリーンアウトディスクとフリーダ
ミーブロックの中央部プレス軸方向にマンドレルを係合
保持する貫通穴を設けた構成にする。
【0007】
【作用】コンテナ内を摺接可能なクリーンアウトディス
クを設け,クリーンアウトディスクの先端側にフリーダ
ミーブロックに設けられた凹部に嵌合保持されているの
で,シェル残し押出中,フリーダミーブロックはコンテ
ナと同芯に保持しながら前進され,生じたコンテナシェ
ルの厚みが均一となり,マンドレルの軸芯もコンテナの
軸芯と同軸上に保持されつつクリーンアウトディスクに
よりコンテナ内面に張付き状に逐次形成されたコンテナ
シェルが剥離される。このため,肉厚精度の高い押出管
が容易に得られる。
【0008】
【実施例】以下,本発明に係るクリーンアウトディスク
を用いた複動式直接押出プレスの具体的実施例を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例に係る
押出状態を示す縦断面図,図2はクリーンアウトディス
クを用いて押出しを行なう押出プレス全体の断面正面
図,図3ないし図14はクリーンアウトディスクを用い
てコンテナシェルを押出工程時に同時除去処理する状態
を示す説明図であって,図3は押出開始前の機器の初期
状態位置を示す正面図,図4はコンテナシール,ビレッ
トローダ上昇を示す正面図,図5はマンドレルの一時前
進状態を示す正面図,図6は押出ステムの前進とNo.
1ビレットローダの下降状態を示す正面図,図7はアプ
セット状態を示す正面図,図8はビレットのピアシング
を示す正面図,図9は押出ステム前進による押出管の押
出しを示す正面図,図10はビレット押出し完了に伴う
マンドレルの後退を示す正面図,図11は切断鋸刃によ
る押出管の切断を示す正面図,図12は押出管の搬送状
態を示す正面図,図13はシェル,ディスカード,フリ
ーダミーブロック,クリーンアウトディスクの取出し状
態を示す正面図,図14は押出開始前の状態を示す正面
図である。
【0009】まず,本発明に係るクリーンアウトディス
クおよびフリーダミーブロックとの組合せによるシェル
残り押出しを行なうとともに押出管を得るために用いる
複動式直接押出プレスを図2により説明する。
【0010】図2において,符号21は固定盤22に取
付けたメインシリンダ,23はメインシリンダ21に摺
動自在に取付けたメインラム,符号20はメインラム2
3に連結した移動枠であり,移動枠20は図示していな
いガイド上を摺動させるようにした。メインラム23は
移動枠20の前進用であり,移動枠20の後退用として
は,固定盤22にシリンダ25を固定し,シリンダ25
のピストンロッド26を移動枠20の一部に固定した。
また,ピアサクロスヘッド27を軸線方向に摺動可能に
設け,ピアサクロスヘッド27を,ピアサシリンダ20
中に摺動自在に取付けたピアサラム28に取付けた。ピ
アサラム28はピアサクロスヘッド27前進用のラムで
ある。ピアサクロスヘッド27には図示しない後退用の
シリンダが取付けてある。
【0011】符号8aは移動枠20の先端に取付けた円
筒状の押出ステム,5は押出ステム8a中に摺動可能に
設けたマンドレルである。マンドレル5はマンドレルホ
ルダ6にねじで締結され,ウォーム機構7によってマン
ドレルホルダ6が回動されたり,マンドレル5とマンド
レルホルダ6間のねじが締付けられたりする。そして,
前記マンドレル5およびマンドレルホルダ6は,メイン
クロスヘッド8に保持され,マンドレル5とメインクロ
スヘッド8とはそれぞれ別々の油圧機構によって往復動
される。
【0012】図2に示すようにコンテナホルダ1は,エ
ンドプラテン2に接して設けられるダイス3に対向する
位置に,油圧シリンダ4によって水平な軸線方向に移動
可能に取付けられ,その内部にコンテナ1aを有し,コ
ンテナ1a内にはビレット10が収納される。また,ダ
イス3はエンドプラテン2とコンテナホルダ1間にあっ
てマシンの半径方向(ビレット10の押出プレス方向と
直交する方向)に往復自在に設けられたダイスライド4
0上に載置されている。このダイスライド40上には押
出プレス位置に設けられたダイス3と離間した位置にあ
るディスカード受け41が連結解除容易なフックで連結
されて配設され,ビレット10の押出時にはダイスライ
ド40を移動してダイス3が押出プレス位置になるよう
にし,ビレット10の押出しが完了し,切断鋸刃で切断
後はダイスライド40を移動してディスカード受け41
を押出プレス中心位置に移動して,押出ステム8aを前
進させディスカード17,フリーダミーブロック11,
シェル14aおよびクリーンアウトディスク12を一体
的にコンテナ1aからディスカード受け41側へ移載可
能に設けられている。一方,コンテナホルダ1とメイン
クロスヘッド8の中間位置には,ビレットローダ9が設
置されており,さらに,このビレットローダ9はNo.
1ビレットローダ9aとNo.2ビレットローダ9bか
ら構成されている。なお,符号11はフリーダミーブロ
ック,18は切断装置を示す。
【0013】次に,図1を用いて本発明に係る関連箇所
を説明する。銅および銅合金系によるビレット10等の
押出成形に当り,ビレット10の表面に鋳造により生成
する酸化膜を除去するために,クリーンアウトディスク
12を用いる。このクリーンアウトディスク12をビレ
ット10の押出時には,押出ステム8aの前端部に位置
させるとともに,クリーンアウトディスク12の前端部
に位置させたフリーダミーブロック11を介してビレッ
ト10を押圧するように構成されている。
【0014】前記クリーンアウトディスク12は,大,
小径の円筒を同軸上に重畳的に配設し外形が段状形成さ
れた一体構造を有しており,小径部の円筒部を構成する
補助リング12bと大径部の円筒部を構成する主リング
12aから構成されている。また,前記主リング12a
の外径D1 をビレット10の押出時にコンテナ1aの内
面に付着したコンテナシェル14を掻き落とし可能なよ
うにコンテナ1aの内径D0 より若干小さくして形成
し,プレス軸方向に挿抜自在に嵌装可能なように微小な
ほぼ零に近い寸法となっている。このことより,主リン
グ12aの外周面部とコンテナ1aの内面間にガタがな
いため,クリーンアウトディスク12をコンテナ1a内
に挿入した状態下ではクリーンアウトディスク12の傾
動が自ずと規制され,コンテナ1aとクリーンアウトデ
ィスク12とが同軸上に位置することになる。また,補
助リング12bの外径D3 を前記主リング12aの外径
1より小径に形成する。特に,コンテナ1aの内径D0
とフリーダミーブロック11の外径D4 間に例えば2
mmの隙間(D0 −D4 )を設けた構成により押出時に
コンテナシェル14残し押出しが行なわれた際,前記主
リング12aにより掻き落とされたシェル14aが逐次
堆積収容されるシェル収容空間部15がフリーダミーブ
ロック11と補助リング12b,主リング12aおよび
コンテナ1a間で囲繞された構成となっている。
【0015】前記クリーンアウトディスク12のプレス
軸方向の中央部には貫通された中央貫通穴12cが設け
られている。特に,補助リング12bの中央貫通穴12
c部にはマンドレル5の外径Dより若干大きい穴径を有
した一定長の突起状のガイド部12dが配設されマンド
レル5を係合保持しており,ビレット10のピアシング
時には,コンテナ1aのビレット10の装填孔に摺接自
在に嵌装された主リング12aと協働しながらコンテナ
1aとマンドレル5とが偏芯することなく同軸上に位置
するようになっている。
【0016】一方,前記クリーンアウトディスク12の
補助リング12bの押出方向前端部には,フリーダミー
ブロック11が配設されており,このフリーダミーブロ
ック11の後端部(補助リング12b側)に円形状に刻
設された凹部11aが形成され,前記補助リング12b
の外径D3 が前記凹部11aに嵌合され落下しないよう
に構成されている。なお,前記凹部11aは円筒形状の
補助リング12bに合わせて円形状としたが,補助リン
グ12bの断面形状を例えば四角形や五角形などの多角
形状にしてもよい。
【0017】また,前記フリーダミーブロック11のプ
レス軸方向中央部にはマンドレル5の外径Dより若干大
きい中央貫通穴11bが穿設されているが,前記したガ
イド部12dとマンドレル5間の隙間とほぼ同一であっ
て,ビレット10の押出時にビレット10の一部が押出
方向と逆行する形でこの隙間に侵入しない程度に形成さ
れている。
【0018】本発明に係るクリーンアウトディスクを用
いた複動式直接押出プレスの作動について述べると,押
出プレス前のダイス3,コンテナホルダ1,ビレットロ
ーダ9および押出ステム8a,マンドレル5の位置関係
(イニシャルポジション)は図3のようになっている。
図3の状態から,まず,コンテナホルダ1を前進させて
コンテナ1aをダイス3に当接するとともに,ビレット
ローダ9上に押出方向からクリーンアウトディスク12
に嵌合されたフリーダミーブロック11とビレット10
を載置する(図4)。次に,ピアサラム28を作動させ
てマンドレル5を一時前進させ(図5),マンドレル5
の先端部をフリーダミーブロック11,クリーンアウト
ディスク12の中央貫通穴11a,12cに挿入し,ビ
レット10の端面に当接する。この後,メインラム23
を左方へ前進させて押出ステム8aの先端をクリーンア
ウトディスク12とフリーダミーブロック11を介して
ビレット10に接触させる(図6)とともに,円形状の
ビレット10をコンテナ1aの装填穴10aへ装入し,
ダイス3,ビレット10およびフリーダミーブロック1
1の各端面を当接してアプセットを完了する(図7)。
【0019】次に,ピアサラム28を作動させてマンド
レル5を前進してビレット10を挿通し,マンドレル5
の先端部をダイス3の製品押出部の中心位置に固定する
(図8)。続いて,メインラム23を再び前進させて押
出ステム8aを前進させてビレット10を押圧し,ダイ
ス3から製品としての押出管13を押出す(図9)。
【0020】ビレット10の押出しが終了した後,先に
ピアサラム28を作動させてマンドレル5を後退し(図
10),次いでメインラム23を作動させて押出ステム
8aを後退する。続いて,コンテナ移動用の油圧シリン
ダ4を作動させてコンテナホルダ1をダイス3から離反
させるとともに,切断装置18を作動させて切断鋸刃1
6を回転させながら下降させることにより押出管13を
切断する(図11)。
【0021】続いて,押出管13は図示しない後面設備
の一部をなすローラテーブルによってエンドプラテン2
の後部側から搬送し除去されるとともに,ダイスライド
40を移動してダイス3からディスカード受け41が押
出プレス位置になるように移動する(図12)。次い
で,コンテナホルダ1を再度前進させてコンテナ1aを
ディスカード受け41に当接させ,この状態でメインラ
ム23を作動させて押出ステム8aを再度前進させ,デ
ィスカード17,フリーダミーブロック11,これに続
くクリーンアウトディスク12およびクリーンアウトデ
ィスクの主リング12aによって掻き落とされて圧縮,
堆積されたシェル14aとを一体的にディスカード受け
41側に移載する(図13)。
【0022】この後,メインラム23を作動させて押出
ステム8aを後退させ右方へ移動するとともに,ピアサ
ラム28を作動させてマンドレル5を後退限まで後退さ
せた後,続いてコンテナホルダ1も後退させダイスライ
ド40を移動後,再度ダイス3を押出プレス中心になる
ように位置させて1プレスサイクルを完了する(図1
4)。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に,本発明に係るクリーンアウトディスクを用いた複動
式直接押出プレスは,押出ステムの前部に配設されてコ
ンテナとの相対移動によりビレットの加圧押出をなすフ
リーダミーブロックと,前記フリーダミーブロックと押
出ステム間にあってビレット加圧押出時に生じるシェル
の掻き落としを行なうクリーンアウトディスクであっ
て,加圧押出時にビレット側に位置する前記クリーンア
ウトディスクの先端側をフリーダミーブロックに設けら
れた凹部に嵌合可能な小径部に形成するとともに,後端
側をコンテナのビレット装填孔に摺接可能な大径部に形
成し,さらに,前記クリーンアウトディスクとフリーダ
ミーブロックの中央部プレス軸方向にマンドレルを係合
保持する貫通穴を設けたことにより,従来のように押出
ステムとコンテナのような厳密な同芯度を必要とせず,
コンテナと押出ステムの両軸芯を粗調整後クリーンアウ
トディスクを押出ステムの前部に配設するだけで,マン
ドレルが自動的にコンテナと同軸上に位置されるため芯
調整の作業時間が大幅に短縮される。さらに,クリーン
アウトディスクによって嵌合状態にあるフリーダミーブ
ロックもシェル残し押出中はコンテナと同軸状態を保持
したまま移動するため,生じたコンテナシェルの厚みが
均一となり,肉厚精度の高い押出管が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る押出状態を示す縦断面図
である。
【図2】クリーンアウトディスクを用いて押出しを行な
う押出プレス全体の断面正面図である。
【図3】押出開始前の各機器の初期状態位置を示す正面
図である。
【図4】コンテナシール,ビレットローダ上昇を示す正
面図である。
【図5】マンドレルの一時前進状態を示す正面図であ
る。
【図6】押出ステムの前進とNo.1ビレットローダの
状態を示す正面図である。
【図7】アプセット状態を示す正面図である。
【図8】ビレットのピアシングを示す正面図である。
【図9】押出ステム前進による押出管の押出しを示す正
面図である。
【図10】ビレット押出し完了に伴うマンドレルの後退
を示す正面図である。
【図11】切断鋸刃による押出管の切断を示す正面図で
ある。
【図12】押出管の搬送状態を示す正面図である。
【図13】シェル,ディスカード,フリーダミーブロッ
ク,クリーンアウトディスクの取出し状態を示す正面図
である。
【図14】押出開始前の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1a コンテナ 3 ダイス 5 マンドレル 5a マンドレルチップ 8a 押出ステム 9 ビレットローダ 10 ビレット 10a ビレット装填穴 11 フリーダミーブロック 11a 凹部 11b,12c 中央貫通穴 12 クリーンアウトディスク 12a 主リング 12b 補助リング 12d ガイド部 13 押出管 14 コンテナシェル 14a シェル 15 シェル収容空間部 17 ディスカード 40 ダイスライド 41 ディスカード受け

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出ステムの前部に配設されてコンテナ
    との相対移動によりビレットの加圧押出をなすフリーダ
    ミーブロックと,前記フリーダミーブロックと押出ステ
    ム間にあってビレット加圧押出時に生じるシェルの掻き
    落としを行なうクリーンアウトディスクであって,加圧
    押出時にビレット側に位置する前記クリーンアウトディ
    スクの先端側をフリーダミーブロックに設けられた凹部
    に嵌合可能な小径部に形成するとともに,後端側をコン
    テナのビレット装填孔に摺接可能な大径部に形成し,さ
    らに,前記クリーンアウトディスクとフリーダミーブロ
    ックの中央部プレス軸方向にマンドレルを係合保持する
    貫通穴を設けたことを特徴とするクリーンアウトディス
    クを用いた複動式直接押出プレス。
JP6399793A 1993-03-23 1993-03-23 クリーンアウトディスクを用いた複動式直接押出プレス Pending JPH06269849A (ja)

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