JPH0626729Y2 - トリムクリップの取付構造 - Google Patents

トリムクリップの取付構造

Info

Publication number
JPH0626729Y2
JPH0626729Y2 JP4584389U JP4584389U JPH0626729Y2 JP H0626729 Y2 JPH0626729 Y2 JP H0626729Y2 JP 4584389 U JP4584389 U JP 4584389U JP 4584389 U JP4584389 U JP 4584389U JP H0626729 Y2 JPH0626729 Y2 JP H0626729Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
trim
trim clip
mounting seat
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4584389U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02135709U (ja
Inventor
康信 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP4584389U priority Critical patent/JPH0626729Y2/ja
Publication of JPH02135709U publication Critical patent/JPH02135709U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0626729Y2 publication Critical patent/JPH0626729Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、ピラーガーニッシュ,ルーフガーニッシ
ュ,リヤサイドトリム等の自動車用内装部品を車体パネ
ルに取り付ける際使用するトリムクリップの取付構造の
改良に関する。
《従来の技術》 例えば、リヤサイドトリム,ルーフガーニッシュ,各種
ピラー等の自動車用内装部品を車体のインナーパネルに
取り付ける手段としては、これら内装部品の芯材である
樹脂パネルの裏面側にクリップ取付座を形成し、このク
リップ取付座にトリムクリップを装着固定した後、この
トリムクリップをインナーパネル側に形成された取付孔
に弾性的に嵌合させることにより、この種自動車用内装
部品をインナーパネルに取り付けるようにしている。
第6図は従来のトリムクリップの取付構造の一例を示す
もので、図面において内装部品の芯材パネル1の裏面1
aには、トリムクリップ2を装着するためのクリップ取
付座3が一体に設けられている。
このクリップ取付座3は内部にアリ溝を形成する一対の
ガイド壁4と、このアリ溝の中央に突出形成された取付
用支柱5とから構成されれている。
一方、トリムクリップ2は、金属製バネ鋼を略U字状に
曲成するとともに、その両端を外側に折曲形成してフラ
ンジ6を形成するとともに、両側に車体パネル(図示せ
ず)の取付孔に弾性嵌合させる弾性嵌合片7を膨出状に
形成して構成されている。
そして、このトリムクリップ2を、内装部品1に形成さ
れたクリップ取付座3に取り付けるには、第6図中矢印
で示すように、トリムクリップ2のフランジ6をクリッ
プ取付座3のアリ溝内にスライド挿入して、取付用支柱
5をトリムクリップ2により挟み込むように装着固定し
ている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、従来のトリムクリップ2をクリップ取付
座3に装着固定する取付構造においては、内装部品1な
らびにクリップ取付座3の成形は射出成形を使用して行
われ、アリ溝ならびに取付用支柱5がアンダーカット形
状となるため、通常、射出成形用金型にスライド型を使
用し、射出成形用金型の型構造が複雑化し、型費が高価
なものとなり、製品コストが高騰化するという欠点が指
摘されている。
さらに、スライド型を設定する場合、スライド型の抜き
方向に規制があるため、このクリップ取付座3の設定箇
所に制約を受け、設計自由度が少ないという問題点もあ
る。
また、最近ではトリムクリップ2を自動挿入する方法が
多用される傾向にあるが、従来の工法においては、上下
ならびに左右の寸法精度が要求されるため、自動挿入が
困難となり、トリムクリップ2の自動挿入に不向きであ
るという欠点も同時に指摘されている。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、本考
案の目的とするところは、内装部品の裏面側に形成され
るクリップ取付座を簡単な型構造の金型で成形可能と
し、製品コストを引き下げるとともに、トリムクリップ
の自動挿入を可能にしたトリムクリップの取付構造を提
供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために本考案は内装部品の裏面側に
クリップ取付座が形成され、このクリップ取付座に、車
体パネルの取付孔に圧入嵌合されるトリムクリップを取
り付けるトリムクリップの取付構造において、 前記トリムクリップは、断面略U字状に金属板を曲成す
るとともに、内側に係止爪を切り起こし、かつ、弾性嵌
合片を膨出状に形成し、両端を外側に向けて折曲したフ
ランジを形成することにより構成される一方、前記クリ
ップ取付座は、先端に向けてテーパ状をなす円筒状ボス
と、このボスの周囲に上面が傾斜面となる一対のガイド
リブとから構成され、上記トリムクリップのフランジが
ガイドリブ上面に位置するようにトリムクリップをボス
に挿着し、このトリムクリップを回転操作することによ
り、ガイドリブ間にフランジを挾着保持させ、かつ、係
止爪をボスの外周面に食い込ませ固定することを特徴と
する。
《作用》 以上の構成から明らかなように、本考案におけるクリッ
プ取付座は、円筒状ボスと、その周囲に形成される一対
のガイドリブとから構成されるため、アンダーカット形
状とならず、簡易な射出成形用金型で製作できる。
さらに、本考案によるトリムクリップを円筒状ボスにそ
の上方から嵌め込み回転操作するだけで、トリムクリッ
プをクリップ取付座に取付固定できるため、トリムクリ
ップの自動化が可能となる。
《実施例》 以下、本考案によるトリムクリップの取付構造の実施例
について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案の全体構成を示す斜視図、第2図,第3
図は本考案によるトリムクリップをクリップ取付座に取
り付ける状態を示す各説明図、第4図は本考案の別実施
例を示すトリムクリップの斜視図、第5図は本考案の別
実施例を示すクリップ取付座の斜視図である。
第1図において、符号10は、リヤコーナ,各種ピラー
類等の内装部品の芯材であり、通常、合成樹脂の射出成
形により成形されており、この芯材10の裏面10aに
は、クリップ取付座11が一体に形成されている。この
クリップ取付座11は、先端にいくにつれテーパ状をな
す、中空円筒状のボス12と、このボス12の周囲に、
一対の円弧状をなすガイドリブ13とから構成され、こ
のガイドリブ13の上面13aは傾斜面をなすように設
定されている。
一方、上記クリップ取付座11に装着されるトリムクリ
ップ14は、スプリング鋼板を断面略U字状に曲成して
なり、係止爪15が4箇所内側に向け切り起こし形成さ
れ、かつ、両側を外方に切り起こし拡開した弾性嵌合片
16が形成されている。さらに、両端部分を外方に折曲
形成したフランジ17が設けられている。
そして、このトリムクリップ14をクリップ取付座11
に固定した後、車体パネル18の取付孔19に、トリム
クリップ14の弾性嵌合片16を圧入嵌合させることに
より、内装部品の芯材10を車体パネル18に簡単に取
り付けられる。
次に、第2図,第3図に基づいてトリムクリップ14を
クリップ取付座11に取り付ける操作にについて説明す
る。まず、本考案によるトリムクリップ14を、その上
方からクリップ取付座11のボス12に差し込み、ガイ
ドリブ13の上面にトリムクリップ14のフランジ17
を当接させる(第2図参照)。
そして、その状態からトリムクリップ14を回転操作さ
せ、トリムクリップ14のフランジ17がガイドリブ1
3の上面13aに案内されて、このガイドリブ13間に
トリムクリップ14のフランジ17が挾着されて、第3
図に示す状態まで回転操作を続ける。そして、この第3
図に示す状態においては、フランジ17がガイドリブ1
3間で挾着保持されているとともに、トリムクリップ1
4の係止爪15がボス12の外周面に食い込み、係止爪
15とボス12との強固な係合関係が期待できる。
このように、トリムクリップ14をボス12に嵌め込
み、更に、トリムクリップ14を回転操作させるだけ
で、簡単かつ強固にクリップ取付座11に対してトリム
クリップ14を取付固定できる。そして、第2図に示す
状態においては、上下左右方向の若干の誤差は許容でき
るため、トリムクリップ14を容易に自動化することが
可能となる。
更に、内装部品の芯材10の裏面10aにボス12なら
びにガイドリブ13を一体形成するだけでアンダーカッ
ト形状がないため、汎用の射出成形用金型で簡単に成形
でき、簡易な型構造で成形できることから、製品コスト
を大幅に引き下げることができる。
次に、第4図は本考案に使用するトリムクリップ14の
別実施例を示すもので、トリムクリップ14のフランジ
17に更に突起部20を設け、トリムクリップ14がク
リップ取付座11に装着された状態では、単に突起部2
0がガイドリブ13間に入るだけにして、トリムクリッ
プ14の装着固定における規制を更に向上させることが
できる。
また、第5図に示すように、ガイドリブ13とボス12
との間に高さ調整と補強の両機能を兼ねた補強リブ21
を設定すれば、クリップ取付座11の強度を向上させる
とともに、トリムクリップ14を装着した後、回転操作
して、トリムクリップ14のフランジ17がこの補強リ
ブ21の上面21aに当接し、トリムクリップ14の高
さ調整も可能となる。なお、この場合、トリムクリップ
14が戻るのを防止するため、図示はしないが爪等を設
置し、戻り防止用の爪がガイドリブ13に係止して、ト
リムクリップ14が戻るのを防止すれば良い。
《効果》 以上記載したように本考案によるトリムクリップの取付
構造によれば以下の格別の作用効果を有する。
本考案によれば、クリップ取付座として、内装部品の
芯材裏面側にボスとその周囲にガイドリブを形成するだ
けであり、これらボスならびにガイドリブはアンダーカ
ット形状とならないため、簡易な型構造の射出成形用金
型で製作可能であり、製品コストが大幅に引き下げら
れ、著しいコストダウンが期待できる効果がある。
本考案によれば、上述したように簡単な型構造で成形
可能であり、スライド型を必要としないため、クリップ
取付座の設定箇所が制約を受けることがなく、内装部品
の任意箇所にクリップ取付座を設定できるため、設計自
由度が向上する効果を有する。
本考案によれば、クリップ取付座に対して、トリムク
リップを上方側から嵌め込み更に回転操作するだけであ
り、挿入時、前後左右方向に若干の誤差があっても、回
転操作によりこの種誤差を吸収できるため、自動化がや
り易く、トリムクリップの自動化を可能とすることによ
り、工数短縮,省力化等に大きく貢献することができる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るトリムクリップの取付構造の一実
施例を示す全体斜視図、第2図,第3図は本考案に使用
するトリムクリップをトリムクリップ取付座に取り付け
る状態を示す各説明図、第4図は本考案に使用するトリ
ムクリップの別実施例を示す斜視図、第5図は本考案に
使用するクリップ取付座の別実施例を示す斜視図、第6
図は従来のトリムクリップの取付構造を示す全体図であ
る。 10……芯材 11……クリップ取付座 12……ボス 13……ガイドリブ 14……トリムクリップ 15……係止爪 16……弾性嵌合片 17……フランジ 18……車体パネル 19……取付孔 20……突起部 21……補強リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内装部品(10)の裏面側にクリップ取付
    座(11)が形成され、このクリップ取付座(11)
    に、車体パネル(18)の取付孔(19)に圧入嵌合さ
    れるトリムクリップ(14)を取り付けるトリムクリッ
    プの取付構造において、 前記トリムクリップ(14)は、断面略U字状に金属板
    を曲成するとともに、内側に係止爪(15)を切り起こ
    し、かつ、弾性嵌合片(16)を膨出状に形成し、両端
    を外側に向けて折曲したフランジ(17)を形成するこ
    とにより構成される一方、前記クリップ取付座(11)
    は、先端に向けてテーパ状をなす円筒状ボス(12)
    と、このボス(12)の周囲に上面が傾斜面となる一対
    のガイドリブ(13)とから構成され、上記トリムクリ
    ップ(14)のフランジ(17)がガイドリブ(13)
    上面に位置するようにトリムクリップ(14)をボス
    (12)に挿着し、このトリムクリップ(14)を回転
    操作することにより、ガイドリブ(13)間にフランジ
    (17)を挾着保持させ、かつ、係止爪(15)をボス
    (12)の外周面に食い込ませ固定することを特徴とす
    るトリムクリップの取付構造。
JP4584389U 1989-04-19 1989-04-19 トリムクリップの取付構造 Expired - Lifetime JPH0626729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4584389U JPH0626729Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19 トリムクリップの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4584389U JPH0626729Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19 トリムクリップの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02135709U JPH02135709U (ja) 1990-11-13
JPH0626729Y2 true JPH0626729Y2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=31560380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4584389U Expired - Lifetime JPH0626729Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19 トリムクリップの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0626729Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02135709U (ja) 1990-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6547317B1 (en) Motor vehicle structural component, especially a specialized front wall
JPH0626729Y2 (ja) トリムクリップの取付構造
JPH1086765A (ja) モールクリップ
JPH0139922Y2 (ja)
JP2000016136A (ja) 自動車用フットレストの取付け構造
JPH0620697Y2 (ja) 内装部品の取付構造
JPH0338500Y2 (ja)
JP2897972B2 (ja) 自動車用内装部品における装飾体の取付構造
JP3481874B2 (ja) パネル溝部へのモール取付構造
JP3344000B2 (ja) センターピラーロアトリムの取付構造
JPH0610167Y2 (ja) 成形品の固着構造
JPH056402Y2 (ja)
JPH0629952U (ja) 車両のルーフモールの取付構造
JPS6144515Y2 (ja)
JPH0645683Y2 (ja) クリップ取付座
JPH081140Y2 (ja) ランプ用エスカッションの取付構造
JP2504339Y2 (ja) 自動車のグリル支持装置
JPS641879Y2 (ja)
JPS629072Y2 (ja)
JPS6353054B2 (ja)
JPH0555975U (ja) 自動車用カーテンレール組付構体
JPS626967Y2 (ja)
JP2592414Y2 (ja) 車両用ドア
JPH0640548Y2 (ja) 車両のフェンダーモール取付構造
JP2593569Y2 (ja) カウルルーバの取付け構造