JPH06269307A - 吸盤ファスナーの製造方法 - Google Patents

吸盤ファスナーの製造方法

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JPH06269307A
JPH06269307A JP9641493A JP9641493A JPH06269307A JP H06269307 A JPH06269307 A JP H06269307A JP 9641493 A JP9641493 A JP 9641493A JP 9641493 A JP9641493 A JP 9641493A JP H06269307 A JPH06269307 A JP H06269307A
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JP
Japan
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fastener
sucking
suction cup
printing
sucker
Prior art date
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Pending
Application number
JP9641493A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kawai
秀明 河合
Hideji Kawai
秀治 河合
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JUSHI INSATSUSHIYA KK
Original Assignee
JUSHI INSATSUSHIYA KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幼児用の襁褓カバー、婦人洋装品用ベルト、
袋物等の簡易ファスナーとして使用する吸盤ファスナー
製造方法であり、構造が単純でしかも印刷方法の採用
で、量産が容易に行なうことができるので廉価に製造す
ることができる。また、柔軟質のシートを使用するので
ソフトで厚みがなく使用感に優れているので、特に幼児
の襁褓カバー、婦人和洋装品に使用する場合には異和感
がない。 【構成】 ビニール樹脂その他の柔軟質のプラスチック
シート等の単数または複数のファスナー材の表面(3)
または裏面(4)あるいは両面に、ビニール樹脂、その
他の樹脂を基材とし印刷された後に可撓性で柔軟質化し
た吸盤素材となるインキ様物質(7)を使用してスクリ
ーン印刷方法により任意の形状の吸盤型の紋様を印刷し
て吸盤層(8)を設置した吸盤ファスナー(1)の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幼児用、成人用の襁褓
カバー、婦人洋装品用ベルト、工業用搬送ベルト等また
は袋物、書類ケース等の簡易ファスナーとして使用する
吸盤ファスナーの用途に開発された製品の製造方法であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のベルト、袋物等に使用するファス
ナーとして、金属ホック、釦、あるいはプラスチック等
を鍵型と輪型の2種を組み合わせた商品名マジック・フ
ァスナー、書類入れ封筒、ポリエチレン袋の凹凸の溝型
ファスナー等が周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のファスナー類
は、金属、硬質のプラスチック等を使用しているので、
形状、面積、体積、重量、硬度等が使用箇所および用途
により異和感が感じられるので、例えば幼児または成人
用の襁褓カバーに使用するベルト、和洋装に使用するベ
ルト類に採用する場合には抵抗感があり不便を感じられ
た。また、前述のファスナーも袋物、封筒等のファスナ
ーに使用される凹凸の溝を噛み合わせる方式においても
製造工程が複雑で部品数も多いので製造価格を廉価にす
ることが困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決する方
法として、シート、フィルム等の接合させる貼付面全体
に微細な連鎖状の吸盤層を設けることにより、金具、フ
ック、鍵輪、接着剤等を使用しないで物品等を保持させ
ることが可能となる。その方法として、柔軟質のビニー
ル樹脂またはポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂そ
の他の樹脂によるシートまたはフィルム等のファスナー
材の接着させる面である片面または両面に、ビニール樹
脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、紫外線硬化型樹脂そ
の他の合成樹脂を基材とした、印刷された後に可撓性で
柔軟質の吸盤用物体となるインキ状の物質をスクリーン
印刷等の方法により任意の形状の吸盤型の紋様の吸盤層
を設置する方法により課題を解決することができる。
【0005】
【作用】単数(2)または複数(5、6)の軟質のビニ
ール樹脂その他のプラスチックス・シートまたはフィル
ム等のファスナー材の接合面となる表面(3)または裏
面(4)あるいは両面に、印刷により設置される可撓性
で柔軟質の吸盤層となる素材として、ポリ塩化ビニール
樹脂、酢酸ビニール樹脂、メタ・アクリル樹脂その他の
合成樹脂類を酢酸エチル、メチル・エチル・ケトンその
他の混合溶剤を用いて溶解した物質にリン酸エステル系
またはフタル酸エステル系その他の可塑剤、添加剤等を
配合した吸盤印刷専用のインキ様物質(7)を使用し
て、スクリーン印刷等の方法により任意の形状の吸盤型
の紋様を印刷し、乾燥定着させた吸盤層(8)を設ける
ことにより吸盤ファスナーが製造される。
【0006】吸盤印刷専用のインキ様物質の可塑剤等の
配合比は、印刷されて定着した後の吸盤層が、微粘着性
を帯びる程度に調合させると、吸着するときに気密性が
良好となるので吸盤作用を増加させる効果が認められ
る。また、量産する場合には紫外線硬化樹脂タイプの吸
盤印刷専用インキ様物質を採用すると効率が増加するこ
とが考えられる。
【0007】前述の吸盤素材となるインキ様物質等を印
刷する方法としては、感光ゾル膜の厚い版を使用したス
クリーン印刷方法が適当である。印刷される吸盤層の条
件として、単体の吸盤の内部の空洞室の容積が大きい程
圧着したときの真空度または減圧されての接着度が増強
するので印刷される吸盤素材の肉盛りが出来る限り厚い
ことが好条件となる。
【0008】前述の方法により印刷される吸盤素材の形
状、紋様等は使用する目的により大きさ形状、紋様が異
なるが基本形状としては、円形、楕円形等の連鎖状また
は網目状が基本形となるが、その他の特殊紋様の一例と
しては独立したドーナッツ型、亀甲型、蜂の巣型、レー
ス模様等の形状が効果を認められる。
【0009】
【実施例】実施例として、厚さ0.3ミリメートル程度
の軟質のポリ塩化ビニールシート等(2)の片面(3)
または裏面(4)あるいは両面に、印刷により吸盤層と
なる素材としてポリ塩化ビニール樹脂、酢酸ビニール等
を酢酸エチル、メチル・エチル・ケトン等の混合溶剤お
よびリン酸エステル系のリン酸トリクレシルまたはフタ
ル酸エステル系のフタル酸ジオクチル等の可塑剤を調合
して印刷用インキ様物質(7)に調整を行い、スクリー
ン印刷等の方法により網目状等の連結した形状の吸盤型
の紋様を印刷し乾燥定着させた吸盤層(8)を設けるこ
とにより吸盤ファスナーが製造される。印刷用インキ様
物質は使用する吸盤ファスナーの素材および用途を勘案
して製造された専用の吸盤印刷用のインキを使用するこ
とが良い結果が得られる。
【0010】以下、使用方法の実施例を図面を参照して
説明する。図3、では前述の方法により製造された吸盤
ファスナー(1)の使用方法で、通常では吸盤ファスナ
ー(1)の吸盤層(8)面と、吸盤層が印刷されていな
い面(9)、または別材の印刷されていないファスナー
材とを圧着させて吸盤層内の空気を排出させて吸着して
使用する。図4では、吸盤の吸着特性として、引っ張り
強度には優れているが、引き剥がし強度に劣るという欠
点を改善するための方法として、ファスナー材(2)の
両面(3、4)に吸盤層(8)を設けた吸盤ファスナー
を、連結された複数の吸盤層が印刷されていないファス
ナー材(10、11)により挟み込んで両側から吸着さ
せる方法により改善した方法である。図5では、連結さ
れた複数のファスナー材(5、6)の内側部分(3、
4)に吸盤層を印刷設置し、吸盤層が印刷されていない
ファスナー材(9)を両側より挟み込んだ状態にて吸着
させて使用すると前述の図4、の方式と同様な効果で引
き剥がしに弱いという欠点を改善することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、幼児用、成人用の襁褓カバ
ー、婦人洋装品用ベルト、工業用搬送ベルトのベルト等
または袋物、書類ケース等の簡易ファスナーとして使用
する吸盤ファスナーの用途に開発された製品の製造方法
である。特に、吸盤層を両面または2面に設置したもの
は、吸盤が引っ張り強度には強いが剥離方向の接着力に
は弱いという欠点を充分に補うことができることが従来
のファスナー類とは異なるところである。また、構造が
単純でしかも印刷方法の採用で、量産が容易に行なうこ
とができるので従来の製品に比較して大幅に廉価に製造
することができるので衣料、玩具、文房具等に採用する
ことが容易となる。また、柔軟質のシートまたはフィル
ムを使用するので、ソフトで厚みがなく使用感に優れて
いるので、特に幼児の襁褓カバー、婦人和洋装品に使用
する場合には異和感がなく利点となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸盤ファスナー(1)の全体図である。
【図2】吸盤ファスナー(1)の側面構造説明図であ
る。
【図3】吸盤ファスナー(1)の側面より見た使用状態
の説明図である。
【図4】吸盤層(8)を、両面(3、4)に印刷し設置
した吸盤ファスナー(1)を側面より見た使用状態の説
明図である。
【図5】吸盤層(8)を2枚の吸盤ファスナー(5、
6)の2面(3、4)に印刷して設けた使用状態を側面
から見た説明図である。
【図6】吸盤ファスナーに吸盤層を印刷する工程説明図
である。
【符号の説明】
1 吸盤ファスナー 2 単数のファスナー材 3 吸盤層が印刷される表面 4 吸盤層が印刷される裏面 5 複数のファスナー材(その1) 6 複数のファスナー材(その2) 7 吸盤となるインキ様物質 8 印刷された吸盤層(網目状吸盤) 9 吸盤層が印刷されていない面の被吸着側(その
1) 10 吸盤層が印刷されていない面の被吸着側(そ
の2) 11 吸盤層が印刷されていない面の被吸着側(そ
の3) 12 複数のファスナー(その1、2)の連結部分 13 スクリーン印刷版 14 印刷用スキージ 15 印刷台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニール樹脂その他の柔軟質のプラスチ
    ックシートまたはフィルム等の単数(2)または複数
    (5、6)のファスナー材の表面(3)または裏面
    (4)あるいは両面に、ビニール樹脂、その他の樹脂を
    基材とした、印刷された後に可撓性で柔軟質化した吸盤
    状の素材となるインキ様物質(7)を使用してスクリー
    ン印刷方法等により、吸着作用のある任意の形状の紋様
    を印刷して吸盤層(8)を設置した吸盤ファスナー
    (1)の製造方法。
JP9641493A 1993-03-18 1993-03-18 吸盤ファスナーの製造方法 Pending JPH06269307A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014524843A (ja) * 2011-05-13 2014-09-25 マイラン・グループ 乾式接着剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014524843A (ja) * 2011-05-13 2014-09-25 マイラン・グループ 乾式接着剤
US9132605B2 (en) 2011-05-13 2015-09-15 Mylan Group Dry adhesives comprised of micropores and nanopores
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