JPH06265752A - スターカップラ - Google Patents
スターカップラInfo
- Publication number
- JPH06265752A JPH06265752A JP5556693A JP5556693A JPH06265752A JP H06265752 A JPH06265752 A JP H06265752A JP 5556693 A JP5556693 A JP 5556693A JP 5556693 A JP5556693 A JP 5556693A JP H06265752 A JPH06265752 A JP H06265752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- optical waveguide
- output optical
- optical waveguides
- waveguide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
化に適したN×Nのスターカップラを提供することを目
的とする。 【構成】 光の分岐を、横方向には、光閉じ込め構造を
有しないスラブ光導波路3で行なわせるとともに、この
スラブ光導波路3の端面に相対向して配設する入出力光
導波路アレイI,IIの中心部分のコア幅Wを、周辺部
分よりも小さく構成して信号の分岐が均一となるように
したものである。
Description
に関し、特に大容量のLAN(Local Area Network) シ
ステムにおける光信号分配に必須の光部品として有用な
ものである。
信号を、N本の出力光導波路に均一に分岐するN×Nス
ターカップラとして、従来、図4に示すような構造のも
のが知られていた。同図のスターカップラは、N=8本
の入力光導波路4とN=8本の出力光導波路6の間を1
2個の3dB方向性結合器5で結ぶ構造となっている。
B方向結合器5の数Mは M = (N/2)log2N ・・・(1) 個必要となる。
は、例えば、N=128の大容量LANシステムの場合
には、M=448という膨大な数になってしまう。従っ
て、スターカップラのサイズが非常に大きくなることは
勿論、作製の歩留まりが悪く高価になるという欠点を有
していた。また、通常3dB方向結合器5の結合率は、
光の波長によって変化するため、従来構造のスターカッ
プラは、ある特定の波長でしか使用出来ないという欠点
も有していた。
岐比が均一になるとともに、大規模化に適したN×Nの
スターカップラを提供することを目的とする。
明の構成は、横方向に光閉じ込め構造を有しないスラブ
光導波路と、このスラブ光導波路の両端に相対向して配
設されたN本(Nは整数)の入力及び出力光導波路とを
有し、入力光導波路中の任意の一本に入射した光パワー
をN本の出力光導波路に分岐するN×Nのスターカップ
ラにおいて、スラブ光導波路の中心部分の入力及び出力
光導波路のコア幅あるいはコア厚がそれ以外の周辺部分
の入力及び出力光導波路のコア幅あるいはコア厚より小
さいことを特徴とする。
光導波路に入射した光パワーがN本の出力光導波路に均
一に分岐される。
明する。
は、多数(本例ではN=16本)の入力光導波路1の集
合体である。また、出力光導波路アレイIIは、入力光
導波路1と同数の出力光導波路2の集合体である。これ
ら入出力光導波路1,2は、本実施例の場合、コア幅W
(通常、コア厚T=W)、屈折率n1 のコアを屈折率n
0 のクラッドで覆った矩形光導波路で構成してあり、ス
ラブ光導波路3の両端に相対向して配設してある。スラ
ブ光導波路3は横方向には光閉じ込め構造を有しない光
導波路である。
傍の詳細な構造に関しては、特開平4−96007号公
報及び特開平4−204508号公報に記載されてい
る。
−n0 )/n1 =0.75%、W=T=6μmの場合、入
出力光導波路1,2の最小曲げ半径(曲げ損失が0.1d
B以下)はR=5mmである。したがって、スラブ光導波
路3の最外部の入出力光導波路1,2の最小曲げ半径は
5mmとなり、スラブ光導波路3の中心部の入出力光導波
路1,2程その曲げ半径は大きくなる。
光導波路に伝搬する固有のモードの他に不要なモードの
光が励起される。スラブ光導波路3の周辺部により近い
入出力光導波路1,2においては、曲げ半径が小さく、
これらの不要モードの光は入出力光導波路1,2外に捨
てられるので、スターカップラの特性に悪影響を及ぼす
ことはない。これに対して、中心部の入出力光導波路
1,2においては、曲げ半径が大きく直線に近いので励
起された不要モードはそのまま伝搬する。このため、光
が入力光導波路アレイIからスラブ光導波路3に放射さ
れる際の光パターンが乱れ均一な光分布が得られない。
2は入出力光導波路アレイI,IIのコア幅Wがすべて
同じ64×64スターカップラにおいて、(a) 最外
部の入力光導波路1に光を入力した場合と、(b) 中
心部の入力光導波路2に光を入力した場合の出力光導波
路2の光分布を測定した結果である。ここで、最外部の
入出力光導波路1,2の曲げ半径はR=5mmであり、中
心部の入出力光導波路1,2の曲げ半径はR=120mm
である。図2(a)においては曲げ半径が小さいので不
要モードの光は導波路外に捨てられ良好な光分岐特性が
得られている。これに対して、図2(b)においては曲
げ半径が大きいために不要モードはそのまま光導波路を
伝搬するので光分岐特性が大きく劣化していることが分
かる。
導波路1,2のコア幅Wを周辺部のそれよりも小さく
し、中心部で発生し易い不要モードの光をコア幅を絞る
ことにより導波路外に捨てるように構成している。
路1,2のコア幅Wを、
1,2程、コア幅Wを小さくしている。ここで、式
(2)において、W0 は直線光導波路(R=∞)のコア
幅Wであり、C(μm・mm)は定数である。
っても同等の効果を得る。
波路を用いて作製する場合の作製方法を説明する。ま
ず、Si基板上に火災堆積法によってSiO2 下部クラ
ッド層を堆積し、次にTiO2 あるいは、GeO2 をド
ーパントとして添加したSiO2 ガラスのコア層を堆積
した後に、電気炉で透明ガラス化する。続いて、式
(2)を元に作製したマスクパターンを用いてコア層を
エッチングし、所定の入出力光導波路アレイI,II、
及びスラブ光導波路3を形成し、最後に、SiO2 上部
クラッド層を堆積する。
・mm)とした場合の64×64スターカップラにおい
て、(a) 最外部の入力光導波路1に光を入力した場
合と、(b) 中心部の入力光導波路1に光を入力した
場合の出力光導波路2の光分布を測定した結果である。
ここで、最外部の入力光導波路1の曲げ半径はR=5mm
(W=6μm)であり、中心部の入力光導波路1の曲げ
半径はR=120mm(W=4.08μm)である。図3
(a)においては、曲げ半径が小さいので従来の図2
(a)と同様に不要モードの光は導波路外に捨てられ良
好な光分岐特性が得られている。一方、図3(b)にお
いては、従来とは異なりコア幅Wが小さいので曲げ半径
が大きくても不要モードの光は導波路外に捨てられ良好
な光分岐特性が得られており、本発明の固有な効果が確
認された。また、この測定において、W 0 =4(μ
m)、C=10(μm・mm)としたが、これはあくまで
一例に過ぎない。
り、本発明のスターカップラは、任意の一本の光導波路
に入射した光パワーを、N本の出力光導波路に均一に分
岐できるので、大規模LANシステムや、波長多重方式
等における光信号分配において大きな利点を有する。
明図である。
64スターカップラにおいて、(a)最外部の入力光導
波路に光を入力した場合と、(b)中心部の入力光導波
路に光を入力した場合の出力光導波路の光分布を測定し
た結果を示す特性図である。
た場合の64×64スターカップラにおいて、(a)最
外部の入力光導波路に光を入力した場合と、(b)中心
部の入力光導波路に光を入力した場合の出力光導波路の
光分布を測定した結果を示す特性図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 横方向に光閉じ込め構造を有しないスラ
ブ光導波路と、このスラブ光導波路の両端に相対向して
配設されたN本(Nは整数)の入力及び出力光導波路と
を有し、入力光導波路中の任意の一本に入射した光パワ
ーをN本の出力光導波路に分岐するN×Nのスターカッ
プラにおいて、 スラブ光導波路の中心部分の入力及び出力光導波路のコ
ア幅あるいはコア厚がそれ以外の周辺部分の入力及び出
力光導波路のコア幅あるいはコア厚より小さいことを特
徴とするスターカップラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5556693A JP3184358B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | スターカップラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5556693A JP3184358B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | スターカップラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06265752A true JPH06265752A (ja) | 1994-09-22 |
JP3184358B2 JP3184358B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=13002265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5556693A Expired - Lifetime JP3184358B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | スターカップラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3184358B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006309066A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光分岐モジュール |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP5556693A patent/JP3184358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006309066A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光分岐モジュール |
JP4651012B2 (ja) * | 2005-05-02 | 2011-03-16 | 日本電信電話株式会社 | 光分岐モジュール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3184358B2 (ja) | 2001-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3581224B2 (ja) | 平面型光学導波路素子 | |
JP2870499B2 (ja) | 光波長合分波器 | |
WO2000011508A1 (en) | Array waveguide diffraction grating optical multiplexer/demultiplexer | |
JP3615069B2 (ja) | アレイ導波路回折格子型光合分波器 | |
US6553164B1 (en) | Y-branch waveguide | |
JP2004037769A (ja) | 光導波路カプラ回路デバイス | |
WO2001013150A9 (fr) | Selecteur de mode de diffraction de guides d'ondes en reseau | |
JPH09325227A (ja) | 光導波路グレーティング | |
JP2804367B2 (ja) | テーパ付きスターカップラ | |
JP2961057B2 (ja) | 光分岐ディバイス | |
JPH095549A (ja) | 光回路及びその作製方法 | |
KR100563489B1 (ko) | 실리카/폴리머 하이브리드 광도파로를 이용한 광소자 | |
JPH06265752A (ja) | スターカップラ | |
JP4086485B2 (ja) | 偏光無依存方向性結合器及びこれを用いた光回路 | |
US20140056552A1 (en) | Optical path routing element | |
JP3214545B2 (ja) | アレイ導波路格子 | |
JP2557455B2 (ja) | 光合分波器 | |
JPH10123341A (ja) | 光導波路およびその製造方法 | |
JP2798308B2 (ja) | 交差型スターカップラ | |
WO2023223432A1 (ja) | モードフィールド変換光回路 | |
JPH05164924A (ja) | 波長平坦化モニタ付導波型デバイス | |
JP2967428B2 (ja) | 波長無依存スターカップラ | |
JPH05346516A (ja) | 光方向性結合器の製造方法 | |
JP3144614B2 (ja) | フラット帯域特性アレイ格子 | |
JP2004246282A (ja) | レンズ列スポットサイズ変換型光回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001128 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010410 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120427 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427 Year of fee payment: 12 |