JPH06268420A - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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Publication number
JPH06268420A
JPH06268420A JP5081317A JP8131793A JPH06268420A JP H06268420 A JPH06268420 A JP H06268420A JP 5081317 A JP5081317 A JP 5081317A JP 8131793 A JP8131793 A JP 8131793A JP H06268420 A JPH06268420 A JP H06268420A
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JP
Japan
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antenna
antenna element
holder
bush
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP5081317A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Sato
英樹 佐藤
Tsutomu Kobayashi
力 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナの引き出し状態での振れに起因する
衝撃音を軽減し、無線通信中の異音を防止する。 【構成】 アンテナ4を携帯無線機等の筐体に取り付け
るためのホルダー19の一端に凹部19cを形成し、凹
部19cにゴムや合成樹脂等のような緩衝材製のブッシ
ュ31を圧入固着する。ブッシュ31における内孔31
aの孔径をホルダー19のアンテナエレメント6を摺動
可能に挿入する貫通孔19aの孔径より小径に形成し、
アンテナが振れた時の金属同士の衝突を排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スピーカーを内蔵す
る携帯型の無線機器等に収納可能に組み付けられるアン
テナに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の携帯無線通信機のアンテ
ナを引き伸ばした状態を示す斜視図、図11はアンテナ
を無線通信機内に収納した状態を示す斜視図、図12は
同アンテナの斜視図、図13は同アンテナの断面図、図
14は同アンテナのホルダーとストッパーの嵌合当接状
態を詳細に示す断面図である。
【0003】図10および図11において、無線機本体
1はその前面側にスピーカー2を内蔵し、その背面側に
電池パック3を組み込み、その側部内側にアンテナ収納
空間部13を備え、アンテナ収納空間部13上の頭部に
インサート金具11を装着し、このインサート金具11
にホルダー9を締結し、アンテナ4を無線機本体1の頭
部に引き出し可能に備える。
【0004】図12および図13において、上記アンテ
ナ4は電気的機能部分であるフレキシブルな鋼線製のア
ンテナエレメント6を有する。アンテナエレメント6は
その表面が樹脂製のエレメントチューブ6aで覆われ、
その頭部(一端部に相当する)に筒形の金属製のキャッ
プスリーブ7を外嵌しその中間部(図示A部参照)をか
しめ付にて固定し、アンテナキャップ5に射出成型等の
方法により一体成形したキャップインサート金具12を
キャップスリーブ7の先端部に外嵌し、スリーブねじ部
7aにキャップねじ部12aをねじ込んで固定すること
によって、アンテナエレメント6の頭部に樹脂製のアン
テナキャップ5を設ける。アンテナエレメント6の他端
部を金属製のホルダー9の軸心部に形成した貫通孔9a
に摺動可能に挿入しておき、そのアンテナエレメント6
の他端部に筒形の金属製のストッパー8を外嵌しその下
端部(図示B部参照)をかしめ付けにて固定する。これ
によって、ホルダー9はアンテナエレメント6を軸方向
へ自由に摺動できるもののアンテナキャップ5あるいは
ストッパー8を越えて外れることはない。ストッパー8
のキャップ側端にはアンテナエレメント6を包囲するス
トッパースリーブ8aを同材にて連設してある。ホルダ
ー9のストッパー側外周面はインサート金具11にねじ
込むための雄ねじ部9bになっており、この雄ねじ部9
bの端部にアンテナエレメント6を包囲するばね部10
を同材にて連設してある。ばね部10は軸方向に適当な
長さのスリット10aを1本もしくは複数本設け、同時
に先端部をキャップスリーブ7の外径およびストッパー
スリーブ8aの外径よりもわずかに小さい内径に絞り込
むことで、ばね部10がキャップスリーブ7もしくはス
トッパースリーブ8aを通過する際、上記径のわずかな
違いによるばね部10のたわみ変形により適当な保持力
が得られる。
【0005】次に動作について説明する。アンテナ4を
無線機本体1から引き出すときは、アンテナキャップ5
をつまんだまま、ばね部10の先端がストッパー8に突
き当たるまでアンテナエレメント6を引き出す。このと
き、図14に示すように、ストッパースリーブ8aの先
端はホルダー9の貫通孔9a内を通過してホルダー9よ
り外側に突出し、ばね部10にストッパースリーブ8a
を包囲する位置関係にあり、上記ばね部10の保持力に
よってアンテナエレメント6は無線機本体1の頭部より
引き出された状態を保つ。このアンテナ4を引き出した
状態において、無線機本体1の内部回路からインサート
金具11に供給された高周波電力は金属製のホルダー9
からばね部10、金属製のストッパー8、そして最終的
にはアンテナエレメント6へと供給される。また逆に、
アンテナ4を無線機本体1の内部に収納するときは、ア
ンテナキャップ5もしくはアンテナエレメント6をつま
んだまま、アンテナキャップ5の底面がホルダー9の上
面に突き当たるまでアンテナエレメント6を押し込む。
このとき、アンテナエレメント6及びストッパー8は無
線機本体1内部のアンテナ収納空間部13内に収納さ
れ、ばね部10はキャップスリーブ7を包囲する位置関
係にあり、上記ばね部10の保持力によってアンテナエ
レメント6は無線機本体1の内部に収納された状態を保
つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のアンテナ
エレメント6を最大限に引き出した状態においては、ス
トッパースリーブ8aをホルダー9内より突出させ、ア
ンテナエレメント6が最大限の引き出し状態であること
を操作者に認識させ、それ以上アンテナエレメント6を
引き出さないよう指示してアンテナ4を保護すると同時
に、エレメントチューブ6aがアンテナエレメント6の
振れによりホルダー9の貫通孔9aの周縁角部に接触し
て損傷しないような構造になっている。このため、無線
機本体1を手に持ち、図15に示すようにアンテナ4を
引き出し、スピーカー2の部分を耳に当てて使用中、ア
ンテナエレメント6が仮想線で示すように振れ、その振
れが大きいと、その振れに伴って金属製のストッパース
リーブ8aが金属製のホルダー9に衝突することがあ
る。
【0007】これを図16で説明すると、ストッパース
リーブ8aとホルダー9の嵌合部分において、ストッパ
ースリーブ8aの外径d2は、ホルダー9のばね部10
の下側の内径d1より少し大きく、かつホルダー9の貫
通孔9aの孔径d3よりも少し小さい関係にある(d3
>d2>d1)。そしてアンテナエレメント6が振れた
場合、上記d3>d2>d1の寸法関係により、ストッ
パー8とばね部10の先端との突き当たり部分を支点と
してアンテナエレメント6が振れ、d2とd3間の僅か
な隙間でストッパースリーブ8aがホルダー9に衝突す
るのである。
【0008】このストッパースリーブ8aとホルダー9
との衝突が発生すると、それは金属同士の衝突であり、
その金属同士の衝撃音がホルダー9、インサート金具1
1、無線機本体1の筐体を通して操作者の耳に可聴音と
なって伝わり、無線通話時の不快な音となる。
【0009】従って本発明はこのような問題点を解消す
るために、アンテナの引き出し状態での振れに起因する
衝撃音を軽減するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は金属製のホル
ダーの貫通孔に摺動可能に挿入したアンテナエレメント
の一端にキャップを固定すると共に他端に金属製のスト
ッパーを固定したアンテナにおいて、上記アンテナエレ
メントの振れによって金属同士の衝撃音が発生するとい
う問題を解消すべく、ホルダー側に緩衝手段を設け、ア
ンテナエレメントが振れても金属同士の衝突とならない
ようにし、操作者への不快な可聴音の発生を阻止するア
ンテナを提供する。
【0011】その具体的な手段として、第1の発明は金
属製のホルダーのキャップ側端にアンテナエレメントを
包囲する環状の凹部を設け、この凹部内に緩衝材製の筒
形のブッシュを固着し、このブッシュの前記アンテナエ
レメントを摺動可能に包囲する内孔の孔径を前記ホルダ
ーの貫通孔の孔径より小径に形成した。
【0012】第2の発明は第1の発明におけるブッシュ
の内孔のストッパー側周縁に案内面を設けた。
【0013】第3の発明は第1の発明におけるブッシュ
の内孔のキャップ側周縁に前記アンテナエレメントに摺
接する環状のシールリップを突出した。
【0014】第4の発明は上記ホルダーに貫通孔内面よ
り突出する緩衝材製の突起を周方向へ等間隔配置にて3
ケ所以上に設けた。
【0015】第5の発明は第4の発明におけるホルダー
の貫通孔のキャップ側周縁に前記アンテナエレメントに
摺接する環状のシールリップを突出した。
【0016】
【作用】第1の発明によれば、金属製のホルダーのキャ
ップ側に固着したブッシュが緩衝材であると共に、この
ブッシュの内孔径がホルダーの貫通孔径より小径である
ので、アンテナエレメントが振れてもホルダーに衝突す
る以前にブッシュに衝突し、その衝撃をブッシュが吸収
する。また、アンテナエレメントの最大限引き出し状態
において、例えば金属製のストッパースリーブがホルダ
ーより突出する構造にしたとしても、上記アンテナエレ
メントの振れによりストッパースリーブがブッシュに衝
突するだけで、金属同士の衝突とはならず、ブッシュを
構成する緩衝材との衝突であるので、その衝撃音も軽減
する。さらに、ブッシュが筒形でその内孔にアンテナエ
レメントを摺動するので、ブッシュ内孔がアンテナエレ
メントの外周面に引っ掛かることなく、アンテナエレメ
ントを引き出せる。
【0017】第2の発明によれば、上記第1の発明の作
用に加え、アンテナエレメントの引き出し時において、
ストッパーがストッパースリーブを有する場合に、ブッ
シュ内孔に設けた案内面がストッパースリーブをブッシ
ュ内孔へ導入し、アンテナエレメントの引き出しが円滑
となる。
【0018】第3の発明によれば、上記第1の発明の作
用に加え、ブッシュに設けた環状のシールリップがアン
テナエレメントに摺接し、アンテナエレメントとホルダ
ーとの嵌合部分からの水の侵入を防止する。
【0019】第4の発明によれば、ホルダーに設けた突
起が緩衝材であると共に、この突起がホルダーの貫通孔
内面に突出しかつ周方向へ等間隔配置にて3ケ所以上設
けてあるので、上記アンテナエレメントの振れに対する
衝撃吸収、衝撃音軽減に加えて、突起に対するアンテナ
エレメントの片寄りがなく、アンテナエレメントの引き
出しが円滑となる。
【0020】第5の発明によれば、上記第4の発明の作
用に加え、ホルダーに設けた環状のシールリップがアン
テナエレメントに摺接し、上記第3の発明と同様に、ア
ンテナエレメントとホルダーとの嵌合部分からの水の侵
入を防止する。
【0021】
【実施例】この発明の実施例を図1乃至図9を用いて、
前述した従来例と同一部分に同一符号を付して詳述す
る。 実施例1.図1は実施例1のアンテナを示す斜視図、図
2は同アンテナの断面図、図3は同アンテナのホルダー
とストッパーの嵌合当接状態を詳細に示す断面図、図4
は同アンテナのホルダーとブッシュを分解して詳細に示
す断面図である。図1および図2において、アンテナ4
は電気的機能部分であるフレキシブルな鋼線製のアンテ
ナエレメント6を有し、アンテナエレメント6の表面は
樹脂製のエレメントチューブ6aで覆われ、アンテナエ
レメント6の頭部には筒形の金属製のキャップスリーブ
7を外嵌しその中間部(図示A部)をかしめ付にて固定
する。キャップスリーブ7の先端にはアンテナキャップ
5に一体成形したキャップインサート金具12を外嵌
し、スリーブねじ部7aにキャップねじ部12aをねじ
込んで固定することにより、アンテナエレメント6の頭
部に樹脂製のアンテナキャップ5を設ける。アンテナエ
レメント6の他端部を金属製のホルダー19の軸心部に
形成した貫通孔19aに摺動可能に挿入しておき、その
アンテナエレメント6の他端部に筒形の金属製のストッ
パー8を外嵌しその下端部(図示B部)をかしめ付けに
て固定する。これによって、ホルダー19はアンテナエ
レメント6を軸方向へ自由に摺動できるもののアンテナ
キャップ5あるいはストッパー8を越えて外れることは
ない。ストッパー8のキャップ側端にはアンテナエレメ
ント6を包囲する筒形のストッパースリーブ8aを同材
にて連設してある。ホルダー19のストッパー側外周面
はインサート金具11(図8参照)にねじ込むための雄
ねじ部19bになっており、この雄ねじ部19bの端部
にアンテナエレメント6を包囲する筒形のばね部10を
同材にて連設してある。ばね部10は軸方向に適当な長
さのスリット10aを1本もしくは複数本設け、その先
端部をキャップスリーブ7の外径およびストッパースリ
ーブ8aの外径よりもわずかに小さい内径に絞り込むこ
とで、ばね部10がキャップスリーブ7もしくはストッ
パースリーブ8aを通過する際、上記径のわずかな違い
によるばね部10のたわみ変形により適当な保持力が得
られる。
【0022】上記ホルダー19のキャップ側端には、図
3および図4に示すように環状の凹部19cを形成す
る。凹部19cは貫通孔19aより大径であって、これ
は貫通孔19aに嵌合したアンテナエレメント6を包囲
する。凹部19c内にはブッシュ31を固着する。ブッ
シュ31は、ゴムまたは合成樹脂などのような弾性を有
する緩衝材で円筒形に形成される。このブッシュ31は
凹部19c内に圧入され、その外周面と一端面を凹部1
9cの内周面と環状底面に密接し、その他端面をホルダ
ー19の上面と略面一にする。ブッシュ31の内孔31
aはホルダー19の貫通孔19aに嵌合したアンテナエ
レメント6を摺動可能に包囲し、内孔31aのストッパ
ー側周縁(一端側周縁)に案内面31bを形成する。案
内面31bはキャップ5側からストッパー8側に行くに
従って径が徐々に大きくなる傾斜面を内孔31aの全周
に形成した環状になっており、その拡開口端の孔径はブ
ッシュ31をホルダー19の凹部19cに固着した状態
において貫通孔19aの孔径と同一かそれ以上となるよ
うに設定する。
【0023】上記ブッシュ31の内孔31aの孔径d4
は、図5に示すようにホルダー19の貫通孔19aの孔
径d3より小径で、かつばね部10の下側の内径d1よ
り少し大きく、しかもストッパースリーブ8aの外径d
2よりも少し大きい関係にある(d3<d4>d2>d
1)。
【0024】次に動作について説明する。上記のように
構成したアンテナ4のホルダー19の雄ねじ部19bを
図8に示す無線機本体1のインサート金具11にねじ込
んで、アンテナ4を無線機本体1の頭部に取り付け、ば
ね部10の先端がストッパー8に突き当たるまでアンテ
ナエレメント6を引き出すと、ブッシュ31が筒形でそ
の内孔31aにアンテナエレメント6が摺動するので、
内孔31aがアンテナエレメント6の外周面に引っ掛か
ることなく、アンテナエレメント6を円滑に引き出すこ
とができる。
【0025】上記ストッパースリーブ8aの先端がホル
ダー19の貫通孔19a内からブッシュ31の内孔31
a内側に移動するとき、ストッパースリーブ8aの先端
が案内面31bにて内孔31a内へと導入され、アンテ
ナエレメント6の引き出しが円滑に行える。
【0026】引き続き、ばね部10の先端がストッパー
8に突き当たると、図3に示すように、ストッパースリ
ーブ8aの先端はホルダー19より外側に突出し、アン
テナエレメント6の引き出し状態がばね部10の保持力
により保たれる。この状態において、無線機本体1の内
部回路からの高周波電力は従来と同様の経路でアンテナ
エレメント6に供給される。また、アンテナ4の無線機
本体1への収納も従来と同様に行うことにより、収納さ
れたアンテナエレメント6の収納状態はばね部10の保
持力によって保たれる。
【0027】上記アンテナエレメント6を最大限に引き
出した状態においては、ストッパースリーブ8aはホル
ダー19の貫通孔19aより孔径の小さな内孔31aを
有するブッシュ31で包囲されている。このため、無線
機本体1を手に持ち、アンテナ4を引き出し、スピーカ
ー2の部分を耳に当てて使用中、図3に示すようにスト
ッパー8とばね部10の先端との突き当たり部分を支点
としてアンテナエレメント6が大きく振れ、この振れに
伴ってストッパースリーブ8aが大きく振れたとして
も、ストッパースリーブ8aはブッシュ31の内孔31
aの孔壁に衝突するのみでホルダー19の貫通孔19a
の孔壁に衝突することはない。よって、上記アンテナエ
レメント6やストッパースリーブ8aの衝撃がブッシュ
31の弾性収縮にて吸収される。同時に、上記衝突は金
属同士の衝突とはならず、ブッシュ31を構成する緩衝
材との衝突であるので、その衝撃音が緩衝材との衝撃音
となって軽減する。結果として、衝撃音がホルダー1
9、インサート金具11、無線機本体1の筐体を通して
操作者の耳に可聴音となって伝わることはなく、無線通
話時の不快な音とはならない。
【0028】この実施例1において、ブッシュ31の内
孔31aは円孔を図示して説明したが、図6に示すよう
に角孔に形成しても同様の作用効果がある。また、ブッ
シュ31を凹部19cに圧入固着したが、図7に示すよ
うに凹部19cの底部外周縁に接着溜まり19dを窪形
成しておき、ブッシュ31を凹部19cに接着剤にて接
着し、その接着剤がホルダー19の貫通孔19a側に溢
れ出ないように接着溜まり19dで捕捉し、アンテナエ
レメント6の摺動に支障を来さないようにすることも可
能である。
【0029】実施例2.図8は実施例2を示し、これは
金属製のホルダー29に緩衝材製の突起41を周方向へ
等間隔配置にて3ケ所以上に設けたことを特徴とする。
ホルダー29の頭部と雄ねじ部19aとの間に位置する
周壁に挿入孔42を周方向へ等間隔配置にて3ケ所以上
形成し、各挿入孔42に各突起41を圧入してホルダー
29の貫通孔19aの内面より突出する。各突起41の
突出端は半球面を呈し、その各半球面の頂面を貫通孔1
9aとの同心円で結んで描かれる円の直径は上記実施例
1のd4と同一とする。この実施例によれば、突起41
が3ケ所以上の等間隔配置になっているので、アンテナ
エレメント6が各突起41にて求心誘導され、突起41
に対するアンテナエレメント6の片寄りが防止されて引
き出しが円滑となる。また、突起41の突出端を半球面
に形成することにより、アンテナ4の引き出し又は収納
時において、アンテナエレメント6の接触抵抗を減少で
きる。
【0030】実施例3.図9は実施例3を示し、これは
上記実施例1のブッシュ31の内孔31aのキャップ側
周縁に肉薄なシールリップ45を環状に連設したことを
特徴とする。シールリップ45はブッシュ31と同材に
て内孔31aの全周に亘って一体に形成する。シールリ
ップ45の内径d5はストッパースリーブ8aの外径d
2よりも少し小さくかつばね部10の内径d1よりも少
し大きい(d2>d5>d1)関係にある。この実施例
によれば、シールリップ45がアンテナエレメント6を
覆うエレメントチューブ6aの外周面に周方向全域に摺
接するので、例えば屋外での使用中の雨天時において、
アンテナエレメント6とホルダー19との嵌合部分から
の水の侵入を防止することができる。この実施例3にお
いては、ブッシュ31の軸方向の厚さを薄くすると共
に、内孔31aの孔径をd4よりも大きくしても同様の
作用効果がある。この場合、シールリップ45がホルダ
ー19に設けられてたものと認識される。
【0031】上記各実施例において、ブッシュ31また
は突起41を構成する緩衝材の材質をエレメントチュー
ブ6aの材質との関係において、接触抵抗の少ない性質
に選定すればアンテナ4の引き出しをより円滑とするこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように第1の発明は、金属製のホ
ルダーのキャップ側に固着した筒形のブッシュが緩衝材
であると共に、このブッシュの内孔径がホルダーの貫通
孔径より小径に形成したことにより、アンテナエレメン
トが振れてもホルダーに衝突せずにブッシュに衝突し、
その衝撃をブッシュが吸収でき、その衝撃音を軽減する
ことができる。しかも、アンテナエレメントの最大限引
き出し状態において、例えば金属製のストッパースリー
ブがホルダーより突出するようにしたとしても、上記ア
ンテナエレメントの振れにおいてストッパースリーブが
ブッシュに衝突するだけで、金属同士の衝突とはなら
ず、緩衝材との衝突であり、その衝撃音を軽減すること
ができる。加えて、アンテナエレメントが筒形のブッシ
ュの内孔内を摺動することにより、ブッシュ内孔がアン
テナエレメントの外周面に引っ掛かることなく、アンテ
ナエレメントの引き出しと収納が円滑に行える。
【0033】第2の発明は、アンテナエレメントの引き
出し時に、案内面がストッパースリーブの先端をブッシ
ュ内孔へ導入し、アンテナエレメントの引き出しが円滑
にできる。
【0034】第3の発明は、ブッシュに設けた環状のシ
ールリップによりアンテナエレメントとホルダーとの嵌
合面間からの水の侵入を防止できる。
【0035】第4の発明は、ホルダーに設けた突起が緩
衝材であり、この突起をホルダーの貫通孔内面に突出し
かつ周方向へ等間隔配置にて3ケ所以上設けたことによ
り、上記アンテナエレメントの振れに対する衝撃吸収、
衝撃音軽減に加えて、突起がアンテナエレメントを求心
誘導し、アンテナエレメントの引き出しと収納が円滑に
行える。
【0036】第5の発明は、ホルダーに設けた環状のシ
ールリップによりアンテナエレメントとホルダーとの嵌
合面間からの水の侵入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のアンテナを示す斜視図であ
る。
【図2】実施例1のアンテナを示す断面図である。
【図3】実施例1のホルダーとストッパーの嵌合当接状
態を詳細に示す断面図である。
【図4】実施例1のホルダーとブッシュを分解して示す
断面図である。
【図5】実施例1のホルダーとストッパーの寸法関係を
示す図である。
【図6】実施例1のホルダーとブッシュの異なる例を分
解して示す斜視図である。
【図7】実施例1のホルダーとブッシュのさらに異なる
例を示す断面図である。
【図8】実施例2のホルダーの断面視とストッパーの側
面視を示す図である。
【図9】実施例3のホルダーの断面視とストッパーの側
面視を示す図である。
【図10】従来の携帯無線通信機のアンテナを引き伸ば
した状態を示す斜視図である。
【図11】従来のアンテナを無線通信機内に収納した状
態を示す斜視図である。
【図12】従来のアンテナを示す斜視図である。
【図13】従来のアンテナを示す断面図である。
【図14】従来のホルダーとストッパーの嵌合当接状態
を詳細に示す断面図である。
【図15】従来のアンテナの振れる状態を示す斜視図で
ある。
【図16】従来のホルダーとストッパーの寸法関係を示
す図である。
【符号の説明】
5 アンテナキャップ 6 アンテナエレメント 6a エレメントチューブ 7 キャップスリーブ 8 ストッパー 8a ストッパースリーブ 10 ばね部 10a スリット 19,29 ホルダー 19a 貫通孔 19b 雄ねじ部 19c 凹部 31 ブッシュ 31a 案内面 41 突起 42 挿入孔 45 シールリップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のホルダーに形成した貫通孔にア
    ンテナエレメントを摺動可能に挿入し、このアンテナエ
    レメントの一端にキャップを固定すると共に他端に金属
    製のストッパーを固定したアンテナにおいて、前記ホル
    ダーのキャップ側端にアンテナエレメントを包囲する環
    状の凹部を設け、この凹部内に緩衝材製の筒形のブッシ
    ュを固着し、このブッシュの前記アンテナエレメントを
    摺動可能に包囲する内孔の孔径を前記ホルダーの貫通孔
    の孔径より小径に形成したことを特徴とするアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記ブッシュの内孔のストッパー側周縁
    に案内面を設けたことを特徴とする請求項第1項記載の
    アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記ブッシュの内孔のキャップ側周縁に
    前記アンテナエレメントに摺接する環状のシールリップ
    を突出したことを特徴とする請求項第1項記載のアンテ
    ナ。
  4. 【請求項4】 金属製のホルダーに形成した貫通孔にア
    ンテナエレメントを摺動可能に挿入し、このアンテナエ
    レメントの一端にキャップを固定すると共に他端に金属
    製のストッパーを固定したアンテナにおいて、前記ホル
    ダーに貫通孔内面より突出する緩衝材製の突起を周方向
    へ等間隔配置にて3ケ所以上に設けたことを特徴とする
    アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記ホルダーの貫通孔のキャップ側周縁
    に前記アンテナエレメントに摺接する環状のシールリッ
    プを突出したことを特徴とする請求項第4項記載のアン
    テナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009224965A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Smk Corp ホイップアンテナ

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