JPH0626662Y2 - 格子状フロアタイルの連結具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、排水を必要とするプールサイドや洗い場など
に敷設する格子状フロアタイルの連結具であり、半端に
切断された格子状フロアタイルを連結する場合に便利な
連結具に関するものである。

（従来技術とその課題） 従来、格子状フロアタイルは、通常定尺物であるが、所
定のフロア面積一杯に敷設する場合には、格子状フロア
タイルを切断使用するために半端物が多数発生し、これ
らを廃棄処分しており不経済であった。

（課題を解決するための手段） 本考案は、上記課題を解決するためのものであり、その
要旨は、格子交差部に脚部を配設してなる格子状フロア
タイルの少なくとも端部を連結するための連結具であっ
て、切欠部を有する方形枠の四隅にあって上記脚部間隔
に符合する寸法間隔の脚受孔を具えた筒部が配設されて
なる格子状フロアタイルの連結具である。

（実施例） 以下、本考案の実施例を図面により具体的に説明する。

第１図は本考案を斜視図で示し、第２図は本考案により
フロアタイルの端片を連結した状態を平面図で示し、第
３図は第２図のIII−III線断面の連結部の拡大断面図で
ある。

本考案は、第１図に斜視図で示す如く、切欠部８を形成
した方形枠７の四隅に筒部６が配設され、該筒部６に穿
設された脚受孔５は、格子状フロアタイル（以下「タイ
ル」と云う）の格子交差部に形成した脚部３，３間隔に
符合する寸法間隔に形成されている。

第２図及び第３図に平面図及び断面図で示すものは、タ
イル１，１同士をその端部２で連結具４を２ケ用いて連
結した場合であるが、本考案の連結具４の筒部６に穿設
された脚受孔５に、タイル１，１の端部２，２の格子交
差部にある脚部３，３を挿着することによって、両タイ
ル１，１はその端部２で簡単に連結される。

第２図に示したものは、タイル１の端部の一側辺を利用
して、本考案によりタイル１を縦方向または横方向に連
結する場合に用いられる平面長方形の方形枠７である
が、この他図示してないが、平面正方形の方形枠７のも
のを用いれば、タイル４枚の端片を突合わせ、その中央
で各々のタイル１の隅角部の脚部３を連結具４の脚受孔
５に挿着して、端片のタイル１が４枚同時に連結され、
この繰返しによりタイル１を四方へ拡げ敷設することも
できる。

（考案の効果） 本考案は、上記構成よりなるでので下記効果を奏する。

即ち、本考案を用いれば、タイルの端片など従来捨てて
いた半端物を有効に利用できると共に、タイルに形成し
た脚部を利用して自在に挿着、連結できるので、フロア
の隅角部や入り組んだ場所にも小回りのきく連結が可能
であり、無駄を省くことができる。

また、本考案の方形枠に形成した切欠部により、タイル
の脚部と同様に排水機能に優れ、フロア面を清潔に保つ
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を斜視図で示し、第２図は本考案により
フロアタイルの端片を連結した状態を平面図で示し、第
３図は第２図のIII−III線断面の連結部の拡大断面図で
ある。 １……タイル、２……端部、３……脚部 ４……連結具、５……脚受孔、６……筒部 ７……方形枠、８……切欠部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】格子交差部に脚部（３）を配設してなる格
   子状フロアタイル（１）の少なくとも端部（２）を連結
   するための連結具であって、切欠部（８）を有する方形
   枠（７）の四隅にあって上記脚部（３）（３）間隔に符
   合する寸法間隔の脚受孔（５）を具えた筒部（６）が配
   設されてなる格子状フロアタイルの連結具。