JP2585864Y2 - 巻線機 - Google Patents

巻線機

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JP2585864Y2
JP2585864Y2 JP2717292U JP2717292U JP2585864Y2 JP 2585864 Y2 JP2585864 Y2 JP 2585864Y2 JP 2717292 U JP2717292 U JP 2717292U JP 2717292 U JP2717292 U JP 2717292U JP 2585864 Y2 JP2585864 Y2 JP 2585864Y2
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秀樹 岡田
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フェライトコア等のワ
ークに線材を巻回して、コイル部品を製造する巻線機に
関し、特に、ワークに巻回した線材の端部を切断するカ
ッターを備えた巻線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の巻線機の例を図5
により説明すると、同図の巻線機は、コアaにリード線
bを通したワークに線材を巻回するもので、まず、線材
がコアaの一端側のリード線bの基部に数回巻かれた
後、コアaの中央部に巻かれ、さらにコアaの他端側の
リード線bの基部に数回巻かれる。この巻線機の概要を
以下に説明すると、軸2を中心として矢印の方向に45
°の角度毎に間欠回転するドラム1の周面に45°の間
隔でチャック5、5が設けられ、このチャック5、5に
前記ワークのリード線bの一端が保持されている。図5
では、ドラム1の周面に設けられたチャック5、5のう
ち、二次側線材切断ステーション3と一次側線材切断ス
テーション4の部分だけが示されており、チャック5に
リード線bの一端を保持する搬入ステーション、ドラム
1に巻線を巻装する巻線ステーション及び巻線が済んだ
ワークを取り出す排出ステーションとは図示されていな
い。
【0003】まず、一次線材切断ステーション4の手前
にある巻線ステーション(図5に図示せず)において、
ワークであるコアaに線材cが巻回され、その後ドラム
1が矢印で示す方向に45°回転することで、ワインダ
ー11から線材cを引き出しながら、巻線されたワーク
が一次側線材切断ステーション4に移動し、一次線材切
断ステーション4にあったワークは、次の二次線材切断
ステーション3へと移動すると共に、前記巻線ステーシ
ョンには次のワークが移動してくる。このとき、一次側
線材切断ステーション4側のコアaから二次側線材切断
ステーション3のコアaに至る線材cがガイド9で案内
されると共に、ワイヤークランプ8によって保持され
る。この状態が図5の状態である。
【0004】次に、リード線bのコアaの上下両端側の
基部に巻かれた線材cの先の部分を二次線材切断ステー
ション3と一次側線材切断ステーション4において同時
に切断する。すなわち、これら線材切断ステーション
3、4には、各々カッター6、7と切断補助部材69、
79とが線材cの通過ラインを挟むようにして設けられ
ている。そして、切断しようとする線材cにカッター
6、7の刃先を当てながら、切断補助部材69、79を
カッター6、7側に移動させ、線材cをカッター6、7
の刃先に強く当てて線材を押し切る。その後、切断補助
部材69、79及びワインダー11が元の位置に戻り、
ドラム1が45°回転する。以下、この動作が繰り返さ
れることにより、ワークへの線材cの巻回と線材cの余
材の切断が行なわれる。
【0005】
【考案が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来の巻線機では、線材cをカッター6、7で切断し
たとき、線材cが所定の長さに切断されず、長く残った
余材がリード線bに絡み付くことがあった。この場合
は、線材cの端部をリード線bに半田付けするときに、
見逃され、最終の外観検査で発見されることにより、不
良品として排除される。また、線材cが切断されないま
ま、線材cで2つのワークがつながってしまうことがあ
り、そうすると、ワークをテーピングするときに、リー
ド線bの一端側が隣接する一方のワークの方に偏ってし
まう、いわゆる松葉不良等となる。
【0006】このように、従来の巻線機では、線材cの
切断不良が早期に認識しにくく、最終工程で不良が発生
される等、そのリカバーが遅くなり、製品の不良による
損失が大きくなるという課題があった。そこで本考案
は、前記従来の課題に鑑み、カッターで線材を確実に切
断したか否かを随時検知することができ、それによって
早期に線材の切断不良のリカバーを可能とし、製品の品
質の向上と歩留りの向上とを図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案では、
前記の目的を達成するため、ワークを保持するチャック
と、該チャックに保持されたワークに線材を巻回するワ
インダーと、ワークに巻回された部分から引き出された
線材を保持し、同線材にテンションを与えるワイヤーク
ランプと、該ワイヤークランプによりテンションを与え
た線材を切断するカッターを備えた巻線機において、前
記ワイヤークランプでテンションを与えた線材のテンシ
ョンを検知するテンションゲージを備えたことを特徴と
する巻線機を提供する。
【0008】
【作用】ワイヤークランプにより線材にテンションを与
え、ワークに巻回された部分から引き出された線材を切
断する場合に、線材が正常に切断されると、そのテンシ
ョンは0となる。そこで、本考案による巻線機では、ワ
イヤークランプにより線材にテンションを与えた状態
で、テンションゲージで線材のテンションが検知するよ
うにしているため、カッターにより線材を切断した後、
テンションゲージで検知される線材のテンションが0に
なっているか否かで、線材が正常に切断されたか否かを
その都度確認することができる。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本考案の実施例
について具体的に説明する。本考案の一実施例による巻
線機の全体が図4に示されている。軸2を中心として矢
印の方向に45°の角度毎に間欠回転するドラム1の周
面に45°の間隔でチャック5、5が設けられている。
図示の場合、左側のチャック5の停止位置が、チャック
5にリード線bの一端を挿入し、保持する搬入ステーシ
ョン12である。また、それからドラム1の周面に沿っ
て矢印にの方向に180°の角度だけ進んだ位置、つま
りチャック5が最もドラム1の図4において右側にある
ときの位置が、ワインダー11でワークに線材を巻回す
る巻線ステーション14である。さらに、それからドラ
ム1の周面に沿って矢印の方向に45°の角度だけ進ん
だ位置が、一次側線材切断ステーション4であり、それ
からドラム1の周面に沿って矢印の方向に45°の角度
だけ進んだ位置が、二次側線材切断ステーション3であ
る。さらに、それからドラム1の周面に沿って矢印の方
向に45°の角度だけ進んだ位置が、巻線が済んだワー
クをチャック5から取り出す排出ステーション13であ
る。
【0010】巻線ステーション14に配置されたワイン
ダー11は、図4において矢印で示すように回転すると
共に、矢印で示すように上昇しながら、リード線bのコ
アaの下端側の基部に線材cを巻回し、続いてコアaに
線材を巻回し、さらにリード線bのコアaの上端側の基
部に線材cを巻回する。
【0011】さらに、図3に示すように、二次線材切断
ステーション3と二次側線材切断用のカッター6と切断
補助部材69とが線材cの通過ラインを挟むようにして
設けられている。カッター6は、二次巻線切断ステーシ
ョン3側に配置され、その手前の二次巻線切断ステーシ
ョン3側のワークとの間に張られた線材cをリード線b
の側部で切断するためのもので、その刃先は、リード線
bのコアaの下端側の基部から引き出された線材に向け
て配置されている。切断補助部材69は、切断しようと
する線材cにカッター6、7の刃先を当てた状態で、図
で矢印で示す方向に移動させ、線材cをカッター6の刃
先に強く当てて線材を押し切る。また、一次巻線切断ス
テーション4側にも、前記カッター6と同じようなカッ
ター7と切断補助部材79とが設けられているが、これ
らは、次の二次線材切断ステーション3側のワークとの
間に張られた線材cを切断するためのものである。カッ
ター7の刃先は、リード線bのコアaの上端側の基部か
ら引き出された線材に向けて配置されている。また、そ
の向きは刃先が図3において紙面の手前側に向けられて
いる。
【0012】これら二次線材切断ステーション3と一次
巻線切断ステーション4との間には、それらのワークの
間に張られた線材cを案内するガイド9と、線材cをそ
の径方向に拘束し、線材cに適当なテンションを与える
ワイヤークランプ8が設けられている。さらに、このワ
イヤークランプ8の両側であって、カッター6、7の近
くに線材cのテンションを検知するテンションゲージ6
1、71が設けられている。図1に示すように、テンシ
ョンゲージ61は、切断補助部材69が矢印で示す方向
に下降し、線材cの切断動作直前に線材cのテンション
が一定の値以上にならなかったとき、或は線材cの切断
動作直後、所定の時間内に線材cのテンションが0にな
らなかったとき、制御器62が巻線機のシーケンサー6
3を作動させ、巻線機の運転を停止する。この点は、他
方のテンションゲージ79も同様である。
【0013】次に、この巻線機によるワークへの巻線と
線材の切断動作について説明すると、図4に示すよう
に、ワークであるリード線を有するコアaは、前記の搬
入ステーション12において、そのリード線bの下端が
チャック5に挿入され、保持される。これにより、ワー
クは、そのリード線bをドラムの周面から放射状に立て
た状態で保持され、ドラム1の間欠回転により、矢印で
示す方向に順次45°間隔で搬送される。このワークが
前記の搬入ステーション12から、巻線ステーション1
4に移動すると、ワインダー11によりワークのコアa
に線材cが巻回される。すなわち、巻線ステーション1
4において、ワインダー11が図4において矢印で示す
ように回転すると共に、矢印で示すように移動しなが
ら、リード線bのコアaの右端側の基部に線材cを巻回
し、続いてコアaに線材を巻回し、さらにリード線bの
コアaの左側の基部に線材cを巻回する。
【0014】その後、ドラム1が矢印で示す方向に45
°回転することで、ワインダー11から線材cを引き出
しながら、巻線されたワークが一次側線材切断ステーシ
ョン4に移動し、一次線材切断ステーション4にあった
ワークは、次の二次線材切断ステーション3へと移動す
ると共に、前記巻線ステーションには次のワークが移動
してくる。このとき、一次側線材切断ステーション4側
のコアaから二次側線材切断ステーション3のコアaに
至る線材cがガイド9で案内されると共に、ワイヤーク
ランプ8によって保持される。
【0015】次に、リード線bのコアaの上下両端側の
基部に巻かれた線材cの先の部分を二次線材切断ステー
ション3と一次側線材切断ステーション4において切断
する。すなわち、カッター6、7をリード線bから引き
出された端の部分に当てると共に、切断補助部材69、
79をカッター6、7側に移動させ、線材cを各々切断
する。こうして線材cを切断した後、テンションゲージ
61、71で検知されるテンションが0となった場合、
カッター6、7とワインダー11が元の位置に戻り、ド
ラム1が45°回転する。以下、この動作が繰り返され
ることにより、ワークへの線材cの巻回と線材cの切断
が行なわれる。他方、線材cを切断した後、テンション
ゲージ61、71で検知されるテンションが0とならな
かった場合、巻線機が停止され、リカバーにより再運転
が行なわれるまで巻線機が停止する。
【0016】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案によれば、カ
ッターで線材を確実に切断したか否かを随時検知するこ
とができ、それによって早期に線材の切断不良のリカバ
ーを可能とし、製品の品質の向上と歩留りの向上とを図
ることことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である巻線機の二次側線材切断
部を示す要部側面図である。
【図2】同実施例である巻線機の二次側線材切断部を示
す要部正面図である。
【図3】同実施例である巻線機の巻線ステーションと一
次側線材切断ステーションを示す要部正面図である。
【図4】同実施例である巻線機の全体を示す概略正面図
である。
【図5】従来例である巻線機の巻線ステーションと一次
側線材切断ステーションを示す要部正面図である。
【符号の説明】
1 ドラム 2 ドラムの軸 5 チャック 11 ワインダー 6 カッター 7 カッター 61 テンションゲージ 71 テンションゲージ a コア b リード線 c 線材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを保持するチャックと、該チャッ
    クに保持されたワークに線材を巻回するワインダーと、
    該ワインダーによりワークに巻回された部分から引き出
    された線材を保持し、同線材にテンションを与えるワイ
    ヤークランプと、該ワイヤークランプによりテンション
    を与えた線材を切断するカッターを備えた巻線機におい
    て、前記ワイヤークランプでテンションを与えた線材の
    テンションを検知するテンションゲージを備えたことを
    特徴とする巻線機。
JP2717292U 1992-03-31 1992-03-31 巻線機 Expired - Fee Related JP2585864Y2 (ja)

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