JPH06268247A - 光結合型半導体リレー - Google Patents
光結合型半導体リレーInfo
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- JPH06268247A JPH06268247A JP5438093A JP5438093A JPH06268247A JP H06268247 A JPH06268247 A JP H06268247A JP 5438093 A JP5438093 A JP 5438093A JP 5438093 A JP5438093 A JP 5438093A JP H06268247 A JPH06268247 A JP H06268247A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】誘電体基板の反りに起因する静電誘導トランジ
スタ製造時の歩留まり低下の回避、静電誘導トランジス
タの性能向上、リレー実装工程の簡略化を実現する光結
合型半導体リレーを提供する。 【構成】光結合型半導体リレーにおいて、出力側半導体
素子をスイッチングさせる制御回路素子を、Pチャネル
型静電誘導トランジスタと、前記Pチャネル型静電誘導
トランジスタのソースとゲート間に接続される抵抗によ
って構成した。また、出力側半導体素子は、ソースを共
通にして双方向に導通するように2個のドレイン端子を
有する横型の二重拡散MOSFETとし、前記Pチャネ
ル型静電誘導トランジスタ及び前記ソース・ゲート間抵
抗と共に単体の半導体基板上にPN接合分離により集積
して形成した。
スタ製造時の歩留まり低下の回避、静電誘導トランジス
タの性能向上、リレー実装工程の簡略化を実現する光結
合型半導体リレーを提供する。 【構成】光結合型半導体リレーにおいて、出力側半導体
素子をスイッチングさせる制御回路素子を、Pチャネル
型静電誘導トランジスタと、前記Pチャネル型静電誘導
トランジスタのソースとゲート間に接続される抵抗によ
って構成した。また、出力側半導体素子は、ソースを共
通にして双方向に導通するように2個のドレイン端子を
有する横型の二重拡散MOSFETとし、前記Pチャネ
ル型静電誘導トランジスタ及び前記ソース・ゲート間抵
抗と共に単体の半導体基板上にPN接合分離により集積
して形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光結合型半導体リレー
に関するものであり、主として交流制御用の固体リレー
として利用されるものである。
に関するものであり、主として交流制御用の固体リレー
として利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】光結合型半導体リレーは、例えば、特願
昭61−68112号に開示されている。図4にその回
路図を示す。入力端子217,218に印加された入力
信号により、入力側のLED211が光信号を放射する
と、これを受光したフォトダイオードアレイ212は光
起電力を発生する。Nチャネル型の静電誘導トランジス
タ214はノーマリーオン型であり、ドレイン電流が流
れるとソース・ゲート間の抵抗213に電流が流れるの
で、このソース・ゲート間抵抗213により自己バイア
スがかかってNチャネル型の静電誘導トランジスタ21
4はオフするようになる。ひとたび静電誘導トランジス
タ214がオフする程度に自己バイアスがかかると、M
OSFET215,216のゲート入力容量への充電が
起こり、MOSFET215,216はスイッチオンさ
れる。入力端子217,218への入力信号が遮断され
ると、光照射がなくなり、静電誘導トランジスタ214
の自己バイアスが消滅して静電誘導トランジスタ214
はオフになり、MOSFET215,216のゲート入
力容量は放電されてMOSFET215,216はオフ
になる。MOSFET215,216はゲート同士、ソ
ース同士を共通に接続され、各々のドレインを出力端子
219,220にそれぞれ接続されている。図中、22
1は誘電体分離基板による1チップの回路形成領域であ
り、その断面図を図5に示す。また、222,223は
MOSFETの1チップ形成範囲である。
昭61−68112号に開示されている。図4にその回
路図を示す。入力端子217,218に印加された入力
信号により、入力側のLED211が光信号を放射する
と、これを受光したフォトダイオードアレイ212は光
起電力を発生する。Nチャネル型の静電誘導トランジス
タ214はノーマリーオン型であり、ドレイン電流が流
れるとソース・ゲート間の抵抗213に電流が流れるの
で、このソース・ゲート間抵抗213により自己バイア
スがかかってNチャネル型の静電誘導トランジスタ21
4はオフするようになる。ひとたび静電誘導トランジス
タ214がオフする程度に自己バイアスがかかると、M
OSFET215,216のゲート入力容量への充電が
起こり、MOSFET215,216はスイッチオンさ
れる。入力端子217,218への入力信号が遮断され
ると、光照射がなくなり、静電誘導トランジスタ214
の自己バイアスが消滅して静電誘導トランジスタ214
はオフになり、MOSFET215,216のゲート入
力容量は放電されてMOSFET215,216はオフ
になる。MOSFET215,216はゲート同士、ソ
ース同士を共通に接続され、各々のドレインを出力端子
219,220にそれぞれ接続されている。図中、22
1は誘電体分離基板による1チップの回路形成領域であ
り、その断面図を図5に示す。また、222,223は
MOSFETの1チップ形成範囲である。
【0003】図5において、300は受光フォトダイオ
ードアレイ形成領域、301はNチャネル型静電誘導ト
ランジスタ形成領域、302はソース・ゲート間抵抗形
成領域である。受光フォトダイオードアレイ形成領域3
00において、304,305,306は各々が受光ダ
イオードであり、N型低濃度単結晶島領域の表面にP型
高濃度領域309とN型高濃度領域310を形成したも
のである。各受光ダイオードは、多結晶シリコン基板3
03の表面において、SiO2 膜により互いに絶縁分離
されており、金属薄膜配線により直列接続されている。
次に、Nチャンネル型静電誘導トランジスタ形成領域3
01において、307はN型低濃度単結晶島領域であ
り、311はN型高濃度領域よりなるドレイン電極、3
12はP型高濃度領域よりなるゲート領域である。ま
た、313はN型高濃度領域よりなるソース領域であ
り、316はソース電極である。次に、ソース・ゲート
間抵抗形成領域302において、308はN型低濃度単
結晶島領域であり、その表面にP型高濃度領域315を
形成して、抵抗として用いている。また、314は電極
317を接続するためのN型高濃度領域である。
ードアレイ形成領域、301はNチャネル型静電誘導ト
ランジスタ形成領域、302はソース・ゲート間抵抗形
成領域である。受光フォトダイオードアレイ形成領域3
00において、304,305,306は各々が受光ダ
イオードであり、N型低濃度単結晶島領域の表面にP型
高濃度領域309とN型高濃度領域310を形成したも
のである。各受光ダイオードは、多結晶シリコン基板3
03の表面において、SiO2 膜により互いに絶縁分離
されており、金属薄膜配線により直列接続されている。
次に、Nチャンネル型静電誘導トランジスタ形成領域3
01において、307はN型低濃度単結晶島領域であ
り、311はN型高濃度領域よりなるドレイン電極、3
12はP型高濃度領域よりなるゲート領域である。ま
た、313はN型高濃度領域よりなるソース領域であ
り、316はソース電極である。次に、ソース・ゲート
間抵抗形成領域302において、308はN型低濃度単
結晶島領域であり、その表面にP型高濃度領域315を
形成して、抵抗として用いている。また、314は電極
317を接続するためのN型高濃度領域である。
【0004】このように、従来の光結合型半導体リレー
では、誘電体分離基板を用いて受光フォトダイオードア
レイ、Nチャネル型静電誘導トランジスタ、ソース・ゲ
ート間抵抗が各々分離して形成されて、金属薄膜配線に
より相互に接続される。また、出力側MOSFETは別
々の半導体チップがワイヤーボンド等の実装手段により
接続されている。
では、誘電体分離基板を用いて受光フォトダイオードア
レイ、Nチャネル型静電誘導トランジスタ、ソース・ゲ
ート間抵抗が各々分離して形成されて、金属薄膜配線に
より相互に接続される。また、出力側MOSFETは別
々の半導体チップがワイヤーボンド等の実装手段により
接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、誘電体
分離基板は、多結晶シリコン基板に酸化シリコン膜で電
気的に絶縁されている単結晶島を用いるため、多結晶シ
リコンと単結晶シリコンの熱膨張係数の違いによりウェ
ハ基板に反りが発生する。ウェハの反り寸法は数10μ
mから100μmに達するため、自動焦点機構が働かな
いので半導体産業で一般に用いられるようになった投影
露光装置を用いることができず、旧来の密着露光装置で
目視によるマスク合わせを行っている。密着露光装置は
合わせ精度が1μm以上あり、加工寸法も2μmが最小
であるため、微細加工を必要とする静電誘導トランジス
タの設計限界を与えている。また、静電誘導トランジス
タを形成する半導体プロセス中では、マスク合わせずれ
が発生してトランジスタ特性にばらつきが生じて歩留ま
りが低下するという問題を招いていた。さらに、出力側
MOSFETは実装により接続するため製造工程の時間
短縮、作業効率の向上に障害となっていた。
分離基板は、多結晶シリコン基板に酸化シリコン膜で電
気的に絶縁されている単結晶島を用いるため、多結晶シ
リコンと単結晶シリコンの熱膨張係数の違いによりウェ
ハ基板に反りが発生する。ウェハの反り寸法は数10μ
mから100μmに達するため、自動焦点機構が働かな
いので半導体産業で一般に用いられるようになった投影
露光装置を用いることができず、旧来の密着露光装置で
目視によるマスク合わせを行っている。密着露光装置は
合わせ精度が1μm以上あり、加工寸法も2μmが最小
であるため、微細加工を必要とする静電誘導トランジス
タの設計限界を与えている。また、静電誘導トランジス
タを形成する半導体プロセス中では、マスク合わせずれ
が発生してトランジスタ特性にばらつきが生じて歩留ま
りが低下するという問題を招いていた。さらに、出力側
MOSFETは実装により接続するため製造工程の時間
短縮、作業効率の向上に障害となっていた。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、誘電体分離基板の
反りに起因する静電誘導トランジスタ製造時の歩留まり
低下の回避、静電誘導トランジスタの性能向上、リレー
実装工程の簡略化を実現する光結合型半導体リレーを提
供することにある。
のであり、その目的とするところは、誘電体分離基板の
反りに起因する静電誘導トランジスタ製造時の歩留まり
低下の回避、静電誘導トランジスタの性能向上、リレー
実装工程の簡略化を実現する光結合型半導体リレーを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかる光結合型半導体リレーでは、図1に
示すように、出力側半導体素子としては、横型の二重拡
散MOSFET15,16を使用し、ソースを共通にし
て双方向に導通するようにドレイン端子を2個設けてい
る。また、制御回路素子であるPチャネル型静電誘導ト
ランジスタ14、ソース・ゲート間抵抗13、双方向導
通の横型二重拡散MOSFET15,16は、単体の半
導体基板21上にPN接合分離により集積して形成され
る。ここで、前記PN接合分離は、図3に示すように、
第1導電型の半導体基板52上に第2導電型の素子形成
領域を形成し、制御回路素子、出力側半導体素子は、基
板の半導体表面側より第1導電型半導体基板52に接続
するように形成した高濃度第1導電型の分離領域53,
55,57,59により形成される。P型チャネル静電
誘導トランジスタ101は、第1導電型半導体基板52
の上に形成されるPN接合分離領域の少なくとも1個以
上に形成され、第1導電型半導体基板52の上に形成さ
れる第2導電型の素子形成領域全体に第1導電型不純物
を拡散して低濃度の第1導電型チャネル領域54を形成
し、この低濃度第1導電型チャネル領域54に高濃度第
1導電型のソース領域61及び高濃度第2導電型のゲー
ト領域60を形成し、ドレイン領域は前記PN接合分離
の第1導電型高濃度領域53,55により形成し、ドレ
イン電極50に接続される。そして、チャネル領域54
におけるソース領域61の全面にゲート領域60とのP
N接合により電位障壁が形成され、ゲート電極51への
電圧印加によりソース領域61から電流が流れるように
動作する。次に、ゲート・ソース間抵抗102は、第1
導電型半導体基板52の上に形成されるPN接合分離領
域の少なくとも1個以上に形成され、第2導電型の素子
形成領域56の中に第1導電型拡散領域63を形成して
抵抗領域として用い、抵抗領域に隣接して第2導電型の
コンタクト領域62を形成することにより構成される。
また、双方向に導通する横型二重拡散MOSFET10
3は、第1導電型半導体基板52の上に形成されるPN
接合分離領域の少なくとも1個以上に形成され、第1導
電型チャネル領域65と第2導電型ソース領域81は二
重拡散構造を有し、2個の第2導電型ドレイン領域6
4,67は前記二重拡散ソース領域81、ゲート領域6
8を中心に二重拡散領域66から対照的に離間してPN
接合分離領域58のデバイス形成領域に形成されるもの
である。なお、69〜80は相互配線に利用される金属
薄膜電極である。
め、本発明にかかる光結合型半導体リレーでは、図1に
示すように、出力側半導体素子としては、横型の二重拡
散MOSFET15,16を使用し、ソースを共通にし
て双方向に導通するようにドレイン端子を2個設けてい
る。また、制御回路素子であるPチャネル型静電誘導ト
ランジスタ14、ソース・ゲート間抵抗13、双方向導
通の横型二重拡散MOSFET15,16は、単体の半
導体基板21上にPN接合分離により集積して形成され
る。ここで、前記PN接合分離は、図3に示すように、
第1導電型の半導体基板52上に第2導電型の素子形成
領域を形成し、制御回路素子、出力側半導体素子は、基
板の半導体表面側より第1導電型半導体基板52に接続
するように形成した高濃度第1導電型の分離領域53,
55,57,59により形成される。P型チャネル静電
誘導トランジスタ101は、第1導電型半導体基板52
の上に形成されるPN接合分離領域の少なくとも1個以
上に形成され、第1導電型半導体基板52の上に形成さ
れる第2導電型の素子形成領域全体に第1導電型不純物
を拡散して低濃度の第1導電型チャネル領域54を形成
し、この低濃度第1導電型チャネル領域54に高濃度第
1導電型のソース領域61及び高濃度第2導電型のゲー
ト領域60を形成し、ドレイン領域は前記PN接合分離
の第1導電型高濃度領域53,55により形成し、ドレ
イン電極50に接続される。そして、チャネル領域54
におけるソース領域61の全面にゲート領域60とのP
N接合により電位障壁が形成され、ゲート電極51への
電圧印加によりソース領域61から電流が流れるように
動作する。次に、ゲート・ソース間抵抗102は、第1
導電型半導体基板52の上に形成されるPN接合分離領
域の少なくとも1個以上に形成され、第2導電型の素子
形成領域56の中に第1導電型拡散領域63を形成して
抵抗領域として用い、抵抗領域に隣接して第2導電型の
コンタクト領域62を形成することにより構成される。
また、双方向に導通する横型二重拡散MOSFET10
3は、第1導電型半導体基板52の上に形成されるPN
接合分離領域の少なくとも1個以上に形成され、第1導
電型チャネル領域65と第2導電型ソース領域81は二
重拡散構造を有し、2個の第2導電型ドレイン領域6
4,67は前記二重拡散ソース領域81、ゲート領域6
8を中心に二重拡散領域66から対照的に離間してPN
接合分離領域58のデバイス形成領域に形成されるもの
である。なお、69〜80は相互配線に利用される金属
薄膜電極である。
【0008】
【作用】本発明ではウェハ反りの発生しない単結晶シリ
コン基板を用いて静電誘導トランジスタ14と出力側M
OSFET15,16を単一チップに形成するため、マ
スク合わせ精度の向上、窓開け加工寸法の微細化が可能
になる。
コン基板を用いて静電誘導トランジスタ14と出力側M
OSFET15,16を単一チップに形成するため、マ
スク合わせ精度の向上、窓開け加工寸法の微細化が可能
になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいてさら
に詳細に説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を
記述したものである。図1に本発明の光結合型半導体リ
レーの回路構成を示す。本発明では従来のNチャネル型
静電誘導トランジスタに対してPチャネル型の静電誘導
トランジスタを用いている。Pチャネル型の静電誘導ト
ランジスタは従来例と同様にノーマリーオン型であり、
入力端子17,18に印加された入力信号によりLED
11が光信号を照射し、この光照射により受光フォトダ
イオードアレイ12が光起電力を発生するとソース・ゲ
ート間抵抗13により自己バイアスが生じて静電誘導ト
ランジスタ14がオフし、出力側MOSFET15,1
6のゲート入力容量が充電されて出力側MOSFET1
5,16がオンとなる。これにより、出力端子19,2
0の間が導通状態となるものである。
に詳細に説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を
記述したものである。図1に本発明の光結合型半導体リ
レーの回路構成を示す。本発明では従来のNチャネル型
静電誘導トランジスタに対してPチャネル型の静電誘導
トランジスタを用いている。Pチャネル型の静電誘導ト
ランジスタは従来例と同様にノーマリーオン型であり、
入力端子17,18に印加された入力信号によりLED
11が光信号を照射し、この光照射により受光フォトダ
イオードアレイ12が光起電力を発生するとソース・ゲ
ート間抵抗13により自己バイアスが生じて静電誘導ト
ランジスタ14がオフし、出力側MOSFET15,1
6のゲート入力容量が充電されて出力側MOSFET1
5,16がオンとなる。これにより、出力端子19,2
0の間が導通状態となるものである。
【0010】図2は図1の回路構成を1チップ上に集積
した場合の平面レイアウト図である。半導体ICチップ
31にはソース電極32、制御回路形成領域33、ゲー
ト電極34、ソース領域35、第1ドレイン電極36、
第1ドレイン領域37、第2ドレイン電極38、第2ド
レイン領域39が形成される。図3は図2で示した構成
の断面図である。P型静電誘導トランジスタ101、ソ
ース・ゲート間抵抗102、出力側MOSFET103
は、各々互いにP+ 型分離領域53、55、57、59
により分離されている。P型静電誘導トランジスタ10
1はP- 基板52上のN- 領域全体にP型になるように
P型不純物を拡散した後、ゲートN+ 領域60、ソース
P+ 領域61を形成することにより構成される。本構造
の場合はP+ 型の分離領域53、55がドレイン領域に
なる。次に、ソース・ゲート間抵抗102は、P- 基板
52上のN- 領域56にP型拡散領域63を形成して抵
抗体として用い、静電誘導トランジスタのゲートに接続
する側の抵抗素子にはN+ 型コンタクト領域62を形成
している。さらに、出力側MOSFET103は、P型
拡散領域66にP型のチャネル領域65、N+ 型ソース
領域81を二重拡散により形成し、二重拡散ソース、チ
ャネル形成領域を中心に対称的にチャネル形成領域から
離間して2個のドレイン領域64、67を形成すること
により構成される。
した場合の平面レイアウト図である。半導体ICチップ
31にはソース電極32、制御回路形成領域33、ゲー
ト電極34、ソース領域35、第1ドレイン電極36、
第1ドレイン領域37、第2ドレイン電極38、第2ド
レイン領域39が形成される。図3は図2で示した構成
の断面図である。P型静電誘導トランジスタ101、ソ
ース・ゲート間抵抗102、出力側MOSFET103
は、各々互いにP+ 型分離領域53、55、57、59
により分離されている。P型静電誘導トランジスタ10
1はP- 基板52上のN- 領域全体にP型になるように
P型不純物を拡散した後、ゲートN+ 領域60、ソース
P+ 領域61を形成することにより構成される。本構造
の場合はP+ 型の分離領域53、55がドレイン領域に
なる。次に、ソース・ゲート間抵抗102は、P- 基板
52上のN- 領域56にP型拡散領域63を形成して抵
抗体として用い、静電誘導トランジスタのゲートに接続
する側の抵抗素子にはN+ 型コンタクト領域62を形成
している。さらに、出力側MOSFET103は、P型
拡散領域66にP型のチャネル領域65、N+ 型ソース
領域81を二重拡散により形成し、二重拡散ソース、チ
ャネル形成領域を中心に対称的にチャネル形成領域から
離間して2個のドレイン領域64、67を形成すること
により構成される。
【0011】以上の構成により静電誘導トランジスタは
単結晶シリコン基板上にPN接合分離により形成される
ため、誘電体分離基板で発生するウェハの反りは事実上
無視できる大きさとなるため、マスク合わせ精度が飛躍
的に向上すると共に、半導体産業で広く一般に用いられ
るようになった微小投影露光装置についてもLSIウェ
ハと同様に用いることが可能となる。
単結晶シリコン基板上にPN接合分離により形成される
ため、誘電体分離基板で発生するウェハの反りは事実上
無視できる大きさとなるため、マスク合わせ精度が飛躍
的に向上すると共に、半導体産業で広く一般に用いられ
るようになった微小投影露光装置についてもLSIウェ
ハと同様に用いることが可能となる。
【0012】
【発明の効果】本発明による光結合型半導体リレーで
は、静電誘導トランジスタのゲート、ソース拡散窓開け
加工、ソース・ゲート間ピッチ寸法も1μm以下の加工
が可能になるので微細な入力電流により静電誘導トラン
ジスタの動作が可能となり、リレー感度特性を大幅に改
善できる。また、マスク合わせ精度がよく、マスクとウ
ェハが密着しない縮小投影露光を用いることができるの
で、静電誘導トランジスタの特性ばらつきが飛躍的に減
少し、パーティクルによる欠陥発生も皆無になるので、
歩留まりの飛躍的な向上が図れる。
は、静電誘導トランジスタのゲート、ソース拡散窓開け
加工、ソース・ゲート間ピッチ寸法も1μm以下の加工
が可能になるので微細な入力電流により静電誘導トラン
ジスタの動作が可能となり、リレー感度特性を大幅に改
善できる。また、マスク合わせ精度がよく、マスクとウ
ェハが密着しない縮小投影露光を用いることができるの
で、静電誘導トランジスタの特性ばらつきが飛躍的に減
少し、パーティクルによる欠陥発生も皆無になるので、
歩留まりの飛躍的な向上が図れる。
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の一実施例の平面図である。
【図3】本発明の一実施例の断面図である。
【図4】従来例の回路図である。
【図5】従来例の断面図である。
11 LED 12 フォトダイオードアレイ 13 抵抗 14 Pチャネル型静電誘導トランジスタ 15 MOSFET 16 MOSFET
Claims (8)
- 【請求項1】 入力端子を有するLEDと、前記LE
Dに光学的に結合されて電気的には絶縁されており、前
記LEDによる光照射に応答して光起電力を発生させる
少なくとも1個以上の受光ダイオードを有するフォトダ
イオードアレイを有し、前記フォトダイオードアレイで
発生する光起電力を制御回路素子の入力端子に供給し、
前記制御回路素子の出力端子は出力側半導体素子をスイ
ッチングさせる光結合型半導体リレーにおいて、 前記制御回路素子は、Pチャネル型静電誘導トランジス
タと、前記Pチャネル型静電誘導トランジスタのソース
とゲートの間に接続される抵抗によって構成されること
を特徴とする光結合型半導体リレー。 - 【請求項2】 請求項1記載のリレーにおいて、前記
出力側半導体素子は、横型の二重拡散MOSFETであ
り、ソースを共通にして双方向に導通するように2個の
ドレイン端子を有することを特徴とする光結合型半導体
リレー。 - 【請求項3】 請求項2記載のリレーにおいて、前記
Pチャネル型静電誘導トランジスタと、前記ソース・ゲ
ート間抵抗及び前記双方向導通の横型二重拡散MOSF
ETは、単体の半導体基板上にPN接合分離により集積
して形成されることを特徴とする光結合型半導体リレ
ー。 - 【請求項4】 請求項3記載のリレーにおいて、前記
PN接合分離は、第1導電型の半導体基板上に第2導電
型の素子形成領域を形成し、前記制御回路素子と前記出
力側半導体素子は、前記基板の半導体表面側より前記第
1導電型半導体基板に接続するように形成した高濃度第
1導電型の分離領域により電気的に絶縁されていること
を特徴とする光結合型半導体リレー。 - 【請求項5】 請求項4記載のリレーにおいて、前記
Pチャネル型静電誘導トランジスタは、前記第1導電型
の半導体基板の上に形成される前記PN接合分離領域の
少なくとも1個以上に形成され、 前記第1導電型の半導体基板の上に形成される第2導電
型の素子形成領域全体に第1導電型不純物を拡散して低
濃度の第1導電型チャネル領域を形成し、 前記低濃度の第1導電型チャネル領域に高濃度第1導電
型のソース領域および高濃度第2導電型のゲート領域を
形成し、ドレイン領域は前記PN接合分離の第1導電型
高濃度領域により形成し、 前記チャネル領域における前記ソース領域全面に前記ゲ
ート領域とのPN接合により電位障壁が形成され、前記
ゲート電圧への電圧印加により前記ソース領域から電流
が流れるように動作することを特徴とする光結合型半導
体リレー。 - 【請求項6】 請求項4記載のリレーにおいて、前記
ゲート・ソース間抵抗は、前記第1導電型半導体基板の
上に形成される前記PN接合分離領域の少なくとも1個
以上に形成され、前記第2導電型の素子形成領域の中に
第1導電型拡散領域を形成して抵抗領域として用い、前
記抵抗領域に隣接して第2導電型のコンタクト領域を形
成することにより構成されることを特徴とする光結合型
半導体リレー。 - 【請求項7】 請求項4記載のリレーにおいて、前記
双方向に導通する横型二重拡散MOSFETは、前記第
1導電型半導体基板の上に形成される前記PN接合分離
領域の少なくとも1個以上に形成され、第1導電型チャ
ネル領域と第2導電型ソース領域は二重拡散構造を有
し、前記2個の第2導電型ドレイン領域は、前記二重拡
散ソース、ゲート領域を中心に前記二重拡散領域から対
称的に離間して前記PN接合分離領域のデバイス形成領
域に形成されることを特徴とする光結合型半導体リレ
ー。 - 【請求項8】 請求項4記載のリレーにおいて、前記
フォトダイオードアレイのカソード端子を前記Pチャネ
ル型静電誘導トランジスタの前記ドレインに接続し、 前記Pチャネル型静電誘導トランジスタのドレインを前
記双方向に導通する横型二重拡散MOSFETのソース
に接続し、 前記PN接合分離の第1導電型高濃度領域は互いに接続
され、 前記フォトダイオードアレイのアノード端子は、前記P
チャネル型静電誘導トランジスタのゲートに接続され、 前記Pチャネル型静電誘導トランジスタのソースは前記
双方向に導通する横型二重拡散MOSFETのゲートに
接続されることにより構成される光結合型半導体リレ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5438093A JPH06268247A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 光結合型半導体リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5438093A JPH06268247A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 光結合型半導体リレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06268247A true JPH06268247A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12969082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5438093A Pending JPH06268247A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 光結合型半導体リレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06268247A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6580126B1 (en) * | 1997-06-30 | 2003-06-17 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Solid-state relay |
JP2007281934A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Nec Electronics Corp | 半導体リレー |
JP2016157956A (ja) * | 2008-08-29 | 2016-09-01 | タウ−メトリックス インコーポレイテッドTau−Metrix, Inc. | 半導体基板用集積フォトダイオード |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5438093A patent/JPH06268247A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6580126B1 (en) * | 1997-06-30 | 2003-06-17 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Solid-state relay |
JP2007281934A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Nec Electronics Corp | 半導体リレー |
JP2016157956A (ja) * | 2008-08-29 | 2016-09-01 | タウ−メトリックス インコーポレイテッドTau−Metrix, Inc. | 半導体基板用集積フォトダイオード |
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