JPH06268369A - ビアホールの充填方法 - Google Patents
ビアホールの充填方法Info
- Publication number
- JPH06268369A JPH06268369A JP7621593A JP7621593A JPH06268369A JP H06268369 A JPH06268369 A JP H06268369A JP 7621593 A JP7621593 A JP 7621593A JP 7621593 A JP7621593 A JP 7621593A JP H06268369 A JPH06268369 A JP H06268369A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filling
- via hole
- viahole
- wiring pattern
- filled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】セラミック多層基板の印刷工程において従来問
題であったビアホール部の充填不足による導通不良とビ
アランドの突起による配線パターン形成時の欠陥を解消
することを可能とする。 【構成】セラミック基板用グリーンシート1のビアホー
ル2へ導体ペースト3を充填する際、配線パターンを形
成する面とは反対の面12からビアホール2に導体ペー
スト3を充填することを特徴とする。
題であったビアホール部の充填不足による導通不良とビ
アランドの突起による配線パターン形成時の欠陥を解消
することを可能とする。 【構成】セラミック基板用グリーンシート1のビアホー
ル2へ導体ペースト3を充填する際、配線パターンを形
成する面とは反対の面12からビアホール2に導体ペー
スト3を充填することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミック多層基板のグ
リーンシート等のビアホールの充填方法に関するもので
ある。
リーンシート等のビアホールの充填方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】セラミック多層基板の製造において、パ
ンチングによりグリーンシートに設けたビアホールにス
クリーン印刷等でAg/Pd等の導体ペーストを充填す
るに際し、Ag/Pd導体ペーストの抜けを防止するた
めビアホールの下にろ紙を貼り付けた後、直接印刷版上
に予め設定された圧力を加えながらスキージをグリーン
シートと平行に動かすことにより、Ag/Pd導体ペー
ストをビアホールに充填するのが通常である。
ンチングによりグリーンシートに設けたビアホールにス
クリーン印刷等でAg/Pd等の導体ペーストを充填す
るに際し、Ag/Pd導体ペーストの抜けを防止するた
めビアホールの下にろ紙を貼り付けた後、直接印刷版上
に予め設定された圧力を加えながらスキージをグリーン
シートと平行に動かすことにより、Ag/Pd導体ペー
ストをビアホールに充填するのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、一部のビアホールにAg/Pd導体ペーストが充填
し切れない箇所があり、このために上下の層間での導通
が取れないという問題が生じた。ビアホールの位置合わ
せ不良や版の目詰まりは印刷しながら修正することは可
能であるが、充填不足のような欠陥は作業中に検出する
ことは困難であり、定常作業の状態で約12%発生す
る。
は、一部のビアホールにAg/Pd導体ペーストが充填
し切れない箇所があり、このために上下の層間での導通
が取れないという問題が生じた。ビアホールの位置合わ
せ不良や版の目詰まりは印刷しながら修正することは可
能であるが、充填不足のような欠陥は作業中に検出する
ことは困難であり、定常作業の状態で約12%発生す
る。
【0004】また、ろ紙でAg/Pd導体ペーストが押
し戻されグリーンシート表面のビアランドが突起し、配
線パターン印刷時に接続用ランドのダレ(ニジミ)が生
じて短絡の原因となる。
し戻されグリーンシート表面のビアランドが突起し、配
線パターン印刷時に接続用ランドのダレ(ニジミ)が生
じて短絡の原因となる。
【0005】この様子を示したのが、図3であり、
(a)はビアホール印刷時の充填不足を示したものであ
り、(b)は配線パターン印刷時の短絡を示したもので
ある。図で、5は充填されたビア、6は充填不足部分、
10は導体ランド、16はテーブルである。
(a)はビアホール印刷時の充填不足を示したものであ
り、(b)は配線パターン印刷時の短絡を示したもので
ある。図で、5は充填されたビア、6は充填不足部分、
10は導体ランド、16はテーブルである。
【0006】この問題を防ぐためにローラ掛けを施して
突起部を平らにすることも考えられるが、作業工数が増
し、グリーンシートの損傷もあり歩留り低下等の問題が
あった。
突起部を平らにすることも考えられるが、作業工数が増
し、グリーンシートの損傷もあり歩留り低下等の問題が
あった。
【0007】本発明はセラミック多層基板のグリーンシ
ートに設けたビアホールに、Ag/Pd導体ペーストを
充填したときの充填不足による導通不良と表面のビアラ
ンドの突起という、従来のビアホールの充填方法の持つ
問題を解決するものであり、同時に印刷作業およびパタ
ーン検査の効率向上と信頼性の高いビアホールの形成を
得ることを目的としている。
ートに設けたビアホールに、Ag/Pd導体ペーストを
充填したときの充填不足による導通不良と表面のビアラ
ンドの突起という、従来のビアホールの充填方法の持つ
問題を解決するものであり、同時に印刷作業およびパタ
ーン検査の効率向上と信頼性の高いビアホールの形成を
得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、セラミック基板もしくは
グリーンシートのビアホールへの導体ペーストの充填方
法であって、配線パターンを形成する面と反対の面から
ビアホールに導体ペーストを充填することを特徴とする
ビアホールの充填方法を提供するものである。
決すべくなされたものであり、セラミック基板もしくは
グリーンシートのビアホールへの導体ペーストの充填方
法であって、配線パターンを形成する面と反対の面から
ビアホールに導体ペーストを充填することを特徴とする
ビアホールの充填方法を提供するものである。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すものであって、
ビアホール印刷の様子を示す概念的断面図である。
(a)は充填工程、(b)はビアホール充填前、(c)
はビアホール充填後である。パンチングによりグリーン
シート1に設けたビアホール2にAg/Pd導体ペース
ト3を充填する。この際、Ag/Pd導体ペースト3の
抜けを防止するために、ビアホール2の下にろ紙11を
貼り付ける。グリーンシート1は、配線を行う側の反対
側12が上面になるようテーブル16に取り付けられ
る。
ビアホール印刷の様子を示す概念的断面図である。
(a)は充填工程、(b)はビアホール充填前、(c)
はビアホール充填後である。パンチングによりグリーン
シート1に設けたビアホール2にAg/Pd導体ペース
ト3を充填する。この際、Ag/Pd導体ペースト3の
抜けを防止するために、ビアホール2の下にろ紙11を
貼り付ける。グリーンシート1は、配線を行う側の反対
側12が上面になるようテーブル16に取り付けられ
る。
【0010】本発明での印刷に用いる版は、従来の印刷
とは反対の面から印刷することになるため、通常のもの
に比べてミラーを掛けたものになる。このミラーを掛け
た版15上に予め設定された圧力を加えながらスキージ
4をグリーンシート1と平行に動かすか、もしくはエア
ーの圧力で注入することにより、すべてのビアホール2
にAg/Pd導体ペーストを充填することができる。
とは反対の面から印刷することになるため、通常のもの
に比べてミラーを掛けたものになる。このミラーを掛け
た版15上に予め設定された圧力を加えながらスキージ
4をグリーンシート1と平行に動かすか、もしくはエア
ーの圧力で注入することにより、すべてのビアホール2
にAg/Pd導体ペーストを充填することができる。
【0011】次に、配線パターンを形成する。この様子
を示したのが図2である。(a)は印刷工程、(b)は
配線パターン印刷前、(c)は配線パターン印刷後であ
る。グリーンシート1の配線側の面13が上にくるよう
にグリーンシートを反転し、このビアランド7に新たな
Ag/Pd導体ペースト8で配線パターン9を形成す
る。ビアランド2の充填不足部分6の箇所も同時に導体
ランド10によって必ず覆われるため、ビアホール部の
充填率も向上し、各層グリーンシートの積層による上下
層間の導通が良くなる。
を示したのが図2である。(a)は印刷工程、(b)は
配線パターン印刷前、(c)は配線パターン印刷後であ
る。グリーンシート1の配線側の面13が上にくるよう
にグリーンシートを反転し、このビアランド7に新たな
Ag/Pd導体ペースト8で配線パターン9を形成す
る。ビアランド2の充填不足部分6の箇所も同時に導体
ランド10によって必ず覆われるため、ビアホール部の
充填率も向上し、各層グリーンシートの積層による上下
層間の導通が良くなる。
【0012】また、13側のビアランド表面はろ紙11
が接触していた面であるため、突起もなく、平らな面が
維持され、配線パターン印刷で起こりがちな短絡等の欠
陥もなく、信頼性の高いビアホール2の充填方法として
極めて優れていることが確認された。更にこの方法で印
刷した各層グリーンシートを積層、焼成した基板の表面
にAg/Pd外部導体、Au導体を形成した後導通を確
認した結果、従来よりも不良が8%低下していることが
確認された。
が接触していた面であるため、突起もなく、平らな面が
維持され、配線パターン印刷で起こりがちな短絡等の欠
陥もなく、信頼性の高いビアホール2の充填方法として
極めて優れていることが確認された。更にこの方法で印
刷した各層グリーンシートを積層、焼成した基板の表面
にAg/Pd外部導体、Au導体を形成した後導通を確
認した結果、従来よりも不良が8%低下していることが
確認された。
【0013】
【発明の効果】本発明の実施により、セラミック多層基
板の印刷工程において従来問題であったビアホール部の
充填不足による導通不良とビアランドの突起による配線
パターン形成時の欠陥を、解消することが可能となり、
歩留り向上と共に配線パターン検査の短縮にもつなが
り、作業効率を向上させることができた。
板の印刷工程において従来問題であったビアホール部の
充填不足による導通不良とビアランドの突起による配線
パターン形成時の欠陥を、解消することが可能となり、
歩留り向上と共に配線パターン検査の短縮にもつなが
り、作業効率を向上させることができた。
【0014】さらに、ファインピッチのビアホール形成
や表面導体ランドを小さくすることが可能となり、効率
のよいパターン設計ができる。
や表面導体ランドを小さくすることが可能となり、効率
のよいパターン設計ができる。
【0015】また、アスペクト比(ビアホール径とグリ
ーンシートの厚みの比)が大きくなるにつれて、ビアホ
ールの充填方法が困難になってくるが、この充填方法を
用いるとアスベクト比で2.5まで可能であり、従来よ
りもビアホールの充填が容易となることがわかった。
ーンシートの厚みの比)が大きくなるにつれて、ビアホ
ールの充填方法が困難になってくるが、この充填方法を
用いるとアスベクト比で2.5まで可能であり、従来よ
りもビアホールの充填が容易となることがわかった。
【図1】本発明の一実施例のビアホール充填方法工程を
示す断面図
示す断面図
【図2】本発明の一実施例の配線パターン印刷工程を示
す断面図
す断面図
【図3】従来例のビアホール充填方法の断面図
1:グリーンシート 2:ビアホール 3:導体ペースト 4:スキージ 5:充填されたビア 6:充填不足部分
Claims (1)
- 【請求項1】セラミック基板もしくはグリーンシートの
ビアホールへの導体ペーストの充填方法であって、 配線パターンを形成する面と反対の面からビアホールに
導体ペーストを充填することを特徴とするビアホールの
充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7621593A JPH06268369A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | ビアホールの充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7621593A JPH06268369A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | ビアホールの充填方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06268369A true JPH06268369A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=13598960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7621593A Pending JPH06268369A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | ビアホールの充填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06268369A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0823168A (ja) * | 1994-07-06 | 1996-01-23 | Nec Corp | 多層配線セラミック基板及びその製造方法 |
KR100286987B1 (ko) * | 1998-04-20 | 2001-04-16 | 이상철 | 이동통신망을이용한서비스단말기인증방법 |
US6974916B2 (en) | 2000-05-22 | 2005-12-13 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Laminated ceramic electronic component having via-hole conductors with different sectional sizes |
JP2011238854A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミック多層配線基板の製造方法 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP7621593A patent/JPH06268369A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0823168A (ja) * | 1994-07-06 | 1996-01-23 | Nec Corp | 多層配線セラミック基板及びその製造方法 |
KR100286987B1 (ko) * | 1998-04-20 | 2001-04-16 | 이상철 | 이동통신망을이용한서비스단말기인증방법 |
US6974916B2 (en) | 2000-05-22 | 2005-12-13 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Laminated ceramic electronic component having via-hole conductors with different sectional sizes |
JP2011238854A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミック多層配線基板の製造方法 |
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