JPH06265587A - フィールド電波の記録/再生装置 - Google Patents

フィールド電波の記録/再生装置

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JPH06265587A
JPH06265587A JP5281093A JP5281093A JPH06265587A JP H06265587 A JPH06265587 A JP H06265587A JP 5281093 A JP5281093 A JP 5281093A JP 5281093 A JP5281093 A JP 5281093A JP H06265587 A JPH06265587 A JP H06265587A
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Hiroyuki Miyama
博之 見山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチパス妨害耐性の試験及び評価を容易か
つ迅速に実行できるフィールド電波の記録/再生装置を
提供する。 【構成】 フィールドにおいて、アンテナ10で電波を
捕らえRF増幅器12aでRF増幅したのち、混合器1
2c等で所定の低い周波数の中間周波信号に変換する。
そして、A/D変換器25でA/D変換し、バッファメ
モリ26と第1ディジタルオーディオインターフェース
回路33を介してDAT35によりDATテープ36に
読み書き自在に記録する。その後、実験室等において、
所望時にDAT35によりDATテープ36からデータ
を読み出し、第2ディジタルオーディオインターフェー
ス回路34とバッファメモリ26を介してD/A変換器
29でD/A変換し、混合器32で周波数変換するなど
して、元の中間周波信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィールド電波の記録/
再生装置に係り、特にフィールド電波の持つ周波数スペ
クトラムを保存して記録/再生を行うことのできるフィ
ールド電波の記録/再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】FM方式で運用される車載FMラジオ、
自動車電話、携帯無線機等では、希望波周波数に隣接す
る周波数の強入力妨害波の存在で希望信号が抑圧された
り、ビル街や山間部でマルチパス妨害を受けたり、過変
調により歪が発生したりするなど、FM方式特有の様々
な受信障害が発生する。このため、これらの障害に対し
車載FMラジオ等がどの程度の耐性を持つか試験及び評
価し、改善することが高い受信性能(フィールド性能)
を実現する上で重要となる。
【0003】例えば、車載FMラジオの妨害耐性を試験
及び評価するには、車両に試験対象ラジオを積み込み、
様々な場所でフィールドテストを行うのが理想である
が、多大な時間を要することになる。このため、従来
は、車両に搭載した記録装置で種々の場所におけるフィ
ールド電波状況を記録しておき、該記録データに基づき
実験室内にフィールド電波を再現し、被試験対象ラジオ
で受信して妨害耐性の試験及び評価をするようにしてい
る。
【0004】図9に従来のフィールド電波記録/再生シ
ステムの構成を示す。記録時、車載アンテナ1の受波信
号を分配器2を通して各々異なる放送周波数に同調した
複数の電界強度計3−1、3−2、・・にて放送局毎の
受信電界強度を測定する。各電界強度計3−1、3−
2、・・の出力は、通信インターフェースを介してパソ
コン4に入力され、実時間で変化する電界強度データが
放送周波数別にFD5に記録される。
【0005】一方、再生時は、FD5に記録された電界
強度データを放送周波数別にパソコン6から通信インタ
ーフェースを介して複数の標準信号発生器7−1、7−
2、・・へ出力する。各標準信号発生器7−1、7−
2、・・は各々異なる放送周波数での標準FM波を発生
するとともに電界強度データに基づき振幅(強度)を変
化させる。各標準信号発生器7−1、7−2、・・の出
力は結合器8を介してアンテナ9に導かれ、実験室内に
電波が輻射される。これにより、実時間で電界強度の変
化するフィールド電波が再現されるので、対象ラジオの
妨害耐性の試験及び評価を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フィールド電波記録/再生システムでは、フィールド電
波の電界強度という1つのパラメータしか記録/再生し
ないので、強入力妨害耐性は試験及び評価できるが、マ
ルチパス妨害耐性を試験及び評価することはできなかっ
た。これは、例えば、直接波と反射波の相互干渉で生じ
るマルチパス妨害の場合、周波数が同一で各々の電界強
度と、位相差が実時間で変化する直接波と1または複数
の反射波を複数の信号発生器で発生させなければならな
いが、上記フィールド電波記録/再生システムでは、1
つの放送波につき直接波と反射波の合成電界強度しか記
録/再生できないからである。
【0007】この点に関し、図9の再生システムで、各
標準信号発生器7−1、7−2、・・を制御して周波数
が同一で各々の電界強度と、位相差が実時間で変化する
直接波と1または複数の反射波を発生させ、擬似的にマ
ルチパス妨害波を再現することも考えられるが、制御パ
ラメータの解析が極めて困難であるため、現状では実際
のフィールドで起きているマルチパス妨害の正確な再現
は不可能である。このため、マルチパス妨害耐性の試験
及び評価はフィールド走行を繰り返して行うほかなく、
多大な時間と手間が掛かっていた。
【0008】以上から本発明の目的は、マルチパス妨害
耐性の試験及び評価を容易かつ迅速に実行できるフィー
ルド電波の記録/再生装置を提供することである。ま
た、マルチパス妨害時のフィールド電波の解析を実験室
で簡単に行えるフィールド電波の記録/再生装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、フィールド電波を受波するアンテナと、アンテナ
受波信号を増幅するRF増幅手段と、RF増幅回路の出
力を所定の低い周波数に周波数変換する周波数変換手段
と、周波数変換手段の出力をA/D変換するA/D変換
手段と、A/D変換手段の出力データを所定の記録媒体
にディジタル記録し、所望時に該記録媒体からデータを
読み出して出力するディジタル記録/再生手段と、ディ
ジタル記録/再生手段から出力されたデータをD/A変
換して出力するD/A変換手段を設けたことにより達成
される。
【0010】
【作用】本発明によれば、フィールドにおいて、アンテ
ナで電波を捕らえRF増幅手段でRF増幅したのち、周
波数変換手段で所定の低い周波数に変換する。そして、
A/D変換手段でA/D変換し、ディジタル記録/再生
手段により所定の記録媒体に読み書き自在に記録する。
その後、実験室等において、所望時にディジタル記録/
再生手段により記録媒体からデータを読み出し、読み出
したデータをD/A変換手段でD/A変換手段して出力
する。これにより、フィールドでの実時間で変化する電
波の波形自体を記録/再生できるので、マルチパス妨害
が発生していれば、直接波と反射波の合成波形の記録/
再生、即ちマルチパス妨害波形の記録/再生ができるこ
とになり、一度、フィールドで記録を取っておけば、実
験室等において、再生信号を直接または適宜周波数変換
したのち、被試験対象機器の受信系の所定箇所に注入す
ることで、注入点より後段の回路に対するマルチパス妨
害耐性の試験、評価、改善を容易かつ迅速に何度でも繰
り返し実行できる。
【0011】また、実験室等において、D/A変換手段
の出力を周波数変換手段で所定のRF周波数に周波数変
換したのち、電力増幅手段で電力増幅し、アンテナより
周囲に電波を輻射させる。これにより、実験室内等にマ
ルチパス妨害時のフィールド電波状況を簡単かつ繰り返
し再現でき、被試験対象機器全体のマルチパス妨害耐性
の試験、評価、改善を容易かつ迅速に何度でも繰り返し
実行できる。
【0012】また、フィールドにおいて、アンテナで電
波を捕らえRF増幅手段でRF増幅したのち、周波数変
換手段で所定の低い周波数に変換する。そして、A/D
変換手段でA/D変換し、ディジタル記録/再生手段に
より所定の記録媒体に読み書き自在に記録する。これに
より、一度、フィールドで記録を取っておけば、実験室
等において、再生データを対象にパソコン等でマルチパ
ス妨害波の解析を容易に行うことができ、マルチパス妨
害耐性の高い機器の開発に役立てることができる。
【0013】また、前記RF増幅手段、周波数変換手段
の一部または全部に、妨害耐性の試験対象機器のフロン
トエンドを用いる。これにより、フィールドでの記録に
際し、特別な記録用受信システムを準備しなくて済む。
【0014】また、A/D変換手段から入力したデータ
をデータ圧縮手段で圧縮したのち、記録媒体に記録し、
該記録媒体から読み出した圧縮データをデータ伸長手段
で伸長して出力する。これにより、記録媒体に対しフィ
ールド電波波形を長時間記録することができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係るフィールド
電波の記録/再生システムの全体構成図である。10は
車載アンテナ、11は妨害耐性の試験対象機器の一例で
ある車載FMラジオであり、12はフロントエンド、1
3はIF回路、14は検波/復調回路である。フロント
エンド12において、12aはアンテナ受波信号のRF
増幅を行うRF増幅器、12bは可変周波数で発振し、
局部発振信号を出力する局部発振器、12cはRF信号
と局部発振信号を混合し、中心周波数fC1=10.7MHz の
中間周波信号IF1 に周波数変換する混合器である。I
F回路13において、13aは10.7MHz を中心に±Δf
を通過させるBPF、13bは第1IF増幅器、13c
と13eは10.7MHz を中心に±Δfを通過させるBP
F、13dは第2IF増幅器である。第1IF増幅器1
3bの出力側は出力端子IFOUT と接続されており、B
PF13cの入力側は入力端子IFINと接続されてい
る。検波/復調回路14において、14aはリミッター
増幅器、14bはFM検波器(DET)、14cはノイ
ズキャンセラ(NC)、14dはステレオ復調回路(M
PX)である。
【0016】20はフィールド電波の波形をA/D変換
してディジタル領域で記録/再生し、再生データをD/
A変換して出力する記録/再生装置であり、入力端子I
IN´と出力端子IFOUT ´を有している。記録時、入
力端子IFIN´を出力端子IFOUT と接続し、再生時、
出力端子IFOUT ´を入力端子IFINと接続する。21
は固定周波数(=10.25MHz)の局部発振信号を出力する
局部発振器、22は中間周波信号IF1 を局部発振信号
と混合して中心周波数fC2=450kHzの第2中間周波信号
IF2 に変換する混合器、23はカットオフ周波数fC
が700kHzの帯域制限及びアンチエリアシング用のLP
F、24はLPF通過後の第2中間周波信号IF´を増
幅する増幅器、25は増幅後の第2中間周波信号IF´
を1.8MHzのサンプリング周波数でA/D変換し、ディジ
タルデータを後述するバッファメモリ側へ出力するA/
D変換器であり、ここでは8ビットに量子化するものと
する。
【0017】26は記録時には入力バッファ、再生時に
は出力バッファとしての機能を果たすバッファメモリで
あり、ここでは8×18個の1MビットSRAMと、書き
込み/読み出し制御回路で構成されているものとする。
27はバッファメモリ26への書き込み時に系統切り換
えを行うスイッチ、28はバッファメモリからの読み出
し時に系統切り換えを行うスイッチ、29は再生時に、
バッファメモリから読み出されたディジタルデータをD
/A変換するD/A変換器、30はD/A変換で得られ
た第2中間周波信号IF2 ´を増幅する増幅器、31は
アンチエリアシング用のLPF、32はLPF通過後の
第2中間周波信号IF2 ´を局部発振器21から入力し
た局部発振信号と混合して中心周波数fC1=10.7MHz の
中間周波信号IF´に変換する混合器である。
【0018】33は記録時、バッファメモリ26から読
み出された8ビットデータを、2つづつ16ビットデー
タに組み合わせ、かつ、該組み合わせた16ビットデー
タを更に、交互に、LchサンプルデータとRchサン
プルデータとしながらディジタルオーディオインターフ
ェースフォーマットデータに変換して後述するDAT
(ディジタルオーディオテープレコーダ)へ出力する第
1ディジタルオーディオインターフェース回路、34は
再生時、DATから入力したディジタルオーディオイン
ターフェースフォーマットデータを、チャンネル別に分
け、更に、元の8ビットデータに分けることで逆変換
し、バッファメモリへ出力する第2ディジタルオーディ
オインターフェース回路である。
【0019】35はDATであり、第1ディジタルオー
ディオインターフェース回路の出力側がディジタル入力
端子DINと接続されており、第2ディジタルオーディオ
インターフェース回路の入力側がディジタル出力端子D
OUT と接続されている。DAT35は、DATテープ3
6を記録媒体にして、記録時(録音時)、ディジタル入
力端子DINに入力されたディジタルオーディオインター
フェースフォーマットデータからLchサンプルデータ
とRchサンプルデータを取り出し、インターリーブ、
誤り訂正符号の附加等を行ってディジタル記録し、再生
時、DATテープ36に記録されたデータを読み取り、
ディインターリーブ、誤り訂正等の処理を行い、更に、
ディジタルオーディオインターフェースフォーマットデ
ータに変換してディジタル出力端子DOUT から出力す
る。
【0020】図2は記録系の動作を示す線図、図3はA
/D変換器出力のスペクトラムを示す線図、図4〜図6
は記録/再生装置の記録/再生性能を示す波形図であ
り、以下、これらの図に従って本実施例の動作を説明す
る。記録 車両に試験対象の車載FMラジオ11、記録/再生装置
20を搭載し、車載アンテナ10とフロントエンド12
の入力段を接続するとともに、IF回路13の出力端子
IFOUT を記録/再生装置20の入力端子IFIN´と接
続する。そして、車載FMラジオ11を或る放送周波数
INに同調させる。この状態でフィールド走行を行い、
所望の測定場所でスイッチ27をA/D変換器25側に
切り換え、バッファメモリ26に書き込み動作を行わせ
る。
【0021】周波数FINの受信波は車載アンテナ10に
キャッチされたあと、車載FMラジオ11のフロントエ
ンド12でRF増幅と周波数変換がなされ、BPF13
aと第1IF増幅器13bを通過することで、出力端子
IFOUT から中心周波数fC1が10.7MHz でfc1±Δfの
帯域の中間周波信号IF1 が出力される。該中間周波信
号IF1 は中心周波数は異なるものの受信波と同じ波形
であり、受信波と同じスペクトラム成分を持つ(図2
(1)、(2)参照)。
【0022】中間周波信号IF1 は記録/再生装置20
に入ると、まず、混合器22で中心周波数fC2が450kHz
でfc2±Δfの帯域の第2中間周波信号IF2 に変換さ
れる。該第2中間周波信号IF2 も中心周波数は異なる
ものの受信波と同じ波形であり、受信波と同じスペクト
ラム成分を持つ(図2(3)参照)。第2中間周波信号
IF2 はLPF23でエリアシング防止のため不要成分
がカットされ、増幅器24で増幅されたのち、A/D変
換器25でサンプリング周波数fS =1.8MHzで8ビット
データにA/D変換される。
【0023】A/D変換されたデータのスペクトラムに
は、図3に示す如く、fC2を中心とする原信号成分の
他、fS 、2fs 、・・を中心とする折り返し成分が含
まれるが、LPF23により、原信号成分と折り返し成
分が重なり合わないようになっている。A/D変換器2
5から出力された8ビットデータは、バッファメモリ2
6の書き込み/読み出し制御回路(図示せず)の働き
で、A/D変換動作に同期して順にメモリされていく。
メモリへの書き込みが先頭アドレス→最終アドレス→先
頭アドレス→最終アドレス→・・という具合に、書き込
み停止指令を受けるまで巡回的に繰り返すようにしてあ
る場合、スピーカ出力を耳でモニタしながら、マルチパ
ス妨害発生時、隣接妨害発生時等、所望のフィールド電
波状況に係るデータをメモリできたところで、書き込み
動作を停止させればよい。この実施例の場合、バッファ
メモリ26には10秒間分のデータが記憶される。
【0024】次に、スイッチ28を第1ディジタルオー
ディオインターフェース回路27の側に切り換えたの
ち、DAT35のディジタル録音を開始させるととも
に、バッファメモリ26に読み出し動作を開始させる。
バッファメモリ26の書き込み/読み出し制御回路の働
きで、第1ディジタルオーディオインターフェース回路
33と同期を取りながらメモリから順に8ビットデータ
が読み出され、第1ディジタルオーディオインターフェ
ース回路33に出力される。第1ディジタルオーディオ
インターフェース回路33は、バッファメモリ26から
読み出された8ビットデータを、2つづつ16ビットデ
ータに組み合わせ、かつ、該組み合わせた16ビットデ
ータを更に、交互に、LchサンプルデータとRchサ
ンプルデータとしながらディジタルオーディオインター
フェースフォーマットデータに変換してDAT35のデ
ィジタル入力端子DINへ出力する。
【0025】なお、第1ディジタルオーディオインター
フェース回路33は、最初にLchサンプルデータとR
chサンプルデータをともにFFFF16としたディジタ
ルオーディオイーンターフェースフォーマットデータ
を、例えば2回続けて回出力し、再生時に頭出しができ
るようにしたのち、バッファメモリ26からのデータを
フォーマット変換して出力する。
【0026】DAT35は、ディジタル入力端子DIN
入力されたディジタルオーディオインターフェースフォ
ーマットデータからLchサンプルデータとRchサン
プルデータを取り出し、インターリーブ、誤り訂正符号
の附加等を行ってDATテープ36にディジタル記録し
ていく。バッファメモリ26から全てのデータが読み出
されると、読み出し動作が停止するので、DAT35の
録音を止める。以上のようにして、周波数FINでの実時
間で変化する受信波形が、スペクトラムの周波数のみ変
えてそのままディジタル記録されるので、マルチパス妨
害や隣接妨害等が起きた受信波形でも再生可能となる。
他の場所等、他の電波状況でも、フィールド電波を記録
したいときは、同様の動作を繰り返す。
【0027】再生 実験室に戻って再生を行う場合、IF回路13の入力端
子IFINを記録/再生装置20の出力端子IFOUT ´と
接続する。そして、まず、スイッチ27を第2ディジタ
ルオーディオインターフェース回路34の側に切り換え
る。DAT35でDATテープ36の巻き戻しを行った
のち、再生させると、DATテープ36に記録されたデ
ータを読み取り、ディインターリーブ、誤り訂正等の処
理を行い、更に、ディジタルオーディオインターフェー
スフォーマットデータに変換してディジタル出力端子D
OUT から出力する。
【0028】ディジタル出力端子DOUT から出力された
ディジタルオーディオインターフェースフォーマットデ
ータは第2ディジタルオーディオインターフェース回路
34に入力され、FFFF16のサンプルデータが2つ連
続して入力されると書き込み指令をバッファメモリ26
に与え、以降、ディジタルオーディオインターフェース
フォーマットデータを逆変換して元の8ビットデータに
分けて出力する。バッファメモリ26の書き込み/読み
出し制御回路は、書き込み指令を受けると、第2ディジ
タルオーディオインターフェース回路34と同期を取り
ながら8ビットデータを順にメモリさせていく。そし
て、バッファメモリ26が満杯になったところで、書き
込みを終える。
【0029】次に、スイッチ28をD/A変換器29の
側に切り換え、バッファメモリ26にデータの読み出し
動作を行わせる。すると、バッファメモリ26の書き込
み/読み出し制御回路は、D/A変換器29と同期を取
りながら、1秒間当たり1.8MHzの速度でメモリから順に
8ビットデータを読み出しD/A変換器29へ出力す
る。この読み出しは、読み出し停止指令を受けるまで、
先頭アドレス→最終アドレス→先頭アドレス→最終アド
レス→・・という具合に巡回的になされる。
【0030】D/A変換器29はバッファメモリ26か
ら読み出された8ビットデータを逐次D/A変換する。
D/A変換器29の出力は増幅器30で増幅されたの
ち、LPF31で平滑化及びアンチエリアシングがなさ
れ、中心周波数fC2=450kHzの第2中間周波信号IF2
´として出力される。この第2中間周波信号IF2 ´
は、混合器32で中心周波数fC1=10.7MHz の中間周波
信号IF1 ´に変換されたのち、出力端子IFOUT ´か
ら試験対象である車載FMラジオ11のIF回路13へ
出力される。
【0031】車載FMラジオ11では、中間周波信号I
1 ´がBPF13c,13eで10.7MHz ±Δfに帯域
制限されるとともに第2IF増幅器13dで増幅された
のち、検波/復調回路14に入力されて、検波/復調さ
れる。車載FMラジオ11の出力側にアンプとスピーカ
が接続してあれば、或る周波数でフィールド電波を受信
したときの音声出力を耳で確認することができる。そし
て、マルチパス妨害時、隣接妨害時、過変調時等、種々
の障害時のフィールド電波が記録してあれば、検波/復
調回路14等の妨害耐性の試験、評価、改善を行うこと
ができる。
【0032】しかもこの試験等は、記録時に用いた車載
FMラジオ11に限られず、組立工程において、記録/
再生装置20から再生させた中間周波信号IF1 ´をB
PF13cの入力側等、所定箇所に注入することで、量
産セットの各々を対象に行うことができ、機種の異なる
セットを対象に行うこともできる。例えば、ダブルヘテ
ロダイン方式のセットで、第2中間周波数が450kHzであ
れば、LPF31の出力を第2IF回路に注入すること
もできる。また、DAT35のDATテープ36を巻き
戻すだけで、何度でも手軽に再生動作を繰り返すことが
できる。
【0033】図4は標準入力信号(周波数87.9MHz 、変
調信号1kHz モノラル、周波数偏移75kHz 、入力レベル
60dBμ)を車載FMラジオ10のアンテナ端子に入力し
たときの記録/再生装置20での記録/再生性能を示す
線図(周波数スペクトラム)、図5はマルチパス妨害を
受けた入力信号(87.9MHz 、変調信号1kHz モノラル、
周波数偏移75kHz 、入力レベル60dBμ、D/u3dB、位
相差約170 °) に対する記録/再生性能を示す線図、図
6は過変調入力信号(87.9MHz 、変調信号1kHz モノラ
ル、周波数偏移150kHz、入力レベル60dBμ)に対する記
録/再生性能を示す線図であり、いずれも、再現性良く
記録/再生されていることが判る。
【0034】この第1実施例によれば、記録時、フィー
ルドにおいて、試験対象セットである車載FMラジオ1
1を或る放送周波数に同調させ、IF回路13から取り
出した10.7MHz の中間周波信号を記録/再生装置20に
取り込み、更に、周波数変換して450kHzの第2中間周波
信号としたあと、A/D変換し、バッファとインターフ
ェースを介してDAT35でDATテープにディジタル
記録する。そして、再生する際、DAT35を再生して
DATテープからデータを読み出し、インターフェース
とバッファを介してD/A変換したのち、更に、周波数
変換して10.7MHz の中間周波信号に戻すようにしたか
ら、フィールドでの実時間で変化する電波の波形自体を
そのまま記録/再生できるので、マルチパス妨害が発生
していれば、直接波と反射波の合成波形の記録/再生、
即ちマルチパス妨害波形の記録/再生ができることにな
り、一度、フィールドで記録を取っておけば、実験室等
において、再生信号を被試験対象セットの受信系の所定
箇所に注入することで、注入点より後段の回路に対する
マルチパス妨害耐性の試験、評価、改善を容易かつ迅速
に何度でも繰り返し実行できる。隣接妨害や過変調妨害
等、他の妨害が発生しているときも、全く同様である。
【0035】また、RF帯域の受信波形を450kHzの第2
中間周波信号に変換して記録するようにしたから、A/
D変換やD/A変換の動作周波数を低くでき、これらの
変換を容易に行え、データ量が少なくなるので、記録時
間も長く取れる。更に、DATを用いてディジタル記録
/再生を行えるので、装置構成や取り扱いが簡単であ
り、データの保存性も良好である。また、RF帯域での
増幅と中間周波信号への変換を試験対象セットのフロン
トエンドを用いて行えるので、フィールドでの記録に際
し、特別な記録用受信機を準備しなくて済む。
【0036】なお、上記した実施例では、試験対象セッ
トから取り出した中間周波信号を更に周波数の低い第2
中間周波信号に変換したのちディジタル記録するように
したが、中間周波信号のままディジタル記録するように
してもよく、この場合、記録/再生装置20の局部発振
回路21、混合器22、32は不要となる。逆に、第2
中間周波信号を更に周波数の低い第3中間周波信号IF
3 に変換して記録するようにしてもよく、この場合、再
生系ではD/A変換後の第3中間周波信号IF 3 ´→第
2中間周波信号IF2 ´→中間周波信号IF´の如く、
逆順に変換すればよい。また、試験対象セットのIF回
路13におけるBPF13aをスルーとして、該BPF
13aで帯域制限されていない中間周波信号を記録/再
生するようにしてもよい。この場合、記録信号の帯域
は、記録/再生装置20のLPF23により定められ
る。更に、DAT35で再生したデータを、パソコン、
スペクトラムアナライザ等に入力して妨害時の波形解
析、波形処理等を行うようにしてもよい。
【0037】図7は本発明の第2実施例に係るフィール
ド電波記録装置を示す全体構成図であり、車両に搭載さ
れてフィールド電波の記録を行うものである。図8は第
2実施例に係るフィールド電波再生装置を示す全体構成
図であり、実験室等でフィールド電波を再現するもので
ある。まず、図7につき説明すると、40はアンテナ、
41はアンテナ受波信号のRF増幅を行うRF増幅器、
42−1〜42−mは各々周波数変換器であり、RF信
号を逐次、より低い周波数に変換する。周波数変換器4
2−1は発振周波数が可変の局部発振回路と混合器を含
み、局部発振信号の周波数に応じた周波数の受波信号を
中心周波数がfC1で一定の第1中間周波信号IF1 に変
換する。周波数変換器42−2以下は、発振周波数が固
定の局部発振回路と混合器を含み、周波数変換器42−
2は第1中間周波信号IF1 を中心周波数がfC2の第2
中間周波信号IF2 に変換し、周波数変換器42−3は
第2中間周波信号IF2 を中心周波数がfC3の第3中間
周波信号IF3に変換するという具合にして、1段ずつ
周波数を低くしていき、最終的に周波数変換器42−m
から中心周波数がfCmの第m中間周波信号IFm を出力
する。
【0038】RF増幅器41、周波数変換器42−1〜
42−mにより記録用受信機43が構成されている。こ
こで、周波数変換器の段数mは1以上の任意数であり、
m=2であれば、図1におけるフロントエンド12の混
合器12c及び記録/再生装置20の混合器22と同様
になる。
【0039】44はカットオフ周波数fc が第m中間周
波信号IFm の中心周波数fcmよりΔfだけ高く設定さ
れてアンチエリアシング等を行うLPF、45はLPF
の出力を2fc より大きな所定のサンプリング周波数で
A/D変換を行うA/D変換器、46はA/D変換され
た第m中間周波信号に係るディジタルデータを一時記憶
するバッファメモリ、47はバッファメモリに記憶され
たデータを順にディジタルオーディオインターフェース
フォーマットデータに変換する第1ディジタルオーディ
オインターフェース回路、48は録音動作でディジタル
オーディオインターフェースフォーマットデータからL
chとRchのサンプルデータを取り出しDATテープ
49に記録するDATである。
【0040】このフィールド電波記録装置は、RF信号
に対する周波数変換の回数をm回とした以外、図1の記
録時とほぼ同様の動作をし、最終的にLPF44から出
力される第m中間周波信号IFm が、周波数は異なるも
ののアンテナでの或る受信周波数の受波信号と同じ波形
となることから、該受波信号の周波数スペクトラムを保
存してディジタル記録することができる。
【0041】次に、図8につき説明すると、50は再生
動作でDATテープ49に記録されたLchとRchの
サンプルデータを読み出しディジタルオーディオインタ
ーフェースフォーマットデータを出力するDAT、51
はDAT出力を逆変換して第m中間周波信号に係るディ
ジタルデータを取り出す第2ディジタルオーディオイイ
ターフェース回路、52は第2ディジタルオーディオイ
タンーフェース回路から出力されたデータを一時記憶す
るバッファメモリ、53はバッファメモリに記憶された
データを順にA/D変換器45と同じ所定のサンプリン
グ周波数でD/A変換して第m中間周波信号IFm ´を
出力するD/A変換器、54はLPF44と同じカット
オフ周波数に設定されてアンチエリアシング等を行うL
PFである。
【0042】55−1〜55−mは各々周波数変換器で
あり、第m中間周波信号IFm ´を逐次、より高い周波
数に変換する。周波数変換器54−1〜54−(m−
1)は発振周波数が固定の局部発振回路と混合器を含
み、周波数変換器54−1は第m中間周波信号IFm ´
を中心周波数がfCm-1の第(m−1)中間周波信号IF
m- 1 ´に変換し、周波数変換器54−2は第(m−1)
中間周波信号IFm-1 ´を中心周波数がfCm-2の第(m
−2)中間周波信号IFm-2 ´に変換するという具合に
して、1段ずつ周波数を高くしていく。周波数変換器5
4−mは発振周波数が可変の局部発振回路と混合器を含
み、前段から入力した第1中間周波信号IF 1 ´を、R
F帯の所望周波数に変換して出力する。これら、周波数
変換器54−1〜54−mは、各々、図7の周波数変換
器42−m〜42−1と逆の周波数変換を行う。
【0043】56は周波数変換器54−mの出力を電力
増幅する電力増幅器、57は電力増幅器の出力側と接続
されて、電波を実験室内等に輻射するアンテナである。
周波数変換器55〜1〜55−m、電力増幅器56によ
り、再生用送信機58が構成されている。
【0044】このフィールド電波再生装置は、図7のフ
ィールド電波記録装置と全く逆の動作をする。即ち、第
m中間周波信号IFm ´に対する周波数変換の回数を
(m−1回とした以外、周波数変換器55−(m−1)
までは図1の混合器32までの再生時の動作とほぼ同様
の動作をし、該周波数変換器55−(m−1)から第1
中間周波信号IF1 ´を出力する。この第1中間周波信
号IF1 ´を周波数変換器55−mがRF帯の所望周波
数に変換して出力し、電力増幅器56が電力増幅はした
あとアンテナ57から外部へ電波を輻射する。
【0045】この電波は、周波数は異なるものの記録時
の中間周波信号IFm と同じ周波数スペクトラムを有し
ているので、予め、フィールドでマルチパス妨害を受け
た受信波を記録してあれば、該マルチパス妨害波を実験
室内に再現させることができ、実験室内に準備した試験
対象セットを輻射電波に同調させることで、試験対象セ
ットのフロントエンド、IF回路、検波/復調回路等に
おけるマルチパス妨害耐性の試験、評価、改善を簡単か
つ迅速に繰り返し行うことができる。同様にして、予
め、フィールドで隣接妨害を受けた受信波や過変調受信
波を記録してあれば、これらの妨害耐性についても同様
に試験、評価、改善を行うことができる。
【0046】なお、上記した第2実施例では、フィール
ド電波記録装置の初段の周波数変換器42−1の局部発
振周波数を可変としたが、固定としても良く、この場
合、互いに異なる周波数を受信できるフィールド電波記
録装置全体を複数組用意することで、フィールドで記録
する際、周波数の異なる複数の送信波を同時に記録する
ことができる。また、再生装置の最終段の周波数変換器
の局部発振周波数も固定としてもよく、異なる周波数の
電波を輻射したい場合、互いに局部発振周波数の異なる
最終段の周波数変換器を複数系統設けて切り換えればよ
い。異なる周波数の電波を同時に輻射したい場合は、互
いに最終段の周波数変換器の局部発振周波数の異なるフ
ィールド電波再生装置全体を複数組用意すればよい。ま
た、バッファメモリは記録装置と再生装置で共用として
もよい。
【0047】また、第1実施例と第2実施例のいずれも
データ圧縮せずにディジタル記録するようにしたが、A
/D変換器とバッファメモリの間またはバッファメモリ
と第1ディジタルオーディオインターフェース回路の間
でデータ圧縮回路によりビット圧縮を行うようにしても
よく、この場合、第2ディジタルオーディオインターフ
ェース回路とバッファメモリの間またはバッファメモリ
とD/A変換器の間でデータ伸長回路によりビット伸長
を行うようにすればよい。このようにすれば、A/D変
換やD/A変換の量子化ステップを多くしてより精度の
高い変換を行ったり、バッファメモリの容量負担を軽減
したり、或いは、記録時間を長くしたりすることなどが
可能となる。更に、FM放送を例に挙げたが、RDS、
VICSなど、データ多重FM放送は勿論のこと、AM
放送、PCM放送等、他の形式の送信波にも適用するこ
とができる。また、ディジタル記録はDATを用いる代
わりに、半導体メモリ、FD、HD等、他の記録媒体を
利用するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上本発明によれば、フィールドにおい
て、アンテナで電波を捕らえRF増幅手段でRF増幅し
たのち、周波数変換手段で所定の低い周波数に変換す
る。そして、A/D変換手段でA/D変換し、ディジタ
ル記録/再生手段により所定の記録媒体に読み書き自在
に記録し、その後、実験室等において、所望時にディジ
タル記録/再生手段により記録媒体からデータを読み出
し、読み出したデータをD/A変換手段でD/A変換手
段して出力するように構成したから、フィールドでの実
時間で変化する電波の波形自体を記録/再生できるの
で、マルチパス妨害が発生していれば、直接波と反射波
の合成波形の記録/再生、即ちマルチパス妨害波形の記
録/再生ができることになり、一度、フィールドで記録
を取っておけば、実験室等において、再生信号を直接ま
たは適宜周波数変換したのち、被試験対象機器の受信系
の所定箇所に注入することで、注入点より後段の回路に
対するマルチパス妨害耐性の試験、評価、改善を容易か
つ迅速に何度でも繰り返し実行できる。
【0049】また、実験室等において、D/A変換手段
の出力を周波数変換手段で所定のRF周波数に周波数変
換したのち、電力増幅手段で電力増幅し、アンテナより
周囲に電波を輻射させるように構成したから、実験室内
等にマルチパス妨害時のフィールド電波状況を簡単かつ
繰り返し再現でき、被試験対象機器全体のマルチパス妨
害耐性の試験、評価、改善を容易かつ迅速に何度でも繰
り返し実行できる。
【0050】また、フィールドにおいて、アンテナで電
波を捕らえRF増幅手段でRF増幅したのち、周波数変
換手段で所定の低い周波数に変換する。そして、A/D
変換手段でA/D変換し、ディジタル記録/再生手段に
より所定の記録媒体に読み書き自在に記録するように構
成したから、一度、フィールドで記録を取っておけば、
実験室等において、再生データを対象にパソコン等でマ
ルチパス妨害波の解析を容易に行うことができ、マルチ
パス妨害耐性の高い機器の開発に役立てることができ
る。
【0051】また、前記RF増幅手段、周波数変換手段
の一部または全部に、妨害耐性の試験対象機器のフロン
トエンドを用いるように構成したから、フィールドでの
記録に際し、特別な記録用受信システムを準備しなくて
済む。
【0052】また、A/D変換手段から入力したデータ
をデータ圧縮手段で圧縮したのち、記録媒体に記録し、
該記録媒体から読み出した圧縮データをデータ伸長手段
で伸長して出力するように構成したから、記録媒体に対
しフィールド電波波形を長時間記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るフィールド電波の記
録/再生装置を示す全体構成図である。
【図2】図1の記録動作を示す線図である。
【図3】図1のA/D変換器出力のスペクトラムを示す
線図である。
【図4】標準入力信号に対する記録/再生性能を示す線
図である。
【図5】マルチパス妨害入力信号に対する記録/再生性
能を示す線図である。
【図6】過変調妨害入力信号に対する記録/再生性能を
示す線図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るフィールド電波記録
装置を示す全体構成図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るフィールド電波再生
装置を示す全体構成図である。
【図9】従来のフィールド電波記録/再生システムを示
す全体構成図である。
【符号の説明】
11 車載FMラジオ 12c、22、32 混合器 25、45 A/D変換器 26、46、52 バッファメモリ 29、53 D/A変換器 33、47 第1ディジタルオーディオインターフェー
ス回路 34、51 第2ディジタルオーディオインターフェー
ス回路 35、49、50 DAT 36、48 DATテープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィールド電波を受波するアンテナと、 アンテナ受波信号を増幅するRF増幅手段と、 RF増幅回路の出力を所定の低い周波数に周波数変換す
    る周波数変換手段と、 周波数変換手段の出力をA/D変換するA/D変換手段
    と、 A/D変換手段の出力データを所定の記録媒体にディジ
    タル記録し、所望時に該記録媒体からデータを読み出し
    て出力するディジタル記録/再生手段と、 ディジタル記録/再生手段から出力されたデータをD/
    A変換して出力するD/A変換手段を設けたこと、 を特徴とするフィールド電波の記録/再生装置。
  2. 【請求項2】 D/A変換手段の出力を所定のRF周波
    数に周波数変換する周波数変換手段と、 該周波数変換手段の出力を電力増幅する電力増幅手段
    と、 電力増幅手段の出力側と接続されて周囲に電波を輻射す
    るアンテナと、 を設けたことを特徴とする請求項1記載のフィールド電
    波の記録/再生装置。
  3. 【請求項3】 フィールド電波を受波するアンテナと、 アンテナ受波信号を増幅するRF増幅手段と、 RF増幅回路の出力を所定の低い周波数に周波数変換す
    る周波数変換手段と、 周波数変換手段の出力をA/D変換するA/D変換手段
    と、 A/D変換手段の出力データを所定の記録媒体にディジ
    タル記録し、所望時に該記録媒体からデータを読み出し
    て出力するディジタル記録/再生手段と、 を特徴とするフィールド電波の記録/再生装置。
  4. 【請求項4】 前記RF増幅手段、周波数変換手段の一
    部または全部に、妨害耐性の試験対象機器のフロントエ
    ンドを用いるようにしたこと、 を特徴とする請求項1または3記載のフィールド電波の
    記録/再生装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル記録/再生手段に、A/D変
    換手段から入力したデータを圧縮するデータ圧縮手段
    と、記録媒体から読み出した圧縮データを伸長するデー
    タ伸長手段を設けたこと、 を特徴とする請求項1または3記載のフィールド電波の
    記録/再生装置。
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