JPH06266798A - 半導体集積回路の設計方法 - Google Patents

半導体集積回路の設計方法

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JPH06266798A
JPH06266798A JP5052252A JP5225293A JPH06266798A JP H06266798 A JPH06266798 A JP H06266798A JP 5052252 A JP5052252 A JP 5052252A JP 5225293 A JP5225293 A JP 5225293A JP H06266798 A JPH06266798 A JP H06266798A
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circuit
wiring
transistor
point
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JP5052252A
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English (en)
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Masaaki Yamada
正昭 山田
Masayoshi Tachibana
昌良 橘
Reiko Nojima
玲子 野島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路の特性を変化させずにレイアウト後の面
積を縮小し、かつ配線の量を減らす半導体集積回路の設
計方法を提供する。 【構成】 論理回路の中に電流駆動能力を標準値よりも
大きくすべき、複数の素子が直列に接続されているとき
に、該直列接続回路を複数個複製し、複製された複数個
の直列接続回路を構成する素子のチャネル幅を標準チャ
ネル幅Wにし、該複数個の直列接続回路を並列に接続し
た回路を発生する。 【効果】 回路の特性を変えずにレイアウト後の配線量
を少なくでき、面積を縮小することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の設計
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体論理回路上で、動作速度を上げよ
うとすると、大きな負荷を駆動するトランジスタの電流
駆動能力を増大させなければならない。MOSトランジ
スタの場合には、電流駆動能力を増大させることは、ト
ランジスタのチャネル幅を増大させることによって実現
される。しかし、トランジスタのチャネル幅を増大させ
ることは、レイアウト面積の増大につながる。
【0003】特に、図16(a)のように、チャネル幅
3Wのトランジスタ11を列状に並べてレイアウトする
手法を取った場合、図16(b)に示すようなレイアウ
トが得られる。ここで、12は図16(a)の回路図に
含まれているトランジスタ11に対応するゲートで、標
準のトランジスタ13よりもチャネル幅が3倍になって
いる。
【0004】このトランジスタ13は回路を構成するそ
の他のトランジスタで、図16(a)には記載されてい
ないものであり、標準のチャネル幅Wでレイアウトされ
ている。このとき、トランジスタ全体の列の高さは、標
準のチャネル幅Wの3倍の高さになり、標準チャネル幅
Wのトランジスタ13の上はデッドスペースとなり、効
率が悪い。
【0005】このように、一部のトランジスタ12のチ
ャネル幅のみ大きくても、結局レイアウト全体の高さは
そのトランジスタ12の高さで決まってしまい、面積が
無駄になるという問題がある。そこで、チャネル幅の大
きなトランジスタを複数の比較的チャネル幅の小さなト
ランジスタの並列接続と置き換えてレイアウトする方法
が考えられる。しかし、このようなトランジスタが、図
17(a)のように、直列接続されていた場合、拡散層
の共有を考慮して図17(b)のようにレイアウトする
と、配線が錯綜してしまうという欠点があった。
【0006】配線の量は、半導体集積回路の面積に大き
な影響を与える。現在の多くの半導体集積回路では、素
子の占める面積よりも配線の占める面積の方が大きいか
らである。配線の量を少なくすることが、半導体集積回
路の面積を縮小し、ひいては製造コストを小さくするこ
とにつながる。
【0007】また、配線が長ければ長いほど寄生容量が
大きくなり、動作速度を落とすことにつながる。従っ
て、回路の性能を高めるためにも配線の量を少なくする
ことが良い。
【0008】一方、半導体論理回路の中でも、CMOS
複合ゲートには、単純なANDゲート、ORゲートでは
なく図18に示されるようなゲートを一段のゲートとし
て実現できる特徴がある。図18を実現するために、図
19に示されるような、NMOSおよびPMOSトラン
ジスタを互いにグラフ的な双対関係に接続する方法がと
られることがある。
【0009】この方式では、NMOSおよびPMOSの
トランジスタが1対1に対応するためトランジスタのゲ
ートを直線で配線できる利点がある。ところが、この方
式で実際に実現される複合ゲートの配置パターンは、図
20に示すよう拡散層(Nチャネル)の切れ目やNMO
SおよびPMOSトランジスタの大きさの差に起因する
無駄が存在するという欠点があった。
【0010】さらに、トランジスタレベルでのCMOS
論理ゲート配線においては、例えば図21の論理回路を
図22のように配線すると、PトランジスタのVDD配線
とNトランジスタのVSS配線は第1層配線52であり、
長い1本のwireとして結ばれていた。このためCMOS
論理ゲートの演算の結果信号を出力するwireと次のCM
OS論理ゲートの演算への入力信号のwireを結んで配線
するとき、VDD配線またはVSS配線なる電源線52が第
1層配線の障害物となり、via 54→第2層配線53→
via 54というような経路をとる事が多かった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のレ
イアウト方法では、面積が無駄になったり、配線が混雑
するという問題があった。
【0012】また、従来のCMOS複合ゲート合成方式
では拡散層の切れ目やNMOSおよびPMOSトランジ
スタの大きさの差に起因する無駄が存在し、これにより
最小の面積のCMOS複合ゲートが得られないという問
題があった。
【0013】さらに、従来の電源配線ではあるCMOS
論理ゲートから次へのCMOS論理ゲート間を結ぶ配線
が近距離でも、電源配線を横断するときvia や第2層配
線などを経由することにより、電気的抵抗が大きくなる
ため信号伝搬速度が遅くなったり、回路の集積度が小さ
くなるという問題があった。
【0014】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、第1の発明は、回路の特性を変化させ
ずにレイアウト後の面積を縮小でき、かつ配線の量を減
らすことができる半導体集積回路の設計方法を提供する
ことを目的とする。
【0015】また、第2の発明は、CMOS複合ゲート
における拡散層の長さを最小化することにより、面積を
小さくすることができる半導体集積回路の設計方法を提
供することを目的とする。
【0016】さらに、第3の発明は、ゲート間配線にお
ける第1層配線の割合を大きくすることにより、信号伝
搬速度を速め、集積度を高くすることができる半導体集
積回路の設計方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、論理回路
の中に、電流駆動能力を標準値よりも大きくすべき複数
の素子が直列に接続されているときに、該直列接続回路
を複数個複製し、複製された複数個の直列接続回路を並
列に接続した回路を発生することを特徴としている。
【0018】あるいは、第1の発明は、論理回路の中
に、電流駆動能力を標準値よりも大きくすべき、複数の
素子が直列に接続されているときに、該直列接続回路を
複数個複製し、複製された複数個の直列接続回路を構成
する素子のチャネル幅を標準チャネル幅にし、該複数個
の直列接続回路を並列に接続した回路を発生することを
特徴としている。
【0019】第2の発明は、CMOS複合ゲートの合成
を行なう際に、トランジスタの拡散層の長さをソースと
ドレインにおけるビアの有無により3通りに分類し、こ
れに拡散層の切れ目の長さを加えた4通りの長さの指標
に基づき、CMOS複合ゲートを実現するのに最低必要
な拡散層の長さを最小化することを特徴としている。
【0020】さらに、第3の発明は、半導体集積回路上
の論理機能ブロックのマスクパターンをCADで自動的
に生成するに際し、論理回路内部の信号配線経路を決定
し、必要な電源コンタクト位置を決定し、論理回路間の
配線経路を第1層を用いて決定した後、電線配線の経路
を第1層を優先して決定することを特徴としている。
【0021】
【作用】第1の発明は、標準チャネル幅のトランジスタ
を直列接続した後、これを複製して並列接続しているの
で、面積を縮小でき配線量も少なくなる。
【0022】また、第2の発明は、CMOS複合ゲート
の合成を行なう際に、トランジスタの拡散層の長さをソ
ースとドレインにおけるビアの有無により3通りに分類
し、これに拡散層の切れ目の長さを加えた4通りの長さ
の指標に基づき、CMOS複合ゲートを実現するのに最
低必要な拡散層の長さを予測し、この長さから実際のゲ
ートの面積を予測するのでゲートの面積を最小化するこ
とができる。
【0023】さらに、第3の発明によれば、NAND、
NOR、その他のCMOS論理ゲートの性質と演算機能
を損なわず、ゲート間信号の配線をほとんど第1層配線
で行うことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面をしながら説明
する。 第1の発明 第1の発明の設計方法を図1のフローチャートを用いて
説明する。第1に、設計をすべき論理回路の接続情報と
動作速度の仕様を入力する(ステップ101)。
【0025】第2に、論理回路の動作速度仕様を満たす
ように各素子の電流駆動能力を調整する(ステップ10
2)。素子がMOSトランジスタである場合には、トラ
ンジスタのチャネル幅を変更することにより、電流駆動
能力が調整できる。調整の具体的な方法は、例えば文献
([1]Jyuo-min Shyu, et. al.,"Optimization-BasedTra
nsistor Sizing", IEEE Journal of Solid-State Circu
its, pp. 400-409,(1988) に詳しく記載されている。
【0026】第3に、トランジスタのチャネル幅の大き
な、例えば標準チャネル幅のn倍のトランジスタが直列
に複数並んでいる部分を検索する。このような部分があ
れば、各トランジスタのチャネル幅を1/nにするとと
もに、直列の部分をn個複製して並列に接続する(ステ
ップ103)。
【0027】第4に、回路を実際にレイアウトする(ス
テップ104)。レイアウトの具体的な方法は、例えば
文献([2] Robert L. Maziasz,et.al.,"Layout Optimiz
ation of Static CMOS Functional Cells", IEEE Tran
s. on Computer Aided Design, pp.708-719(1990).) に
詳しく記載されている。
【0028】次に、具体的な回路を例に取って、説明す
る。設計すべき論理回路が図16(a)で示す回路であ
ったとし、動作速度の仕様を満たすため、トランジスタ
のチャネル幅を標準の3倍にしなければならないとす
る。
【0029】第1の発明では、標準の3倍のチャネル幅
3Wを持つトランジスタ11を3つに分割して、図2
(a)のように直列接続回路を並列接続したものに変更
する。そして、図2(a)の回路を、文献([2])の方法
でレイアウトすると図2(b)に示すようなレイアウト
となる。従来の回路のレイアウトである図17(b)と
比較すると、配線14の量が少ないことがわかる。
【0030】ここで、第1の発明の回路接続である図2
(a)と従来の回路接続である図17(a)が等価であ
ることを示す。図2(a)と図17(a)を比較する
と、pの点とqの点とrの点、及びsの点とtの点とu
の点が接続されているかどうかの違いである。図2
(a)において、並列に接続された3つの回路の入力信
号はすべて同じであり、回路の接続も対称であるから、
いかなる場合でもpの点とqの点とrの点、及びsの点
とtの点とuの点は同電位になる。
【0031】従って、pの点とqの点とrの点、及びs
の点とtの点とuの点が接続されているかどうかは、回
路の動作に全く影響を与えず、図2(a)と図17
(a)とは動作速度を含めて等価な回路であると結論で
きる。
【0032】また、第1の発明で注目すべきことは、ト
ランジスタが直列に接続されているときは、回路として
の電流駆動能力が低下するので、個々のトランジスタの
電流駆動能力を上げる、すなわち、個々のトランジスタ
のチャネル幅を大きくする必要があることが多いことで
ある。従って、第1の発明が適用できるような状況はか
なりの頻度で起こることが予想されるため、大きな効果
が期待できる。
【0033】第2の発明 以下に、第2の発明によるCMOS複合ゲートの合成方
式の実施例を説明する。
【0034】図19の回路は図18の論理回路をCMO
S複合ゲートとして実現したトランジスタレベルの回路
例である。この図19の回路において、Pチャネル、N
チャネルのトランジスタの数はそれぞれ3であり、この
値は図18の論理回路の入力変数の数に等しいため、図
19の回路は最小の個数のトランジスタにより構成され
ているといえる。
【0035】図20は図19の回路をシリコン基盤上に
実現した配置例である。この配置例において、Nチャネ
ル側の拡散層には2ケ所の切れ目があるが、これらは図
19における奇数次の接続点31,32を実現するため
のものであり、その数は最小であり、さらに、アルミに
よる配線33,34が接続点31,32を実現するため
に使用されている。Nチャネル側の拡散層は2つの拡散
層の切れ目と3つのトランジスタのみから構成されるた
め、その長さは最短であると考えられる。
【0036】ここで、図20において、Pチャネル側と
Nチャネル側の拡散層とを比べると、実際にトランジス
タに必要とされている拡散層の長さは明らかにNチャネ
ル側の方が長く、複合ゲート全体の大きさはNチャネル
側の拡散層により規定されていることがわかる。しかし
ながら、図19の回路のトランジスタ数が最小であり、
図20がその最小面積の実現であるため、トランジスタ
数を最小にする最適化の結果として得られる配置として
は、図20が最小の面積のものとなる。
【0037】シリコンの基盤上のトランジスタの実際に
必要な長さ、および拡散層の切れ目の長さを基にする
と、拡散層上のトランジスタおよび拡散層の切れ目は図
3から図6に示すように4通りに分類できる。
【0038】つまり、図3に示されるソース、ドレイン
の両側にビアが存在しないトランジスタ、図4に示され
るソースまたはドレインのどちらか一方にビア38の存
在するトランジスタ、図5に示されるソース、ドレイン
の両側にビア38の存在するトランジスタ、および図6
に示されるはじにビア38の存在する拡散層の切れ目で
ある。
【0039】これらの4つのトランジスタおよび拡散層
の切れ目の実際の長さは図7を基にして決めることがで
きる。図7においては、2つのゲート39a,39b
と、2つのビア38a,38bが切れ目40のある拡散
層上に配置されている。ここで、ゲート長さをLg 、ゲ
ート間の最小間隔をLgg、ゲートとアルミ間の最小間隔
をLga、ビアの最小の大きさをLvia 、アルミと拡散層
のはじまでの最小の長さをLdE、拡散層の切れ目長さの
最小値をLdC、であるものとする。
【0040】これらの値を基にすると、図3のソース、
ドレインの両側にビアが存在しないトランジスタの長さ
PP=Lg +Lgg、図4のソースまたはドレインのどちら
か一方にビア38の存在するトランジスタの長さpaは、
pa=Lg +1/2(Lgg+Lga+Lvia )、図5のソー
ス、ドレインの両側にビア38の存在するトランジスタ
の長さaaはaa=Lg +Lga+Lvia 、図6のはじめにビ
アの存在する拡散層の切れ目の長さcut はcut =Lvia
+2LadE +LdCのように求められることがわかる。
【0041】ここで、一般的なデザインルールにおいて
は、Lg <Lgg、Lgg<Lga、Lga<LdC、Lg <Lvi
a であると仮定しても問題がないので pp <pa<aa、pa
<cut であると考えることができる。
【0042】この種別を図19の回路に適用して、Nチ
ャネル、Pチャネルにおける最低必要な拡散層の長さを
計算すると、それぞれNチャネルLN =3aa+2cut 、
PチャネルLp =2pa+aaとなり、明らかにLN >Lp
である。
【0043】すでに述べたように、図19の回路はトラ
ンジスタ数が最小の回路であるため、トランジスタ数の
最小化による面積の最小化には余地がないので、今回の
実施例ではpa<cut を利用して、トランジスタ数を増や
すことにより、面積最小化をおこなう。
【0044】図19の回路においてNチャネル側の拡散
層の長さがPチャネル側よりも長くなっている原因は、
奇数次数の接続点31,32の存在である。そこで、図
19のトランジスタ35を2個並列にし、そのソース間
の接続を切り離すと、図8のような回路が得られる。図
8においてトランジスタ41a,41bは、図19のト
ランジスタ35に、トランジスタ42はトランジスタ3
6に、トランジスタ43はトランジスタ37に、それぞ
れ対応する。
【0045】この回路においては、すべての接続点の接
続次数は偶数であるため、拡散層に切れ目は必要なくな
る。Pチャネル側は変化していないのでNチャネル側の
み考えると、その拡散層の長さLN ´はLN ´=4paと
なり、大幅に短くなっていることがわかる。
【0046】図8の回路を実際に配置した例を図9に示
す。ここで44は出力端子を示す。図20と図9を比べ
ると入力信号Bに対応するゲートがアルミ配線45を使
用して接続されており、また入力信号Aに対応するゲー
ト46がNチャネルのみ2本になっているが、全体の面
積は大幅に小さくなっていることがわかる。
【0047】本実施例では特定の回路のNチャネル側の
拡散層についてのみ最小化しているが、この考え方が
N,P両チャネルに適用でき、さらに、一般のCMOS
複合ゲートに適用できることは明らかである。
【0048】第3の発明 図21で示した論理回路図の配線を図10〜図13を用
いて説明する。まず、図10のように、所望の論理演算
機能を実現する各論理ゲートに対応して、CMOSトラ
ンジスタ回路を作成する。
【0049】ここで、CMOSトランジスタ回路上にお
いて、各論理ゲートの配置位置を決定後、論理ゲート内
部の論理信号生成配線をする(図中、斜線部)。このと
き、各論理ゲート間を接続する信号配線と各論理ゲート
内の電源配線は未配線として空けておく。
【0050】最初に、NANDゲート、NORゲート、
その他のCMOS論理ゲートの電源配線について、それ
ぞれの論理演算機能を果たすよう、電源配線予定位置上
に必要とする電源コンタクト51をとる。
【0051】そして第1層配線で電源線配線をすると
き、これもまたそれぞれ論理演算機能を果たすよう、電
源コンタクト間を連結して電源配線52を決定する(図
11)。このとき、第1層配線がなくてもよい部分は空
ける。なお、この第1層電源配線の長さについては、第
1層電源配線の1本につきvia の位置を少なくとも1個
分確保できるような長さにする。
【0052】次に所望の論理演算機能を実現するよう、
各論理ゲート間の信号配線53の接続と経路決定を行う
(図12)。このとき、接続したい論理ゲート間が近距
離の場合は可能なかぎり、第1層配線を優先する。ここ
で第1層電源配線の間の空けた部分が第1層信号配線に
使える。
【0053】最後に電源の接続を確保するため、電源線
の第1層配線52のコンタクト51のない部分にvia 5
4をおき、第2層配線55で電源線の第1層配線52上
のvia 54を連結して配線する(図13)。このとき
は、VDDはVDDに、VSSはVSSにvia を通して連結し、
VDDとVSSを混同して連結しないように注意する。
【0054】なお、図10〜図13では、第1層電源配
線と第2層電源配線が平行する場合を示したが、第2層
電源配線による第1層電源配線上にあるvia 間の連結方
向は、電源線の第1層配線と平行または直交の2方向が
あり、どちらか一方方向のみを利用した配線方法と2方
向を両方利用した配線方法がある。いずれも回路上の論
理ゲートの論理動作を保証するため、最終的に電源と必
ず接続していることが重要である。
【0055】電源配線において第2層電源配線55が第
1層電源配線52と平行するのみの場合のCMOSトラ
ンジスタ配線図が図13であり、第2層電源配線55が
第1層電源配線52と直交するのみの場合のCMOSト
ランジスタ配線図が図14である。また、第2層電源配
線55が第1層電源配線52と平行と直交する場合のC
MOSトランジスタ配線図を図15に示す。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明によれ
ば、回路の特性を変えずにレイアウト後の配線量を少な
くでき、面積を縮小することができる。
【0057】また、第2の発明によれば、CMOS複合
ゲートの拡散層の長さを最小化することができるので、
面積を小さくすることができる。
【0058】さらに、第3の発明によれば、ゲート間配
線における第1層配線の割合を高めることができるの
で、信号伝搬速度や集積度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の処理手順を示すフローチャート。
【図2】第1の発明によって得られた回路図及びレイア
ウト図。
【図3】ソース、ドレインにビアの存在しないトランジ
スタ。
【図4】ソース、ドレインのどちらか片方にビアの存在
するトランジスタ。
【図5】ソース、ドレインの両方にビアの存在するトラ
ンジスタ。
【図6】拡散層に切れ目の存在するトランジスタ。
【図7】ゲート、ビア、拡散層の切れ目の長さを示す
図。
【図8】第2の発明を用いて図18の論理回路を実現し
たトランジスタレベルの回路例。
【図9】図8の回路をシリコン基盤上に配置した例。
【図10】図21に対応するCMOS論理回路でコンタ
クトをとったCMOSトランジスタ配線図。
【図11】図10からコンタクト間を連結したCMOS
トランジスタ配線図。
【図12】図21に対応する図11から信号配線をした
CMOSトランジスタ配線図。
【図13】図21に対応する第3の発明によるCMOS
トランジスタ配線図。
【図14】図21に対応する実施例の第2層電源配線が
第1層電源配線と直交のみのCMOSトランジスタ配線
図。
【図15】図21に対応する実施例の第2層電源配線が
第1層電源配線と平行と直交するCMOSトランジスタ
配線図。
【図16】設計対象となる回路図及び従来のレイアウト
図。
【図17】従来の方法による回路図及びレイアウト図。
【図18】CMOS複合ゲートの回路例。
【図19】図18の回路を実現したトランジスタ回路。
【図20】図19の回路をシリコン基盤上に配置した
例。
【図21】実施例を説明するための論理回路図例。
【図22】図21に対応する従来のCMOSトランジス
タ配線図。
【符号の説明】
11 MOSトランジスタ 12 ゲート 13 標準トランジスタ 14 配線 35,36,37 トランジスタ 39a,39b ゲート 38,38a,38b ビア 40 拡散層の切れ目 41a,41b トランジスタ35に対応するトランジ
スタ 42 トランジスタ36に対応するトランジスタ 43 トランジスタ37に対応するトランジスタ 44 出力端子 45 入力信号Bに対応するアルミ配線ゲート 46 入力信号Aに対応するアルミ配線ゲート 51 電源線のコンタクト 52 第1層電源配線 53 ゲート間配線 54 via 55 第2層電源配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/092

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路の中に、電流駆動能力を標準値
    よりも大きくすべき複数の素子が直列に接続されている
    ときに、 該直列接続回路を複数個複製し、 複製された複数個の直列接続回路を並列に接続した回路
    を発生することを特徴とする半導体集積回路の設計方
    法。
  2. 【請求項2】 論理回路の中に、電流駆動能力を標準値
    よりも大きくすべき、複数の素子が直列に接続されてい
    るときに、 該直列接続回路を複数個複製し、 複製された複数個の直列接続回路を構成する素子のチャ
    ネル幅を標準チャネル幅にし、該複数個の直列接続回路
    を並列に接続した回路を発生することを特徴とする半導
    体集積回路の設計方法。
  3. 【請求項3】 CMOS複合ゲートの合成を行なう際
    に、 トランジスタの拡散層の長さをソースとドレインにおけ
    るビアの有無により3通りに分類し、これに拡散層の切
    れ目の長さを加えた4通りの長さの指標に基づき、CM
    OS複合ゲートを実現するのに最低必要な拡散層の長さ
    を最小化することを特徴とする半導体集積回路の設計方
    法。
  4. 【請求項4】 半導体集積回路上の論理機能ブロックの
    マスクパターンをCADで自動的に生成するに際し、 論理回路内部の信号配線経路を決定し、必要な電源コン
    タクト位置を決定し、論理回路間の配線経路を第1層を
    用いて決定した後、電線配線の経路を第1層を優先して
    決定することを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
JP5052252A 1993-03-12 1993-03-12 半導体集積回路の設計方法 Pending JPH06266798A (ja)

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