JP2008219335A - 信号収録再生装置 - Google Patents

信号収録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008219335A
JP2008219335A JP2007052510A JP2007052510A JP2008219335A JP 2008219335 A JP2008219335 A JP 2008219335A JP 2007052510 A JP2007052510 A JP 2007052510A JP 2007052510 A JP2007052510 A JP 2007052510A JP 2008219335 A JP2008219335 A JP 2008219335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
recording
conversion
unit
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007052510A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kawabata
昭弘 川端
Tsukasa Kashiwabara
司 柏原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP2007052510A priority Critical patent/JP2008219335A/ja
Publication of JP2008219335A publication Critical patent/JP2008219335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】信号収録再生装置を提供する。
【解決手段】基準信号発生部400から出力される異なる周波数を有する複数の基準信号fnを各周波数fnに対する収録信号変換部本体12nに入力する。収録信号変換部本体12nは入力信号の変換ゲインQを外部からの制御信号enに基づいて調整する可変アッテネータ12nAを備え、制御部200は収録信号変換部本体12nの出力誤差Z(en)が0となるように制御信号enを自動的に調整して収束させ、各周波数fnに対する信号変換部本体12nの変換ゲインQを無線周波数信号の実収録前に較正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号収録再生装置に関するものである。
さまざまな放送信号に対して開発された受信機の性能評価を行うにあたって、特に受信機を車載する場合、車両の移動環境下におけるフィールドテストは重要な項目である。しかしながら、このフィールドテストは準備や評価に膨大な時間と工数を必要とし、さらに同様のフィールドテストを行った場合でも再現性が保たれにくく、同様の評価結果が得られない場合がある、という問題点があった。この問題を解決するために、一度移動環境下で放送信号を取得すれば、実験室において移動環境下での放送信号を同一に再現することが可能な信号収録再生装置が提案されている(特許文献1)。
特願2006−138895
しかしながら、このような信号収録再生装置では、周波数の異なる複数の放送信号に対して各放送信号をレベル変換し周波数変換を行う複数の信号変換部が周波数特性を有し、各信号変換部が扱う周波数によって変換ゲインにばらつきがある。また、信号変換部における回路素子の特性にも個体差があり、変換ゲインにばらつきがある。このため、放送信号の出力レベルを同一条件で収録することができない。したがって、収録した放送信号を再生する際に原信号の出力レベルを正しく再現できず、受信機の性能評価の評価精度を落としてしまう、という問題がある。
本発明の課題は、放送信号の収録を行う前に、周波数の異なる複数の放送信号に対する複数の信号変換部の変換ゲインのばらつきの補正を自動的に行って複数の信号変換部の変換ゲインの較正を行い、放送信号の収録が精度高く行われる信号収録再生装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の無線周波数信号を所定の周波数毎に収録再生する信号収録再生装置であって、複数の無線周波数信号を基準信号として前記周波数毎に出力する基準信号発生部と、外部から印加される制御電圧により信号の変換ゲインの調整が可能であり、前記変換ゲインに基づいて入力された信号のレベル変換を前記周波数毎に行う複数の収録信号変換部と、前記周波数毎の前記基準信号に対する前記収録信号変換部の前記制御電圧を自動的に調整して前記複数の前記収録信号変換部の前記変換ゲインのばらつきを補正し前記変換ゲインの較正を行う制御部と、を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、放送信号の収録を行う前に、周波数の異なる複数の放送信号に対する複数の信号変換部の変換ゲインの較正が自動的に行われ、放送信号の収録を精度高く行うことができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記制御部は、前記周波数毎に、前記基準信号に対する前記収録信号変換部の出力値と前記基準信号の出力値との差分が、前記収録信号変換部の前記変換ゲインの設計値と等しくなるように、前記収録信号変換部の前記制御電圧を前記無線周波数信号の実収録前に自動的に調整することを特徴としている。
上記構成によれば、無線周波数信号の実収録前に、数式に基づいて収録信号変換部の変換ゲインを簡単に調整することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記制御部は、二分法により前記収録信号変換部の前記制御電圧を収束させることを特徴としている。
上記構成によれば、二分法により制御電圧を簡単に収束させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、複数の無線周波数信号を基準信号として所定の周波数毎に出力する基準信号発生部と、前記基準信号発生部から出力された基準信号を分配する信号分配部と、前記信号分配部で分配された前記基準信号の周波数変換およびレベル変換を前記周波数毎に行う複数の収録信号変換部と、前記複数の収録信号変換部毎に備えられ前記収録信号変換部の変換ゲインを外部から印加される制御電圧により調整する複数の収録信号変換ゲイン調整部と、前記複数の収録信号変換部の出力信号をそれぞれAD変換し出力する複数のAD変換部と、前記複数のAD変換部の出力データを記憶する記憶部と、前記基準信号発生部から前記周波数毎に前記基準信号を発生させ、前記基準信号の出力値と前記収録信号変換部の出力値と前記収録信号変換部の前記変換ゲインとに基づいて前記収録信号変換ゲイン調整部に出力する前記制御電圧を自動的に調整し、前記複数の収録信号変換部の前記変換ゲインのばらつきを補正し前記変換ゲインの較正を行う制御部と、を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、放送信号の収録を行う前に、周波数の異なる複数の放送信号に対する複数の信号変換部の変換ゲインの較正が自動的に行われ、放送信号の収録を精度高く行うことができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記制御部は、前記周波数毎に、前記基準信号に対する前記収録信号変換部の出力値と前記基準信号の出力値との差分が、前記収録信号変換部の前記変換ゲインの設計値と等しくなるように、前記収録信号変換ゲイン調整部の前記制御電圧を前記無線周波数信号の実収録前に自動的に調整することを特徴としている。
上記構成によれば、無線周波数信号の実収録前に、数式に基づいて収録信号変換部の変換ゲインを簡単に調整することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4または5において、前記制御部は、二分法により前記収録信号変換ゲイン調整部の前記制御電圧を収束させることを特徴としている。
上記構成によれば、二分法により制御電圧を簡単に収束させることができる。
本発明の課題は、放送信号の収録を行う前に、周波数の異なる複数の放送信号に対する複数の信号変換部の変換ゲインのばらつきの補正を自動的に行って複数の信号変換部の変換ゲインの較正を行い、放送信号の収録が精度高く行われる信号収録再生装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
本発明の実施形態における信号収録再生装置は、信号収録部と信号再生部とを備えている。
図1に信号収録部のブロック図を示す。
信号収録部は、信号収録部本体100、制御部200、制御電圧DA変換部300、基準信号発生部400、信号入力スイッチ500、表示部600を備えている。
信号収録部本体100は、信号分配部110、収録信号変換部120、AD変換部130で構成されている。
信号分配部110は、基準信号発生部400から出力される周波数fn(n=1〜Nとする)を持つ基準信号(以降、基準信号fnと記載)を分配し、収録信号変換部120に出力する。ここで、基準信号fnを識別する識別子nを以後チャネルと呼ぶものとする。
収録信号変換部120は、各チャネルn毎に、周波数fnに対応する収録信号変換部本体12nを備えている。収録信号変換部本体12nは、取り込んだ周波数fnの基準信号の信号レベルを変換して調整するとともに、以降の処理に必要な周波数変換、例えば無線信号処理で一般的な中間周波数への変換等を行う。ここで、収録信号変換部本体12nには、収録信号変換ゲイン調整部である可変アッテネータ12nAが備えられており、制御電圧DA変換部300から出力される制御電圧enに基づいて信号レベルの調整に必要な信号の変換ゲインが設定される。
AD変換部130は、各収録信号変換部本体12nの出力信号をAD変換するAD変換部本体131〜13Nを備えており、各収録信号変換部本体12nの出力信号をAD変換して制御部200へ出力する。
制御部200は、AD変換部130の出力信号を入力信号として取り込み記憶する記憶部210を備えている。また、後述する出力誤差Z(en)を算出し、算出結果に基づいて、各収録信号変換部本体12nの変換ゲインを調整するために必要な各可変アッテネータ12nAの制御電圧enを制御電圧DA変換部300に出力する。また、信号入力スイッチ500のオンオフを行う。さらに、記憶部210に記憶した信号を信号再生部に出力する。なお、信号再生部は信号収録部で行った信号処理と逆の手順で信号処理を行い収録した信号を再生するもので、図示および説明は省略する。
制御電圧DA変換部300は、制御部200から出力された各可変アッテネータ12nAの制御電圧enをDA変換してアナログ信号とし、各可変アッテネータ12nAへ出力する。各可変アッテネータ12nAは、この制御電圧enに基づいて、変換ゲインを設定し、各収録信号変換部本体12nの変換ゲインが決定される。
基準信号発生部400は、制御部200により制御され、あらかじめ設定された複数の周波数fn(n=1〜N)の基準信号を単独で出力する。各周波数fnは、フィールドテストにおいて収録する信号の周波数に含まれる周波数である。
信号入力スイッチ500は、各収録信号変換部本体12nの変換ゲインを設定する際に、制御部200によりオンとされ、各収録信号変換部本体12nの変換ゲインの設定が終了すると、制御部200によりオフとされる。
表示部600は、適切な変換ゲインの設定が実施できない際に、制御部200が出力するメッセージを表示する。
次に、本発明で行う可変アッテネータ12nAの制御電圧enの調整についての説明を行う。
収録時における信号の電力の理想的な入出力関係は、次式で表すことができる。
W(fn)+Q=X(fn) (n=1〜N) (数式1)
ここで、W(fn)は基準信号発生部400の出力信号、Qは収録信号変換部本体12nにおける信号の変換ゲインの設計値である。また、X(fn)はAD変換部本体13nの出力であり、AD変換データをxi(i=1〜K、Kはサンプル数)、AD変換のビット数をJとすると、次式で表される。
X(fn)=10log10(2Σ(xi/2J−1) (数式2)
ここで、収録信号変換部本体12nによる信号の変換ゲインQは全周波数において一定であるのが理想的であるが、実際には、周波数特性を有し、周波数毎に変換ゲインQにばらつきがある。また、収録信号変換部本体12nにおける回路素子の特性にも個体差があり、変換ゲインQにばらつきがある。この変換ゲインQのばらつきをΔQ(fn)とすると、収録時における実際の信号の入出力関係は、次式で表すことができる。
W(fn)+{Q+ΔQ(fn)}=X(fn) (n=1〜N) (数式3)
すなわち、
W(f1)+{Q+ΔQ(f1)}=X(f1) (数式4)
W(f2)+{Q+ΔQ(f2)}=X(f2) (数式5)

W(fN)+{Q+ΔQ(fN)}=X(fN) (数式6)
したがって、収録信号変換部本体12nの出力値X(fn)は、周波数毎に変換ゲインQのばらつきΔQ(fn)を含んでしまっているため、収録した信号を再生する際にこの変換ゲインQのばらつきΔQ(fn)を含んだ信号が再生されてしまい、原信号の出力レベルを忠実に再生することができない。
この周波数毎の変換ゲインのばらつきΔQ(fn)の影響を排除するため、各収録信号変換部本体12nに可変アッテネータ12nAを設け、収録信号変換部本体12nにおける変換ゲインQの調整を行う。可変アッテネータ12nAによる変換ゲインQ、すなわち信号の減衰量は、可変アッテネータ12nAに入力される制御電圧enによって調整され、この信号の減衰量をαn(en)とすると、次式が成り立つ。
W(fn)+{Q+ΔQ(fn)}−αn(en)=X(fn) (n=1〜N) (数式7)
すなわち、
W(f1)+{Q+ΔQ(f1)}−α1(e1)=X(f1) (数式8)
W(f2)+{Q+ΔQ(f2)}−α2(e2)=X(f2) (数式9)

W(fN)+{Q+ΔQ(fN)}−αN(eN)=X(fN) (数式10)
ここで、SYSr(fn、en)={Q+ΔQ(fn)}−αn(en)とすると、
W(fn)+SYSr(fn、en)=X(fn) (n=1〜N)(数式11)
となり、周波数毎の変換ゲインQのばらつきΔQ(fn)の影響を排除するためには、(数式11)が(数式1)となる、すなわち、
SYSr(fn、en)=Q (n=1〜N) (数式12)
となるように、制御電圧enを調整して可変アッテネータ12nAによる信号の減衰量αn(en)を設定すればよい。すなわち、
{Q+ΔQ(fn)}−αn(en)=Q (n=1〜N) (数式13)
ここで、αn(en)は信号の減衰量であり、正の値をとることから、ΔQ(fn)は正の値であることになるが、この条件は各収録信号変換部本体12nの信号の変換ゲインQの設定条件で満たされているものとする。
制御電圧enを調整して可変アッテネータ12nAによる信号の減衰量αn(en)を適切に設定した場合は、数式13が成立することになるので、数式7と数式13から、次式が導かれる。
W(fn)+Q=X(fn) (n=1〜N) (数式14)
この式は数式1と同じであり、収録時における信号の理想的な入出力関係が成立することになる。
実際の処理においては、W(fn)は算出でき、X(fn)は計測でき、Qは設計値であるから、数式14を変形して、
Z(en)=X(fn)−W(fn)−Q (n=1〜N) (数式15)
とし、Z(en)→0となるように可変アッテネータ12nAの制御電圧enを調整すればよい。
次に、図3のフローチャートに基づいて、制御電圧enを自動調整し、各収録信号変換部本体12nの変換ゲインを設定する動作(以降、信号レベル較正処理と呼ぶ)のフローの説明を行う。以下の説明では、各収録信号変換部本体12nの変換ゲインを調整する各可変アッテネータ12nAの制御電圧enを収束させる方法として、いわゆる二分法を用いている。
ステップS101では、制御部200が信号入力スイッチ500をオンにする。これにより、周波数fn(n=1〜N)の基準信号が信号収録部本体100に入力される。この後に、フローはステップS102へ移行する。
ステップS102では、基準信号のチャネルを表す識別子nにn=1が設定される。この後に、フローはステップS103へ移行する。
ステップS103では、基準信号f1、f2、・・・、fNのうち、fn(ステップS102の後ではf1、後述するステップS113の後ではステップS112で設定されたnに対するfn)が選択される。この後に、フローはステップS104へ移行する。
ステップS104では、選択されたfnに対する収録信号変換部本体12nにおいて、可変アッテネータ12nAの制御電圧enの最小値e_minに対する出力誤差Zn(e_min)が制御部200で算出され、Zn(e_min)の値が0未満か否かの判定が行われる。Zn(e_min)の算出については、図4、5で説明を行う。Zn(e_min)の値が0未満の場合は、収録信号変換部本体12nの変換ゲインが不足しており、可変アッテネータ12nAの制御電圧enを最小にしても出力誤差Zn(e_min)が0にならないことに相当する。このため、フローはステップS114に移行し、収録信号変換部本体12nの変換ゲインを上げる指示がなされる。一方、出力誤差Zn(e_min)の値が0以上の場合は、可変アッテネータ12nAの制御電圧enを最小にした場合に出力誤差Zn(e_min)が0以上となる変換ゲインを収録信号変換部本体12nが備えていることに相当する。このため、フローはステップS105に移行し、可変アッテネータ12nAの制御電圧enを最大にした場合の収録信号変換部本体12nの出力値の判定を行う。
ステップS105では、選択されたfnに対する収録信号変換部本体12nにおいて、可変アッテネータ12nAの制御電圧enの最大値e_maxに対する出力誤差Zn(e_max)が制御部200で算出され、Zn(e_max)の値が0より大きいか否かの判定が行われる。Zn(e_max)の値が0より大きい場合は、収録信号変換部本体12nの変換ゲインが過大であり、可変アッテネータ12nAの制御電圧enを最大にすると出力誤差Zn(e_max)が0を超えてしまうことに相当する。このため、フローはステップS115に移行し、収録信号変換部本体12nの変換ゲインを下げる指示がなされる。一方、Zn(e_max)の値が0以下の場合は、可変アッテネータ12nAの制御電圧enを最大にした場合に出力誤差Zn(e_max)が0となる変換ゲインを信号変換部本体12nが備えていることに相当し、収録信号変換部本体12nの変換ゲインが適切であることを意味する。この後に、フローはステップS106へ移行する。
ステップS106では、設定、算出したパラメータが制御部200の記憶部210に記憶される。すなわち、メモリe_Lには可変アッテネータ12nAの制御電圧enの最大値e_maxが格納され、メモリe_Sには可変アッテネータ12nAの制御電圧enの最小値e_minが格納され、メモリZ_Lには可変アッテネータ12nAの制御電圧enが最大値e_maxの場合の収録信号変換部本体12nの出力誤差Zn(e_max)が格納され、メモリZ_Sには可変アッテネータ12nAの制御電圧enが最小値e_minの場合の収録信号変換部本体12nの出力誤差Zn(e_min)が格納される。この後に、フローはステップS107へ移行する。
ステップS107では、e_Lとe_Sの値の中間値e_Mがe_M=(e_L+e_S)/2として算出され、同様にZ_LとZ_Sの値の中間値Z_MがZ_M=(Z_L+Z_S)/2として算出される(図4、5参照)。この後に、フローはステップS108へ移行する。
ステップS108では、ステップS107で算出されたZ_Mの絶対値が所定値dZ以下であるか否かが判定される。通常、dZ=0であるが、ここでは観測外乱を考慮し、微小レベルdZ(>0)を判定基準としている。Z_Mの絶対値が所定値dZ以下の場合は、制御電圧en=e_Mの際に収録信号変換部本体12nの出力誤差Zn(e_M)が微小レベルである、すなわち、制御電圧enが適切に設定されたことを意味し、次の周波数fnにおける信号レベル較正処理を行うために、フローはステップS112へ移行する。
一方、Z_Mの絶対値が所定値dZ以下とならない場合は、制御電圧en=e_Mの際に収録信号変換部本体12nの出力誤差Zn(e_M)が微小レベルとならない、すなわち、制御電圧enが適切に設定されていないことを意味し、制御電圧enを適切な値とするため、フローはステップS109へ移行する。
ステップS109では、ステップS107で算出されたZ_Mの値による分岐処理が行われる。Z_M>dZでない場合は、フローはステップS110へ移行する。一方、Z_M>dZの場合は、フローはステップS111へ移行する。
ステップS110では、算出したe_M、Z_Mをそれぞれ新たなe_S、Z_Sとするため、代入が行われる。この代入後、再びステップS107でe_M、Z_Mを算出することにより、図4に示すように、Z_Mは次第に0に近づき、同様の処理(二分法)を繰り返すことによって、Z_Mを0に収束させることが可能となる。
ステップS111では、算出したe_M、Z_Mをそれぞれ新たなe_L、Z_Lとするため、代入が行われる。この代入後、再びステップS107でe_M、Z_Mを算出することにより、図5に示すように、Z_Mは次第に0に近づき、同様の処理を繰り返すことによって、Z_Mを0に収束させることが可能となる。
ステップS112では、算出した制御電圧e_Mを記憶部210に記憶する。また、基準信号のチャネルを表す識別子nを+1加算する。この後に、フローはステップS113へ移行する。
ステップS113では、すべてのチャネル1〜Nについて信号レベル較正処理が行われたか否かの判別が行われる。すべてのチャネル1〜Nについて信号レベル較正処理が行われた場合は、フローはステップS117へ移行する。一方、信号レベル較正処理を行っていないチャネルnがある場合は、フローはステップS103に戻り、再度信号レベル較正処理が行われる。
ステップS114では、収録信号変換部本体12nの変換ゲインQが不足しており、可変アッテネータ12nAの制御電圧enを最小にしても出力誤差Zn(e_min)が0にならない場合に相当し、制御部200は「チャネルnの収録信号変換部本体の変換ゲインをーZn(e_min)dB以上上げるように調整して下さい。」等のメッセージを表示部600に表示する。この後に、フローはステップS116へ移行する。
ステップS115では、収録信号変換部本体12nの変換ゲインが過大であり、可変アッテネータ12nAの制御電圧enを最大にすると出力誤差Zn(e_max)が0を超えてしまう場合に相当し、制御部200は「チャネルnの収録信号変換部本体の変換ゲインをZn(e_max)dB以上下げるように調整して下さい。」等のメッセージを表示部600に表示する。この後に、フローはステップS116へ移行する。
ステップS116では、収録信号変換部本体12nの変換ゲインQが適切ではなく、信号レベル較正処理が行えないことから、制御部200は「信号レベル較正処理に問題があります。」等のメッセージを表示部600に表示する。この後に、フローはステップS117へ移行する。
ステップS117では、信号レベル較正処理を終了するため、制御部200は信号入力スイッチ500をオフにする。この後に、フローはステップS118へ移行する。
ステップS118で、信号レベル較正処理が終了する。
図3に、制御部200における収録信号変換部本体12nの出力誤差Zn(en)の算出処理のフローチャートを示す。
ステップS201では、選択されたfnに対する可変アッテネータ12nAの制御電圧enがあらかじめ設定した初期値eに設定される。この後に、フローはステップS202へ移行する。
ステップS202では、基準信号発生部400から周波数fnの基準信号が出力される。この後に、フローはステップS203へ移行する。
ステップS203では、周波数fnに対応する収録信号変換部本体12nの出力がAD変換部本体13nによりAD変換され、制御部200によりサンプリングデータが取得される。この後に、フローはステップS204へ移行する。
ステップS204では、取得したサンプリングデータを用いて、AD変換部本体13nの出力値Xnが算出される。この後に、フローはステップS205へ移行する。
ステップS205では、収録信号変換部本体12nの出力誤差Zn(en)=XnーW(fn)−Qが算出される。この後に、フローはステップS206へ移行する。
ステップS206で、収録信号変換部本体12nの出力誤差Zn(en)の算出処理が終了する。
以上の動作により、各可変アッテネータ12nAの制御電圧enが各チャネル毎に設定され、周波数fnに応じた変換ゲインQが各収録信号変換部本体12nにおいて無線周波数信号の実収録前に自動的に適切に設定される(信号レベル較正処理)。
また、この信号レベル較正処理の過程において、収録信号変換部本体12nの変換ゲインQが適切であるか否かの判定が行われ、収録信号変換部本体12nの変換ゲインQが適切でない状態、すなわち、故障状態を検出することができ、フィールドテストの効率を向上することができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、ブロック図は図1に示すものに限定されるものではない。
本発明の実施形態のブロック図である。 本発明の実施形態における信号レベル較正処理のフローチャートである。 本発明の実施形態における収録信号変換部本体の出力誤差算出のフローチャートである。 本発明の実施形態において、制御電圧の収束の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態において、制御電圧の収束の様子を示す他の説明図である。
符号の説明
100 信号収録部本体
110 信号分配部
120 収録信号変換部
121〜12N 収録信号変換部本体
121A〜12NA 可変アッテネータ(収録信号変換ゲイン調整部)
130 AD変換部
131〜13N AD変換部本体
200 制御部
210 記憶部
300 制御電圧DA変換部
400 基準信号発生部
500 信号入力スイッチ
600 表示部

Claims (6)

  1. 複数の無線周波数信号を所定の周波数毎に収録再生する信号収録再生装置であって、
    複数の無線周波数信号を基準信号として前記周波数毎に出力する基準信号発生部と、
    外部から印加される制御電圧により信号の変換ゲインの調整が可能であり、前記変換ゲインに基づいて入力された信号のレベル変換を前記周波数毎に行う複数の収録信号変換部と、
    前記周波数毎の前記基準信号に対する前記収録信号変換部の前記制御電圧を自動的に調整して前記複数の前記収録信号変換部の前記変換ゲインのばらつきを補正し前記変換ゲインの較正を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする信号収録再生装置。
  2. 前記制御部は、前記周波数毎に、前記基準信号に対する前記収録信号変換部の出力値と前記基準信号の出力値との差分が、前記収録信号変換部の前記変換ゲインの設計値と等しくなるように、前記収録信号変換部の前記制御電圧を前記無線周波数信号の実収録前に自動的に調整することを特徴とする請求項1に記載の信号収録再生装置。
  3. 前記制御部は、二分法により前記収録信号変換部の前記制御電圧を収束させることを特徴とする請求項2または3に記載の信号収録再生装置。
  4. 複数の無線周波数信号を基準信号として所定の周波数毎に出力する基準信号発生部と、
    前記基準信号発生部から出力された基準信号を分配する信号分配部と、
    前記信号分配部で分配された前記基準信号の周波数変換およびレベル変換を前記周波数毎に行う複数の収録信号変換部と、
    前記複数の収録信号変換部毎に備えられ前記収録信号変換部の変換ゲインを外部から印加される制御電圧により調整する複数の収録信号変換ゲイン調整部と、
    前記複数の収録信号変換部の出力信号をそれぞれAD変換し出力する複数のAD変換部と、
    前記複数のAD変換部の出力データを記憶する記憶部と、
    前記基準信号発生部から前記周波数毎に前記基準信号を発生させ、前記基準信号の出力値と前記収録信号変換部の出力値と前記収録信号変換部の前記変換ゲインとに基づいて前記収録信号変換ゲイン調整部に出力する前記制御電圧を自動的に調整し、前記複数の収録信号変換部の前記変換ゲインのばらつきを補正し前記変換ゲインの較正を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする信号収録再生装置。
  5. 前記制御部は、前記周波数毎に、前記基準信号に対する前記収録信号変換部の出力値と前記基準信号の出力値との差分が、前記収録信号変換部の前記変換ゲインの設計値と等しくなるように、前記収録信号変換ゲイン調整部の前記制御電圧を前記無線周波数信号の実収録前に自動的に調整することを特徴とする請求項4に記載の信号収録再生装置。
  6. 前記制御部は、二分法により前記収録信号変換ゲイン調整部の前記制御電圧を収束させることを特徴とする請求項4または5に記載の信号収録再生装置。
JP2007052510A 2007-03-02 2007-03-02 信号収録再生装置 Pending JP2008219335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007052510A JP2008219335A (ja) 2007-03-02 2007-03-02 信号収録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007052510A JP2008219335A (ja) 2007-03-02 2007-03-02 信号収録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008219335A true JP2008219335A (ja) 2008-09-18

Family

ID=39838867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007052510A Pending JP2008219335A (ja) 2007-03-02 2007-03-02 信号収録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008219335A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06265587A (ja) * 1993-03-15 1994-09-22 Alpine Electron Inc フィールド電波の記録/再生装置
JPH11183544A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Mitsubishi Electric Corp 電波環境シミュレータ
JP2001069022A (ja) * 1999-08-30 2001-03-16 Anritsu Corp 利得校正機能を有する受信機
JP2005024487A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Tektronix Japan Ltd シグナル・アナライザ及びこれによる測定方法並びに周波数領域データ生成方法
JP2007006186A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Clarion Co Ltd 無線周波数信号記録再生装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06265587A (ja) * 1993-03-15 1994-09-22 Alpine Electron Inc フィールド電波の記録/再生装置
JPH11183544A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Mitsubishi Electric Corp 電波環境シミュレータ
JP2001069022A (ja) * 1999-08-30 2001-03-16 Anritsu Corp 利得校正機能を有する受信機
JP2005024487A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Tektronix Japan Ltd シグナル・アナライザ及びこれによる測定方法並びに周波数領域データ生成方法
JP2007006186A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Clarion Co Ltd 無線周波数信号記録再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2013392022B2 (en) Method and device for auto-calibration of ADC
CN106324479B (zh) 一种芯片校准方法、电路及芯片
JP2011109653A (ja) データ取込みシステム及びその校正方法
CA2773036A1 (en) An auditory test and compensation method
CN101202860A (zh) 音量调节方法
CN112051562A (zh) 无线测距的距离补偿方法、装置、电子设备及存储介质
US20190285666A1 (en) Test and Measurement Management
US20050225470A1 (en) Digitally self-calibrating pipeline adc and controlling method thereof
US6931341B2 (en) Automatic adjusting method for measuring equipment and apparatus using the same
JP2008219335A (ja) 信号収録再生装置
CN114019339B (zh) 可编程约瑟夫森结阵偏置驱动器的校准方法及校准装置
KR20090085283A (ko) 아날로그 디지털 변환기의 오차 보정 장치 및 방법
US6782335B1 (en) Method and system for estimating input power in a cable modem network
US11190283B2 (en) Polar system and delay difference calibration method
CN112098702A (zh) 一种数字示波器和用于数字示波器的垂直档位校正方法
CN114325301A (zh) 用于adc芯片的测试设备及方法
CN114691437A (zh) 一种测试校正装置及方法
US6704673B2 (en) System and method for improving linearity and reducing digitization artifacts in a data analysis system
US8195110B2 (en) Method for calibrating a transmission line, and corresponding computer software product, storage medium and calibration device
KR20040031928A (ko) 이동 통신 단말기의 주파수별 수신파워 보상 방법
JP2001174489A (ja) デジタル電圧計
JP2008219226A (ja) 信号収録再生装置
CN111212372A (zh) 一种音频通话类产品自动测试和校准方法及装置
CN116505947B (zh) 模数转换器校准方法、装置、存储介质及芯片
GB2516631A (en) A system of providing calibration information to a frequency attenuator means

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018