JPH062683Y2 - 吸入式温熱治療器における導管の掃除装置 - Google Patents

吸入式温熱治療器における導管の掃除装置

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JPH062683Y2
JPH062683Y2 JP11356791U JP11356791U JPH062683Y2 JP H062683 Y2 JPH062683 Y2 JP H062683Y2 JP 11356791 U JP11356791 U JP 11356791U JP 11356791 U JP11356791 U JP 11356791U JP H062683 Y2 JPH062683 Y2 JP H062683Y2
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conduit
fixed
water
horizontal pipe
inhalation
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JP11356791U
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Inventor
正 宮本
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日栄電機産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、加熱蒸気を霧化して、
鼻孔に噴射する吸入式温熱治療器の送水管の目づまりを
防止する掃除装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鼻孔に蒸気を噴射させる吸入式温
熱治療装置としては、特公平2−57431号公報に開
示されたものが知られている。そして、該装置は、ハウ
ジング1内において加熱されて沸騰した水が蒸気となっ
てノズル14より上方へ噴射されると、導管13aに負
圧を生じさせて、ハウジング1内の沸騰した水を導管1
3aを介して上昇せしめて、導管13aの先端から水滴
となって流出させ、該水滴を前記ノズル14より噴射さ
れた蒸気と混合して霧化状態で鼻孔内に吸入させるよう
にして構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の吸入式温熱治療器においては、導管13aの先端部
分が水あか等により目づまりして、水滴の流出が悪くな
り、ノズル14より噴射された蒸気との混合に支障をき
たして霧化状態とならず、鼻孔内に最適の状態で吸入す
ることができないという問題点があった。
【0004】本考案は前記のような問題点を解決するこ
とを目的としてなされたもので、導管が目づまりするこ
とのない吸入式温熱治療器における導管の掃除装置を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、中間に断熱用
の空隙部を設けた二層構造を有する上部を開口した円筒
形状のハウジングの内側底板の中央に熱伝導板を固定し
て、該熱伝導板の下面に電熱ヒーターを付設し、且つ熱
伝導板の中央上面に区画壁を、その両側端部を夫々ハウ
ジングの内側壁に接合固定して立設し、第1の水注入室
と第2の水注入室とを形成する一方、前記ハウジングの
上方開口部に蓋体が密嵌固定され、更に蓋体の中央部に
は、前記区画壁から間隔を置いて噴射ノズルが貫通固定
されると共に、前記蓋体の第2の水注入室上に、前記噴
射ノズルの噴射口の上面位置に先端部を開口した水平管
部を備えた導管を貫通固定した吸入式温熱治療器におい
て、前記蓋体上の噴射ノズルの噴射口を中央にして導管
の水平管部の対面位置に、導管の水平管部内に先方部を
遊挿した掃除用ピンの基端部を保持固定した保持具を左
右動および回転自在なるように嵌挿する保持具ケースが
突設され、且つ前記保持具の上面には操作用突起が突設
され、且つ該操作用突起は前記保持台ケースに横案内孔
と縦案内孔とを連設して形成された係合孔に係合すると
いう手段を採用することにより、上記問題点を解決し
た。
【0006】
【作用】上記構成より成る本考案によれば、掃除用ピン
を導管内において左右動および回転させることにより、
導管内の水あか等の目づまり部分が除去掃除される。
【0007】
【実施例】
本考案の実施の一例を図について詳細に説明するに、中
間に断熱用の空隙部1aを設けた二層構造を有する上方
を開口した有底の円筒形状のハウジング1の内側底板1
bの中央にステンレス鋼製の熱伝導板2が固定されると
共に、該熱伝導板2の下面に電熱ヒーター3が付設され
ている。
【0008】そして、前記ハウジング1の熱伝導板2上
中央には、区画壁4がその両側端部を夫々ハウジング1
の内側壁5に接合固定して立設され、前記区画壁4によ
って区画された一方を、水を注入する第1の水注入室6
とすると共に、他方を水を注入する第2の水注入室7と
する。
【0009】前記ハウジング1の上方開口部には蓋体8
が密嵌して固定され、且つ該蓋体8の中央部には、前記
区画壁4から間隔を置いて下端面を開口した噴射ノズル
9がその噴射口10を蓋体8上に位置せしめて貫通固定
されている。
【0010】また、蓋体8の前記第2の水注入室7上に
は、前記噴射ノズル9の噴射口10の上面位置に先端部
を開口した水平管部11aを備えた導管11が貫通固定
され、且つ該導管11の下端縁は前記内側底板1bの近
くまで延長されている。
【0011】前記蓋体8上の噴射ノズル9の噴射口10
を中央にして、導管11の水平管部11aの対面位置
に、該導管11の水平管部11a内に先方部を遊挿した
掃除用ピン12の基端部を保持固定した保持具13を左
右動および回転自在なるように嵌挿する保持具ケース1
4が突設され、且つ前記保持具13の上面には操作用突
起15が突設され、且つ該操作用突起15は前記保持具
ケース14に横案内孔16と縦案内孔17とを連設して
形成された鉤状の係合孔18に係合されている。
【0012】前記操作用突起15を持って係合孔18の
横案内孔16に沿って左右方向へ移動させることにより
前記掃除用ピン12は導管11の水平管部11a内を左
右方向に移動すると共に、前記操作用突起15を持って
係合孔18の縦案内孔17に沿って上下方向へ移動させ
ることにより、掃除用ピン12が導管11の水平管部1
1a内に遊挿されたまま回転し、該導管11の水平管部
11aの内周壁面に掃除用ピン12が当接するよう構成
されている。
【0013】前記掃除用ピン12の導管11の水平管部
11a内における左右動および回転により導管11の水
平管部11aの内周壁面に付着した水あか等の目づまり
部分を除去掃除すると共に、第2の水注入室7からの水
は導管11の水平管部11aと掃除用ピン12との間隙
より水滴となって排出される。
【0014】前記蓋体8の上方外周縁部には起立壁19
が周設されると共に、該起立壁19には適宜間隔を置い
て複数個の空気注入孔20が穿設されており、更に前記
起立壁19の外周面に嵌合して摺接回動できる垂下壁2
1を上板22の外周縁に垂設すると共に、前記垂下壁2
1に前記空気注入孔20と連通する複数個の空気流入調
整孔23を穿設して調整キャップ24が形成され、且つ
該調整キャップ24を起立壁19に嵌合することによ
り、前記蓋体8と調整キャップ24とにより囲繞された
空気調整室25が形成される。
【0015】また、前記調整キャップ24の上板22の
中央には、前記噴射ノズル9の噴射口10と中心線が一
致すると共に、下面が空気調整室25に開口された案内
筒26が立設され、且つ該案内筒26上には、鼻孔に装
着可能で、且つ霧化された蒸気を吸入できるような形状
に、ゴム等の柔軟材により形成された鼻孔吸入具27が
載置されている。なお、図中28はタイマーである。
【0016】次に、実施例の作用について説明する。調
整キャップ24と蓋体8を取外して第1,第2の各水注
入室6,7内に所定量の水を注入して蓋体8をハウジン
グ1に嵌合固定し、更に蓋体8の起立壁19に調整キャ
ップ24を嵌合して吸入の準備が完了する。そして、電
熱ヒーター3に通電すると、熱伝導板2が加熱されるこ
とにより、第1,第2の各水注入室6,7内の水が徐々
に加熱されて沸騰した水が蒸気となって噴射ノズル9の
噴射口10から上方へ噴射されると、第2の水注入室7
内の水に差し込まれた導管11の先端に負圧を生じさせ
て、加熱された第2の水注入室7内の湯水を、導管11
と導管11の水平管部11a内に遊挿された掃除用ピン
12との間隙から水滴となって流出させ、該水滴を前記
噴射ノズル9の噴射口10から噴射された蒸気と混合し
て霧化状態で、案内筒26を経て鼻孔吸入具27を介し
て鼻孔内に吸入させるのである。
【0017】鼻孔内に吸入される前記水滴と蒸気の混合
物の温度が高い場合は、調整キャップ24を回動させ
て、該調整キャップ24の空気流入調整孔23と蓋体8
の起立壁19の空気吸入孔20とを合致させて空気調整
室25へ外気を流入せしめて、該外気と前記水滴および
蒸気の混合物とを混合せしめて温度を下げる。その温度
の調整は適宜調整キャップ24を回動させて、空気流入
調整孔23と空気吸入孔20とで空気の流入開口を広く
したり、狭くしたりして調整し、空気調整室25への空
気の流入量を調整して行う。
【0018】ハウジング1を使用者が図2に示すように
傾斜させて使用した場合、第2の水注入室7内の水位は
区画壁4があるために余り下がらず、導管11の下端縁
が常に水中に位置し水の吸引が停止することはない。
【0019】また、導管11の水平管部11aが目づま
りして水滴の流出の具合が悪くなった場合は、操作用突
起15により掃除用ピン12を導管11の水平管部11
a内において、左右動および回転させることにより、導
管11の水平管部11a内の内周壁面に付着した水あか
等の目づまり部分を除去掃除することができる。
【0020】
【考案の効果】本考案は上述のようであるから、導管が
水あか等により目づまりして水滴の流出の具合が悪くな
った場合、操作用突起を介して掃除用ピンを導管内にお
いて、左右動および回転させることにより、導管の内周
壁面に付着した水あか等の目づまり部分を除去掃除し
て、水滴の流出の具合を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸入式温熱治療器全体の縦断面図である。
【図2】本考案吸入式温熱治療器における導管の掃除装
置部分の拡大縦断面図である。
【図3】本考案吸入式温熱治療器における導管の掃除装
置部分の拡大斜視図である。
【図4】吸入式温熱治療器を傾斜させて使用した状態を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング、 1a 空隙部、 1b 内側底板、
2 熱伝導板、 3電熱ヒーター、 4 区画壁、
5 内側壁、 6 第1の水注入室、 7第2の水注入
室、 8 蓋体、 9 噴射ノズル、 10 噴射口、
11 導管、 11a 水平管部、 12 掃除用ピ
ン、 13 保持具、 14 保持具ケース、 15
操作用突起、 16 横案内孔、 17 縦案内孔、
18係合孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間に断熱用の空隙部を設けた二層構造
    を有する上部を開口した円筒形状のハウジングの内側底
    板の中央に熱伝導板を固定して、該熱伝導板の下面に電
    熱ヒーターを付設し、且つ熱伝導板の中央上面に区画壁
    を、その両側端部を夫々ハウジングの内側壁に接合固定
    して立設し、第1の水注入室と第2の水注入室とを形成
    する一方、前記ハウジングの上方開口部に蓋体が密嵌固
    定され、更に蓋体の中央部には、前記区画壁から間隔を
    置いて噴射ノズルが貫通固定されると共に、前記蓋体の
    第2の水注入室上に、前記噴射ノズルの噴射口の上面位
    置に先端部を開口した水平管部を備えた導管を貫通固定
    した吸入式温熱治療器において、前記蓋体上の噴射ノズ
    ルの噴射口を中央にして導管の水平管部の対面位置に、
    導管の水平管部内に先方部を遊挿した掃除用ピンの基端
    部を保持固定した保持具を左右動および回転自在なるよ
    うに嵌挿する保持具ケースが突設され、且つ前記保持具
    の上面には操作用突起が突設され、且つ該操作用突起は
    前記保持台ケースに横案内孔と縦案内孔とを連設して形
    成された係合孔に係合されて成る吸入式温熱治療器にお
    ける導管の掃除装置。
JP11356791U 1991-12-27 1991-12-27 吸入式温熱治療器における導管の掃除装置 Expired - Lifetime JPH062683Y2 (ja)

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JPH0556149U JPH0556149U (ja) 1993-07-27
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