JP3018415B2 - カメラ - Google Patents
カメラInfo
- Publication number
- JP3018415B2 JP3018415B2 JP2189994A JP18999490A JP3018415B2 JP 3018415 B2 JP3018415 B2 JP 3018415B2 JP 2189994 A JP2189994 A JP 2189994A JP 18999490 A JP18999490 A JP 18999490A JP 3018415 B2 JP3018415 B2 JP 3018415B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- patrone
- film
- camera
- spool
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は,写真撮影用フィルムをスプールにロール状
に巻き付けた状態で収納するフィルムパトローネおよび
これを装填するカメラに関し、特にフィルムの使用状
態、例えば未使用フィルム、途中まで使用した途中取り
出しフィルム、使用済みフィルムを識別表示する機能を
有するフィルムパトローネとこれを装填するカメラに関
する。
に巻き付けた状態で収納するフィルムパトローネおよび
これを装填するカメラに関し、特にフィルムの使用状
態、例えば未使用フィルム、途中まで使用した途中取り
出しフィルム、使用済みフィルムを識別表示する機能を
有するフィルムパトローネとこれを装填するカメラに関
する。
B.従来の技術 一般の135形フィルムパトローネでは、撮影前の未使
用の状態ではパトローネからフィルムリーダー部が露出
している。従って、撮影後の巻戻終了時にフィルムリー
ダー部をパトローネ内に巻き込んでしまうようにすれ
ば、フィルムリーダー部がパトローネから出ているかを
見ることで、内部のフィルムが撮影前か撮影済みかを識
別することが出来る。
用の状態ではパトローネからフィルムリーダー部が露出
している。従って、撮影後の巻戻終了時にフィルムリー
ダー部をパトローネ内に巻き込んでしまうようにすれ
ば、フィルムリーダー部がパトローネから出ているかを
見ることで、内部のフィルムが撮影前か撮影済みかを識
別することが出来る。
C.発明が解決しようとする課題 しかし、フィルムの途中まで露光した後にパトローネ
内に巻戻してカメラから取り出す途中取り出し(異なる
種類のフィルムを使用するため等で)時は、フィルムリ
ーダー部をパトローネ内に巻き込んでしまうと、次回に
カメラ内でのフィルム巻取りが出来なくなるので、パト
ローネからフィルムリーダー部を出したままで保管する
ことになり、従って未使用のパトローネと区別が出来な
くなる。このため途中取り出しのパトローネを未使用の
パトローネと誤認して、二重露光をしてしまう危険があ
った。
内に巻戻してカメラから取り出す途中取り出し(異なる
種類のフィルムを使用するため等で)時は、フィルムリ
ーダー部をパトローネ内に巻き込んでしまうと、次回に
カメラ内でのフィルム巻取りが出来なくなるので、パト
ローネからフィルムリーダー部を出したままで保管する
ことになり、従って未使用のパトローネと区別が出来な
くなる。このため途中取り出しのパトローネを未使用の
パトローネと誤認して、二重露光をしてしまう危険があ
った。
また、米国特許第4,832,275号に開示されているパト
ローネでは、パトローネ単体時はフィルムリーダー部は
常にパトローネ内に引き込まれた状態にあるので、未使
用・使用済みの識別が出来ず、ここにおいても二重露光
をしてしまう危険があり、フィルムの使用状態、すなわ
ち未使用フィルムか、途中取り出しフィルムか、使用済
みフィルムかを識別することが必要である。
ローネでは、パトローネ単体時はフィルムリーダー部は
常にパトローネ内に引き込まれた状態にあるので、未使
用・使用済みの識別が出来ず、ここにおいても二重露光
をしてしまう危険があり、フィルムの使用状態、すなわ
ち未使用フィルムか、途中取り出しフィルムか、使用済
みフィルムかを識別することが必要である。
本発明の目的は、フィルムの使用状態を識別できるフ
ィルムパトローネを装填して撮影するカメラを提供する
ことにある。
ィルムパトローネを装填して撮影するカメラを提供する
ことにある。
D.課題を解決するための手段 請求項1の発明は、フィルムが巻付けられるスプール
と、このスプールを回転可能に収容する筒体と、フィル
ムの使用状態を表示識別する表示識別手段とを有するフ
ィルムパトローネが装填可能なカメラであって、フィル
ムの使用状態を検出する第1の検出手段と、この第1の
検出手段の検出結果により表示識別手段をフィルムの使
用状態に応じて駆動する駆動手段と、表示識別手段の示
すフィルム使用状態を検出する第2の検出手段とを具備
する。
と、このスプールを回転可能に収容する筒体と、フィル
ムの使用状態を表示識別する表示識別手段とを有するフ
ィルムパトローネが装填可能なカメラであって、フィル
ムの使用状態を検出する第1の検出手段と、この第1の
検出手段の検出結果により表示識別手段をフィルムの使
用状態に応じて駆動する駆動手段と、表示識別手段の示
すフィルム使用状態を検出する第2の検出手段とを具備
する。
請求項2の発明は、第2の検出手段の検出結果に基づ
いて駆動手段が表示識別手段を駆動制御するものであ
る。
いて駆動手段が表示識別手段を駆動制御するものであ
る。
E.作用 パトローネ内のフィルムの使用状態(未使用・途中取
出し・使用済み)が識別表示されたパトローネが装填さ
れるカメラは、フィルム使用状態をカメラ側の第1の検
出手段で検出してフィルムの使用状態を識別して、パト
ローネに設けられている識別表示手段を駆動するととも
に、第2の検出手段で表示識別手段の状態を検出して装
填されたフィルムの状態を認識する。
出し・使用済み)が識別表示されたパトローネが装填さ
れるカメラは、フィルム使用状態をカメラ側の第1の検
出手段で検出してフィルムの使用状態を識別して、パト
ローネに設けられている識別表示手段を駆動するととも
に、第2の検出手段で表示識別手段の状態を検出して装
填されたフィルムの状態を認識する。
例えばその認識結果により使用済フィルムか途中使用
フィルムかが判別できるから、それらのパトローネの装
填時に撮影開始時までに行う処理が合理的にできる。
フィルムかが判別できるから、それらのパトローネの装
填時に撮影開始時までに行う処理が合理的にできる。
F.実施例 まず、本実施例の概要を説明し、次に詳細を説明す
る。
る。
(1)パトローネ概要について 第1図(a),(b),(c)および第2図は本発明
に係るパトローネを示し、第1図はパトローネの上面図
である。
に係るパトローネを示し、第1図はパトローネの上面図
である。
このパトローネ10は例えば米国特許第4,832,275号に
示されているものと同型式のもので、フィルムが巻付け
られるスプール11と、一対のケース12、13により不図示
のフィルムの収納空間が形成され、スプール11を回転可
能に収容する筒体CBと、フィルムの使用状態を表示する
とともに識別する識別部DDと、不図示のフィルム給送機
構とを有してなる。筒体CBは第2図のように二分割され
た一対のケース12,13により構成され、突出したリップ
部10aを有する。フィルム給送機構の詳細は省略する
が、フィルム先端は初めからパトローネ10内に取り込ま
れており、スプール11を回転させることでフィルムがパ
トローネから送り出されたり巻戻される。
示されているものと同型式のもので、フィルムが巻付け
られるスプール11と、一対のケース12、13により不図示
のフィルムの収納空間が形成され、スプール11を回転可
能に収容する筒体CBと、フィルムの使用状態を表示する
とともに識別する識別部DDと、不図示のフィルム給送機
構とを有してなる。筒体CBは第2図のように二分割され
た一対のケース12,13により構成され、突出したリップ
部10aを有する。フィルム給送機構の詳細は省略する
が、フィルム先端は初めからパトローネ10内に取り込ま
れており、スプール11を回転させることでフィルムがパ
トローネから送り出されたり巻戻される。
(2)表示識別機能の概要について 第1図に示すように、パトローネ10の上端面周縁を四
分割し、その3領域にパトローネ10内のフィルムの使用
状態を表示する「1」、「2」、「3」の表示記号14a,
14b,14cを印刷等で表示する。一方、スプール11の動き
に応じて回転する指標11aを設け、スプール11の回転停
止位置により表示記号14a,14b,14cのいずれかを指示す
るようにし、フィルムの3種類の使用状態を表示する。
つまり、「1」の表示記号14aが指示される時は全く新
しい未使用(未露光)のフィルム、「2」の表示記号14
bが指示される時は1枚以上で最終駒までは至らない途
中まで撮影してからカメラから取り出した途中取出しフ
ィルム、「3」の表示記号14cが指示される時は最終駒
まで撮影が終了した使用済み(撮影済み)フィルムであ
ることを表示するよう構成する。
分割し、その3領域にパトローネ10内のフィルムの使用
状態を表示する「1」、「2」、「3」の表示記号14a,
14b,14cを印刷等で表示する。一方、スプール11の動き
に応じて回転する指標11aを設け、スプール11の回転停
止位置により表示記号14a,14b,14cのいずれかを指示す
るようにし、フィルムの3種類の使用状態を表示する。
つまり、「1」の表示記号14aが指示される時は全く新
しい未使用(未露光)のフィルム、「2」の表示記号14
bが指示される時は1枚以上で最終駒までは至らない途
中まで撮影してからカメラから取り出した途中取出しフ
ィルム、「3」の表示記号14cが指示される時は最終駒
まで撮影が終了した使用済み(撮影済み)フィルムであ
ることを表示するよう構成する。
以下の実施例においては、途中取り出しをする時はそ
の指令に応じて「2」を表示し、最終駒まで撮影が終了
して巻戻し指令が出力された時には「3」を表示するよ
うにスプール11を駆動制御する。したがって、使用者が
フィルムパトローネをカメラから取り出した時、この表
示によりパトローネ10内のフィルムの使用状態を知るこ
とができる。また、この実施例では後述するように
「2」、「3」の表示時に確実に2重露光を防止するよ
うに構成されている。
の指令に応じて「2」を表示し、最終駒まで撮影が終了
して巻戻し指令が出力された時には「3」を表示するよ
うにスプール11を駆動制御する。したがって、使用者が
フィルムパトローネをカメラから取り出した時、この表
示によりパトローネ10内のフィルムの使用状態を知るこ
とができる。また、この実施例では後述するように
「2」、「3」の表示時に確実に2重露光を防止するよ
うに構成されている。
なお、上述の「1」、「2」、「3」の各表示記号14
a,14b,14cとしては、例えば「未」、「途」、「完」等
の文字やその他の数字・記号でもよい。
a,14b,14cとしては、例えば「未」、「途」、「完」等
の文字やその他の数字・記号でもよい。
(3)途中取り出しについて ここで、「2」が表示される途中取り出しの場合、こ
のパトローネ10を再度カメラに装填して未露光部分に撮
影を続けるには、既に何枚目まで撮影が終了しているか
の情報記録、情報保持、再装填時のカメラへの情報伝達
を行う必要がある。これは例えば、パトローネ10上にEE
PROMやRAMなどの記憶部を設け、カメラ側にこの記憶部
の記録・読み取り装置を設けたり、あるいはフィルム上
に磁気記録媒体を塗布し、カメラ側に書き込み・読み取
り用磁気ヘッドを設けたりすることで実施できる。なお
ここでは、これらの情報処理装置についての詳細説明を
省略する。
のパトローネ10を再度カメラに装填して未露光部分に撮
影を続けるには、既に何枚目まで撮影が終了しているか
の情報記録、情報保持、再装填時のカメラへの情報伝達
を行う必要がある。これは例えば、パトローネ10上にEE
PROMやRAMなどの記憶部を設け、カメラ側にこの記憶部
の記録・読み取り装置を設けたり、あるいはフィルム上
に磁気記録媒体を塗布し、カメラ側に書き込み・読み取
り用磁気ヘッドを設けたりすることで実施できる。なお
ここでは、これらの情報処理装置についての詳細説明を
省略する。
(4)カメラの概要について しかし簡易なまたは安価なカメラを考えた場合、この
ような途中取り出しパトローネの再装填に対応するため
に、カメラに情報処理装置を設けるのはカメラにとって
大きな負担になる。そこで本実施例では、途中取り出し
パトローネの再装填に対応するカメラ40Aと、対応しな
いカメラ40Bの双方について説明する。
ような途中取り出しパトローネの再装填に対応するため
に、カメラに情報処理装置を設けるのはカメラにとって
大きな負担になる。そこで本実施例では、途中取り出し
パトローネの再装填に対応するカメラ40Aと、対応しな
いカメラ40Bの双方について説明する。
すなわち、カメラ40Aでは、撮影中に途中取り出しを
する場合、既に何枚目まで撮影が終了しているかの情報
をパトローネ10上またはフィルム上の記録媒体に記録す
ると共に、フィルム巻戻終了時にスプール11の回転停止
位置を第1図(b)のように「2」の位置に制御する。
そしてこのパトローネ10の再装填時には、先に記録され
た情報を記憶部から読み取り、未露光部分に対し撮影を
続行するようにフィルムの給送を制御する。
する場合、既に何枚目まで撮影が終了しているかの情報
をパトローネ10上またはフィルム上の記録媒体に記録す
ると共に、フィルム巻戻終了時にスプール11の回転停止
位置を第1図(b)のように「2」の位置に制御する。
そしてこのパトローネ10の再装填時には、先に記録され
た情報を記憶部から読み取り、未露光部分に対し撮影を
続行するようにフィルムの給送を制御する。
一方、カメラ40Bでは、撮影中に途中取り出しをする
場合、既に何枚目まで撮影が終了しているかの情報を記
録する情報処理装置を持たないので、フィルム巻戻終了
時にスプール11の回転停止位置を第1図(c)のように
「3」の位置に制御して、以後はそのパトローネ10で撮
影しないようにする。後述するが、スプール11の回転停
止位置が「3」に制御されたフィルムは、カメラ40A,B
ともに装填が阻止されたり、あるいは装填されても警告
したり、撮影が禁止される。
場合、既に何枚目まで撮影が終了しているかの情報を記
録する情報処理装置を持たないので、フィルム巻戻終了
時にスプール11の回転停止位置を第1図(c)のように
「3」の位置に制御して、以後はそのパトローネ10で撮
影しないようにする。後述するが、スプール11の回転停
止位置が「3」に制御されたフィルムは、カメラ40A,B
ともに装填が阻止されたり、あるいは装填されても警告
したり、撮影が禁止される。
また、カメラ40Aで途中まで撮影されて取り出された
「2」の状態のパトローネ10をカメラ40Bに装填しよう
とした場合は、カメラ40Bでは情報読み取り装置が無い
ためフィルム上のどこから未露光領域かを認識出来ない
ので、「3」の場合と同様に装填を機械的に阻止する
か、または装填してもカメラのその後の撮影動作を禁止
する。
「2」の状態のパトローネ10をカメラ40Bに装填しよう
とした場合は、カメラ40Bでは情報読み取り装置が無い
ためフィルム上のどこから未露光領域かを認識出来ない
ので、「3」の場合と同様に装填を機械的に阻止する
か、または装填してもカメラのその後の撮影動作を禁止
する。
なお、途中取り出しを全く考慮しないシステムを構成
するのであれば、「1」、「3」の2つの状態表示のみ
でよい。
するのであれば、「1」、「3」の2つの状態表示のみ
でよい。
(5)装填阻止の機能の概要について 上述したように本実施例では、フィルム使用状態の表
示に加えて、2重露光防止のためフィルムが特定の使用
状態の際にパトローネ10のカメラへの装填を機械的に阻
止する機構を有する。これを実現するため、パトローネ
10の外側(実施例では下方)にフィルム使用状態により
係合・非係合の2状態に切り替わる係合機構を設けてい
る。一方、カメラ側には、フィルムの使用状態によりパ
トローネ10側の係合機構を係合・非係合位置に駆動する
装置と、係合機構が非係合状態の時にパトローネ10のカ
メラへの装填を許容し、係合状態の時に装填を阻止する
阻止機構を有する。
示に加えて、2重露光防止のためフィルムが特定の使用
状態の際にパトローネ10のカメラへの装填を機械的に阻
止する機構を有する。これを実現するため、パトローネ
10の外側(実施例では下方)にフィルム使用状態により
係合・非係合の2状態に切り替わる係合機構を設けてい
る。一方、カメラ側には、フィルムの使用状態によりパ
トローネ10側の係合機構を係合・非係合位置に駆動する
装置と、係合機構が非係合状態の時にパトローネ10のカ
メラへの装填を許容し、係合状態の時に装填を阻止する
阻止機構を有する。
(6)フィルム使用状態の検出の機能の概要について 上述したように、カメラ40Aでは「2」、「3」の表
示状態のパトローネ10が装填可能である。撮影に際して
カメラの行うべき動作は「2」、「3」では異なるの
で、パトローネ10の装填に伴いこの検出を行う。詳細は
後述するが、スプール11の回転停止位置制御に用いる構
成によりこの機能を果たしている。
示状態のパトローネ10が装填可能である。撮影に際して
カメラの行うべき動作は「2」、「3」では異なるの
で、パトローネ10の装填に伴いこの検出を行う。詳細は
後述するが、スプール11の回転停止位置制御に用いる構
成によりこの機能を果たしている。
次に、第1〜第4の実施例の詳細を順に説明する。
(I)第1実施例の説明 I−1:パトローネの構成について 上述したように本実施例では、フィルムの使用状態に
応じて「1」、「2」、「3」のいずれかを表示し、そ
の表示に連動して各種の処理をカメラが実行する。その
ため、パトローネ単体の状態でスプール11の回転により
「1」、「2」、「3」の3つの表示状態の相互間で指
示位置がずれるのを防ぐ必要がある。
応じて「1」、「2」、「3」のいずれかを表示し、そ
の表示に連動して各種の処理をカメラが実行する。その
ため、パトローネ単体の状態でスプール11の回転により
「1」、「2」、「3」の3つの表示状態の相互間で指
示位置がずれるのを防ぐ必要がある。
第2図〜第4図において、リング16、係止輪17は、パ
トローネ10がカメラに装填されていない単体時にスプー
ル11の回転を規制することで、スプール11が回転してし
まって指標11aの指示位置が変わってしまい誤った表示
をするのを防止する機構である。すなわち、リング16は
パトローネ10下方でスプール11に嵌合し、突起16aがス
プール11の溝11b(第3図)と係合するため両者は一体
的に回転する。係止輪17はリング16の外周に位置し、リ
ング16の外周に設けられた突起16b,16cと選択的に係合
する爪部17aを内周部に有するばね材からなり、突出し
た引っ掛け部17b,17cが、第4図、第5図に示すよう
に、パトローネ10のケース12,13の下部接合部に形成さ
れた引っ掛け溝12a,12b,13a,13bに引っ掛けられて保持
される。そして第3図のようにパトローネ10単体時に
は、爪部17aが突起16b,16cと係合し、スプール11の回転
を規制する。
トローネ10がカメラに装填されていない単体時にスプー
ル11の回転を規制することで、スプール11が回転してし
まって指標11aの指示位置が変わってしまい誤った表示
をするのを防止する機構である。すなわち、リング16は
パトローネ10下方でスプール11に嵌合し、突起16aがス
プール11の溝11b(第3図)と係合するため両者は一体
的に回転する。係止輪17はリング16の外周に位置し、リ
ング16の外周に設けられた突起16b,16cと選択的に係合
する爪部17aを内周部に有するばね材からなり、突出し
た引っ掛け部17b,17cが、第4図、第5図に示すよう
に、パトローネ10のケース12,13の下部接合部に形成さ
れた引っ掛け溝12a,12b,13a,13bに引っ掛けられて保持
される。そして第3図のようにパトローネ10単体時に
は、爪部17aが突起16b,16cと係合し、スプール11の回転
を規制する。
このリング16と係止輪17の係合はパトローネ10のカメ
ラへの装填時には解除される。すなわち、第2図、第3
図に示すように、カメラ40A,40Bのパトローネ室41の底
部には規制解除ピン42が設けられている。この規制解除
ピン42は、パトローネ10側の穴12cに係入して係止輪17
を第3図に想像線で示すようにそのばね性に抗して押し
上げ、爪部17aを突起16b,16cと係合しない位置に保持
し、スプール11の自由な回転を許容する。この場合、係
止輪17はケース12,13で確実に保持されているので、ス
プール11の回転に対し無用な摩擦や負荷を与えることは
ない。
ラへの装填時には解除される。すなわち、第2図、第3
図に示すように、カメラ40A,40Bのパトローネ室41の底
部には規制解除ピン42が設けられている。この規制解除
ピン42は、パトローネ10側の穴12cに係入して係止輪17
を第3図に想像線で示すようにそのばね性に抗して押し
上げ、爪部17aを突起16b,16cと係合しない位置に保持
し、スプール11の自由な回転を許容する。この場合、係
止輪17はケース12,13で確実に保持されているので、ス
プール11の回転に対し無用な摩擦や負荷を与えることは
ない。
なお、この状態では第6図から明らかなように、突起
16b,16cの間隔内(フィルムの3つの状態に対応して3
カ所ある)でスプール11は回転可能であるが、この間隔
内で回転しても、指標11aが表示記号14a,14b,14cの各領
域から外れることはない。なお、フィルム巻戻終了時
は、この3つの間隔内のどれかフィルム使用状態に対応
するところにスプール11が停止するように制御される。
その制御機構については後述する。
16b,16cの間隔内(フィルムの3つの状態に対応して3
カ所ある)でスプール11は回転可能であるが、この間隔
内で回転しても、指標11aが表示記号14a,14b,14cの各領
域から外れることはない。なお、フィルム巻戻終了時
は、この3つの間隔内のどれかフィルム使用状態に対応
するところにスプール11が停止するように制御される。
その制御機構については後述する。
次に第7図、第8図により、スプール11の係合部15と
これと係合するカメラ側のフォーク52を説明する。
これと係合するカメラ側のフォーク52を説明する。
本実施例は、通常の135型パトローネのようにスプラ
インによるものではなく、図示のような特徴的な形状を
有する。135型スプラインでは360度内で2通りの係合が
可能なのに対し、当構成では第8図(a)の回転位置で
のみ係合が可能で、他の回転位置関係では係合しない。
このような係合部15が同じ回転角度位置でスプール11の
上下に対称に設けられている。なお、第8図(b)は第
8図(a)から180度回転した位置では係合できない様
子を示したものである。
インによるものではなく、図示のような特徴的な形状を
有する。135型スプラインでは360度内で2通りの係合が
可能なのに対し、当構成では第8図(a)の回転位置で
のみ係合が可能で、他の回転位置関係では係合しない。
このような係合部15が同じ回転角度位置でスプール11の
上下に対称に設けられている。なお、第8図(b)は第
8図(a)から180度回転した位置では係合できない様
子を示したものである。
このように360度内で通りの係合のみ可能なように構
成した理由は以下の通りである。
成した理由は以下の通りである。
前述のように、本実施例では巻戻終了時にスプール11
がフィルム使用状態(途中取り出しあるいは使用済み)
に応じた位置に停止制御されるが、第1実施例および以
下の2実施例においては、この制御をカメラのフォーク
52の回転位置を検出して行っているので、135型のスプ
ラインのように360度内で2通りの係合が可能である
と、2通りのどちらで係合しているかが分からないとス
プール11を所望の位置に停止制御することができないか
らである。
がフィルム使用状態(途中取り出しあるいは使用済み)
に応じた位置に停止制御されるが、第1実施例および以
下の2実施例においては、この制御をカメラのフォーク
52の回転位置を検出して行っているので、135型のスプ
ラインのように360度内で2通りの係合が可能である
と、2通りのどちらで係合しているかが分からないとス
プール11を所望の位置に停止制御することができないか
らである。
更にパトローネ10の下部には、第2図、第5図のよう
に略90度離れて2つの窓部24a,24bが形成され、そこか
らスプール11の下部に形成され一体的に回転する係合面
部23が露出している。係合面部23は、スプール11の下面
図である第6図のように、半周毎の斜面23aと非斜面23b
とで形成され、その断面形状は第3図、第4図に示され
ている。従って,この斜面23aと非斜面23bがスプール11
の停止位置(フィルムの使用状態)により窓部24a、24b
から選択的に以下のように露出する。
に略90度離れて2つの窓部24a,24bが形成され、そこか
らスプール11の下部に形成され一体的に回転する係合面
部23が露出している。係合面部23は、スプール11の下面
図である第6図のように、半周毎の斜面23aと非斜面23b
とで形成され、その断面形状は第3図、第4図に示され
ている。従って,この斜面23aと非斜面23bがスプール11
の停止位置(フィルムの使用状態)により窓部24a、24b
から選択的に以下のように露出する。
I−2:カメラ40Aの構成 カメラ40Aは、第9図に示すように、パトローネ10の
スプール11を回転駆動するスプール駆動装置50と、第10
図に示すように、スプール駆動装置50によるスプール11
の回転停止位置をフィルムの使用状態に応じて制御する
制御装置51(CPU)とを有する。
スプール11を回転駆動するスプール駆動装置50と、第10
図に示すように、スプール駆動装置50によるスプール11
の回転停止位置をフィルムの使用状態に応じて制御する
制御装置51(CPU)とを有する。
フォーク52は、スプール11の下側の係合部15と係合
し、モーター53からクラッチ54を有する減速歯車機構55
を介して回転伝達を受けてスプール11を回転させ、フィ
ルムのパトローネ10からの送り出しや巻戻しを行う。ば
ね56は、パトローネ10の装填時に係合部15とフォーク52
の位相ずれがあっても干渉させないための周知の退避機
構を構成し、位相ずれが有るとフォーク52は下方に退避
するが、フォーク52はフォークギア55aと一体回転する
軸55bと常に一体的に回転する。なお、フィルム送り出
し後のフィルム巻き上げ時は、クラッチ54によりフォー
ク52とモーター53は切り離される。
し、モーター53からクラッチ54を有する減速歯車機構55
を介して回転伝達を受けてスプール11を回転させ、フィ
ルムのパトローネ10からの送り出しや巻戻しを行う。ば
ね56は、パトローネ10の装填時に係合部15とフォーク52
の位相ずれがあっても干渉させないための周知の退避機
構を構成し、位相ずれが有るとフォーク52は下方に退避
するが、フォーク52はフォークギア55aと一体回転する
軸55bと常に一体的に回転する。なお、フィルム送り出
し後のフィルム巻き上げ時は、クラッチ54によりフォー
ク52とモーター53は切り離される。
また、このフォーク52の回転位置はフォークエンコー
ダ57により検出される。フォークエンコーダ57は、フォ
ークギア55aと一体回転するブラシ57a、基板上に形成さ
れたコモンパターン57b、セグメントパターン57c,57d,5
7e等からなる。セグメントパターン57c,57d,57e上にブ
ラシ57aが乗る各々の状態は、指標11aが各々表示記号14
a,14b,14cを示す状態すなわち「1」、「2」、「3」
の各状態に対応する。
ダ57により検出される。フォークエンコーダ57は、フォ
ークギア55aと一体回転するブラシ57a、基板上に形成さ
れたコモンパターン57b、セグメントパターン57c,57d,5
7e等からなる。セグメントパターン57c,57d,57e上にブ
ラシ57aが乗る各々の状態は、指標11aが各々表示記号14
a,14b,14cを示す状態すなわち「1」、「2」、「3」
の各状態に対応する。
フォーク52の下方には円周にわたって溝52aが設けら
れ、そこには固定ピン61に回転可能に軸支されたレバー
60の先端60aが係合し、レバー60の他端はスイッチSW3と
係合する。従って、フォーク52が係合部15と係合してば
ね56の作用で上方いっぱいに突出しているときは、スイ
ッチSW3はオンとなり、パトローネ10の装填時にフォー
ク52と係合部15の位相ずれでフォーク52bが下方に退避
しているときはスイッチSW3はオフとなり、フォーク52
の係合部15との係合・非係合を検出するよう構成されて
いる。
れ、そこには固定ピン61に回転可能に軸支されたレバー
60の先端60aが係合し、レバー60の他端はスイッチSW3と
係合する。従って、フォーク52が係合部15と係合してば
ね56の作用で上方いっぱいに突出しているときは、スイ
ッチSW3はオンとなり、パトローネ10の装填時にフォー
ク52と係合部15の位相ずれでフォーク52bが下方に退避
しているときはスイッチSW3はオフとなり、フォーク52
の係合部15との係合・非係合を検出するよう構成されて
いる。
更に、第10図において、スイッチSW1は露光のレリー
ズスイッチ、スイッチSW2は最終駒撮影終了前に巻戻す
場合に操作される途中巻戻スイッチ、また最終駒撮影終
了後は、周知のようにフィルム終端での突っ張り力を検
出して自動的に巻戻しを開始する。58は撮影終了駒数を
カウントする駒数カウンター、59はフィルムの駒送りの
ためのフィルム移動量を検出するフィルムエンコーダ
で、これらからの情報は制御装置51に送られ各種制御が
なされる。63は各種の情報を使用者に知らせるためのカ
メラ外部に設けられた液晶等の表示器である。
ズスイッチ、スイッチSW2は最終駒撮影終了前に巻戻す
場合に操作される途中巻戻スイッチ、また最終駒撮影終
了後は、周知のようにフィルム終端での突っ張り力を検
出して自動的に巻戻しを開始する。58は撮影終了駒数を
カウントする駒数カウンター、59はフィルムの駒送りの
ためのフィルム移動量を検出するフィルムエンコーダ
で、これらからの情報は制御装置51に送られ各種制御が
なされる。63は各種の情報を使用者に知らせるためのカ
メラ外部に設けられた液晶等の表示器である。
また、第11図に示すように、パトローネ10の装填時に
その窓部24aが通過するパトローネ室41の対応部分に
は、ばね44aで付勢された装填阻止ピン44が装填方向に
直交する方向に進退可能に突出している。従って第12図
(a),(b)で示すように、窓部24aから斜面23aが露
出しているときは、装填と共に斜面23aの作用で装填阻
止ピン44が退避してパトローネ10の装填は許容され、窓
部24aから非斜面23bが露出しているときは、装填と共に
非斜面23bが装填阻止ピン44と係合してパトローネ10の
装填は機械的に阻止される。なお、第12図ではスプール
駆動装置50等は省略されている。
その窓部24aが通過するパトローネ室41の対応部分に
は、ばね44aで付勢された装填阻止ピン44が装填方向に
直交する方向に進退可能に突出している。従って第12図
(a),(b)で示すように、窓部24aから斜面23aが露
出しているときは、装填と共に斜面23aの作用で装填阻
止ピン44が退避してパトローネ10の装填は許容され、窓
部24aから非斜面23bが露出しているときは、装填と共に
非斜面23bが装填阻止ピン44と係合してパトローネ10の
装填は機械的に阻止される。なお、第12図ではスプール
駆動装置50等は省略されている。
I−3:カメラ40Aの動作 このように構成されたパトローネ10とカメラ40Aの組
合せでの動作を説明する。
合せでの動作を説明する。
パトローネ10がカメラ40Aに装填され撮影が終了して
取り出すときには、制御装置51はフィルムの使用状態を
判断して対応する位置にスプール11を回転停止制御する
が、その手順を第13図によりまず説明する。
取り出すときには、制御装置51はフィルムの使用状態を
判断して対応する位置にスプール11を回転停止制御する
が、その手順を第13図によりまず説明する。
ステップS101で、パトローネ装填後にレリーズスイッ
チSW1が操作されたか否かを判断し、操作されていない
ときはステップS104に進み、スプール11の停止位置をそ
の指標11aが「1」を指示するように制御する。操作さ
れたときはステップS102に進み、途中巻戻スイッチSW2
が操作されたか否かを判断する。途中巻戻スイッチSW2
が操作されたときはステップS105に進み、スプール停止
位置を「2」に制御する。途中巻戻スイッチSW2が操作
されていないときは、フィルム終端の突っ張り力が検出
されたか否かをステップS103で判断し、検出されたとき
はステップS106に進んでスプール停止位置を「3」に制
御し、フィルム終端の突っ張り力が検出されていないと
きはどの状態でもなく、どこかの判断で誤りのあった場
合であるから、ステップS107で表示器63によりエラー表
示し、その後でステップS106に進み、スプール停止位置
を「3」に制御する。これは、安全を期し停止位置を
「3」として扱い、2重露光を完全に防止するためであ
る。
チSW1が操作されたか否かを判断し、操作されていない
ときはステップS104に進み、スプール11の停止位置をそ
の指標11aが「1」を指示するように制御する。操作さ
れたときはステップS102に進み、途中巻戻スイッチSW2
が操作されたか否かを判断する。途中巻戻スイッチSW2
が操作されたときはステップS105に進み、スプール停止
位置を「2」に制御する。途中巻戻スイッチSW2が操作
されていないときは、フィルム終端の突っ張り力が検出
されたか否かをステップS103で判断し、検出されたとき
はステップS106に進んでスプール停止位置を「3」に制
御し、フィルム終端の突っ張り力が検出されていないと
きはどの状態でもなく、どこかの判断で誤りのあった場
合であるから、ステップS107で表示器63によりエラー表
示し、その後でステップS106に進み、スプール停止位置
を「3」に制御する。これは、安全を期し停止位置を
「3」として扱い、2重露光を完全に防止するためであ
る。
なお、前述のように、各状態でのスプール11の停止位
置は、突起16b,16cと爪部17aによる間隔内(ガタ内)で
許されるので、この間隔内に停止するようスプール11の
回転停止を制御すればよい。具体的には、フォークエン
コーダ57によりフォーク52が所定の位置になったことを
フォークエンコーダ57で検出したら、モーター53を停止
させてスプール11を停止させる。
置は、突起16b,16cと爪部17aによる間隔内(ガタ内)で
許されるので、この間隔内に停止するようスプール11の
回転停止を制御すればよい。具体的には、フォークエン
コーダ57によりフォーク52が所定の位置になったことを
フォークエンコーダ57で検出したら、モーター53を停止
させてスプール11を停止させる。
次に、パトローネ10の装填時の動作を3つのフィルム
使用状態ごとに説明する。
使用状態ごとに説明する。
上記「1」で停止している状態のパトローネ10の装填
時は、窓部24aから斜面23aが露出しているので装填阻止
ピン44は斜面23aにより退避し(第12図(a))、装填
が許容される。「2」で停止している状態のパトローネ
10でも、同様に装填が許容される。「3」で停止してい
る状態のパトローネ10は、窓部24aから非斜面23bが露出
しているので、装填阻止ピン44が非斜面23bに係合して
装填は阻止される(第12図(b))。
時は、窓部24aから斜面23aが露出しているので装填阻止
ピン44は斜面23aにより退避し(第12図(a))、装填
が許容される。「2」で停止している状態のパトローネ
10でも、同様に装填が許容される。「3」で停止してい
る状態のパトローネ10は、窓部24aから非斜面23bが露出
しているので、装填阻止ピン44が非斜面23bに係合して
装填は阻止される(第12図(b))。
次に「1」、「2」で停止している状態のパトローネ
10が装填された場合、そのどちらの状態であるかが第14
図に示す手順により検出される。
10が装填された場合、そのどちらの状態であるかが第14
図に示す手順により検出される。
装填後に、ステップS201でスイッチSW3のオン・オフ
を判定してフォーク52が係合部15と係合しているか否か
を調べ、オンならばフォーク52が係合部15に正しく係合
しているからステップS203に進む。ステップS203では、
コモンパターン57bとセグメントパターン57cが導通して
いるかを調べ、導通ならステップS204で指標11aの表示
状態が「1」と判断してステップS209に進む。ステップ
S203で非導通と判定されるとステップS205でコモンパタ
ーン57bとセグメントパターン57dが導通しているか調
べ、導通ならステップS206で状態「2」と判断し、ステ
ップS208で撮影済み駒数情報を読み出してからステップ
S209に進む。ステップS205で非導通と判定される場合
は、状態「1」、「2」のどちらかであるにもかかわら
ず、そのどちらでもないと検出されたので、表示器63に
エラー表示を行って警告し、終了する。
を判定してフォーク52が係合部15と係合しているか否か
を調べ、オンならばフォーク52が係合部15に正しく係合
しているからステップS203に進む。ステップS203では、
コモンパターン57bとセグメントパターン57cが導通して
いるかを調べ、導通ならステップS204で指標11aの表示
状態が「1」と判断してステップS209に進む。ステップ
S203で非導通と判定されるとステップS205でコモンパタ
ーン57bとセグメントパターン57dが導通しているか調
べ、導通ならステップS206で状態「2」と判断し、ステ
ップS208で撮影済み駒数情報を読み出してからステップ
S209に進む。ステップS205で非導通と判定される場合
は、状態「1」、「2」のどちらかであるにもかかわら
ず、そのどちらでもないと検出されたので、表示器63に
エラー表示を行って警告し、終了する。
一方、ステップS201で、スイッチSW3がオフと判定さ
れると、フォーク52が係合部15と位相ずれのため係合し
ていないので、ステップS202でモーター53によりフォー
ク52を回転させる。これによりフォーク52と係合部15が
係合してスイッチSW3がオンすると、その瞬間に上記と
同様な判断により「1」、「2」のいずれの状態かを検
出する。ステップS209では、モーター53が回転している
なら(ステップS202で回転させた場合)、ステップS210
で停止させてからステップS211で撮影動作に入り、ステ
ップS212の撮影後の巻戻動作(最終駒撮影後の巻戻およ
び途中巻戻を含む)を経てステップS213に進み、第13図
において説明したように、フィルムの使用状態を判断し
てスプール11の回転停止制御を行い終了する。
れると、フォーク52が係合部15と位相ずれのため係合し
ていないので、ステップS202でモーター53によりフォー
ク52を回転させる。これによりフォーク52と係合部15が
係合してスイッチSW3がオンすると、その瞬間に上記と
同様な判断により「1」、「2」のいずれの状態かを検
出する。ステップS209では、モーター53が回転している
なら(ステップS202で回転させた場合)、ステップS210
で停止させてからステップS211で撮影動作に入り、ステ
ップS212の撮影後の巻戻動作(最終駒撮影後の巻戻およ
び途中巻戻を含む)を経てステップS213に進み、第13図
において説明したように、フィルムの使用状態を判断し
てスプール11の回転停止制御を行い終了する。
なお、ステップS202でのフォーク52を回転させる方向
は、回転の目的がフォーク52と係合部15を係合させ、そ
の瞬間のスプール11の位置を検出することであるから、
フィルム送り出し方向またはフィルム巻戻方向のどちら
でもよい。また、ステップS202で、位相ずれのために係
合部15と係合しない状態のフォーク52をモーター53によ
り回転させても、ばね56は弱く構成されているため、係
合部15と正しく係合する前に接触摩擦でスプール11を回
転させてしまうことはない。
は、回転の目的がフォーク52と係合部15を係合させ、そ
の瞬間のスプール11の位置を検出することであるから、
フィルム送り出し方向またはフィルム巻戻方向のどちら
でもよい。また、ステップS202で、位相ずれのために係
合部15と係合しない状態のフォーク52をモーター53によ
り回転させても、ばね56は弱く構成されているため、係
合部15と正しく係合する前に接触摩擦でスプール11を回
転させてしまうことはない。
このように、装填されたパトローネ10が「1」、
「2」のどちらの位置で停止しているかを判断すること
の利点を以下に説明する。
「2」のどちらの位置で停止しているかを判断すること
の利点を以下に説明する。
例えば途中取出しでの撮影済み駒数情報の記録法とし
て、フィルム上に塗布された磁気媒体に各駒毎に未露光
・露光済みの信号を記録する場合を考えると、途中取出
し状態で「2」の停止位置状態にあるパトローネ10を装
填して次の撮影を開始するには、次々とフィルム巻き上
げて未露光の信号の駒を検出する動作が必要になる。一
方、未使用の「1」の状態のパトローネ10の装填時も、
もし「1」、「2」の判断がカメラができないときは、
同様にフィルムを巻き上げてみて未露光の信号を確認す
る手順を踏まねばならない。しかし、本実施例のように
装填と同時に「1」、「2」の判断ができれば、このよ
うな手順は必要なく合理的である。
て、フィルム上に塗布された磁気媒体に各駒毎に未露光
・露光済みの信号を記録する場合を考えると、途中取出
し状態で「2」の停止位置状態にあるパトローネ10を装
填して次の撮影を開始するには、次々とフィルム巻き上
げて未露光の信号の駒を検出する動作が必要になる。一
方、未使用の「1」の状態のパトローネ10の装填時も、
もし「1」、「2」の判断がカメラができないときは、
同様にフィルムを巻き上げてみて未露光の信号を確認す
る手順を踏まねばならない。しかし、本実施例のように
装填と同時に「1」、「2」の判断ができれば、このよ
うな手順は必要なく合理的である。
I−4:カメラ40Bの構成 カメラ40Aと異なる点を説明すると、カメラ40Bではス
プール11を「2」の位置に回転停止制御することはない
ので第9図でのセグメントパターン57dがない。また、
後述するように「2」の状態のパトローネ10の装填は阻
止されるので、カメラ40Aのように装填後に「1」、
「2」どちらの状態かを判断する必要が無く、このため
の構成であるスイッチSW3、レバー60もない。更に、第1
1図(b)に示すように、パトローネ室41には、装填阻
止ピン44に替わって、パトローネ10の装填時に窓部24b
が通過する対応部分にばね45aで付勢された装填阻止ピ
ン45が装填方向に直交する方向に進退可能に突出してい
る。従って、第12図(a),(b)で示すように、窓部
24bから斜面23aが露出しているときは、装填と共に斜面
23aの作用で装填阻止ピン45が退避してパトローネ10の
装填は許容され、窓部24bから非斜面23bが露出している
ときは、装填と共に非斜面23bが装填阻止ピン45と係合
してパトローネ10の装填は機械的に阻止される。また、
制御装置51の制御が後述するようにカメラ40Aとは異な
っている。
プール11を「2」の位置に回転停止制御することはない
ので第9図でのセグメントパターン57dがない。また、
後述するように「2」の状態のパトローネ10の装填は阻
止されるので、カメラ40Aのように装填後に「1」、
「2」どちらの状態かを判断する必要が無く、このため
の構成であるスイッチSW3、レバー60もない。更に、第1
1図(b)に示すように、パトローネ室41には、装填阻
止ピン44に替わって、パトローネ10の装填時に窓部24b
が通過する対応部分にばね45aで付勢された装填阻止ピ
ン45が装填方向に直交する方向に進退可能に突出してい
る。従って、第12図(a),(b)で示すように、窓部
24bから斜面23aが露出しているときは、装填と共に斜面
23aの作用で装填阻止ピン45が退避してパトローネ10の
装填は許容され、窓部24bから非斜面23bが露出している
ときは、装填と共に非斜面23bが装填阻止ピン45と係合
してパトローネ10の装填は機械的に阻止される。また、
制御装置51の制御が後述するようにカメラ40Aとは異な
っている。
I−5:カメラ40Bでの動作 以上のように構成されたカメラ40Bとパトローネ10の
組合せでの動作を説明する。
組合せでの動作を説明する。
パトローネ10がカメラ40Bに装填され撮影が終了して
取り出すときには、制御装置51はフィルムの使用状態を
判断して、対応する位置にスプール11を回転停止制御す
るが、その手順は、先の第13図において、ステップS102
でスイッチSW2の操作されたことが判断されたときにス
テップS106に進み「3」の停止位置に制御する点(第13
図で点線で示す)以外はカメラ40Aの手順と同様であ
る。すなわちカメラ40Bでは、撮影中に途中取り出しを
する場合、既に何枚目まで撮影が終了しているかの情報
を記録する装置を持たないので、「3」の停止位置に制
御して、以後はそのパトローネ10で撮影しないようにす
る。
取り出すときには、制御装置51はフィルムの使用状態を
判断して、対応する位置にスプール11を回転停止制御す
るが、その手順は、先の第13図において、ステップS102
でスイッチSW2の操作されたことが判断されたときにス
テップS106に進み「3」の停止位置に制御する点(第13
図で点線で示す)以外はカメラ40Aの手順と同様であ
る。すなわちカメラ40Bでは、撮影中に途中取り出しを
する場合、既に何枚目まで撮影が終了しているかの情報
を記録する装置を持たないので、「3」の停止位置に制
御して、以後はそのパトローネ10で撮影しないようにす
る。
次に、パトローネ10の装填時の動作を上述した3つフ
ィルム使用状態ごとに説明する。
ィルム使用状態ごとに説明する。
「1」の停止状態のパトローネ10を装填する時は、窓
部24bから斜面23aが露出しているので装填阻止ピン45は
斜面23aを滑動して退避し、装填が許容される。
「2」、「3」の停止状態のパトローネ10では、窓部24
bから非斜面23bが露出しているので装填阻止ピン45が非
斜面23bに係合して装填が阻止される。
部24bから斜面23aが露出しているので装填阻止ピン45は
斜面23aを滑動して退避し、装填が許容される。
「2」、「3」の停止状態のパトローネ10では、窓部24
bから非斜面23bが露出しているので装填阻止ピン45が非
斜面23bに係合して装填が阻止される。
(II):第2実施例 第1実施例では、そのカメラで使用できない状態のパ
トローネ10(カメラ40Aでは「3」で停止しているパト
ローネ、カメラ40Bでは「2」,「3」で停止している
パトローネ)の装填を機械的に阻止したが、パトローネ
室41に装填阻止ピン44、45を設けることが空間的に困難
な場合などは、この第2実施例のように、機械的な装填
阻止はせず装填後にパトローネの状態を判断し、そのカ
メラで使用できない状態の場合には、表示・警告してそ
の後の撮影動作を禁止するように構成してもよい。この
第2実施例は第1実施例と同形式のパトローネ10を用
い、カメラ側をこのように変形したものである。
トローネ10(カメラ40Aでは「3」で停止しているパト
ローネ、カメラ40Bでは「2」,「3」で停止している
パトローネ)の装填を機械的に阻止したが、パトローネ
室41に装填阻止ピン44、45を設けることが空間的に困難
な場合などは、この第2実施例のように、機械的な装填
阻止はせず装填後にパトローネの状態を判断し、そのカ
メラで使用できない状態の場合には、表示・警告してそ
の後の撮影動作を禁止するように構成してもよい。この
第2実施例は第1実施例と同形式のパトローネ10を用
い、カメラ側をこのように変形したものである。
II−1:カメラ40A,40Bの構成 先に第9図で示した部分については、カメラ40A、40B
共に第1実施例のカメラ40Aと同じ構成を有する。また
カメラ40A、40Bは共に、第11図に示す装填阻止ピン44、
45のような機械的阻止の機構を省略している。また、制
御装置51の制御は後述のように両カメラで若干異なる。
共に第1実施例のカメラ40Aと同じ構成を有する。また
カメラ40A、40Bは共に、第11図に示す装填阻止ピン44、
45のような機械的阻止の機構を省略している。また、制
御装置51の制御は後述のように両カメラで若干異なる。
II−2:カメラ40Aでの動作 以上のような構成なので、パトローネ10はその状態の
如何に係わらずパトローネ室41に装填できるので、その
後の処理に工夫が凝らされている。
如何に係わらずパトローネ室41に装填できるので、その
後の処理に工夫が凝らされている。
第15図はパトローネ装填後の手順を示す。ここでは第
1実施例の第14図と類似した手順でフォークエンコーダ
57を用いてパトローネ10の状態を検出する。
1実施例の第14図と類似した手順でフォークエンコーダ
57を用いてパトローネ10の状態を検出する。
ステップS301でスイッチSW3のオン・オフを判定して
フォーク52が係合部15と係合しているか否かを調べ、オ
ンならばフォーク52とスプール11とが正しく係合してい
るのでステップS303に進み、オフならばステップS302で
フォーク52を回転させて係合部15と係合させる。ステッ
プS303ではコモンパターン57bとセグメントパターン57c
が導通しているか否かを調べ、導通ならステップS304で
状態「1」と判断しステップS308へ進む。ステップS303
で非導通ならステップS305でコモンパターン57bとセグ
メントパターン57dが導通しているか否かを調べ、導通
ならステップS306で状態「2」と判断して、ステップS3
07でどの駒から撮影を続行するかを調べてから、ステッ
プS308に進む。ステップS305で非導通ならステップS313
でコモンパターン57bとセグメントパターン57eが導通し
ているか否かを調べ、導通ならステップS314で状態
「3」と判断しステップS315へ進み、フィルムが状態
「3」のためこれ以上撮影できないことを表示器63によ
り表示・警告した後、ステップS317へ進む。ステップS3
13で非導通なら状態「1」、「2」、「3」のどの状態
でもないと検出されたので、ステップS316で表示器63に
よりエラー表示し、警告してステップS317へ進む。ステ
ップS317ではモーター53が回転しているか(ステップS3
02で回転させた場合)を判断し回転しているならステッ
プS318で停止させてから終了する。ステップS308ではモ
ーター53が回転しているかを判断し回転していないなら
ステップS310へ、回転しているならステップS309で停止
させてからステップS310に進む。ステップS310では撮影
動作を行い、ステップS311で巻戻動作(最終駒撮影後の
巻戻および途中巻戻を含む)を経てステップS312に進
み、第13図と同様にフィルムの使用状態を判断してスプ
ール11の回転停止制御を行い終了する。従って、状態
「1」、「2」のパトローネ10に対しては撮影動作が許
容され、「3」のパトローネ10では撮影動作が禁止され
る。
フォーク52が係合部15と係合しているか否かを調べ、オ
ンならばフォーク52とスプール11とが正しく係合してい
るのでステップS303に進み、オフならばステップS302で
フォーク52を回転させて係合部15と係合させる。ステッ
プS303ではコモンパターン57bとセグメントパターン57c
が導通しているか否かを調べ、導通ならステップS304で
状態「1」と判断しステップS308へ進む。ステップS303
で非導通ならステップS305でコモンパターン57bとセグ
メントパターン57dが導通しているか否かを調べ、導通
ならステップS306で状態「2」と判断して、ステップS3
07でどの駒から撮影を続行するかを調べてから、ステッ
プS308に進む。ステップS305で非導通ならステップS313
でコモンパターン57bとセグメントパターン57eが導通し
ているか否かを調べ、導通ならステップS314で状態
「3」と判断しステップS315へ進み、フィルムが状態
「3」のためこれ以上撮影できないことを表示器63によ
り表示・警告した後、ステップS317へ進む。ステップS3
13で非導通なら状態「1」、「2」、「3」のどの状態
でもないと検出されたので、ステップS316で表示器63に
よりエラー表示し、警告してステップS317へ進む。ステ
ップS317ではモーター53が回転しているか(ステップS3
02で回転させた場合)を判断し回転しているならステッ
プS318で停止させてから終了する。ステップS308ではモ
ーター53が回転しているかを判断し回転していないなら
ステップS310へ、回転しているならステップS309で停止
させてからステップS310に進む。ステップS310では撮影
動作を行い、ステップS311で巻戻動作(最終駒撮影後の
巻戻および途中巻戻を含む)を経てステップS312に進
み、第13図と同様にフィルムの使用状態を判断してスプ
ール11の回転停止制御を行い終了する。従って、状態
「1」、「2」のパトローネ10に対しては撮影動作が許
容され、「3」のパトローネ10では撮影動作が禁止され
る。
II−4:カメラ40Bでの動作 カメラ40Aと異なるのは、状態「2」のパトローネ10
が装填されたときの制御であり、第15図において、ステ
ップS307が省略され、ステップS306からはステップS307
ではなく、ステップS315に進む(第15図上の点線)。従
って、状態「1」のパトローネ10では撮影動作が許容さ
れ、「2」、「3」のパトローネ10では撮影動作が禁止
される。
が装填されたときの制御であり、第15図において、ステ
ップS307が省略され、ステップS306からはステップS307
ではなく、ステップS315に進む(第15図上の点線)。従
って、状態「1」のパトローネ10では撮影動作が許容さ
れ、「2」、「3」のパトローネ10では撮影動作が禁止
される。
(III)第3実施例 第1実施例では、フォークエンコーダ57を用いてスプ
ール11の回転停止制御,装填時のパトローネ10の状態の
検出を行った。これに対し本実施例では、パトローネ室
41の底部に設けたフォトセンサーがこれと同様の機能を
果たしている。
ール11の回転停止制御,装填時のパトローネ10の状態の
検出を行った。これに対し本実施例では、パトローネ室
41の底部に設けたフォトセンサーがこれと同様の機能を
果たしている。
III−1:パトローネ10の構成 本実施例でのパトローネ10は、第1実施例のパトロー
ネ10とは係合面部23が異なるのみであり、第16図に示す
ように、係合面部23はほぼ半周を占める斜面23c,23e
と、これらの中央に位置する細幅の非斜面23dと、これ
らと反対側のほぼ半周を占める非斜面23f,23hと、これ
らの中央に位置する細幅の斜面23gとからなる。スプー
ル11の停止位置によりこれらが窓部24a、24bから以下の
ように選択的に露出する。
ネ10とは係合面部23が異なるのみであり、第16図に示す
ように、係合面部23はほぼ半周を占める斜面23c,23e
と、これらの中央に位置する細幅の非斜面23dと、これ
らと反対側のほぼ半周を占める非斜面23f,23hと、これ
らの中央に位置する細幅の斜面23gとからなる。スプー
ル11の停止位置によりこれらが窓部24a、24bから以下の
ように選択的に露出する。
III−2:カメラ40A、40Bの構成 第17図に示す如くであり、第1実施例と同様の部分に
ついては同一番号を付し説明を省略する。
ついては同一番号を付し説明を省略する。
64は、パトローネ室41の底部に設けられた反射型のフ
ォトセンサーであり、パトローネ10の装填時に窓部24b
に対応する位置に設けられた開口41aの下部に設けられ
る。これは第18図(a)のように、窓部24bから斜面23
c,23e,23gが露出しているときは、放った光を受光しな
いのでローレベルの信号を出力し、第18図(b)のよう
に窓部24bから非斜面23d,23f,23hが露出しているとき
は、放った光を受光してハイレベルの信号を出力する。
またカメラ40Aは更に、第1実施例の第11図で示したと
同様に、パトローネ室41の内壁、詳しくはパトローネ10
の装填時に窓部24aが通過する部分に対応する内壁に
は、ばね44aで付勢される装填阻止ピン44が突出してい
る。一方、カメラ40Bも先に説明したと同様に、パトロ
ーネ10の装填時に窓部24bが通過する部分に対応する内
壁に、ばね45aで付勢された装填阻止ピン45が突出して
いる。これら装填阻止ピン44、45の機能は第1実施例と
同様である。
ォトセンサーであり、パトローネ10の装填時に窓部24b
に対応する位置に設けられた開口41aの下部に設けられ
る。これは第18図(a)のように、窓部24bから斜面23
c,23e,23gが露出しているときは、放った光を受光しな
いのでローレベルの信号を出力し、第18図(b)のよう
に窓部24bから非斜面23d,23f,23hが露出しているとき
は、放った光を受光してハイレベルの信号を出力する。
またカメラ40Aは更に、第1実施例の第11図で示したと
同様に、パトローネ室41の内壁、詳しくはパトローネ10
の装填時に窓部24aが通過する部分に対応する内壁に
は、ばね44aで付勢される装填阻止ピン44が突出してい
る。一方、カメラ40Bも先に説明したと同様に、パトロ
ーネ10の装填時に窓部24bが通過する部分に対応する内
壁に、ばね45aで付勢された装填阻止ピン45が突出して
いる。これら装填阻止ピン44、45の機能は第1実施例と
同様である。
第19図は第1実施例の第10図に相当するブロック図で
あり、同一の部分には同一の番号を付し説明を省略す
る。64は既に述べたフォトセンサーである。
あり、同一の部分には同一の番号を付し説明を省略す
る。64は既に述べたフォトセンサーである。
III−3:カメラ40Aでの動作 先ず、フィルム巻戻時のスプール11の回転停止制御に
ついて説明する。
ついて説明する。
巻戻時はスプール11とこれに連動する係合面部23は第
16図でY1方向に回転する。なお、窓部24bの位置を図上
に示した。係合面部23の回転と共にフォトセンサー64は
第20図のような信号を出力する。t0は係合面部23の1回
転に対応する1周期であり、t1,t2,t3,t4は、各々斜面2
3c,23e、非斜面23f,23hがフォトセンサー64で検出され
ている瞬間に相当する。従って、P1の立ち下がりの検出
後に制御装置51でスプール11を停止させれば、斜面23e
が窓部24bに対向した位置で停止し、P2、P3の立ち上が
りの検出後にスプール11を停止させれば、各々非斜面23
f、23hが窓部24bに対向した位置で停止し、これらは各
々「1」、「2」、「3」の表示状態に対応する。1周
期t0内でこれら立ち下がり・立ち上がり検知するのは周
知の技術で可能であり詳細は省略する。なお、どの状態
でスプール11の回転停止制御をするかの判断は第1実施
例の第13図の手順による。
16図でY1方向に回転する。なお、窓部24bの位置を図上
に示した。係合面部23の回転と共にフォトセンサー64は
第20図のような信号を出力する。t0は係合面部23の1回
転に対応する1周期であり、t1,t2,t3,t4は、各々斜面2
3c,23e、非斜面23f,23hがフォトセンサー64で検出され
ている瞬間に相当する。従って、P1の立ち下がりの検出
後に制御装置51でスプール11を停止させれば、斜面23e
が窓部24bに対向した位置で停止し、P2、P3の立ち上が
りの検出後にスプール11を停止させれば、各々非斜面23
f、23hが窓部24bに対向した位置で停止し、これらは各
々「1」、「2」、「3」の表示状態に対応する。1周
期t0内でこれら立ち下がり・立ち上がり検知するのは周
知の技術で可能であり詳細は省略する。なお、どの状態
でスプール11の回転停止制御をするかの判断は第1実施
例の第13図の手順による。
次に、パトローネ10の装填時の動作を説明する。
表示状態「1」、「2」のパトローネ10を装填する
時、窓部24aから各々斜面23c、23eが露出しているので
装填阻止ピン44は退避して装填が許容される。パトロー
ネ10がパトローネ室41に装填されると、「1」と「2」
のどちらの表示状態かが検出される。「1」のときは窓
部24bから斜面23eが、「2」のときは非斜面23fが露出
しているので、このことを用いて判断する。すなわちフ
ォトセンサー64の信号が調べられ、ローレベルならば
「1」と判断し、ハイレベルならば「2」と判断され
る。
時、窓部24aから各々斜面23c、23eが露出しているので
装填阻止ピン44は退避して装填が許容される。パトロー
ネ10がパトローネ室41に装填されると、「1」と「2」
のどちらの表示状態かが検出される。「1」のときは窓
部24bから斜面23eが、「2」のときは非斜面23fが露出
しているので、このことを用いて判断する。すなわちフ
ォトセンサー64の信号が調べられ、ローレベルならば
「1」と判断し、ハイレベルならば「2」と判断され
る。
状態「3」のパトローネ10装填時は、窓部24aから非
斜面23fが露出しているので、装填阻止ピン44と係合し
て装填は機械的に阻止される。
斜面23fが露出しているので、装填阻止ピン44と係合し
て装填は機械的に阻止される。
III−4:カメラ40Bでの動作 撮影後のフィルム巻戻時のスプール11の回転停止制御
については、「2」の位置に制御されることがないこと
を除けばカメラ40Aと同様である。状態「1」に制御す
る場合は、第20図のP1の立ち下がり検出後にスプール11
を停止させ、状態「3」に制御する場合はP3の立ち上が
り検出後にスプール11を停止させる。
については、「2」の位置に制御されることがないこと
を除けばカメラ40Aと同様である。状態「1」に制御す
る場合は、第20図のP1の立ち下がり検出後にスプール11
を停止させ、状態「3」に制御する場合はP3の立ち上が
り検出後にスプール11を停止させる。
次にパトローネ10装填時の動作について説明する。
状態「1」のパトローネ10を装填する時、窓部24bか
ら斜面23eが露出しているので装填阻止ピン45は退避し
て装填が許容される。状態「2」、「3」のパトローネ
10の装填時は、窓部24bから各々非斜面23f、23hが露出
しているので装填阻止ピン45と係合して装填が機械的に
阻止される。
ら斜面23eが露出しているので装填阻止ピン45は退避し
て装填が許容される。状態「2」、「3」のパトローネ
10の装填時は、窓部24bから各々非斜面23f、23hが露出
しているので装填阻止ピン45と係合して装填が機械的に
阻止される。
(IV)第4実施例 上記第3実施例では、そのカメラで使用できない状態
のパトローネ10(カメラ40Aでは「3」の位置で停止し
ているパトローネ、カメラ40Bでは「2」,「3」の位
置で停止しているパトローネ)は機械的にその装填を阻
止したが、パトローネ室41に装填阻止ピン44、45を設け
ることが空間的に困難な場合などは、この第4実施例の
ように、装填後にパトローネの状態を判断し、そのカメ
ラで使用できない状態の場合には、表示・警告してその
後の撮影動作を禁止するように構成してもよい。この第
4実施例は第3実施例と同じパトローネ10を用い、この
ようにカメラ側を改良したものである。
のパトローネ10(カメラ40Aでは「3」の位置で停止し
ているパトローネ、カメラ40Bでは「2」,「3」の位
置で停止しているパトローネ)は機械的にその装填を阻
止したが、パトローネ室41に装填阻止ピン44、45を設け
ることが空間的に困難な場合などは、この第4実施例の
ように、装填後にパトローネの状態を判断し、そのカメ
ラで使用できない状態の場合には、表示・警告してその
後の撮影動作を禁止するように構成してもよい。この第
4実施例は第3実施例と同じパトローネ10を用い、この
ようにカメラ側を改良したものである。
IV−1:カメラ40A,40Bの構成 第21図に示すように、カメラ40A,40Bは、第3実施例
と同様のフォトセンサ64に加えて、パトローネ室41のパ
トローネ10の装填時に窓部24aに対応する位置に設けら
れた開口41bの下部に第2の反射型のフォトセンサ65を
有する。そして、第3の実施例での装填阻止ピン44、45
は設けられていない。
と同様のフォトセンサ64に加えて、パトローネ室41のパ
トローネ10の装填時に窓部24aに対応する位置に設けら
れた開口41bの下部に第2の反射型のフォトセンサ65を
有する。そして、第3の実施例での装填阻止ピン44、45
は設けられていない。
IV−2:カメラ40A、40Bでの動作 撮影後のフィルム巻戻時のスプール11の回転停止制御
については、第3実施例と全く同様にフォトセンサー64
の信号により行われる。なお、ここではフォトセンサー
65の信号を用いて制御してもよいが、この場合は停止位
置「1」、「2」、「3」に対応して第20図のP1,P2,P3
とは別の部分を検出後にスプール11を停止させることに
なるが、詳細は省略する。
については、第3実施例と全く同様にフォトセンサー64
の信号により行われる。なお、ここではフォトセンサー
65の信号を用いて制御してもよいが、この場合は停止位
置「1」、「2」、「3」に対応して第20図のP1,P2,P3
とは別の部分を検出後にスプール11を停止させることに
なるが、詳細は省略する。
パトローネ10の装填時の動作については、装填阻止ピ
ン44、45がないので状態「1」、「2」、「3」の全て
のパトローネ10の装填が可能である。パトローネ10がパ
トローネ室41に装填されたとき窓部24a、24bから露出す
る係合面部23は第3実施例で述べたとおりなので、フォ
トセンサー64、65の信号の組合せにより、どの状態かを
検出できる。すなわち、 フォトセンサー64:L フォトセンサー65:L→「1」 フォトセンサー64:H フォトセンサー65:L→「2」 フォトセンサー64:H フォトセンサー65:H→「3」 のように判断される。このようにパトローネ10の状態を
判断した後の処理は第2実施例の第15図と同様に行えば
よく、詳細の説明は省略する。
ン44、45がないので状態「1」、「2」、「3」の全て
のパトローネ10の装填が可能である。パトローネ10がパ
トローネ室41に装填されたとき窓部24a、24bから露出す
る係合面部23は第3実施例で述べたとおりなので、フォ
トセンサー64、65の信号の組合せにより、どの状態かを
検出できる。すなわち、 フォトセンサー64:L フォトセンサー65:L→「1」 フォトセンサー64:H フォトセンサー65:L→「2」 フォトセンサー64:H フォトセンサー65:H→「3」 のように判断される。このようにパトローネ10の状態を
判断した後の処理は第2実施例の第15図と同様に行えば
よく、詳細の説明は省略する。
なお、第3、4実施例では、係合面部23の検出素子と
して反射型フォトセンサーをパトローネ室41底部に設け
たが、窓部24a、24bに対応する側部に設けてもよい。更
に、第22図に示すように1対の投光器66と受光器67の組
合せで構成してもよい。
して反射型フォトセンサーをパトローネ室41底部に設け
たが、窓部24a、24bに対応する側部に設けてもよい。更
に、第22図に示すように1対の投光器66と受光器67の組
合せで構成してもよい。
さらに第3、4実施例では、スプール11の位置を、フ
ォークエンコーダ57を用いてフォーク52の位置から間接
的に検出するのではなく、スプール11と一体の係合面部
23の位置を直接検出しているので、フォーク52と係合部
15は360度で1通りしか係合しないように構成にする必
要はなく、従来の135型のようなスプラインでもよい。
ォークエンコーダ57を用いてフォーク52の位置から間接
的に検出するのではなく、スプール11と一体の係合面部
23の位置を直接検出しているので、フォーク52と係合部
15は360度で1通りしか係合しないように構成にする必
要はなく、従来の135型のようなスプラインでもよい。
さらに第4実施例において、スプール11の回転停止制
御および装填されたパトローネ10の状態を判断するため
にスプール11の位置を検出する方法として、係合面部23
を全周にわたって非斜面で形成し、斜面23eに相当する
部分に高反射率の色(例えば白)を、非斜面23fに相当
する部分に中反射率の色(例えば灰色)を、非斜面23h
に相当する部分に低反射率の色(例えば黒)を印刷し、
窓部24bに対向する位置に設けたフォトセンサー64でこ
れらを識別してもよい。
御および装填されたパトローネ10の状態を判断するため
にスプール11の位置を検出する方法として、係合面部23
を全周にわたって非斜面で形成し、斜面23eに相当する
部分に高反射率の色(例えば白)を、非斜面23fに相当
する部分に中反射率の色(例えば灰色)を、非斜面23h
に相当する部分に低反射率の色(例えば黒)を印刷し、
窓部24bに対向する位置に設けたフォトセンサー64でこ
れらを識別してもよい。
本発明の各実施例では、スプール11の回転停止制御お
よび装填されたパトローネ10の状態を判断する装置とし
て、第1、2実施例ではフォークエンコーダ57を、第
3、4実施例ではフォトセンサー64、65を用いた。しか
しこれに限ることはなく、スプール11の回転停止制御の
装置としてフォークエンコーダを用い、装填されたパト
ローネ10の状態を判断する装置としてはフォトセンサー
を用いたり、この逆とするなど、フォークエンコーダと
フォトセンサーの組み合わせでもよい。
よび装填されたパトローネ10の状態を判断する装置とし
て、第1、2実施例ではフォークエンコーダ57を、第
3、4実施例ではフォトセンサー64、65を用いた。しか
しこれに限ることはなく、スプール11の回転停止制御の
装置としてフォークエンコーダを用い、装填されたパト
ローネ10の状態を判断する装置としてはフォトセンサー
を用いたり、この逆とするなど、フォークエンコーダと
フォトセンサーの組み合わせでもよい。
G.発明の効果 請求項1の発明によれば、例えば未使用フィルム、途
中取出しフィルム、使用済みフィルムを表示識別する手
段を有するパトローネをカメラに装填したとき、表示識
別手段が示すフィルムの使用状態を検出し得るカメラが
提供されるので、装填後の処理を検出したフィルム使用
状態に応じて合理的に行うことができる。
中取出しフィルム、使用済みフィルムを表示識別する手
段を有するパトローネをカメラに装填したとき、表示識
別手段が示すフィルムの使用状態を検出し得るカメラが
提供されるので、装填後の処理を検出したフィルム使用
状態に応じて合理的に行うことができる。
また、請求項2の発明によれば、かかる検出手段をカ
メラ側からの指令で上記表示識別手段を所定位置に駆動
する際の検出手段と兼用するようにしたので、簡素化さ
れたカメラを提供できる。
メラ側からの指令で上記表示識別手段を所定位置に駆動
する際の検出手段と兼用するようにしたので、簡素化さ
れたカメラを提供できる。
第1図(a),(b),(c)は本発明に係るパトロー
ネのフィルム使用状態表示機能を示す図である。 第2図は第1,2実施例のパトローネとカメラ側パトロー
ネ室の一部の斜視図である。 第3図および第4図は、それぞれ第5図のIII−III線、
IV−IV線に沿ったパトローネの縦断面図および別の方向
からの要部縦断面図である。 第5図および第6図は、状態「1」の時の第3図でのV
−V線、VI−VI線断面図である。 第7図はフォークと係合部の拡大斜視図である。 第8図(a),(b)はフォークと係合部の係合を示す
図である。 第9図は第1,2実施例のパトローネとカメラ側のフィル
ム巻戻機構の斜視図である。 第10図はカメラ側のスプール駆動装置とその制御装置の
ブロック図である。 第11図は各状態のパトローネと2種類のカメラでの装填
阻止を示す斜視図である。 第12図(a),(b)は装填阻止機構の働きを示す図で
ある。 第13図はフィルムの使用状態を判断する手順のフローチ
ャートである。 第14図はカメラ40Aでのパトローネ装填以後の処理のフ
ローチャートである。 第15図は第2実施例でのパトローネ装填以後の処理のフ
ローチャートである。 第16図は第3、4実施例のパトローネの係合面部23を示
す図である。 第17図は第3実施例のパトローネとカメラのパトローネ
室底部の斜視図である。 第18図(a),(b)はフォトセンサー64の働きを示す
図である。 第19図は第3実施例のカメラのブロック図である。 第20図はフォトセンサー64の出力信号の図である。 第21図は第4実施例のパトローネとカメラのパトローネ
室底部の斜視図である。 第22図(a),(b)はフォトセンサーの変形例を示す
図である。 10:パトローネ、11:スプール 11a:指標、14a,14b,14c:表示記号 15:係合部、16:リング 16b,16c:突起、17:係止輪 17a:爪部、23a,23c,23e,23g:斜面 23b,23d,23f,23h:非斜面 24a,24b:窓部、40A,40B:カメラ 41:パトローネ室、42:規制解除ピン 44,45:装填阻止ピン、50:スプール駆動装置 51:制御装置(CPU)、52:フォーク 57:フォークエンコーダ、60:レバー 64,65:フォトセンサー、DD:表示識別部
ネのフィルム使用状態表示機能を示す図である。 第2図は第1,2実施例のパトローネとカメラ側パトロー
ネ室の一部の斜視図である。 第3図および第4図は、それぞれ第5図のIII−III線、
IV−IV線に沿ったパトローネの縦断面図および別の方向
からの要部縦断面図である。 第5図および第6図は、状態「1」の時の第3図でのV
−V線、VI−VI線断面図である。 第7図はフォークと係合部の拡大斜視図である。 第8図(a),(b)はフォークと係合部の係合を示す
図である。 第9図は第1,2実施例のパトローネとカメラ側のフィル
ム巻戻機構の斜視図である。 第10図はカメラ側のスプール駆動装置とその制御装置の
ブロック図である。 第11図は各状態のパトローネと2種類のカメラでの装填
阻止を示す斜視図である。 第12図(a),(b)は装填阻止機構の働きを示す図で
ある。 第13図はフィルムの使用状態を判断する手順のフローチ
ャートである。 第14図はカメラ40Aでのパトローネ装填以後の処理のフ
ローチャートである。 第15図は第2実施例でのパトローネ装填以後の処理のフ
ローチャートである。 第16図は第3、4実施例のパトローネの係合面部23を示
す図である。 第17図は第3実施例のパトローネとカメラのパトローネ
室底部の斜視図である。 第18図(a),(b)はフォトセンサー64の働きを示す
図である。 第19図は第3実施例のカメラのブロック図である。 第20図はフォトセンサー64の出力信号の図である。 第21図は第4実施例のパトローネとカメラのパトローネ
室底部の斜視図である。 第22図(a),(b)はフォトセンサーの変形例を示す
図である。 10:パトローネ、11:スプール 11a:指標、14a,14b,14c:表示記号 15:係合部、16:リング 16b,16c:突起、17:係止輪 17a:爪部、23a,23c,23e,23g:斜面 23b,23d,23f,23h:非斜面 24a,24b:窓部、40A,40B:カメラ 41:パトローネ室、42:規制解除ピン 44,45:装填阻止ピン、50:スプール駆動装置 51:制御装置(CPU)、52:フォーク 57:フォークエンコーダ、60:レバー 64,65:フォトセンサー、DD:表示識別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 G03B 17/18 G03B 17/26 G03C 3/00
Claims (2)
- 【請求項1】フィルムが巻付けられるスプールと、この
スプールを回転可能に収容する筒体と、フィルムの使用
状態を表示識別する表示識別手段とを有するフィルムパ
トローネが装填可能なカメラであって、 フィルムの使用状態をカメラ側の操作指令により検出す
る第1の検出手段と、 この第1の検出手段の検出結果により前記表示識別手段
をフィルムの使用状態に応じて駆動する駆動手段と、 前記表示識別手段の示すフィルム使用状態を検出する第
2の検出手段とを具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】請求項1のカメラにおいて、 前記駆動手段は、前記第2の検出手段の検出結果に基づ
いて前記表示識別手段を駆動制御することを特徴とする
カメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2189994A JP3018415B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | カメラ |
US08/384,453 US5463435A (en) | 1990-02-09 | 1995-02-03 | Camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2189994A JP3018415B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0476526A JPH0476526A (ja) | 1992-03-11 |
JP3018415B2 true JP3018415B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=16250618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2189994A Expired - Fee Related JP3018415B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-07-18 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018415B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04317038A (ja) * | 1991-04-16 | 1992-11-09 | Nikon Corp | カメラ |
US5521661A (en) * | 1991-08-05 | 1996-05-28 | Nikon Corporation | Camera having means for indicating whether a film cartridge is loaded into or unloaded from a cartridge chamber |
US5671456A (en) * | 1992-05-08 | 1997-09-23 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | System for providing an accurate indication whether film is exposed or unexposed, independent of battery voltage |
US5537173A (en) * | 1992-10-23 | 1996-07-16 | Olympus Optical Co., Ltd. | Film winding detecting means for a camera including control means for controlling proper and accurate winding and rewinding of a film |
JPH06265994A (ja) * | 1993-03-11 | 1994-09-22 | Nikon Corp | フィルム途中取り出しが可能なカメラ |
JPH07175123A (ja) * | 1993-12-20 | 1995-07-14 | Nikon Corp | カメラ |
KR100581795B1 (ko) * | 2004-08-13 | 2006-05-23 | 현대자동차주식회사 | 연료탱크의 일체형 배플 플레이트의 장착구조 |
-
1990
- 1990-07-18 JP JP2189994A patent/JP3018415B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0476526A (ja) | 1992-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05224284A (ja) | 自己推進カセットへ戻るフィルムの2重露光を防止するためのカメラ装置 | |
US5463435A (en) | Camera | |
JP3018415B2 (ja) | カメラ | |
US5602611A (en) | Photographic film cassette | |
US5778265A (en) | Camera allowing setting of print number | |
JP3321734B2 (ja) | フイルムパトローネおよびこのフイルムパトローネを装填可能な装置 | |
JPH06258699A (ja) | カメラのカートリッジ室蓋ロック機構 | |
JPH0782191B2 (ja) | 自己推進式カセットから露光済みフィルムが送り出されるのを防止するようにした写真カメラ | |
KR100248583B1 (ko) | 가동차광도어를 지닌 필름카트리지를 사용하는 카메라 | |
US6179494B1 (en) | Camera | |
JPH0764167A (ja) | カメラのフィルム二重露光防止装置 | |
JP2970138B2 (ja) | フィルム給送装置 | |
US6295421B1 (en) | Camera | |
JP3379321B2 (ja) | カメラ | |
KR0178460B1 (ko) | 필름카트리지에 적용되는 장치 | |
KR100234157B1 (ko) | 자기기록/재생카메라 및 그를 이용한 필름 화상 확인방법 | |
JPH07281276A (ja) | カメラ | |
JP3472012B2 (ja) | カメラ | |
JP3435963B2 (ja) | カメラ | |
JPH05241233A (ja) | カメラ | |
JPH06301092A (ja) | フィルムカートリッジ装填式カメラ | |
JPH07181547A (ja) | カメラ | |
JPH0635121A (ja) | カメラのパトローネ装填制御装置 | |
JPH09211525A (ja) | カメラ | |
JPH0777741A (ja) | カメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |