JP3331891B2 - 複動型押出プレスを用いた押出成形方法およびその装置 - Google Patents

複動型押出プレスを用いた押出成形方法およびその装置

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JP3331891B2 JP34795196A JP34795196A JP3331891B2 JP 3331891 B2 JP3331891 B2 JP 3331891B2 JP 34795196 A JP34795196 A JP 34795196A JP 34795196 A JP34795196 A JP 34795196A JP 3331891 B2 JP3331891 B2 JP 3331891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複動押出プレスに係
わり、ショートストロークの押出方法を用いてビレット
の押出しを行うに際し、ダイスの表面に複数個の先尖状
の突起片を配設するとともに、マンドレルの先端を先尖
部にした構成を採用してビレットを押出し中心に位置に
保持させて押出成形品を得るようにした複動型押出プレ
スを用いた押出成形方法およびその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、金属(例えば銅、アルミニウムな
ど)を複動型押出プレスを用いて押出加工するときは、
図21〜図33に示すようにして行われていた。まず、
コンテナ2を前進させてダイス4に当接する(図2
1)。次いで、NO.1ビレットローダ6aおよびN
O.2ビレットローダ6bうえにビレット8とビレット
8の押出ステム10側にダミーブロック12とを載置
し、ビレットローダ6(6a、6b)を移動させてビレ
ット8とフリーダミーブロック12の芯をコンテナ2の
同軸上に位置させる(図22)。
【0003】そして、マンドレル14の先端部が押出ス
テム10の先端部より少し突出した状態のままメインラ
ム(図示略)を作動させて押出ステム10を前進させて
押出ステム10の先端をフリーダミーブロック12の端
面に接触させる。このとき先にダミーブロック12の中
央に穿設された貫通孔16に前記マンドレル14の先端
部が挿入される。この状態のまま押出ステム10を前進
させると、ビレット8は少しづつコンテナ2内に装填さ
れ、ビレット8がNO.2ビレットローダ6bに受け渡
された時点で、NO.1ビレットローダ6aのみ縮退す
る(図23)。引続き押出ステム10は前進し、まずビ
レット8はダイス4の端面に当接する位置まで装填さ
れ、さらに押出ステム10を前進させるとビレット8は
アプセットされる(図24)。
【0004】次いで、ピアサラム(図示略)を作動させ
てマンドレル14を前進してビレット8を挿通する(図
25)。そして、マンドレル14の先端部をダイス4の
製品押出部の中心位置になるように固定する。続いてメ
インラムを再び前進させて押出ステム10を前進させ、
ビレット8を強力に押圧してダイス4から製品18の管
を押し出す(図26)。
【0005】ビレット8の押出しが終了した後、先にピ
アサラムを作動させてマンドレル14を後退し(図2
7)、次いでメインラムを作動させて押出ステム10を
後退する。続いてコンテナ移動用シリンダ(図示略)を
作動させてコンテナ2をダイス4から離反させるように
移動させた後、切断装置21を作動させて切断鋸刃20
を下降させることにより、製品18とディスカード22
とを切断する(図28)。
【0006】この後、ダイスライド24をマシンの幅方
向に移動(製品20の押出し方向と直交方向)させる
(図29(1)、図29(2))。このダイスライド2
4の左右に離間して配設してあるダイス4とディスカー
ド受け26のうち、ディスカード受け26が押出し中心
位置になるようにダイスライド24を移動さ、ディスカ
ード受け26とコンテナ2を当接させる。この後、N
O.1ビレットローダ6a上に押粕除去用のフリーダミ
ーブロック28を載置させたまま押出し中心位置まで起
立させる(図31)。
【0007】このような状態で、再度、押出ステム10
を前進させるとまずクリーンアウトディスク28に当接
し、引続き押出ステム10を前進させるフリーダミーブ
ロック28によってコンテナ2の内壁面に付着している
薄い皮状のコンテナシェルを剥離、圧縮して最後はブロ
ック状の押粕30となって除去され、最後は図32
(1)に示すように、コンテナ2からディスカード受け
26側に、ディスカード22、フリーダミーブロック1
2、ブロック状の押粕30およびクリーンアウトディス
ク28が重畳化された状態で一体的にコンテナ2外へ押
出し回収していた。
【0008】この後、再度ダイス4が押出し中心となる
ようにダイスライド24をマシンの幅方向に移動させた
後、コンテナ2を前進させてダイス4に当接させる。一
方、押出ステム10が後退限の状態(図33)でマンド
レル14の清掃、潤滑およびコンテナ2内の清掃を行な
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コンテナ2
へのビレット8の装填は図17に示すように行われてい
た。すなわち、通常コンテナ2と押出ステム10間に出
入りするビレットローダ6はNO.1ビレットローダ6
aとNO.2ビレットローダ6bから構成されており、
ビレット8とフリーダミーブロック12はビレットロー
ダ6上に載置された状態で押出中心位置に保持される。
そして、押出ステム10を前進させて押出ステム10の
先端をフリーダミーブロック12の端面に接触させる。
引続き押出ステム10を前進させてビレット8をコンテ
ナ2内に装填した時、ビレット8の上部にはコンテナ2
との間に空間部36ができる。この状態で押出ステム1
0を前進させてアプセットを行うと、ビレット2がコン
テナ2内に充填するため空間部36の方向にビレット2
が流れフリーダミーブロック12も一緒に空間部36の
多い上方部に引き上げられるように移動してしまう(図
18)。
【0010】したがって、フリーダミーブロック12と
コンテナ2とは同軸上に位置させることができない。こ
の状態でマンドレル14によってフリーダミーブロック
12を介してビレット8のピアシングを行うと、コンテ
ナ2と同軸上に位置したマンドレル14の先端部分がコ
ンテナ2と偏芯状態にあるフリーダミーブロック12で
ガイドされてしまうため、ピアシリングが完了した時に
は、ダイス4の軸芯とマンドレル14の軸芯とが同軸に
ならず(図19)にマンドレル14の位置精度の影響を
受けて製品18としての押出管に偏肉が生じ肉厚精度が
低くなるといった欠点があった。
【0011】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、本発明の目的は、ショートストロークの押出
し方法を用いてビレットを複数個の先尖状の突起片を有
したダイスと先端に先尖部を有したマンドレル間で挟持
し、コンテナ内に装填した時、ビレットの上下空間をほ
ぼ等しくなるような状態下で、アプセットしてマンドレ
ルの芯精度を向上させて肉厚精度の高い押出管を得るよ
うにした複動型押出プレスを用いた押出成形方法および
その装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1の発明では、ダイスとコンテナ間
に出入り可能に配設されたビレットローダ上にビレット
とフリーダミーブロックとを載置して押出し中心位置に
保持させた状態で、引続き押出ステムとマンドレルとを
前進してビレットをダイスと押出ステム間で挟持し、さ
らにマンドレルのみを一時前進させて表面に突起部を有
したダイスとマンドレル間でビレットを挟持するように
した。また、本発明の第2の発明では、ショートストロ
ーク可能な複動型押出プレスにおいて、コンテナをダイ
スに当接させた時のコンテナの押出ステム側端面と押出
ステムを保持するステムホルダのコンテナ側端面間の最
大距離をコンテナと押出ステム間にビレットローダを出
入りする押出プレスのストロークと同様にし、本発明の
第3の発明では、ダイスとマンドレルの対向する両端面
にそれぞれ先尖状の突起部を設けた。さらに、本発明の
第4の発明では、先尖状の突起部をダイスの表面に複数
個配設した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る複動型押出
プレスを用いた押出成形方法およびその装置を図1〜図
16を用いて詳細に説明する。
【0014】図1は本発明4係るダイスとマンドレルの
対向する側に先尖状の突起部を設けてビレットを保持し
た時の状態図、図2は図1に示す状態からコンテナに装
填した時の状態図、図3はダイスのコンテナ側端面に先
尖状の突起部を複数の配設した時の詳細図、図4はマン
ドレルのコンテナ側端面に先尖状の突起部を配設した時
の詳細図、図5はマンドレルのメイテナンススペースを
設けた場合の正面図、図6はコンテナ内の清掃スペース
を設けた場合の正面図、図7は本発明の押出プレスの縦
断面図、図8〜図16は本発明の装置を用いて押出管の
製造を行う場合の動作図である。
【0015】図7おいて、符号50は固定盤52に取り
付けたメインシリンダ、54はメインシリンダ50に摺
動自在に取り付けたメインラム、符号56はメインラム
54に連結した移動枠であり、移動枠56は図示してい
ないガイド上を摺動させるようにした。メインラム54
は移動枠56の前進用であり、移動枠56の後退用とし
ては、固定盤52にシリンダ58を固定し、シリンダ5
8のピストンロッド58aを移動枠56の一部に固定し
た。
【0016】また、ピアサクロスヘッド60を軸線方向
に摺動可能に設け、ピアサクロスヘッド60を、ピアサ
シリンダ74中に摺動自在に取り付けたピアサラム62
に取り付けた。ピアサラム62はピアサクロスヘッド6
0前進用のラムである。ピアサクロスヘッド60には図
示しない後退用のシリンダが取り付けてある。
【0017】符号10は移動枠56の先端に取り付けた
円筒状の押出ステム、14は押出ステム10中に摺動自
在に設けられたマンドレル14である。マンドレル14
はマンドレルホルダ64にねじで締結され、ウオーム機
構66によってマンドレルホルダ64が回動されたり、
マンドレル14とマンドレルホルダ64間のねじが締付
けられたりする。
【0018】そして、前記マンドレル14およびマンド
レルホルダ64は、メインクロスヘッド68に保持さ
れ、マンドレル14とメインクロスヘッド68とはそれ
ぞれ別々の油圧機構によって往復動される。また、コン
テナ2はエンドプラテン70に接して設けられるダイス
4に対向する位置に取り付けられ、その内部にコンテナ
ライナ2aを有し、コンテナライナ2a内にはビレット
8が収納されるようになっている。
【0019】また、ダイス9はエンドプラテン70とコ
ンテナ2間にあってマシンの半径方向(ビレット8の押
出プレス方向と直交する方向)に往復自在に設けられた
ダイスライド70上に載置されている。このダイスライ
ド70上には押出プレス位置に設けられたダイス4と離
間した位置にあるディスカード受け26が配設され、ビ
レット8の押出時にはダイスライド72を移動してダイ
ス4が押出プレス位置になるようにし、ビレット8の押
出時しが完了し、切断鋸刃20で切断後はダイスライド
72を移動してディスカード受け26を押出プレス中心
位置に移動して押出ステム10を前進させ、ディスカー
ド22、フリーダミーブロック12、ブロック状の押粕
30およびクリーンアウトディスク28が重畳化された
状態で一体的にコンテナ2からディスカード受け26側
へ移載可能に設けられている。
【0020】一方、コンテナ2とダイス4の中間位置に
は、ビレットローダ6が設置されており、さらに、この
ビレットローダ6はNO.1ビレットローダ6aとN
O.2ビレットローダ6bから構成されている。なお、
符号12はフリーダミーブロック、21は切断装置を示
す。
【0021】次に、本発明のビレット保持手段について
説明する。ダイス4とマンドレル14間に確実にビレッ
ト8を保持できるように、ダイス4のコンテナ2側表面
には図3に示すような複数(本実施例では同一ピッチ円
上に等間隔に4つ)の円錐状の先尖した突起片40が配
設されている。一方、マンドレルの先端にもダイス4と
同様の先尖した突起片42が配設されている。ダイス4
とマンドレル14にそれぞれこうした突起片40、42
を配設することにより、ビレットローダ6に載置されて
押出中心位置に保持されたビレット8をダイス4とマン
ドレル14の押出中心位置に確実に保持できる(図
1)。
【0022】そして、この状態から図2に示すようにビ
レットローダ6を後退させて、引続きコンテナ2をダイ
ス4とに当接する位置まで前進させると、ビレット8を
コンテナライナ2aのほぼ中心位置に保持できるように
なる。このようなコンテナライナ2a内にビレット8を
装填した状態下では、最内径が円形形状を有したコンテ
ナライナ2aと外径が円形形状を有したビレット8間に
はほぼ同一厚みの空間部を形成することができるように
なっている。
【0023】このような状態から、押出ステム10をフ
リーダミーブロック12を介して前進させると、コンテ
ナライナ2a内にアプセットされてビレット8は軸方向
が圧縮されて短くなるとともに、半径方向は圧縮されて
均一に拡径される。しかも拡径の過程ではビレット8は
半径方向は圧縮されて均一に拡径されても、フリーダミ
ーブロック12はもちろんのこと、ビレット8の両端部
も突起片40、42によって確実に保持されているた
め、ビレット8が押出し中心位置からズレルことはない
ため、ピアシングが正確に行え、製品の押出管18に偏
肉を生じることがないようになっている。
【0024】さらに、図5に示すようにコンテナ2をダ
イス4に当接した時のコンテナ2の押出ステム10側端
面と、ステムホルダ78のコンテナ2側端面間の距離
(L)はメインラムストロークと呼ばれる。通常ダイス
4とコンテナ2間よりビレット8を供給するショートス
トロークタイプの押出プレスの場合ショートストローク
としておりメインラムストロークLを短くしているが、
本発明では図5、6に示すように通常ストロークスLに
してマンドレル14の外周面への潤滑油の塗布やコンテ
ナ2内の清掃などの、いわゆるメインテナンススペース
が設けてある。
【0025】次に、複動型押出プレスを用いた押出成形
方について述べる。
【0026】まず、前サイクル時にコンテナ2と押出ス
テム10間はメインラムストローク位置となっている
(図8)。このような状態からメインラム54を作動さ
せて押出ステム10を前進させ押出ステム10をコンテ
ナライナ2a内に挿通状態とする。続いて、ダイス4と
コンテナ2間に縦列配置したビレット8とフリーダミー
ブロック12を載置したまま押出中心位置まで移動させ
る(図9)。
【0027】次いで、メインラム54を作動させて押出
ステム10を前進させてフリーダミーブロック12の端
面に当接させると同時に、ピアサラム62を作動させて
マンドレル14を前進させフリーダミーブロック12の
貫通孔16に挿入する(図10)。引続き押出ステム1
0とマンドレル14とを同調させながら前進させ、ビレ
ット8はダイス4と押出ステム10間で挟持されると同
時に、マンドレル14のみをさらに前進させダイス4の
表面に複数個配設した先尖状の突起部40と、マンドレ
ル14の先端部に配設した先尖部42が図1に示すよう
にビレット8内に入り込み、ビレット8はダイス4とマ
ンドレル14間で確実に保持される。
【0028】この後、ビレットローダ6は退避するとと
もに、コンテナ2がダイス4と当接するまで前進する
(図2)。引続き押出ステム10とマンドレル14とは
同調させながら前進させるとビレット8はアプセットさ
れる(図12)。アプセットが完了すると、ピアサラム
62を作動させてマンドレル14のみ一時前進させビレ
ット8の軸芯方向に貫通孔が穿設(ピアシング)される
(図13)。
【0029】そして、マンドレル14の先端部をダイス
4の製品押出部の中心位置になるように固定する。続い
てメインラム54を再び前進させて押出ステム10を前
進させ、ビレット8を押圧しながら製品18として押出
管を押し出す(図14)。
【0030】ビレット8の押出しが終了した後、先にピ
アサラム62を作動させてマンドレル14を後退し(図
15)、次いでメインラム54を作動させて押出ステム
10を後退する。続いて、コンテナ2をダイス4から離
反させるとともに、切断装置21を作動させて切断鋸刃
20を回転させながら下降させることにより製品として
の押出管18を切断する(図16)。
【0031】続いて、押出管18は図示しない後面設備
の一部をなすローラテーブルによってエンドプラテン7
0の後部側から搬送し除去されるとともに、ダイスライ
ド72を移動してダイス4からディスカード受け26が
押出プレス位置になるように移動する。次いで、コンテ
ナ2を再前進させてディスカード受け26に当接させ、
この後No.1ビレットローダ6aでクリーンアウトデ
ィスク28を押出中心位置まで供給し、次いでメインラ
ム54を作動させて押出ステム10を再度前進させ、コ
ンテナ2からディスカード受け26側に、ディスカード
22、フリーダミーブロック12、ブロック状の押粕3
0およびクリーンアウトディスク28が重畳化された状
態で一体的にコンテナ2外へ押出し移載する。
【0032】この後、メインラム54を作動させて押出
ステム10を後退させ右方へ移動するとともに、続いて
コンテナ2も後退させダイスライド72を移動後、再度
ダイス4を押出プレス中心になるように位置させて1プ
レスサイクルを完了する。
【0033】本発明では、通常ストロークスL(コンテ
ナ2と押出ステム10間でビレットローダ6を前進また
は退避する方式)にしていることから、マンドレル14
の外周面への潤滑油の塗布が自動または手動などで自由
にできる。また、押出ステム10およびマンドレル14
の両方が完全後退させた後は、コンテナ2内の清掃を行
うためのいわゆるメインテナンススペースが取れる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明では、ビレットをダイスとマンドレル間で確
実に挟持され、ビレットの軸芯とプレス中心とが一致し
た状態で引続きコンテナを前進させダイスに当接させた
場合、コンテナライナとビレット間に同一厚みの空間部
を有した同心状にビレットが充填されることとなり、ア
プラセット完了後、この状態でマンドレルを前進してピ
アシングしてもマンドレルの軸芯とプレス中心位置との
ズレがほとんどなく、肉厚精度の高い押出管が用意に得
られる。また、ダイスとマンドレルの両方に突起部を配
設することにより、コンテナへのビレットチャージ時
に、ズレの生じることがなくビレットを挟持する動作が
確実となり、高い精度が保持できる。さらに、メインラ
ムストロークを通常の押出プレスと同様のメインテナン
ス空間を設けることにより、マンドレルへの潤滑油の塗
布やコンテナ内の清掃が自由にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本発明に係るダイスとマンドレル
の対向する側に先尖状の突起部を設けてビレットを保持
した時の状態図である。
【図2】図1に示す状態からコンテナに装填した時の状
態図である。
【図3】ダイスのコンテナ側端面に先尖状の突起部を複
数の配設した時の詳細図である。
【図4】マンドレルのコンテナ側端面に先尖状の突起部
を配設した時の詳細図である。
【図5】マンドレルのメイテナンススペースを設けた場
合の正面図である。
【図6】コンテナ内の清掃スペースを設けた場合の正面
図である。
【図7】本発明の押出プレスの縦断面図である。
【図8】本発明の装置を用いて押出管の製造を行う場合
の動作図である。
【図9】図8に示す続きの動作を示す動作図である。
【図10】図9に示す続きの動作を示す動作図である。
【図11】図10に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図12】図11に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図13】図12に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図14】図13に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図15】図14に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図16】図15に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図17】従来の通常の押出プレスにおけるビレットの
装填状態を示す状態図である。
【図18】従来のアプセット時の状態を示す状態図であ
る。
【図19】図18の要部拡大断面図である。
【図20】偏肉の生じた押出管の断面図である。
【図21】従来の押出プレス装置を用いて押出管の製造
を行う場合の動作図である。
【図22】図21に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図23】図22に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図24】図23に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図25】図24に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図26】図25に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図27】図26に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図28】図27に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図29】図28に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図30】図29に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図31】図30に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図32】図31に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【図33】図32に示す続きの動作を示す動作図であ
る。
【符号の説明】
2 コンテナ 4 ダイス 6、38 ビレットローダ 6a NO.1ビレットローダ 6b NO.2ビレットローダ 8 ビレット 10 押出ステム 12 フリーダミープロック 14 マンドレル 16 貫通孔 18 製品(押出管) 20 切断鋸刃 21 切断装置 22 ディスカード 24 ダイスライド 26 ディスカード受け 28 クリーンアウトディスク 30 ブロック状の押粕 32 潤滑装置 34 コンテナシェル 36 空間部 40 先尖状の突起部 42 先尖部 50 メインシリンダ 52 固定盤 54 メインラム 56 移動枠 60 ピアサクロスヘッド 62 ピアサラム 66 ウオーム機構 68 メインクロスヘッド 70 エンドプラテン 72 ダイスライド 76 油圧シリンダ 78 ステムホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−23427(JP,A) 特開 平6−269850(JP,A) 特開 平10−5853(JP,A) 特開 平5−18714(JP,A) 特開 平3−114611(JP,A) 実開 昭51−119343(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 23/00 - 35/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスとコンテナ間に出入り可能に配設
    されたビレットローダ上にビレットとフリーダミーブロ
    ックとを載置して押出し中心位置に保持させた状態で、
    引続き押出ステムとマンドレルとを前進してビレットを
    ダイスと押出ステム間で挟持し、さらにマンドレルのみ
    を一時前進させて表面に突起部を有したダイスとマンド
    レル間でビレットを挟持するようにしたことを特徴とす
    る複動型押出プレスを用いた押出成形方法。
  2. 【請求項2】 ショートストローク可能な複動型押出プ
    レスにおいて、コンテナをダイスに当接させた時のコン
    テナの押出ステム側端面と押出ステムを保持するステム
    ホルダのコンテナ側端面間の最大距離をコンテナと押出
    ステム間にビレットローダを出入りする押出プレスのス
    トロークと同様にしたことを特徴とする複動型押出プレ
    スを用いた押出成形装置。
  3. 【請求項3】 ダイスとマンドレルの対向する両端面に
    それぞれ先尖状の突起部を設けたことを特徴とする複動
    型押出プレスを用いた押出成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の先尖状の突起部をダイス
    の表面に複数個配設したことを特徴とする複動型押出プ
    レスを用いた押出成形装置。
JP34795196A 1996-12-26 1996-12-26 複動型押出プレスを用いた押出成形方法およびその装置 Expired - Fee Related JP3331891B2 (ja)

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