JPH06267197A - デジタル信号処理装置 - Google Patents

デジタル信号処理装置

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JPH06267197A
JPH06267197A JP5167061A JP16706193A JPH06267197A JP H06267197 A JPH06267197 A JP H06267197A JP 5167061 A JP5167061 A JP 5167061A JP 16706193 A JP16706193 A JP 16706193A JP H06267197 A JPH06267197 A JP H06267197A
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JP5167061A
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Clive H Gillard
ヘンリー ギラード クライブ
James H Wilkinson
ヘドリー ウィルキンソン ジェームズ
Ralph Hurley Terrence
ラルフ ハーリー テレンス
J Ludgate Michael
ジョン ラッドゲート マイケル
Mark Soloff Jonathan
マーク ソロフ ジョナサン
Bhandari Rajan
バンダリ ラジャン
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Sony United Kingdom Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体上に傾斜トラックを形成して記録再
生するデジタルビデオ記録再生処理装置において、デー
タにテープの長手方向の引っかき傷のような連続した欠
損に起因するエラーが含まれていても、これを効果的に
隠ぺいできるようにする。 【構成】 回転ヘッド機構上に複数の記録ヘッドを設
け、記録媒体上に傾斜トラックを形成して記録再生を行
い、ビデオ信号は各記録ヘッドに接続された複数のデー
タ処理チャンネルを通じて処理できるようにし、これら
複数のデータ処理チャンネルからのデータを傾斜トラッ
クのそれぞれの部分に記録する。各トラック部分に記録
された各データ処理チャンネルのデータは、フィールド
信号のフィールド全体からほぼ均一にサンプルされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号処理装置
に関し、特にテープのような記録媒体上に斜めに延びる
傾斜トラック上に、回転ヘッド機構上の複数の記録ヘッ
ドによってデジタル画像またはビデオ信号を記録しまた
は再生するためのデジタル信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルビデオテープ記録システムの動
作条件として、高い情報密度と厳格な要求が与えられた
場合、記録と再生のエラーが起こらないシステムを設計
することは実際には可能である。発生する問題の典型的
な例として、記録再生ヘッドが塵等を巻き込んでしまう
こと、及び記録テープの記録層に不均一や傷ができ、こ
れによりデータの損失が生じる。このため、既知のデジ
タルビデオテープ記録システムには、このシステムの全
体的動作の一部としてビデオ情報を記録再生するときに
発生するエラーに対処する装置及び方法を含んでいる。
【0003】このようなエラーを抑制するための第1の
段階として、記録されるビデオデータの中にエラー訂正
コードを含ませることが行われる。エラーが微小なもの
であれば、エラーである部分または情報部分を特定する
とともに、どのようなデータがこれに代わるべきかを明
らかにすることができる。エラーがはなはだしいもので
あるときは、このようなエラー訂正方法では処理するこ
とはできず、エラーが顕著に知覚されないようにエラー
コンシールメント(以下コンシールメントを「隠ぺい」
という)技法を用いるほうが信頼性が高まる。
【0004】エラー隠ぺいを可能にするためには、画像
データをサブサンプルして異なるデータ処理及び記録の
チャンネルを構成することが知られている。この場合、
1つのチャンネルにエラーが起こったときは、この欠陥
チャンネル消失データ点を取り囲む残りのチャンネルか
らデータを導入する。各エラーピクセルに対して、同一
のフィールドまたはフレーム内の別のチャンネルから、
取り囲んでいるピクセル値から補間することによって代
わりとなるピクセルを得たり、あるいは先行するまたは
後続するビデオフィールドまたはフレームの対応するピ
クセル位置からピクセル値を得たりする。このようなエ
ラーによって画像の細部の情報は消失するものの、エラ
ー隠ぺいが全体的に作用して、エラーがにわかには知覚
できないものとなる。
【0005】英国特許GB−A−2140189号には
このようなエラーを処理するための技法を採用したデジ
タルビデオテープ記録装置の例が開示されている。この
既知の装置においては、nが1、2または3の2n個の
ヘッドを有する記録ヘッドアッセンブリが設けられ、直
列並列変換器が入力デジタルテレビジョン信号のビデオ
サンプルをサンプルごとに直列並列変換し、2n個のチ
ャンネルの信号とし、2n個の記録ヘッド及びチャンネ
ルとヘッドとの間でテレビジョン信号のラインごとある
いはフィールドごとまたはフレームごとに接続の切り替
えを行う切り替え装置に供給する。英国特許GB−A−
2140189号ではフィールドごとまたはフレームご
とにヘッドへの割り当てを切り替える技法、すなわちビ
デオ信号を時間的に直列並列変換する技法が提案されて
いるが、これの詳細な開示はなされていない。通常現在
までのところサンプルごと、すなわちビデオ信号を空間
的に直列並列変換するだけで十分であることが分かって
いる。
【0006】英国特許GB−A−2140189号で
は、ビデオデータを直列並列変換して4個のチャンネル
に分け、4個のヘッドA、B、C及びDに供給してい
る。ビデオフィールドのためのビデオピクセルのストリ
ームは、ピクセルのストリームとして受信され、ピクセ
ルごとに走査線内の左から右へ、ラインごとに割り当て
られる。この直列並列変換は循環的に行われ、順次受信
されたピクセルは、ヘッドA、B、C及びDの各1個に
供給される。このような処理を通じてエラーの隠ぺいを
行うために、各ピクセルは同一のヘッドによって処理さ
れていない8個のピクセルによって囲まれ、ラインごと
にヘッドAとC及びBとDの間で切り替えが行われる。
英国特許GB−A−2140189号に開示されている
直列並列変換処理は、この明細書の中の図23に示され
ている。ピクセルの各ラインはA、B、C、D、A、
B、C、Dのような列を含んでいるが、このライン内の
2個のピクセル位置によってラインが交互におきかわっ
ている。この単純な構造によって、1つのピクセルが別
の3個のヘッドからのピクセルによって確実に囲まれる
ようになる。この英国特許GB−A−2140189号
に開示されている直列並列変換は、デジタルピクセルサ
ンプルがテープに直接記録される場合では満足のいく結
果が得られることが分かっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像デ
ータ処理において情報密度を高める観点からは、とりわ
け画質を高める観点から、画像データが記録される前に
なんらかのデータ圧縮が行われることが望ましい。この
ようなデータ圧縮を行うための一連の技法は、画像デー
タを空間領域から変換領域へと変換する過程を含んでい
る。一旦変換領域に変換されると、画像データの冗長性
を活用して効率のよい圧縮ができるようになる。データ
は変換領域内の符号化された段階での画像として記録さ
れあるいは伝送される。
【0008】しかしながら、英国特許GB−A−214
0189号の隠ぺいの方法では、ある種の欠損エラー、
例えばテープの表面に長手方向の傷があるような場合
に、良好な結果が得られないことが分かっている。この
ことは、連続するトラック上のデータブロックでは不十
分で、エラーの隠ぺいはできないことを意味する。
【0009】よって、本発明の課題は、データ圧縮を行
うデジタルビデオテープ記録再生装置における上述した
従来技術の欠点を軽減することである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1の
観点は、記録媒体に斜めに延びる傾斜トラックを記録す
るための回転ヘッド機構上に設けられた複数の記録ヘッ
ドを具えたデジタルテープレコーダのための記録信号処
理装置であって、デジタル信号である入力フィールド
(例えばビデオまたは画像信号)を受信するための手段
と、フィールドを複数のデータ処理チャンネルに直列並
列変換し、それぞれのデータ処理チャンネルがフィール
ド全体にわたってほぼ均一に分布する信号をサンプルす
るようにする手段と、データ処理チャンネルを記録ヘッ
ドのためのヘッドチャンネルに選択的に割り当て、使用
時に複数のデータ処理チャンネルの各々からのデータが
傾斜トラックの各部分に記録されるようにする手段とを
具える。
【0011】本発明による記録処理装置によって、エラ
ーの隠ぺいがいっそう良好に行える情報の記録方法が可
能となる。フィールド全体にわたって実質的に均一な分
布となった信号フィールドからのサンプルがトラックの
部分に記録されるようにデータをアレンジすることによ
って、比較的大きなエラー(例えばテープ上のひっかき
傷など)の隠ぺいが可能となる。
【0012】n個の記録ヘッドを具えた回転ヘッド機構
による記録媒体の送り装置にとっては、直列並列変換手
段すなわち分離手段は2n個のデータチャンネルを発生
させることが好ましい。いいかえると、2個のデータ処
理チャンネルが各トラックに記録される。この場合、第
1及び第2の部分が、それぞれ記録媒体の上部及び下部
に配置されることが好ましい。
【0013】1つの好適実施例ではn=4である。言い
替えれば、4個の記録/再生ヘッドと8個のデータ処理
チャンネルがあることになる。画像信号(例えばビデオ
信号)のフィールドは、本発明の好適実施例では4本の
トラックに記録される。
【0014】この装置はビデオ信号の入力フィールドを
非相関化して非相関化ビデオ信号のフィールドを発生さ
せる非相関化手段を具え、直列並列変換手段が非相関手
段と接続されていることが好ましく、これによって直列
並列変換手段が非相関化されたビデオ信号のフィールド
を直列並列変換して複数のデータ処理チャンネルを発生
させ、各データ処理チャンネルをこのフィールド全体で
ほぼ均一に分布する信号をサンプルするようにした。本
発明の好適実施例では、複数のデータ処理チャンネル
は、共通のハードウエアによって時分割多重的に処理さ
れる。
【0015】本発明の好適実施例では、デジタルビデオ
信号は記録媒体に圧縮された形で記録される。データ処
理チャンネルをヘッドの分割トラックごとに割り当てる
ことによって、圧縮のアルゴリズム動作が保存され、圧
縮データを記憶しながら効果的に隠ぺいを行うことがで
きる。とはいえ、本発明はビデオデータが圧縮されて記
録される場合にのみ適用されるものではない。
【0016】直列並列変換されたビデオフィールドの圧
縮のためには、本発明の装置は、非相関化されたビデオ
信号を量子化するための手段と、この量子化された信号
をエントロピ符号化するためのエントロピ符号化手段と
を含んだ圧縮手段を具えることが好ましい。非相関化さ
れたビデオデータを量子化することが、圧縮データの効
率を向上させる助けになる。エントロピ符号化手段は、
量子化された信号をランレングス符号化するための手段
と、ハフマン符号を用いてランレングス符号化されたデ
ータを更に符号化するためのハフマン符号化手段とを具
えることが好ましい。
【0017】エントロピ符号化手段は圧縮されたデータ
を同一寸法のブロックに揃えるフォーマッティングを行
ってデータに記憶を助けるとともに、ブロック符号化情
報を各ブロックに付加してこの内容を後で復号化しやす
くする。さらにアドレス情報によって各ブロックが非相
関化されたビデオ信号の非圧縮フィールド内に位置付け
るようにする。
【0018】本発明の好適実施例では、個別のハードウ
エアチャンネルを設けて、輝度データと色データとを処
理し、エントロピ符号化手段は、輝度信号と色信号とを
各ブロックごとに結合するための手段を具えることが好
ましい。
【0019】更に、エラー訂正符号化手段を設けて、エ
ラー訂正符号をデータのブロックに適用するとともに、
このエラー訂正符号化手段が複数のブロックをブロック
のアレイとして処理し、この2次元アレイの各々に関し
てエラー訂正符号を発生させることが好ましい。
【0020】本発明の好適実施例では、エラー訂正符号
化手段及び割当手段がヘッドチャンネル符号化手段の一
部を成し、このヘッドチャンネル符号化手段が同期信号
及びブロック識別符号を記録に先だってブロックに付加
する。割当手段が第1及び第2のデータチャンネルのた
めのブロックをそれぞれのタイミングにて記録ヘッドに
供給し、第1及び第2のデータチャンネルのためのブロ
ックをテープの第1及び第2部分にそれぞれ記録する。
割当手段はデータ処理チャンネルを繰り返しているマル
チフィールドシーケンスの連続フィールドのためのヘッ
ドに割り当てる。
【0021】本発明が更に提供するものとしては、上述
の装置によって記録されるものとしての記録媒体上に斜
めに延びるトラックを有する記録媒体を再生するための
回転ヘッド機構上に複数の再生ヘッドを具えるデジタル
プレーヤのための再生処理装置であって、ヘッドによっ
て傾斜トラックの複数の部分から再生され、個別のそれ
ぞれのデータ処理チャンネルとしてのヘッドに使用上接
続されたヘッドチャンネルから受信されたデータを処理
するためのチャンネル復号化手段と、各データ処理チャ
ンネルからのデータを並列直列変換して信号フィールド
(例えばビデオ信号または画像信号のフィールド)を形
成する手段とを具え、データ処理チャンネルによって処
理されたものとしてのトラック部分からのデータが、フ
ィールド全体にわたってほぼ均一に分布するサンプルを
形成するようにする。
【0022】このチャンネル復号化手段は、データブロ
ックと関連したエラー訂正情報を用いてテープから再生
されたデータブロックに関して、可能であればエラー訂
正をすることが好ましく、このブロックに関するエラー
訂正が不成功のときはブロックに関するエラー信号を発
生する。チャンネル復号化手段は再生記憶手段と、各ブ
ロックと関連したブロック識別情報と呼応して、この再
生記憶手段における位置をアドレスしこのブロックに関
するデータを記憶させる手段と、この再生メモリからの
各データ処理チャンネルのためのデータを選択する時間
的並列直列変換論理回路を具えることが望ましい。本発
明の好適実施例では、チャンネル復号化手段がエラー信
号を発生させるブロックに関しては、再生記憶手段には
データが記憶されない。
【0023】テープからの圧縮データを伸張するために
は、この装置では、各データ処理チャンネルのテープか
ら再生されたデータを伸張するとともに、このデータ処
理チャンネルからの伸張されたデータを後に併合するヘ
ッドチャンネル復号化手段に接続された手段を具える。
この伸張手段は、そのブロックと関連する符号化情報を
用いてチャンネル復号化手段によってエラー信号が発生
することのないブロックの内容を伸張するとともに、そ
の結果として生じる伸張された信号サンプルを、そのブ
ロックと関連したアドレス情報を用いて少なくとも1個
のバッファに記憶させることが好ましい。
【0024】ヘッドチャンネル復号化手段によってエラ
ー訂正が行われないデータブロックに関しては、バッフ
ァ内ではデータのアップデートがないことが望ましく、
伸張手段はバッファのアップデートをモニタするための
手段を具える。このことによって、どのサンプルに隠ぺ
いが必要であるかをいつでも識別できる手段が提供され
る。従って、モニタ手段に呼応して、時間及び/または
空間の位置を取り囲む信号サンプルの関数としてアップ
デートされていない、バッファ内のその位置における信
号サンプルを隠ぺいするための隠ぺい手段が設けられる
ことが好ましい。
【0025】本発明の実施例ではデータが画像信号また
はビデオ信号を表しているときは、エントロピ復号化手
段は再生データから色信号と輝度信号とを分離し、色情
報及び輝度情報は個別のハードウエアチャンネルによっ
て処理される。
【0026】本発明によれば、更に上述の記録処理装置
と再生処理装置とを具えたデジタルビデオ処理装置が提
供される。
【0027】更に本発明によれば、テープに対して斜め
に延びるトラックを有する記録及び/または再生のため
の回転ヘッド機構上に複数の再生ヘッドを含むテープ送
り装置と、上述の記録処理装置及び/または再生処理装
置とを具えてたデジタルビデオテープ記録/再生装置が
提供される。
【0028】データが空間的及び時間的に並列直列変換
されて配分されるようにすることができる4個のヘッド
を有し、画像が分割されシャフルされてテープに記録さ
れるようなデジタルビデオテープ記録システムを提案し
てきた。特に、フィールドのデータは水平方向に6個の
断片に分割される。各断片のデータはテープの4本のト
ラック上に記録される。各トラックのデータは4本の経
路へと直列並列変換され、各直列並列変換されたチャン
ネルはヘッドのうちの1つへと送られる。シャッフル関
数はトラックの上部と下部の間にデータを分散させるこ
とに用いられる。直列並列変換されたチャンネルはテー
プに直接記録されるのではなく、直列並列変換されたチ
ャンネルのデータの順番が疑似ランダムノイズ化されて
画像全体にわたってエラーが分散され隠ぺいが良好にで
きるようにする。この従来の提案は、しかしながら、非
相関化され、そして/または圧縮されたビデオデータを
記録することのためには設計されていない。特に、画像
の分割は、各分割トラックが画像の限られた領域(1/
6)からのみ由来するデータを含み、訂正の可能性が制
限を受けることを意味する。同様にシャッフル関数は圧
縮が実用的ではないことを意味している。圧縮されたデ
ータのストリームの中に1つでもエラーがあると、なん
らかの同期のやりなおしを行わない限り、後に続くすべ
てのデータが誤って復号される。
【0029】
【実施例】図1はデジタルビデオテープ装置の概略を示
す。デジタルビデオテープ装置は、デジタルビデオ処理
装置11とテープ送り装置12とを含む。テープ送り装
置は、A/C及びB/Dの2組に接続された4個のヘッ
ドA、B、C、Dを具えたヘッド回転機構を含む。デジ
タル処理装置は入出力(I/O)装置13を含み、アナ
ログ/デジタル変換器を介して処理された例えばカメラ
からの入力デジタルビデオ信号VIを受信し、デジタル
/アナログ処理回路を含む例えばビデオモニタに、デジ
タルビデオ出力信号VOを出力する。入力及び出力のデ
ジタルビデオ信号は通常(例えば8ビットの)マルチビ
ットサンプルまたはワードから成り、それぞれは走査さ
れた画像の各ピクセルを表している。入力信号は必要に
応じてI/O回路13にて輝度信号と色信号とに分解さ
れる。輝度信号“Y”色信号”C”及び音声信号“A”
は、記録処理装置14に供給される。この時点で色信号
Cは2個の色差信号B−Y、R−Yから成っていること
を付記する。I/O回路からの色差信号出力は、B−Y
=CbかつR−Y=Crとすればビデオの各ラインに沿
ってCbCrCbCrCbCrCbCr・・・となるよ
うなフォーマットに従って並直列変換される。輝度、色
及び音声信号が処理され、記録処理回路14にて結合さ
れる。処理された信号は、テープ送り装置12に送ら
れ、ヘッドチャンネル15を介してヘッドA及びCに、
またヘッドチャンネル16を介してヘッドB及びDに供
給される。ヘッドA及びCからの再生信号はヘッドチャ
ンネル17を介して、ヘッドB及びDからの再生信号は
ヘッドチャンネル18を介して、それぞれ再生処理装置
20に伝送され、処理される。輝度信号“Y”色信号”
C”及び音声信号“A”は、I/O回路13を通過する
前に分離され処理され、出力デジタルビデオ画像信号V
Oが形成される。出力信号VOは、分離された音声とビ
デオの信号の形態をとる。
【0030】信号の記録と再生の処理のあらましを図2
及び3を参照して説明する。これらの図は、それぞれ記
録処理装置14及び再生処理装置19の概略ブロック図
である。さらに記録処理装置及び再生処理装置の様々な
要素の構成と動作の詳細を説明する。
【0031】図2は図1の記録処理装置14の例を示す
概略ブロック図である。I/O装置13からのデジタル
ビデオサンプル(Y、C)が非相関化器22に供給さ
れ、これが空間ピクセルサンプルを変換領域のサンプル
に変換する周波数分離されたビデオ信号を発生する。色
信号及び輝度信号に対する個別のハードウエアチャンネ
ルが設けられる。データシーケンサ22は非相関化器か
らの非相関化されたビデオ信号の出力を制御し、時分割
多重された8個のデータ処理チャンネルを発生させる。
この8個の非相関化されたデータのチャンネルは、時分
割多重の方式に従ってエントロピ符号化器24に送ら
れ、これによって非相関化されたビデオ信号が圧縮され
る。エントロピ符号化器において、輝度信号と色信号と
が記録のために結合される。ヘッドチャンネル符号化器
26が音声データとビデオデータとを結合し、記録に供
されるデータのブロックを形成する。データのブロック
は圧縮データサンプル及び識別情報を含み、記録された
情報の復号ができるようになっている。ヘッドチャンネ
ル符号化器は、エラー訂正符号をブロックに適用し、ブ
ロックを2個のヘッドチャンネル15及び16に割り当
てテープに記録する。
【0032】図3は図1の再生処理装置19の例を示す
概略ブロック図である。再生過程では、テープから再生
された信号は、テープ送り装置14からヘッドチャンネ
ル復号器28に供給され、ここで記録されているデータ
ブロックのエラー訂正と識別のための情報を用いて最初
のチャンネル復号とエラー訂正を行う。ヘッドチャンネ
ル復号器28は音声信号“A”をテープ上に記録された
データブロックから分離し、これらのブロックからエン
トロピ復号器30にビデオ信号を送る。ヘッドチャンネ
ル復号器28によって訂正されなかったエラーにはフラ
グが付けられる。エントロピ復号器30は、テープから
再生されたデータブロックからの輝度信号“Y”及び色
信号“C”を個別のハードウエアチャンネルに分解し、
圧縮されていたデータを伸張(圧縮解除)する。この伸
張されたデータは隠ぺい処理器32に伝送される。この
隠ぺい処理器32はヘッドチャンネル復号器28によっ
て訂正されなかったテープ読み取りエラーを覆って隠
す。隠ぺい処理器32からの出力は補間器または相関化
器34に送られ、輝度信号“Y”及び色信号“C”が再
構成され、図1のI/O装置13へ出力される。
【0033】記録処理装置14の様々な要素の構成と動
作について更に詳しく説明する。非相関化器20による
非相関化動作は、画像の隣接ピクセルに高度な相関性が
あることに依存しており、これによって(例えばビデオ
信号のフィールドまたはフレームの)画像を処理して2
次元周波数空間領域の異なる画像成分を表す周波数分離
された信号部分を形成することにより、その画像を表す
のに必要となる情報の総量を縮小する。特に周波数分離
された信号部分が画像の異なる空間周波数成分を表して
いる。
【0034】非相関化器20では様々な非相関化技法が
用いられる。非相関化の1つの形態はいわゆる変換符号
化であり、特に離散コサイン変換である。非相関化に関
して離散コサイン変換を用いることは、合同写真専門家
会議にて提案され現在、国際標準化機構にて検討されて
いる標準の中で述べられている圧縮システムにて規定さ
れている。この非相関化の変換技法によれば、信号は量
子化及び符号化に先だって線形変換(非相関化)処理さ
れることになる。
【0035】しかしながらこの場合、分割帯域分割符号
化に基づく非相関化の方法が用いられている。従って、
図2における非相関器20は、空間(2次元)分割帯域
フィルタ配列を具え、これによって入力ビデオ信号が、
画像の2次元周波数平面の複数の領域の1つに関する画
像の中味の空間周波数をそれぞれが含む複数の非相関化
された分割帯域に分割される。非相関化は画像全体のエ
ネルギを2次元空間周波数領域の異なる分割帯域に分割
することによって行われる。分割帯域ろ波は、変換によ
る方法よりも良好な非相関化を提供すると考えられてい
る。
【0036】図4は、入力ビデオ信号が低域ろ波デシメ
ーション(decimation)フィルタ36及び高域ろ波デシ
メーションフィルタ38を通過する分割帯域符号化の原
理を示すものである。結果として生じる2個の出力信号
は入力信号の周波数スペクトルが異なる部分を表してい
る。この2個の信号は、図4の破線40によって示され
るように更に処理され記憶される。分割帯域成分が記録
媒体から復元されるときは、これらは対応する適合フィ
ルタを通過してもとの周波数成分が再発生する。これら
の適合フィルタは、低域3波インタポレーションフィル
タ42と高域3波インタポレーションフィルタ44であ
る。インタポレーションフィルタ42、44からの出力
は加算回路48によって加算され、もとのビデオ入力信
号を形成する。図4は入力信号を2個の分割帯域に成分
分解する様子を示している。実際は、入力ビデオ信号は
はるかに多くの分割帯域成分に分解される。図5は入力
信号を8個の分割帯域成分に分解するとともに、その後
再び組み合わせて出力ビデオ信号を構成する様子を示し
ている。LFは低域ろ波のデシメーション及びインタポ
レーションフィルタ(それぞれ適宜点線40の左または
右に配置される)を示し、HFは高域ろ波のデシメーシ
ョン及びインタポレーションフィルタ(それぞれ適宜点
線40の左または右に配置される)を示している。
【0037】図6は非相関化器20Y/Cを示し、輝度
信号及び色信号を処理するのに適している。この非相関
化器は水平フィルタ段50、中間フィールドメモリ5
2、トランスポーズ(配転)シーケンサ(アドレス発生
器)54、垂直フィルタ段56及び出力フィールドメモ
リ58を具えている。分割帯域ろ波は個別に行われる。
従って図6において、画像の2個の直交する方向におけ
るろ波、すなわち水平方向(通常のビデオにおける画像
の走査方向)及び垂直方向におけるろ波は、水平及び垂
直方向のフィルタ段50、56によって完全に独立に個
別に1次元的に行われる。図6は、輝度信号“Y”及び
色信号“C”をともに非相関化することのできる非相関
化器を示している。これらの信号を並列に処理するため
には図6に示したものと同一構成の第2の非相関化器が
必要となる。
【0038】水平フィルタ段50及び垂直フィルタ段5
6は相互に実質的に同一構成であり、図5における点線
40の左半分に示すような樹状構造または階層構造が、
3つの連続するフィルタ段を含んでいる。この非相関化
器20Y/Cにつき簡単に説明する。
【0039】動作上、水平フィルタ段50は、ラインご
とに、そして各ライン内ではピクセルごとに入力ビデオ
フィールドのピクセルを処理する。水平フィルタ段50
の第3段の8個の出力によるデータ出力の連続したライ
ンは中間フィールドメモリ52に送られ、これらのライ
ンの各1/8に対応する位置に記憶される。これによっ
て中間フィールドメモリ52には、入力デジタルビデオ
信号の水平方向(のみ)にろ波された8個の分割帯域と
なった形式のフィールドが記憶される。中間フィールド
メモリ52に記憶されている各フィールドのラインは8
個の部分に分割され、もとのフィールドが表していた画
像の水平空間周波数範囲の8個の分割帯域のうちの各1
個の中に、水平空間周波数情報が含まれている。このよ
うに、中間フィールドメモリ52に記憶された水平にろ
波されたフィールドは、8個のコラムに分割されるもの
と考えられる。
【0040】中間フィールドメモリ52に記憶された水
平にろ波されたフィールドは、(トランスポーズシーケ
ンサ54の制御のもと)垂直フィルタ段56に供給さ
れ、ここで水平フィルタ段50によってなされた水平方
向の8個の分割帯域へのろ波と同様の方法によって、垂
直方向にて8個の分割帯域にろ波する処理が行われる。
水平方向と垂直方向にろ波されたフィールドはラインご
とに出力フィールドメモリ58に供給される。メモリ5
8は64個(8x8)の記憶領域に分割されているもの
と考えることができる。この各記憶領域に64個の分割
帯域が記憶されている。分割帯域の各々と関連するデー
タは分割画像(sub-picture)と呼ばれる。ゆえに、入
力ビデオの各フィールドには64個の分割画像が含まれ
る。
【0041】図7は各分割帯域に対する64個の分割画
像のアレイを表している。アレイの上と左の矢印は、そ
れぞれ低域及び高域の周波数フィルタの対によって繰り
返しデシメートすることによって得られた結果としての
分割帯域の周波数の増加する方向を示している。水平及
び垂直方向のフィルタ段50、56の組合せによって生
じるろ波の性質は、出力フィールドメモリ58に記憶さ
れているデータが、低域及び高域のろ波フィルタの各対
の中で起こる周波数の反転の結果として、若干順序が乱
れることである。図2のデータシーケンサ22はフィー
ルドメモリ58の選択的なアドレスによる後の処理に回
す前に、データの乱れた順序をもとに戻す(すなわち、
再整序する)。
【0042】データシーケンサ22は、輝度信号“Y”
及び色信号“C”の非相関化器20の各々における出力
フィールドメモリ58の中のサンプルにアクセスするた
めのアドレス論理回路を具えている。図8は、輝度信号
のためのフィールドメモリと色信号のためのフィールド
メモリの両方に図2のデータシーケンサ22が適用する
基本的な走査パタンを示すものである。言い替えれば、
データシーケンサは分割画像1、2、3、・・・の順番
でこれにアクセスする。データシーケンサは、ビデオフ
ィールドの各部分に対する色データ及び輝度データがテ
ープの各データブロックに記憶されるのと同一の順序に
て、輝度信号及び色信号を追跡しなければならない。
【0043】図8に示される基本的な走査パタンに加え
て、データシーケンサ22はデータを8個のデータ処理
チャンネルに分割または直列並列変換する。特に、デー
タシーケンサは、図8に示すような順序に従って分割画
像をここに記憶されている各フィールドに対して合計8
回走査する。記憶されているデータのそれぞれの走査に
対して、異なったピクセルサンプルが読まれ、8回目の
走査が完了すると、各分割画像のすべてのピクセルサン
プルが読まれたことになる。好適実施例では、各4本の
ライン上の各2列のピクセルが、図9に示すように各チ
ャンネルに対して割り当てられ、ここで左上の隅が左上
の分割画像となっている。8個のデータ処理チャンネル
が、後で述べるような理由によってA+、A−、B+、
B−、C+、C−、D+、D−のようにラベル付けされ
る。このようにしてデータ処理チャンネルA+に対し
て、ライン1、5、9、・・・上のピクセルサンプル
1、3、5、・・・が選択され、データ処理チャンネル
A−に対してライン3、7、11、・・・上のピクセル
2、4、6、・・・が選択され、以下図9に示すように
なる。
【0044】本実施例では、個別のハードウエアチャン
ネルにて処理されうるものであるが、8個のデータ処理
チャンネルが時分割多重の方法にて処理を行なってい
る。このようにそれぞれのデータ処理チャンネルに対す
るデータがそれぞれのタイムスロットでエントロピ符号
化器24に送られ、後の処理が行われる。シーケンサ2
2は、図6の出力フィールドメモリ58から現在出力さ
れているサンプルが関係している分割画像(分割帯域)
を表している信号“SB”をエントロピ符号化器24に
供給する。図10は図2のエントロピ符号化器24の概
略ブロック図である。このエントロピ符号化器は量子化
器60Y、ランレングス(継続長)符号化器62Y、輝
度信号“Y”のためのハフマン符号化器64Y、同様に
量子化器60C、ランレングス符号化器62C、色信号
“C”のためのハフマン符号化器64Cを具えている。
エントロピ符号化器制御ロジック(論理回路)66は、
信号“SB”をシーケンサ22から受信し、量子化器6
0、ランレングス符号化器62及びハフマン符号化器6
4を制御する。エントロピ符号化器24は輝度信号のた
めのハフマン符号化器64Yと色信号のためのハフマン
符号化器64Cの両方の出力が記憶されるフィールドメ
モリ68を含んでいる。フィールドメモリ68のアドレ
ス動作もエントロピ符号化器制御論理回路66によって
制御される。
【0045】量子化器60Y/Cは非相関化器20から
の出力データを量子化する。量子化動作を行うために、
入力データが割り当てられる量子化レベルは、人間の精
神的視覚組織によって画像が良好に知覚されるうえでの
周波数の重要性との関係において選択される。エントロ
ピ符号化器24の2つの利点は、入力データが割り当て
られる量子化レベルの数を縮小することによって達成す
べき圧縮を可能にすること、及び量子化器が出力するデ
ータのゼロ値のサンプルが継続する確率を高めることで
ある。
【0046】フィールドメモリ58に記憶されている8
x8の分割画像内の各分割画像の知覚上の相対的重要性
は変化する。従って、量子化マトリクスが各量子化器6
0に設けられ、フィールドメモリ58の中の異なる分割
画像に対して異なる量子化係数を適用するようにする。
フィールドメモリ58から現在出力されているデータ
が、関係している分割帯域または分割画像を表してい
る、シーケンサ22からの信号“SB”によって適当な
量子化係数が選択される。量子化マトリクスからの量子
化係数は、フィールドメモリ58から出力される信号に
適用される前に、ビデオフィールドに対して倍率を乗じ
てもよい。倍率をエントロピ符号化器24の出力データ
(ビット)レートを変化させるために変化させ、データ
レート(画像の内容によって変化する)を一定に保って
もよい。
【0047】輝度信号及び色信号のために異なる量子化
マトリクスが必要となること、及び輝度信号と色信号の
ための分割帯域の知覚上の相対的重要性は異なることに
留意されたい。量子化マトリクスの値は、主観的な視覚
試験の試行錯誤の過程によって決定されてよく、どの値
で最良の画像であると知覚されるかを調べる。
【0048】量子化器60Y及び60Cからの量子化さ
れたサンプルは、量子化器から受信された順序でランレ
ングス符号化器62Y及び62Cに送られる。言い替え
れば、第1の分割帯域または分割画像からのすべてのデ
ータは次の分割帯域のあらゆるデータに先だってランレ
ングス符号化器62に送られ、データは上述した8個の
データ処理チャンネルに時分割多重される。
【0049】ランレングス符号化器62Y及び62C
は、ランレングス符号を形成しゼロでない値によって終
了するゼロの連なり(例えば0、0、0、2、・・・)
を表し、ランレングス符号はゼロでない一定値の連なり
(例えば2、2、2、2、・・・)も表すようにする。
効率を追求する観点からは、ランレングス符号化器62
は、考えられる連なりをすべてランレングス符号化しな
いようにする。連なりまたは個別の記号がランレングス
符号化器62Yまたは62Cによって識別されたとき
は、これが中間符号に割り当てられる。この中間符号は
それぞれハフマン符号化器64Y及び64Cに送られ
る。このハフマン符号化器64は中間符号を対応するハ
フマン符号にマッピングする。ハフマン符号化とは、形
成される確率が高いデータ項目が、形成される確率の低
いデータ項目よりも短い出力ビット列となるようにする
ことである。ハフマン符号化器64内の符号化表は、中
間符号値によってメモリ位置がアドレスされるPROM
であり、対応するハフマン符号を記憶する。ハフマン符
号化器64Y及び64Cから出力されるハフマン符号
は、エントロピ符号化器制御論理回路66の制御に基づ
いてフィールドメモリ68に送られる。
【0050】この方法と類似して、ランレングス符号化
は分割帯域間にて変化し、ハフマン符号化器64によっ
て適用された特定の符号化表も分割帯域間にて変化す
る。この符号化表が変化することによって、各特定の分
割帯域内のデータが持っている特性とより正確に適合し
たハフマン符号化が可能になる。どの様な種類の連なり
がランレングス符号化器62に用いられるべきか、また
どのような符号化表がハフマン符号化器64に用いられ
るべきかについては、シーケンサ22からの現在の分割
画像または分割帯域の数を表す“SB”信号に応じてエ
ントロピ符号化制御論理回路66によって制御される。
【0051】例えば0、0、0、0、0、−2のような
特定のデータ値の連なりに関するエントロピ符号化器の
動作の例は、以下のように要約される。ランレングス符
号化器62はデータ値の連なりを検出し、中間符号(I
C)を割り当てる。現在処理されている分割帯域に対す
る符号化表を具えた対応するハフマン符号化器64は、
例えば011011のようなハフマン符号が記憶されて
いるアドレスで記憶位置を参照するためのIC値を用い
てIC値をハフマン符号にマッピングする。ハフマン符
号化器64は0、0、0、0、0、−2の画像データ値
の連なりを表すハフマン符号の011011を出力し、
フィールドメモリ68に記憶させる。ハフマン符号がど
のようにして適当な事象に割り当てられるかに関する説
明は、R.W.Hamming著「符号化及び情報の理
論」の第4章64頁から68頁(ISBN 0−13−
139139−9)に記されている。
【0052】分割帯域のグループは一緒にまとめられ、
符号化効率を不合理に低下させることなく同一のランレ
ングス符号化とハフマン符号化とが適用される。このこ
とはデータの内容の性質が概ね同一であるような高周波
数領域分割帯域に関して特に成り立つ。
【0053】データ記録処理装置は、所望の圧縮の程度
を達成するために量子化の正確なレベルが決定されるよ
うにする自動量子化機能を含んでいる。これは量子化
器、ランレングス符号化器、ハフマン復号器を2重にす
ることによって達成される。2重にされたハードウエア
は、明瞭に図示するために図10では示していない。2
重の量子化器は固定レベルに設定され、異なる圧縮度が
見込めるようにする。2重のハフマン復号器の出力は、
固定された量子化レベルで量子化されたデータを表すの
に必要となるビット数を計数するのに用いられる。実際
のハフマン符号は記憶される必要はない。各固定された
量子化器によって達成された圧縮はPROMにマッピン
グされ、所望の程度の圧縮を達成するために輝度信号
“Y”及び色信号“C”の量子化器60Y及び60Cに
対して必要とされる量子化レベルを表すことになる。エ
ントロピ符号化器制御論理回路66は、PROMの出力
に応じて、量子化器60Y,60Cが上述の倍率を適当
に選択することによって適当な量子化レベルに設定され
るようにする。
【0054】ハフマン符号化器64の出力は、なんらか
の遅延(例えばデータ処理チャンネルまたはフィールド
期間)の後に自動的量子化過程が形成された結果とし
て、エントロピ符号化器制御論理回路66の制御のもと
に一定の長さ、この例では120バイトのブロックにて
フィールドメモリ68に記憶される。記憶されている実
際のハフマン符号は、長さが可変であるが、これらは一
定の長さのブロックに組み立てられる。さらに、ブロッ
クは輝度情報と色情報とから成っている。色情報及び輝
度情報は同一数のサンプルを表しているが、圧縮の程度
が異なっていることの結果として各ブロックに記憶され
ている色データ及び輝度データの部分は変化する。同様
に、関係するランレングスに応じてエントロピ符号化器
によって達成される圧縮の程度が異なっていることに鑑
み、各ブロックは、異なった数のピクセルサンプルと関
連してもよい。従って、エントロピ符号化器28の制御
論理回路66は、各ブロックに加算されるべきものとし
て4バイトの圧縮符号化ヘッダ(見出し)情報を発生さ
せる。ヘッダ情報はそのブロックが関係する分割帯域及
びそのブロックに対する最初のサンプルが関係する非相
関化された画像のアドレスを示す開始アドレスを識別す
る。ヘッダ情報は同様に色情報が始まるブロック内のバ
イト位置を表す。後述する図12は内側(インナー)ブ
ロックと名付けられたこれらのブロックのうちの1つを
表す。
【0055】ハフマン復号器64Y及び64Cの出力を
直接フィールドメモリ68に記憶するかわりに各ハフマ
ン復号器の出力を、タイミング調整の利便性から各出力
バッファ(図示せず)に記憶し、それからフィールドメ
モリ68に送ってもよい。
【0056】フィールドメモリ68に記憶されるエント
ロピ符号化器24の出力は、ヘッドチャンネル符号化器
26によってアクセスされ、これがエラー訂正データを
内側ブロックのヘッダに対して付加し、テープ上への記
憶及びヘッド間でのデータ処理チャンネルの分配の後に
エラー訂正が行われるようにする。
【0057】図11はヘッドチャンネル符号化器26の
ブロック図である。これはトランスポーズメモリ70、
出力ブロックエラー訂正符号化器72、第1及び第2出
力メモリ74A/C及び74B/D、ヘッドチャンネル
符号化器制御論理回路76及び第1と第2の内側ブロッ
クエラー訂正符号化器78A/C及び78B/Dを具え
ている。内側ブロックエラー符号化器は内側ブロック訂
正データをエントロピ符号化器のフィールドメモリ68
からの各内側ブロックに付加する。また内側ブロックエ
ラー符号化器は2バイトの同期ワードと2バイトのブロ
ック識別情報を付加する。しかしながらこれをするとき
は出力ブロック符号化器は、内側ブロック訂正それ自身
によっては訂正されなかったその他の内側ブロックを訂
正するのに用いられる内側ブロックの数を更に発生させ
る。
【0058】図12及び図13は、テープ上にデジタル
データを記録するときのブロック構造を示す図である。
図12は上述の内側ブロックの構造の1つを示す概略図
である。各内側ブロック図は2バイトの同期情報
(“S”)、2バイトの内側ブロック識別(ID)情報
“I”、4バイトの圧縮符号化ヘッダ情報(“C
C”)、120バイトのデータ(“DATA”)、8バ
イトのエラー訂正符号(“ECC”)を具えている。図
13は6個の形成ブロックを示す。形成ブロックの各々
は、124バイトの幅(すなわち内側ブロックのデータ
フィールドと同一の大きさである)を有する。1つの内
側ブロックデータフィールドは、図13の左端の形成ブ
ロックに示すIBDとともに表される。38個の内側デ
ータブロックからのビデオデータは、各形成ブロックの
“V”でラベル付けされた領域に記憶される。ここには
4列の音声内側ブロックも記録される。形成ブロック
は、Eとラベル付けされた領域に4個の124バイトの
幅のエラー訂正符号を設けることで完結する。各形成ブ
ロックは、124バイトの幅のコラムを含んでいる。1
バイト幅のコラムは外側ブロックと呼ばれる。
【0059】図11に戻って、図12及び図13に示す
ブロック構造を参照しながらヘッドチャンネル符号化器
26の動作をいっそう詳しく説明する。エントロピ符号
化器24のフィールドメモリ68からの1つのタイムス
ロット(例えば1つのデータ処理チャンネル)に関する
ビデオデータの内側ブロックは、(図13の形成ブロッ
クに示すように)上から下へと行ごとに、また各行内で
は左から右にトランスポーズメモリ70に読み込まれ
る。ビデオデータの内側ブロックはビデオデータ及び圧
縮符号ヘッダ情報を具えている。対応する音声データの
内側ブロックも、行ごとに、また各行内では左から右へ
とトランスポーズメモリ70に読み込まれる。このデー
タは左から右へ列ごとに、又各列内では上から下へトラ
ンスポーズメモリ70から読み出される。データをこの
ような変換機能をもった方法にて読み出すことによっ
て、外側ブロック符号化器が、図13に示すビデオと音
声のデータ“V”及び“A”の列(すなわち外側ブロッ
ク)に対して図13に示すエラー訂正符号“E”を計算
することができる。
【0060】1つのタイムスロット(例えば1つのデー
タ処理チャンネル)の期間で外側ブロックエラー訂正符
号化器の出力は、ヘッドチャンネル符号化器制御論理回
路76の制御のもとで出力メモリ74A/Cまたは74
B/Dの1つに記憶される。1つの出力メモリ74A/
Cは1つのヘッドチャンネル15のデータを記憶するこ
とに用いられ、第2出力メモリ74B/Dは別のヘッド
チャンネル16のデータを記憶するのに用いられる。デ
ータは、(図13に示すように)列ごとに左から右へ、
また各列では上から下へ出力メモリに書き込まれる。出
力メモリは、行ごとに上から下へ、又各行内では左から
右へデータを読んでいくことによってさらに変換機能を
果たせるように読まれる。このように出力メモリ74か
らデータを読むときは内側ブロックのフォーマットにて
行われる。同期情報“S”、内側ブロックID“I”及
び内側ブロックエラー訂正情報“ECC”が適当な内側
ブロック符号化器78A/Cまたは78B/Dによって
加算される。完成された内側ブロックはヘッドチャンネ
ル15、16を介してテープ送り装置に送られテープに
記録される。
【0061】内側及び外側ブロック符号化器によって行
われるエラー訂正符号化過程は、特定のエラー符号化過
程を選択することが本発明では要求されていないので、
これ以上詳しく説明しない。リードソロモン(Reed-Sol
omon)符号を用いるなどの従来のエラー訂正符号化過程
を用いてもよい。
【0062】内側ブロックID“I”は、内側データブ
ロックが関係する内側ブロックの数、ビデオフィール
ド、フレーム及び8個のフィールドシーケンスからのフ
レーム対の数、並びに時間的直列並列変換順序によって
決定されるデータが記録されるヘッドトラック及び分割
トラック(sub-track)を識別する。
【0063】ヘッドチャンネル符号化器制御論理回路7
6の動作を説明する前に、テープの送り機構及びテープ
上にデータのブロックを記録する方法について説明す
る。
【0064】図14はテープ送り装置の概略ブロック図
である。図14は螺旋状に走査される磁気テープ機構8
0を示すものであり、ここで記録再生のための磁気テー
プ82が適当な駆動モータ(図示せず)によって供給リ
ール84から巻取りリール86へと移動する。この供給
リール84と巻取りリール86は、テープカセット88
の中に収められている。供給リール84からの磁気テー
プ82はガイドローラ90によって案内され長手方向の
記録再生ヘッド92を通る。磁気テープ82は入口ガイ
ドローラ96及び出口ガイドローラ98によって案内さ
れることによって、回転ヘッドドラム94を取り巻く。
磁気テープ82が出口ガイドローラ98を通り過ぎる
と、第2の長手方向記録再生ヘッド100を通過し、ガ
イドローラ102によって案内され巻取りリール86に
巻取られる。
【0065】磁気テープを回転ヘッドドラム94に巻き
付けるためのアレンジメントは、図15を参照して一層
詳しく説明する。回転ヘッドドラム94には4個の記録
再生ヘッドA、B、C、Dがあり、これらがペアになっ
て各ペアが相互に180度の間隔になるように配置され
ている。ヘッドA及びBが記録再生ヘッドの1つのペア
を形成し、ヘッドC及びDが記録再生ヘッドの第2のペ
アを形成する。磁気テープ82に記録が行われるとき回
転ヘッドドラム94上の記録再生ヘッドには記録処理装
置14(図1参照)から電気的記録信号が供給される。
記録処理装置は2個の個別な記録ヘッドチャンネル1
5、16(図1参照)に記録信号を供給する。第1の記
録ヘッドチャンネル15はヘッドA及びCに共通に接続
され、これによってヘッドA及びCが第1のヘッドグル
ープを形成し、第2の記録ヘッドチャンネル16はヘッ
ドB及びDに共通に共通に接続され、これによってヘッ
ドB及びDが第2のヘッドグループを形成する。同様に
第1及び第2の再生ヘッドチャンネル17及び18は第
1のヘッドグループ(AとC)及び第2のヘッドグルー
プ(BとD)にそれぞれ接続される。
【0066】図15は図14に示すテープレコーダに用
いられる回転ヘッドドラム94の概略を示す図である。
使用されている状態では、回転ヘッドドラム94は、ビ
デオフィールドの周波数にて回転軸104の周りに回転
する。従って例えば50Hzのビデオフィールド周波数
では、回転ヘッドドラムは毎秒50回転の速度にて回転
軸のまわりに回転する。磁気テープ82は、回転ヘッド
ドラムの周りに約180度の角度で巻き付く。磁気テー
プは入口ガイドローラ96によって回転ヘッドドラム上
に案内され、出口ガイドローラ98によって回転ヘッド
ドラムから離脱する。入口ガイドローラ96は、回転軸
104と平行な方向において出口ガイドローラ98より
も高く位置している。このように、磁気テープ82は緩
やかに下降する螺旋経路に従って案内され、回転ヘッド
ドラム94の外周囲に巻き付く。磁気テープ82の長手
方向の速度は、回転ヘッドドラム94の1回転の間にテ
ープが回転ヘッドドラム94の周囲よりもはるかに小さ
い距離しか進まないような速度に設定される。このアレ
ンジメントによって、ヘッドA及びCに共通のヘッドチ
ャンネルを介してそれぞれの時間スロットにて交互にデ
ータが供給されることを意味している。同様のことがヘ
ッドB及びDについてもいえる。
【0067】図16は、回転ヘッドドラム94上の1つ
のヘッドが磁気テープ上に描く軌跡を示している。入口
ガイドローラ96は記録再生磁気ヘッドA、B、C、D
よりも高い位置にあるが、逆にこれらは出口ガイドロー
ラ98よりも高い位置にある。この結果、各ヘッドはテ
ープ上に斜めに走る軌跡(しばしばヘリカルパスと呼ば
れる)を描くことになる。図16ではこの軌跡が描く角
度はわかりやすく誇張して描いてある。実際は傾斜軌跡
48は磁気テープの幅よりもはるかに長く、テープの縁
に対して約4.5度の角度で横たわる程度である。テー
プは長手方向にはゆっくりとしか動いていないので、回
転ヘッドドラム94上の記録再生磁気ヘッドA、B、
C、Dは、テープに沿って長手方向に間隔を設けられた
斜めの記録トラック106が連なったものを形成する。
図17は本発明の実施例によってテープ上に形成された
傾斜トラック106の概略を示す図である。連続するト
ラックはヘッドA、B、C、Dそれぞれによって形成さ
れたものである。傾斜トラック106に加えて時間符号
情報のための直線トラック107、アナログ音声(音声
キュー)情報のための直線トラック108及びさらに別
の音声情報のための別の直線トラック109が直線記録
ヘッドによって設けられる。
【0068】4本のトラックによるグループはビデオ信
号の1つのフィールドを表す情報を含んでいる。同様に
上部または下部の各分割トラックのデータは、各分割ト
ラックのデータが空間直列並列変換データ処理チャンネ
ルから由来しているために、画像フィールド全体を表し
ている。トラックA、B、C、Dはそれぞれ下部がA
−、B−、C−、D−とラベル付けされ、また上部のト
ラック部分はA+、B+、C+、D+とラベル付けされ
ている。ここでトラックの上部と下部に用いられている
記号と図9に用いられている記号との対応は意図的にな
されている。言い替えると、例えばチャンネルA+に関
して選択されたピクセルデータは、A+とラベル付けさ
れたトラック上のテープの領域に記録される。同様に、
例えばデータ処理チャンネルC−に関して選択されたデ
ータはC−とラベル付けされたテープの領域に記録され
る。
【0069】しかしながら、データ処理チャンネルの図
9に示すヘッドの分割トラック(A+、A−、B+、B
−、C+、C−、D+、D−)との関係は入力ビデオの
8個のフィールドの内の1個にのみ適用されることに留
意されたい。図9のデータ処理チャンネルの割り当て
は、図18及び図19を参照して説明するように、ヘッ
ド間のデータ処理チャンネルを時間的にインタリーブす
るべくヘッドチャンネル符号化器26の制御論理回路7
6によって8個のフィールドシーケンスの各フィールド
ごとに変更する。図18はヘッドチャンネル符号化制御
論理回路76によって制御される直列並列変換された8
個のフィールドヘッドの順番を示すものである。データ
は垂直に延びる点線によって各フィールドごとに分割さ
れる。点線にはさまれた8個の円は8個の空間的に直列
並列変換されたデータ処理チャンネル(1から8)を示
している。円の上部にあるAからDまでの文字は、各フ
ィールドにおけるチャンネルのヘッドに対する割り当て
を示している。+及び−の記号はそれぞれトラック部分
(または分割トラック)の上部と下部を示している(図
6を比較参照されたい)。図18の底部にはフィール
ド、フレーム及びフレーム対の番号が示されている。8
個のフィールドサイクルの中に8個のフィールド(0か
らF7)、4個のフレーム(F0−F4)及び2個のフ
レーム対(FP0、FP1)がある。図18に示す順序
は各8フィールドごとに繰り返す。
【0070】図18のゼロフィールドにおけるヘッドチ
ャンネルのパターンは図9に示す左上の8個のピクセル
のブロックと対応することに留意されたい。図9は非相
関化された画像内のピクセルの空間位置と8個のデータ
処理チャンネルとの関係を示すものであるが、図18は
連続するフィールドに関するチャンネルのヘッドへの割
り当てを示している。図9に示すデータ処理チャンネル
のヘッドの分割トラック(A+、A−,B+,C+,C
−,D+,D−)に対する関係は、入力ビデオ信号の8
個のフィールドのうちの1つ(すなわちフィールド0)
のみに適用される。時間的な直列並列変換器80は、デ
ータ処理チャンネルを入力信号の各フィールドに対して
ヘッド及びヘッドトラックにマッピングする方法を変化
させ、ヘッド間でデータ処理チャンネルが時間的にイン
ターリーブされるようにする。このように、8個のフィ
ールドシーケンスにおいて、各ピクセルは各分割トラッ
クのヘッドに交互に割り当てられる。この結果、テープ
全体にわたって隣接するピクセルのデータが分布し、ビ
デオテープ上のデータを再生するとき発生する多様なタ
イプのエラーを効率よく修復することができる。このよ
うなエラーには、特定のヘッドが例えばテープからの塵
やその他の物質を巻き込むことに起因した損傷、テープ
上の傷、その他によるものが含まれている。
【0071】図19は、ヘッドを時間的に直列並列変換
した順序を発生させるためのヘッドチャンネル符号化器
制御論理回路76の動作の背後にある論理を示すフロー
チャートである。これは時間的に分割可能な3段階の過
程に縮小できるようにアレンジされている。3つの過程
に分割することによって、直列並列変換及び並列直列変
換が実施し易くなる。直列並列変換の目的は、テープか
ら情報を再生するとき隠ぺいがより効率よく行なわれる
ように、ヘッド間にて時間的にデータを分配することに
ある。図19はフィールド0に対する割り当てに関し
て、8個のフィールドシーケンスの中の各1から7のフ
ィールドのためのデータ処理チャンネルの割り当て方を
決める方法を示している。
【0072】図19のフィールド0に関しては、8個の
個別なデータ処理チャンネル0から7が、図9に示すよ
うにヘッドA、B、C、Dに対するテープの上部(+)
と下部(−)に割り当てられる。このことは図19のス
テップS0で表されている。
【0073】直列並列変換の第1段階では、8個のフィ
ールドシーケンスのうちの現在のフィールドが、f1、
f2、f5またはf6であるなら(ステップ2)、ステ
ップS3においてデータチャンネルのトラック上部及び
下部への割り当ては相互に交換される。言い替えると、
フィールド0においてチャンネルがトラックの上部に割
り当てられているときは、フィールド1、2、5、6に
対してはチャンネルはトラックの下部に割り当てられる
(逆の対応もある)。
【0074】直列並列変換の第2段階では、8個のフィ
ールドシーケンスのうちの現在のフィールドが、f2、
f3、f6またはf7であるなら(ステップ3)、デー
タ処理チャンネルはヘッドのグループ内にて相互に交換
される(ステップS4)。言い替えると、フィールド0
においてデータ処理チャンネルがフィールドf2、f
3、f6、またはf7のヘッドAに割り当てられたとき
は、データ処理チャンネルは、1つのグループ内でヘッ
ドCに再び割り当てられる。同様にヘッドCはグループ
Aに切り替えられ、ヘッドCがヘッドDに、ヘッドDが
ヘッドBになる。
【0075】直列並列変換の第3段階では、8個のフィ
ールドのシーケンスのうちの現在のフィールドがf4,
f5,f6及びf7であるときは(ステップS5)、処
理チャンネルはステップS6にてヘッドのグループ間に
て切り替えられる。言い替えると、フィールド0におい
てデータ処理チャンネルがヘッドAまたはCに割り当て
られたときは、処理チャンネルはフィールドf4,f
5,f6及びf7に関してはヘッドBまたはDに割り当
てられる。同様にヘッドB及びDへの割り当てはヘッド
A及びCに切り替わる。
【0076】データ処理チャンネルからのデータは、上
述のステップS1からS6によって決定された割り当て
に従ってステップS7にて記録される。別のフィールド
を処理するときは、ステップS8にて最初の割り当てか
らの割り当ての過程が繰り返される。
【0077】実際には、データ処理チャンネルのヘッド
に対する割り当ては、図11に示す出力メモリ74A/
C及びB/Dによる選択的なアドレス動作によって行わ
れる。ヘッドチャンネル15または16に対するデータ
の分離(すなわち第3段階のヘッドA/C及びB/Dそ
れぞれに対する直列並列変換)は、出力メモリ74A/
C及び74B/Dの適当な1個にデータを書き込むこと
によって行われる。チャンネル内のヘッド及びヘッドト
ラックの上部と下部に対するデータの分離は、図19に
示す論理に従ってヘッドチャンネル符号化器制御論理回
路76によって、出力メモリ74A/C及びB/Dから
選択的にデータを読み出すことによって行う。
【0078】時間的な直列並列変換は、テープの記録と
再生過程で発生するエラーを確実に訂正及び復元できる
ように選択する。シーケンスはテープレコーダに様々な
再生モードがあることを考慮にいれて組まなければなら
ない。例えば、様々な速度にてシャトル再生(shuttle
replay)をするときに雑音その他の影響が発生しないよ
うにすることが重要である。
【0079】図3の再生信号処理装置について説明す
る。図20は図3のヘッドチャンネル復号器28の概略
ブロックである。ヘッドチャンネル復号器28は、3段
階に分割可能な過程であるヘッドの直列並列変換を実行
する。分割可能なプロセスの3つの段階またはレベルが
この説明の最後のほうに設けられた表1に示されてい
る。表1では、第1のレベルでは、“0”がフィールド
f0に対する部分を表し、“1”がその他の部分を表す
ようなトラックの第1または第2部分への割り当てを意
味し、第2レベルでは、1つのグループ内でのヘッド
(ヘッドA及びヘッドCが第1グループを形成し、ヘッ
ドB及びヘッドDが第2のグループを形成する)間での
割り当てを意味し、“0”がフィールドf0に関する信
号をヘッドに割り当てることを表し、“1”が1つのグ
ループの別のヘッドに割り当てることを表す。第3レベ
ルでは、ヘッドのグループ間(すなわちグループA/C
及びグループB/D)での割り当てを表し、“0”がフ
ィールドf0に関する信号をグループに割り当てること
を表し、“1”は別のグループへの割り当てを表す。
【0080】ヘッドチャンネル復号器は、第1のヘッド
チャンネル入力端17にて第1のヘッドグループ、すな
わちヘッドAとCからの信号を受信するとともに、第2
のヘッドチャンネル入力端18にて第2のヘッドグルー
プ、すなわちヘッドBとDからの信号を受信する。
【0081】ヘッドAとCからの出力は第1入力端7か
ら第1の内側ブロック復号器110A/Cに供給され、
ヘッドAとCから受信された内側ブロックから、同期信
号、アドレス及びエラー訂正データを分離し、表1の第
1及び第2のレベルの直列並列変換を実行する。
【0082】
【表1】
【0083】内側ブロック復号器110A/Cは内側ブ
ロックに記憶されていた同期情報“S”及びエラー訂正
符号“ECC”を取り出すとともに、可能な場合はエラ
ー訂正符号を用いてブロック内のエラー訂正を行う。エ
ラー訂正の実際の過程はエラー訂正符号(例えば上述の
リードソロモン訂正符号)を用いて通常の方法にて行わ
れる。しかしながら、エラー訂正符号を用いて所与の内
側ブロックのエラーを訂正できないときは、この内側ブ
ロック復号器110A/Cはこの内側ブロックに対して
エラーフラグを発する。
【0084】内側ブロック復号器110は、そのブロッ
クがどのヘッド及びトラック部分(A+、A−,B+,
B−,・・・)から来ているかに関する情報及びその内
側ブロックが関連している8個のフィールドシーケンス
からのフィールド、フレーム及びフレームの対を識別す
るための情報を含んでいる内側ブロックID情報“I”
をも読み出す。内側ブロックID情報は第1ヘッドチャ
ンネル17からのデータが記憶されている再生メモリ1
12A/Cにおける位置を決めるために用いられる。内
側ブロックID情報に応じて再生メモリ112A/Cの
中に内側ブロックを選択的に記憶させることによって、
表1によって示される第1及び第2の段階またはレベル
の並列直列変換(すなわち第1のヘッドチャンネル17
に関して、上部または下部のトラック部分及びAとCの
ヘッドからの並列直列変換)が行われる。
【0085】第2のヘッド再生チャンネル18からのデ
ータは、第2の内側ブロック復号器110B/Dによっ
て同様に処理され、再生メモリ112B/Dに記憶され
る。エラー訂正符号“ECC”はブロック内のエラーを
訂正することが可能な場合に使用される。内側ブロック
ID情報“I”が、第2のチャンネル18からのデータ
が記憶されている再生メモリ112B/Dにおける位置
を特定するのに用いられる。内側ブロックID情報に応
じて内側ブロックを再生メモリ112B/Dに選択的に
記憶することによって、表1に示すような並列直列変換
の第1及び第2の段階またはレベルが行われる(すなわ
ち第2のヘッドチャンネル18に対してトラックの上部
及び下部のデータをヘッドB及びDに並列直列変換す
る)。
【0086】再生メモリ112は再生メモリ112A/
Cを具えており、再生メモリ112B/Dは、実際は4
個のフィールドメモリとして構成されており通常の再生
のときのみならずスローまたはシャトルモードのとき
に、再生データの所望の緩衝機能を果たすようにように
なっている。高速モードでは例えば再生ヘッドは連続し
てトラックを横切る。再生メモリの選択的なアドレス動
作は、内側ブロック復号器110A/C及び110B/
Dによって取り出された同期情報“S”に応じて、ヘッ
ドチャンネル復号制御論理回路114によって制御さ
れ、ヘッドチャンネルからのデータが正確に記憶される
ようにする。
【0087】表1によって表される並列直列変換の第3
段階は、出力ビデオ信号のレートと同期した再生メモリ
112からのデータの読み出しをヘッドチャンネル復号
器制御論理回路114が選択的に行うことによってなさ
れる。データの並列直列変換を正確に行うためには、出
力されているデータと関連したフレーム番号に応じて並
列直列変換を変更することが必要である。ヘッドチャン
ネル間での符号化及び時間的な直列並列変換が各フレー
ムごとに(つまりフィールド0から4まで)変化してい
ることを図19を参照して思い起こしていただきたい。
つまり、第3段階の並列直列変換を行うためには、ヘッ
ドチャンネル符号化制御論理回路は、第1と第2の再生
メモリ112A/C及び112B/Dからの内側ブロッ
クと関連したデータエラーフラグ及びフレーム対識別信
号、さらに出力ビデオレートと同期して発生しているヘ
ッド並列直列変換信号に応答する。ヘッドの並列直列変
換信号(ヘッドMX)は図20には示していないが、表
2に示してある。表2におけるヘッド並列直列変換信号
は、各フレーム対に対してヘッド対のAまたはBのどち
らが、又ヘッド対のCまたはDのどちらが読まれるかを
示している。
【0088】
【表2】
【0089】表2はフレームIDがあらゆるフィールド
を通じて一定であるものと、及びエラーのない動作が通
常できるものと仮定している。しかしながら、ビデオテ
ープレコーダのシャトルモード動作の場合はあてはまら
ない。これは、8個のフィールドシーケンス中の4個の
フレームすべてからのデータは、互いに混合されている
可能性があるためである。このことはエラーの訂正が失
敗し、隠ぺいが必要になったとき動作モードにて起こ
る。これは予め記憶されたデータが4個のフレーム(ま
たは8個のフィールド)と同一の連なりを形成するとは
限らないからである。従って、再生メモリ読み出し過程
は、サンプルベースにて行なうことが好ましい。フレー
ムデータはこうしてサンプルベースに変更され、表2の
ヘッドMX信号によるサンプルベースの選択が随時に行
われてよい。
【0090】従って、ヘッドチャンネル復号器制御論理
回路114は第1再生メモリ112A/Cと再2再生メ
モリ112B/Dのいづれかから、5個の入力信号(す
なわち第1と第2の再生メモリからのエラーフラグとフ
レームID、及びヘッドMx信号)に応じてデータを選
択する。本明細書の末尾にある表3及び表4は、ヘッド
チャンネル並列直列制御論理回路114がいかに、第1
から第5のコラムの中の5個の入力信号(すなわちヘッ
ド並列直列変換信号ヘッドMx、A/Cヘッドチャンネ
ルに対するフレーム対ナンバー(FP A/C)、この
チャンネルに対するエラーフラグ(EF A/C)、B
/Dヘッドチャンネルに対するフレーム対ナンバー(F
P B/D)、このチャンネルに対するエラーフラグ
(EF B/D)から第6コラムの選択をし、第7コラ
ムの出力を形成するかを示したものである。エラーフラ
グのコラムの“1”はエラーがあることを示し、エラー
フラグのコラムの“0”はエラーが存在しないことを示
す。エラーフラグ“EF”及びフレーム対ID“FP”
は、スペースがないために図12及び図13では単に
“E”及び“I”とラベル付けしている。第8コラムの
注記は、表の中に現れる起こりうる矛盾をどのように解
決するかを示している。注記「気にかけない」が記され
ているときは、どちらかのバッファメモリが動作の原則
上なんの作用もなく選択される。ただしこのようなと
き、任意に省略時(default)の選択をすることを表して
いる。表3aは第1の再生メモリ112A/Cに関する
ヘッド並列直列変換のためのものであり、表3bは第2
の再生メモリ112B/Dのためのものである。
【0091】再生メモリ112から読み出されたデータ
は外側(アウター)ブロック復号器116に供給され
る。再生メモリ112A/C及びB/Dの選択的なアド
レス動作の結果として、データはデータ処理チャンネル
ベースによってデータ処理チャンネル上に読み出される
とともに、分割帯域の各データ処理チャンネルでは分割
帯域ベースにて時分割多重方式によって読み出される。
このように、並列直列変換動作の目的である時間的に直
列並列変換されたテープからのデータを再び順序を整え
て図18のゼロフィールドのフォーマットにすること
(すなわち図9に示す空間的な配置を再構成すること)
が行われる。
【0092】さらに、データサンプルは再生メモリ12
2から出力ブロック復号器に、ヘッドチャンネル復号制
御論理回路114によって出力ブロックの順序によって
(すなわちトランスポーズの順序にて)出力される。各
出力ブロックは4個の音声サンプルと、これに続く38
個の映像サンプルと、更にこれに続く4個の出力訂正サ
ンプルを具えている。再生メモリをこのような方法によ
って読み出すことによって、内側ブロックに過剰なエラ
ーが配置される。例えば6個の連続した内側ブロック
(すなわち形成ブロックあたり1個)がエラーを含むと
き、6個の外側ブロックの各々にちょうど1個のエラー
のフラグが立つ。外側ブロックの訂正過程の詳細は、本
発明にとって重要ではないのでここでの説明は省略す
る。しかしながら、従来のエラー訂正方法(例えばリー
ドソロモン法)によって数個の、例えば4個のサンプル
を訂正することは可能なので、内側ブロック訂正符号
“ECC”によって訂正されなかった内側ブロックは、
外側ブロック訂正符号“E”によって訂正されうる。
【0093】外側ブロック符号化器116の出力はトラ
ンスポーズメモリ118に送られる。データは外側ブロ
ックの順序にてトランスポーズメモリに書き込まれ、こ
のトランスポーズメモリから内側ブロックの順序にて読
み出され、これによって内側ブロックが再びフォーマッ
トされる。外側ブロックエラー訂正過程の後、内側ブロ
ックが訂正されずにいるときは、エラーフラグはこの内
側ブロックにセットされたままになる。
【0094】ヘッドチャンネル復号器制御論理回路は、
トランスポーズメモリ118の読み出しアドレス動作を
制御している。音声データは出力端Aに供給される。ビ
デオデータはデータ処理チャンネルによってエントロピ
復号器30のデータ処理チャンネルに供給され、分割帯
域の各データ処理チャンネルでは分割帯域ベースにて時
分割多重方式によって読み出される。
【0095】図21はエントロピ復号器30の概略ブロ
ック図である。ヘッドチャンネル復号器からの圧縮サン
プルは、ハフマン復号器120に供給され、ここでハフ
マン符号化されたデータが中間符号にマッピングされ
る。中間符号(IC)輝度信号“Y”及び色信号“C”
は、圧縮符号化ヘッダ情報“CC”の中に記憶されたデ
ータに従って分離され、輝度及び色のICバッファ12
2Y、122Cにそれぞれ記憶される。内部にエラーが
あるためにヘッドチャンネル復号器28によって内側ブ
ロックにフラグが立ったときは、このブロックに関する
ICは形成されず、ゆえにこのブロックに関するICバ
ッファにも記憶されない。ICバッファを読む場合、I
Cはそれぞれランレングス復号器124Y、124Cに
供給される。ランレングス復号器はICを対応する連な
りと個別の値とに変換する。エントロピ符号化器におい
てそうであったように、異なった分割帯域には異なった
表が用いられる。エントロピ符号化器/並列直列変換器
論理回路128は、ハフマン復号器120Y、120C
及びランレングス復号表の中の異なる復号表の選択を、
トランスポーズメモリ118からの内側ブロックから取
り出された圧縮符号化ヘッダ情報に含まれる分割帯域情
報に応じて制御する。
【0096】各ランレングス復号器124Y、124C
によって形成された拡張データはそれぞれのリフォーマ
ッタメモリ126Y、126Cに書き込まれる。エント
ロピ符号化器/並列直列変換器論理回路128は、関係
しているブロックに対する圧縮符号ヘッダ情報に含まれ
る開始アドレス情報に応じて、リフォーマッタメモリ1
26Y及び126Cのアドレスを決定する。開始アドレ
スは、ブロックの第1サンプルが関係している非相関化
された画像の中の位置を示している。開始アドレスは、
ランレングス符号化器からの後のサンプルがメモリに書
き込まれるごとにインクリメントされる。開始アドレス
の利用によって、内側ブロックの連なりが誤った内側ブ
ロックによって遮られても、リフォーマッタメモリの中
の正しい位置が識別される。
【0097】エントロピ復号器/並列直列変換器論理回
路128によってリフォーマッタメモリのアドレス動作
を選択的に行い、8個のデータ処理チャンネルが個別に
並列直列変換され、あるいは空間的にインタリーブが解
除されるようにする。論理回路128は、このようにシ
ーケンサ22が行った直列並列変換機能の逆を実行す
る。
【0098】リフォーマッタメモリ126Y及び126
Cは、一方のバッファにデータの書き込みが行われてい
るとき他方のバッファからデータの読み出しが行われ、
これが交互に入れ替わるようなデュアルバッファとして
実施される。このように、すべての奇数フィールドが各
リフォーマッタメモリ126Y及び126Cの一方のバ
ッファに書き込まれ、すべての偶数フィールドが各リフ
ォーマッタメモリ126Y及び126Cの他方のバッフ
ァに書き込まれる。
【0099】内側ブロックに誤りがあるときは、リフォ
ーマッタメモリ126Yまたは126Cの対応する適当
な部分には書き込みが行われない。先行するフレームか
らのデータは、これゆえリフォーマッタメモリのこの部
分から用意することができる。この特徴によって時間的
エラー隠ぺいのおおまかな作用が行われる。
【0100】エントロピ復号器は2個のエラーメモリ1
30Y及び130Cを含んでいる。エラーメモリは、リ
フォーマッタメモリ126Y及び126Cへの書き込み
と平行して書き込まれる。リフォーマッタメモリのサン
プル位置が書き込まれるごとに、最初の値が対応するエ
ラーメモリの対応する位置に書き込まれる。サンプル位
置がリフォーマッタメモリから読み出されるごとに第2
の値が対応するエラーメモリの対応する位置に書き込ま
れる。このようにすることによって、フィールド期間の
間にリフォーマッタメモリの書き込みが行われなかった
あらゆる位置に関して、対応するリフォーマッタメモリ
の対応する位置は第2の値が書き込まれることになる。
エラーメモリの位置を読み出すことによって、図2に示
した隠ぺい論理回路32は値が隠ぺいされるべきか否か
を決定することができる。
【0101】従って、完全なフィールドに関するデータ
がリフォーマッタメモリ126Y及び126Cに書き込
まれ、対応する輝度信号“Y”及び色信号“C”のハー
ドウエアチャンネルに関する隠ぺい論理回路が、リフォ
ーマッタメモリ126Y及び126Cそれぞれの内容
と、エラーメモリ130Y及び130Cそれぞれの内容
を処理し、隠ぺい処理を行う。データはインタポレータ
34Y及び34Cに供給するのに適した順番で処理され
る。言い替えれば、データは非相関化器20Y及び20
Cによって発生する分割画像と同一のフォーマットにて
処理される。
【0102】隠ぺい論理回路32Yまたは32Cリフォ
ーマッタメモリ126Yまたは126Cからのサンプル
をそれぞれ隠ぺいすることができ、このことのために、
対応するエラーメモリ130Yまたは130Cの中の対
応する位置にそれぞれさまざまな方法で第2の値が用意
される。このことは同一フィールド内で隣接するピクセ
ルを補間することによって行われる(これはビデオ画像
に動きがある場合には好ましい方法である)か、あるい
は先行するまたは後続するフィールドまたはフレームの
対応する位置のピクセルで補間することによって行われ
る。隠ぺい処理器の詳細については、隠ぺいの技法が本
発明にとって重要ではないので、ここでは説明しない。
隠ぺいは、上述した英国特許GB−A−214189号
にあらまし説明されているような従来の技法にて行われ
る。英国特許GB−A−214189号の場合のよう
に、記録のためのヘッド間でビデオデータを分配するこ
とによって、ヘッド損失に起因するピクセルデータの行
われるべき隠ぺいが可能となる。しかしながら、英国特
許GB−A−214189号の場合では、データは非相
関化されず圧縮されていない。ビデオデータを、本装置
に登載されているヘッドの数の2倍の数のデータ処理チ
ャンネルに分割し、各チャンネルは1本のトラックを形
成するのに要する時間の半分の時間だけ1つのヘッドに
対して割り当て、このデータ処理チャンネルの各半分の
トラックへの割当てのサイクルを8個のフィールドシー
ケンスに適用することによって、テープの半分の部分に
傷などのエラーがあって、テープのこの半分の部分から
データの復元がでない状態であっても、データの隠ぺい
が可能になる。利用可能な別の隠ぺい技法は、英国特許
出願9200433.2号に説明されており、本明細書
に参考として援用する。
【0103】補間による隠ぺいが不可能なとき(例えば
エラー率が非常に高いなど)は、先行するフレームのた
めのリフォーマッタメモリに記憶されているサンプル
(すなわちこの場合重複は起こらない)を用いて上述の
おおまかな時間的隠ぺいを行う。
【0104】各隠ぺい処理器32Y及び32Cは、対応
する補間器34Y及び34Cにそれぞれ送られる。この
補間器は、非相関化器20Y及び20Cから発生するも
のと同一の分割画像フォーマットにてデータを受信す
る。補間器の構造は非相関化器20Y及び20Cの構造
に反映し、トランスポースアドレス論理回路を伴った中
間フィールドメモリを伴っている。垂直および水平の各
段階は、点線40の右半分に対応する樹状構造から成
る。補間器34Y及び34Cの出力はI/O装置13か
ら記録処理装置14に供給される輝度信号“Y”及び色
信号“C”を再生する。
【0105】テープに対して斜めに延びる傾斜トラック
を記録するための回転ヘッド機構状の複数の記録ヘッド
を有するデジタルビデオテープ記録/再生システムの例
を説明してきた。このシステムは、ビデオ信号の処理の
ために複数のデータ処理チャンネルを具え、このデータ
処理チャンネルを選択的に記録ヘッドに接続し、複数の
データ処理チャンネルからのデータが傾斜トラックの対
応する部分に記憶されるようにする。各トラックに2個
のデータ処理チャンネルが記録されるのが好ましく、そ
れぞれの部分はテープの上部または下部にそれぞれ位置
することになる。
【0106】
【表3】
【0107】
【表4】
【0108】以上本発明の実施例を添付の図面を参照し
ながら詳細に説明してきたが、本発明はこれらの好適実
施例に限定されるものではなく、当業者によって本発明
の要旨を変更することなく様々な変形変更が可能である
ことは明かである。
【0109】
【発明の効果】本発明のデジタルビデオ記録再生装置に
よれば、回転ヘッド機構上に複数の記録ヘッドを設け、
記録媒体上に傾斜トラックを形成して記録再生を行い、
ビデオ信号は各記録ヘッドに接続された複数のデータ処
理チャンネルを通じて処理できるようにし、これら複数
のデータ処理チャンネルからのデータを傾斜トラックの
それぞれの部分に記録する。各トラック部分に記録され
た各データ処理チャンネルのデータは、フィールド信号
のフィールド全体からほぼ均一にサンプルされるので、
記録再生のエラー隠ぺいが効果的に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルビデオテープシステムの概略を示すブ
ロック図である。
【図2】図1のシステムにおける記録処理装置の概略を
示すブロック図である。
【図3】図1のシステムにおける再生録処理装置の概略
を示すブロック図である。
【図4】帯域分割符号化の概略を描いたブロック図であ
る。
【図5】多段階帯域分割符号化の概略を示す図である。
【図6】図2の装置の非相関器の概略を示すブロック図
である。
【図7】帯域分割符号化に起因する分割画像を示す図で
ある。
【図8】データシーケンサが走査する分割画像の順番を
示す図である。
【図9】8個の個別のデータチャンネルを発生させるた
めの順番を示す図である。
【図10】図2に示す装置のエントロピ符号化器の概略
を示すブロック図である。
【図11】図2の装置のヘッドチャンネル符号化器の概
略を示すブロック図である。
【図12】図1に示すシステムのビデオデータを記録す
るのに用いられるデータ構造を示す図である。
【図13】図1に示すシステムのビデオデータを記録す
るのに用いられるデータ構造を示す図である。
【図14】図1のシステムのテープ送り装置の概略を示
すブロック図である。
【図15】図1のシステムでテープ上にデータを記録す
る方法を示す図である。
【図16】図1のシステムでテープ上にデータを記録す
る方法を示す図である。
【図17】図1のシステムでテープ上にデータを記録す
る方法を示す図である。
【図18】図11のヘッドチャンネル符号化器による時
間的直列並列変換の概略を示す図である。
【図19】時間的な直列並列変換を示すフローチャート
である。
【図20】図3の装置のチャンネル復号器の概略を示す
ブロック図である。
【図21】図3の装置のエントロピ符号化器の概略を示
すブロック図である。
【符号の説明】
14 記録信号処理装置 19 再生信号処理装置 20 非相関化器 22 シーケンサ 24 エントロピ符号化器 26 ヘッドチャンネル符号化器 28 ヘッドチャンネル復号器 30 エントロピ復号器 32 隠ぺい処理器 34 補間器 60Y,60C 量子化器 62Y,62C ランレングス符号化器 64Y,64C ハフマン符号化器 66 エントロピ符号化器制御論理回路 68 フィールドメモリ 70 トランスポーズメモリ 72 外側ブロック符号化器 74 出力メモリ 76 ヘッドチャンネル符号化器制御論理回路 78 内側ブロック符号化器 82 記録媒体
フロントページの続き (72)発明者 クライブ ヘンリー ギラード イギリス国 RG24 0XQ,ハンプシャ ー,ベーシングストーク,チャイネハム, キャフォード ビレッジ,サフロン クロ ース47 (72)発明者 ジェームズ ヘドリー ウィルキンソン イギリス国 RG26 6UN,ハンプシャ ー,タッドレー,ヒースランズ,ハンブル ドライブ 17 (72)発明者 テレンス ラルフ ハーリー イギリス国 RG14 6LA,バークシャ ー,ニューバリー,バートレミー ロード 56 (72)発明者 マイケル ジョン ラッドゲート イギリス国 RG21 3NJ,ハンプシャ ー,ベーシングストーク,キングズ ファ ーロング,カルバー ロード 116 (72)発明者 ジョナサン マーク ソロフ イギリス国 RG22 4QB,ハンプシャ ー,ベーシングストーク,ザ コーンフィ ールズ 38 (72)発明者 ラジャン バンダリ イギリス国 RG21 3DR,ハンプシャ ー,ベーシングストーク,フェアフィール ズ ロード 18

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に斜めに延びる傾斜トラックを
    記録するための回転ヘッド機構上に複数の記録ヘッドを
    有するデジタルテープレコーダのための記録信号処理装
    置であって、 デジタル信号である入力フィールドを受信するための手
    段と、 上記フィールドを複数のデータ処理チャンネルに直列並
    列変換し、それぞれのデータ処理チャンネルがフィール
    ド全体にわたってほぼ均一に分布する上記デジタル信号
    をサンプルする手段と、 上記データ処理チャンネルを記録ヘッドのためのヘッド
    チャンネルに選択的に割り当て、使用時に上記複数のデ
    ータ処理チャンネルの各々からのデータが傾斜トラック
    の各部分に記録されるようにする手段とを具えた記録信
    号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記回転ヘッド機構はn個の記録ヘッド
    を具え、上記直列並列変換手段は2n個のデータチャン
    ネルを発生させるとともに、2個のデータ処理チャンネ
    ルからのデータが上記傾斜トラックの第1及び第2の部
    分に記録される請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2の部分が、それぞれ記
    録媒体の上部及び下部に配置される請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 上記nは4である請求項2の装置。
  5. 【請求項5】 上記デジタル信号は画像信号であり、デ
    ジタル信号のフィールドに関するデータは、上記記録媒
    体の4本のトラックに記録される請求項1の装置。
  6. 【請求項6】 ビデオ信号の入力フィールドを非相関化
    して非相関化ビデオ信号のフィールドを発生させる非相
    関化手段を具え、上記直列並列変換手段が非相関化手段
    と接続されることによって、上記直列並列変換手段が非
    相関化されたビデオ信号のフィールドを直列並列変換し
    て複数のデータ処理チャンネルを発生させ、各データ処
    理チャンネルがこのフィールド全体でほぼ均一に分布す
    る上記非相関化された信号をサンプルするようにした請
    求項1の装置。
  7. 【請求項7】 上記データ処理チャンネルは、共通のハ
    ードウエアによって時分割多重的に処理される請求項6
    の装置。
  8. 【請求項8】 上記デジタルビデオ信号は圧縮された状
    態で上記記録媒体に記録されるとともに、上記装置が上
    記非相関化されたデジタルビデオ信号を圧縮するために
    上記非相関化手段に接続された圧縮手段を具える請求項
    6の装置。
  9. 【請求項9】 上記圧縮手段は非相関化されたビデオ信
    号を量子化して量子化信号を形成するための手段と、上
    記量子化信号をエントロピ符号化するためのエントロピ
    符号化手段とを具えた請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 上記エントロピ符号化手段は、上記量
    子化信号をランレングス符号化してランレングス符号化
    データを形成するための手段と、ハフマン符号を用いて
    上記ランレングス符号化データを更に符号化するための
    ハフマン符号化手段とを具える請求項9の装置。
  11. 【請求項11】 エントロピ符号化手段は上記圧縮され
    たデータを同一寸法のブロックに揃えるフォーマッティ
    ングを行うとともに、ブロック符号化情報を各ブロック
    に付加してその内容の復号が後に行えるようにし、更に
    アドレス情報を付加して各ブロックが非相関化されたビ
    デオ信号の非圧縮フィールド内に位置付ける請求項9の
    装置。
  12. 【請求項12】 輝度信号及び色信号を処理するために
    個別のハードウエアチャンネルを設けるとともに、上記
    エントロピ符号化手段は各ブロックの輝度データと色デ
    ータとを結合するための手段を具えた請求項11の装
    置。
  13. 【請求項13】 エラー訂正符号をデータのブロックに
    適用するとともに、複数のブロックをブロックのアレイ
    として処理し、該ブロックの2次元アレイの各々に関し
    てエラー訂正符号を発生させるエラー訂正符号化手段を
    設けた請求項11の装置。
  14. 【請求項14】 上記エラー訂正符号化手段及び上記割
    当手段がヘッドチャンネル符号化手段の一部を成し、該
    ヘッドチャンネル符号化手段が同期信号及びブロック識
    別符号をブロックの記録に先だってブロックに付加する
    請求項13の装置。
  15. 【請求項15】 割当手段が第1及び第2のデータチャ
    ンネルのためのブロックをそれぞれのタイミングにて記
    録ヘッドに供給し、第1及び第2のデータチャンネルの
    ためのブロックを記録媒体の第1及び第2部分にそれぞ
    れ記録する請求項1の装置。
  16. 【請求項16】 上記割当手段は、繰り返すマルチフィ
    ールドシーケンスの連続フィールドデータ処理チャンネ
    ルをヘッドに再分配する請求項1の装置。
  17. 【請求項17】 請求項1の装置によって信号が記録さ
    れた斜めに延びるトラックを有する記録媒体を再生する
    ための回転ヘッド機構上に複数の再生ヘッドを具えるデ
    ジタルプレーヤのための再生処理装置であって、ヘッド
    によって傾斜トラックの複数の部分から再生され、使用
    時に個別のそれぞれのデータ処理チャンネルとしてのヘ
    ッドに使用上接続されるヘッドチャンネルから受信され
    たデータを処理するためのチャンネル復号手段と、各デ
    ータ処理チャンネルからのデータを並列直列変換して信
    号フィールドを形成し、上記データ処理チャンネルによ
    って処理されたものとしての上記トラック部分からのデ
    ータが、上記フィールド全体にわたってほぼ均一に分布
    するサンプルを形成する手段を具えた再生処理装置。
  18. 【請求項18】 上記データはブロックのグループの形
    で記録され、各ブロックは該ブロックと関連したエラー
    訂正情報を有するとともに、可能なときは上記チャンネ
    ル復号化手段が該ブロックと関連したエラー訂正情報を
    用いてブロックに対してエラー訂正を行い、該ブロック
    に関するエラー訂正が不成功のときは該ブロックに関す
    るエラー信号を発生する請求項17の装置。
  19. 【請求項19】 各ブロックは該ブロックのみを単独に
    識別するブロック識別情報と関連付けられ、上記チャン
    ネル復号手段は再生記憶手段と、各ブロックに関する上
    記ブロック識別情報に応答して上記再生記憶手段の中に
    該ブロックに関するデータを記憶するための位置のアド
    レス指定をする手段と、上記再生記憶手段からの各デー
    タ処理チャンネルのためにデータを選択する時間的並列
    直列変換論理回路とを具える請求項18の装置。
  20. 【請求項20】 チャンネル復号化手段によってエラー
    信号が発生されたブロックに関しては、上記再生記憶手
    段にはデータが記憶されない請求項19の装置。
  21. 【請求項21】 各データ処理チャンネルの記録媒体か
    ら再生されたデータを伸張するとともに、上記データ処
    理チャンネルからの伸張されたデータを後に併合させる
    ヘッドチャンネル復号化手段に接続された手段を具える
    請求項17から20の装置。
  22. 【請求項22】 各ブロックは当該ブロックと関連した
    符号化情報を有し、上記伸張手段は、当該ブロックと関
    連する符号化情報を用いて上記チャンネル復号化手段に
    よってエラー信号が発生することのない各ブロックの内
    容を伸張するとともに、その結果として生じる伸張され
    た信号サンプルを、当該ブロックと関連したアドレス情
    報を用いて少なくとも1個のバッファに記憶させる請求
    項20の装置。
  23. 【請求項23】 上記ヘッドチャンネル復号手段による
    エラー訂正が行われないデータブロックに関しては、上
    記少なくとも1個のバッファ内ではデータの更新がな
    く、上記伸張手段は上記バッファの更新をモニタするた
    めの手段を具える請求項22の装置。
  24. 【請求項24】 上記モニタ手段に応答し、時間及び/
    または空間の位置を取り囲む信号サンプルの関数として
    更新されなかったバッファ内の上記位置における信号サ
    ンプルを隠ぺいするための隠ぺい手段を具えた請求項2
    3の装置。
  25. 【請求項25】 上記データが画像信号またはビデオ信
    号を表し、色信号と輝度信号とが個別のハードウエアチ
    ャンネルによって再生データから分離され処理される請
    求項17の装置。
  26. 【請求項26】 記録処理装置を含むデジタルビデオ処
    理装置であって、記録媒体に斜めに延びる傾斜トラック
    を記録するための回転ヘッド機構上に設けられた複数の
    記録ヘッドと、 デジタル信号である入力フィールドを受信するための手
    段と、 上記フィールドを複数のデータ処理チャンネルに直列並
    列変換し、それぞれのデータ処理チャンネルがフィール
    ド全体にわたってほぼ均一に分布する上記デジタル信号
    をサンプルする手段と、 上記データ処理チャンネルを記録ヘッドのためのヘッド
    チャンネルに選択的に割り当て、使用時に上記複数のデ
    ータ処理チャンネルの各々からのデータが傾斜トラック
    の各部分に記録されるようにする手段と、 ヘッドによって傾斜トラックの複数の部分から再生さ
    れ、使用時に個別のそれぞれのデータ処理チャンネルと
    しての上記ヘッドに使用上接続されるヘッドチャンネル
    から受信されたデータを処理するためのチャンネル復号
    手段と、各データ処理チャンネルからのデータを並列直
    列変換して信号フィールドを形成し、上記データ処理チ
    ャンネルによって処理されたものとしての上記トラック
    部分からのデータが、上記フィールド全体にわたってほ
    ぼ均一に分布するサンプルを形成する手段とを含む再生
    処理装置とを具えた装置。
  27. 【請求項27】 テープに対して斜めに延びる傾斜トラ
    ックを有する記録媒体に対して記録及び/または再生を
    するための回転ヘッド機構上に設けられた複数の再生ヘ
    ッドを含むテープ送り装置と、請求項26のデジタルビ
    デオ処理装置とを具えたデジタルビデオテープ記録/再
    生装置。
JP5167061A 1992-07-06 1993-07-06 デジタル信号処理装置 Pending JPH06267197A (ja)

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