JP2656603B2 - 整列巻き方法 - Google Patents

整列巻き方法

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JP2656603B2
JP2656603B2 JP3767889A JP3767889A JP2656603B2 JP 2656603 B2 JP2656603 B2 JP 2656603B2 JP 3767889 A JP3767889 A JP 3767889A JP 3767889 A JP3767889 A JP 3767889A JP 2656603 B2 JP2656603 B2 JP 2656603B2
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清二 安岡
静 岸村
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明はドラムに対する線条体の整列巻き方法に関
するものである。
「従来の技術」 従来、光ファイバケーブルあるいは電力ケーブルなど
の線条体をドラムに巻き付ける場合、巻き乱れが生じな
いようにする目的で、第4図ないし第6図を基に以下に
説明する方法を行って整列巻きすることがあった。
まず、第4図に示すように巻胴1と鍔板2,2とからな
るドラム3において、巻胴1に線条体4を巻き付ける場
合、ドラム3に対する線条体4の送り出し方向と角度を
調節できるトラバーサ5をドラム3の近傍に設置し、こ
のトラバーサ5の角度と位置を調節して線条体4を巻胴
1に整列巻きするようにしている。即ち、トラバーサ5
を巻胴1の中心軸線に直角な方向から所要の角度だけ傾
斜できるように、かつ、トラバーサ5自体を巻胴1の中
心軸線と平行に移動自在に設け、トラバーサ5を介して
線条体4を巻胴1に巻き付けている際に、トラバーサ5
が巻胴1の中心軸線に対して直角な方向から特定の角度
θ(例えば2゜)だけ傾斜した場合、第4図の矢印a方
向に所定距離平行移動させてトラバーサ5の傾斜角度を
0゜に戻して巻き付けを続行し、平行移動後にトラバー
サ5の角度が再び2゜になった場合にトラバーサ5を再
び平行移動するといった操作を繰り返し行って線条体4
を巻胴1に巻き付けることを行っている。また、巻胴1
の端部であって鍔板2の近くの部分では、線条体4と鍔
板2との接触を防止する目的で第5図と第6図に示すよ
うに縦コロ6,6を設け、これらの縦コロ6によって巻き
付け作業中の線条体4と鍔板2の接触を防止している。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、巻胴1に線条体4を巻き付ける場合、巻き
乱れや重ね巻き部分を生じると、線条体4を巻胴から引
き出して使用する場合に、引き出そうとする部分が、重
ね巻きされた線条体4によって押さえつけられているこ
とがあり、このような場合に無理に線条体4を引き出そ
うとすると線条体4に損傷を与えることがあった。
また、前記従来の方法によって線条体4を巻き付けた
場合、巻胴1において鍔板2に近い部分では以下に説明
するように巻き乱れを生じ易い問題がある。
まず、第7図に示すように鍔板2に向って順次巻き付
けられてきた線条体4を第8図に示すように鍔板2の内
面側まで巻き付けて1層目の巻き付けを終了し、このよ
うに巻き付けられた1層目の線条体4の上に2層目の線
条体4を巻き付ける場合において、最初に第9図に示す
ように巻胴1の端部の1層目の線条体4の上に2層目の
線条体4を巻き付けるのであるが、この際に、巻胴1の
端部側に向って移動してきたトラバーサ5が巻胴1の中
央部側に向いて方向転換し、その後に移動する関係か
ら、この反転の際に2層目の線条体4の上に第9図の点
線に示すように線条体4が巻き付けられてしまうことが
あった。このように巻胴1の端部において2層目の線条
体4の上に次の線条体4が巻き付けられた場合、この線
条体4が巻き乱れや空巻きを引き起こす原因となってい
た。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもの
で、空巻きや巻き乱れを生じることなく線条体をドラム
に巻き付けることができる方法を提供することを目的と
する。
「課題を解決するための手段」 本発明は前記課題を解決するために、巻胴とこの巻胴
の両端部に一体化された鍔板とからなるドラムに、ケー
ブルなどの線条体を複数層巻き付ける方法において、巻
胴の中心軸線に平行な面と、巻胴の中心軸線を含む面の
少なくとも一方に沿って前記巻胴を回動自在に支持する
とともに、巻き込み中の該当層の線条体の一層下の線条
体の巻き込み位置を記憶しておき、該当層の線条体の巻
き込み時に、巻胴の径方向に沿う一層下の線条体の巻き
込み位置との間の巻き込み位置に偏差が生じた場合に、
巻胴を所定の角度回動させて線条体の巻き込み位置を調
節しつつ巻き付けることにより線条体の巻き重なりと巻
き空きを解消することを特徴とするものである。
「作用」 巻胴の径方向に沿う一層下の線条体の巻き付け位置と
現在の線条体の巻胴径方向の巻き付け位置に偏差が生じ
た場合、巻胴をその中心軸線に平行な面と、巻胴の中心
軸線を含む面の少なくとも1方に沿って回動することに
よって巻胴上の線条体の巻き込み位置がずれるので巻き
乱れや空巻きが修正される。特に巻胴の端部側において
巻き込み位置の修正を行いながら線条体の巻き付けを行
うならば、巻き乱れの生じ易い巻胴端部側においても整
列巻きが可能になる。
「実施例」 第1図は、本発明を実施する状態を説明するためのも
ので、図中10は巻胴1と鍔板2,2とから構成されるドラ
ムを示し、このドラム10に光ファイバケーブルあるいは
電力ケーブルなどの線条体を整列巻きする場合について
以下に説明する。
前記ドラム10の近傍には、第4図に示す従来例の場合
と同様にトラバーサが設置されていて、ドラム10の巻胴
1に対して線条体Sを巻き付けることができるようにな
っている。また、ドラム10は円板状のターンテーブル15
の中央部に設置されている。このターンテーブル15はそ
の中心部を回動中心として水平に回動自在に設置された
もので、ターンテーブル15の上面中央部には、中心軸T
を水平にした状態のドラム10が設置され、ドラム10はタ
ーンテーブル15とともに水平な面に沿って回動自在に、
即ち、ドラム10の中心軸線と平行な面に沿って回動自在
に支持されている。また、ドラム10の近傍には複数の光
学センサが設けられ、この光学センサには画像処理シス
テムが接続されていて、巻胴1に巻き付けられた線条体
Sの巻き込み位置について、巻胴1を半径方向の複数の
点に分割し、分割した複数の点における線条体Sの巻き
込み位置を検出できるようになっている。
前述のように支持されたドラム10に線条体Sを巻き付
けるには、トラバーサを従来と同様に制御して1層目の
線条体Sの巻き付けを行う。ここで1層目の巻き込みを
行っている場合に、前記光学センサと画像処理システム
により、巻胴1の1層目の線条体Sの巻き込み位置の計
測を巻胴の半径方向に細分割して行い、各巻き込み位置
を画像処理装置の記憶装置に記憶する。
そして、線条体Sの巻き付けが2層目にかかる時に、
巻き込み点の修正を行う。ここで巻胴1の端部であって
鍔板2の近傍側でトラバーサによる1層目の巻き付けが
終了した時点において、光学センサが巻胴1の半径方向
の一部に巻き空きを生じていることを検出した場合は、
鍔板2の近傍で更にもう1周分、1層目の巻き付けを続
行して巻き空きを解消する。
また、第7図ないし第9図を基に従来例において説明
した場合と同様に、鍔板2の脇に巻かれた2層目の線条
体Sの上に、誤って線条体Sが巻き付けられた場合は、
光学センサが巻き付き位置の異常を検出するので、この
場合にはターンテーブル15を所定角度回動させて巻胴1
を第1図の2点鎖線に示すように傾斜すると、誤って巻
き付けられた線条体Sは、第1図の点線に示すように2
層目の線条体Sの上から滑り落ちて2層目の線条体Sの
横に位置するので、この後に巻胴1を基の位置に戻して
2層目の巻き付けを続行するならば、第10図に示すよう
に2層目の線条体Sも整列巻きすることができる。
なお、巻胴1の中央側において、1層目の線条体Sの
巻き付け位置と2層目の線条体Sの巻き付け位置の比較
を行って両位置の偏差が生じた場合には、ターンテーブ
ル15を所要角度回動させて巻き乱れを解消する。
そして、2層目の巻き付けが巻胴1の反対側の端部に
到達したならば、前述の操作と同様な操作を行って巻き
乱れと空巻きを解消することができる。なお、第1図で
は巻胴1の左側の端部において線条体S,Sが重なった場
合について説明したが、巻胴1の右側の端部において線
条体S,Sが重なった場合は、第1図の2点鎖線に示す場
合とは反対側に巻胴1を回動させて巻き乱れを解消する
ことになる。以上のような操作を繰り返し行って、3層
目、4層目と順次所要の層まで整列巻きを行うことがで
きる。
以上説明したように巻胴1に対して線条体Sを巻き付
けるならば、ドラム10に線条体Sを巻き付ける場合に、
巻き乱れや巻き空きのない整列巻きを実現できる。従っ
て巻胴1に光ファイバのような取り扱いに注意を要する
線条体を巻き付けた場合であっても、光ファイバを損傷
させることなく巻き付けと引き出しを行うことができ
る。
なお、このような巻き込み点の修正を行うには第2図
に示す装置を用いても良い。
第2図に示す装置は、枠状の支持部材20によってドラ
ム10の巻胴1の中心軸を支持し、支持部材20の底部中央
をヒンジ部材21で支持し、支持部材20の両端部にシリン
ダ装置22,22を設けることにより前記ドラム10をその中
心軸を含む鉛直な面に沿って所要角度回動できるように
支持したものである。
この装置を用い、シリンダ装置22,22を伸縮してドラ
ム10を回動させることによって先に説明した場合と同様
に線条体Sの巻き込み位置を調節することができる。
また、前記巻き込み位置の調節には第3図に示す装置
を用いることもできる。
第3図に示す装置は、枠状の支持部材30によってドラ
ム10の中心軸を支持し、支持部材30の底部中央をヒンジ
部材31を介してターンテーブル32の中心部で支持し、支
持部材30の両端部とターンテーブル32の外周部を接続し
てシリンダ装置33,33を設け、ターンテーブル32を水平
に回動自在に設けることにより、前記ドラム10をその中
心軸を含む面(この例の場合鉛直面)に沿って所要角度
回動できるように、かつ、ドラム10をその中心軸と平行
な面(この例の場合、水平面)に沿って所要角度回動で
きるように支持したものである。
この装置を用い、シリンダ装置33,33を伸縮し、ター
ンテーブル32を回動させてドラム10を水平にまたは鉛直
に所要角度回動させることによって先に説明した場合と
同様に線条体Sの巻き込み位置を調節することができ
る。
「発明の効果」 以上説明したように本発明は、一層下の線条体の巻き
込み時に巻き込み位置を記憶しておき、該当層の線条体
の巻胴径方向の巻き込み位置との偏差が生じた場合に巻
胴をその中心軸線に平行な面と、巻胴の中心軸線を含む
面の少なくとも1方に沿って回動させて線条体の巻き込
み位置を調節するので、巻き乱れや空巻きを起こすこと
なく巻き付けができる効果がある。また、特に、巻胴の
端部側において巻き込み位置の修正を行いながら線条体
の巻き付けを行うならば、巻き乱れの生じ易い巻胴端部
側においても整った整列巻きが可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を説明するための平面
図、第2図はこの発明の第2実施例を説明するための側
面図、第3図はこの発明の第3実施例を説明するための
側面図、第4図は従来方法における巻胴に対する線条体
の巻き付け状態を示す平面図、第5図と第6図は巻胴の
端部における従来の巻き付け状態を説明するためのもの
で、第5図は正面図、第6図は側面図、第7図ないし第
9図は巻胴の端部における線条体の巻き付け状態を説明
するもので、第7図は鍔板近くまで線条体を巻き付けた
状態を示す断面図、第8図は鍔板際まで線条体を巻き付
けた状態を示す断面図、第9図は第2層目の最初の線条
体を巻き付ける状態を示す断面図、第10図は第2層目の
線条体を整列巻きした状態を示す断面図である。 10……ドラム、1……巻胴、2……鍔板、 15……ターンテーブル、S……線条体、 22,33……シリンダ装置、 32……ターンテーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−180897(JP,A) 特開 昭57−77167(JP,A) 特開 昭60−97168(JP,A) 特開 平1−259710(JP,A) 特開 昭63−134474(JP,A) 特公 昭49−23156(JP,B1) 特公 昭62−13263(JP,B2) 実公 昭44−20504(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻胴とこの巻胴の両端部に一体化された鍔
    板とからなるドラムに、ケーブルなどの線条体を複数層
    巻き付ける方法において、巻胴の中心軸線に平行な面
    と、巻胴の中心軸線を含む面の少なくとも一方に沿って
    前記巻胴を回動自在に支持するとともに、巻き込み中の
    該当層の線条体の一層下の線条体の巻き込み位置を記憶
    しておき、該当層の線条体の巻き込み時に、巻胴の径方
    向に沿う一層下の線条体の巻き込み位置との間の巻き込
    み位置に偏差が生じた場合に、巻胴を所定の角度回動さ
    せて線条体の巻き込み位置を調節しつつ巻き付けること
    により線条体の巻き重なりと巻き空きを解消することを
    特徴とする整列巻き方法。
JP3767889A 1989-02-17 1989-02-17 整列巻き方法 Expired - Lifetime JP2656603B2 (ja)

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JP2592474Y2 (ja) * 1992-09-16 1999-03-24 株式会社フジクラ 門型自動整列巻き装置
CN107265175A (zh) * 2017-06-28 2017-10-20 芜湖启泽信息技术有限公司 一种用于通信行业的光缆绕盘装置
CN107187935A (zh) * 2017-08-08 2017-09-22 芜湖通恒信息技术有限公司 一种用于电力行业的电缆绕盘装置
CN107804760B (zh) * 2017-10-24 2019-06-21 徐工集团工程机械有限公司 一种绞盘轴线可自动调整角度的控制方法及装置

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