JPH0626736B2 - 電縫管成形機のロール交換装置 - Google Patents

電縫管成形機のロール交換装置

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JPH0626736B2
JPH0626736B2 JP63316283A JP31628388A JPH0626736B2 JP H0626736 B2 JPH0626736 B2 JP H0626736B2 JP 63316283 A JP63316283 A JP 63316283A JP 31628388 A JP31628388 A JP 31628388A JP H0626736 B2 JPH0626736 B2 JP H0626736B2
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housing
housing cap
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pipe forming
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、電縫管成形機のロール交換装置に関する。
<従来の技術> 従来、電縫管を造管するに際し、上下一対の2ロール形
または上下左右の4ロール形の成形機が用いられる。そ
のうち、4ロール形の成形機の概要を第8図ないし第10
図により説明する。
コモンベッド1の両側には、側面にハウジングウインド
2を有しかつ上部に縦固定軸3を植立した左右一対のハ
ウジング4a,4bが立設され、このハウジング4a,
4bの上面には、縦固定軸3に案内されたハウジングキ
ャップ5が載置され、このハウジングキャップ5は縦固
定軸3上部の溝に打ち込まれたコッタ6によりハウジン
グ4a,4b上面に固定されている。
ハウジング4a,4bの下部には、昇降モータ7により
駆動されて昇降するようにしたウォームジャッキ8が配
設され、ウォームジャッキ8のスクリュー軸9上端に
は、下ロール軸11を回転自在に支持せしめた下ロール軸
箱10が載置され、この下ロール軸箱10はハウジング4
a,4bの内面に沿ってハウジングウインド2内を昇降
し得るようになっており、下ロール軸11には下ロール12
が固着されるとともに下ロール軸11の一端にはスイング
ボルト13の着脱によりユニバーサルスピンドル14と着脱
し得るようにしたカップリング15が嵌合されている。
下ロール軸箱10の上方には、ハウジング4a,4bの内
面に沿ってハウジングウインド2内を昇降し得るように
したサイドロールフレーム16が配設され、このサイドロ
ールフレーム16にはウォーム17およびウォームホイル18
ならびにスクリュー軸19などからなる幅調整装置20が装
着され、このスクリュー軸19の先端には管軸方向に対し
て直角方向になるようにサイドロールフレーム16内を摺
動し得るようにしたサイドロール軸箱21が螺合され、サ
イドロール軸箱21には縦向きのサイドロール23が固着さ
れたサイドロール軸22が枢着されている。このサイドロ
ール23は成形すべき管が大径の場合は使用されるが、小
径の場合は第8図の右側に示すように使用する必要はな
い。
前記下ロール軸箱10側部には、軸線が管軸方向に延びた
軸24が配設され、この軸24の前後にはウォーム25が固着
され、下ロール軸箱10の中空部には、第11図に示すよ
うに回転自在にウォームホイル26が配設され、前記ウォ
ーム25とウォームホイル26とは互いに噛み合っている。
また、ウォームホイル26の中心部には縦向きのスクリュ
ー軸27が螺着され、このスクリュー軸27の上端ヘッド部
28はサイドロールフレーム16の下部に設けた中空部29に
挿入されてサイドロールフレーム16を支持し、中空部29
とスクリュー軸27の上部ヘッド部28下面との間には、第
12図に示すように、U字状の溝を有する把手30付のス
ペーサ31が挿入してあり、通常の作業時に下ロール12と
サイドロール23中心までの距離を所定の寸法に保持し得
るようになっている。
サイドロールフレーム16およびサイドロール軸箱21の上
方には、ハウジング4a,4bの内面に沿ってハウジン
グウインド2内を昇降し得るようにした上ロール軸箱32
が配設され、この上ロール軸箱32には上ロール34が固着
された上ロール軸33が枢着されている。この上ロール軸
33の一端にはスイングボルト35の着脱によりユニバーサ
ルスピンドル36と着脱し得るようにしたカップリング37
が嵌合されている。
上ロール軸箱32の上面には、第13図に示すような平面
形状で水平方向に回動し得るようにしたブロック38がボ
ルト39により固定されており、このブロック38の中央貫
通孔にはハウジングキャップ5上部に配設した圧下モー
タ40により作動し得るようにしたウォームジャッキ41の
圧下スクリュー42が貫通し、この圧下スクリュー42の下
端は第8図に示すように上ロール軸箱32を下方へ圧下し
得るようになっている。
このように構成された電縫管成形機で管を成形する場合
は、まず圧下モータ40により圧下スクリュー42を昇降さ
せて上ロール軸箱32を昇降させ、これによって上ロール
34の位置決めをし、昇降モータ7により下ロール軸箱10
をサイドロールフレーム16およびサイドロール軸箱21な
どと一体的に昇降させて下ロール12の位置を決め、軸24
を回動させることによりウォーム25およびウォームホイ
ル26を回動させてスクリュー軸27を昇降させ、これによ
りサイドロールフレーム16およびサイドロール軸箱21を
昇降させてサイドロール23の上下方向位置を決め、幅調
整装置20によって左右のサイドロール23,23の間隔を調
整する。
各ロールの位置決めが終了したら、ついで図示しない駆
動モータを駆動してユニバーサルスピンドル14,36を回
転させて上ロール34および下ロール12を回転させ、上流
側から挿入される管を連続的に成形して下流側に送り出
すのである。
つぎに、この電縫管成形機の各ロールの交換について説
明すると、まずラインの運転を停止し、圧下モータ40を
駆動して上ロール軸箱32を下降させ、上ロール34をサイ
ドロール23または下ロール12に接触させてその上部に乗
せた後、作業員が図示しないクレーンと吊りワイヤで各
ユニバーサルスピンドル14,36を吊った後スイングボル
ト13,35を外してカップリング37,15とユニバーサルスピ
ンドル36,14との嵌合部をクレーンで離し、その後吊り
ワイヤを下降させてスピンドル36,14を金具45,44上に載
置し固定する。
ついで作業員がハウジングキャップ5の上に乗って、ハ
ンマによりコッタ6を叩いて縦固定軸3より抜き、ハウ
ジングキャップ5を固定状態から解放し、ボルト39を緩
めた後、ブロック38を反時計方向に回転させてボルト39
とブロック38との係合を解き、クレーンフックと吊下げ
用のブラケット43との間にワイヤ掛けを行い、ハウジン
グキャップ5をクレーンウインチにより真上へ引き上げ
る。そうすると、ハウジングキャップ5は縦固定軸3か
ら抜け、ウォームジャッキ41の圧下スクリュー42はブロ
ック38と一緒に上ロール軸箱32から外れたら、圧下モー
タ40やウォームジャッキ41を取付けたままハウジングキ
ャップ5をライン外へ搬出して所定位置に置く。
ハウジングキャップ5を除去したら、上ロール軸33の両
端部とクレーンフックとにワイヤ掛けを行い、クレーン
ウインチにより上ロール軸箱32,上ロール軸33,上ロー
ル34を一体的に真上に引き上げる。そうすると、上ロー
ル軸33はハウジング4a,4bに沿って上昇し、上端で
ハウジング4a,4bから外れる。外れた上ロール軸箱
32は上ロール軸33,上ロール34とともにロールショップ
へ搬送する。
上ロール軸箱32を除去したら、続いてサイドロールフレ
ーム16の中空部に挿入されたスペーサ31を管軸線方向に
対し直角方向に引き抜き、幅調整装置20,サイドロール
軸箱21,サイドロール23とともにサイドロールフレーム
16を左右別々にクレーンによりハウジング4a,4b上
方に引き抜く。そしてサイドロールフレーム16を幅調整
装置20,サイドロール軸箱21,サイドロール23とともに
ロールショップへ搬送する。
ロールショップにおいて、サイドロール軸箱21およびサ
イドロール23をサイドロールフレーム16から取り外した
ら、別の新しいサイドロール23を枢着したサイドロール
軸箱21をサイドロールフレーム16に摺動自在に嵌合さ
せ、幅調整装置20のスクリュー軸19の先端をサイドロー
ル軸箱21の雌ねじ部に挿入し、幅調整装置20のスクリュ
ー軸19をサイドロールフレーム16にセットしておく。
サイドロールフレーム16などをハウジング4a,4bか
ら除去したら、下ロール軸11の両端部とクレーンフック
とにワイヤ掛けを行い、クレンウインチにより下ロール
軸箱10,下ロール軸11,下ロール12を一体的に真上に吊
り上げ、ハウジング4a,4bから外し、ロールショッ
プへ搬送する。
新たな上下ロール軸箱32,10,サイドロールフレーム16
などハウジング4a、4bにセットするのは、取外した
場合と逆な順序で作業をするのである。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記したような従来の電縫管成形機にお
いては、成形用ロールの径はほとんどがハウジングウイ
ンドの幅よりも大きいため、ロールを横方向へ抜き出す
ことができず、上方へ抜き出さざるを得ないから、重量
物を吊り下げる玉掛けが必要となり、その作業に危険性
を伴ううえ、全てのロールを上方より取外した後でなけ
れば、新しいロールを組み込むことができないため、し
たがってラインの停止時間が長くて生産能率を低下させ
るなどの問題があった。
このような問題を解消する手段として、例えば特開昭57
−32830号公報に開示されているようなインナハウジン
グを設けたロール交換装置が提案されている。この装置
は、第14図,第15図に示すように、従来のハウジング
(以下、説明の都合上アウタハウジングという)4a,
4b内に、ハウジングウインド2を挿通して管軸方向に
対して直角方向に延びるインナハウジング46を配設し
て、サイドロール軸箱21およびサイドロール23を組み込
んだサイドロールフレーム16および幅調整装置20、また
上下ロール軸33,11,上下ロール34,12をそれぞれ一体
的に組み込んだ上下ロール軸箱32,10を固定するととも
に、このインナハウジング46は、車輪47を介して固定レ
ール48の両側に設けられるレール状ブラケット49の上に
載置され、管軸線方向に対して直角方向に移動し得るよ
うに構成される。なお、このレール状ブラケット49は、
縦形の流体圧シリンダ50によって上下方向の高さ位置が
調整される。また、アウタハウジング4a,4bの下部
には、下ロール軸箱10の高さ方向位置を調整するための
モータ駆動式のウォームジャッキ51が配設される。
一方、電縫管成形機の作業側の床面には、第16図に示す
ように、管軸線方向に対し平行な方向に延びるレール52
を敷設し、このレール52上に管軸線方向と平行な方向に
流体圧シリンダ53によって走行し得るようにした台車54
を載置し、台車54上に電縫管成形機のインナハウジング
46が乗り移れるよう管軸線方向に対し直角方向へ延びる
レール55を取付けるとともに、レール55間に交換すべき
新しいロールを組み込んだインナハウジング46を載置し
得るよう別のレール56を取付け、電縫管成形機と台車
54との間にレール55,56と平行な乗り継ぎ用のレール57
を敷設し、台車54よりもさらに管中心側から離れた側
に、軸線が管進行方向に対し直角に延びる流体圧シリン
ダ58を配設し、この流体圧シリンダ58のロッド先端にイ
ンナハウジング46のフック59と係合し得るようにしたフ
ック60を取付け、台車54と流体圧シリンダ58の間にロッ
ドの自重を支持する車輪61が走行し得るようにレール62
を敷設しておく。
そして、上下ロール軸33,11と上下カップリング37,15を
切り離した後、ハウジングキャップ5を上方へ引き上げ
てから、流体圧シリンダ50を作動させてレール状ブラケ
ット49を上昇させ、車輪47のレベルを固定レール48に合
わせた後、流体圧シリンダ58を作動させてフック60をイ
ンナハウジング46のフック59と係合させ、ラインから電
縫管成形機を引き出して台車54上に載置し、流体圧シリ
ンダ53を作動させて管軸線に対し平行な方向に移した
後、交換すべき新しいインナハウジング46をレール57を
介してアウタハウジング4a,4b内に押し込んで、イ
ンナハウジング46をアウタハウジング4a,4b内に前
記と逆の手順で固定するのである。
しかし、このロール交換装置にも以下のような問題があ
る。すなわち、成形用の各ロール径はもとんどがハウジ
ングウインドの幅よりも大きいため、それに合わせてイ
ンナハウジングを設けるようにすると、ハウジングウイ
ンドから横方向に抜き出すことができないからやはり上
方より抜き出さざるを得ず、従来例と同様の問題を潜在
することになる。したがって、使用するロール径はアウ
タハウジングのハウジングウインドの幅以下の寸法とせ
ざるを得ないのである。
それを改善するために、アウタハウジングを作り直すと
すると、莫大な費用が掛かるとともにアウタハウジング
間の点検通路が狭くなるから、点検作業が不便かつ不安
全になるという問題もある。また、アウタハウジング間
の距離を広くすることも考えられるが、帯板の成形上そ
の距離には自ずと制約が生じることになり、根本的な解
決策にはならない。
また、ロール全体がインナハウジング46で覆われている
ため、痛んだロールの手入れをする場合はその都度イン
ナハウジング46を解体してロールを取り出さねばなら
ず、その作業に要する負荷が極めて大きいという問題も
ある。
本発明は、上記のような課題を解決すべくしてなされた
ものであって、径の大きなロールを使用する場合でも容
易に交換・手入れの可能な電縫管成形機のロール交換装
置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は、上下に一対のロール組または上下左右に4個
のロールを頂部にハウジングキャップを取付けた一対の
ハウジングのハウジングウィンド内に着脱自在に配設し
てなる電縫管成形機のロール交換装置であって、前記ロ
ール組を一体的に支持するケージ状のロール支持装置
と、前記ハウジングの上部に前記ハウジングキャップの
頂部とほぼ同一の高さで管軸線方向に対して直角な方向
に延在するように配設された支持部材と、この支持部材
上にやぐら状に立設されて前記ロール支持装置と前記ハ
ウジングキャップとを一体的に管軸線方向に対して垂直
な方向に昇降自在とする昇降機構と、前記支持部材上に
平行に敷設された一対のレール上に連結して走行自在に
配置されて交換すべき新旧のロール組をそれぞれ載置可
能とする2台の台車とを備え、かつ、前記ハウジングキ
ャップの頂部にガイド部材を取付けるとともに、前記昇
降機構内に前記ガイド部材をガイドする案内片を設けた
ことを特徴とする電縫管成形機のロール交換装置であ
る。
<作用> 本発明によれば、ハウジング内のロール組をケージ状の
ロール支持装置を用いて一体的に管軸線方向に対して垂
直な方向に移動させて、ハウジングの上方に抜き出すよ
うにしたので、いかなる径のロールであってもハウジン
グから速やかに引き抜くことができる。
また、抜き出したロール組を電縫管成形機の上部に管軸
線方向と直角な方向に移動させたのち、予め準備した交
換すべき新しいロール組をハウジングの上方から挿入す
るようにしたので、迅速なロール交換を行うことができ
る。
さらに、ケージ状に組み立てたロール支持装置を用いて
支持することにより、交換したロール組は簡単に解体す
ることができるから、容易に手入れすることが可能であ
る。
<実施例> 以下に、本発明の実施例について、図面を参照して詳し
く説明する。
第1図は、本発明方法に係る電縫管成形機の実施例を示
す正面図であり、第2図は、一部断面で示す側面図、第
3図は、第1図のA−A矢視断面図、第4図は、本発明
のロール交換装置の実施例を示す正面図、第5図は、第
4図のB−B矢視図である。なお、図中、従来例と同一
部材は同一符号を付している。
図に示すように、本発明の電縫管成形機の上下ロール3
4,12およびサイドロール23は、部材65a,65b,65
c,65dを四角に組付けて、下部ロール軸箱10の下面に
組み込み、その四隅に部材65e,65f,65g,65hを上
ロール34の上部の高さに立設し、上ロール34の上部に四
角に組付けられた部材65i,65j,65k,65lの四隅に
結合してケージ状に構成されるロール支持装置66によっ
てハウジング4a,4b内側部を昇降可能なように支持
される。このロール支持装置66の上部の部材65i,65k
の上面には、逆L字状の接続金物67が固着され、ハウジ
ングキャップ5の下端に固着される板状の突起68aとL
字状の突起68bとで構成される溝部に係合自在とされ
る。また、ハウジングキャップ5の上面には、ほぼその
中央部に巻き上げ用のシーブ69が、またハウジング4
a,4bに対応した位置に一対の溝部を有するガイド部
材70,70がそれぞれ取付けられている。これらの機能に
ついては後述する。なお、ガイド部材70の下端部に取付
けられるクランプ装置71は、その可動するロッドがハウ
ジングキャップ5を貫通してハウジング4a,4bの上
部に設けられた穴部72(第6図参照)に挿入して、ハウ
ジングキャップ5をハウジング4a,4bに固定する機
能を有する。
つぎに、ロール交換装置について説明する。
第4図および第5図に示すように、電縫管成形機のハウ
ジングキャップ5の頂部とほぼ同一の高さで、かつハウ
ジング4a,4bのハウジングウインド2の幅よりも若
干広目の幅に所定の長さを有する一対の支持部材73,73
を、管軸線方向に対して直角方向に複数の支柱74を介し
て配設し、その支持部材73,73の間に複数のビーム75を
所定の間隔で固設して、その上に連結された2台の台車
76,76の車輪76aが載置されるレール77を敷設するとと
もに、ハウジング4a,4bの垂直線上にロール支持装
置66とハウジングキャップ5の高さよりも若干高い高さ
とされる支柱78を4本立設し、その上端を4本のビーム
79で結合してやぐら状とし、それにホイスト80,2個の
シーブ81a,81b,一対のコの字状の案内片82からなる
昇降機構83が固定して取付けられる。また、台車76の前
記案内片82に対応した位置には、一対のガイドポスト8
4,84が2組立設される。
ここで、案内片82は前記したガイド部材70の溝部を案内
する機能を有しており、またガイドポスト84の側部に取
付けられたシリンダ85で作動される爪部86によって、昇
降機構83で吊り上げられたロール支持装置66の底部をク
ランプする機能を有する。一方、シーブ81aは前記した
シーブ69に対応した位置に取付けられて吊り上げ用ワイ
ヤ87が懸回され、ホイスト80によってシーブ81bを介し
てハウジングキャップ5を吊り上げる機能を有する。
つぎに、本発明のロール交換装置を用いて電縫管成形機
のロール交換の手順について説明する。
まず、連結された2台の台車76,76を前出の第4図に
示すように、1台を電縫管成形機の作業側(ロールショ
ップ側)に、もう1台をロール交換すべき電縫管成形機
の真上にセンタリングして停止させておく。
図示しないロールショップから新しいロールを組み込
んだロール支持装置66を、図示しない天井クレーンによ
って吊り上げて運搬し、ロールショップ側の台車76に載
置する。このとき、台車76のフレーム76bに設けられて
いるガイドポスト84,84によってロール支持装置66の側
部が支持されるとともに、シリンダ85を作動させること
によりロール支持装置66の底部が爪部86によって支持さ
れる。
ついで、ロール交換すべき電縫管成形機の圧下モータ
40を作動させて圧下スクリュー42を上昇させて上ロール
33を上限位置に固定してから、上ロール軸箱32とサイド
ロール軸箱21との間にスペーサ88を挿入(第2図参照)
し、かつクランプ装置71のロッドを穴部72から抜いてハ
ウジング4a,4bからハウジングキャップ5を切り離
した後、ホイスト80を始動させてハウジングキャップ5
を吊り上げる。このとき、ハウジングキャップ5の突起
68a,68bと接続金物67の係合によってロール支持装置
66が一体化されているから、ロール支持装置66はハウジ
ングキャップ5とともに同時に吊り上げられる。なお、
ロール支持装置66がハウジング4a,4b内を上昇する
ときは、上下のロール軸受32,10とサイドロールフレー
ム16の溝部がハウジング4a,4bによってガイドさ
れ、また、ハウジングキャップ5が台車76まで上昇して
くると、まず、台車のフレーム76bに設けられたガイド
ポスト84で案内され、さらに上昇して昇降機構83内に達
すると、第7図(a)に示すように、支柱78の内側に設け
られが案内片82によりハウジングキャップ5のガイド部
材70の溝部が案内されるから傾くことはない。
ロール支持装置66の底部が台車のフレーム76b付近に
到達した時点で、第6図および第7図(b)に示すよう
に、シリンダ85を作動させて爪部86を突き出すことによ
り、ロール支持装置66の底部を支持してガイドポスト84
に固定する。これによって、交換すべきロール支持装置
66を台車76にセットした状態になる。
台車76に取付けられている走行用モータ89を駆動して
台車76と電縫管成形機の駆動側に走行させると、ハウジ
ングキャップ5とロール支持装置66とは切り離されて、
ハウジングキャップ5はホイスト80に吊り下げられた状
態でロール支持装置66のみが台車76とともに移動するこ
とになる。そして、新しいロールを組み込んだロール支
持装置66の積載した台車76をアウタハウジング4a,4
bのミル中心にセンタリングすると、昇降機構83で吊り
下げられているハウジングキャップ5とロール支持装置
66とが結合するから、ホイスト80でハウジングキャップ
5を若干吊り上げて爪部86を外した後下降させて、ハウ
ジング4a,4b内に新しいロール支持装置66を挿入し
て、クランプ装置71をハウジング4a,4bの上部の穴
部72に挿入させることにより、ハウジングキャップ5を
ハウジング4a,4bに固定する。
ついで、下ロール位置をウォームジャッキ8により、
上ロール位置をウォームジャッキ41により、またサイド
ロール23を幅調整装置20によりそれぞれ調整し、上下ロ
ール軸33,11をユニバーサルスピンドル36,14にそれぞ
れ結合すれば、駆動モータ90を駆動することにより減速
機91を介して各ロールを回転させることができる。
台車76上の交換すべきロール支持装置66に組み込まれ
た各ロールは、1本ずつクレーンで吊り上げてロールシ
ョップに運搬して手入れを施した後、つぎの使用に備え
るようにするとともに、台車76をもとの位置に戻して、
次工程に必要なロール支持装置66を運搬して台車74上に
載置して待機状態にする。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、ロール交換およ
び位置決めを迅速かつ安全に行うことができ、それによ
って成形ラインの停止時間を短縮するから、生産能率を
向上させることができる。
また、ロール支持装置がシンプルであるから、オンライ
ンでのロール手入れに要する時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る電縫管成形機の実施例を示す正
面図であり、第2図は、一部断面で示す側面図、第3図
は、第1図のA−A矢視断面図、第4図は、本発明のロ
ール交換装置の実施例を示す正面図、第5図は、第4図
のB−B矢視図、第6図は、ロール支持装置の吊り上げ
た状態を示す側面図、第7図(a)は第6図のC−C矢視
断面図、第7図(b)は同D−D矢視断面図、第8図〜16
図は、従来例の概要を示す説明図である。 1……コモンベッド,2……ハウジングウインド,4…
…ハウジング,5……ハウジングキャップ,7……昇降
モータ,8……ウォームジャッキ,11……下ロール軸,
12……下ロール,14,36……ユニバーサルスピンドル,
15,37……カップリング,20……幅調整装置,22……サ
イドロール軸,23……サイドロール,33……上ロール
軸,34……上ロール,40……圧下モータ,41……ウォー
ムジャッキ,42……圧下スクリュー,46……インナハウ
ジング,65……部材,66……ロール支持装置,67……接
続金物,68……突起,69……シーブ,70……ガイド部
材,71……クランプ装置,72……穴部,73……支持部
材,74……支柱,75……ビーム,76……台車,77……レ
ール,78……支柱,79……ビーム,80……ホイスト,81
……シーブ,82……案内片,83……昇降機構,84……ガ
イドポスト,85……シリンダ,86……爪部,87……ワイ
ヤ,88……スペーサ,89……走行モータ,90……駆動モ
ータ,91……減速機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に一対のロール組または上下左右に4
    個のロール組を頂部にハウジングキャップを取付けた一
    対のハウジングのハウジングウィンド内に着脱自在に配
    設してなる電縫管成形機のロール交換装置であって、前
    記ロール組を一体的に支持するケージ状のロール支持装
    置と、前記ハウジングの上部に前記ハウジングキャップ
    の頂部とほぼ同一の高さで管軸線方向に対して直角な方
    向に延在するように配設された支持部材と、この支持部
    材上にやぐら状に立設されて前記ロール支持装置と前記
    ハウジングキャップとを一体的に管軸線方向に対して垂
    直な方向に昇降自在とする昇降機構と、前記支持部材上
    に平行に敷設された一対のレール上に連結して走行自在
    に配置されて交換すべき新旧のロール組をそれぞれ載置
    可能とする2台の台車とを備え、かつ、前記ハウジング
    キャップの頂部にガイド部材を取付けるとともに、前記
    昇降機構内に前記ガイド部材をガイドする案内片を設け
    たことを特徴とする電縫管成形機のロール交換装置。
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