JPH06268217A - 薄膜半導体素子 - Google Patents

薄膜半導体素子

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JPH06268217A
JPH06268217A JP5054019A JP5401993A JPH06268217A JP H06268217 A JPH06268217 A JP H06268217A JP 5054019 A JP5054019 A JP 5054019A JP 5401993 A JP5401993 A JP 5401993A JP H06268217 A JPH06268217 A JP H06268217A
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加一 福田
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程を複雑化させることなく、光照射に
よるリーク電流を小さくする 【構成】 逆スタッガ型TFTにおいて、ソースおよび
ドレインがそれぞれチャネル保護層上に重なる領域を有
し、重なる領域においてチャネル保護層の幅方向の少な
くとも一方の幅面よりもソースおよびドレインの幅面が
重なる領域の外側にあり、かつソースおよびドレインと
チャネル保護層との重なり交点において半導体層とも重
なり交点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜半導体素子に関し、
とくにアクティブマトリックス型液晶表示装置等に用い
られる薄膜半導体素子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄膜半導体素子(以下、TFTと
略称する。)はアクティブマトリックス型液晶表示装置
やイメージセンサー等の素子として多用されており、そ
れと共に、液晶表示装置等に使用する際の半導体特性の
向上が望まれている。
【0003】従来のTFTの構成について逆スタッガ型
TFTを例にとり図2を参照して説明する。図2(a)
は平面図を、図2(b)は図2(a)のII−II断面図
を、図2(c)は図2(a)のIV−IV断面図を示す。ガ
ラスなどからなる絶縁基板7上にゲート電極層3を形成
して、さらにゲート絶縁層4、半導体層5、チャネル保
護層1を順に成膜する。所定のチャネル長が得られるよ
うにチャネル保護層1を成形した後、コンタクト層6、
ソース2、ドレイン2を形成する。このままではソース
とドレインはコンタクト層6により短絡している。そこ
で、チャネル保護層1上のコンタクト層6をソース2と
ドレイン2をマスクにして除去する。ここで、ソース2
およびドレイン2の幅はチャネル保護層の幅よりも広く
形成する。すなわち、ソースまたはドレインの幅を
1、チャネル保護層の幅をW0 とするとW0 >W1
ある。これはチャネル層の幅を広くすることにより、ソ
ースとドレインとの間の抵抗を下げる必要があるためで
ある。また、チャネル層の保護を確実にするためにもチ
ャネル保護層の幅を広くしてアライメントを容易にする
必要があった。
【0004】アクティブマトリックス型液晶表示装置に
利用した場合を例にとり、このようなTFTの問題点に
ついて説明する。TFTは、マトリックス状に形成され
た各画素に選択的に電荷を書き込むためのスイッチング
素子として機能している。このため、オン状態の時に電
荷を充分に書き込むことが可能で、オフ状態の時には必
要な時間だけ画素に書き込んだ電荷を保持する性能が要
求される。したがって、スイッチング機能を果たす上で
オン/オフ比が充分に確保されていることが重要にな
る。原理上透過光を使用する液晶表示装置に利用される
TFTは、光照射を受けることが避けられない。このた
め、非晶質シリコンや多結晶シリコンを用いているTF
Tは、光により励起されたキャリアが発生してとくにオ
フ状態時にリーク電流が生じやすくなる。このオフ状態
の時に発生するドレインリーク電流値を下げ、オン/オ
フ比を充分に確保することがTFTに必須の技術となっ
ている。オン/オフ比を大きく保てないと、たとえばノ
ーマリーホワイトの液晶材料を使用した場合、画素が白
くなり表示装置の欠陥として認識される。液晶表示装置
用のように構造上また使用環境上光が照射される状況下
で使用される場合、このようにTFTのオン/オフ比の
低下に基づく表示不良が発生しやすかった。
【0005】ドレインリーク電流値を下げ、オン/オフ
比を充分に確保するための対策として、TFTへの光照
射を避けるためにブラックマトリックスや遮蔽膜の配設
が考えられている。また、TFTのリーク電流が無視で
きるように画素電極の補助容量を大きくする方法も考え
られている。さらに、ソースおよびドレインを遮蔽層と
して半導体層への光照射を避ける方法も提案されている
(USP 5,051,800 )。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対向電
極側に通常形成されているブラックマトリックスを配設
する場合は、ブラックマトリックスとTFTとの間が数
μm あり、その間に液晶組成物が挟持されているため、
バックライトおよび使用環境からの光は液晶装置内の乱
反射によりTFTに照射されてしまう。ブラックマトリ
ックスの面積を大きくする方法もあるが液晶表示装置の
開口率が低下し画質の劣化が生じてしまう。また、TF
T上に直接光の遮蔽膜を配設する方法は、遮蔽膜の電位
がTFTの動作に影響を与え電位決定を困難とすること
や、層間ショートの恐れなどの問題がある。また製造工
程数が増加し複雑化する。したがってTFTを使用する
装置の製造歩留まりが低下するなどの問題がある。
【0007】画素電極の補助容量を大きくする方法は、
液晶表示装置の開口率を低下させてしまうことや、大き
な補助容量の分、電荷を画素に書き込むことが可能とな
る移動度の高いTFTが必要となるなどの問題がある。
【0008】ソースおよびドレインを遮蔽層として半導
体層への光照射を避ける方法は、チャネル領域の遮蔽層
先端において半導体層とソースおよびドレインがコンタ
クト層を介して接触部分を有するため、ドレインリーク
電流を充分下げることができないという問題がある。
【0009】以上のように、従来の技術ではTFTのリ
ーク電流を効率よく下げることは困難であるとの問題が
あった。
【0010】本発明は、かかる課題に対処してなされた
もので、製造工程を複雑化させることなく、またTFT
を使用する装置の性能を劣化させることなく、光照射に
よるTFTのリーク電流を小さくすることのできるTF
Tを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のTFTは、基板
と、この基板上に配設されたゲート電極層と、絶縁層を
介してゲート電極層上に配設された半導体層からなるチ
ャネル領域と、チャネル領域上に配設されたチャネル保
護層と、チャネル領域を介して電気的に接続されたソー
スおよびドレインとからなるTFTであって、ソースお
よびドレインがそれぞれチャネル保護層上に重なる領域
を有し、重なる領域においてチャネル保護層の幅方向の
少なくとも一方の幅面よりもソースおよびドレインの幅
面が重なる領域の外側にあり、かつソースおよびドレイ
ンとチャネル保護層との重なり交点において半導体層と
も重なり交点を有することを特徴とする。
【0012】図1を用いて本発明のTFTを説明する。
図1(a)は平面図を、図1(b)は図1(a)の I−
I 断面図を、図1(c)は図1(a)のII−II断面図
を、図1(d)は図1(a)のIV−IV断面図をそれぞれ
示す。透明基板7の上にゲート電極層3、ゲート絶縁層
4、半導体層5、チャネル保護層1が配設されている。
さらにその上にコンタクト層6を介して半導体層5と電
気的に接続されたソースおよびドレイン2が配設されて
いる。ソースおよびドレイン2は、チャネル保護層1上
に重なる領域を有している。さらにチャネル保護層の幅
方向の少なくとも一方の幅面よりもソースおよびドレイ
ンの幅面が外側にあるように重なる。したがって、チャ
ネル保護層の一方の幅面だけを覆うように重なっても、
また両方の幅面を覆うように重なってもよい。ソースお
よびドレイン2の電極幅W1 はチャネル保護層1の幅W
0 よりも大きく、かつ両方の幅面を覆うように重なると
きは、TFTのリーク電流を小さくすることのできるの
でより好ましい。なお、一方の幅面だけを覆うように重
なるときは、TFTの寄生容量を下げることができる。
【0013】ソースおよびドレインとチャネル保護層と
の重なり交点において半導体層とも重なり交点を有する
とは、図1に示すようにソースおよびドレイン2とチャ
ネル保護層1の重なり交点 IIIにおいて、ソースおよび
ドレイン2が直接半導体層5と接触しており、コンタク
ト層6を介していないことをいう(図1(c)および図
1(d))。このような構造とすることによりリーク電
流を大幅に下げることができる。ここで、ソースおよび
ドレイン2は低抵抗半導体層あるいは金属からなっても
よいし、またこれらを重ねたものであってもよい。
【0014】
【作用】本発明の構造とすることによりリーク電流が大
幅に下がることを図3(a)、図3(b)、図3(c)
により説明する。図3(a)、図3(b)は従来のTF
Tの平面構造を、図3(c)は本発明のTFTの平面構
造を示す。なお、図3(b)は半導体層5がチャネル領
域以外はエッチングで除去されていることが図3(a)
と異なる。
【0015】本発明は、光照射によって生じるリーク電
流経路の有無がリーク電流値に大きく影響することに注
目した結果なされたものである。したがって、本発明の
TFTは光照射によって生じるリーク電流経路を遮断す
る構造にする。
【0016】液晶表示装置やイメージセンサー等では、
大面積に低コストで堆積可能な半導体層として非晶質シ
リコンが使用されることが多い。非晶質シリコンは、そ
の性質上光が照射されると電気伝導性を帯びる。このた
めにソースおよびドレイン間にリーク電流経路が存在す
ると本来ならばゲート電位によって制御されるべきチャ
ネル領域にリーク電流が流れる。たとえば、図3(a)
の構造のTFTの場合、光照射によって生じるリーク電
流経路はA→B、A´→B´およびC→D、C´→D´
である。また図3(b)の場合、リーク電流経路はA→
B、A´→B´である。リーク電流経路はA→B、A´
→B´において、点A(またはA´)および点B(また
はB´)は光照射によって高い電気伝導性になっている
領域(ハッチングされている領域)とコンタクト層6が
接している点であるためにソースおよびドレイン間に電
位差があるとリーク電流が流れてしまう。さらに図3
(a)の場合、リーク電流経路C→Dに見られるように
半導体層5がチャネル領域以外に残留していると半導体
層とコンタクト領域はACやBFのように線で接してい
るのでリーク電流は図3(b)の場合よりもさらに大き
くなる。 本発明のTFTの平面構造を示す図3(c)
においては、光照射によってハッチング部に示す領域は
高い電気伝導性になるが、この領域とコンタクト層とが
接している箇所は存在しない。したがって本発明の構造
とすることによってリーク電流経路を遮断することがで
きる。
【0017】
【実施例】実施例1 以下、本発明のTFTを前述の図1を参照して具体的に
説明する。基板7上にゲート電極層3を形成する。たと
えばTFTを液晶表示装置に使用する場合は、ガラス、
石英などの透明基板を基板7の材料として使用する。ま
た、ゲート電極層3には、モリブデン(Mo)、タンタル
(Ta)、アルミニウム(Al)単独層またはこれらの金属
の積層膜が材料として使用され、プラズマエッチングや
ウエットエッチングを用いて所望の形状に形成される。
【0018】つぎにゲート絶縁層4、半導体層5、チャ
ネル保護層1を順に堆積させる。具体的には以下の例を
挙げることができる。ゲート絶縁層4としてはシリコン
窒化膜( SiNx )、シリコン酸化膜( SiOx )またはシ
リコン窒化膜とシリコン酸化膜との積層膜等の材料を使
用して、堆積方法はプラズマCVD法などを使用する。
半導体層5としては非晶質シリコンなどを、チャネル保
護層1としてはシリコン窒化膜やシリコン酸化膜等の材
料を使用する。積層膜が堆積された後にチャネル保護層
1を所望のチャネル長さが得られるように形成する。つ
ぎにコンタクト層6として、たとえば燐( P)などの不
純物をドーピングしたn+コンタクト層を堆積させる。
その後、素子分離のために半導体層5とコンタクト層6
をパターニングする。このパターニングの際にTFTの
チャネル幅を決定する。したがって、パターニングの合
わせ精度を緩和することを考慮してチャネル保護層1を
形成する際、実際のチャネル幅よりも大きく形成してお
くのが好ましい。チャネル保護層1を所望のチャネル幅
よりも大きく形成しておくので、素子分離のエッチング
工程でチャネル保護層1のエッチングを同時に行う。こ
のようなエッチングはチャネル保護層1と半導体層5と
の間に選択性がないエッチング方法を用いれば容易に実
現できる。たとえばチャネル保護層1にシリコン窒化膜
を半導体層5に非晶質シリコンを用いた場合、エッチン
グ方法としてパーフルオロメタン(CF4 )と酸素(
O2 )系の混合ガスを用いた乾式エッチング法が好まし
い。
【0019】ついでソース2およびドレイン2を形成す
る。電極材料としては、たとえばモリブデン(Mo)、ク
ロム(Cr)、アルミニウム(Al)またはこれらの積層膜
が使用できる。この電極層を形成する際、チャネル保護
層1のチャネル幅方向に対してソース2およびドレイン
2の幅を図1(a)に示すようにW0 <W1 となるよう
に形成する。その後、コンタクト層6をソース2および
ドレイン2をマスクにしてエッチングする。
【0020】このようにして形成された本実施例のTF
T構造は、図2に示す従来例のTFT構造と比較して、
ソース2およびドレイン2がチャネル幅方向に関してチ
ャネル保護層1、半導体層5およびコンタクト層6より
も幅広いことが特徴である。すなわち、従来例はW0
1 であるのに対して、本実施例はW0 <W1 である。
したがって、TFTの製造工程を増加させたり、複雑化
させることがない。
【0021】本実施例のTFTの特性を従来例と比較し
て図4に示す。図4は、TFTの Id − Vg 特性を示し
たもので、図4(a)は本実施例を、図4(b)は従来
例をそれぞれ示す。なお、 Id − Vg 特性は、TFTの
ソースおよびドレイン側から光をそれぞれ 70 lx、250
lx、750 lx照射した場合と光照射なしの場合とを示した
ものである。たとえば、ゲート電圧 0[V] での電流値を
比較すれば、それぞれの光照射量に対して本実施例のT
FTはリーク電流値が明らかに小さくなっている。この
ようなTFTを用いると表示品位に優れた液晶表示装置
が得られる。
【0022】なお、本実施例のTFT構造の特別な例と
して、図5を考えることができる。図5(a)は平面図
を、図5(b)は図5(a)の I−I 断面図をそれぞれ
示す。 図5においては、W0 =W1 である。したがっ
て、コンタクト層6および半導体層5は断面にて露出し
ている。このため、ソース2およびドレイン2間のコン
タクト層エッチングの際にコンタクト層6および半導体
層5が端部よりエッチングされTFTのソース・ドレイ
ンコンタクト部を劣化させ、良好なTFT特性が得られ
なくなる。以上より、W0 =W1 は望ましくなく、W0
<W1 であることが重要となる。
【0023】実施例2 製造工程を簡略化することのできる実施例について説明
する。透明絶縁基板上にゲート電極層を形成し、ゲート
絶縁層、半導体層、チャネル保護層を順に堆積させる。
チャネル保護層のパターニング工程において、レジスト
を塗布した後、ゲート電極層をマスクにして基板側から
露光する裏面露光法で自己整合的にチャネル保護層を形
成する。この方法を用いることにより、ゲート電極層パ
ターンとソース・ドレインパターンとの重なり領域を精
度よく制御することができる。また、チャネル保護層を
パターニングするためのレチクルが不要となり製造コス
トを下げることができる。チャネル幅に関しては、実施
例1に示したように素子分離を図るためのマスクを用い
所望のチャネル幅を決定できるので、実施例1と工程の
変更は不要である。その後の製造工程は実施例1と同じ
である。
【0024】実施例2によれば、自己整合的な製造工程
を取り入れることによって、製造工程を簡略化させ、ま
た、製造コストを下げることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のTFTは、チャネル保護層上に
チャネル保護層、半導体層およびコンタクト層の幅より
も広いソースおよびドレインを形成するので、光照射に
よるリーク電流を下げることができる。
【0026】また、このような構造とすることにより、
従来の製造工程数を増やしたり、製造工程を複雑にした
りしないでTFTを製造できる。
【0027】さらに、本発明のTFTを液晶表示装置に
使用すると、表示品位に優れた液晶表示装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTFTを示す図である。なお、図1
(a)は平面図を、図1(b)は図1(a)の I−I 断
面図を、図1(c)は図1(a)のII−II断面図を、図
1(d)は図1(a)のIV−IV断面図をそれぞれ示す。
【図2】従来のTFTを示す図である。なお、図2
(a)は平面図を、図2(b)は図2(a)のII−II断
面図を、図2(c)は図2(a)のIV−IV断面図をそれ
ぞれ示す。
【図3】リーク電流経路を説明する図である。なお、図
3(a)、図3(b)は従来のTFTの平面構造を、図
3(c)は本発明のTFTの平面構造をそれぞれ示す。
【図4】TFTの Id − Vg 特性を示す図である。な
お、図4(a)は実施例1を、図4(b)は従来例をそ
れぞれ示す。
【図5】実施例1のTFT構造の特別な例を示す図であ
る。なお、図5(a)は平面図を、図5(b)は図5
(a)の I−I 断面図をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1………チャネル保護層、2………ソースおよびドレイ
ン、3………ゲート電極層、4………ゲート絶縁層、5
………半導体層、6………コンタクト層、7………基
板。
フロントページの続き (72)発明者 福田 加一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 茨木 伸樹 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板上に配設されたゲート
    電極層と、絶縁層を介して前記ゲート電極層上に配設さ
    れた半導体層からなるチャネル領域と、前記チャネル領
    域上に配設されたチャネル保護層と、前記チャネル領域
    を介して電気的に接続されたソースおよびドレインとか
    らなる薄膜半導体素子であって、 前記ソースおよびドレインがそれぞれ前記チャネル保護
    層上に重なる領域を有し、前記重なる領域において前記
    チャネル保護層の幅方向の少なくとも一方の幅面よりも
    前記ソースおよびドレインの幅面が前記重なる領域の外
    側にあり、かつ前記ソースおよびドレインと前記チャネ
    ル保護層との重なり交点において前記半導体層とも重な
    り交点を有することを特徴とする薄膜半導体素子。
JP05401993A 1993-03-15 1993-03-15 薄膜半導体素子 Expired - Lifetime JP3340782B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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