JP2790907B2 - 自己支持型ケーブルの捻回布設方法 - Google Patents

自己支持型ケーブルの捻回布設方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自己支持型ケーブルの延線中に自動的に捻
回が付与された状態となり、延線後に特別な捻回挿入作
業を必要としない新規な自己支持型ケーブルの捻回布設
方法に関するものである。
[従来の技術] 自己支持型通信ケーブル20は、具体的には第8図
(a)の断面図、および同図(b)の段剥ぎ説明正面図
に示すように、ケーブルコア21と支持線22とを共通シー
ス23により一体的に被覆し、首部24によってケーブルコ
ア21側と支持線22側とが一体に連結された構成よりな
る。
このように共通シース23で一体化されていることによ
り、支持線22とケーブルコア21とを同時に布設すること
ができ、工事費の大巾な軽減が可能となる上、支持線が
露出していないために腐食しにくいというメリットをも
有する。
上記のような構成よりなる自己支持型通信ケーブルを
電柱等に布設するには、一般に第6図に示すような方法
が採用されている。
すなわち、1がウインチ6により巻取られる引きロー
プであり、2はその詳細な構成は省略されているが延線
中のケーブル20に捻りがかからないように構成されてい
る延線用金物であって、当該延線用金物2がドラム3よ
り引き出されたケーブル20の先端に取付けられ、引きロ
ープ1と連結され、各電柱4,4に吊下された第7図に示
すような金車5,5を通過せしめられることで、引きロー
プ1とケーブル20とが引き替えられて延線される。
[発明が解決しようとする課題] 自己支持型ケーブル20は、第8図によってわかるよう
に、首部24を有し、このままの状態で布設すると大きな
風圧を受け、タンジングなどケーブル20に大きな振動が
起こり易い。
このため、上記のようにして延線中にはケーブル20に
捻りが付加されないようにして真直ぐに延線するが、延
線終了後にケーブル20に捻回を入れてやり、前記風圧に
よる振動が起りにくい状態としている。
しかし、この捻回作業は、電柱上でケーブル20に捻回
を与えるために、高所で足場の悪い条件下での作業とな
り、それだけ危険性も多い作業である。
本発明の目的は、上記したような従来技術の問題点を
解決し、延線後にケーブルへの捻回作業を行なわずに、
延線し乍ら自動的にケーブルへの捻回を与えることので
きる新規な自己支持型ケーブルの捻回布設方法を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、自己支持型ケーブルを複数の電柱間に引き
ロープをもって延線し布設する場合において、ケーブル
を送り出すドラムを、ケーブルを送り出しつつ電線の周
方向に回転させ、送り出される電線を延線しつつ同時に
これに捻回を与え当該捻回付与状態で布設することをそ
の主要な要旨とするものであり、その際に使用する金車
として、金車のケーブルに接する内面に内輪ガイドを設
け、該内輪ガイド自体が金車枠体において左右に揺動可
能に構成された金車、あるいは、金車のケーブルに接す
る内面に球体保持物を設け、該球体保持物に自在な方向
に回転可能な複数の球体を保持させた金車、あるいはま
た、金車のケーブルに接する内面にコロ保持体を設け、
該コロ保持体にケーブルの進行方向に回転可能な複数の
コロを保持させてなる金車、あるいはさらに、金車枠体
の内側にケーブルの進行方向に回転可能なツバ付ロール
を設け、該ツバ付ロールのシャフトの両端に回転軸受を
設け、当該回転軸受の回動によりツバ付ロール全体が金
車枠体の内側で左右に揺動可能に構成された金車、のい
ずれかを使用するものである。
[作用] 延線において、ケーブルを送り出すドラムを、ケーブ
ルを送り出しつつ電線の周方向に回転させ、送り出され
る電線を延線しつつ同時にこれに捻回を与え当該捻回付
与状態で布設すれば、ケーブルには延線と同時の捻回が
与えられ、延線後に危険性のある高所での捻回挿入作業
が不必要となり、延線効率を向上させ安全性を確保する
ことができる。
その延線の際にケーブルが通過する金車を、上記種々
に構成し、金車のケーブル受面上でケーブルが円滑に回
転できる構造としてあれば、ケーブル全長にわたりムラ
なく均一な捻回を与えることができる。
[実施例] 以下に、本発明について実施例を参照し具体的に説明
する。
第1図は、本発明に係る方法により自己支持型ケーブ
ル20を延線している様子を示す説明図であり、先の第6
図と同一符号は同一構成を示すものである。
本発明においては、延線に際しケーブル20を送出すド
ラム3をドラム回転台7の上に設置し、ケーブル20を送
出しつつ当該ケーブル20に当該ケーブルの周方向に捻回
(図中矢印)を与えつつ送出し得るようにドラム3を回
転可能に構成したところに大きな特徴がある。図におい
て、8は送出し中のケーブル20に捻回を与え易いように
支える腕杆、9は捻回が与えられつつ操出されるケーブ
ル20を案内する送出プーリーである。
本発明においては、ドラム3の回転台7による回転に
よりケーブル20に与えられた捻回力が延線中のケーブル
全長にわたりムラなく均一に伝達されるようにするため
に、従来の第7図に示した通常金車5(この図は2号金
車の側面図が示されている)に代えてこれから説明する
ような幾つかの特殊金車10,10が各電柱4,4に取付けられ
る。
第2図は、そのような特殊金車10の第1の実施例を示
す説明側面図である。
本実施例金車においては、金車のケーブルに接する内
面に摩擦係数の小さな材料よりなる内輪ガイド11を有
し、該内輪ガイド11自体は金車枠体において図中矢印で
示したように左右に揺動可能に構成されている。
内輪ガイド11が摩擦係数の小さな材料で構成されてい
る故に、ケーブルの延線に支障の生ずるおそれはなく、
しかも左右に揺動可能に構成されているため、ケーブル
の捻回力に応じ内輪ガイド11が揺動し、無理なくケーブ
ルの捻回力を伝達することができる。
第3図は、別な特殊金車10の実施例を示す同じく説明
側面図である。
この実施例においては、金車のケーブルに接する内面
に摩擦係数の小さな材料よりなる球体保持物12が設けら
れ、該球体保持物12には自在な方向に回転可能な複数の
球体13,13が保持された構成よりなる。
球体13,13が自在方向に回転可能であるから、ケーブ
ルの延線と同時の捻回には最も適切な金車といえるが、
やや高価になるという問題はある。
さらに、第4図は別な特殊金車10の実施例を示す説明
側面図である。
この実施例の場合には、金車のケーブルに接する内面
に摩擦係数の小さな材料よりなるコロ保持体14が設けら
れ、該コロ保持体14にケーブルの進行方向に回転可能な
複数のコロ15,15が保持された構成よりなる。
この場合、ケーブルの延線には一層好都合であるがコ
ロ15,15の間に適当な遊びの間隔を設けないと、ケーブ
ルの捻回にとってはやや不便となる。
最後に、第5図にやや複雑な構造よりなる特殊金車10
の例を示した。この実施例においては、金車枠体の内側
にケーブルの進行方向に回転可能なツバ付ロール16が設
けられ、該ツバ付ロール16のシャフト17の両端に回転軸
受18が設けられて、当該回転軸受18の回動によりツバ付
ロール16全体が金車枠体の内側で図中矢印のように左右
に適度に揺動可能に構成されているものである。
本実施例は、上述したいずれの特殊金車よりも機能的
には優れているが、全体に複雑な構成となり、高価にな
ることは否めない。
上記したような特殊金車10の中よりどれを選択するか
は、延線径間やケーブルのサイズなど種々な要因を考慮
し選定すればよいものである。
また、特殊金車の構成については、上記の実施例に限
定されるものではなく、さらにドラム3を回転する装置
等も種々設計変更が可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係る布設方法によれば、延線中
のケーブルに自動的に必要な捻回を加えることができ、
高所での危険かつ面倒な捻回挿入作業を省略することが
できるものであり、作業そのものの効率をよくし、安全
性を向上できる意義は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る布設作業を実施している様子を示
す説明図、第2から5図は本発明の実施例に使用される
4様の特殊金車の実施例を示す説明側面図、第6図は従
来の布設作業状況を示す説明図、第7図は通常使用され
る2号金車の側面図、第8図(a)は自己支持型ケーブ
ルの断面図、同図(b)はその段剥ぎ状態の正面図であ
る。 1:引きロープ、 2:延線用金物、 3:ドラム、 4:電柱、 5:通常金車、 6:ウインチ、 7:ドラム回転台、 8:腕杆、 9:送出プーリー、 10:特殊金車、 20:自己支持型ケーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹山 茂治 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (72)発明者 斉藤 健一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (72)発明者 吉田 真一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (72)発明者 沼田 亀治 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (72)発明者 大本 勇 東京都千代田区丸の内2丁目1番2号 日立電線株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−48311(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己支持型ケーブルを複数の電柱間に引き
    ロープをもって延線し布設する場合において、ケーブル
    を送り出すドラムを、ケーブルを送り出しつつ電線の周
    方向に回転させ、送り出される電線を延線しつつ同時に
    これに捻回を与え当該捻回付与状態で布設する自己支持
    型ケーブルの捻回布設方法において、 延線されるケーブルを電流で支える金車として、当該金
    車のケーブルに接する内面に内輪ガイドを設け、該内輪
    ガイド自体が金車枠体において左右に揺動可能に構成さ
    れた金車を使用する自己支持型ケーブルの捻回布設方
    法。
  2. 【請求項2】上記金車に代えて、金車のケーブルに接す
    る内面に球体保持物を設け、該球体保持物に自在な方向
    に回転可能な複数の球体を保持させた金車を使用する請
    求項1記載の自己支持型ケーブルの捻回布設方法。
  3. 【請求項3】上記金車に代えて、金車のケーブルに接す
    る内面にコロ保持体を設け、該コロ保持体にケーブルの
    進行方向に回転可能な複数のコロを保持させてなる金車
    を使用する請求項1記載の自己支持型ケーブルの捻回布
    設方法。
  4. 【請求項4】上記金車に代えて、金車枠体の内側にケー
    ブルの進行方向に回転可能なツバ付ロールを設け、該ツ
    バ付ロールのシャフトの両端に回転軸受を設け、当該回
    転軸受の回動によりツバ付ロール全体が金車枠体の内側
    で左右に揺動可能に構成された金車を使用する請求項1
    記載の自己支持型ケーブルの捻回布設方法。
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