JPH0712486B2 - 押出加工装置 - Google Patents

押出加工装置

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Publication number
JPH0712486B2
JPH0712486B2 JP3331491A JP3331491A JPH0712486B2 JP H0712486 B2 JPH0712486 B2 JP H0712486B2 JP 3331491 A JP3331491 A JP 3331491A JP 3331491 A JP3331491 A JP 3331491A JP H0712486 B2 JPH0712486 B2 JP H0712486B2
Authority
JP
Japan
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container
extrusion
force
billet
pressing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3331491A
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JPH04274821A (ja
Inventor
昇 大根田
一郎 橋本
浩三 道阪
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 昭和アルミニウム株式会社 filed Critical 昭和アルミニウム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウム、銅等
の金属製の型材の成形に用いられる押出加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び課題】押出加工は、ダイス等を含む押
出工具の後面にコンテナを押し付けた状態に保持し、コ
ンテナ内のビレット金属をその後方からプッシングラム
にて加圧してダイス成形孔に通すことにより行われる
が、従来、プッシングラムが進出してビレットがある程
度の長さ押し進められると、その後、押出工具とコンテ
ナとの間から、ビレット金属の洩れ、いわゆる材料洩れ
を生じることがあった。
【0003】この原因は、押出工具とコンテナとの間の
シール力を、従来では、プラテンに設けられてコンテナ
に連結されたコンテナ進退作動用のシリンダー装置によ
ってコンテナを押出工具側に押圧する力F1 と、ビレッ
ト金属とコンテナ内面との摩擦力F2 とにより得るよう
にしており、そのためコンテナ内のビレットの長さが押
出過程で一定以下に短くなると、ビレット金属とコンテ
ナ内面との摩擦力F2 が小さくなりすぎて、上記シリン
ダーによる押圧力F1 と、摩擦力F2 との合力が材料洩
れ防止に必要なシール力を下回ってしまうことによる。
【0004】このような材料洩れは、型材の製造歩留り
を低下させ、また1サイクルの押出終了ごとに押出工具
とコンテナとの間にたまった押滓を除去する作業を要す
こととなって装置の稼動率を低下させ型材の生産性を悪
くする、などの問題の原因となる。
【0005】この問題の解決策として、上記のコンテナ
進退作動用のシリンダー装置のパワーアップを図ること
が考えられるが、しかし、その場合、シリンダー装置の
大型化を招き、それに伴ってコンテナハウジングの大型
化をも招き、その結果、押出加工装置が大型化し、かつ
その高コスト化を招く等、他の弊害を派生することにな
る。
【0006】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、押出中における、コンテナと押出工具との間から
の材料洩れを防止することができると共に、この材料洩
れを装置の大型化、高コスト化を招くことなく実現する
ことができる押出加工装置を提供とすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的において、この
発明は、コンテナと押出工具との間をシールするように
コンテナを押出工具側に向けて押圧する押圧手段が、プ
ッシングラムとメインラムとを連結するクロスヘッドに
設けられてなることを特徴とする押出加工装置を要旨と
する。
【0008】
【作用】上記構成の押出加工装置では、1サイクルの押
出過程の中で、例えば、ビレットの長さが所定の長さ以
下に短くなった時点で、押圧手段によるコンテナの押圧
を開始する。この押圧手段による押圧力によってコンテ
ナと押出工具との間にシール力が付与され、ビレット金
属の洩れが回避される。この場合、押圧手段による押圧
開始時点では、ビレットとコンテナ内面との摩擦力が低
下しているので、摩擦力とビレット金属の変形力とを合
計した力、即ち押出に必要な力は低くなっており、これ
によるメインラムの余剰力が押圧手段によるコンテナ押
圧力として使用される。
【0009】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0010】第1図に示される押出加工装置において、
(1)はコンテナ、(2)は押出工具で、この押出工具
(2)はコンテナ(1)の前方位置に配置されている。
(3)はエンドプラテン、(4)はビレット金属を加圧
するプッシンクラム、(5)は、メインシリンダー
(6)のメインラム、(7)はクロスヘッドで、プッシ
ングラム(4)とメインラム(5)とを連結している。
なお、(8)はガイドロッドである。
【0011】コンテナ(1)は、コンテナタイヤー(1
a)の外周部にコンテナハウジング(1b)を有し、この
コンテナハウジング(1b)に、エンドプラテン(3)に
内蔵してあるコンテナ進退作動用の油圧シリンダー
(9)の作動ロッド(9a)が連結され、該シリンダー
(9)の作動により、コンテナ(1)が押出工具(2)
に対して接近離反作動されると共に、押出中、押出工具
(2)とコンテナ(1)との間に所定のシール力を付与
するようにされている。
【0012】そして、クロスヘッド(7)には、本発明
における押圧手段としての油圧シリンダー(10)が内蔵
され、その作動ロッド(10a )がクロスヘッド(7)の
前面から前方に進出作動されるものとなされている。該
ロッド(10a )によりコンテナタイヤー(1a)の後面が
押圧され、コンテナ(1)と押出工具(2)との間にシ
ール力が付与される。
【0013】上記構成の押出加工装置では、押出を次の
ように行う。即ち、エンドプラテン(3)に内蔵のシリ
ンダー(9)のロッド(9a)を後退作動して、コンテナ
(1)の前面を押出工具(2)の後面に押し付け、両者
間をシール状態にすると共に、ビレット(B)、例えば
アルミニウム製ビレットをコンテナ(1)内に装填し、
そして、メインシリンダー(6)を作動して、プッシン
グラム(4)を前進作動せしめる。これにより、ビレッ
ト金属(B)が加圧され、該金属が押出工具(2)の成
形孔(2a)に通され、所定断面形状の押出材(A)が成
形されていく。
【0014】このようにして押出が進んで行く過程で、
ビレット(B)の長さが短くなっていき、そのためビレ
ット(B)とコンテナ(1)の内面との間の摩擦力が減
少し、これによりコンテナ(1)と押出工具(2)との
間のシール力が減少していく。そこで、ビレット(B)
の長さが材料洩れを生じない範囲内においてある程度に
まで短くなった適当な時点で、クロスヘッド(7)に内
蔵のシリンダー(10)の作動ロッド(10a )を進出作動
し、該ロッド(10a )にてコンテナタイヤー(1a)の後
面の押圧を開始し、コンテナ(1)と押出工具(2)と
の間のシール力を補強する。なお、その場合のロッド
(10a )によるコンテナ押圧力は、これを大きくすれば
するほどメインラムによる押出のための力が小さくなる
ので、押出遂行が困難とならないような範囲内において
設定すべきである。そして、シリンダー(10)によるコ
ンテナ押圧力は、ビレット(B)とコンテナ(1)の内
面との間の摩擦力が減少していくこととの関係で、経時
的に大きくしていくように制御するのが一般的である
が、場合によっては終始一定に保持してもよいし、極端
な場合には、経時的に小さくしていくというような制御
を行ってもよい。以上により、押初めから押終わりに至
る1サイクルの全押出過程において、コンテナ(1)と
押出工具(2)との間からの材料洩れが防止される。
【0015】なお、押圧手段としては、上記のような油
圧シリンダー(10)によるもののほか、各種の押圧手段
が採用されてもよい。また、押圧手段の作動は、上記の
ような押出開始後の所定時点から開始するものに限ら
ず、ビレット金属の押出に支障を生じない範囲であるな
ら押出当初から行われるものとなされてよい。また、本
発明では、押圧手段を、上記のような補強用として用い
るもののほか、メインのシール用として使用する構成と
なされていてもよい。
【0016】
【発明の効果】上述の次第で、この発明の押出加工装置
は、コンテナと押出工具との間をシールするようにコン
テナを押出工具側に向けて押圧する押圧手段が、プッシ
ングラムとメインラムとを連結するクロスヘッドに設け
られたものであるから、押圧手段の作動により、コンテ
ナと押出工具との間からの押出中の材料洩れを防止する
ことができる、しかも、押出開始後の所定時点以降にお
けるメインラムの余剰力を用いて押圧手段にてコンテナ
と押出工具との間をシールすることにより、シールのた
めにメインラムのパワーを大幅アップする、即ちメイン
シリンダーを大型化するというようなことも必要なく、
そのため、装置の大型化を抑え、コスト的に有利に、材
料洩れ防止を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出加工装置に断面図である。
【符号の説明】
1…コンテナ 2…押出工具 4…プッシングラム 5…メインラム 7…クロスヘッド 10…油圧シリンダー(押圧手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナと押出工具との間をシールする
    ようにコンテナを押出工具側に向けて押圧する押圧手段
    が、プッシングラムとメインラムとを連結するクロスヘ
    ッドに設けられてなることを特徴とする押出加工装置。
JP3331491A 1991-02-28 1991-02-28 押出加工装置 Expired - Lifetime JPH0712486B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3331491A JPH0712486B2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 押出加工装置

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JPH04274821A JPH04274821A (ja) 1992-09-30
JPH0712486B2 true JPH0712486B2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=12383098

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JPH04274821A (ja) 1992-09-30

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