JP2706696B2 - ケーブルの巻き状態修正装置 - Google Patents

ケーブルの巻き状態修正装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、各周回毎のケーブルの現在巻込点とボビ
ンの鍔際点までの鍔際距離に大きな変動が発生した場
合、その変動を最小限に抑えるようにケーブルの巻き状
態を修正することができるケーブルの巻き状態修正装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
ボビンにケーブルを巻装させていく場合には、その後
ケーブルをほどくときの作業性を考慮し、スムースにほ
どくことができるようにするため、正しく整列させた状
態で順序よく巻装(以下これを整列巻きとよぶ)させる
ことが重要な課題になっている。
ところで、このボビンにケーブルを整列巻きさせる際
に、径寸法の変化、径断面の変形、或いはボビン鍔部の
平面度や取付け具合等が原因となり、特に鍔際でのり上
げ現象をおこすことがあり、厄介な問題となっている。
例えば、第4図に示すように、鍔100の平面加工度が悪
いと、ケーブル101を正しく整列巻きさせていっても、
鍔際近傍において鍔際までの距離に大きな変動が発生
し、最大距離d1と最小距離d2との差が所定値以上ある
と、第5図に示すように最終巻にて一部ケーブルにのり
上げが生ずる。
このような事情から、複数層に亙りケーブルを整列巻
きさせるためには、どうしても鍔際近傍でのケーブルの
巻装状態を常時観測し、各周回に亙りケーブル巻込点か
ら鍔際までの距離、つまり鍔際距離に大きな変動が発生
した場合、鍔際に巻装されるまでの間でこれを修正せね
ばならない。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら、従来このような鍔際に至るまでのケー
ブルの巻装状態は作業者が目で直接監視し、鍔際距離に
大きな変動が発生するとこれを直ちに作業者が確認し
て、巻装状態を作業者によって修正させており、その作
業はどうしても人手に頼っている。
そこで、この発明は、上記した従来の欠点に鑑み、鍔
際距離に大きな変動が生じた場合、ボビン側に所定のツ
イスト運動をおこさせてその巻き変動を自動的に吸収さ
せることができるケーブルの巻き状態修正装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この発明は、所定方向に回転するボビンを支持
する支持部材と、この支持部材を搭載する回転板と、こ
の回転板を回動自在に支承する支承部材と、この支承部
材により支承される回転板を前記ボビンでのケーブルの
巻込点と鍔際との間の鍔際距離の変動に応じて回動させ
てそのボビンにツイスト運動をおこす回動手段とを備え
たものである。
〔作用〕
この発明のケーブルの巻き状態修正装置は、ボビンに
巻装されているケーブルの各周回毎において巻込点から
これら巻装していく鍔際までの距離、即ち鍔際距離に大
きな変動が発生しているような場合、回動手段を適宜所
方向に作動させて回転板上のボビンにツイスト運動をお
こし、換言すればケーブルをボビンへ巻込ませるときに
前周回でのケーブルに対して離間する方向若しくは接近
する方向にひねりを与え、これによって前周回での鍔際
距離の変動を補正し、鍔際でケーブルが一部乗り上げる
のを防止することができる。
〔実施例〕
以下この発明の一実施例について添付図面を参照しな
がら説明する。
第1図はこの発明に係るケーブルの巻き状態修正装置
を示すものであり、この修正装置は、基台1上に、支承
部材2と、回動手段3と、回転板4と、支持部材5とを
備えた構成となっている。
なお、図中符号6はボビンを示すものであり、図示外
のトラバーサによって引き出されてくるケーブル(図
略)を整列巻きするようになっている。
支持部材2は、略リング状をなして基台1上に設けら
れており、鋼球7を介して回転板4を回転自在に支承さ
せるようになっている。
回動手段3は、後に説明するボビン6における修正領
域βでの各周回のケーブルに対し、そこでの鍔際距離に
大きな変動が生じている場合、ボビン6にツイスト運動
をさせことによってその変動を抑止するためのものであ
り、回転板4を正逆何れかの方向に所定の角度だけ回動
させるためのパルスモータ等が使用されている。この実
施例の回動手段3は、ダイレクト・ドライブ方式によっ
て回転板4を直接回転させるため回転軸3aが回転板4の
中央部に取付けられている。
回転板4は、略円板状のものから構成されており、下
面周縁部側を支承部材2によって支承されている。
支持部材5は、ボビン6を回転板4の上面中央部側で
回転自在に支持するものであり、このボビン6を支持し
た状態のまま、図示外のモータによってボビン6を回転
させてケーブルを巻装させるようになっている。
ボビン6は、各層でのケーブル巻きの際に鍔際でケー
ブルが一部乗り上げるのを有効に防止するため、この実
施例ではケーブルが倣い領域αを通過後、修正領域βに
て鍔際距離を図示外のTVカメラ等を用いる測定装置によ
って逐一測定し、その鍔際距離に大きな変動がおきこれ
を検出した場合には、回動手段3のモータを適宜作動さ
せるようになっている。
次にこの実施例の作用について第2図及び第3図を参
照しながら説明する。
例えばボビン6に巻装中のケーブル8に不整列巻き部
分が生じ、ケーブル8の巻込点が修正領域βに到達した
のちに各周回での鍔際距離Dに大きな変動が発生し、こ
れを図示外の測定装置が検出したとする。
すると、この測定装置から出力される制御信号を回動
手段3が入力し、例えば最大鍔際距離D′の位置の直前
にケーブル8の巻込点が到達すると、回動手段3が作動
して、第2図において時計回りに角度θだけ回転板4を
回動させる。従って、この回転板4の回動動作により、
ボビン6も同方向に同一角度だけ回動する。つまり、こ
のときケーブル8側は、第3図に示すように相対的に反
時計方向に角度−θだけ戻され、最大鍔際距離D′が測
定された位置の近傍では前周回のケーブル8から離間さ
れた状態で巻込まれることになる。
また、最大鍔際距離D′の位置を通過直後に回動手段
3が作動し、回転板4が角度−θだけ回動して、つまり
ツイスト運動して元の状態まで戻る。
このようにして、ケーブル8の不整列巻き状態が修正
される。
〔効果〕
以上説明してきたように、この発明に係るケーブルの
巻き状態修正装置によれば、ボビンに巻装されていくケ
ーブルの各周回時の何れかにおいて鍔際距離に大きな変
動が発生しているような場合、回動手段を適宜所定方向
に作動させて回転板上のボビンにツイスト運動をおこ
し、換言すればケーブルに巻装状態が整列状態となるよ
うな方向にひねりを与え、これによって鍔際でのケーブ
ルに一部のり上げ等が生じるのを未然に防止できるよう
になっているため、ボビンへの整列巻き作業の自動化を
図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るケーブルの巻き状態修正装置を
示す断面図、第2図は第1図に示す修正装置の平面図、
第3図はこの発明の作用を示す説明図、第4図及び第5
図は従来のボビンへのケーブルの巻き動作の際の欠点を
示す説明図である。 6……ボビン、 5……支持部材、 4……回転板、 2……支承部材、 8……ケーブル、 3……回動手段、 D,D′……鍔際距離。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定方向に回転するボビン(6)を支持す
    る支持部材(5)と、 この支持部材(5)を搭載する回転板(4)と、 この回転板(4)を回動自在に支承する支承部材(2)
    と、 この支承部材(2)により支承される回転板(4)を前
    記ボビン(6)でのケーブル(8)の巻込点と鍔際との
    間の鍔際距離(D)の変動に応じて回動させてそのボビ
    ン(6)にツイスト運動をおこす回動手段(3)と を備えたことを特徴とするケーブルの巻き状態修正装
    置。
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BRPI0610121A2 (pt) 2005-05-27 2012-12-11 Great Stuff Inc mecanismo de movimento de vaivém, montagens de carretel e método de enrolamento de material linear

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