JPH06266973A - Posシステム - Google Patents

Posシステム

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JPH06266973A
JPH06266973A JP5057293A JP5729393A JPH06266973A JP H06266973 A JPH06266973 A JP H06266973A JP 5057293 A JP5057293 A JP 5057293A JP 5729393 A JP5729393 A JP 5729393A JP H06266973 A JPH06266973 A JP H06266973A
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JP
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JP5057293A
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English (en)
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Masao Sakamoto
昌穂 坂本
Takeshi Saito
健 斉藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品代金の支払操作を一括して買物客が行う
ことができ、店舗と買物客との間で直接金銭の授受を行
うことができるPOSシステム。 【構成】 商品データ入力と個人情報の入力とをオペレ
ータPOS装置4で行うと、商品代金がストアプロセッ
サ5送信される。買物客が自動精算機6で支払操作を行
うと個人情報によりストアプロセッサ5から商品代金が
自動精算機6に送信される。買物客は、それに従って支
払を行う。出店時に、買物客が個人情報を自動開閉ゲー
ト7に入力すると、商品代金支払済であれば開閉ゲート
75が開き、買物客は、出店することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、POSシステムに係
り、特に、店舗内の販売業務における商品代金の支払を
買物客に行ってもらうPOSシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、販売店等の店舗における店舗と
買物客との間での商品代金の預かりと釣銭の受渡しと
は、POSターミナル等のオペレータ、すなわち、キャ
ッシャーを中継して行われている。すなわち、商品代金
が買物客より支払われたとき、キャッシャーは、その金
額を確認した後、POSターミナルのドロアにその貨幣
を収納し、釣銭計算を行って必要であれば釣銭としてド
ロアより貨幣を取り出して買物客に渡している。
【0003】キャッシャーの労力低減のため、商品代金
の確認と釣銭計算とを自動化した装置が、例えば、特開
昭63−307598号公報等により知られており、こ
の場合、キャッシャーは、商品代金の確認と釣銭計算と
を販売精算装置を用いて行い、商品代金の受取りと計算
された釣銭を買物客渡す作業を行えばよい。
【0004】前述した従来技術は、商品代金の受渡しを
キャッシャーが行っているため、キャッシャーが商品代
金の確認、釣銭計算を誤ることがあるという問題点を有
している。また、前述の後者の従来技術は、商品代金の
確認、釣銭計算を、販売精算装置で行っているため、釣
銭を誤まる等を生じることはないが、釣銭としての貨幣
を買物客に渡すときに貨幣を落す場合があるという問題
点を有している。そして、このような場合、前述した従
来技術は、POSの導入によって自動化を行い、オペレ
ータの負荷を軽減した利点が充分に活用されず、また、
商品代金の受渡し作業が中断され、同時に買物客をも待
たせることになる。
【0005】前述のような問題点を解決することの従来
技術として、例えば、特開平04−75192号公報等
に記載された技術が知られている。
【0006】この従来技術は、自動代金受け払い装置を
設けて、買物客に代金支払及び釣銭の受取りの処理を行
わせるようにしたものであり、以下、この種の従来技術
を図面により説明する。
【0007】図16は従来技術によるPOSシステムの
構成を説明する図である。図16において、16は自動
代金受け払い装置、17は電子キャッシュレジスタ、1
61は金額データ表示部、162は貨幣入出力部であ
る。
【0008】図示従来技術によるPOSシステムは、金
額データ表示部161と、貨幣入出力部162とを有す
る自動代金受け払い装置16と、電子キャッシュレジス
タ17とを通信ケーブル164で接続して構成されてい
る。
【0009】このようなPOSシステムにおいて、キャ
ッシャーが電子キャッシュレジスタ17により、買物客
が購入した商品の商品データの入力作業終了すると、入
力された商品データに基づく商品代金が、通信ケーブル
164を介して自動代金受け払い装置16に送信され、
自動代金受け払い装置16の金額データ表示部161に
商品代金が表示され、貨幣入出力部162がオープンす
る。
【0010】この状態で、買物客が貨幣入出力部162
に貨幣を挿入すれば、貨幣入出力部162がクローズさ
れ、自動代金受け払い装置16は、挿入された貨幣の金
額を確認し、釣銭計算を行い釣銭を貨幣入出力部162
に送り出し、貨幣入出力部162をオープンとする。そ
して、買物客が釣銭を受け取ると貨幣入出力部162が
クローズされ、一連の代金支払の動作を終了する。
【0011】前述した従来技術は、このように、商品代
金の受渡しを、キャッシャーを中継することなく、買物
客自身に行わせているので、キャッシャーによる商品代
金の確認及び釣銭計算を行うことをなくすことができ、
キャッシャーの作業負担を軽減することができきるとい
うものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
自動代金受け払い装置を使用し、買物客が、店舗の各売
場で商品を購入するたびに、商品代金である貨幣の入力
処理を行わなければならず買物客に対する負担を増加さ
せるという問題点を有している。
【0013】また、前述の従来技術は、買物客が商品代
金である貨幣の入力処理に途惑ったりして、スムーズに
処理が行われない場合が生じ、その場合、商品データ入
力作業をしているキャッシャーが、買物客による貨幣の
入力処理の面倒を見なければならないという煩わしさが
あり、これにより商品データの入力作業が中断され、他
の買物客を長時間待たせてしまうという問題点を有して
いる。
【0014】さらに、前述の従来技術は、電子キャッシ
ュレジスタ毎に接続されている自動代金受け払い装置の
全ての装置に対して、釣銭用の貨幣の準備作業、商品代
金として受け取った貨幣の回収作業を行わなければなら
ず、省力化が充分でないという問題点を有すると共に、
売場に設置された電子キャッシュレジスタの台数分の自
動代金受け払い装置を設けなければならず経済的でない
という問題点を有している。
【0015】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、買物客が、店舗内の各フロアの売場で購入
した商品の商品代金の支払を、店を出る前の都合のいい
ときに一括して処理することができ、買物客が、商品代
金の入力処理に途惑っても、オペレータが商品データ入
力作業を中断されることをなくし、他の買物客を長時間
待たせることのないPOSシステムを提供することにあ
る。
【0016】また、本発明の目的は、釣銭用の貨幣の準
備作業、商品代金として受け取った貨幣の回収作業の低
減を図り、システム全体を低価格で構成することができ
るPOSシステムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、買物客が購入した商品の商品データの入力処理と購
入した商品の代金支払である商品代金の入力処理とを分
離して、商品代金の入力処理を買物客に行わせるように
することにより達成される。
【0018】本発明によれば前記目的は、購入された商
品の商品データを登録するPOS装置と、POS装置で
登録された商品データを格納するストアプロセッサと、
商品代金の精算を行う自動精算機とを、それぞれ独立し
て備え、前記POS装置が、買物客個人のユニークな情
報と関連付けて購入された商品の商品データの登録を行
い、前記自動精算機が、買物客個人のユニークな情報に
基づいて、買物客からの商品代金の精算を行うようにす
ることにより達成される。
【0019】また、前記目的は、前述の構成に、さら
に、自動開閉ゲートを備え、買物客個人のユニークな情
報に基づく精算処理が済んでいることにより、買物客の
出店を可能とするようにすることにより達成される。
【0020】前述を達成するため、POS装置は、個人
のユニークな情報を入力する個人情報入出力部と、登録
商品を合計する取引合計額算出機能と、前記個人情報入
出力部より入力された個人情報及び前記取引合計額算出
機能により出力された商品代金を記録する記憶部と、ス
トアプロセッサとの通信手段とを備えて構成される。
【0021】ストアプロセッサは、前記POS装置から
送信された個人情報と前記商品代金とを受信し、前記個
人情報単位に、前記商品代金を累積する記憶部を備えて
構成される。
【0022】自動精算機は、個人のユニークな情報を入
力する個人情報入出力部と、前記ストアプロセッサより
送信された前記商品代金を受信し前記商品代金を表示す
る金額データ表示部と、前記商品代金の支払を行うため
の貨幣入力部と、釣銭出力部と、前記貨幣入力部より貨
幣が受け入れられると、必要に応じて投入された金額と
前記金額データ表示部に表示された金額とを比較し、釣
銭を算出し釣銭を前記釣銭出力部に出力する制御部と、
ストアプロセッサに前記個人情報と前記商品代金の支払
終了情報とを送信する通信手段とを備えて構成される。
【0023】自動開閉ゲートは、個人のユニークな情報
を入力する個人情報入力部と、通信手段により前記スト
アプロセッサより送信された前記個人情報の前記商品代
金の支払終了情報を受信し、商品代金の支払、未支払の
判定を行う代金支払判定部と、前記代金支払判定部の判
定により開閉するゲートとを備えて構成される。
【0024】前記目的は、また、前述した各手段に備え
られる通信手段の代わりに、入力された個人のユニーク
な情報に、それぞれの手段で処理をした商品代金情報、
精算終了情報を付加して更新出力するカード書き込み部
を設けるようにすることによっても達成することができ
る。
【0025】
【作用】本発明は、買物客が購入した商品の商品データ
入力処理を行うPOS装置と、購入した商品の代金支払
である商品代金の入力処理を行う自動精算機とを完全に
分離して構成し、自動精算機において商品代金の入力処
理操作を買物客に行わせているため、買物客が、商品代
金の入力処理に途惑っても、オペレータは、商品データ
入力作業を中断されることがなく、他の買物客を長時間
待たせることのないようにすることができる。
【0026】また、商品代金入力処理操作を買物客に行
わせているので、商品代金入力処理操作のオペレータを
不要にすることができる。
【0027】さらに、本発明は、買物客が店を出るとき
に自動開閉ゲートを通過させるようにしているので、買
物客が商品代金の支払を行わずに店から出ようとした場
合の不正を防止することができ、店舗と買物客との間で
直接金銭の授受を行うことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明によるPOSシステムの実施例
を図面により詳細に説明する。
【0029】図1は本発明の第1の実施例によるPOS
システムを店舗の出入口階のフロアに設置した配置例を
説明する図、図2は他の階の配置例を説明する図、図3
は本発明の第1の実施例によるPOSシステムの全体の
構成を説明する図、図4はPOS装置の構成を示すブロ
ック図、図5はストアプロセッサの構成を示すブロック
図、図6は自動精算機の構成を示すブロック図、図7は
自動開閉ゲートの構成を示すブロック図、図8は商品デ
ータの入力処理の動作を説明するフローチャート、図9
は商品代金の支払処理の動作を説明するフローチャー
ト、図10は出店処理の動作を説明するフローチャート
である。
【0030】図1〜図7において、4はPOS装置、5
はストアプロセッサ、6は自動精算機、7は自動開閉ゲ
ート、11は売場、12は事務所、13は入口、14は
出口、15は商品陳列棚、31は通信ケーブル、41、
51、61、71は制御部、42、62、72はカード
入出力部、44、52は記憶部、45、53、67、7
4は通信部、46は商品データ入出力部、63は表示
部、64は貨幣入力部、65は釣銭出力部、75は開閉
ゲート、76はカード出力部である。
【0031】本発明の第1の実施例によるPOSシステ
ムが適用される店舗は、図1に示すように、出入口が設
けられるフロアに、入り口13及び出口14が設けら
れ、店内の売場11内に適宜商品の陳列棚15と、オペ
レータが操作するPOS装置4とが配置され、出口14
には、自動開閉ゲート7が、また、その近傍に自動精算
機6が配置されて構成される。また、事務所12内にス
トアプロセッサ5が備えられている。そして、出入口が
設けられない他のフロアの売場11には、図2に示すよ
うに、商品陳列棚15とPOS装置4とが適宜配置され
ている。
【0032】本発明の第1の実施例によるPOSシステ
ムの全体は、図3に示すように、カード入出力部42、
商品データ入力部46を有するPOS装置4と、カード
入出力部62、表示部63、貨幣入力部64、釣銭出力
部65を有する自動精算機6と、カード入出力部72、
カード出力部76、開閉ゲート75を有する自動開閉ゲ
ート7とが、それぞれ、通信ケーブル31によりストア
プロセッサ5に接続されて構成されている。
【0033】POS装置4は、図4に示すように、PO
S装置4の制御部41、制御部41内に設けられる演算
部411、POS装置4のカード入出力部42、POS
装置4の記憶部44、POS装置4の通信部45、PO
S装置4の商品データ入力部46を備えて構成されてい
る。
【0034】ストアプロセッサ5は、図5に示すよう
に、ストアプロセッサ5の制御部51、制御部51内に
設けられる演算部511、ストアプロセッサ5の記憶部
52、ストアプロセッサ5の通信部53を備えて構成さ
れている。
【0035】自動精算機6は、図6に示すように、自動
精算機6の制御部61、制御部61内に設けられる演算
部611、自動精算機6のカード入出力部62、自動精
算機6の表示部63、自動精算機6の貨幣入力部64、
自動精算機6の釣銭出力部65、自動精算機6の通信部
67を備えて構成されている。
【0036】自動開閉ゲート7は、図7に示すように、
自動開閉ゲート7の制御部71、自動開閉ゲート7の判
定部711、自動開閉ゲート7のカード入出力部72、
自動開閉ゲート7の通信部74は、自動開閉ゲート7の
開閉ゲート75、自動開閉ゲート7のカード出力部76
を備えて構成されている。
【0037】いま、図3〜図7により説明したように構
成されるPOSシステムが、図1、図2に示すような複
数フロアの店舗に設備され、POS装置4が各フロア
に、自動精算機6が店舗出口14付近に、自動開閉ゲー
ト7が店舗出口14に設置されているものとする。ま
た、買物客は、ユニークな個人情報が記録されたカード
を所有しているものとする。このカードは、店舗で発行
された買物客所有の会員カード、あるいは、買物客が、
店舗来店時にサービスカウンタである受付で受け取った
磁気カード等のカードである。
【0038】買物客は、入店後、購入した商品の登録
を、POS装置4のオペレータすなわちチェッカに商品
データの入力をしてもらうことにより行い、自動精算機
6により、商品の代金を精算して、自動開閉ゲート7よ
り出店するが、次に、これらの個々の処理について説明
する。
【0039】まず、買物客が商品を購入した後の、PO
S装置4による商品データの入力処理の動作を、図8に
示す処理フローを参照して説明する。
【0040】(1)買物客は、商品棚から購入したい商
品をとり、任意のときに、POS装置4において、オペ
レータすなわちチェッカにより購入した商品の商品デー
タの入力を行ってもらう。依頼を受けたチェッカは、買
物客より個人情報を記録したカードを受け取り、POS
装置4のカード入出力部42に個人情報を記録したカー
ドを挿入する(ステップS101)。
【0041】(2)POS装置4は、POS装置4のカ
ード入出力部42に挿入された個人情報を記録したカー
ドから個人情報を読み取り、POS装置4の記憶部44
にその個人情報を記憶する(ステップS102)。
【0042】(3)チェッカは、商品データをPOS装
置4の商品データ入力部46より入力する。POS装置
4は、入力された商品データから、POS装置4の制御
部41内の演算部411において、商品名とその商品の
購入価格とよりなる商品明細情報により取引合計額を算
出する累計処理を、商品データの入力が終了するまで繰
り返し行い、伝票に購入した商品名とその商品の購入価
格とよりなる商品明細情報を印字する(ステップS10
3、S104)。
【0043】(4)POS装置4の図示してない入力部
であるキーボード上の取引終了のキーが押され、商品デ
ータ入力が終了すれば、POS装置4の制御部41内の
演算部411における累計処理により求めた取引合計額
をPOS装置4の記憶部44に記憶すると共に、伝票に
取引合計額を印字して、伝票のカットを行って記録され
た伝票を排出する(ステップS104、S105)。
【0044】(5)次に、POS装置4は、カード入出
力部42に挿入された個人情報を記録したカードをPO
S装置4のカード入出力部42より排出し、POS装置
4の記憶部44に記憶した個人情報と取引合計額とを、
POS装置4の通信部46、通信ケーブル31を介し
て、ストアプロセッサ5に送信する(ステップS10
6、S107)。
【0045】(6)ストアプロセッサ5は、POS装置
4から送信された個人情報と取引合計額とをストアプロ
セッサ5の通信部53により受信し、ストアプロセッサ
5の制御部51内の演算部511において個人情報単位
に、それぞれの取引合計額を累計し、ストアプロセッサ
5の記憶部52に個人情報とそれぞれの取引合計額の累
計である商品代金とを記憶する(ステップS108、S
109)。
【0046】なお、前述したステップS102の処理に
おいて、店舗で取り扱ってないカードが挿入された場
合、そのカードを直ちに排出し、店舗で取り扱ってない
カードであることを図示してない報知部よりオペレータ
であるチェッカに知らせ、チェッカは、正しいカードを
買物客から受け取りカードを挿入する。
【0047】買物客は、店舗の各フロアに設置されてい
る商品棚15から購入する商品を取り出し、その商品の
購入を決めたら、任意のときに、前述した商品データの
入力処理を繰り返しオペレータに行ってもらい、商品名
とその商品の購入価格とよりなる商品明細情報と取引合
計額とを印字した伝票を受領することができる。
【0048】また、買物客は、前述の商品データの入力
後、任意のときに、商品代金の支払処理を行うことがで
きる。次に、この買物客と店舗との間での金銭授受であ
る商品代金の支払処理の動作を図9に示すフローを参照
して説明する。
【0049】(1)買物客は、店舗の各フロアで商品デ
ータの入力処理を終了し、代金の支払を行いたいと思っ
たとき、出口が設けられているフロアに設置されている
自動精算機6に行き、個人情報を記録したカードを自動
精算機6のカード入出力部62に挿入する(ステップS
201)。
【0050】(2)自動精算機6は、自動精算機6のカ
ード入出力部62より入力された個人情報を記録したカ
ードから個人情報を読み取る。自動精算機6の通信部6
7は、この個人情報を、通信ケーブル31を介してスト
アプロセッサ5に送信する(ステップS202)。
【0051】(3)ストアプロセッサ5は、自動精算機
6から送信された個人情報をストアプロセッサ5の通信
部53により受信し、ストアプロセッサ5の記憶部52
に記憶されている個人情報と各々の取引合計額の累計で
ある商品代金との中から当該個人情報を検索する(S2
03)。
【0052】(4)ストアプロセッサ5は、受信した個
人情報に基づいて、ストアプロセッサ5の記憶部52よ
り当該個人情報に対応する商品代金を読み出して、スト
アプロセッサ5の通信部53に、通信ケーブル31を介
して商品代金を自動精算機6に送信させる(ステップS
204)。
【0053】(5)自動精算機6は、ストアプロセッサ
5から送信されてきた商品代金を自動精算機6の通信部
67により受信し、商品代金を自動精算機6の表示部6
3に表示する(ステップS205)。
【0054】(6)買物客は、商品代金に対する支払代
金を自動精算機6の貨幣入力部64に挿入する(ステッ
プS206)。
【0055】(7)自動精算機6は、自動精算機6の制
御部61内の演算部611により支払代金と商品代金と
を比較し、支払代金が商品代金と一致したか、支払代金
が商品代金より少ないか、支払代金が商品代金より多い
かをチェックする(ステップS207)。
【0056】(8)ステップS207で、支払代金が商
品代金より少ない場合、自動精算機6の制御部61内の
演算部611により支払金と商品代金との差額すなわち
不足金額を算出し、ステップS205の処理に戻る。こ
の場合、ステップS205では、不足金額を自動精算機
6の表示部63に表示する(ステップS208)。
【0057】(9)ステップS207で、支払代金が商
品代金より多い場合、自動精算機6は、自動精算機6の
制御部61内の演算部611により支払代金と商品代金
との差額すなわち釣銭を算出し自動精算機6の表示部6
3に表示すると共に、釣銭である貨幣を自動精算機6の
釣銭出力部65に出力する(ステップS209)。
【0058】(10)ステップS207で、支払代金が商
品代金に一致していた場合、及び、前述の処理の終了
後、自動精算機6は、個人情報と商品代金の支払終了情
報とを、自動精算機6の通信部67と通信ケーブル31
とを介して、ストアプロセッサ5に送信すると共に、図
示してない出力部より買物客に対して領収書を印刷発行
する(ステップS210)。
【0059】(11)ストアプロセッサ5は、自動精算機
6から送信された個人情報と商品代金の支払終了情報と
を、ストアプロセッサ5の通信部53により受信し、ス
トアプロセッサ5の記憶部52に記憶されている個人情
報と商品代金との中から当該個人情報と商品代金とを読
み出し、ストアプロセッサ5の制御部51内の演算部5
11により商品代金支払済みのデータを付与する(ステ
ップS211)。
【0060】(12)自動精算機6は、自動精算機6のカ
ード入出力部62より入力された個人情報を記録したカ
ードを排出し、買物客が個人情報を記録したカードを受
け取り、代金支払の処理を終了する(ステップS21
2)。
【0061】なお、前述したステップS201の処理に
おいて、店舗で取り扱ってないカードが挿入された場
合、そのカードを直ちに排出し、店舗で取り扱ってない
カードであることを図示してない報知部より買物客に知
らせ、買物客は、正しいカードの挿入を行う。
【0062】前述したように、本発明の第1の実施例
は、商品データの入力処理と商品代金の支払処理とを完
全に分離しているので、買物客が、商品代金の支払処理
に途惑っても、商品データの入力処理を行っているオペ
レータ、すなわち、チェッカが買物客の面倒を見る必要
がなくなるため、オペレータによる商品データの入力処
理が中断されることがなく、これにより、商品データの
入力処理において他の買物客を待たせることを防止する
ことができる。
【0063】最後に、買物客が店舗より出ていくときの
出店処理の動作を、図10に示すフローを参照して説明
する。
【0064】(1)買物客は、店舗より出店するとき、
1階の店舗出口14に設置された自動開閉ゲート7に行
き、個人情報を記録したカードを自動開閉ゲート7のカ
ード入出力部72に挿入する(ステップS301)。
【0065】(2)自動開閉ゲート7は、自動開閉ゲー
ト7のカード入出力部72に挿入された個人情報を記録
したカードより個人情報を読み取り、自動開閉ゲート7
の通信部74、通信ケーブル31を介してその個人情報
をストアプロセッサ5に送信する(ステップS30
2)。
【0066】(3)ストアプロセッサ5は、自動開閉ゲ
ート7から送信された個人情報をストアプロセッサ5の
通信部53により受信し、ストアプロセッサ5の記憶部
52に記憶されている個人情報と商品代金との中から当
該個人情報を検索し、ストアプロセッサ5の記憶部52
に記憶されている商品代金を読み出して、ストアプロセ
ッサ5の通信部53、通信ケーブル31を介して、その
商品代金を自動開閉ゲート7に送信する(ステップS3
03、S304)。
【0067】(4)自動開閉ゲート7は、ストアプロセ
ッサ5から送信されてきた商品代金を自動開閉ゲート7
の通信部74により受信し、その商品代金に関する情報
に基づいて、自動開閉ゲート7の制御部71内の判定部
711で商品代金が支払済みか未払かを判定する(ステ
ップS305)。
【0068】(5)ステップS305で商品代金が支払
済みであると判定されると、自動開閉ゲート7の開閉ゲ
ート75を開け、個人情報を記録したカードを自動開閉
ゲート7のカード出力部76より排出して、買物客の出
店を可能とする(ステップS306、S307)。
【0069】(6)ステップS305で商品代金が未払
いであると判定されると、自動開閉ゲート7の開閉ゲー
ト75を閉じたままとし、支払が終了してないことを図
示してない報知部より報知し、個人情報を記録したカー
ドを自動開閉ゲート7のカード入出力部72より排出し
て、買物客の店舗からの出店を不可能とする(ステップ
S308)。
【0070】なお、前述の処理において、個人情報を記
録したカードが、買物客が店舗に来店したときにサービ
スカウンタである受付で受け取ったものである場合、ス
テップS307の処理で、カードを回収してもよい。
【0071】前述した本発明の第1の実施例は、店舗に
は入ったが、買物を全くしなかった買物客に対しても、
買物客が所有するカード、あるいは、来店時に受け取っ
たカードを自動開閉ゲート7のカード入出力部72に挿
入してもらい、自動開閉ゲート7の制御部71内の判定
部711により買物がなされてないことを確認して、自
動開閉ゲート7の開閉ゲート75を開けるようにしてお
り、買物客は、これにより店舗から出ることができる。
【0072】本発明の第1の実施例は、前述したよう
に、買物客が商品代金の支払が終わってはじめて店舗か
ら出ていくことができるようになり、買物客が、商品代
金の支払を行わずに店舗から出ようとした場合等の不正
を防止することができる。
【0073】前述した本発明の第1の実施例は、POS
装置より出力される伝票に、商品データの入力処理毎に
商品名とその商品の購入価格とよりなる商品明細情報と
取引合計額とを印字するとしたが、本発明は、各取引毎
に、その買物客のそれまでのそれぞれの取引金額の合計
額の累計である商品代金を、POS装置からストアプロ
セッサに問合せて、次の取引の伝票に印字するように
し、商品データ入力処理時に、今までの自分の買物した
取引合計額の累計である商品代金が、いくらになったの
かがわかるようにしてもよい。
【0074】この場合、前述した図8のステップS10
5の処理における、伝票に取引合計額を印字し伝票をカ
ットする処理をやめ、ステップS109の処理終了後、
ストアプロセッサ5が、ストアプロセッサ5の記憶部5
2に記憶している個人情報単位の各々の取引合計額の累
計である商品代金から、当該個人情報のそれぞれの取引
合計額の累計である商品代金を、ストアプロセッサ5の
通信部53、通信ケーブル31を介して、POS装置4
に送信し、POS装置4が、このストアプロセッサ5か
ら送信された取引合計額の累計である商品代金を、伝票
に印字して伝票をカットする処理を追加すればよい。
【0075】このようにすることにより、買物客が複数
の伝票に印字されている取引合計額を累計し商品代金を
算出するという煩わしさ、今、自分がどれだけの買物を
しそれぞれの取引合計額の累計である商品代金がいくら
なのか気にしながら買物しなければならないという心
配、他人の買物の商品代金を請求されるのではないかと
いう不安を解消することができ、買物客は、本当に、自
分の買っている商品代金を間違いなく請求されているこ
とが判る。
【0076】前述した本発明の第1の実施例は、POS
装置とストアプロセッサと自動精算機と自動開閉ゲート
とがオンラインで運用されるものとして説明したが、本
発明は、オフラインで運用されるPOSシステムに対し
ても適用することができる。
【0077】次に、このようなオフラインで運用される
本発明の第2の実施例を図面により説明する。
【0078】図11は本発明の第2の実施例によるPO
S装置の構成を示すブロック図、図12は本発明の第2
の実施例による自動精算機の構成を示すブロック図、図
13は商品データの入力処理の動作を説明するフローチ
ャート、図14は商品代金の支払処理の動作を説明する
フローチャート、図15は出店処理の動作を説明するフ
ローチャートである。図11、図12において、47、
68はカード書き込み部であり、他の符号は前述した本
発明の第1の実施例の場合と同一である。
【0079】なお、この本発明の第2の実施例において
も、店舗の配置、POSシステム全体の構成、自動ゲー
ト装置の構成は、前述した本発明の第1の実施例と同一
であってよく、従って、図1、図2、図3、図5、図7
は、前述した本発明の第1の実施例により説明したもの
と同一である。但し、本発明の第2の実施例では、図3
におけるPOS装置4とストアプロセッサ5と自動精算
機6と自動開閉ゲート7とを通信ケーブル31により接
続する必要がない。
【0080】本発明の第2の実施例によるPOS装置4
は、図11に示すように、カード書き込み部47を備え
ている点で、図4により説明したPOS装置と相違する
のみで、その他については、図4と同様に構成されてい
る。また、本発明の第2の実施例による自動精算機6
は、図12に示すように、カード書き込み部68を備え
ている点で、図6により説明した自動精算機と相違する
のみで、その他については、図6と同様に構成されてい
る。
【0081】いま、図3、図7、図11、図12により
説明したように構成されるPOSシステムが、図1、図
2に示すような複数フロアの店舗に設備され、POS装
置4が各フロアに、自動精算機6が店舗出口14付近
に、自動開閉ゲート7が店舗出口14に設置されている
ものとする。また、買物客は、ユニークな個人情報が記
録され、商品データ、商品代金等を記録可能なカード、
例えば、磁気カード、ICカード等のカードを所有して
いるものとする。このカードは、店舗で発行された買物
客所有の会員カード、あるいは、買物客が、店舗来店時
にサービスカウンタである受付で受け取ったカード等で
ある。
【0082】買物客は、入店後、購入した商品の登録
を、POS装置4のオペレータすなわちチェッカに商品
データの入力をしてもらうことにより行い、自動精算機
6により、商品の代金を精算して、自動開閉ゲート7よ
り出店するが、次に、これらの個々の処理について説明
する。
【0083】まず、買物客が商品を購入した後の、PO
S装置4による商品データの入力処理の動作を、図13
に示す処理フローを参照して説明する。
【0084】(1)買物客は、商品棚から購入したい商
品をとり、任意のときに、POS装置4において、オペ
レータすなわちチェッカにより購入した商品の商品デー
タの入力を行ってもらう。依頼を受けたチェッカは、買
物客より個人情報が記録され商品代金等の書き込みが可
能なカードを受け取り、POS装置4のカード入出力部
42にそのカードを挿入する(ステップS401)。
【0085】(2)POS装置4は、POS装置4のカ
ード入出力部42に挿入された個人情報が記録され商品
代金等を記録可能なカードから個人情報と、既に書き込
まれている商品代金とを読み取り、POS装置4の記憶
部44にその個人情報と商品代金を記憶する(ステップ
S402)。
【0086】(3)チェッカは、商品データをPOS装
置4の商品データ入力部46より入力する。POS装置
4は、入力された商品データから、POS装置4の制御
部41内の演算部411において、商品名とその商品の
購入価格とよりなる商品明細情報により取引合計額を算
出する累計処理を、商品データの入力が終了するまで繰
り返し行い、伝票に購入した商品名とその商品の購入価
格とよりなる商品明細情報を印字する(ステップS40
3、S404)。
【0087】(4)POS装置4の図示してない入力部
であるキーボード上の取引終了のキーが押され、商品デ
ータ入力が終了すれば、伝票に取引合計額を印字し伝票
のカットを行い、POS装置4の制御部内41の演算部
411での処理により求めた取引合計額と、POS装置
4の記憶部44に記憶したカードから読み取った商品代
金とを加算した金額を、POS装置4のカード書き込み
部47により、買物客のカードに商品代金の合計額とし
て書き込む(ステップS405)。
【0088】(5)その後、POS装置4は、カードに
書き込んだ商品代金を記憶部44に記憶し、POS装置
4のカード入出力部42に挿入された個人情報と商品代
金とを記録したカードを排出して処理を終了する(ステ
ップS406、S407)。
【0089】なお、前述したステップS402の処理に
おいて、店舗で取り扱ってないカードが挿入された場
合、そのカードを直ちに排出し、店舗で取り扱ってない
カードであることを図示してない報知部よりオペレータ
であるチェッカに知らせ、チェッカは、正しいカードを
買物客から受け取りカードを挿入する。
【0090】買物客は、店舗の各フロアに設置されてい
る商品棚15から購入する商品を取り出し、その商品の
購入を決めたら、任意のときに、前述した商品データの
入力処理を繰り返しオペレータに行ってもらい、商品名
とその商品の購入価格とよりなる商品明細情報と取引合
計額とを印字した伝票を受領する。
【0091】また、買物客は、前述の商品データの入力
後、任意のときに、商品代金の支払処理を行うことがで
きる。次に、この買物客と店舗とでの金銭授受である商
品代金の支払処理の動作を図14に示すフローを参照し
て説明する。
【0092】(1)買物客は、店舗の各フロアで商品デ
ータの入力処理を終了し、代金の支払を行いたいと思っ
たとき、出口が設けられているフロアに設置されている
自動精算機6に行き、個人情報と商品代金が記録された
カードを自動精算機6のカード入出力部62に挿入する
(ステップS201)。
【0093】(2)自動精算機6は、自動精算機6のカ
ード入出力部62より入力された個人情報と商品代金と
が記録されたカードから個人情報と商品代金とを読み取
り、その商品代金を自動精算機6の表示部63に表示す
る(ステップS502、S503)。
【0094】(3)買物客は、商品代金に対する支払代
金を自動精算機6の貨幣入力部64に挿入する(ステッ
プS504)。
【0095】(4)自動精算機6は、自動精算機6の制
御部61内の演算部611により支払代金と商品代金と
を比較し、支払代金が商品代金と一致したか、支払代金
が商品代金より少ないか、支払代金が商品代金より多い
かをチェックする(ステップS505)。
【0096】(5)ステップS505で、支払代金が商
品代金より少ない場合、自動精算機6の制御部61内の
演算部611により支払金と商品代金との差額すなわち
不足金額を算出し、ステップS503の処理に戻る。こ
の場合、ステップS503では、不足金額を自動精算機
6の表示部63に表示する(ステップS506)。
【0097】(6)ステップS505で、支払代金が商
品代金より多い場合、自動精算機6は、自動精算機6の
制御部61内の演算部611により支払金と商品代金と
の差額すなわち釣銭を算出し自動精算機6の表示部63
に表示すると共に、釣銭である貨幣を自動精算機6の釣
銭出力部65に出力する(ステップS507)。
【0098】(7)ステップS505で、支払代金が商
品代金に一致していた場合、及び、前述の処理の終了
後、自動精算機6は、商品代金を自動精算機6の制御部
61内の演算部611により商品代金支払済みにする
(ステップS508)。
【0099】(8)磁気カードの商品代金を自動精算機
6のカード書き込み部68でゼロとする、商品代金払い
済みの情報の書き込みを行い、自動精算機6のカード入
出力部62に挿入された個人情報と商品代金とを記録し
た磁気カードを排出し、買物客が、個人情報と商品代金
とが記録された磁気カードを受け取って、代金支払の処
理を終了する(ステップS509、S510)。
【0100】なお、前述したステップS402の処理に
おいて、店舗で取り扱ってないカードが挿入された場
合、そのカードを直ちに排出し、店舗で取り扱ってない
カードであることを図示してない報知部より買物客に知
らせ、買物客は、正しいカードを挿入する。
【0101】前述したように、本発明の第2の実施例に
おいても、前述した本発明の第1の実施例の場合と同様
に、商品データの入力処理と商品代金の支払処理とを完
全に分離しているので、買物客が、商品代金の支払処理
に途惑っても、商品データの入力処理を行っているオペ
レータ、すなわち、チェッカが買物客の面倒を見る必要
がなくなるため、オペレータによる商品データの入力処
理が中断されることがなく、これにより、商品データの
入力処理において他の買物客を待たせることを防止する
ことができる。
【0102】最後に、買物客が店舗より出ていくときの
出店処理の動作を、図15に示すフローを参照して説明
する。
【0103】(1)買物客は、店舗より出店するとき、
1階の店舗出口14に設置された自動開閉ゲート7に行
き、個人情報と商品代金とが記録されたカードを自動開
閉ゲート7のカード入出力部72に挿入する(ステップ
S601)。
【0104】(2)自動開閉ゲート7は、自動開閉ゲー
ト7のカード入出力部72に挿入されたカードから個人
情報と商品代金とを読み取る(ステップS602)。
【0105】(3)自動開閉ゲート7は、その商品代金
に関する情報に基づいて、自動開閉ゲート7の制御部7
1内の判定部711で商品代金が支払済みか未払かを判
定する(ステップS603)。
【0106】(4)ステップS603で商品代金が支払
済みであると判定されると、自動開閉ゲート7の開閉ゲ
ート75を開け、個人情報と商品代金とが記録されたカ
ードを自動開閉ゲート7のカード出力部76より排出し
て、買物客の出店を可能とする(ステップS604、S
606)。
【0107】(5)ステップS603で商品代金が未払
いであると判定されると、自動開閉ゲート7の開閉ゲー
ト75を閉じたままとし、支払が終了してないことを図
示してない報知部より報知し、個人情報を記録したカー
ドを自動開閉ゲート7のカード入出力部72より排出し
て、買物客の店舗からの出店を不可能とする(ステップ
S605)。
【0108】なお、前述の処理において、個人情報を記
録したカードが、買物客が店舗に来店したときにサービ
スカウンタである受付で受け取ったものである場合、ス
テップS606の処理で、カードを回収してもよい。
【0109】前述した本発明の第2の実施例は、前述し
た本発明の第1の実施例の場合と同様に、店舗には入っ
たが、買物を全くしなかった買物客に対しても、買物客
が所有するカード、あるいは、来店時に受け取ったカー
ドを自動開閉ゲート7のカード入出力部72に挿入して
もらい、自動開閉ゲート7の制御部71内の判定部71
1により買物がなされてないことを確認して、自動開閉
ゲート7の開閉ゲート75を開けるようにしており、買
物客は、これにより、店舗から出ることができる。
【0110】本発明の第2の実施例は、前述したよう
に、買物客が商品代金の支払が終わってはじめて店舗か
ら出ていくことができるようになり、買物客が、商品代
金の支払を行わずに店舗から出ようとした場合等の不正
を防止することができる。
【0111】前述した本発明の第2の実施例は、本発明
の第1の実施例の場合と同様に、POS装置より出力さ
れる伝票に、商品データの入力処理毎に商品名とその商
品の購入価格とよりなる商品明細情報と取引合計額とを
印字するとしたが、本発明は、各取引毎に、その買物客
のそれまでのそれぞれの取引金額の合計額の累計である
商品代金を、取引の伝票に印字するようにし、商品デー
タ入力処理時に、今までの自分の買物した取引合計額の
累計である商品代金が、いくらになったのかがわかるよ
うにしてもよい。
【0112】この場合、前述した図13のステップS4
05の処理における、伝票に取引合計額を印字し伝票を
カットする処理をやめ、POS装置4の制御部内41の
演算部411による処理で求めた取引合計額と、POS
装置4の記憶部44に記憶したカードから読み取った商
品代金とを加算した金額である商品代金の累計額を、P
OS装置4のカード書き込み部47で磁気カードの商品
代金として書き込むと同時に、その商品代金を伝票に印
字して伝票のカットを行うようにすればよい。
【0113】このようにすることにより、買物客が複数
の伝票に印字されている取引合計額を累計し商品代金を
算出するという煩わしさ、今、自分がどれだけの買物を
し、それぞれの取引合計額の累計である商品代金がいく
らなのかなのか気にしながら買物しなければならないと
いう心配、他人の買物の商品代金を請求されるのではな
いかという不安を解消することができ、買物客は、本当
に、自分の買っている商品代金を間違いなく請求されて
いることが判る。
【0114】前述した本発明の第1及び第2の実施例
は、買物代金の支払終了後、代金の支払済みを確認し
て、自動開閉ゲートから買物客が出店することができる
として説明したが、本発明は、店舗に予め登録された会
員がおり、それらの会員が所持している予め店舗が発行
したカードを使用して買物を行った場合、その買物客の
住所、氏名等を判別することができるので、これらの会
員については、商品代金の支払を行わず、自動開閉ゲー
トを通らずに出店できるようにしてもよい。
【0115】この場合、商品代金の支払は、ストアプロ
セッサの記憶部に格納された代金未払いの買物客の個人
情報とその商品代金とに基づいて、後日、ダイレクトメ
ール等により請求するようにすればよい
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、買
物客が、店舗の各売場で購入した商品の商品代金の支払
を一括して処理することができ、店舗と買物客との間
で、オペレータを介することなく、直接金銭の授受を行
うことができるPOSシステムを提供することができ
る。
【0117】また、本発明によれば、商品データの入力
処理と商品代金の支払処理とを完全に分離しているの
で、買物客が、商品代金の入力処理に途惑っても、オペ
レータによる商品データの入力処理が中断されることが
なく、他の買物客を待たせることをなくすことができ
る。
【0118】また、本発明によれば、自動精算機を店舗
内に設置されているPOS装置の台数分設ける必要がな
く、また、複数の自動精算機を1か所に集中して配置す
ることができるため、開店前の釣銭である貨幣の準備処
理、営業中の商品代金である貨幣の回収処理、閉店後の
商品代金である貨幣の回収処理の作業等の店舗業務の軽
減を図ることができる。
【0119】さらに、本発明によれば、POS装置の台
数分毎日用意しなければならなかった釣銭準備金も少な
くすることができ、余分な現金を店舗で保管する必要を
なくし、資金を有効に利用することができるという効果
も奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるPOSシステムを
店舗の出入口階のフロアに設置した配置例を説明する図
である。
【図2】他の階の配置例を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施例によるPOSシステムの
全体の構成を説明する図である。
【図4】POS装置の構成を示すブロック図である。
【図5】ストアプロセッサの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】自動精算機の構成を示すブロック図である。
【図7】自動開閉ゲートの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】商品データの入力処理の動作を説明するフロー
チャートである。
【図9】商品代金支払処理の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図10】出店処理の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図11】本発明の第2の実施例によるPOS装置の構
成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施例による自動精算機の構
成を示すブロック図である。
【図13】商品データの入力処理の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図14】商品代金の支払処理の動作を説明するフロー
チャートである。
【図15】出店処理の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図16】従来技術によるPOSシステムの構成を説明
する図である。
【符号の説明】
4 POS装置 5 ストアプロセッサ 6 自動精算機 7 自動開閉ゲート 11 売場 12 事務所 13 入口 14 出口 15 商品陳列棚 31 通信ケーブル 41、51、61、71 制御部 42、62、72 カード入出力部 44、52 記憶部 45、53、67、74 通信部 46 商品データ入出力部 63 表示部 64 貨幣入力部 65 釣銭出力部 75 開閉ゲート 76 カード出力部 47、68 カード書き込み部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店舗内の販売業務に使用するPOSシス
    テムにおいて、購入された商品の商品データを登録する
    POS装置と、POS装置で登録された商品データを格
    納するストアプロセッサと、商品代金の精算を行う自動
    精算機とをそれぞれ独立して備え、前記POS装置は、
    買物客個人のユニークな情報と関連付けて購入された商
    品の商品データの登録を行い、前記自動精算機は、買物
    客個人のユニークな情報に基づいて、買物客の商品代金
    の精算を行うことを特徴とするPOSシステム。
  2. 【請求項2】 自動開閉ゲートをさらに備え、買物客個
    人のユニークな情報に基づく精算処理が済んでいること
    により、買物客の出店を可能とすることを特徴とする請
    求項1記載のPOSシステム。
JP5057293A 1993-03-17 1993-03-17 Posシステム Pending JPH06266973A (ja)

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