JPH06266001A - フィルムに情報を記録可能なカメラ - Google Patents

フィルムに情報を記録可能なカメラ

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JPH06266001A
JPH06266001A JP5057404A JP5740493A JPH06266001A JP H06266001 A JPH06266001 A JP H06266001A JP 5057404 A JP5057404 A JP 5057404A JP 5740493 A JP5740493 A JP 5740493A JP H06266001 A JPH06266001 A JP H06266001A
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JP
Japan
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film
recording
cartridge
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Application number
JP5057404A
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English (en)
Inventor
Hideomi Hibino
秀臣 日比野
Kazuyuki Kazami
一之 風見
Yoichi Yamazaki
陽一 山崎
Norikazu Yokonuma
則一 横沼
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録専用モード時には使用済みフィルムに対
しても情報記録が行え、かつ通常の撮影モード時にはフ
ィルムに対する2重露光を確実に防止するようにする。 【構成】 撮影モードと記録専用モードのいずれかを選
択設定する第1の選択手段102と、撮影モード時には
通常の撮影処理を行い、記録専用モード時には外部から
入力された情報をフィルムに記録すべく記録手段101
を制御する制御手段103と、使用済みカ−トリッジ
(途中取り出しカートリッジ)の装填を阻止する第1の
状態、および使用済みカ−トリッジ(途中取り出しカー
トリッジ)の装填を許容する第2の状態に切換可能な装
填阻止手段104と、撮影モード時には装填阻止手段1
04を第1の状態に、記録専用モード時には第2の状態
に切換える切換手段105とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムに設けられた
記録領域に情報を記録可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)特開平3−223736号公報には、各撮影駒に
対して磁気記録領域が設けられたフィルムを使用し、こ
の磁気記録領域に撮影情報(例えば、撮影日付や露出値
情報)などを磁気ヘッドにより記録可能なカメラが開示
されている。この磁気記録領域に記録された情報はラボ
などで読み込まれ、例えばプリントの裏面に文字として
印字される。 (2)一方、特開平3−168731号公報には、フィ
ルムの使用状態(未使用フィルムか、途中取り出しフィ
ルムか、使用済みフィルムか)を表示する表示機構を有
するフィルムカ−トリッジが開示されるとともに、本出
願人による特開平3−267933号公報や特開平4−
76526号公報には、実際のフィルムの使用状態に応
じて上記カ−トリッジの表示機構を駆動し、適切なフィ
ルム使用状態表示を行うようにしたカメラが開示されて
いる。このようなフィルム使用状態表示を行うことによ
り、そのカ−トリッジを見るだけでそのフィルム使用状
態が分かり、途中取り出しフィルムを誤って現像に出す
といった不都合が防止できる。また上記公報に開示され
たカメラは、少なくとも使用済みフィルムのカメラへの
装填を阻止する装填阻止機構を有し、これにより使用済
みフィルムに対して2重露光するのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記磁気ヘ
ッドを有するカメラに記録専用モードを持たせ、例えば
磁気記録装置を持たないカメラで撮影されたフィルムに
上記撮影情報を記録することが考えられる。このような
記録専用モードにおいては使用済みフィルムも記録の対
象となるが、上述のように使用済みフィルムの装填を阻
止するカメラでは使用済みフィルムに情報を記録できな
いという問題がある。かといって使用済みフィルムの装
填を許容すると、通常の撮影モード時に2重露光が発生
するおそれがある。
【0004】本発明の目的は、記録専用モード時には途
中取り出しフィルムや使用済みフィルムに対しても情報
記録が行え、かつ通常の撮影モード時には上記フィルム
に対する2重露光を確実に防止するようにしたフィルム
に情報を記録可能なカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1により説明すると、本発明は、フィルムの使用状態を
表示するフィルムカートリッジが装填可能とされ、この
カ−トリッジ内のフィルムが給送されるのに同期してフ
ィルムの記録領域に情報を記録する記録手段101を備
えたカメラに適用される。そして、撮影モード、および
撮影は行わずに装填されたフィルムの記録領域に情報を
記録する記録専用モードのいずれかを選択設定する選択
手段102と、撮影モード選択時には通常の撮影処理を
行い、記録専用モード選択時には外部から入力された情
報を装填されたフィルムの記録領域に記録すべく記録手
段101を制御する制御手段103と、使用済みフィル
ムを表示するカ−トリッジと途中取り出しフィルムを表
示するカートリッジとの少なくとも一方の装填を阻止す
る第1の状態、および使用済みフィルムを表示するカ−
トリッジと途中取り出しフィルムを表示するカートリッ
ジとの少なくとも一方の装填を許容する第2の状態に切
換可能な装填阻止手段104と、撮影モード選択時には
装填阻止手段104を第1の状態に保持し、記録専用モ
ードが選択されると装填阻止手段104を前記第2の状
態に切換える切換手段105とを具備し、これにより上
記問題点を解決する。また請求項2は、装填阻止手段が
第2の状態に切換わっているときには、未使用フィルム
を表示するカ−トリッジの装填が阻止されるよう構成し
たものである。また請求項3は、記録専用モードが選択
設定されているときに未使用フィルムを示すカ−トリッ
ジが装填されると、記録専用モードを解除して撮影モー
ドを選択するモード変更手段を備えたものである。
【0006】
【作用】撮影モード選択時には、装填阻止手段104が
第1の状態に保持され、これにより使用済みフィルムを
表示するカ−トリッジと途中取り出しフィルムを表示す
るカートリッジとの少なくとも一方の装填が阻止され
る。したがって使用済みフィルムあるいは途中取り出し
フィルムが2重露光されることはない。また、記録専用
モードが選択されると装填阻止手段104が第2の状態
に切換わり、これにより上記少なくとも一方のカートリ
ッジの装填が許容される。したがって使用済みフィルム
あるいは途中取り出しフィルムに対して情報記録が可能
となる。
【0007】
【実施例】図2〜図9により本発明の一実施例を説明す
る。図2は本発明に係るカメラ(一眼レフカメラ)にレ
ンズシャッタカメラを接続した状態を示す図、図3は両
カメラの制御系を示す図である。3は一眼レフカメラ、
2はこの一眼レフカメラ3にケーブル4を介して接続さ
れるレンズシャッタカメラ、1は両カメラに装填可能な
フィルムカ−トリッジである。カ−トリッジ1は、図4
に示すようにカメラ底面の開口部から軸方向にカ−トリ
ッジ室351に装填可能とされる。図4の318はカ−
トリッジ1のカ−トリッジ室351への装填を阻止/許
容するロックアウトフックであり、これについては後で
詳述する。
【0008】レンズシャッタカメラ2は、撮影に関する
情報(撮影日付、撮影駒番号、絞り値、シャッタースピ
ード、露出補正値等であり、以下、撮影情報と呼ぶ)を
フィルム磁気記録領域に磁気記録するための磁気ヘッド
を持たず、代わりに撮影情報を各駒ごとに記憶するメモ
リ202(図3)を有している。メモリ202には、撮
影情報の他に撮影制御に使用する種々の制御データが記
憶される。このメモリ202に記憶された撮影情報は、
ケーブル4を介して一眼レフカメラ3に転送され、転送
された撮影情報が一眼レフカメラ3内の磁気ヘッド31
0にてフィルムFIの磁気記録領域MT(図5参照)に
記録される。すなわち一眼レフカメラ3は、レンズシャ
ッタカメラ2で撮影された各駒の撮影情報をカメラ2に
代わってフィルムに記録することができる。
【0009】なおレンズシャッタカメラ2は、磁気記録
のための磁気ヘッドを有するものであってもよい。例え
ばカメラ2の機能が低く、磁気ヘッドで記録できる情報
が日付のみというような場合に、より多くの情報を磁気
記録する目的で一眼レフカメラ3を用いることも考えら
れる。また図示は省略するが、レンズシャッタカメラ2
には、測光回路や測距回路、フィルム給送やフォ−カシ
ングなどのモータ、露出制御装置などの撮影に必要な機
構を備え、これらはマイクロコンピュ−タ203によっ
て制御される。
【0010】一眼レフカメラ3はマイクロコンピュータ
(以下、マイコン)320を内蔵し、このマイコン32
0には、カメラ2との通信用I/F302と、周知の半
押スイッチ、レリーズスイッチ、モード切換スイッチ等
から成る操作スイッチ群303と、撮影制御に用いる種
々のデータやレンズシャッタカメラ2から得た撮影情報
を記憶するメモリ304と、フィルムの使用状態を検知
するフォークエンコーダ305と、警告用ブザー306
を駆動するためのブザードライバ307とが接続され
る。フォークエンコーダ305については後で詳述す
る。
【0011】またマイコン320には、カートリッジ1
の装填を検知するカートリッジ検知スイッチ308と、
フィルムに穿設されたパーフォレーションを検知するパ
ーフォレーション検知用フォトインタラプタ309と、
磁気ヘッド310を駆動するヘッドI/F311と、シ
ャッター312を駆動するシャッターI/F313も接
続される。さらにフィルム給送モータやAFモータ等か
らなるモータ群314を駆動するモータドライバ315
と、LCD316を駆動するLCDドライバ317と、
ロックアウトフック318を駆動するロックアウトフッ
クドライバ319とが接続されている。LCD316は
種々の情報や警告等を外部表示するためのものである。
ここで、本実施例のカメラ3は、通常の撮影を行う撮影
モードと、撮影は行わずに装填されたフィルムに情報を
記録する記録専用モードのいずれかが選択可能とされ
る。各モードの詳細については後で詳述する。
【0012】上記ロックアウトフック318は、特定の
フィルム使用状態を表示するカ−トリッジのカ−トリッ
ジ室351への装填を阻止する機構であり、以下、その
詳細について図4〜図6,図7を用いて説明する。フィ
ルムカ−トリッジ1の上面には、スプール軸(フィルム
が巻回される)と一体化されフィルム給送に同期して回
転する円盤が設けられ、この円盤の一部に切欠き405
(図6,図7)が形成されている。そして、この切欠き
405の位置に応じてフィルム使用状態が表示される。
図6(a)は、1駒も露光されていない未使用フィルム
を表示する状態を示し、フィルム出荷時には全てこの位
置に切欠き405が位置している。また(b)は、途中
駒まで露光されて取り出された途中取り出しフィルムの
表示状態を、(c)は全駒露光済みでかつ現像前の使用
済みフィルムの表示状態をそれぞれ示している。一眼レ
フカメラ3は、上記フォークエンコーダ305の出力を
用いることにより、適正なフィルム使用状態表示が得ら
れるように上記切欠き405の位置を制御する。
【0013】図7はカメラのフィルム給送機構の一部お
よびフォークエンコーダ305の構成を示している。符
号52で示すフォークは、装填されたカ−トリッジ1の
スプール軸と係合し、上記フィルム給送モータから不図
示の減速歯車機構を介して回転伝達を受ける。これによ
りフォーク52と一体にスプール軸が回転し、カ−トリ
ッジ1からフィルムが送出されたり巻戻される。フォー
クエンコーダ305は、フォークギア52aと一体に回
転するブラシ305a、基板上305bに形成されたコ
モンパターン305c、セグメントパターン305d,
305e,305fから成る。各セグメントパターン3
05d〜305f上にブラシ305aが乗る状態は、上
記切欠き405が図6(a),(b),(c)に示す位
置にある状態に対応する。
【0014】ロックアウトフック318は、図4では1
個のみ図示したが、実際にはカ−トリッジ室351の外
側に3個(図6に318a〜318cで示す)設けられ
ている。ロックアウトフックドライバ319が無通電の
状態では、ロックアウトフック318は図4に実線で示
す如く孔351aからカートリッジ室351内に突出さ
れ、ロックアウトフックドライバ319に通電される
と、ロックアウトフック318は二点鎖線で示すように
孔351aを介してカ−トリッジ室351から退避され
る。ここで、ロックアウトフックドライバ319もフッ
ク318a〜318cに対応して3個設けられており、
各フック318a〜318cを独立して駆動可能とされ
る。
【0015】例えばフック318aのみをカ−トリッジ
室351内に突出させ、他のフック318b,318c
を退避させた状態を考える。このとき図6(a)の未使
用フィルムを表示するカ−トリッジ(未使用カ−トリッ
ジ)を装填しようとすると、図4に示すようにフック3
18aの先端が切欠き405内に係合され、カ−トリッ
ジはそれ以上奥へは入り込めなくなる。すなわち未使用
カ−トリッジの装填が阻止される。一方、上述と同様に
フック318aのみを突出させた状態で図6(b),
(c)に示す各カ−トリッジを装填しようとした場合、
フック318aは切欠き405と係合されず、カ−トリ
ッジ上面により図示二点鎖線位置まで回動され、これに
よりカ−トリッジの装填が許容される。また、これとは
逆に未使用フィルムカートリッジの装填のみを許容する
場合は、フック318aをカ−トリッジ室351から退
避させ、他のフック318b,318cをカ−トリッジ
室351内に突出させればよい。
【0016】次に、実施例の動作を説明する。レンズシ
ャッタカメラ2のレリーズ釦を操作すると、その操作の
たびに撮影が行われ、その都度その撮影駒に関する撮影
情報がメモリ202に記憶される。また図8,図9は、
一眼レフカメラ3のマイコン320による制御の手順を
示すフローチャートである。カ−トリッジが装填されて
いない状態で一眼レフカメラ3の電源を投入するとこの
プログラムが起動され、まずステップS501では、操
作スイッチ群303を構成する記録専用モード選択スイ
ッチのオン・オフを判定する。
【0017】記録専用モード選択スイッチがオンであれ
ば記録専用モードを選択設定してステップS502に進
み、ロックアウトフック318aのみをカ−トリッジ室
351内に突出させ、他のフック318b,318cは
退避させる。これにより、上述したように未使用カ−ト
リッジの装填は阻止され、途中取り出しカ−トリッジ,
使用済みカ−トリッジの装填は許容される。ステップS
503ではケーブル4がコネクタ201と301に接続
されているか否か、つまりレンズシャッタカメラ2が一
眼レフカメラ3に接続されているか否かを判定し、否定
されるとステップS501に戻り、肯定されるとステッ
プS504に進む。なお上記接続の有無は、ケーブル4
またはコネクタ201と301にスイッチを設けたり、
またカメラ2とカメラ3の間で通信を行なうことで判断
することができる。
【0018】ステップS504では、操作スイッチ群3
03を構成するデータ転送開始スイッチがオンされるの
を待ち、オンされるとステップS505に進む。上記デ
ータ転送開始スイッチのオンに伴ってレンズシャッタカ
メラ2のメモリ202から上記各駒の撮影情報がカメラ
3のマイコン320に入力され、一眼レフカメラ3では
ステップS505において、上記入力された情報をカメ
ラ3内のメモリ304に記憶する。ステップS506で
はカ−トリッジ装填の有無をカートリッジ検知スイッチ
308のオン・オフから判定し、装填されていなければ
装填されるまで待ってステップS507に進む。ステッ
プS507では、スイッチ群303を構成するデータ記
録開始スイッチがオンされるのを待ち、オンされるとス
テップS508でモータ群314の中の給送モータを駆
動し、フィルムの給送を開始して図9のステップS60
1に進む。
【0019】一方、上記ステップS501で記録専用モ
ード選択スイッチがオフと判定されると、ステップS5
09でレンズシャッタカメラ2が一眼レフカメラ3にケ
ーブル4で接続されているか否かを判定し、接続されて
いなければ撮影モードを設定してステップS512に進
む。ステップS512ではカ−トリッジ装填の有無を判
定し、装填されていなければ図8のステップS501に
戻り、装填されていればステップS513に進む。ここ
で、後述するように記録専用モードでフィルム1本分の
記録が終了すると、自動的に未使用カ−トリッジのみの
装填を許容する状態となるから、この時点では必ずその
状態が継続している。ステップS513では通常の撮影
処理を行う。この撮影処理の詳細は省略するが、以下に
概要を説明する。
【0020】まず未使用カ−トリッジの装填に伴ってフ
ィルム初期給送を行い、第1駒目をアパ−チャと対向さ
せる。その後、レリーズスイッチのオンごとに撮影を行
うとともにフィルムを1駒分巻上げ、この巻上げに同期
してフィルムの磁気記録領域に撮影情報を記録する処理
を行う。そして、全駒の撮影が終了するか途中巻戻しス
イッチがオンされるとフィルムを巻戻し、巻戻し後にフ
ィルム使用状態表示を行う。すなわち、巻戻し後もカ−
トリッジスプール軸の巻戻し方向の回転を続行し、全駒
撮影後に巻戻されたのであれば、上記フォークエンコー
ダ305(図7)のブラシ305aがセグメントパター
ン305fに乗る状態が検出されたときに給送モータを
停止する。これによりカ−トリッジの切欠き405は図
6(c)に示す状態、つまり使用済みフィルムを表示す
る状態となる。一方、途中巻戻しスイッチのオンにより
巻戻された場合には、上記ブラシ305aがセグメント
パターン305eに乗る状態が検出されると、給送モー
タを停止する。これによりカ−トリッジの切欠き405
は図6(b)に示す状態、つまり途中取り出しフィルム
を表示する状態となる。その後、カ−トリッジが取り出
されると図8のステップS501に戻る。
【0021】一方、ステップS509でケーブル4が接
続されていると判定されると、記録専用モードを設定し
てステップS510に進む。ステップS510ではデー
タ転送開始スイッチがオンされるのを待ち、オンされる
と記録専用モードを設定してステップS511に進む。
ステップS511では、ステップS502と同様の処理
を行い、未使用カ−トリッジの装填を阻止するととも
に、途中取り出しカ−トリッジ,使用済みカ−トリッジ
の装填を許容する。次いで上述したステップS505〜
S508の処理を行った後、図9のステップS601に
進む。
【0022】このように本実施例では、基本的には記録
モード選択スイッチにより記録専用モードを設定する
が、ケーブル4にてカメラ2が接続されたことが判定さ
れた場合には、記録モード選択スイッチのオン・オフに
拘らず自動的に記録専用モードが設定される。
【0023】ステップS601では情報を記録すべき先
頭の駒を検知する。これは、例えば撮影時に上記各撮影
情報とともにその駒の駒番号をも記録しておき、パーフ
ォレーション検知フォトインタラプタ309でフィルム
パーフォレーションをモニターしながら該当する駒が磁
気記録可能な位置に来るまでフィルム給送を続けるよう
にすればよい。そして、該当する駒が記録可能な位置に
来たら、ステップS602でヘッドI/F311により
磁気記録用ヘッド310を駆動し、フィルムに磁気ヘッ
ド310をタッチさせる。次いでステップS603では
ヘッドI/F311により磁気ヘッド310に記録電流
を流し、メモリ304に記憶された情報、すなわちカメ
ラ2から入力された撮影情報をフィルムの磁気記録領域
に記録する。なお、ヘッドの記録動作とヘッドタッチ動
作の2つの機能をヘッドI/F311に持たせたが、別
々の手段を用いて行なってもよい。
【0024】ステップS604では記録すべき駒全ての
磁気記録が終了したか否かを判定し、否定されるとステ
ップS603に戻り、肯定されるとステップS605で
フィルム給送モータを停止する。上記制御により、レン
ズシャッタカメラ2で撮影されたフィルムに対し、メモ
リ202に記憶されていた撮影情報を各駒に対応させて
記録することができる。次いでステップS606では、
ヘッドI/F311を介して磁気ヘッド310を駆動し
てフィルムから退避させる。ステップS607ではフィ
ルム給送モータを上述とは逆方向に回転させてフィルム
の巻戻しを開始する。この巻戻しは、記録動作終了時に
自動的に行うようにしてもよいし、不図示の巻戻しスイ
ッチのオンに伴って行うようにしてもよい。
【0025】ステップS608ではカートリッジが取り
出されるのを待ち、取り出されるとステップS609で
記録専用モードを解除し撮影モードを設定し、記録モー
ド選択スイッチおよび外部入力モード選択スイッチを共
にオフする。また、ステップS610でメモリ304に
記憶された撮影情報をクリアする。すなわち本実施例で
は、1本のフィルムに対して磁気記録が終了すると、自
動的に撮影モードが設定されるようになっている。な
お、ステップS610におけるデータクリアは必ずしも
必要ではなく、次にカートリッジが装填されたとき、ま
た次に未使用カートリッジが装填されたとき、あるいは
次に前回と違う撮影状態のカートリッジが装填されたと
き、また記録専用モードが選択されたとき等にクリアし
てもよい。
【0026】ステップS611では、ロックアウトフッ
ク318b,318cをカ−トリッジ室351内に突出
させロックアウトフック318aを退避させる。これに
より未使用カ−トリッジの装填のみが許容され、使用済
みカ−トリッジおよび途中取り出しカ−トリッジの装填
は阻止される。その後、処理は図8のステップS501
に戻る。
【0027】以上がマイコン320による制御の手順で
ある。この手順によれば、撮影モード選択時には通常の
撮影動作が許容されるが、このときロックアウトフック
318b,318cがカ−トリッジ室351内に突出さ
れるとともにフック318aが退避された状態(第1の
状態)が保持される。これにより未使用カ−トリッジの
装填のみが許容され、使用済みカ−トリッジおよび途中
取り出しカ−トリッジの装填は阻止される。したがって
使用済みフィルムや途中取り出しフィルムなどが誤って
2重露光されることはない。
【0028】一方、記録専用モードが選択されると、撮
影は行わずにフィルムに情報を記録する状態となる。す
なわち他のカメラのメモリに記憶された情報が入力さ
れ、入力された情報が装填されたフィルムに記録され
る。これにより、例えばレンズシャッタカメラ2のよう
に磁気ヘッドを持たないカメラで撮影されたフィルムを
本一眼レフカメラ3に装填することにより、そのフィル
ムの各駒に対して撮影情報を記録することができる。
【0029】そして、このような記録専用モードが選択
されると、ロックアウトフック318b,318cがカ
−トリッジ室351内から退避されるとともにフック3
18aが突出された状態(第2の状態)に切換わり、こ
れにより未使用カ−トリッジの装填が阻止され、使用済
みカ−トリッジおよび途中取り出しカ−トリッジの装填
は許容される。したがって使用済みフィルムおよび途中
取り出しフィルムに対して情報記録が許容されるととも
に、未使用フィルムに対して誤って撮影情報が記録され
るのを防止できる。
【0030】以上の実施例の構成において、磁気ヘッド
310が記録手段101を、操作スイッチ群303を構
成する記録モード選択スイッチが選択手段102を、マ
イコン320が制御手段103および切換手段105
を、ロックアウトフック318a〜318dが装填阻止
手段104をそれぞれ構成する。
【0031】次に、図10を用いて別実施例を説明す
る。本実施例では、撮影モード選択時には上述と同様に
未使用カ−トリッジの装填のみが許容されるが、記録専
用モード選択時には未使用,途中取り出しおよび使用済
みのいずれのカ−トリッジの装填も許容される。ただ
し、記録専用モード選択時に未使用カ−トリッジが装填
されると、自動的に撮影モードに切換わるようになって
いる。
【0032】図10は上記図8に相当するフローチャー
トであり、図8と同様のステップには同一のステップ番
号を付し、相違点のみ説明する。ステップS502’,
S511’では、ロックアウトフック318a〜318
cをすべてカ−トリッジ室351から退避させる。これ
により未使用,途中取り出しおよび使用済みのいずれの
カ−トリッジの装填も許容される。
【0033】またステップステップS801では、フォ
ークエンコーダ305の出力から装填されたカ−トリッ
ジの使用状態を判定し、未使用カ−トリッジであれば、
ステップステップS802に進み、記録専用モードにて
未使用カートリッジが装填されたことをブザー306に
より警告するとともに、ステップステップS803で警
告内容をLCD316に表示する。ステップステップS
804では、記録専用モードから撮影モードに切換える
とともに、LCD316で撮影モードに切換わったこと
を表示し、撮影者に知らせる。ステップステップS80
5では、レンズシャッタカメラ2から入力され一眼レフ
カメラ3のメモリ304に記憶された撮影情報クリア
し、ステップS806では、ロックアウトフック318
a,318bをカ−トリッジ室351内に突出させフッ
ク318cを退避させる。これにより未使用カ−トリッ
ジの装填のみが許容され、使用済みカ−トリッジおよび
途中取り出しカ−トリッジの装填は阻止される。その
後、処理はステップS501に戻る。
【0034】一方、ステップステップS801で装填さ
れたカ−トリッジが未使用カ−トリッジ以外、すなわち
途中取り出し,使用済みのいずれかであった場合には、
ステップステップS807でデータ記録開始スイッチが
オンされるのを待ってステップステップS808に進
み、フィルム給送を開始しして図9のステップS601
に進む。
【0035】なお、撮影モード時に途中取り出しあるい
は使用済みカ−トリッジが装填されたら自動的に記録専
用モードに切換えるよう構成してもよい。また以上説明
した2つの実施例では、カートリッジ装填の前に外部か
らの情報入力を行ったが、カートリッジ装填後に行って
もよい。さらに途中取り出しカ−トリッジあるいは現像
済みカ−トリッジが装填されたときに自動的に記録専用
モードが選択されるよう構成してもよい。さらに以上で
は、撮影モード選択時には未使用カ−トリッジの装填の
みを許容するようにしたが、途中取り出しカ−トリッジ
の装填をも許容するようにしてもよい。さらにまた情報
記録は磁気記録に限定されない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、撮影モード選択時には
使用済みフィルムおよび途中取り出しフィルムの少なく
ともいずれか一方の装填を阻止し、記録専用モードが選
択されると上記少なくとも一方のフィルムの装填を許容
するようにしたので、使用済みフィルムあるいは途中取
り出しフィルムの2重露光が防止でき、かつこれらのフ
ィルムに対して情報記録が可能となる。特に請求項2の
発明によれば、装填阻止手段が第2の状態に切換わって
いるとき(記録専用モード選択時)には、未使用フィル
ムを表示するカ−トリッジの装填を阻止するようにした
ので、誤って未使用フィルムに情報を記録することが防
止できる。また請求項3の発明によれば、記録専用モー
ドが選択設定されているときに未使用フィルムを示すカ
−トリッジが装填されると、記録専用モードを解除して
撮影モードを選択するようにしたので、記録専用モード
が選択されているのを知らずに未使用フィルムを装填し
た場合でも誤って未使用フィルムに情報を記録すること
が防止できるとともに、何らの操作も行うことなくその
フィルムで撮影を開始することができ、使い勝手が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図。
【図2】本発明の一実施例に係る一眼レフカメラにレン
ズシャッタカメラを接続した状態を示す図。
【図3】上記一眼レフカメラとレンズシャッタカメラの
制御系を示すブロック図。
【図4】カ−トリッジの装填を阻止するロックアウトフ
ックの動作を説明する図。
【図5】フィルムを示す図。
【図6】ロックアウトフックの配置とカ−トリッジのフ
ィルム使用状態表示を説明する図。
【図7】フォークエンコーダの構成を示す図。
【図8】一眼レフカメラの動作を説明するフローチャー
ト。
【図9】図8に続くフローチャート。
【図10】他の実施例を示す上記図8に相当するフロー
チャート。
【符号の説明】
1 フィルムカ−トリッジ 2 レンズシャッタカメラ 3 一眼レフカメラ 4 ケーブル 202 レンズシャッタカメラのメモリ 303 操作スイッチ群 304 一眼レフカメラのメモリ 305 フォークエンコーダ 310 磁気ヘッド 314 モータ群 318(318a〜318d) ロックアウトフック 319 ロックアウトフックドライバ 320 マイクロコンピュ−タ 351 カ−トリッジ室 405 切欠き FI フィルム MT 磁気記録領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横沼 則一 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの使用状態を表示するフィルム
    カートリッジが装填可能とされ、このカ−トリッジ内の
    フィルムが給送されるのに同期してフィルムの記録領域
    に情報を記録する記録手段を備えたカメラにおいて、 撮影モード、および撮影は行わずに前記装填されたフィ
    ルムの記録領域に情報を記録する記録専用モードのいず
    れかを選択設定する選択手段と、 前記撮影モード選択時には通常の撮影処理を行い、前記
    記録専用モード選択時には外部から入力された情報を装
    填されたフィルムの記録領域に記録すべく前記記録手段
    を制御する制御手段と、 使用済みフィルムを表示するカ−トリッジと途中取り出
    しフィルムを表示するカートリッジとの少なくとも一方
    の装填を阻止する第1の状態、および前記使用済みフィ
    ルムを表示するカ−トリッジと前記途中取り出しフィル
    ムを表示するカートリッジとの少なくとも一方の装填を
    許容する第2の状態に切換可能な装填阻止手段と、 前記撮影モード選択時には前記装填阻止手段を前記第1
    の状態に保持し、前記記録専用モードが選択されると前
    記装填阻止手段を前記第2の状態に切換える切換手段と
    を具備することを特徴とするフィルムに情報を記録可能
    なカメラ。
  2. 【請求項2】 前記装填阻止手段が第2の状態に切換わ
    っているときには、未使用フィルムを表示するカ−トリ
    ッジの装填が阻止されるよう構成したことを特徴とする
    請求項1に記載のフィルムに情報を記録可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 前記記録専用モードが選択設定されてい
    るときに未使用フィルムを示すカ−トリッジが装填され
    ると、前記記録専用モードを解除して撮影モードを選択
    するモード変更手段を備えることを特徴とする請求項1
    に記載のフィルムに情報を記録可能なカメラ。
JP5057404A 1993-03-03 1993-03-17 フィルムに情報を記録可能なカメラ Pending JPH06266001A (ja)

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JP5057404A JPH06266001A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 フィルムに情報を記録可能なカメラ
US08/715,360 US5701529A (en) 1993-03-03 1996-09-12 Information recording apparatus

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