JP3467379B2 - 円筒状物品の自動包装装置 - Google Patents

円筒状物品の自動包装装置

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JP3467379B2
JP3467379B2 JP11378897A JP11378897A JP3467379B2 JP 3467379 B2 JP3467379 B2 JP 3467379B2 JP 11378897 A JP11378897 A JP 11378897A JP 11378897 A JP11378897 A JP 11378897A JP 3467379 B2 JP3467379 B2 JP 3467379B2
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金美 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙あるいは薄厚鋼
板(電磁鋼板、メッキ鋼板、コーティング鋼板、アルミ
あるいは銅等の非鉄薄板を含む薄厚状の板材を言う)
を、コイル状に巻装した円筒状物品を合成樹脂製フィル
ム等の帯状のフィルムで包装する自動包装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】紙あ
るいは薄板鋼板は、保管あるいは搬送中の取扱い時等に
その表面に傷あるいは汚れが付着しないように、出荷の
形態であるコイル状に巻装された製品(円筒状物品)に
仕上がった時点で、速やかにストレッチフィルム等のフ
ィルムにより、その外周が包装される。
【0003】従来から上記円筒状物品の自動包装装置
は、種々のタイプのものがある。
【0004】その一つの自動包装装置として、離間して
並行に配置した駆動ローラ上に、円筒状物品をその中心
線が駆動ローラの軸方向と一致する状態で載置し、この
駆動ローラを転回させることによって、円筒状物品を回
転させるとともに、その外周面近傍に配置した包装装置
からストレッチフィルムを繰り出すことによって、外周
面を包装することがおこなわれている(特開平2−29
6610号)。
【0005】しかし、この自動包装装置の場合には、円
筒状物品の表面が駆動ローラの表面と直接接触すること
から、円筒状物品の表面に傷が付く可能性がある。
【0006】また、円筒状物品が紙あるいは鋼板等でそ
の自重が大きいこと、および上記円筒状物品の駆動ロー
ラ上での回転に際し、該駆動ローラと円筒状物品の互い
の表面が摺接することに起因して、円筒状物品の表面お
よび内部に皺が形成されることがある。
【0007】また、別の自動包装装置の形態として、円
筒状物品の外周面の他にもその端面および中心穴の内周
面をも包装することを意図して、二分割できるリング状
の部材を、二分割した状態で円筒状物品の中心穴に挿入
し、該挿入完了後分割部分を連結することによって、円
筒状物品の中心穴と外周面を周回するように該リング状
の部材をセットし、そのリング状の部材上に自走式の包
装機を走行させて、円筒状物品の端面および中心穴の内
周面をも含めて包装しようとする装置がある(特開平5
−294314号)。かかる包装装置の場合には、リン
グ状の部材の上記連結および分割動作が必要となって、
包装装置の構造を複雑にする。また、包装機をリング状
の部材上で自走させるための集電線と制御線を上記リン
グ状の部材の表面に露呈させた状態で配設し、且つ包装
機側にも集電器等を設けなければならない。かかる包装
装置は、構造が複雑になるとともに、集電部分で漏電防
止等の各種の対策が必要となっていた。
【0008】さらに、別の自動包装装置の形態として、
円筒状物品をその端面が下を向くようにテーブル床面上
に立てた状態で載置し、円筒状物品の上方且つ側方にお
いて旋回する腕部材に包装機を配設して包装するものが
ある。また、この包装装置の別の形態として、上記包装
機側を固定し、テーブル側をターンテーブルで構成する
形態のものもある(特公平6−21842号)。
【0009】しかし、これら三つの自動包装装置の場
合、極めて重量的に大きい(具体的には約1〜15t程
度)円筒状物品をテーブル上へあるいは該テーブルから
下ろすという荷役動作を余儀無くされ、自動包装装置全
体として非常に大型になるとともに、その荷役過程にお
いて、表面に傷が付きあるいは汚す可能性がある。ま
た、円筒状物品の端面の包装ができないため、別途端面
シート等の包装資材を被せるための付属装置が必要とな
る。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためにおこ
なわれたもので、本発明の第1の目的は、円筒状物品の
表面に傷が可及的に付き難く且つ簡単な構成の円筒状物
品の自動包装装置を提供することを目的とし、第2の目
的は集電線および制御線が露出しないような形態の円筒
状物品の自動包装装置を提供することも目的とし、第3
の目的は各種大きさの円筒状物品に対応可能な円筒状物
品の自動包装装置を提供することも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
請求項1記載の円筒状物品の自動包装装置によって解決
される。つまり、この円筒状物品の自動包装装置は、外
周に帯状のフィルムをスパイラル状に巻装して円筒状物
品を包装する自動包装装置において、この自動包装装置
が、上記円筒状物品を支持する支持装置と、この支持装
置に相対的に近接・離間自在に配設された包装装置を有
し、上記支持装置が、該円筒状物品の中心穴に挿入する
べき水平に片持支持式に配設された支持軸部と、この支
持軸部を支持する機台部とを有し、上記包装装置が、フ
レームと、このフレームに取着され上記支持軸部と実質
状直線状に対峙して配置された枢支軸を中心に回転する
アーム部材と、上記枢支軸に対して直交する取着軸を中
心に所定角度だけ傾斜して上記アーム部材に配設され、
上記円筒状物品を囲むリング部材と、このリング部材上
を走行自在に配置されロール状のフィルムを繰り出し自
在に保持する包装機本体と、包装動作の際に、上記リン
グ部材上を上記包装機本体が一周走行する毎に、上記ア
ーム部材を連動して所定角度だけ枢支軸を中心に回転さ
せる連動手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】このように構成した自動包装装置による
と、円筒状物品を単に支持装置でその中心穴を利用して
空間にその状態で支持したままで、包装装置が図10に
図示するように円筒状物品の外周面と端面をフィルムで
スパイラル状に包装するため、該円筒状物品の表面に全
く傷が付く危惧はない。そして、上記支持装置は、単に
円筒状物品を支持するのみであるから、鋼板等の薄厚鋼
板の製造工程の最終端に設けられた既設のコイルリフタ
ー(薄厚鋼板のコイルの生産ライン等で使用するリフタ
ー)をそのまま利用することができるため、極めて安価
に且つ全体の製造工程の一環として合理的に包装をおこ
なうことができる。かかる場合には、円筒状物品の製造
完了後にその場所から移動させることなくそのままの状
態で包装されるため、表面に傷が付いたり汚れたりする
可能性をほぼ完全に排除することが可能となる。
【0013】また、本発明の第2の目的は、請求項2記
載の円筒状物品の自動包装装置によって解決される。つ
まり、この円筒状物品の自動包装装置は、外周に帯状の
フィルムをスパイラル状に巻装して円筒状物品を包装す
る自動包装装置において、この自動包装装置が、上記円
筒状物品を支持する支持装置と、この支持装置に相対的
に近接・離間自在に配設された包装装置を有し、上記支
持装置が、該円筒状物品の中心穴に挿入するべき水平に
片持支持式に配設された支持軸部と、この支持軸部を支
持する機台部とを有し、上記包装装置が、フレームと、
このフレームに取着され上記支持軸部と実質状直線状に
対峙して配置された枢支軸を中心に回転するアーム部材
と、上記枢支軸に対して直交する取着軸を中心に所定角
度だけ傾斜して上記アーム部材に配設され、上記円筒状
物品を囲む、アウターリングとこれに相対的に回転可能
に配設されているインナーリングからなるリング部材
と、このリング部材の回転するアウターリングあるいは
インナーリングに一体的に配設され、ロール状のフィル
ムを繰り出し自在に保持する包装機本体と、包装動作の
際に、上記リング部材上を上記包装機本体が一周走行す
る毎に、上記アーム部材を連動して所定角度だけ枢支軸
を中心に回転させる連動手段とを具備したことを特徴と
する。
【0014】そして、このように構成すると、請求項1
記載の自動包装装置と同じ作用を奏するとともに、さら
に、円筒状物品の周囲を周回する包装機に電気あるいは
制御信号を与える必要がないため、電気的に簡単な構成
となり、漏電防止対策等が全く不要な、安全性と信頼性
の高い自動包装装置を実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】また、請求項3に記載するよう
に、上記自動包装装置のリング部材が前記アーム部材に
対して取着軸を中心に前記傾斜角が変更可能に構成され
ていると、大きさの異なる種々の円筒状物品をも包装す
ることが可能となる。
【0016】さらに、請求項4に記載するように、上記
自動包装装置のアーム部材がUの字状に形成され、該U
の字状の両側の自由端部に、上記取着軸が配設され、上
記リング部材の直径方向の二箇所を前記傾斜角を変更可
能に支持した構成にすると、構造力学的に無理のない且
つシンプルな優れた構成となる。
【0017】さらに、請求項5に記載するように、上記
自動包装装置の支持装置の支持部材と、上記包装装置の
アーム部材とが、円筒状物品の大きさに合わせて上下動
可能に構成されていると、径がさまざまに異なる円筒状
物品を包装することができる汎用性の高い自動包装装置
となる。
【0018】また、請求項6に記載するように、上記支
持装置と上記包装装置とが、円筒状物品の大きさに合わ
せて互いに近接・離間動作可能に配設されていると、長
さの異なる円筒状物品を包装することができる汎用性の
高い自動包装装置となる。
【0019】さらに、請求項7に記載するように、上記
連動手段が、コンピュータを有する制御装置によって構
成され、装着されるフィルムの幅に合わせて、前回巻装
したフィルムの端と次に巻装しようとするフィルムの端
が重なるよう、アーム部材をフレームに対して所定角度
づつ回転させるよう制御する構成すると、機械的に構成
する場合に比べてコンパクな且つ安価な自動包装装置を
実現できる。
【0020】また、請求項8に記載するように、上記フ
ィルムが、ストレッチフィルムであれば、円筒状物品の
端面から周面へあるいはその逆の部分でのフィルムの該
円筒状物品への良好な密着状態が得られる点で好まし
い。
【0021】
【実施例】以下、本願発明にかかる実施例を図面を参照
しながら具体的に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例にかかる円筒状物
品の自動包装装置の全体の外観構成を示す斜視図、図2
は図1に示す自動包装装置の側面図、図3は図1の支持
装置を省略した状態での平面図、図4は包装装置の構成
を示す図1の背面図である。
【0023】図において、1は包装装置で、この包装装
置1は、リング部材2、リング部材2を角度変更可能に
支持するアーム部材3、フレーム4、上記アーム部材3
をフレーム4に対して昇降自在に支持するベース部材5
とを具備する。また、図において、20は支持装置で、
この支持装置20には、機台部21と、該機台部21に
対して片持支持式に配設された支持軸部22とを具備す
る。
【0024】そして、この実施例では、上記包装装置1
および支持装置20ともに下端に走行用の車輪30が配
設され、互いに離間あるいは近接動作(矢印Xで示す方
向参照)が可能に構成されている。
【0025】上記支持装置20は、この実施例では、鋼
板をコイル状に巻くために鋼板の製造工程の終端に配設
されている「コイルリフター(図9参照)」を利用して
いる。
【0026】そして、この支持装置20には、図1〜図
3に図示するように、上記支持軸部22が上記包装装置
1側に向かって配設され、具体的には、包装装置1の枢
支軸3aと略一致(正確には、円筒状物品の中心穴の芯
と枢支軸3aが一致)するように配設されている。ま
た、この支持軸部22は、機台部21に対して昇降自在
に構成されている(図1の矢印Y方向参照)。
【0027】上記包装装置1は、フレーム4に対してベ
ース部材5が昇降自在に配設され、このベース部材5に
は、枢支軸3aを中心に回転自在に上記アーム部材3が
配設されている。このアーム部材3は、この実施例で
は、上記支持装置20側で二股状に離間したUの字状の
外観(図3参照)を有し、このUの字状の両側に対峙し
て位置する自由端部3b,3cに、リング部材2が取着
軸7を中心に傾斜角度が変更可能に配設されている(図
2の矢印Z参照)。つまり、図3〜図5に図示するよう
に、リング部材2の直径の両端部が、アーム部材3の自
由端部3b,3cに取着軸3aを介して回動自在に連結
されている。そして、このリング部材2とアーム部材3
との間には、図1,図2に図示する電動式のシリンダ8
が配設され、このシリンダ8の伸縮動作によって、上記
リング部材2のアーム部材3に対する傾斜角度が変更さ
れるよう構成されている。
【0028】そして、上記アーム部材3は、図4(ある
いは図2)に図示するように、フレーム4に対して、電
動モータMによって、回転動作可能に構成されている。
【0029】また、図1,図5あるいは部分拡大図であ
る図6に図示するように、上記リング部材2は、アウタ
ーリング2Aと、このアウターリング2Aに対して回転
可能に配設されているインナーリング2Bを具備する。
つまり、図6に図示するように、アウターリング2Aの
内面には適宜間隔でローラ2eが上下2段に配設され、
これらのローラ2eにインナーリング2B側に形成され
ている各ガイドレール2fが係合することによって、イ
ンナーリング2Bがアウターリング2Aに対して回転可
能になっている。上記インナーリング2Bの回転は、ア
ウターリング2Aに配設されている包装機本体6用駆動
装置9によって、インナーリング2B側に形成されたギ
ヤ2aと駆動装置9側のピニオン10aに配設された歯
車機構10を介して、おこなわれる。
【0030】そして、上記インナーリング2Bの内周面
には、図1,図5,図6に図示するように、また、概念
的に図8に図示するように、ロール状のストレッチフィ
ルム11が繰り出し自在に配設されるとともに、この繰
り出しに際して適度なテンションを付与するローラ群1
2a〜12dからなるテンション機構12が配設されて
いる。
【0031】そして、上記包装装置1の枢支軸3a(ベ
ース部材5)と支持装置20の支持軸部22との上下位
置は、高さが実質的に一致(正確には円筒状物品の中心
穴と支持部材との隙間に起因する所定の高低差を有す
る)するよう、図示しない制御装置によって制御がなさ
れる。また、この制御装置は、上記リング部材2のイン
ナーリング2Bが一回転すると、フィルム11の幅に合
わせて、つまり前回巻き付けたフィルム11と今巻付け
ようとするフィルム11が一部重複して円筒状物品上に
巻き付けられる(図10参照)よう、所定角度づつ(例
えば角度にして3〜5度程度づつ)毎回、枢支軸3aを
中心にアーム部材3をフレーム4側に対して回転させる
よう制御する。そして、上記アーム部材3の上記回転角
度を積算し、その積算値が360度(あるいはフィルム
の始端部と終端部の重なり代を入れて例えば370度)
になると、上記インナーリング2Bおよびアーム部材3
の回転動作を停止させるよう制御する。また、上記回転
動作を停止させると、次に、フィルム11の端を周知の
ように結束処理する。例えば、図5に図示するように、
上記アーム部材3の一端3c側にフィルムの処理装置3
0を配置し、円筒状物品Rの周囲を巻装し終えたフィル
ム11の端を図示しないグリッパーで把持した状態で図
示しないカッターで切断し、その切断した端を、熱溶着
により円筒状物品Rの外周に巻かれたフィルム11側に
溶着させる等の周知の処理をおこなうよう制御する。
【0032】そして、この自動包装装置の場合、より大
径の円筒状物品を包装するときには、円筒状物品の下端
がグランド側と接触しないように、上記支持軸部22お
よびアーム部材3の枢支軸3aの位置を上方に上昇さ
せ、リング部材2の傾きが増加する側に傾斜角度を変更
することにより、簡単に対応することができる。
【0033】また、長さ的に長い円筒状物品を包装する
ときには、支持装置20に対して包装装置1を相対的に
離間させ、リング部材2の傾きを減少させる側に傾斜角
度を変更することにより、簡単に対応することができ
る。
【0034】そして、この自動包装装置では、包装機本
体6の駆動装置9がリング部材2の回転しないアウター
リング2A側に配設されていることから、従来の自動包
装装置のように、リング部材の内周面から集電線および
制御線が露出するようなことがない。勿論、アーム部材
3側とフレーム4との間には、集電線と制御線の回転接
触(接続)機構は必要になるが、この部分は露出するこ
とがないため、使用上何ら不都合はない。
【0035】また、上述のように、包装機本体6の駆動
装置9が固定側に設けられ、集電線および制御線が単純
になり、また各構成要素の構成が簡単で良いため、自動
包装装置全体の構造がシンプルになる。
【0036】ところで、上記実施例では、包装装置のア
ーム部材を昇降自在に構成しているが、アーム部材の高
さを、処理する円筒状物品の最大径(高さ)に合わせて
固定し、支持装置の支持部材のみ上記処理する円筒状物
品の径に合わせて昇降させて包装装置側と一致するよう
に構成することも可能である。かかる場合には、機械的
に且つ制御的に自動包装装置の構成がよりシンプルにな
り安価に製造することができる。
【0037】
【発明の効果】しかして、本願発明によれば、円筒状物
品を支持軸部で支持した状態のままで自動的に包装がで
きるため、該円筒状物品の表面に傷が殆ど付くことがな
い。
【0038】また、支持装置として従来の製造設備ライ
ンに配設されているコイルリフターを使用することがで
き、しかも包装機本体側に駆動ユニットが配設されてい
ないため構造的に非常に簡単な構成となる。
【0039】さらに、従来の自動包装装置のように、集
電線および制御線が露出しないため、漏電対策等の対策
が不要となり、この点からも構造が簡単となり、メンテ
ナンスも楽になる。また、コスト的にも安価に提供する
ことができる。
【0040】そして、この自動包装装置によれば、円筒
状物品の外周および端面を包装することができ、且つ、
円筒状物品の径が大きなものから小さなものまで、また
長さ的に長いものから短いものまで包装することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかる円筒状物品の自動
包装装置の全体の外観構成を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す自動包装装置の側面図である。
【図3】 図1の支持装置を省略した状態での平面図で
ある。
【図4】 包装装置の構成を示す図1の自動包装装置の
背面図である。
【図5】 図1に示す自動包装装置にフィルムの処理装
置を配置した図で、リング部材の中心軸方向から見た図
である。
【図6】 アウターリングとインナーリングを有するリ
ング部材の詳細な構成とインナーリングにに配設された
包装機本体の配置状態を示す一部断面した部分拡大図で
ある。
【図7】 図1の包装機本体の概略の構成を示す部分斜
視図である。
【図8】 包装機本体のフィルムとテンション機構の概
略の配置構成を示す斜視図である。
【図9】 円筒状物品を支持する支持装置として使用さ
れるコイルリフターの概略の構成を示す部分斜視図であ
る。
【図10】 図1に示す自動包装装置によってフィルム
が巻装された状態(包装完了状態)を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…包装装置 2…リング部材 3…アーム部材 3a…枢支軸 4…フレーム 6…包装機本体 7…取着軸 20…支持装置 22…支持軸部 R…円筒状物品
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−103796(JP,A) 特開 平5−294314(JP,A) 特開 昭58−64920(JP,A) 特開 平1−140370(JP,A) 特開 昭50−49093(JP,A) 特開 平2−296610(JP,A) 実開 昭60−24703(JP,U) 実開 昭64−20401(JP,U) 実開 昭57−26304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 25/14 B65B 11/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に帯状のフィルムをスパイラル状に
    巻装して円筒状物品を包装する自動包装装置において、 この自動包装装置が、上記円筒状物品を支持する支持装
    置と、この支持装置に相対的に近接・離間自在に配設さ
    れた包装装置を有し、上記支持装置が、該円筒状物品の
    中心穴に挿入するべき水平に片持支持式に配設された支
    持軸部と、この支持軸部を支持する機台部とを有し、上
    記包装装置が、フレームと、このフレームに取着され上
    記支持軸部と実質状直線状に対峙して配置された枢支軸
    を中心に回転するアーム部材と、上記枢支軸に対して直
    交する取着軸を中心に所定角度だけ傾斜して上記アーム
    部材に配設され、上記円筒状物品を囲むリング部材と、
    このリング部材上を走行自在に配置されロール状のフィ
    ルムを繰り出し自在に保持する包装機本体と、包装動作
    の際に、上記リング部材上を上記包装機本体が一周走行
    する毎に、上記アーム部材を連動して所定角度だけ枢支
    軸を中心に回転させる連動手段とを具備したことを特徴
    とする円筒状物品の自動包装装置。
  2. 【請求項2】 外周に帯状のフィルムをスパイラル状に
    巻装して円筒状物品を包装する自動包装装置において、 この自動包装装置が、上記円筒状物品を支持する支持装
    置と、この支持装置に相対的に近接・離間自在に配設さ
    れた包装装置を有し、上記支持装置が、該円筒状物品の
    中心穴に挿入するべき水平に片持支持式に配設された支
    持軸部と、この支持軸部を支持する機台部とを有し、上
    記包装装置が、フレームと、このフレームに取着され上
    記支持軸部と実質状直線状に対峙して配置された枢支軸
    を中心に回転するアーム部材と、上記枢支軸に対して直
    交する取着軸を中心に所定角度だけ傾斜して上記アーム
    部材に配設され、上記円筒状物品を囲む、アウターリン
    グとこれに相対的に回転可能に配設されているインナー
    リングからなるリング部材と、このリング部材の回転す
    るアウターリングあるいはインナーリングに一体的に配
    設され、ロール状のフィルムを繰り出し自在に保持する
    包装機本体と、包装動作の際に、上記リング部材上を上
    記包装機本体が一周走行する毎に、上記アーム部材を連
    動して所定角度だけ枢支軸を中心に回転させる連動手段
    とを具備したことを特徴とする円筒状物品の自動包装装
    置。
  3. 【請求項3】 前記リング部材が前記アーム部材に対し
    て取着軸を中心に前記傾斜角が変更可能に構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の自動包装装
    置。
  4. 【請求項4】 前記アーム部材がUの字状に形成され、
    該Uの字状の両側の自由端部に、前記取着軸が配設さ
    れ、前記リング部材の直径方向の二箇所を前記傾斜角を
    変更可能に支持していることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1の項に記載の自動包装装置。
  5. 【請求項5】 前記支持装置の支持部材と、前記包装装
    置のアーム部材とが、円筒状物品の大きさに合わせて上
    下動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1の項に記載の自動包装装置。
  6. 【請求項6】 前記支持装置と前記包装装置とが、円筒
    状物品の大きさに合わせて互いに近接・離間動作可能に
    配設されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1の項に記載の自動包装装置。
  7. 【請求項7】 前記連動手段が、コンピュータを有する
    制御装置によって構成され、該制御装置が、装着される
    フィルムの幅に合わせて、前回巻装したフィルムの端と
    次に巻装しようとするフィルムの端が重なるよう、アー
    ム部材をフレームに対して所定角度づつ回転させるよう
    制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1の
    項に記載の自動包装装置。
  8. 【請求項8】 前記フィルムが、ストレッチフィルムで
    あることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1の項に
    記載の自動包装装置。
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