JPH01133868A - ケーブル巻き取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は電気工事においてケーブルの敷設作業に使用
するケーブル巻き取り装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来のこの種の装置としては第２図に示すものがあった
。第２図は従来のケーブル巻き取り装置の外観構成を示
す図で、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は側面図を示し、図に
おいて（３）はケーブル、（４０）はケーブルドラムの
架台、（５）はバー、（６）はケーブルドラムである。

従来のケーブル巻き取り装置は、第２図に示す如くケー
ブル（３）を巻き取るケーブルドラム（６）と、このケ
ーブルドラム（６）を支え回転させるバー（５）と、バ
ー（５）を支持することにより全体の荷重を支える架台
（４０）から構成されている。

次に、動作について説明する。ケーブル（３）を巻き取
る場合は、架台（４０）にバー（５）を通してセットさ
れたケーブルドラム（６）を、手で回転させてケーブル
（３）をケーブルドラム（６）に巻き取って行く。反対
にケーブル（３）を繰り出す場合には、ケーブル（３）
を人力で引っ張ることでケーブルドラム（６）が回転し
、ケーブル（３）が繰り出されてくる。

［発明が解決しようとする問題点］　・上記のような従
来のケーブル巻き取り装置では、ケーブルドラムがバー
を回転軸として回転するだけなので、ケーブル敷設作業
中にケーブルの捻じれが生じた場合、手作業によりその
捻じれを取り除かなければならず、この作業は捻じれの
部分をケーブルの端まで送って取り除く必要があり、煩
雑で敷設作業中に行う事は困難であり、ケーブルに捻じ
れが残ったままで、巻き取りや繰り出しを行った場合、
整然と行えず、且つケーブル自体を痛めてしまうという
問題点があった。

この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、ケーブルの引き出しゃ巻き取り作業中に、ケーブル
に捻じれが生じた場合でも、その場で容易に捻じれを取
り除くことができるケーブル巻き取り装置を得ることを
目的としている。

「問題点を解決するための手段］ この発明にかかるケーブル巻き取り装置は、ケーブルド
ラムをセットするための架台を水平面に平行な軸のまわ
りに回転できる回転架台とし、この回転架台の両端部に
架台軸を設け、この架台軸を固定架台の両袖に設けられ
た軸受けで受け、上記架台軸の一つを円筒形としたケー
ブルガイドを備え、回転架台を軸受を中心として回転可
能なように固定架台にセットすることとした。

［作用］ この発明においてはケーブル敷設作業中にケーブルに捻
じれが生じた場合でも、ケーブルドラムがセットされた
回転架台を回転させて、この回転によりケーブルの捻じ
れを打ち消すこととしたので、捻じれをその場で容易に
取り除くことができる。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図はこの発明によるケーブル巻き取り装置の外観構
成を示す図で、（Ａ）は側面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ
）は回転架台とケーブルガイドとの関係を示す図であり
、図において第２図と同一符号は同−又は相当部分を示
し、（１）は回転架台、（２）は軸受、（４）は固定架
台、（７）はケーブルガイド、（８）はピンである。ま
た図において矢印は回転架台（１）の回転方向を示す。

この発明によるケーブル巻き取り装置は、第１図に示す
如く、ケーブルドラム（６）が中央に配置したバー（５
）を通じてピン（８）で縦方向に回転架台（１）にセッ
トされ、この回転架台（１）にセットされた状態でバー
（５）を回転軸としてケーブルドラム（６）が回転する
構造になっている。また回転架台（１）はバー（５）中
央の位置から垂直な位置の両端に回転軸が設けられてお
り、この回転軸が固定架台（４）の両袖にある軸受（２
）と係合している。

従って、回転架台（１）自体も回転軸を中心として図面
の矢印の方向に自由に回転可能なように構成されている
。即ち、ケーブルドラム（６）から見れば、ケーブルド
ラム（６）は自転と公転ができるように構成されている
。また回転軸の一つは、図（Ｃ）に示すようにケーブル
ガイド（７）で構成され、ケーブル（３）はこのケーブ
ルガイドク７）を通して水平方向に繰り出される。

このように構成されたケーブル巻き取り装置において、
ケーブル繰り出し時や巻き取り時にケーブルに捻じれが
生じた場合、ケーブルドラム（６）を回転架台（１）ご
と回転させる（即ち、公転させる）ことで、ケーブルガ
イド（７）の助けにより、ケーブル（３）の捻じれを、
その場で容易に捻じれを取り除くことができる。即ち、
ケーブルドラム（６）がセットされた回転架台を公転さ
せて、ケーブルガイド（７）とケーブルドラム（６）と
の間に回転角を生じさせ、この回転角によりケーブルの
捻じれを打ち消して、取り除くことができる。

［発明の効果］ この発明は以上説明したとおり、回転架台を回転させて
、ケーブルガイドとケーブルドラムとの間に回転角を生
じさせ、この回転角によりケーブルの捻じれを打ち消し
て取り除くことができるので、ケーブルの引き出しや巻
き取り作業中に、ケーブルに捻じれが生じた場合でも、
その場で容易に捻じれを取り除くことができるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるケーブル巻き取り装置の外観構
成を示す図、第２図は従来のケーブル巻き取り装置の外
観構成を示す図。 （１）は回転架台、（２）は軸受、（３）はケーブル、
（４）は固定架台、（５）はバー、（６）はケーブルド
ラム、（７）はケーブルガイド、（８）はピン。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示すものと
する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ケーブルを巻き取るケーブルドラムと、このケーブルド
   ラムの軸心の円筒状空所に挿入されケーブルドラムをそ
   の軸のまわりに回転が可能なように支持するバーと、こ
   のバーを支持する架台とを有し、上記ケーブルドラムを
   上記バーのまわりに回転させてケーブルを巻き取り、巻
   き取ったケーブルの端を引っ張ることで上記ケーブルド
   ラムが上記バーのまわりに回転してケーブルを繰り出す
   ケーブル巻き取り装置において、 上記バーを支持する上記架台を水平面に平行な架台軸の
   まわりに回転可能な回転架台とし、上記架台軸を受ける
   軸受けを設けた固定架台と、上記回転架台のいずれか一
   つの架台軸の軸心に円筒状空所を設けて構成したケーブ
   ルガイドとを備え、 ケーブルの巻き取り又は繰り出しにおいてケーブルに捻
   じれが生じた場合、上記回転架台を回転させて上記ケー
   ブルドラムを公転させ、この回転角により上記ケーブル
   の捻じれを打ち消して取り除くことを特徴とするケーブ
   ル巻き取り装置。