JPH06265690A - ワイヤ巻き付け移動架台装置 - Google Patents
ワイヤ巻き付け移動架台装置Info
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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Abstract
れ等の発生が防止され、品質の向上が図れるとともに、
ワイヤをスリット溝に不具合なく曲げ挟むことができる
ワイヤ巻き付け移動架台装置を得ること。 【構成】 核燃料棒の下部端栓に溶着したワイヤを上記
核燃料棒の外周に所定のピッチ及び巻数で巻き付けるも
のにおいて、ローラ21で支持された核燃料棒1の軸線
に対して直交する方向に移動可能で、ワイヤ6を上部端
栓5に設けられたスリット溝7に折曲係合させるワイヤ
曲げ部材24と、上記核燃料棒の軸線に直交する平面内
でその曲げ部材の移動方向に対して所定角度偏位した位
置に設けられ、上部端栓のスリット溝7及びその底面を
検出するスリット溝検出装置25とを有する。
Description
燃料棒のワイヤ巻き付け装置におけるワイヤ巻き付け移
動架台装置に関する。
構成を示す図であり、核燃料棒1の被覆管2内に多数の
ウラン又はプルトニウムの燃料ペレット3が装填され、
その両側が下部端栓4及び上部端栓5で密封されてい
る。上記下部端栓4にはワイヤ6の端が溶着固定されて
おり、そのワイヤ6が被覆管2の外周に所定のピッチ及
び巻き数で巻き付けられ、その巻き端部が、特に図4で
拡大して示すように、上部端栓5のスリット溝7に曲げ
挟まれ、スリット溝7をかしめるとともにワイヤ端部が
上部端栓5に溶着固定されている。
造装置の概略構成を示す図であって、基盤10上設けら
れた複数の核燃料支持ローラ11に核燃料棒1がその軸
線回りに回転可能に載置されており、その下部端栓4が
核燃料回転機構12に装着され、その核燃料回転機構1
2によって核燃料棒1が軸線回りに回転駆動されるよう
にしてある。
定されたワイヤ6は核燃料棒に沿って延設され、その端
部がワイヤドラム13に巻装され、またそのワイヤ7の
途中部がワイヤ張力付加機構14のワイヤ保持機構15
に保持され核燃料棒に巻き付けられるワイヤに所定の張
力が付与されるようにしてある。
動架台16が核燃料棒1の軸線方向に移動可能に配設さ
れている。
核燃料棒1の上面に沿って延設されたワイヤ6を、上記
ワイヤ巻き付け移動架台16のローラ17によって上記
核燃料棒1の上面に圧接支持し、核燃料回転機構12に
よって核燃料棒1をその軸線回りに回転させるととも
に、その回転に対応して上記ワイヤ巻き付け移動架台1
6が上部端栓5側に移動される。このように核燃料棒1
の回転とワイヤ巻き付け移動架台16の移動によって核
燃料棒1の外周に所定のピッチ及び巻き数でワイヤ6が
巻装される。そして、上記ワイヤが所定の巻き数だけ巻
装されると、前述のようにワイヤが上部端栓5のスリッ
ト溝7に曲げ挟まれ、スリット溝7をかしめるとともに
ワイヤが所定位置で切断され、ワイヤ端部の上部端栓5
への溶着固定により巻き端部での処理が完了される。
ヤ巻き付け前の端栓溶接工程においては、下部端栓と上
部端栓との相対的な周方向の角度ずれが或程度許容され
ているため、核燃料棒を軸線回りに回転させるとともに
ワイヤ巻き付け移動架台を同期的に移動させるだけで
は、巻き端部でワイヤ軸線と上部端栓スリット溝芯とが
一致しない場合があり、このままワイヤ端をクランプし
ワイヤ曲げを行うと、スリット溝にワイヤが挟めなかっ
たり、上部端栓に著しい損傷を与えることがある等の問
題がある。
ても、上記曲げ挟み方法ではワイヤに不完全曲げが生
じ、押圧部材を解除した際にワイヤ緩み又はピッチずれ
等の不具合を発生するケースがある。
的な角度ずれを測定しておき、そのデータをコンピュー
タで演算し、ワイヤ巻き付け時の角度を調整する方法も
あるが、この場合ワイヤ巻き付け装置システムが高額と
なる等の問題がある。
損傷ワイヤ緩み、及びピッチずれ等の発生が防止され、
品質の向上が図れるとともに、ワイヤをスリット溝に不
具合なく曲げ挟むことができて完全自動化を図ることが
できるワイヤ巻き付け移動架台装置を得ることを目的と
する。
部端栓に溶着したワイヤを上記核燃料棒の外周に所定の
ピッチ及び巻き数で巻き付けるワイヤ巻き付け架台装置
において、ローラで支持された核燃料棒の軸線に対して
直交する方向に移動可能で、ワイヤを核燃料棒の上部端
栓に設けられたスリット溝内に折曲係合させるワイヤ曲
げ部材と、上記核燃料棒の軸線に直交する平面内でその
ワイヤ曲げ部材の移動方向に対して所定角度偏位した位
置に設けられ、上部端栓のスリット溝及びその底面を検
出するスリット溝検出装置とを有することを特徴とす
る。
数に達する手前で核燃料棒の回転が一旦停止され、その
後スリット溝検出装置によって上部端栓のスリット溝が
検出される位置まで、核燃料棒が正転方向或は逆転方向
に回転される。そしてこのようにしてスリット溝が検出
されたら、ワイヤ曲げ部材の移動方向とスリット溝検出
装置とがなす前記所定角度だけ核燃料棒が回転される。
のセンター芯がワイヤの軸線位置及びワイヤ曲げ部材の
移動方向と同一軸線に整合され、ワイヤ曲げ部材の移動
によってワイヤが確実にスリット溝内に折曲げ係合され
る。
例について説明する。図1において、符号20は本発明
のワイヤ巻き付け移動架台装置であって、そのワイヤ巻
き付け移動架台装置20には、核燃料棒1を水平に支持
するローラ21及びその核燃料棒1の上面に沿うように
配設されたワイヤ6を上記核燃料棒1の上面に圧接保持
するローラ22が互いに対をなすように装着されてい
る。
0の前面上部には、上記ワイヤ6に係合しその横方向へ
の移動を阻止し得る切欠き段部を有するワイヤ圧接部材
23が上下動可能に配設されるとともに、そのワイヤ圧
接部材23の前方には、上部端栓5のスリット溝7内に
挿脱可能なワイヤ曲げ部材24が核燃料棒の軸線と直交
する垂直方向に移動可能に配設されている。上記ワイヤ
曲げ部材24はほぼ板状を呈し、その厚さが前記上部端
栓のスリット溝7の幅とほぼ同一であり、その後端縁部
がスリット溝7の底面を基準としてワイヤ径だけ離れた
位置で移動するようにしてある。すなわち、上記ワイヤ
曲げ部材の後端縁とスリット溝7の底面とはワイヤ径だ
け離間するようにしてある。
の左右には、ワイヤ曲げ部材24の移動方向に対して所
定角度例えば90°だけ核燃料棒の周方向に偏位した位
置に、前記上部端栓5のスリット溝7及びその底面7a
を検出する光センサの如きスリット溝検出装置25が互
いに対向するように配設されている。
前面下部には、頂端面に前記ワイヤ圧接部材23が下降
したとき核燃料棒1を支持する支持台26を有する昇降
部材27が設けられており、その昇降部材27の前面に
は水平軸28を中心として揺動可能な左右一対の揺動腕
29a,29bが装着されている。
上部端栓5をその両側から押圧し、スリット溝7をかし
めるワイヤ挟みスリットかしめ機構30がそれぞれ設け
られており、そのワイヤ挟みスリットかしめ機構30の
上部(先端側)にはワイヤ切断機構31が設けられてい
る。また、上方ワイヤ挟みスリットかしめ機構30の下
方(基端側)には折曲されたワイヤの下端部を挾持する
ワイヤ挾持部材32が設けられている。
溶着したワイヤ6を核燃料棒1の上面に沿って延設し、
核燃料棒1をその軸線回りに回転させながら、それに同
期してワイヤ巻き付け移動架台装置20を移動させるこ
とによって、核燃料棒1の外面にワイヤ6が巻装され
る。
位置になると、ワイヤ巻き付け移動架台装置20が一旦
停止せしめられる。この場合上部端栓のスリット溝7は
図2に示すように略水平位置となる。ここで、スリット
溝7及びその底面7aがスリット溝検出装置25によっ
て検出される位置になるまで核燃料棒1が正転或は逆転
方向に若干回転され、スリット溝7及びその底面7aの
原点が決定される。その後、ワイヤ曲げ部材の移動方向
とスリット溝検出装置とがなす所定角度すなわち90°
だけさらに核燃料棒1が巻き方向に回転される。
整した後核燃料棒を所定角度だけ回転させることによっ
て、スリット溝7の芯とワイヤ曲げ部材24の軸線及び
ワイヤ6の軸線とを同一面内にあるようにすることがで
きる。このようにして核燃料棒1の回転が停止される
と、ワイヤ圧接部材23が下降され、その切欠き段部が
ワイヤ6に掛合されると同時にローラ21,22を開放
し、ゆるみを防止した後、上記ワイヤ圧接部材23を更
に下降させ、その時点で上昇位置にある昇降部材27の
支持台26上に支持されている核燃料棒1にワイヤ6を
押圧し、その張力が維持される。
れ、ワイヤ曲げ部材24が上部端栓5のスリット溝7内
に挿入されるとともに、ワイヤ6に対する付加張力が解
除される。しかして、上記ワイヤ曲げ部材24の下端面
によってワイヤ6が上記スリット溝7に折曲挿入され
る。
の先端部が接近する方向に揺動され、ワイヤ挾持部材3
2で折曲されたワイヤの下端部が挾持されるとともに、
ワイヤ挟みスリットかしめ機構30によってスリット溝
7がかしめられ、ワイヤ6が上部端栓5のスリット溝7
に固定される。
6がワイヤ切断機構31で所要寸法に切断され、ワイヤ
を上部端栓に溶接固定することによってスペーサワイヤ
型核燃料棒が完成される。
部端栓スリット溝芯を、ワイヤの軸線及びワイヤ曲げ部
材の軸線を含む面内に完全に合致させることができ、ワ
イヤの曲げ挟みの際の不具合及び上部端栓の損傷を確実
に防止でき、ワイヤ曲げ挟み後のワイヤ緩み又はピッチ
ずれ等の発生を完全に防止することができる。しかも、
各機構を互いに連繋させることにより完全自動化を達成
することもできる。
成を示す斜視図。
せた状態を示す図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】核燃料棒の下部端栓に溶着したワイヤを上
記核燃料棒の外周に所定のピッチ及び巻数で巻き付ける
ワイヤ巻き付け架台装置において、ローラで支持された
核燃料棒の軸線に対して直交する方向に移動可能で、ワ
イヤを核燃料棒の上部端栓に設けられたスリット溝内に
折曲係合させるワイヤ曲げ部材と、上記核燃料棒の軸線
に直交する平面内でそのワイヤ曲げ部材の移動方向に対
して所定角度偏位した位置に設けられ、上部端栓のスリ
ット溝及びその底面を検出するスリット溝検出装置とを
有することを特徴とする、ワイヤ巻き付け移動架台装
置。 - 【請求項2】ワイヤの軸線とスリット溝センサー芯とを
一致させた状態で、ワイヤをゆるみなく核燃料棒或は上
部端栓の外面に押圧支持するワイヤ圧接部材を有するこ
とを特徴とする、請求項1記載のワイヤ巻き付け移動架
台装置。 - 【請求項3】ワイヤ曲げ部材は、スリット溝底面を基準
として所要のワイヤ径だけ離れた位置で核燃料棒の軸線
と直交する方向に移動可能で、上部端栓のスリット溝幅
に略等しい厚みを有することを特徴とする、請求項1記
載のワイヤ巻き付け移動架台装置。 - 【請求項4】核燃料棒の軸線に対して直交する方向に互
いに接近或は離間する方向に移動可能な一対のスリット
かしめ機構を有することを特徴とする、請求項1乃至3
のいずれかに記載のワイヤ巻き付け移動架台装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP05053804A JP3081077B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ワイヤ巻き付け移動架台装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05053804A JP3081077B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ワイヤ巻き付け移動架台装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06265690A true JPH06265690A (ja) | 1994-09-22 |
JP3081077B2 JP3081077B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=12952998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05053804A Expired - Fee Related JP3081077B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ワイヤ巻き付け移動架台装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3081077B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108311821A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-07-24 | 中核北方核燃料元件有限公司 | 一种燃料棒自动化绕丝点焊装置 |
CN109727683A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-07 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种具有内部螺旋槽纹的定位装置及其使用方法 |
CN109727682A (zh) * | 2018-12-04 | 2019-05-07 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种具有外部螺旋槽纹的定位装置及其制作和使用方法 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP05053804A patent/JP3081077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108311821A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-07-24 | 中核北方核燃料元件有限公司 | 一种燃料棒自动化绕丝点焊装置 |
CN108311821B (zh) * | 2017-12-29 | 2019-12-20 | 中核北方核燃料元件有限公司 | 一种燃料棒自动化绕丝点焊装置 |
CN109727682A (zh) * | 2018-12-04 | 2019-05-07 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种具有外部螺旋槽纹的定位装置及其制作和使用方法 |
CN109727682B (zh) * | 2018-12-04 | 2020-11-10 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种具有外部螺旋槽纹的定位装置及其制作和使用方法 |
CN109727683A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-07 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种具有内部螺旋槽纹的定位装置及其使用方法 |
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JP3081077B2 (ja) | 2000-08-28 |
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