JPH07181547A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH07181547A
JPH07181547A JP5328191A JP32819193A JPH07181547A JP H07181547 A JPH07181547 A JP H07181547A JP 5328191 A JP5328191 A JP 5328191A JP 32819193 A JP32819193 A JP 32819193A JP H07181547 A JPH07181547 A JP H07181547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
film
drive shaft
camera
cartridge
Prior art date
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Pending
Application number
JP5328191A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Murakami
耕一郎 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP5328191A priority Critical patent/JPH07181547A/ja
Publication of JPH07181547A publication Critical patent/JPH07181547A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイルムを巻取るスプールと、スプールをフ
イルムの使用状態に応じて回転方向の所定の位置で係止
する係止手段と、スプールと一体的に回転し、フイルム
情報を示すバーコードを有するバーコード円盤とを備え
たフイルムカートリッジを装填するカメラにおいて、カ
メラ内でフィルム使用状態を正確に検知し、スプールの
回転変動があってもカートリッジのバーコードから撮影
情報を確実に読み取る。 【構成】 係止手段によるスプールの係止を解除する係
止解除手段と、スプールと回転方向の所定の位置でのみ
係合するスプール駆動軸と、スプール駆動軸の回転方向
の位置に基づき、フィルム使用状態に対応した信号を出
力する第1信号出力手段と、バーコード円盤のバーコー
ドの基準信号を出力する第2信号出力手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、フイルムの使用状態
に応じて回転方向の所定の位置でスプールを係止し、フ
イルム感度などのフイルム情報を表示するバーコード円
盤を有するフイルムカートリッジを使用するカメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】本願発明において使用されるフイルムカ
ートリッジは未使用フイルムも、使用済みフイルムもフ
イルム先端はカートリッジ内に巻きとられており、未使
用、使用済及び部分使用を区別するために、カートリッ
ジの一部にその旨を表示する表示手段が設けられてい
る。また、使用済みのフイルムをこの表示を見落として
カメラに装填し、二重露光をしてしまうといった失敗を
防止するために、使用済みカートリッジをカメラに装填
させないために装填規制部材を設けるといった提案がU
SP565769でなされている。また、フイルムの感度、撮
影枚数等のフイルム情報は、バーコード円盤に表示され
ており、スプールを回転させることによって、バーコー
ドの巾により、一定時間毎に光電的にバーコードパター
ンを読むといった提案が特開平4-215630でなされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、このフ
イルムカートリッジはフイルム先端が必ずカートリッジ
内に巻とられているため、使用未使用の区別がつけにく
く、カートリッジの使用未使用表示も、135フイルムを
使い慣れたユーザーにとっては見落としてしまう可能性
がある。
【0004】また、そのために上記の装填規制部材を設
けても、知らずに使用済みフイルムを無理やりカートリ
ッジ室内に押し込もうとして、使用済みカートリッジの
装填規制部材を壊してしまうことも考えられる。
【0005】更に、このタイプのカートリッジのフイル
ム情報の読み取りは、スプールの回転時にバーコードを
読み取るが、スプールの回転は速度変動が大きく、バー
コード情報を誤って読み取ってしまうといったことがあ
る。
【0006】しかしながら、これらの情報を確実に読み
取るには多くのセンサー、スイッチ等が必要で、コスト
がかかる、スペースが必要といった問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本願発明に
よる、フイルムを巻取るスプールと、該スプールをフイ
ルムの使用状態に応じて回転方向の所定の位置で係止す
る係止手段と、前記スプールと一体的に回転し、フイル
ム情報を示すバーコードを有するバーコード円盤とを備
えたフイルムカートリッジを装填するカメラにおいて、
前記係止手段による前記スプールの係止を解除する係止
解除手段と、前記スプールと回転方向の所定の位置での
み係合するスプール駆動軸と、該スプール駆動軸の回転
方向の位置に基づき、フィルム使用状態に対応した信号
を出力する第1信号出力手段と、前記バーコード円盤の
バーコードの基準信号を出力する第2信号出力手段とを
設けたことを特徴とするカメラにより解決される。
【0008】
【実施例】本願発明を図1乃至図13に基づき詳細に説明
する。
【0009】先ず、本願発明に用いるカートリッジにつ
いて説明する。
【0010】図1は本願発明の基本構成を示した斜視図
であり、1はフィルムを装填したカートリッジである。
図2は、図1に示したカートリッジ1を上方からみた図
である。カートリッジ1には内部でフイルムが巻き付け
られるスプール11と、フイルムをカートリッジ1外に出
し入れするリップ部12を有し、通常はフイルム先端を含
めて全てカートリッジ1内に収納されている。そして、
このスプール11を回転させることによりフイルムは、リ
ップ部12よりカートリッジ1外に送り出され、撮影後に
カートリッジ1内に巻戻される。
【0011】通常フィルムは先端を含め全てカートリッ
ジ1内に巻とられているため、フイルムが露光済みか否
かの区別が付きにくい。そのため、未使用(未露光)、
部分使用(一部露光済み)、使用済み(露光済み)の区
別を付けるため、スプール11の回転方向の位置がそれぞ
れの使用状態によって定められており、表示部13に絵、
文字、色等で区別された表示がなされる。つまり、カメ
ラに一度も装填されていない未使用のフイルムは、表示
部に未使用である表示がなされる回転方向の位置にスプ
ール11が停止しており、カメラに装填された後、全駒撮
影される前に途中巻戻しされた場合、カメラは表示部13
に部分使用の表示がなされる回転方向の位置でスプール
11を停止させる。同様にして、全駒を露光した後、巻戻
された場合は、表示部13に使用済み表示がなされる回転
方向の位置でスプール11を停止させる。また、カメラか
ら取り出されているときに、スプール11が不用意に回転
して使用状態表示が変化してしまわないように、スプー
ルロック機構14が設けられており、通常はこのロック機
構14によりスプール11の回転はロックされる。
【0012】カートリッジ1の隅部には90°の間隔を
おいて2つの窓15が設けられており、詳細図は省略して
あるが、窓15よりスプールと一体に回転する円筒面16が
露出する。この円筒面16には露出窓15より露出しないよ
うに斜面状に切り欠かれた部分が設けられており、未使
用時に円筒面16が露出せず、部分使用のときには2つの
露出窓15のうち一つの露出窓より円筒面16が露出し、使
用済みのときには2つの露出窓15より円筒面16が露出す
るようになっている。これは、使用済みフイルムを誤っ
てカメラへ装填することを防止する防止機構であり、カ
メラのカートリッジ室内の露出窓15に対向する位置に突
起等を設けることにより、使用済みのカートリッジ1の
装填を規制することができる。しかし、使用者によって
は、誤って使用済みのカートリッジ1を無理やりカメラ
のカートリッジ室に装填し、その結果カートリッジやカ
メラの防止機構を破損してしまうことが考えられるの
で、本願発明においては、防止機構を用いずに使用済み
のカートリッジ1でも装填だけはできるようになってい
る。
【0013】カメラのスプール駆動軸と係合する部分に
おける、カートリッジ1のスプール11は図2の如き形状
になっており、11a及び11bは凹部、11c及び11dは凸
部を形成している。これに対して、図1に示すようにス
プール駆動軸21は、スプール11の凹部11aと係合する凸
部21a、凹部11bと係合する凸部21bを有しており、係
合部をこのような形状にすることにより、スプール11と
スプール駆動軸21が回転方向における特定の位置でのみ
係合可能となっている。
【0014】図3はフイルム感度、撮影枚数等の従来の
DXコードに相当する情報を持った回転バーコード円盤
17で、15度刻みで24の領域に分割され、白と黒のパター
ンによって、白が4ブロック連続して現れると情報のス
タートを表す基準位置、同じ色が2ブロック連続すれば
「1」、1ブロックのみであれば「0」といったような
法則に従って情報が記されており、フイルム感度が5ビ
ット、撮影枚数が3ビット、ラチチュードが2ビット、
計10ビットの情報が示されている。回転バーコード円盤
17は図1のカートリッジ下部にスプール11と一体的に回
転するように設けられ、バーコード用窓18から見えるよ
うになっており、情報読み取りはカメラに装填されたと
きバーコード用窓18に対向する本体側に設けられたフォ
トリフレクタ等からなる光電素子45により、スプール11
を回転させながら光電的に読み取る。勿論、バーコード
の1ブロックが15度以外の角度で、24以外の領域を有し
ており、情報記録の法則が上記以外の法則であっても構
わない。
【0015】次にカートリッジをカメラに装填してから
撮影開始までのカメラでの制御について説明する。
【0016】図4はこのカメラで使用されるフイルムF
がカートリッジ1から引き出された図である。フイルム
Fの巾方向の一方には一つの撮影駒Faの前端と後端に
一つずつのパーフォレーションFbが設けられ、他方に
はフイルム全域にわたって、磁気記録媒体が塗布された
磁気記録領域Fcが設けられている。ここには、後述す
るカメラの磁気ヘッドにより、撮影日、露出値、撮影光
量、トリミングの有無等の各種撮影情報が記録される。
【0017】図5はカメラを背面から見た図であり、裏
蓋等は省略してある。アパーチャー部51を中心として一
方にカートリッジ1を装填するカートリッジ室52、他方
にフイルムをリール53に巻きとるリール室54がある。55
はカートリッジ室蓋で、カートリッジ1はカートリッジ
室蓋55を軸方向に開き、カートリッジ室内52に落とし込
むようにして装填する。56は装填を検知するためのスイ
ッチで、カートリッジ1が装填されカートリッジ室蓋55
が閉じられると、このスイッチが押されカートリッジ1
が正しく装填されたかどうかが検知できる仕組になって
いる。また、スプール駆動軸21の近傍にはスプールロッ
ク機構14の解除機構が、図示されていないが、設けられ
ており、カートリッジ1の装填後、スプール11とスプー
ル駆動軸21の係合を検知した後、ピン等を突出させるこ
とによりスプール11の回転をフリーにする。また、この
解除機構は予めピン等を立てておくことにより、カート
リッジ1をカートリッジ室52に装填したときに、自動的
にロック機構14が解除できる機構でもよい。57はフイル
ムの磁気記憶領域Fcに撮影情報を記録するための磁気
ヘッドであり、58はパーフォレーション検出用のフォト
リフレクタ等の光電検出素子であり、これによりフイル
ム送り量を検出する。
【0018】図1において、スプール11を駆動する駆動
系について説明する。モーター22の駆動力を複数の歯車
による減速機構23を介してスプール駆動軸21に伝達する
ことにより、スプール駆動軸21を駆動し、フイルムをカ
ートリッジ1から送り出したり、巻戻したりする。スプ
ール駆動軸21にはバネ機構24が設けられており、カート
リッジ1をカメラのカートリッジ室に装填したとき、ス
プール11とスプール駆動軸21の回転方向の位置が係合し
ない関係にある場合でも装填可能なように、スプール駆
動軸21はバネ機構24に抗して上方に退避可能になってい
る。このスプール駆動軸21は退避位置にある場合でも、
モーター22により回動する。スプール駆動軸21にはフラ
ンジ25が設けられ、フランジ25の上下移動に追従する固
定接片26と可動接片27が設けられている。通常、固定接
片26と可動接片27は接触して導通しているが、スプール
駆動軸21が上方に退避すると、可動接片27が離れるため
導通せず、この接触状態を検知することにより、スプー
ル11とスプール駆動軸21が係合しているかどうかを知る
ことができる。
【0019】40はスプール駆動軸21の回転位置を検出す
るための基板で、カメラ内部に固定されており、導電パ
ターン41及び42が設けられている。スプール駆動軸21系
の末端にはスプール駆動軸21と一体に回転する摺動接片
43が設けられており、この摺動接片43の先端は2つに分
割され、一方の接片43aは導電パターン41と、もう一方
の接片41bは導電パターン42と接触する。導電パターン
41及び42の詳細図を図6に示す。導電パターン41は円周
方向に15度の長さと15度の間隔で12個設けられている。
これは、パトローネ1内のバーコード17が15度の巾をも
って構成されているときの例であるため、バーコード17
が異なる場合は、バーコード17の巾に対応した巾の導電
パターンを、同じ角度の間隔をもって設ければよい。導
電パターン41のうち41a、41e、41iはスプールの回転
位相によって示される未使用、部分使用、使用済みに対
応した位置に設けられている。なお、基板40がスプール
駆動軸21と一体に回転し、摺動接片43が本体側に固定さ
れている構成も可能である。
【0020】この導電パターン部の等価回路を図7に示
す。導電パターン42はグランドに接続され、導電パター
ン41a、41e、41iはそれぞれ出力1〜3とOR回路61
に接続される。更に導電パターン41の各パターン41a〜
41lは共通でOR回路61に接続され、OR回路61の出力
は出力4となる。ここで、スプール11とスプール駆動軸
21とが係合したときに、出力1のONが検知された場合
には未使用を示す位置、出力2のONが検知された場合
には部分使用を示す位置、出力3のONが検知された場
合には使用済みの位置にスプール11があることを示す。
出力4では、導電パターン42と導電パターン41a〜41l
との全てのON、OFFの検知が可能である。
【0021】次にカメラの全体の制御系について図8の
ブロック図を用いて説明する。71はメインマイコンで後
述のフローチャートにより、周辺回路の制御を行う。マ
イコン71にはRAM72、ROM73等が内蔵されている。
SW74は図5の56に相当するカートリッジ装填検出スイ
ッチで、カートリッジ1がカートリッジ室52内に正しく
装填されたときにONする。SW75は係合スイッチで、
スプール11とスプール駆動軸21が正しく係合したときに
ONする。出力1〜4はそれぞれ図7の出力1〜4に対
応しており、出力1〜3は装填されたカートリッジ1の
使用状況を判定するものであり、結果を表示部76に表示
する。出力4はバーコード円盤17のバーコード情報読み
取り時に使用し、給送モーター22により、スプール11を
回転させ、出力4の信号の立上り、立ち下がりに同期し
て、バーコード読み取り手段77によりバーコード情報を
読み取る。ロック解除機構78は、スプールのロック機構
14を解除する機構である。SW79はレリーズスイッチ
で、これが押されることにより、撮影動作が開始され、
測光、測距装置80、81で測光測距を行った後、露出制御
装置82において露出動作を行い、給送制御装置83により
給送モーター84を駆動しながら、記録あるいは再生制御
装置85、86において磁気ヘッド87を駆動し磁気記録ある
いは再生を行う。そして、パーフォ検出装置88において
規定の数のパーフォレーションFbを検知したら給送を
ストップする。SW89は途中巻戻しスイッチで、これが
押されたら規定枚数の撮影が完了していなくても、フイ
ルムFをカートリッジ1内に巻戻す。
【0022】次に、フローチャートに基づいて、制御回
路の動作を説明する。図9は本願発明におけるメインフ
ローチャートであり、図10、図11及び図13はそのサブル
ーチンである。
【0023】図9において、カメラに電池を装着または
マイコンをリセットすることによりプログラムがスター
トし、ステップ101で図示していないメインスイッチの
オンが検知されると、図10のカートリッジ判定ルーチン
200に入る。ステップ201はカートリッジ装填検出スイッ
チSW74を判別し、装填が検知されればステップ202に
進む。検知されなければ表示部に未装填表示を行う。ス
テップ202ではスプールとスプール駆動軸が係合したか
否かを検出し、検出されなければステップ209でスプ
ール駆動軸を回転駆動させる。ここでスプール11とス
プール駆動軸21の係合が検知されると、ステップ203で
スプール駆動軸21が回転駆動されていた場合には停止さ
せる。この後、ステップ204及び205によってフイルムの
使用状態を検出する。ステップ204にて出力1の信号が
検出されると、未使用のカートリッジが装填されたと判
定し、ステップ210で表示部76に未使用カートリッジ装
填表示を行い、ステップ213でフイルム状態フラグF
(U)に0を入力する。ステップ204で出力1の信号が
検出されず、ステップ205で出力2の信号が検出された
場合、部分使用のカートリッジが装填されたものと判定
し、ステップ211で表示部76に部分使用の表示を行い、
ステップ212でフイルム状態フラグF(U)に1を入力
する。この後、ステップ214で、スプールロック解除機
構を作動させ、スプールの回転を行えるようにし、カー
トリッジ判定ルーチンを終了する。ステップ204及びス
テップ205において、いずれも信号が検出されなかった
場合、使用済みカートリッジが装填されたものとして、
ステップ206において、表示部76に警告表示を行う。こ
の場合、二重露光を防止するため、カートリッジをカー
トリッジ室から取り除くまで、カメラは動作しないこと
になる。なお、警告表示としては、LEDやLCDによ
って視認するものばかりでなく、音声等で警告してもよ
い。
【0024】カートリッジ判定ルーチン200が終了する
と、ステップ102においてフイルム給送をスタートさせ
る。これはスプール駆動軸21を正転させることにより、
フイルム先端をリール方向に送り出すものである。この
後、バーコード読み取りルーチン300に入る。
【0025】図11のバーコード読み取りルーチンでは、
まず、ステップ301でバーコード読み取り信号を格納す
るRAMのアドレス番号Dに1を入れ、ステップ302で
読み取り回数を記憶するRAMのR(B)に24を入れ
る。バーコードは15度に分割された24の領域に白と黒の
パターンで表示されており、回転検出用の導電パターン
41も15度の幅をもって、15度間隔で配置されており、ス
プール駆動軸21が15度回転する毎に、出力4の状態がO
NからOFF、またはOFFからONに変化するので、
状態変化が24回検出されると、バーコード円盤17が1周
したことになる。ステップ303では、出力4の状態変化
を検出しており、状態変化が検出されると、ステップ30
4に進み、フォトリフレクタ等のバーコード読み取り装
置45により、黒と白を判別し、ステップ305で相当する
アドレス番号のRAMに情報を格納する。ステップ306
では、R(B)を1減算し、ステップ307でアドレス番
号を1加算する。ステップ308ではR(B)が0かどう
かを判別し、0でなければステップ303〜307を0になる
まで繰返し、0であればバーコード読み取りルーチンを
終了する。
【0026】図12では、バーコード読取時の出力4、ス
プール係合信号及びバーコード読取信号のタイミングチ
ャートを示してある。スプール11とスプール駆動軸21が
係合すると、接片26と27とが接触し、係合信号がONと
なる。この直後より、出力4の信号の変化に同期してバ
ーコードの読取を24回行う。このバーコード読み取りル
ーチンで読み取った黒と白のパターンにより、フイルム
感度、撮影枚数等の情報を判別し、フイルム感度R
(I)、撮影枚数R(E)を設定する。この後、撮影駒
設定ルーチン400に入る。
【0027】図13の撮影駒設定ルーチンにおいて、ステ
ップ401でパーフォ検知のためのフォトリフレクタ等か
らなるパーフォ検知装置58により、フィルム先端がパー
フォ検知装置58上を通過したかどうか判断する。フイル
ム先端はさらにリール方向に送られて、リールに到達す
ると、フイルム給送モーターから不図示のギヤ列を介し
て回転するリール53により巻きとられ、フイルム給送が
行われる。ここで、ステップ402により、給送されるフ
イルムの使用状態がフラグF(U)により判別される。
部分使用のフイルムの場合、フイルムの最初の撮影駒の
手前には、撮影済み駒の枚数を示す情報が記録されてお
り、ステップ404によりこの情報を磁気再生装置により
読み取り、R(N)に格納する。次にステップ405で、
バーコード情報により得られた撮影枚数R(E)からR
(N)を減算し、撮影可能枚数を設定し、R(K)に格
納する。次に、未露光駒までフイルムを給送するため、
検知すべきパーフォの数をステップ406で設定する。ス
テップ402で未使用フイルムと判定されている場合に
は、ステップ143で、検知すべきパーフォの数を設定す
る。このフイルムは、1駒につき2個のパーフォレーシ
ョンが設けられているため、未使用フイルムでは2個、
N駒露光済みのフイルムでは、2+2N個のパーフォを
検出すればよいことになる。この数をそれぞれステップ
403及び406でR(P)に格納する。ステップ407では、
パーフォレーションをパーフォ検出装置58により検出
し、ステップ408で減算し、ステップ409で0を判定し、
0になったらステップ410で給送を停止させ、撮影駒設
定ルーチンを終了する。
【0028】次に、図9のステップ103に戻り、途中巻
戻しボタンSW89が押されたかどうかを判定する。押さ
れていなければステップ104に進み、レリーズスイッチ
SW79が押されたかどうかを判定する。SW79が押され
ると、ステップ105〜107の撮影動作に入り、測光、測距
等の制御と、シヤッター駆動等の露出動作を行う。露出
動作が終了すると、ステップ108でフイルム給送をスタ
ートする。この後、ステップ109で1つのパーフォレー
ションの検出後に、磁気記録装置により磁気ヘッド57を
駆動して、ステップ110で露光値、撮影光量、トリミン
グ情報、被写体情報等の撮影情報をフイルムの磁気記憶
部に記録する。記録が終了すると、ステップ111により
2つ目のパーフォレーションを検出し、検出されると、
ステップ112でフイルム給送を停止する。ステップ113で
は撮影可能枚数R(K)から1を減じ、ステップ114で
0になったかを判定し、0でなければステップ103の前
に戻り次の撮影動作の準備を行い、0であれば全駒撮影
終了であると判断し、ステップ115に進み、フイルムの
巻戻しを開始する。これは、給送モーター22を逆転させ
ることにより、スプール駆動軸21が逆転しフイルムをカ
ートリッジ1内に巻取って行く。ステップ116では巻戻
し中に検出すべきパーフォレーションの数を算出する。
前述のようにこのフイルムは1画面に付き2つのパーフ
ォレーションを有しているので、撮影枚数R(E)の2
倍の値をR(P)に格納する。次にステップ117でパー
フォレーションを検出する毎にステップ118でR(P)
を減算し、ステップ119でR(P)が0になったかを判
定し、0になるまでステップ117〜119を繰り返す。ステ
ップ119でR(P)が0になり、最初の撮影駒まで巻戻
しが完了したことが検出されると、ステップ120でフイ
ルム先端部の磁気記憶部に、撮影済みを示す情報を磁気
記録装置によって記録する。ステップ121ではフイルム
先端をパーフォ検出装置58により検出し、ここでフイル
ム先端の通過が確認されると、ステップ122で確実にフ
イルム先端がカートリッジ内に巻込まれるように適当な
時間待ちを行う。この時間は給送の速度、パーフォ検出
装置からカートリッジまでの距離などにより、実験によ
り定める。この後、ステップ123でカートリッジを使用
済みであることを示す状態にするため、出力3を検出す
る。この出力3が検出されると、前述のようにカートリ
ッジのスプールが使用済みを示す位相となっているの
で、ステップ124で巻戻しを停止させ、動作が終了す
る。
【0029】次に、ステップ103で途中巻戻しボタンS
W89が押されたときの動作について説明する。途中巻戻
しボタンSW89は最終駒まで撮影しないで強制的に巻戻
しを指示するボタンであるので、ステップ151において
スプール駆動軸21を逆転駆動させることによるフイルム
巻戻しを開始する。次にステップ152により巻戻し中に
検出すべきパーフォレーションの数を検出する。これは
撮影枚数R(E)と撮影可能枚数R(K)との差(=撮
影済み枚数)の2倍であるので、この数をR(P)に格
納する。次にステップ153でパーフォレーションを検出
する毎にステップ154でR(P)を減算し、ステップ155
でR(P)が0になったかを判定し、0になるまでステ
ップ153〜155を繰り返す。ステップ155でR(P)が0
になり、最初の撮影駒まで巻戻しが完了したことが検出
されると、ステップ156でフイルム先端部の磁気記憶部
に、撮影済みの駒数を示す情報と、部分使用を示す情報
を磁気記録装置によって磁気記録する。ステップ157で
はフイルム先端をパーフォレーション検出装置により検
出し、ここでフイルム先端の通過が確認されると、ステ
ップ158で確実にフイルム先端がカートリッジ内に巻込
まれるように適当な時間待ちを行う。この時間は給送の
速度、パーフォ検出装置からカートリッジまでの距離な
どにより、実験により定める。この後、カートリッジを
部分使用であることを示す状態にするため、ステップ15
9で出力2を検出する。この出力2が検出されると、前
述のようにカートリッジ1 のスプール11が部分使用を示
す位相となっているので、ステップ160で給送を停止さ
せ、動作が終了する。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願発明によ
れば、カートリッジのスプールとスプール駆動軸が回転
方向の所定の位置でのみ係合可能となっているので、ス
プールがどの様な回転方向の位置で停止しているかを第
1信号出力手段により正確に検出することができ、これ
によって装填されたカートリッジのフイルムの使用状
態、例えば未使用、部分使用、使用済の区別を信号とし
て出力することができ、適宜カメラに表示することによ
り装填されたフイルムの使用状態をユーザーが簡単に知
ることができる。そのため、使用済のカートリッジを機
械的に検出するカメラのように、誤って無理に使用済の
カートリッジを装填してカメラを破損するといった問題
が解消される。
【0031】また、スプールの回転に伴い、第2信号出
力手段によりカートリッジ内のバーコードのための基準
信号を出力させることにより、スプールの回転速度が変
動しても、確実にバーコード情報を読み取ることがで
き、装填されたカートリッジの感度、駒数、ラチチュー
ド等のフイルム情報を検出することができる。
【0032】更に、第1信号出力手段と第2信号出力手
段とを備えることにより、フイルムの使用状態は第1信
号出力手段により、その他のフィルム情報は第2信号出
力手段を基にバーコードを読み取ることにより検出する
ことができる。特に、第1信号出力手段と第2信号出力
手段とを同一基板上に配設し、第1信号出力手段を第2
信号出力手段の1部とすることにより、信号出力手段の
数を減らし、より小さなスペースで、低コストで正確な
信号を出力することが可能となる。
【0033】その他に、スプール駆動軸とスプールとの
係合を検知する検知手段を設けることにより、第1信号
出力手段又は第2信号出力手段の出力結果が正しい情報
か否かを判断できるといった効果があり、カートリッジ
の装填を検知する検知手段を設けることにより、カート
リッジが装填されないのに誤って未使用フイルムが装填
されたと判断するといった問題を解決できる。
【0034】更に、スプールとスプール駆動軸が係合す
るまで、スプール駆動軸を回転することによって、スプ
ールとスプール駆動軸が係合していないのに、信号が誤
って発生し、カメラが誤動作するといった問題を解決す
ることができ、スプールとスプール駆動軸が係合するま
で、スプールの回転ロックを解除させないことにより、
誤ったフイルム使用状態を検出してしまうといった問題
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられるフイルムカートリッジとカ
メラの駆動機構の斜視図である。
【図2】図1で示されるカートリッジの上部の図であ
る。
【図3】フイルム情報を示すバーコードの図である。
【図4】本発明で使用されるフイルムの図である。
【図5】本願発明のカメラを背面から見た図である。
【図6】導電パターンの図である。
【図7】スプール回転信号発生回路、フイルム状態信号
発生回路の等価回路を示す図である。
【図8】本発明の1実施例に係るカメラの制御系を示す
ブロック図である。
【図9】図8で示される制御系で実行されるメインのフ
ローチャートである。
【図10】カートリッジ判定サブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図11】バーコード読み取りサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図12】バーコード読み取り時のタイミングチャート
である。
【図13】バーコード読み取りサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
F フィルム 1 カートリッジ 11 スプール 17 バーコード円盤 21 スプール駆動軸 22 モータ 41,42 導電パターン 56 カートリッジ装填検知スイッチ 57 磁気ヘッド 58 光電的検出素子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムを巻取るスプールと、該スプー
    ルをフイルムの使用状態に応じて回転方向の所定の位置
    で係止する係止手段とを備えたフイルムカートリッジを
    装填するカメラにおいて、前記係止手段による前記スプ
    ールの係止を解除する係止解除手段と、前記スプールと
    回転方向の所定の位置でのみ係合するスプール駆動軸
    と、該スプール駆動軸の回転方向の位置に基づき、フィ
    ルム使用状態に対応した信号を出力する第1信号出力手
    段とを設けたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 フイルムを巻取るスプールと、該スプー
    ルをフイルムの使用状態に応じて回転方向の所定の位置
    で係止する係止手段と、前記スプールと一体的に回転
    し、フイルム情報を示すバーコードを有するバーコード
    円盤とを備えたフイルムカートリッジを装填するカメラ
    において、前記係止手段による前記スプールの係止を解
    除する係止解除手段と、前記スプールと回転方向の所定
    の位置でのみ係合するスプール駆動軸と、該スプール駆
    動軸の回転に伴い、前記バーコード円盤のバーコードの
    基準信号を出力する第2信号出力手段とを設けたことを
    特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 フイルムを巻取るスプールと、該スプー
    ルをフイルムの使用状態に応じて回転方向の所定の位置
    で係止する係止手段と、前記スプールと一体的に回転
    し、フイルム情報を示すバーコードを有するバーコード
    円盤とを備えたフイルムカートリッジを装填するカメラ
    において、前記係止手段による前記スプールの係止を解
    除する係止解除手段と、前記スプールと回転方向の所定
    の位置でのみ係合するスプール駆動軸と、該スプール駆
    動軸の回転方向の位置に基づき、フィルム使用状態に対
    応した信号を出力する第1信号出力手段と、前記バーコ
    ード円盤のバーコードの基準信号を出力する第2信号出
    力手段とを設けたことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記第1信号出力手段の出力により、フ
    イルム使用状態を表示する表示手段を設けたことを特徴
    とする請求項1又は請求項3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記第1信号出力手段の出力により、使
    用済のフイルムを収納したカートリッジを装填したと
    き、警告表示を行うことを特徴とする請求項1又は請求
    項3に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記警告表示が音声により行われること
    を特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記第2信号出力手段が、前記スプール
    駆動軸の回転に伴い、前記バーコード円盤におけるバー
    コードの単位ブロックの幅毎にON信号とOFF信号を
    繰り返し出力することを特徴とする請求項2又は請求項
    3に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記第1の信号出力手段と前記第2の信
    号出力手段とが、同一基板上に配設されていることを特
    徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記第1信号出力手段が、前記第2出力
    手段の1部であることを特徴とする請求項3〜8のいず
    れか1項に記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記スプール駆動軸が前記スプールと
    係合しない位置までカメラ内に退避可能であり、前記ス
    プール駆動軸をカメラのカートリッジ室方向に付勢する
    付勢手段と、前記スプール駆動軸と前記スプールが係合
    したことを検知する第1検知手段とを設け、該第1検知
    手段が前記スプール駆動軸と前記スプールが係合したこ
    とを検知した後、前記係止解除手段に解除作動を行わし
    めることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1
    項に記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記第1検知手段が前記スプール駆動
    軸と前記スプールの係合を検知しないとき、検知するま
    で前記スプール駆動軸を回転駆動させる駆動手段を設け
    たことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項
    に記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記カートリッジの装填を検知する第
    2検知手段を設け、該第2検知手段が前記カートリッジ
    の装填を検知したときのみ、前記第1検知手段の検出結
    果を有効とすることを特徴とする請求項1〜請求項9の
    いずれか1項に記載のカメラ。
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