JPH06268452A - レベル変換回路 - Google Patents

レベル変換回路

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JPH06268452A
JPH06268452A JP5055824A JP5582493A JPH06268452A JP H06268452 A JPH06268452 A JP H06268452A JP 5055824 A JP5055824 A JP 5055824A JP 5582493 A JP5582493 A JP 5582493A JP H06268452 A JPH06268452 A JP H06268452A
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JP
Japan
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potential
channel mos
field effect
mos transistor
effect transistor
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JP5055824A
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Inventor
Yasuhiko Tsukikawa
靖彦 月川
Hiroyuki Nakao
浩之 中尾
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入出力信号のレベル反転時に流れる貫通電流
が極めて小さなレベル変換回路を提供する。 【構成】 端子1,2間にPチャネルMOSトランジス
タ3,4およびNチャネルMOSトランジスタ5の直列
体と、PチャネルMOSトランジスタ6,7およびNチ
ャネルMOSトランジスタ8の直列体とを並列に接続す
る。トランジスタ4,5のゲートに入力信号VIN1 を入
力し、トランジスタ7,8のゲートに入力信号VIN2
入力する。トランジスタ4,5間のノードN1から出力
信号VOUT1を取出してトランジスタ6のゲートに入力
し、トランジスタ7,8間のノードN2から出力信号V
OUT2を取出してトランジスタ3のゲートに入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レベル変換回路に関
し、特に、第1の電位と、第1の電位よりも高い第2の
電位と、第2の電位よりも高い第3の電位とを用いる半
導体装置において、第1の電位と第2の電位との間でレ
ベルが変化する入力信号を第1の電位と第3の電位との
間でレベルが変化するようにレベル変換するレベル変換
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のレベル変換回路Cの電気回
路図である。このレベル変換回路Cは、接地電位GND
(第1の電位)と電源電位VCC(第2の電位;VCC>G
ND)との間に接続され、内部で高電源電位VPP(第3
の電位;VPP>VCC)を発生する半導体装置内に設けら
れており、PチャネルMOSトランジスタ33のソース
は高電位電源端子31に接続され、そのドレインはノー
ドN31を介してNチャネルMOSトランジスタ34の
ドレインに接続され、NチャネルMOSトランジスタ3
4のソースは接地端子32に接続されている。また、P
チャネルMOSトランジスタ35のソースは高電位電源
端子31に接続され、PチャネルMOSトランジスタ3
5のドレインはノードN32を介してNチャネルMOS
トランジスタ36のドレインに接続され、NチャネルM
OSトランジスタ36のソースは接地端子32に接続さ
れている。PチャネルMOSトランジスタ33のゲート
はノードN32に接続され、PチャネルMOSトランジ
スタ35のゲートはノードN31に接続されている。
【0003】接地電位GNDと電源電位VCCとの間でレ
ベルが変化する第1の入力信号VIN 1 がNチャネルMO
Sトランジスタ34のゲートに入力され、第1の入力信
号V IN1 と相補な第2の入力信号VIN2 がNチャネルM
OSトランジスタ36のゲートに入力され、接地電位G
NDと高電源電位VPPとの間でレベルが変化する第1の
出力信号VOUT1がノードN31から出力され、第1の出
力信号VOUT1と相補な第2の出力信号VOUT2がノードN
32から出力される。
【0004】図6は図5に示したレベル変換回路Cの動
作を示すタイムチャートであり、図6(a)は第1の入
力信号VIN1 を示し、図6(b)は第2の入力信号V
IN2 を示し、図6(c)は第1の出力信号VOUT1を示
し、図6(d)は第2の出力信号VOUT2を示し、図6
(e)はトランジスタ33,34を流れる電流I31を示
し、図6(f)はトランジスタ35,36を流れる電流
32を示している。
【0005】図6を参照して、時刻t0 において第1の
入力信号VIN1 は接地電位GND、第2の入力信号V
IN2 は電源電位VCCであるとする。第2の入力信号V
IN2 が電源電位VCCであるからNチャネルMOSトラン
ジスタ36はオンしており、ノードN32は接地電位G
NDになっている。したがって、第2の出力信号VOUT2
およびPチャネルMOSトランジスタ33のゲートは接
地電位GNDであり、PチャネルMOSトランジスタ3
3はオンしている。一方、第1の入力信号VIN1 が接地
電位GNDであるからNチャネルMOSトランジスタ3
4はオフしており、ノードN31は高電源電位VPPにな
っている。したがって、第1の出力信号VOU T1およびP
チャネルMOSトランジスタ35のゲートは高電源電位
PPであり、PチャネルMOSトランジスタ35はオフ
している。
【0006】次いで、時刻t1 において第1の入力信号
IN1 が電源電位VCC、第1の入力信号VIN2 が接地電
位GNDに変化したとする。これにより、NチャネルM
OSトランジスタ34がオン、NチャネルMOSトラン
ジスタ36がオフし、ノードN31の電位すなわち第1
の出力信号VOUT1が高電源電位VPPから接地電位GND
へ徐々に降下していき、PチャネルMOSトランジスタ
35は時刻t2 においてオンする。PチャネルMOSト
ランジスタ35がオンすると、ノードN32は高電源電
位VPPとなる。したがって、第2の出力信号VOUT2およ
びPチャネルMOSトランジスタ33のゲートは高電源
電位VPPとなり、PチャネルMOSトランジスタ33は
オフする。PチャネルMOSトランジスタ33がオフす
ると、ノードN31は接地電位GNDとなり、第1の出
力信号VOUT1は接地電位GNDとなる。
【0007】したがって、このレベル変換回路Cによれ
ば、接地電位GNDと電源電位VCCとの間でレベルが変
化する入力信号VIN1 ,VIN2 を接地電位GNDと高電
源電位VPPとの間でレベルが変化する出力信号VOUT1
OUT2に変換することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このレ
ベル変換回路Cにあっては、出力信号VOUT1,VOUT2
レベルが変化する時刻t1 から時刻t2 までの間でPチ
ャネルMOSトランジスタ33とNチャネルMOSトラ
ンジスタ34の両方がオンするため、図6(e)に示す
ように、その間PチャネルMOSトランジスタ33およ
びNチャネルMOSトランジスタ34を介して高電位電
源端子31から接地端子32に大きな貫通電流が流れる
という問題があった。その結果、高電位電源の電流供給
能力以上の電流が流れ、高電源電位VPPの電位降下が生
じていた。
【0009】それゆえに、この発明の主たる目的は、入
出力信号のレベル反転時に流れる貫通電流が極めて小さ
なレベル変換回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は第1の電位
と、該第1の電位よりも高い第2の電位と、該第2の電
位よりも高い第3の電位とを用いる半導体装置におい
て、前記第1の電位と第2の電位との間でレベルが変化
する入力信号を前記第1の電位と第3の電位との間でレ
ベルが変化するようにレベル変換するレベル変換回路で
あって、それぞれが前記第3および第1の電位の間に直
列接続される第1の導電形式の第1の電界効果トランジ
スタと、第1の導電形式の第2の電界効果トランジスタ
と、第2の導電形式の第3の電界効果トランジスタ、お
よび前記第2の電界効果トランジスタと前記第3の電界
効果トランジスタの接続点と、前記第1の電界効果トラ
ンジスタの制御電極との間に接続されるラッチ回路を備
え、前記入力信号を前記第2および第3の電界効果トラ
ンジスタのそれぞれの制御電極に与え、前記ラッチ回路
からレベル変換された信号を出力するように構成され
る。
【0011】また、前記第1の電位は接地電位であり、
前記第3の電位が前記半導体装置の内部で発生される電
位であり、前記第1の電界効果トランジスタの第1の電
極を前記第3の電位に接続し、第1の電界効果トランジ
スタの第2の電極を前記第2の電界効果トランジスタの
第1の電極に接続し、第2の電界効果トランジスタの第
2の電極と前記第3の電界効果トランジスタの第2の電
極を接続し、第3の電界効果トランジスタの第1の電極
を前記第1の電位に接続してもよい。
【0012】また、前記第1の電位が接地電位であり、
前記第3の電位が前記半導体装置の内部で発生される電
位であり、前記第1の電界効果トランジスタの第1の電
極を前記第3の電位に接続し、第1の電界効果トランジ
スタの第2の電極を前記第2の電界効果トランジスタの
第1の電極に接続し、第2の電界効果トランジスタの第
2の電極と前記第3の電界効果トランジスタの第2の電
極を接続し、制御信号に応じて第3の電界効果トランジ
スタの第1の電極に与える第1の電位を第2の電位に切
換えるための論理回路を含めてもよい。
【0013】
【作用】この発明にかかるレベル変換回路にあっては、
第3の電位と第1の電位との間に第1の導電形式の第1
および第2の電界効果トランジスタと第2の導電形式の
第3の電界効果トランジスタとを接続し、第2および第
3の電界効果トランジスタの制御電極に入力信号を入力
する。したがって、入力信号のレベルが反転したときに
導電形式の異なる第2および第3の電界効果トランジス
タが同時にオンまたはオフする。よって、レベルの反転
時に第3の電位と第1の電位の間に流れる貫通電流を極
めて小さくすることができる。
【0014】また、第3の電位と第1の電位との間に第
1、第2および第3の電界効果トランジスタのみを接続
し、第1の電位を接地電位とし、第3の電位を半導体装
置内において第2の電位から昇圧された電位とすれば、
回路構成を簡単化することができる。また、この場合も
レベルが反転するときに流れる貫通電流を極めて小さく
することができるので、第3の電位の電位降下が生ずる
ことがない。
【0015】また、制御信号に応じて第3の電界効果ト
ランジスタの第1の電極に与える第1の電位を第2の電
位に切換えるための論理回路を含めれば、制御信号に応
じて第3の電界効果トランジスタを常時オフにすること
ができ、制御信号によってレベル変換回路を非能動化さ
せたり、能動化させたりすることができる。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の一実施例によるレベル変換
回路Aの電気回路図である。このレベル変換回路Aは、
従来例と同様に接地電位GNDと電源電位VCC(VCC
GND)の間に接続され、内部で高電源電位VPP(VPP
>VCC)を発生する半導体装置内に設けられており、P
チャネルMOSトランジスタ3のソースは高電位電源端
子1に接続され、PチャネルMOSトランジスタ3のド
レインはPチャネルMOSトランジスタ4のソースに接
続され、PチャネルMOSトランジスタ4のドレインは
ノードN1を介してNチャネルMOSトランジスタ5の
ドレインに接続され、NチャネルMOSトランジスタ5
のソースは接地端子2に接続されている。
【0017】また、PチャネルMOSトランジスタ6の
ソースは高電位電源端子1に接続され、PチャネルMO
Sトランジスタ6のドレインはPチャネルMOSトラン
ジスタ7のソースに接続され、PチャネルMOSトラン
ジスタ7のドレインはノードN2を介してNチャネルM
OSトランジスタ8のドレインに接続され、Nチャネル
MOSトランジスタ8のソースは接地電位端子2に接続
されている。PチャネルMOSトランジスタ3のゲート
はノードN2に接続され、PチャネルMOSトランジス
タ6のゲートはノードN1に接続されている。
【0018】接地電位GNDと電源電位VCCの間でレベ
ルが変化する第1の入力信号VIN1がPチャネルMOS
トランジスタ4およびNチャネルMOSトランジスタ5
のゲートに入力され、第1の入力信号VIN1 と相補な第
2の入力信号VIN2 がPチャネルMOSトランジスタ7
およびNチャネルMOSトランジスタ8のゲートに入力
され、接地電位GNDと高電源電位VPPの間でレベルが
変化する第1の出力信号VOUT1がノードN1から出力さ
れ、第1の出力信号VOUT1と相補な第2の出力信号V
OUT2がノードN2から出力される。
【0019】つまり、PチャネルMOSトランジスタ
6,7およびNチャネルMOSトランジスタ8はノード
N1とPチャネルMOSトランジスタ3のゲートの間に
接続されたラッチ回路となっており、PチャネルMOS
トランジスタ3,4およびNチャネルMOSトランジス
タ5はノードN2とPチャネルMOSトランジスタ6の
ゲートに接続されたラッチ回路となっている。図2は図
1に示したレベル変換回路Aの動作を示すタイムチャー
トであり、図2(a)は第1の入力信号VIN1 を示し、
図2(b)は第2の入力信号VIN2 を示し、図2(c)
は第1の出力信号VOUT1を示し、図2(d)は第2の出
力信号VOUT2を示し、図2(e)はトランジスタ3,
4,5に流れる電流I1 を示し、図2(f)はトランジ
スタ6,7,8に流れる電流I2 を示している。
【0020】図2を参照して、時刻t0 において第1の
入力信号VIN1 は接地電位GND、第2の入力信号V
IN2 は電源電位VCCであるとする。第2の入力信号V
IN2 が電源電位VCCであるからPチャネルMOSトラン
ジスタ7がオフ、NチャネルMOSトランジスタ8がオ
ンしており、ノードN2は接地電位GNDになってい
る。したがって、第2の出力信号VOUT2およびPチャネ
ルMOSトランジスタ3のゲートは接地電位GNDであ
り、PチャネルMOSトランジスタ3はオンしている。
【0021】一方、第1の入力信号VIN1 が接地電位G
NDであるからPチャネルMOSトランジスタ4がオ
ン、NチャネルMOSトランジスタ5がオフしており、
ノードN1は高電源電位VPPになっている。したがっ
て、第1の出力信号VOUT1およびPチャネルMOSトラ
ンジスタ6のゲートは高電源電位VPPであり、Pチャネ
ルMOSトランジスタ6はオフしている。
【0022】次いで、時刻t1 において第1の入力信号
IN1 が電源電位VCCに、第2の入力信号VIN2 が接地
電位GNDに変化したとする。第1の入力信号VIN1
電源電位VCCになると、NチャネルMOSトランジスタ
5がオンすると同時にPチャネルMOSトランジスタ4
がオフし、ノードN1の電位が急峻に降下して接地電位
GNDとなる。また、同時に第1の出力信号VOUT1およ
びPチャネルMOSトランジスタ6のゲートが接地電位
GNDとなり、PチャネルMOSトランジスタ6はオン
する。また、第2の入力信号VIN2 が接地電位GNDに
なると、PチャネルMOSトランジスタ7がオンすると
同時にNチャネルMOSトランジスタ8がオフし、ノー
ドN2の電位が急峻に上昇して高電源電位VPPとなる。
また、同時に第2の出力信号VOUT2およびPチャネルM
OSトランジスタ3のゲートが高電源電位VPPとなり、
PチャネルMOSトランジスタ3がオフする。
【0023】この実施例においては、第1の入力信号V
IN1 が反転した瞬間にPチャネルMOSトランジスタ4
およびNチャネルMOSトランジスタ5が同時にオンま
たはオフし、第2の入力信号VIN2 が反転した瞬間にP
チャネルMOSトランジスタ7およびNチャネルMOS
トランジスタ8が同時にオンまたはオフする。したがっ
て、入力信号VIN1 ,VIN2 が反転する際に高電位電源
端子1から接地端子2に大きな貫通電流が流れることは
ない。
【0024】なお、この実施例では、接地電位GND、
電源電位VCCおよび高電源電位VPPを用い、高電源電位
PPと接地電位GNDの間にPチャネルMOSトランジ
スタ3,4およびNチャネルMOSトランジスタ5を順
に接続したが、これに限るものではなく、接地電位GN
D、電源電位−VCCおよび低電源電位−VPPを用い、低
電源電位−VPPと接地電位GNDの間に2つのNチャネ
ルMOSトランジスタおよびPチャネルMOSトランジ
スタを順に接続してもよい。
【0025】図3はこの発明の他の実施例によるレベル
変換回路Bの電気回路図である。このレベル変換回路B
にあっては、PチャネルMOSトランジスタ9のソース
は高電位電源端子1に接続されており、PチャネルMO
Sトランジスタ9のドレインはPチャネルMOSトラン
ジスタ10のソースに接続され、PチャネルMOSトラ
ンジスタ10のドレインはノードN4を介してNチャネ
ルMOSトランジスタ11のドレインに接続され、Nチ
ャネルMOSトランジスタ11のソースはノードN3を
介してインバータ12の出力ノードに接続されている。
またPチャネルMOSトランジスタ13のソースは高電
位電源端子1に接続されており、PチャネルMOSトラ
ンジスタ13のドレインはノードN5を介してNチャネ
ルMOSトランジスタ14のドレインに接続され、Nチ
ャネルMOSトランジスタ14のソースは接地端子2に
接続されている。PチャネルMOSトランジスタ13お
よびNチャネルMOSトランジスタ14のゲートはノー
ドN4に接続され、PチャネルMOSトランジスタ9の
ゲートはノードN5に接続される。
【0026】接地電位GNDと電源電位VCCの間でレベ
ルが変化する制御信号VS がインバータ12の入力ノー
ドに入力され、接地電位GNDと電源電位VCCの間でレ
ベルが変化する入力信号VINがPチャネルMOSトラン
ジスタ10およびNチャネルMOSトランジスタ11の
ゲートに入力され、接地電位GNDと高電源電位VPP
間でレベルが変化する出力信号VOUT がノードN5から
出力される。
【0027】つまり、PチャネルMOSトランジスタ1
3およびNチャネルMOSトランジスタ14はノードN
4とPチャネルMOSトランジスタ9のゲートの間に接
続されるラッチ回路となっている。
【0028】図4は図3のレベル変換回路Bの動作を示
すタイムチャートであり、図4(a)は制御信号VS
示し、図4(b)はノードN3の電位VN3を示し、図4
(c)は入力信号VINを示し、図4(d)はノードN4
の電位VN4を示し、図4(e)は出力信号VOUT を示
し、図4(f)はトランジスタ9,10,11に流れる
電流I3 を示している。
【0029】図4を参照して、初期状態において制御信
号VS および入力信号VINは接地電位GNDであり、ノ
ードN4の電位VN4は履歴により高電源電位VPPである
ものとする。このとき、制御信号VS が接地電位GND
であるからノードN3の電位VN3は電源電位VCCになっ
ており、入力信号VINが接地電位GNDであるからPチ
ャネルMOSトランジスタ10がオンし、NチャネルM
OSトランジスタ11がオフしている。また、ノードN
4が高電源電位VPPであるからPチャネルMOSトラン
ジスタ13がオフ、NチャネルMOSトランジスタ14
がオンし、ノードN5が接地電位GNDになっている。
したがって、出力信号VOUT が接地電位GNDであり、
PチャネルMOSトランジスタ10がオンしている。こ
の状態においては、入力信号VINを反転させてもNチャ
ネルMOSトランジスタ11のゲートの電位がソースの
電位(すなわち電源電位VCC)より高くなることがな
く、また、PチャネルMOSトランジスタ11のゲート
の電位がソースの電位(すなわち高電源電位VPPより高
くなることがない。したがって、入力信号VINのレベル
に関係なくPチャネルMOSトランジスタ10は常にオ
ン、NチャネルMOSトランジスタ11は常にオフし、
出力信号VOUT は常に接地電位GNDになっている。
【0030】次いで、時刻t0 において制御信号VS
接地電位GNDから電源電位VCCに切換えると、ノード
N3の電位VN3が電源電位VCCから接地電位GNDに切
換わり、回路Bが能動化する。すなわち、続く時刻t1
において入力信号VINが接地電位GNDから電源電位V
CCに反転すると、NチャネルMOSトランジスタ11が
オンすると同時にPチャネルMOSトランジスタ10が
オフし、ノードN4の電位VN4が急峻に降下して接地電
位GNDになる。また、同時にPチャネルMOSトラン
ジスタ13がオン、NチャネルMOSトランジスタ14
がオフし、ノードN5の電位すなわち出力信号VOUT
急峻に上昇して高電源電位VPPになるとともにPチャネ
ルMOSトランジスタ9がオフする。
【0031】この実施例においては、入力信号VINをP
チャネルMOSトランジスタ10およびNチャネルMO
Sトランジスタ11のゲートに入力しているので、入力
信号VINが反転した瞬間にPチャネルMOSトランジス
タ10およびNチャネルMOSトランジスタ11が同時
にオンまたはオフする。したがって、入力信号VINが反
転する際に高電源電位VPPから接地電位GNDに大きな
貫通電流が流れることはない。
【0032】なお、この実施例では、制御信号VS に応
じてノードN3の電位VN3を切換えるための論理回路と
してインバータ12を用いたが、これに限るものではな
く、NOR回路やNAND回路を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
信号のレベルが反転したときに第1の電位と第2の電位
の間に直列接続された導電形式の異なる第2および第3
の電界効果トランジスタが同時にオンまたはオフするの
で、レベルの反転時において第3の電位と第1の電位の
間に大きな貫通電流が流れることがない。
【0034】また、第3の電位と第1の電位との間に第
1、第2および第3の電界効果トランジスタのみを接続
し、第1の電位を接地電位、第3の電位を半導体装置内
において第2の電位から昇圧された電源電位とすれば、
回路構成を簡単化することができる。また、この場合も
レベルが反転するときに流れる貫通電流を極めて小さく
することができるので、第3の電位の電位降下が生ずる
ことがない。
【0035】また、制御信号に応じて第3の電界効果ト
ランジスタの第1の電極に与える第1の電位を第2の電
位に切換えるための論理回路を含めれば、制御信号に応
じて第3の電界効果トランジスタを常時オフすることが
でき、制御信号によって回路を非能動化させたり、能動
化させたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるレベル変換回路の電
気回路図である。
【図2】図1に示したレベル変換回路の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図3】この発明の他の実施例によるレベル変換回路の
電気回路図である。
【図4】図3に示したレベル変換回路の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図5】従来のレベル変換回路の電気回路図である。
【図6】図5に示したレベル変換回路の動作を示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】 3,6,9 PチャネルMOSトランジスタ(第1の電
界効果トランジスタ) 4,7,10 PチャネルMOSトランジスタ(第2の
電界効果トランジスタ) 5,8,11 NチャネルMOSトランジスタ(第3の
電界効果トランジスタ) 12 インバータ(論理回路) VIN,VIN1 ,VIN2 入力信号 VOUT ,VOUT1, VOUT2 出力信号 GND 接地電位(第1の電位) VCC 電源電位(第2の電位) VPP 高電源電位(第3の電位)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電位と、該第1の電位よりも高い
    第2の電位と、該第2の電位よりも高い第3の電位とを
    用いる半導体装置において、前記第1の電位と第2の電
    位との間でレベルが変化する入力信号を前記第1の電位
    と第3の電位との間でレベルが変化するようにレベル変
    換するレベル変換回路であって、 それぞれが前記第3および第1の電位の間に直列接続さ
    れる第1の導電形式の第1の電界効果トランジスタと、
    第1の導電形式の第2の電界効果トランジスタと、第2
    の導電形式の第3の電界効果トランジスタ、および前記
    第2の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トラ
    ンジスタの接続点と、前記第1の電界効果トランジスタ
    の制御電極との間に接続されるラッチ回路を備え、 前記入力信号を前記第2および第3の電界効果トランジ
    スタのそれぞれの制御電極に与え、前記ラッチ回路から
    レベル変換された信号を出力することを特徴とする、レ
    ベル変換回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の電位は接地電位であり、前記
    第3の電位が前記半導体装置の内部で発生される電位で
    あり、前記第1の電界効果トランジスタの第1の電極を
    前記第3の電位に接続し、第1の電界効果トランジスタ
    の第2の電極を前記第2の電界効果トランジスタの第1
    の電極に接続し、第2の電界効果トランジスタの第2の
    電極と前記第3の電界効果トランジスタの第2の電極を
    接続し、第3の電界効果トランジスタの第1の電極を前
    記第1の電位に接続したことを特徴とする請求項1に記
    載のレベル変換回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の電位が接地電位であり、前記
    第3の電位が前記半導体装置の内部で発生される電位で
    あり、前記第1の電界効果トランジスタの第1の電極を
    前記第3の電位に接続し、第1の電界効果トランジスタ
    の第2の電極を前記第2の電界効果トランジスタの第1
    の電極に接続し、第1の電界効果トランジスタの第2の
    電極と前記第3の電界効果トランジスタの第2の電極を
    接続し、制御信号に応じて第3の電界効果トランジスタ
    の第1の電極に与える第1の電位を第2の電位に切換え
    るための論理回路を含むことを特徴とする請求項1に記
    載のレベル変換回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004042923A1 (ja) * 2002-11-06 2004-05-21 Nec Corporation レベル変換回路
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