JPH06265248A - アイススケートリンク床面の冷却構造 - Google Patents

アイススケートリンク床面の冷却構造

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JPH06265248A
JPH06265248A JP7645593A JP7645593A JPH06265248A JP H06265248 A JPH06265248 A JP H06265248A JP 7645593 A JP7645593 A JP 7645593A JP 7645593 A JP7645593 A JP 7645593A JP H06265248 A JPH06265248 A JP H06265248A
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JP
Japan
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flexible pipe
skating rink
flexible
ice
floor surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP7645593A
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English (en)
Inventor
Shigeki Ozaki
崎 繁 樹 尾
Yoshio Ariga
賀 芳 雄 有
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REJIYAA IND KK
Original Assignee
REJIYAA IND KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】良質の氷を有するアイススケートリンクを短時
間に構築することが出来るアイススケートリンク床面の
冷却構造を目的としている。 【構成】多数の第1柔軟パイプ14が一体的に並列され
て設けられたシートパネル12の、該第1柔軟パイプ1
4間に第2柔軟パイプ15を夫々配列し、これ等の第2
柔軟パイプ15をフック枠16を介してシートパネル1
2に取り付け、かつ前記柔軟パイプ14,15に夫々冷
媒供給或いは返還用のサブヘッター17を連結して構成
したアイススケートリンク床面の冷却構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工用のアイススケー
トリンクの床面に構成される冷却構造に係り、特に極め
て良質で均一な氷質を有するスケートリンクを短時間で
結氷せしめることが出来、かつ体育館等の床面に簡単に
スケートリンクを構成したり、或いはこのスケートリン
クを容易に撤去させることが出来るアイススケートリン
ク床面の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アイススケートリンクの床面を結氷させ
るために、例えば図5に示す如く、プラスチックシート
1の表面に並列された多数の柔軟パイプ2を一体的に設
けてプラスチック製のシートパネル3を作成し、これ等
の柔軟パイプ2に冷媒を通しながらプラスチックシート
1上に供給された水を結氷せしめるアイススケートリン
クは、例えば実公昭57ー52598号公報等に示す如
く、本件特許発明者等によって開発され、実用化されて
いる。
【0003】前述の構造を持ったアイススケートリンク
について詳述すると次の通りである。プラスチックシー
ト1の表面に多数の柔軟パイプ2を一体的に設けたプラ
スチック製のシートパネル3は、前記公知文献でも明ら
かな如く、プラスチックの押出成形法によって、約25
cm位の巾のものが連続的に押出成形され、かつこれを一
定の長さに切断することによって構成されていた。
【0004】また、アイススケートリンクの床面にこの
シートパネル3を敷設するに当たっては、先ず4枚のシ
ートパネル3を夫々巾方向に連結して、約1m巾の基準
パネルを作り、この基準パネルに夫々冷媒を供給或いは
返還し得るサブヘッターを用意し、これ等のサブヘッタ
ーを夫々基準パネルの柔軟パイプ2に連結することによ
って構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の如く、
プラスチックの押出成形法によって成形されるシートパ
ネル3に於いては、プラスチック押出成形法の限界か
ら、柔軟パイプ2の相互間の距離を一定以上に著しく小
さくすることが困難である問題があった。従って、この
シートパネル3を使用してアイススケートリンクの床面
を形成した場合には、該シートパネル3の柔軟パイプ2
のみにしか冷媒を通すことが出来ないので、冷却用のパ
イプの冷却面積が限定されてしまい、短時間でアイスス
ケートリンクの床面を氷結せしめることが困難であっ
た。
【0006】また、アイススケートリンクの床面に供給
された水を時間を掛けて徐々に氷結させた場合には、氷
の質が軟らかで良質の氷が得られない問題もあった。本
発明に係るアイススケートリンク床面の冷却構造は、前
述の従来の問題点に鑑み開発された全く新規な技術であ
って、特にアイススケートリンクの床面に供給された氷
を極めて短時間で氷結せしめかつ極めて良質な氷を得る
ことが出来、しかもスケートリンクの構築及び撤去が容
易な全く新しい技術を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアイススケ
ートリンク床面の冷却構造は、前述の従来の問題点を根
本的に改善した技術であって、その要旨は、細かい多数
の第1柔軟パイプをベースフィルムに一体的に並列した
シートパネルを床面に敷設すると共に、該多数の第1柔
軟パイプの相互間にこの第1柔軟パイプとほぼ同径の第
2柔軟パイプを夫々配列し、かつこれ等の第1柔軟パイ
プと第2柔軟パイプとをフック枠によって夫々相互に連
結固定し、更に第1柔軟パイプと第2柔軟パイプとに夫
々別々の冷媒供給用サブヘッターと冷媒返還用サブヘッ
ターとを連結して構成したことを特徴としたアイススケ
ートリンク床面の冷却構造である。
【0008】
【作用】本発明に係るアイススケートリンク床面の冷却
構造に於いては、上述の如く、多数の第1柔軟パイプが
ベースフィルム上に並列されたシートパネルを床面に敷
設すると共に、これ等の第1柔軟パイプの相互間に夫々
第2柔軟パイプを挿入配列したので、単位面積当たりの
柔軟パイプの本数を約2倍にすることが出来る。
【0009】従って、これ等の第1柔軟パイプ及び第2
柔軟パイプに冷媒を供給した場合には、単位面積当たり
の冷却面積を約2倍にすることが出来る。また、前述の
如く、第1柔軟パイプの相互間に配列された第2柔軟パ
イプは、フック枠によって相互に連結固定されているの
で、このフック枠を介して第2柔軟パイプをシートパネ
ルに一体的に取り付けることが出来る。
【0010】シートパネルに配列された第1柔軟パイプ
と第2柔軟パイプには、夫々別々のサブヘッターが連結
されているので、これ等の第1柔軟パイプと第2柔軟パ
イプとに別々のサイクルで冷媒を供給し、冷却すること
が出来る。従って、一方のサイクルに使用される冷凍機
が故障しても、他方のサイクルに使用されている冷凍機
でアイススケートリンク内の氷を氷結及び氷結後の維持
をすることが出来る。
【0011】
【実施例】図により本発明に係るアイススケートリンク
床面の冷却構造の一実施例を具体的に説明すると、図1
は第1柔軟パイプの相互間に第2柔軟パイプを配列した
状態の要部の斜視説明図、図2は図1の要部の縦断面説
明図、図3は冷却構造の全体を示す平面図、図4は図3
の要部の拡大説明図である。
【0012】図1乃至図4に於いて、11は本発明のア
イススケートリンクであって、その床面には従来例で説
明したシートパネル12が敷設されている。このシート
パネル12は、プラスチック製のベースフィルム13上
に、多数の細かい第1柔軟パイプ14を一体的に並列す
ることによって構成されている。
【0013】15はシートパネル12とは独立した第1
柔軟パイプ14と同一の径を持った細かい第2柔軟パイ
プであって、シートパネル12の各第1柔軟パイプ14
間に挿入して配列され、かつこの第2柔軟パイプ15は
フック枠16によってシートパネル12に取付固定され
ている。フック枠16の下面には、第1柔軟パイプ14
が強制的に嵌入される湾曲凹所16aと第2柔軟パイプ
15が挿入される下向コ字状凹所16bとが相互に連続
して穿設されている。
【0014】従って、各第1柔軟パイプ14間に第2柔
軟パイプ15を配列した後で、パイプ14,15に凹所
16a,16bを合致させながら、フック枠16を下方
向に押し下げることによって、第1柔軟パイプ14を湾
曲凹所16aに強制的に嵌入固定させ、かつ第2柔軟パ
イプ15を下向コ字状凹所16bに出し入れ自在に挿入
し、このフック枠16を介して、第2柔軟パイプ15を
シートパネル12に一体的に取り付けることが出来る。
【0015】このように2本の柔軟パイプ14,15を
並列したシートパネル12は、夫々従来のように巾方向
に約1mの巾で連結された後で、その両端部に夫々冷媒
供給用或いは冷媒返還用の約1mの長さを持ったサブヘ
ッダー17を取り付け、サブヘッダー17と柔軟パイプ
14,15とを夫々相互に連結することが出来る。従っ
て、第1柔軟パイプ14と、第2柔軟パイプ15とに
は、夫々左右に設けた別々のサブヘッター17より冷媒
を供給したり、或いは返還したりし得るように構成され
ている。
【0016】アイススケートリンクの床面には、このよ
うな約1m巾基準シートパネル12が順に並列して敷設
されており、かつ各基準シートパネル12の前記サブヘ
ッター17には、第1柔軟パイプ14の柱用メインヘッ
ター18aと第1柔軟パイプ14の戻用メインヘッター
18bとが連結されるか、或いは第2柔軟パイプ15の
往用メインヘッター18cと第2柔軟パイプ15の戻用
メインヘッター18dとが夫々連結されている。
【0017】図中、19a,19bは夫々ブラインクー
ラーユニットであって、前記第1柔軟パイプ14用のメ
インヘッター18a,18bとに連結されている。ま
た、他方のブラインクーラーユニット19c,19dは
夫々前記第2柔軟パイプ15用のメインヘッター18
c,18dとに連結されている。
【0018】20a,20bは夫々ブラインタンクであ
って、戻用メインヘッター18b或いは戻用メインヘッ
ター18dより戻されたブラインを貯留し得るように構
成されている。21a,21bは夫々ブラインポンプで
あって、前記ブラインタンク20a,20bとブライン
クーラーユニット19a,19b,19c,19dとの
間に設けられている。更に22はオイルタンクユニット
である。
【0019】本発明に於いては、上述の如く、第1柔軟
パイプ14には、サブヘッター17とメインヘター18
a,18bとを介してブラインクーラーユニット19
a,19b,ブラインタンク20a,ブラインポンプ2
1aを夫々連結し、また、第2柔軟パイプ15には、サ
ブヘッター17とメインヘッター18c,18dとを介
してブラインクーラーユニット19c,19d,ブライ
ンタンク20b,ブラインポンプ21bを夫々連結して
構成したので、第1柔軟パイプ14と第2柔軟パイプ1
5とに夫々別々なサイクルで冷媒を供給することが出来
る。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るアイススケートリンク床面
の冷却構造は上述の如き構造と作用とを有するので、単
位面積当たりに従来の2倍の冷却用パイプを配列するこ
とが出来、これによってアイススケートリンクの床面の
結氷時間を約2分の1にすることが出来る。
【0021】従って、結氷時間を短くすることによっ
て、極めて良好な氷質を得ることが出来る。また、前述
の如く、冷却用パイプの配管ピッチを最小限にすること
が出来るので、冷媒ブラインを床面全体に均一に流すこ
とが出来、これによってリンク全体の温度分布を均一化
させ、均一化された良質の氷をリンク全体に張ることが
出来る。かつ、結氷能力が大きいので、その後の氷質の
管理も最良の状態にコントロールすることが出来る。
【0022】多数の冷却用パイプがシートパネルに一体
的に取り付けられているので、リンクの床面が安定して
おり、床面及びその床面に積層された氷の層の強度を著
しく大きくすることが出来る。アイススケートリンクの
冷凍サイクルは、前述の如く、2サイクルとなっている
ので、一方のサイクルの冷凍機が故障しても、他方のサ
イクルの冷凍機で結氷した氷を維持することが出来る。
アイススケートリンクの床面の結氷が短時間で出来るの
で、体育館や催物場でのアイススケートリンクを短日で
完成することが出来、体育館や催物場での借用期間を著
しく短縮せしめることが出来る等の特徴を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1柔軟パイプの相互間に第2柔軟パイプを配
列した状態の要部の斜視説明図である。
【図2】図1の要部の縦断面説明図である。
【図3】冷却構造の全体を示す平面図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【図5】従来のアイススケートリンクに使用されるシー
トパネルの要部の斜視説明図である。
【符号の説明】
1 プラスチックシート 2 柔軟パイプ 3 シートパネル 11 アイススートリンク 12 シートパネル 13 ベースフィルム 14 第1柔軟パイプ 15 第2柔軟パイプ 16 フック枠 16a 湾曲凹所 16b 下向コ字状凹所 17 サブヘッター 18a,18b,18c,18d メインヘッター 19a,19b ブラインクーラーユニット 20a,20b ブラインタンク 21a,21b ブラインポンプ 22 オイルタンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細かい多数の第1柔軟パイプをベースフィ
    ルムに一体的に並列したシートパネルを床面に敷設する
    と共に、該多数の第1柔軟パイプの相互間にこの第1柔
    軟パイプとほぼ同径の第2柔軟パイプを夫々配列し、か
    つこれ等の第1柔軟パイプと第2柔軟パイプとをフック
    枠によって夫々相互に連結固定し、更に第1柔軟パイプ
    と第2柔軟パイプとに夫々別々の冷媒供給用サブヘッタ
    ーと冷媒返還用サブヘッターとを連結して構成したこと
    を特徴としたアイススケートリンク床面の冷却構造。
JP7645593A 1993-03-11 1993-03-11 アイススケートリンク床面の冷却構造 Pending JPH06265248A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2802292A1 (fr) * 1999-12-09 2001-06-15 Mariana Maria Carmen Figas Dispositif transportable permettant de former des pistes de glace
KR100406025B1 (ko) * 2001-07-03 2003-11-22 주식회사 두우종합기술단 실내 빙상경기장의 시공방법 및 그 냉각배관 구조
US20150322631A1 (en) * 2012-07-25 2015-11-12 Guang Jing LI Modular assembled artificial skating rink
JP2017227020A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 ケミカルグラウト株式会社 貼付凍結管及びその取付方法

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