JPH06264660A - 電子式組合わせロック - Google Patents

電子式組合わせロック

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JPH06264660A
JPH06264660A JP18755592A JP18755592A JPH06264660A JP H06264660 A JPH06264660 A JP H06264660A JP 18755592 A JP18755592 A JP 18755592A JP 18755592 A JP18755592 A JP 18755592A JP H06264660 A JPH06264660 A JP H06264660A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性を大幅に向上した電子式組合わせロッ
クを提供しようとする。 【構成】 ロックの操作条件がプリセットされた条件に
合うかが確認される。確認される条件としては、短すぎ
または長すぎる組合わせ入力時間、所定量を超えるダイ
アルの回転量、ダイアルが逆転される際所定時間停止し
たか、解除操作が失敗した回数が所定回数以内か等が含
まれる。これらの条件に合わない場合、ロックが解除さ
れないか、操作不能になる。こうして、ダイアラ等の自
動解除装置、または、正当な組合わせを知らない者によ
る、不正解除操作が阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子式組合わせロッ
クに関し、特に、極めて高い安全性を提供できるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】金庫、金庫室、キャビネット、および、
その他の高い安全性が要求される封入体に使用される機
械式の組合わせロックは、よく知られており、ドリルに
よる穴開け、コンピュータにより制御されるダイアラに
よる操作等による多くの不正解除攻撃を受けやすいもの
である。最近、このような封入体用の電子式組合わせロ
ックとして、従来の機械式のロックの欠点を克服でき、
該ロックにより与えられる安全レベルを大幅に向上でき
るものが発明された。ダイアルタイプの組合わせロック
は、ダイアルを該ダイアル上の番号により示される位置
に回転して、該ロック内の機械要素を回転させ、これに
より、ロック機構の回転車中にバーを落下させ、ロック
バーまたはボルトを退却させることによって、封入体を
開放可能にするものである。
【0003】電子式組合わせロックは、上記と同様な機
械要素を有する物ではなく、このため、同一の方法で不
正解除攻撃され得る物ではない。たとえば、機械式のロ
ックは、ロック機構内に光学装置を挿入させて回転車の
位置を見ることができ、従って、その組合わせを知るこ
となしに封入体を開放できるよう、回転車の整列状態を
見ることができる。電子式ロック機構は、不正解除攻撃
者が見ることができ、また、不正解除攻撃者にロックを
解除するのに必要な手順に関する情報を与えることとな
る、いかなる要素の位置を外部に示すものではないの
で、同様な目的で穴開けしても無駄である。
【0004】機械式のロックにおいては、内部要素の位
置はダイアルに対して固定されており、従って、後に不
正解除攻撃者が繰り返しダイアルを動かすことにより、
その内部機構を把握することが可能である。
【0005】これに対して、電子式組合わせロックにお
いては、ダイアル対番号位置の関係が固定されておら
ず、従って、ダイアルの動きによりその内部機構を把握
するのは、不可能ではないにしても、より困難である。
組合わせロックのダイアルノブに取り付け可能であり、
コンピュータの制御の下に組合わせをダイアル入力する
装置であるダイアラが存在することは知られている。該
ダイアラによる各組合わせ入力によるロック解除が成功
しない場合、コンピュータは、ロックを解除するまで、
その他の組合わせを次々に高速でダイアルする。
【0006】機械式の組合わせロックに関しては、この
ダイアラは特に効果的である。電子式組合わせロック
は、ダイアルが回転されていること、および、その回転
方向を電子制御回路に対して示すため発生される電子パ
ルスに依存するものである。このパルスは、通常のパル
ス発生器が通電された時、該パルス発生器により発生さ
れる。また、場合によっては、前記パルスは当該ロック
の操作により発生され、該パルスがロックの動作電力源
を提供することもある。この種類の電源により、バッテ
リまたはその他の外部電源のような当該システム用に別
個に設けられる電源が不要になる。一連の電圧パルスに
より当該ロックの制御を行う場合、前記パルスを、ロッ
クの動作をより一層制御するために使用可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子式
組合わせロックとしては、ダイアラまたは正当でない人
による不正解除攻撃に対して、高い安全性を提供できる
ものはなかった。この発明は、電子式組合わせロックの
電子パルス制御を利用するものであり、ロックの安全性
を大幅に向上することを目的とする。この発明の他の目
的は、ロック内部機構を見るためにそのハウジングに穴
を開ける不正解除攻撃に対して、該ロックをより抵抗力
のあるものにすることである。この発明の他の目的は、
不正解除攻撃が成功した場合であっても、かなりの時間
にわたってその不正解除攻撃からロックを守ることがで
きるようにすることである。
【0008】この発明の他の目的は、ロックがダイアラ
により不正解除攻撃されないよう、組合わせ入力の条件
があらかじめ選択されたパラメータに適合しない場合に
は、ロックが解除できないようにすることである。この
発明の他の目的は、所定の入力パラメータが満足され
ず、かつ、該満足されないパラメータが、ロックを解除
する権限を有する者以外によりそのロック操作がなされ
る旨示唆するものである場合には、ロックを操作不能に
することである。この発明の他の目的は、電子ロックの
ダイアルが所定時間以上にわたり連続して回転された場
合は、ロックが解除するのを阻止することである。この
発明の他の目的は、ある特定の方向へのダイアルの連続
的な回転量が所定量を超えた場合は、ロックが解除する
のを阻止することである。
【0009】この発明の他の目的は、ダイアルの方向変
換が人の手によってなされ得ないような速度で行われた
場合に、ロックが解除するのを阻止することである。こ
の発明の他の目的は、組合わせ入力の成功、または、ロ
ックの電源オフなしに、ダイアル時間が所定時間を超え
た場合には、ロックが解除するのを阻止することであ
る。この発明の他の目的は、ダイアルの回転速度に応じ
て、ダイアル変位と数値歩進との相関関係を変化させる
ことにより、ダイアラの使用を阻止することである。こ
の発明の他の目的は、最後に入力された組合わせ番号に
関係のない乱数によって、ロックにより表示されるすべ
ての数シーケンスを開始することにより、ダイアラの使
用を禁止することである。
【0010】この発明の他の目的は、ダイアル時におい
て番号が失われた場合、組合わせ入力を再スタートする
必要なしに、逆転および回復できるようにすることであ
る。この発明の他の目的は、単一の組合わせタイプのロ
ックについて、ロックが解除される前に、多数の正当な
組合わせを入力することを要求することができるように
することである。この発明の他の目的は、該ロックが不
正解除攻撃されたことを示す数字、および、該ロックの
操作が成功した回数を、オペレータに対して表示するこ
とである。この発明の他の目的は、ロックが格納された
ときの組合わせの記録または記憶がない場合、ロックの
組合わせを変更し、または、設定するために、制御され
た条件の下で、ロックを解除し、その組合わせを変更で
きるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係る電子式組合わせロックは、ロックの
操作条件がプリセットされた条件に適合するか否かを確
認する。このように確認される条件としては、短すぎ
る、または、長すぎる組合わせ入力時間、所定量を超え
るダイアルの回転量、ダイアルが逆転される際に所定時
間停止したか、解除操作が失敗した回数が所定回数以内
か否か等が含まれる。これらの条件が満足されない場
合、ロックが解除されないか、操作不能になる。
【0012】
【作用】この明細書において開示され記載された電子組
合わせロックは、その組合わせ番号に関する目盛または
印が記されていないダイアルを備えるものである。前記
ダイアルの回転により、電気パルスを発生する発電機が
駆動される。前記電気パルスは、該ロックの電子回路部
の電源となるとともに、ダイアルの回転速度および回転
方向を、マイクロプロセッサに対して示すものである。
乱数発生器により、マイクロプロセッサは、ダイアルに
近接して取り付けられた表示器に示されることとなる擬
似乱数を発生する。前記ダイアルの回転操作は、従来の
機械式組合わせロックのダイアルとほぼ同様に行われ
る。前記ダイアルの回転により組合わせ番号が入力され
ると、マイクロプロセッサでは、この組合わせを所定の
正当な組合わせと比較する。前記組合わせが一致した場
合、モータに信号が送られ、こうして、モータは、ラッ
チ部材とボルト退却部材とを係合させ、機械的連結によ
り、ボルトをダイアルに連結する。これにより、前記ダ
イアルが適当な方向にさらに回転されるのに応じて、ボ
ルトが退却され、封入体が開くこととなる。
【0013】マイクロプロセッサは、コード化されたプ
グラムにより制御される。マイクロコード化された制御
プログラムによりマイクロプロセッサを制御できること
は、ロック機構および封入体をより安全なものとするた
めの機能および特徴をいくつか付加できる点で、利点が
ある。ダイアラが有効的に機能するためには、ダイアル
の回転と入力番号との関係は、ダイアルの3.6度の回
転により100単位のダイアルを、1単位だけ増加また
は減少するよう、相関させられる必要がある。各番号の
入力操作の始めにおけるマイクロプロセッサ内での乱数
発生、および、表示番号シーケンスの開始ポイントとし
て前記乱数を使用することによって、表示されておりそ
の結果として入力されることとなる番号と、ダイアル位
置との相関関係が除去される。
【0014】ダイアルが回転されると、発電機がパルス
を発生し、これらのパルスは、マイクロプロセッサに取
り込まれ、カウントされる。ダイアルの回転速度が変化
するのに伴い、表示される数の変化速度が変化される。
速い回転速度では、表示される数値が高速で変化し、遅
い回転速度では、表示される数値がダイアル回転量より
低速で変化する。さらに、表示数値を変化させるために
ダイアルが回転されなければならない角度は、表示数値
を1単位変化させるために必要な回転量が一定とならな
いよう、変化されることとなる。このような特徴によ
り、コンピュータ制御によるダイアラの使用ができなく
なる。
【0015】該ロックの計時能力により、組合わせを入
力する際に使用される時間を検出することができる。該
ロックが人の手以外の装置により不正解除攻撃されてい
ることを意味する、短すぎる合計入力時間が検出された
場合、または、所定の正当な組合わせを知っている人以
外によってロックが操作されていることを意味する、長
すぎる合計入力時間が検出された場合、所定の正当な組
合わせがその後に入力された場合であっても、ロックの
解除が阻止される。ダイアルと発電機との接続は機械的
なものであり、従って、予測可能なものであるので、マ
イクロプロセッサに取り込まれるパルスの数は、ダイア
ルの回転変位を示すこととなる。人の手によるダイアル
は、一般的に、360度より小さい角度で回転され、オ
ペレータが手を離して新たにこれを掴みなおす間には回
転が停止される。ダイアルの回転停止に応じてタイマが
作動を開始し、その停止時間が人手による操作に関する
所定時間未満である場合、その停止はダイアルの停止と
して認定されない。停止が認定されることなくダイアル
が480度を超えてまたは1.33回転を超えて回転し
た場合、該ロックは、なんらかの装置、または、少なく
とも通常のものではないダイアル回転技術によって不正
解除攻撃されたものと判定され、所定の正当な組合わせ
が入力されたとしても、ロックは解除されない。
【0016】ダイアラは、極短い時間でダイアルの回転
方向を反転できるものであり、検出されることなく短い
時間で組合わせロックを解除できる能力を持ち合せてい
る。この発明のロックにおいては、ダイアルが周期的に
短時間停止することが必要となる。これらの停止時間の
1つは、ダイアルされた番号を入力し、次に入力される
番号に対するアクセスを開始するために、ダイアルが反
転される際に発生する。ダイアルの停止時間を計時する
ことにより、ダイアラの使用が阻止されるとともに、適
当な組合わせによりロックが解除されるまで、すべての
組合わせをダイアルすることによりロックを解除するの
に必要な時間を延長する。ダイアルの停止を検出するの
に必要な所定時間に満たない時間内にダイアルが反転さ
れた場合、マイクロプロセッサはダイアルの停止を認定
せず、表示器に表示される数値の増加または減少がそれ
までと同じ方向に続行する。こうして、正しい番号の入
力が阻止され、ダイアルが停止することなく1.33回
転以上回転したという理由により、ロックの解除が拒絶
される。
【0017】さらに、マイクロプロセッサは、最後の成
功した組合わせ入力操作から後の、失敗した組合わせ入
力操作の回数を記録する。失敗した回数がマイクロプロ
セッサのマイクロコードにより設定された回数以上にな
った場合、、たとえその後に、電源オフする前に正当な
組合わせが入力されようと、ロックは解除されない。エ
ラー表示がなされた後、それ以上の組合わせ入力操作を
阻止するため、ロックが不能化される。
【0018】ロックの電子回路部および制御部のための
電源を独自に発生することにより、バッテリ等の電源を
設ける必要が無いという優れた利点が得られる。ダイア
ルがそれ以上回転しない場合には、動作電力の寿命は制
限され、従って、外部からリセットする必要がない。正
当な組合わせ入力がその後になされた場合でもロックが
解除されないという条件が設定されている場合、ロック
の電子回路部のリセットが必要になる。このリセット
は、所定時間、ダイアルを回転させないでおくことによ
って行われる。ダイアルをさらに回転することは、ロッ
クを解除させるのに有効とならない。該ロックをリセッ
トするために所定時間待たなければならないということ
は、そのダイアル速度を特徴とするダイアラに対する抑
止力となる。
【0019】この電子式組合わせロックの計時能力は、
機械式組合わせロックと共通の操作を阻止する。短い時
間に金庫または金庫室にアクセスするためには、組合わ
せの最初の2つの番号を予めダイアル入力しておき、3
番目の番号を入力しないという操作を行うのが普通であ
る。オペレータが金庫または金庫室にアクセスする用意
がある場合のみ、その組合わせの3番目および最後の番
号が入力され、封入体が開かれることとなる。封入体の
安全性を大いに低下させるこのような安全侵害は、所定
の時間内に組合わせの入力を完了することを要求するこ
とによって解決される。3つの組合わせ要素のうちの2
つが先ず入力され、比較的短い時間が経過してしまうま
でに3番目の入力が遅れてなされた場合、入力された組
合わせ番号がスクランブルされ、該ロックは完全な組合
わせが再度入力されることを要求する。
【0020】この電子式組合わせロックでは、単一のロ
ック機構であっても、多数の組合わせを使用してロック
を解除するようにできる。機械式組合わせロックでは、
単一ロック機構に多数の組合わせを入力することはでき
ず、従って、多数の組合わせを使用するには多数のロッ
ク機構が必要である。しかし、この発明の電子式組合わ
せロックにあっては、2つの組合わせが必要な、言わば
二重モードにおいて複数の組合わせの受入れが可能であ
る。これら複数の組合わせはいかなる順序で入力しても
よいが、いずれかの組合わせ入力にエラーがあると、2
番目の組合わせが入力され終わるまでエラー表示がなさ
れず、エラー入力操作をした不正解除攻撃者に知らされ
ない。該組合わせが1人により所有される場合であって
も、これら2つの組合わせは、ロックの安全レベルを向
上させる12個の数字からなる単一の組合わせとして考
えることができる。
【0021】この電子式組合わせロックは、所定の順序
で前記2つの組合わせを受入れることを条件としてもよ
い。以下、1番目に要求される組合わせを先の組合わせ
と言い、2番目に要求される組合わせを後の組合わせと
言う。適当な入力がなされた場合、前記先の組合わせ
は、以後のいずれの時でも、ロックが後の組合わせを受
入れるのを可能にする。先の組合わせが繰り返し入力さ
れると、ロックは操作不能になり、後の組合わせを受入
れない。この電子式組合わせロックは、安全性をモニタ
するために使用可能な2つのカウンタを備えている。第
1のカウンタは、ロックの操作が失敗する度に歩進され
るエラーカウンタである。このカウンタのカウント値
は、非揮発制性のメモリに記憶され、2を超える場合に
は、電源オン時に、表示器に表示される。前記カウンタ
のカウント値は、適切な組合わせが入力されロックが解
除されるまで、リセットされない。こうして、該ロック
の正当なオペレータに対して、ロックが不正解除攻撃さ
れたが解除されなかったことが知らされる。
【0022】第2のカウンタは、シールカウンタと言
う。このシールカウンタは、ロックの解除が成功する毎
に1だけ歩進されるものであり、決してリセットされな
い。4桁の数字が使用されるので、その最大カウント値
は9999であり、従って、不正解除攻撃の前におい
て、正しい組合わせを入力することによりそのカウント
値を表示器に当初表示されていた番号に設定しなおすた
めには、1分ごとに正しい組合わせを2回入力したとし
ても、80時間以上の時間が必要となる。このように、
前記エラーカウンタおよびシールカウンタをモニタする
ことにより、許可されていない人によるロック不正解除
攻撃が明らかとなり、封入体にアクセスするためにロッ
クが適切に操作されたか否かが、所定のオペレータに知
らされる。
【0023】所定の組合わせが知られていない場合、ま
たは、忘れられた場合、仮の組合わせとしてロックの通
し番号を使用するなどにより、ロックの組合わせを変更
することができる。これにより、倉庫に格納されたロッ
クが、ロックの通し番号をその組合わせ番号として使用
することにより、適切に操作可能になる。しかし、これ
は、その後に、正当な組合わせではなく、その通し番号
により、封入体に対して表面的に正当なアクセスをする
ことを許可するものではない。
【0024】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明を詳細に
説明する。図1において、この発明を実施したロック1
0は、金庫または金庫室のドア12に取り付けられてい
る。ダイアル14は、該ダイアル14の周辺部を覆い、
表示器18を支持しているハウジング16によって包囲
されている。所望の場合、表示器18は、ダイアル14
と分離して取り付けられていてもよい。前記ダイアル1
4は、液晶表示器(LCD)モジュールからなるもので
あるが、その他の低エネルギ消費表示器からなっていて
もよい。ダイアル14は、ダイアル機構の裏に突出し
て、金庫または金庫室のドア12の壁を貫通し、ロック
10の電子回路部24のハウジング22内に突入した軸
部20に固着されている。
【0025】伸張したときにドア12を閉状態に保持す
るボルト26は、ハウジング22から延びている。前記
ボルト26を伸張、退却する機械リンクおよび機構も、
ハウジング22内に含まれている。図2において、ダイ
アル14は、回転子28および退却ドライブ30に連結
されている。回転子28は、複数の磁気セグメントを有
する磁気部材である。該回転子28の磁気セグメント3
2の数は、重要ではなく、該回転子が回転するごとに、
所望通りの多くの磁界方向変化を発生するよう選択する
ことができる。磁気セグメント32の磁界は、回転子2
8に近接して設けられたコイル34に達して、これと相
互に作用し、電気パルスを発生させる。発電機29は、
発電機として駆動されるステップモータで構成すること
ができる。こうして、ダイアル14および軸部20によ
り回転子28が回転されると、一連のパルスが発生さ
れ、電力制御およびパルス整形回路36に与えられる。
パルスの整形は、この発明の一部を構成するものではな
い通常の回路により行われる。そして、前記パルスは、
2つの線38、40によりマイクロプロセッサ44に与
えられる。前記パルスは位相が異なるものであり、従っ
て、これらを利用して、回転子28の回転方向を決定す
ることができる。
【0026】さらに、電力制御およびパルス整形回路3
6は、回転子28およびコイル34により発生される電
気パルスにより、内部コンデンサを充電する。こうし
て、前記コンデンサの電圧は、電線42によりマイクロ
プロセッサ44に与えられる。マイクロプロセッサ44
は、その与えられた電圧により、限られた時間にわたり
電力供給され、そして、充電電気は前記電力制御回路3
6内のコンデンサに蓄えられる。マイクロプロセッサ4
4の電力供給時間は、コンデンサの容量、ならびに、マ
イクロプロセッサ44および表示器18の電力消費によ
って左右される。コンデンサのサイズは、ダイアル14
および回転子24が回転を停止した後約90秒間にわた
り、該システムに対して電力を供給することができるよ
う、該システムのその他の要素の電力要件に応じて選択
される。この時間は、ロック10を解除し、または、前
に入力された組合わせ要素を失うことなしに、組合わせ
の入力を中断する時間を提供する。一方、この時間は、
幾つかの特定の条件のいずれかが発生したことによりロ
ックが解除不能になった後における、電子回路部24の
リセットに重大な遅延を与えるのに充分な長さである。
この遅延時間は、ダイアラの使用に対抗する重要な要素
である。マイクロプロセッサ44は、表示器18に出力
する。表示器18は、少なくとも2つの数字からなる数
値および2つの相反する方向を示す矢印を表示可能であ
る。エラー記号としての稲妻のような記号が使用され、
または、キー記号が、組合わせ変更モードを示すために
使用される。
【0027】好ましい表示器18は、前述のように電力
消費量が低いLCDである。ダイアル14の回転により
発生される電力が、比較的小さいものであり、前記電力
制御およびパルス整形回路36の電子回路要素内で蓄え
られる必要があるので、電力消費が低いということは重
要である。
【0028】さらに、マイクロプロセッサ44は、ロッ
ク10のラッチ48をボルト退却部材50に連結する機
能を果たすラッチモータ46に接続された出力を有す
る。前記ラッチ48は、ボルト退却部材50と係合して
いるときに、該ボルト退却部材50が動くのに応じて押
されたり引っ張られたりすることが可能なアームであ
る。ラッチ48を動かすためには、小さな回転モータ4
6が好ましい。ラッチ48は、図1のロックハウジング
22により制限されながら滑動することにより、封入体
56をロックまたはロック解除するために伸張または退
却する。
【0029】ボルト退却部材50は、リンク52を介し
て退却ドライブ30と係合している。前記リンク52
は、退却ドライブ30および係合ポイント58の動き
を、 ボルト退却部材50の直線的な動きに変換する。
マイクロプロセッサ44は、一般に製造販売されている
マイクロプロセッサのうち適当なものを利用することが
できる。しかし、この発明の好ましい実施例は、日本の
東京にある沖電気工業(株)により製造販売されている
80C51Fマイクロプロセッサを備えるものである。
【0030】前記マイクロプロセッサ44の動作は、図
3から図5のフローチャートに示されている。以下の説
明は、ロック10が操作される場合における、マイクロ
プロセッサ44の動作フローを説明するものである。
【0031】マイクロプロセッサの動作および制御図4
において、発電機29が電子論理部つまりマイクロプロ
セッサ44に持続的に電力が供給するときに、当該シス
テムの動作が開始する。これは、ステップ800に示さ
れている。電力が充分になると、まず、該システムは、
合計試み回数カウンタをステップ810でリセットす
る。ロックが解除されるのを防止するために、所定回数
以上間違った組合わせの入力がなされたという理由で該
ロック10が不能化されている場合であっても、このリ
セットにより、ロック10は所定の組合わせにより解除
可能になる。
【0032】その後、ステップ812において、マイク
ロプロセッサ44内のランダムアクセスメモリRAMが
初期化され、すべてのビットスイッチまたはフラグがリ
セットされる。これにより、該システムは、ダイアル1
4からの入力を受入れ可能になる。ステップ814にお
いて、マイクロプロセッサ44の乱数発生器は、00か
ら99までの乱数を発生し、この乱数を組合わせカウン
タにロードする。これにより、該システムの電子回路の
動作開始ポイントが提供される。
【0033】ステップ816では、この処理が該システ
ムへの電源オンによりスタートしたのか、または、再ス
タートしたものかが判定される。この動作シーケンスが
電源オンによりスタートしたものである場合、このフロ
ーはステップ818に進み、ダイアル14の回転方向が
パルスの位相関係から判定される。ダイアル14が時計
回り逆方向に回転されている場合、フローはステップ8
22に進む。しかし、ダイアル14が時計回り方向に回
転されている場合、ステップ820において、ダイアル
14が時計回り逆方向に回転されるまで、シールカウン
タの数値が表示される。ステップ818およびステップ
820はともにステップ822で合流し、該ステップ8
22において、エラーカウンタのカウント値が2を超え
たか、つまり、3以上かを調べる。NOの場合、フロー
はステップ826に進む。エラーカウンタのカウント値
が3以上である場合、ステップ824において、その数
値が表示器18に表示される。こうして、オペレータに
対して、最後の成功入力からの、不成功入力操作の回数
が表示される。
【0034】その後、フローはステップ826に進み、
監視フラグがセットされているかを判定する。該監視フ
ラグは、セットされているときに、ダイアルが動かされ
ないままであるか、または、ロックがダイアルが40秒
を超える時間にわたり停止していない、という旨を示す
ものである。前記フラグがセットされている場合、ステ
ップ812に戻り、ロックを再び初期化し、該ロックを
新たな組合わせ入力によって解除される状態にする。
【0035】一方、前記監視フラグがセットされていな
い場合、ステップ828おいて,ダイアル14が反転さ
れたされたかを判定し、YESの場合、ステップ830
において、図18に示すサブルーチンを行う。図18の
サブルーチンから戻ると、ステップ832において方向
変更処理を行い、ステップ834において、表示スイッ
チまたはビットがオン状態かを調べる。ステップ834
の結果がYESである場合、図6に示すサブルーチンを
行い、そして、ステップ838において、その組合わせ
を表示する。前記表示ビットまたはスイッチがオン状態
でない場合、ステップ826に戻る。図19について説
明すると、ステップ830においてサブルーチンを開始
し、ステップ850において、組合わせの番号を組合わ
せ要素としてセーブする。その後、ステップ852にお
いて、すべての組合わせ要素が入力されたか否かが判定
される。NOの場合、メインルーチンに戻る(ステップ
832)。
【0036】ステップ852においてすべての組合わせ
要素が入力されたと判定された場合、ステップ854に
おいて、ロックが単一組合わせ動作に設定されているか
否かを判定する。YESの場合、該組合わせを、格納さ
れている正当な組合わせと比較する(ステップ85
6)。ロックが単一組合わせ動作に設定されていない場
合、フローはステップ854において分岐する。ステッ
プ856において前記組合わせが正当な組合わせと一致
しない場合、エラー信号を発生し、エラーカウンタを1
だけ歩進する。そして、ステップ862再スタートポイ
ントに進む。
【0037】図19のステップ856において前記組合
わせが正当な組合わせと一致した場合、変更キー60が
挿入されたか否かを調べるため、マイクロプロセッサ4
4のポート62を調べる(ステップ858)。変更キー
60がポート62に挿入された場合、図22に示すサブ
ルーチンを行う(ステップ864)。図22のサブルー
チンが終了すると、ステップ866に戻り、新たな組合
わせを受取り、確認し、その後、正当な組合わせとして
使用する。その後、フローはステップ862で、図17
の再スタートポイントに行く。変更キー60がポート6
2に挿入されていない場合、フローはステップ858に
おいて分岐し、ステップ868に行き、図23に示すサ
ブルーチンを行う。図23のサブルーチンが終了する
と、ステップ870においてロックを解除する。その
後、ステップ862に行き、以後の操作を待つ。
【0038】図22において、ロックを解除するために
は第2の組合わせが必要か否かを調べるためロックの状
態を調べる(ステップ900)。NOの場合、フローは
ステップ902を迂回して、ステップ904に進む。ロ
ックを解除するために第2の組合わせが必要な場合、ス
テップ902においてダイアル入力から第2の組合わせ
を取り込む。次に、ステップ904において、単一、二
重つまり先/後モードのうち所望の動作モードが選択さ
れる。そして、ステップ906で単一組合わせ動作モー
ドが選択されていると判定された場合、ステップ908
において図24に示すサブルーチンを実行する。図24
のサブルーチンが終了すると、ステップ910に戻り、
単一の組合わせ取り込む。
【0039】ステップ906において単一組合わせ動作
モード以外のモードと判定された場合、ステップ912
に行き、図25に示すサブルーチンを行う。図25のサ
ブルーチンが終了すると、ステップ914に戻り、2つ
の組合わせを受取り、図19のメインルーチンのステッ
プ866に行く。図19に戻り、ステップ868では、
図23のサブルーチンを行う。該図23のサブルーチン
では、ステップ952において、エラーカウンタのカウ
ント値が9より大きいかを調べる。9より大きい場合、
ステップ968において表示器18をオフにし、ステッ
プ970においてマイクロプロセッサ44がロックアッ
プつまり不能化される。そして、このルーチンが終了す
る(ステップ972)。そして、図4のステップ800
において再スタート処理を行う前に、電子回路部24が
オフされる。
【0040】ステップ952において、エラーカウンタ
のカウント値が9以下であるという結果が得られた場
合、ステップ954において組合わせの入力時間を調べ
る。組合わせの入力時間が15秒未満である場合、ステ
ップ960に進む。組合わせの入力時間が15秒を超え
ている場合、ステップ956において、合計ダイアル時
間を確認し、5.12分と比較する。合計ダイアル時間
が5.12分より大きい場合、ステップ960の処理を
行い、合計ダイアル時間が5.12分よ小さい場合、ス
テップ958において、ダイアルが中断することなく回
転された量が480度と比較される。ダイアル回転量が
480度より大きい場合、ステップ960の処理を行
う。ダイアル回転量が480度より小さい場合、ステッ
プ963において新組合わせ書込みフラグを調べ、該書
込みフラグがオン状態である場合、ステップ965にお
いて、新たな組合わせをメモリに書込む。その後、ステ
ップ966において、該組合わせを読み出して組合わせ
メモリに再書込みする。
【0041】その後、ステップ962において図26に
示すロック解除サブルーチンを行い、そして、ステップ
964に戻ってロックを解除する。しかる後、フローは
ステップ870に行く。図26のステップ970におい
ては、ロックを解除するとともに、エラーカウンタの内
容は最後の成功した操作以後の、成功しなかった操作の
回数を示すものであるので、該エラーカウンタをリセッ
トする。さらに、最後の成功した入力操作を示すため、
シールカウンタを1だけ歩進する。そして、ステップ9
64に戻る。
【0042】ダイアルおよび先/後の組合わせ 図19のステップ854では、ロック10を解除するた
めに1より多い組合わせが必要な場合、ステップ874
に行き、該ロックが二重組合せタイプのものかを調べ
る。二重組合せタイプのものである場合、ステップ87
6において正しい組合わせとの一致が調べられ、正しい
組合わせと一致しない場合、ステップ877においてエ
ラーフラグが調べられる。エラーフラグがオン状態であ
る場合、エラー信号が発生され、ステップ860で稲妻
記号が表示され、エラーカウンタが歩進される。そし
て、ステップ861でエラーフラグがリセットされる。
【0043】ステップ877でエラーフラグがオフ状態
である場合、ステップ879でエラーフラグがセットさ
れる。フローはステップ879および861から再スタ
ートステップ862に行く。正しい組合わせと一致した
場合、変更キー60が挿入されたか否かを調べるため、
マイクロプロセッサ44のポート62が調べられる。N
Oの場合、ステップ880において、1つの組合わせが
すでに一致しているかが判定され、一致している場合、
図23のサブルーチンに行き、そして、上述したステッ
プ870を行う。ステップ880において前の組合わせ
が一致していないと判定された場合、ステップ882に
おいて、1つの組合わせが一致していることを示すため
フラグをセットする。そして、ステップ870または8
82からステップ862に行く。
【0044】ステップ874において、ロックが二重組
合せ入力により解除されるよう設定されている場合、上
述したステップ858に進む。変更キー60が挿入され
ている場合、上述したステップ864および866、さ
らにステップ862に行く。変更キー60がポート62
に挿入されていない場合、ステップ890において、そ
の組合わせが先の組合わせと比較される。一致した場
合、先の組合わせフラグが反転される(ステップ89
2)。これにより、後の組合わせが可能化されるか、ま
たは、後の下位組合わせの受入れが不能化される。ステ
ップ890におい前記組合わせが先の組合わせと一致し
ない場合、ステップ894において、先の組合わせフラ
グがオン状態であるかが調べられ、オン状態である場
合、ステップ896において、該組合わせと下位組合わ
せとの一致が調べられる。ステップ894および896
がいずれもNOである場合、上述したステップ860に
行く。
【0045】ステップ896において前記組合わせが後
の組合わせと一致した場合、図23のサブルーチンを示
すステップ868およびステップ870に行く。ステッ
プ860または870からステップ862に行く。
【0046】図22のステップ912は、図25のサブ
ルーチンを示す。このサブルーチンでは、ステップ10
00において、2つの組合わせの1番目のものとして、
新たな組合わせが、ダイアル操作から取り込まれまたは
読み取られる。そして、ステップ1002において、前
記組合わせがオペレータに対して点滅表示され、該オペ
レータが入力され、変更された組合わせを確認すること
が可能になる。前記組合わせがオペレータに対して数回
点滅表示された後、前記論理制御装置44はステップ1
004に行き、そこでは、2つの組合わせの2番目のも
のとして、新たな組合わせが、ダイアル操作から読み取
られる。そして、該2番目の新たな組合わせが、オペレ
ータに対して滅表示される。ステップ1002と同様
に、点滅表示が停止すると、オペレータに対して変更キ
ー60をポート62から引っ張り出すよう支持するた
め、“引張り出し”というメッセージが表示器18に表
示される。このとき、図24および図25のステップ1
058およびステップ1012において、変更キー記号
が消され、オペレータに対して、新たな組合わせを入力
することにより、組合わせを確認するよう指示するため
“組合わせ確認”という表示がなされる。その後、ボル
ト26が退却され、前記新たな組合わせが組合わせメモ
リに格納され、組合わせ変更処理が終了する。
【0047】“引張り出し”というメッセージが表示器
18に表示された後、ステップ1010において、変更
キー60が取り出されたか否かを調べるため、ポート6
2が調べられる。変更キー60が除去されたと確認され
た場合、ステップ1012で新組合わせ書込みフラグが
セットされ、フローはステップ914において図22の
フローに戻る。図22において、ステップ908は図2
4のサブルーチンを示す。このようにして、ステップ9
08はサブルーチンに展開される。このサブルーチンが
終了すると、図22のステップ910に戻る。
【0048】図24において、フローは図22からステ
ップ908に行く。そして、ステップ1050におい
て、新たな組合わせが前記組合わせメモリから読み出さ
れる。前記組合わせが読み出されると、オペレータが確
認できるよう、前記組合わせが表示器18に点滅表示さ
れる。そして、ステップ1054において、“引張り出
し”というメッセージが表示器18に表示され、オペレ
ータが変更キー60を引っ張り出すよう指示される。そ
の後、ロックの電子制御部では、ステップ1056にお
いて、組合わせ変更処理の終了を示す、変更キー60が
ポート62から除去されたか否かを確認する。変更キー
60が除去されていない場合、変更キー60が除去され
るまで同じ確認処理が繰り返される。そして、変更キー
60が除去されると、ステップ1058において、新組
合わせフラグがセットされる。その後、図22のステッ
プ910に行く。
【0049】図5のステップ836は図6のフローに展
開される。図6の処理において、ステップ826からフ
ローが開始され、10進数データをセグメントデータに
変換する。表示器18は、表示される数字が、オン、オ
フされる複数のセグメントバーにより表示されるタイプ
のものである。このステップ1100の処理では、表示
器18のセグメントをオン、オフするために、参照テー
ブルを介して、表示器18の10進数字位置を1、0の
データビットに変換する。
【0050】次に、ステップ1102において、表示器
18が組合わせ番号、または、ロック10のモードを示
す番号を表示しているか否かの確認がなされる。表示器
18がロック10が動作すべきモードの種類を示すため
にロック10の操作に応答している場合、表示器18
は、10進数表示位置に単一の数字を表示し、ゼロを表
示していない。このロック10の動作段階において、ス
テップ1102からステップ1104に行き、ここで
は、表示器18の10進数表示位置のためのセグメント
データのセットを行わない。ロック10が組合わせ入力
を受入れる通常動作モードにある場合、ステップ110
2でのNO判定からステップ1104を迂回してステッ
プ1106に行き、ここではステップ1100の変換処
理と同様に、ユニットデータがセグメントデータに変換
される。そして、稲妻、キー、および左右の矢印が、必
要に応じてオン、オフされる。動作条件が設定される
と、ステップ1110において、表示データが表示器1
8に送られ、適切な記号が表示される。その後、フロー
はステップ828に戻る。次に、マイクロプロセッサ4
4の安全上の特徴を説明する。
【0051】乱数スタート ロック10のダイアル14が回転され、発電機29から
のパルスが整形されてマイクロプロセッサ44に送られ
るのにともない、データが発生され、マイクロプロセッ
サ44に入力され、これにより、該システムに組合わせ
番号が入力される。機械式組合わせロックにおけるダイ
アルの周辺部には、オペレータがロックの回転車を適切
に位置付けるため、ガイドマークと合せる必要があるマ
ークおよび数字が記されている。しかし、この発明で
は、そのような記号または数字が設けられていないが、
電子回路部24は、LCDを作動して、オペレータによ
り確認されるべき番号を表示させるため、その番号を示
す信号を発生しなければならない。表示される番号を増
加または減少するために、ダイアル14が動かされる始
めに表示される最初の数字が、該ロックに入力された前
の番号となんらかの関係があり、または、これと同一で
ある場合には、ダイアラを、その基準ポイントを考慮し
てプログラム可能である。この場合、ロック10を解除
する操作を1回だけ失敗するだけで、不正解除攻撃者
は、充分にその関係を確認することができる。この発明
において、マイクロプロセッサ44は、00から99ま
での擬似乱数を発生することができる。このように発生
される乱数は、表示され、組合わせ番号を入力するシー
ケンスを開始するための基準ポイントまたはデータポイ
ントとして使用される。
【0052】図4のステップ814において、マイクロ
プロセッサ44の乱数発生器は、00から99までのい
ずれかの乱数を発生する。この乱数は、マイクロプロセ
ッサ44の組合わせカウンタに入力され、表示器18に
表示される。ロック10のダイアル14が回転されるの
に伴い、発電機29では一連のパルスを発生する。これ
らの各パルスはダイアル14の回転に対応するものであ
り、たとえば3度の回転角度ごとに1つのパルスが発生
される。前記発電機は永久磁石ステップモータで構成す
ることができ、このモータのステップ分解能は、回転ご
とのステップ数、従って、回転量に対するパルス分解能
を示す。図15に関して後で説明するように、前記パル
スはカウントされ、マイクロプロセッサ44では、表示
器18上の数字を1だけ増加または減少するのに必要な
パルス数を決定し、こうして、表示数字を1だけ増加ま
たは減少する。図15のフローおよびサブルーチンは、
動作の方向およびその他の状態を制御する。
【0053】マイクロプロセッサ44の前記乱数発生器
は、ロック解除操作におけるその他のシーケンスの数字
とはおそらく同一とはならない乱数により各番号入力シ
ーケンスを開始する、ということが上述の説明から理解
されるであろう。これにより、既知の開始ポイントを基
準として、ダイアラが入力番号を上下方向に増加するこ
とが阻止される。こうして、ダイアラの使用が確実に制
限される。この特徴により、ロック10に対する不正解
除攻撃を行う1つの方法を撃退でき、ロック10の安全
性が大幅に向上される。
【0054】高速入力ロックアウト ダイアラの主目的は、ロックの解除に必要なすべての組
合わせを極めて高速にダイアルすることによって、組合
わせロックを不正に解除しようとすることであるので、
ロック組合わせの受入れ可能な入力速度を低速化するこ
とが好ましい。受入れ可能な組合わせ入力速度を低速化
することにより、該ロックが、より長い時間にわたり、
このような不正解除攻撃に耐える、ことが保証される。
ダイアラがロックのその他の安全機構および特徴のうち
のあるものまたはすべてに打ち勝つよう工夫されている
場合、受入れ可能な入力速度を低速化することにより、
ある特定の時間内に試みられる入力操作の回数が減少さ
れる。長い時間が不正解除攻撃者にとっての敵となり、
かれらを長い時間検出可能状態に露出することとなるの
で、不正解除攻撃者の成功を遅延するということは、重
要である。
【0055】従って、電子式組合わせロック10のマイ
クロプロセッサ44内には、電源オンから、組合わせの
最後の番号入力までの時間を計時するカウンタが設けら
れている。図7のフローチャートは、ロック10のこの
安全性を向上する特徴のフローを示すものであり、図2
3のステップ954を展開したものである。ステップ1
50に示すように、マイクロプロセッサ44の内部クロ
ックタイマは、パルス整形および電力制御回路36から
該マイクロプロセッサ44に対して、電子回路部24を
作動するのに充分な電力が供給される電源オン時にスタ
ートされる。こうして、ステップ152において、電子
回路部24は、組合わせ番号の入力を通常に受入れる。
ステップ154において、その組合わせのすべての番号
が入力されたか否かが調べられる。NOの場合、ステッ
プ152に戻り、次の組合わせ番号入力を可能にする。
ステップ154の結果がYESの場合、ステップ156
において、ステップ150でスタートした操作開始から
の時間を計時しているタイマから、操作開始からの時間
が所定時間を超えたか否かが調べられる。ダイアル14
を操作している人が通常の方法で組合わせを入力するに
は15秒以上の時間が必要であるので、たとえば、その
所定時間を15秒に設定することができる。このように
して、15秒に満たない入力は、ダイアラのような、人
以外の極めて高速の装置を利用した不正解除攻撃による
ものである、と判断することができる。
【0056】入力時間が15秒に満たない場合、ステッ
プ162に行き、エラーを示す表示がなされる。好まし
い実施例におけるエラー表示記号は、稲妻である。この
エラー表示がなされた後、メインルーチンに戻り、正し
い組合わせが入力され、かつ、その入力時間が15秒を
超えるまで、該ロックの解除はされない。一方、ステッ
プ156において前記入力時間が15秒を超えていると
判定された場合、ステップ158において、マイクロプ
ロセッサ44により、その組合わせが正しい組合わせと
比較される。入力された組合わせが正しいものと一致し
ない場合、ステップ162において、エラー表示がなさ
れる。ステップ158において入力された組合わせが正
しいものであると判定された場合、ステップ160にお
いて、該ロックが解除されるか、または、変更キー60
の挿入に応じて、組合わせの変更がなされる。組合わせ
の変更がなされる場合、変更キーがマイクロプロセッサ
44のポート62に挿入される。変更キー60の使用に
ついては、後で詳述する。
【0057】過度に速い速度で組合わせが入力された場
合にエラーを確認し、表示することは、ダイアラによる
操作を撃退するよう作用する。従って、組合わせ入力に
関する最短許容可能時間を設定することにより、ロック
10の安全性が向上する。 最大入力時間 ロックが不正解除攻撃者によりダイアルされ、正しい組
合わせが例えば5.12分である所定の時間内に入力さ
れない場合、該ロックがある装置または執念深い人によ
り不正解除攻撃されている、と判断される。こうして、
ダイアル時間が所定の最大時間を超えた場合、エラー表
示がなされ、ロックの解除はされない。この特徴を実行
する処理は、図23のステップ956を展開した図8に
示されている。ステップ200において、図7のフロー
チャートで使用されるのと同一種類の経過時間タイマ
が、電源オン時にスタートされる。そして、ステップ2
02において、組合わせ番号の入力が可能になる。各番
号が入力された後、ステップ204において、その組合
わせの最後の番号が入力された否かが調べられる。最後
の番号が入力されていない場合、ステップ202に戻
り、次の番号の入力を可能にする。
【0058】ステップ202で前記組合わせの最後の組
合わせが入力されると、ステップ204の結果がYES
となり、電源オンからの合計経過時間が例えば5.12
分を超えたか否かを判定するために、前記タイマの内容
が調べられる(ステップ206)。前記経過時間が5.
12分を超えた場合、ステップ212に示すように、電
子回路部24では、表示器18にエラー記号を表示し、
ロックの解除を行わない。この時点では、ロック10の
解除を阻止する表示がなされているので、該ロックは解
除不能状態であり、そして、ステップ210が迂回され
ているので、正しい組合わせが入力されても、ロック1
0は解除されない。そして、該ロックは、入力番号を受
入れ続け、次の組合わせ入力が正しい場合に解除され
る。5.12分を超える入力時間では、ロックをオフす
るまでの90秒が重要な抑止力とはならない程度に充分
な遅れが発生する。合計経過時間が5.12分の所定時
間未満である場合、ステップ206からステップ208
に行き、入力された組合わせが正しいか否かが調べられ
る。正しい組合わせである場合、ステップ210で、該
ロックが解除されるか、または、変更キー60がポート
62に挿入されているときには、前記組合わせが変更さ
れる。一方、入力された組合わせが正しくない場合、ス
テップ212で、エラー表示がなされる。
【0059】短い時間がロックの安全性にとって利点と
なり、長い時間が不正解除攻撃者にとっての利点となる
のが、この場合には、上記の特徴により、不正解除攻撃
者に対する利点が除去されることとなる。 最大非操作時間 一般的で且つ重大な安全侵害は、封入体にアクセスする
際、組合わせの最初の2つの番号をまず入力しておき、
その後、3番目の番号を最小の遅延をもって入力する場
合に発生する。このやり方は、組合わせの最後の番号の
みを知っている者が封入体にアクセスできるチャンスを
与えるものである。
【0060】ここで開示された電子式組合わせロック
は、部分的に入力された組合わせを無効にし、該ロック
をスクランブルロック状態に戻す機能を有する。図9
は、該ロック10の最大非操作時間処理を示すものであ
る。この処理は、ステップ250において電源オンによ
りスタートする。電源がオンされると、ステップ252
において、非操作時間タイマがこの処理のために選択さ
れた時間にセットされる。好ましい時間は、40秒であ
る。そして、マイクロプロセッサ44は、ダイアル14
が例えば少なくとも220msec秒にわたり回転を停
止しているか否かを調べる。この時間は、オペレータが
ダイアルノブを離して再び握り直し、該ダイアルを回転
し始めるのに必要な時間より、わずかに短い。ダイアル
が必要最小限の停止時間を超えて停止する毎に、ステッ
プ252に戻り、前記タイマを前記所定時間にリセット
する。NOの場合、ステップ254からステップ256
に行き、40秒が経過したか否かを調べるため、前記非
操作時間タイマの内容を調べる。YESの場合、ロック
が所定の割り当て時間内に操作されなかったこととな
り、この場合、電子回路部24にその旨の信号が与えら
れ、該ロックは解除されない。この処理は割り込み処理
で行われるものであり、この処理が終わると、全体的な
システム処理を行うためメインルーチンにリターンす
る。
【0061】ステップ256の結果がNOの場合、ステ
ップ258を行うことなくメインルーチンにリターンす
る。この特徴により、ダイアル14が40秒以内に回転
されなかった場合、または、前記40秒内においの22
0ミリ秒間停止しなかった場合、すでに入力されている
組合わせ番号は、無視され、ロックを解除するための組
合わせの一部を構成しないこととなる。これにより、組
合わせの最初の2つの番号を入力し、しかる後、前記組
合わせの3番目の番号を入力する行為が無効化される。
【0062】ダイアル回転リミット ダイアル14を人の手でダイアルする場合、該ダイアル
は部分的に回転して停止し、次の回転の前に、握り直さ
れることとなる。ダイアルが通常の人てにより可能な角
度以上回転した場合、該ダイアルは、ダイアラまたはこ
れと同様な装置によって操作されていることとなる。こ
れを検出し、ロックの解除を阻止するために、ダイアル
の停止を伴わない回転量が検出される。この特徴は、図
23のステップ958をより詳細に展開した図10に示
されている。ステップ300の電源オンの後、ステップ
302において、発電機29からのパルスがモニタさ
れ、ダイアルが回転停止しているか否かが調べられる。
ダイアルが回転停止していない場合、ステップ302に
戻り、発電機29からのパルスが再びモニタされる。こ
のループは、ダイアルの回転停止が検出されるまで続
く。ダイアルの回転停止が検出されると、ステップ30
4に行き、最後のダイアル停止が検出された後発生され
たパルス数が調べられ、ダイアルの1.33回転または
480度の回転により発生されるパルス数である160
パルスと比較される。
【0063】ダイアルが停止することなしに480度の
所定回転量を超えて回転した場合、ステップ306に行
き、電子回路部24が、正しい組合わせが入力されても
ロックを解除しないよう指示される。上述のように、ダ
イアルが停止することなしに1.33回転を超えて回転
された後には、ロックが正しい組合わせに応答しないよ
うにしたことにより、人によるロック10の操作は禁止
されないが、ダイアラまたはその他の同様な装置による
操作は厳しく禁止される。電子回路部24がダイアル停
止と認定するに満たない時間だけダイアルが停止した場
合、図9と同様に、前記ロックが新たな電源オンシーケ
ンスによってリセットされるまで、前記時間の終わり
に、前記ロックは操作不能にされる。こうして、前記ダ
イアラ使用されて、ロックが解除不能にされた場合、前
記ダイアラによるその後の入力は、たとえ正しくても、
無視され、封入体が開放不能になる。
【0064】ダイアル停止による番号シーケンスの逆転 組合わせの番号がマイクロプロセッサ44に入力される
毎に、ダイアル14は物理的にその回転を停止しなけれ
ばならない。しかし、ダイアル14の逆転は、番号がマ
イクロプロセッサ44の組合わせ要素メモリ位置に入力
されるべきことを検出するために使用されるので、ダイ
アル14が停止している時間が重要となる。停止時間が
短すぎる場合、マイクロプロセッサ44は停止を認識せ
ず、ダイアルの回転は、ダイアルの停止または逆転の前
と同一の方向に番号を増加し続ける。これは、ダイアル
14の回転と、マイクロプロセッサ44により表示され
処理される数との関係をさらに無効化し、且つ、停止時
に表示される数の入力を阻止する、という二重効果を有
する。この処理は図11のフローチャートに示されてい
る。
【0065】電源オンにより、発電機29のパルス出力
がモニタされ、ダイアル14が停止しているか否かが判
定される(ステップ352)。その判定結果がNOの場
合、YESとなるまで、ステップ352が繰り返され
る。YESなると、ステップ354に行き、停止時間が
ダイアル停止を認識するのに必要な最小時間である22
0msecを超えたか否かが調べられる。ステップ35
4の結果がYESである場合、ステップ356におい
て、パルスの極性により、ダイアルの方向が逆転された
か否かが調べられる。方向逆転があった場合、ステップ
358において、方向フラグが逆方向にセットされる。
これは、マイクロプロセッサ44のメモリ内の方向フラ
グをセットすることにより行われる。このフラグは、矢
印を適当な方向に表示するよう、表示器18を制御する
ために、マイクロプロセッサ44によって使用される。
【0066】ステップ354またはステップ356の結
果がNOである場合、ステップ358が行なわれず、ダ
イアル14による入力パルスが、逆転認識に満たない停
止前と同一の方向に、表示される数字を変化させる。従
って、この場合にも、ロック10を不正解除攻撃するた
めにダイアラを使用することは、妨害され、撃退され
る。 過剰エラー回数によるロクアウト ロック10の解除を試み、失敗した場合、入力操作者
は、再びロック10を解除する努力を行うこととなる
が、正しい組合わせを知っている場合、おそらく、次の
試みにより成功するであろう。しかし、該操作者が正し
い組合わせを知らず、システム的にまたはランダムにロ
ックを解除しようとする場合、マイクロプロセッサ44
は、正しくない操作の回数をカウントする。そして、正
しくない操作が所定回数を超えた場合、その後に入力さ
れるのが正しい組合わせであっても、その後の組合わせ
入力の度に、表示器18をオフ状態にして、または、エ
ラー信号を表示して、その入力された組合わせが間違っ
たものであることを示すことにより、ロック解除を不能
化する。このような安全対策は、マイクロプロセッサ4
4のメモリに格納されたソフトウエアマイクロコードに
組込まれており、図12に示されている。
【0067】図12において、ステップ400に示すよ
うに、ロックがダイアル14の回転および発電機29に
よりオン状態にされると、ステップ402において、組
合わせ番号がマイクロプロセッサ44に入力される。そ
の後、ステップ404において、その組合わせのすべて
の番号が入力されたか否かが調べられる。NOの場合、
ステップ402に戻り、次の番号を受入れる。
【0068】合計入力操作カウント値は、最後の成功し
た入力操作の後の、失敗した入力操作の回数を示すもの
である。ステップ404においてすべての番号が入力さ
れたという結果が得られた場合、ステップ406に行
き、合計入力操作カウント値が調べられる。ステップ4
06では、前記合計入力操作カウント値が例えば10で
ある所定数と比較され、該カウント値が10以上である
場合、ステップ415において、マイクロプロセッサ4
4により表示器18にエラー表示がなされる。そして、
前記表示器18が、オフされ、数字または記号の表示が
消され、こうして、組合わせを入力しようとしていずれ
かの番号を入力することが阻止される。
【0069】こうして、内部に蓄積された電力が流出す
る時間、ロックは稼働停止状態に維持される。コンデン
サに蓄積された電力が流出すると、マイクロプロセッサ
44に対する電力は、ロック10が不能化されているこ
とを示すためセットされるフラグを維持するのに不十分
となり、こうして、ロック10が再び稼働状態となる。
この稼働停止状態の時間は、不正解除攻撃者にとっては
苛立ち源となるのに充分であり、しかし、正当なオペレ
ータにとってはあまり大きな不便とはならないような、
充分長い時間が選択される。この稼働停止時間は、好ま
しくは90秒である。一方、前記合計入力操作カウント
値が10未満である場合、ステップ406からステップ
410に行き、最新の失敗回数を追加するため、前記合
計入力操作カウント値が1だけ増加される。その後、ス
テップ414において、表示器18にエラー記号が表示
され、フローはメインルーチンにリターンする。
【0070】代案として、ステップ406の結果がYE
Sの場合、マイクロプロセッサ44のメモリのフラグを
セットし、マイクロプロセッサ44がこのフラグを使用
することにより、正しい組合わせが入力された場合であ
っても、ロック10の解除を阻止するようにしてもよ
い。この場合、ステップ415は存在しない。この動作
モードにおいて、10回連続した失敗した入力操作によ
り、ロックが解除不能状態であるとう事実にも関わら
ず、表示器18は、数字および記号を表示し続け、これ
により、ロックが依然として稼働状態であり、正しい組
合わせの入力により解除可能であるという旨、オペレー
タに示唆する。
【0071】ステップ408において、入力された組合
わせが正当な組合わせと一致した場合、ロック10は、
解除状態にされるか、あるいは、変更キー60がマイク
ロプロセッサ44のポート62に挿入されている場合に
は、組合わせの変更がなされる状態にされる。その後、
このフローが終了する。 表示器の可変増加 ダイアラの能力をさらに無効化し撃退するため、このロ
ック10は、表示器18を更新して次のより小さいまた
はより大きい数字を表示するために必要な発電機29の
出力パルス数を変化させる、という特徴を備えている。
この特徴の利点は、表示される数値の変化速度が最高の
回転速度により設定され、しかる後、ダイアル14の回
転速度が後において遅くなったとしても、ダイアル14
が停止するまで、発電機の出力パルスの数と表示数値の
変化速度との関係が残りのダイアル14の回転について
一定となる時まて、ダイアル14の回転速度が速くなる
のに伴い、表示される数値の変化速度が速くする、とい
うことである。これによる効果は、表示器18上の数値
変化速度と、ダイアル14の回転範囲との相関度を減少
することである。
【0072】図14は、組合わせ番号が変化される速度
を設定するために使用されることとなる、ダイアル14
の回転速度を検出するためにマイクロプロセッサ44に
より行われる処理を示すフローチャートである。図2に
戻り、発電機29は、線38、40を介して、位相が異
なるパルスを出力する。この異なる位相関係は、ダイア
ル14および発電機29の磁気部分28の回転方向を検
出するために使用される。第1の位相の線38は、ダイ
アル14の回転変位を示すために使用されるパルスを送
るものである。発電機29は、ダイアル14の1回転に
ついて120個のパルスを発生するよう構成されてい
る。
【0073】第1の位相の線38により送られるパルス
は、マイクロプロセッサ44の割り込みビットに与えら
れる。従って、各前記パルスは、マイクロプロセッサ4
4に対する割り込み信号として与えられ、各種のタイマ
およびカウンタをスタート、ストップするために使用さ
れる。第1の位相のパルスが7つ検出され、且つ、第2
の位相のパルスの少なくとも6つが同一の極性であると
きに、ダイアル14の逆転が検出される。このようにダ
イアル14が逆転されたとき、最初に取り込まれる第2
位相のパルスの極性は、前の極性の、第2の位相のパル
スの6つにより先行されていることになる。後続の第2
の位相のパルスの各々が取り込まれるのに伴い、該新た
な極性の、第2の位相のパルスのカウント値が増加し、
この増加は、該新たな極性の、第2の位相のパルスの6
番目のものが検出されて決定条件が満足され、新たな回
転方向が検出されるまで行われる。このマイクロプロセ
ッサ44は、第1の位相のパルスの間の時間間隔を計時
し、これにより、ダイアル14の回転速度を検出する。
ダイアル14が確実な入力を提供する程充分に回転して
いないときの速度検出を回避するため、第1の位相のパ
ルスが7個取り込まれるまでは、回転速度のサンプリン
グは行われない。第1の位相のパルスが7個取り込まれ
ると、最短および最長のパルス時間間隔を無視してパル
ス時間間隔が計時され、このように計時された残りのパ
ルス時間間隔の平均値が検出され、使用される。このよ
うにパルス時間間隔を選択して使用することにより、ノ
イズの除去が能になる。
【0074】各速度基準が増加方向に満たされるのに伴
い、速度表示器がセットされ、ダイアル14の残りの回
転のために保持される。前記速度表示器は、ダイアル1
4が残りの回転中に減速する場合には、その値が減少し
ないのに対して、ダイアル14の回転速度が速くなるの
に伴い増加する。不確実な結果に至る可能性がある条件
をさらに除去するため、最後の有効なダイアル停止か
ら、第1の位相のパルスが少なくとも10個マイクロプ
ロセッサ44により検出されるまで、マイクロプロセッ
サ44内の中速表示器および高速表示器が、無効にされ
る。このような入力選別により、ダイアル14の短時間
の急激回転時において、表示器18の中間速度および高
速度での動作が阻止される。
【0075】マイクロプロセッサ44には、組合わせ番
号をカウントする組合わせカウンタが内蔵されており、
該カウンタのカウント値に基づいて、表示器18にその
番号が表示され、該組合わせに使用される番号について
の内部処理がなされる。この組合わせカウンタの値は、
マイクロプロセッサ44により取り込まれたパルスの数
に基づいて増減する。パルスの必要数は、上述の処理に
より検出されるダイアル回転速度に応じて変化する。前
記組合わせカウンタの値を変化するための条件の好まし
い一例は、以下の表に示されている。 速度フラグ パルス間時間間隔 組合わせカウント値 最小値 当たりのパルス数 ロックアウト 2.57msec 2 高速 5.14msec 2 中速 8.56msec 5 低速 64.2msec 3ー13 極低速 220msec 3ー13
【0076】この表から分るように、パルス間隔が8.
56msecより小さく5.14msecより大きくい
中間フラグがセットされている場合、組合わせカウンタ
は、5パルスごとに1単位その値が増加する。ダイアル
14が速すぎる速度で回転される場合にボルト26が退
却するのを阻止するため、ロックアウトフラグはロック
10の実際の解除サイクル時においてのみセットされ
る。ダイアル14が速すぎる速度で回転されているとき
に、ボルト26がボルト退却器50と係合すると、ロッ
ク10が損傷することがある。組合わせカウンタの値の
増加は、低速または極低速での回転時の最初の3つのパ
ルスごとに行われ、その後、各13パルスごとに行われ
る。これは、同一のダイアル回転について、これらの速
度での操作の初期にオペレータに対して視覚的なフィー
ドバックを与え、その後、所望の速度に増加するためで
ある。
【0077】高速モードまたは動作において、すべての
番号は表示器18に送られる。表示器18の応答時間、
および、比較的低速でのみ像を取り込んで処理できる人
の眼の能力により、表示器18で表示される数字が飛ば
されているように見えることがある。組合わせカウンタ
および表示器18の変化速度を制御するのに必要な論理
動作をより理解できるよう、図14を説明する。上述の
検出処理によりパルス時間間隔が検出されるのに伴い、
ステップ450において、パルス時間間隔の値は、ロッ
クアウトモードに関する時間間隔基準、すなわち、2.
57msecと比較され、前記パルス時間間隔が前記基
準より小さい場合、ステップ452においてロックアウ
ト速度フラグがセットされる。また、前記パルス時間間
隔が前記基準より大きい場合、ステップ450からステ
ップ454に行き、前記パルス時間間隔が5.14ms
ecの高速時間間隔基準と比較される。前記パルス時間
間隔が高速時間間隔基準より小さい場合、ステップ45
6において高速フラグがセットされる。同様に、前記パ
ルス時間間隔は中速時間間隔基準と比較され、適当な速
度フラグがセットされる。
【0078】フローが一連の検出処理450、454、
458、462から分岐したときに、速度フラグがセッ
トされる。そして、最初に満足された速度条件より遅い
速度のためのフラグのセットを行うために、適当なフラ
グセット処理ステップ 452、456、460、46
4が実行される。ステップ462において、バルス時間
間隔が64.2msecより大きい場合、残された唯一
の選択は極低速の選択であり、この場合、ステップ46
6において、極低速フラグがセットされる。ステップ4
64またはステップ466から、フローはメインルーチ
ンに戻る。
【0079】ダイアル14が回転されるのに伴い、マイ
クロプロセッサ44では、パルスを取り込むとともに、
ダイアル14の回転速度を検出後、組合わせカウンタを
更新または増加しなければならない。これは、図15の
フローによって示される処理により行われる。マイクロ
プロセッサ44にパルスが取り込まれるのに伴い、上述
の処理によりダイアル14の回転方向が検出されたか否
かを確認するためにマイクロプロセッサ44のフラグが
調べられる。ダイアル14の回転方向が検出されたか否
かの判定は、ステップ500で行われる。ダイアル14
の回転方向が検出されていない場合、回転速度を検出す
るには早すぎる。ダイアル14の回転方向が検出されま
で、回転速度の検出は行われず、フローはその他のすべ
てのサブルーチンを迂回してメインルーチンに戻る。し
かし、回転方向が検出されると、ステップ502におい
て、高速フラグがセットされる。高速フラグがセットさ
れると、ステップ504において、マイクロプロセッサ
44は、発電機29から取り込んだ2つのパルスごと
に、組合わせカウンタを1単位更新する。
【0080】高速フラグがセットされていない場合、ス
テップ506において、中速フラグがセットされている
か否かが調べられる。ステップ506において中速フラ
グがセットされたことが確認されると、ステップ504
において、マイクロプロセッサ44は、5つのパルスご
とに、組合わせカウンタを1単位更新する。同様に、中
速フラグがセットされていない場合、ステップ510に
おいて、これがこのダイアル回転における最初の低速で
の回転か否かの判定を行う。この判定結果がNOの場
合、ダイアル14は前に低速で回転していたことにな
り、この場合、ステップ512において、発電機29に
より発生される13個のパルスごとに、組合わせカウン
タを1単位歩進する。
【0081】ステップ510の結果がYESの場合、ス
テップ514に行き、マイクロプロセッサ44に取り込
まれる3個のパルスごとに前記組合わせカウンタを1単
位歩進する。その後、セットまたはセットされていない
速度フラグに応じて、メインルーチンにリターンする。 バックアップ 番号が入力されておらず、ダイアルされた番号入力され
ておらず、且つ、ターゲット番号から3未満の範囲であ
る場合、オペレータが間違ってダイアルした番号から回
復する手段を提供する点で、バックアップ機能は重要で
ある。ロック10はダイアルの逆転の度に4単位その番
号をバックアップするので、このバックアップ機能は、
該ロックの安全性を低下させない。いずれかの番号での
ダイアルの逆転は表示される番号の4単位のバックアッ
プを行うので、表示器18の表示数値のバックアップ
は、不正攻撃者が組合わせ番号に接近したことを彼に示
さない。バックアップされた値を超える進行、および、
逆転の続行により、その後の比較のために、番号の値が
組合わせカウンタに入力され、表示器18に表示され
る。このバックアップ機能は、すべてのダイアル逆転時
に動作する。
【0082】組合わせをダイアルする際、オペレータ
は、ダイアル14を速すぎる速度で、該組合わせの目標
番号を超えて回転することがある。このような場合、ダ
イアルがさらに回転され、目標番号が選択され、表示さ
れるてもよいが、オペレータがダイアルを少し逆転し、
組合わせカウンタに表示され含まれる番号が、バックア
ップ前に表示されていた番号に関して4単位変位した数
値に変化する。番号が4単位バックアップされると、当
該組合わせの目標番号に再びアプローチするため、ダイ
アル14が当初回転されていた方向に回転される。この
機能のフローは図13に示されている。番号がダイアル
され、ダイアル14が停止されると、ステップ550に
おいて、ダイアル14の停止時間が220msecより
長いか否かが調べる。NOの場合、ダイアル14の停止
が認識され、その他の処理を行うことなく、ステップ5
60において、組合わせカウンタおよび表示器18の値
が1単位変化される。
【0083】一方、ダイアル14の停止時間が220m
secより長い場合、ダイアル停止と認識されず、ステ
ップ552において、ダイアル14の回転方向が逆転さ
れたか否かが判定される。回転方向が逆転されていない
場合、表示される番号および組合わせ番号の内容をバッ
クアップする必要はない。従って、カウント値を逆進す
ることなく、以後の回転に応じて番号を取り込まれる。
ダイアル14の回転方向が逆転された場合、バックアッ
プスイッチと称するフラグがオン状態か否かが調べられ
る。ステップ554においてバックアップスイッチがオ
ン状態である場合、バックアップ処理が進行中であり、
ダイアル14の最後の逆転が、組合わせの目標番号をダ
イアルするためダイアル14の操作を再開する準備であ
る、ことが示される。この場合、番号をバックアップす
る必要はなく、従って、ステップ560において表示器
18および組合わせカウンタの番号を1変化させる前
に、ステップ556においてバックアップスイッチがリ
セットされる。
【0084】ステップ554においてバックアップスイ
ッチがオフ状態である場合、ステップ558で番号が3
だけ変化され、バックアップスイッチがセットされる。
ステップ554においてバックアップスイッチがオフ状
態であるということは、ダイアル14が回転されたが前
に逆転されていないことになり、従って、ダイアル14
の逆転により、番号のバックアップが要求される。その
後、ステップ556またはステップ558からステップ
560に行き、番号が1単位変化される。表示番号は、
正味、4変化される。
【0085】エラーカウンタおよびシールカウンタ 図17において、エラーカウンタおよびシールカウンタ
の動作およびそれらの内容の表示動作が示されている。
ステップ600においてロック10の電源がオンされる
と、ステップ602において、ダイアル14が時計回り
逆方向に回転しているか否かが調べられる。ダイアル1
4が時計回り逆方向に回転している場合、その他の処理
を行うこことなくステップ608に行く。しかし、ダイ
アル14が時計回り方向に回転している場合、フローは
ステップ604に行き、シールカウンタの内容が表示器
18に表示される。シールカウンタは、ロック10の解
除が成功した回数をカウントする。
【0086】表示器18に表示器18の内容が表示され
た後、ダイアル14が時計回り方向に回転すると、ステ
ップ604に戻る。ステップ606においてダイアル1
4が時計回り逆方向に回転していることが検出される
と、ステップ608において、エラーカウンタに記憶さ
れている値が3以上か否かが調べられる。YESの場
合、ステップ610でエラーカウンタの内容が表示され
る。この表示される数字は、ロック10がダイアルされ
たにも関わらず解除できなかった、すなわち、前述の安
全機能の1つによりロックの解除が阻止された回数のカ
ウント値である。この回数のカウント値は、最後の成功
したロック解除からの値である。
【0087】ステップ612に示すように、ダイアルが
時計回り逆方向に2回転することにより、エラーカウン
タに連続的な表示がなされる。ダイアルが時計回り方向
に2回転すると、ステップ614に行き、ロックのため
の組合わせが入力可能になる。
【0088】組合わせの入力がなされると、ステップ6
16において、入力された組合わせと正当な組合わせと
の比較がなされる。組合わせが一致した場合、ステップ
618においてロックが解除可能になる。
【0089】エラーカウンタは最後の成功したロック解
除からの間違った入力操作のカウント値を蓄積したもの
であるので、前記組合わせの一致に応じて、ステップ6
20で前記エラーカウンタがリセットされる。同様に、
シールカウンタは成功した組合わせ入力をカウントする
ものであるので、ステップ622において、その内容を
1単位増加することにより、シールカウンタを更新す
る。
【0090】ステップ616において組合わせが一致し
なかった場合、その誤った入力操作をカウントするた
め、ステップ624においてエラーカウンタが1増加さ
れる。このようにシールカウンタまたはエラーカウンタ
が増加されると、このルーチンを終了し、オペレータに
よるその後の入力を待つ。上述のように、所定の時間以
上ロックの操作がなされないままである場合、ロックが
非通電状態になる。
【0091】シールカウンタおよびエラーカウンタを組
合わせることにより、ロックが操作されたことを示す、
確実で、容易にアクセス可能で、容易に理解可能な表示
が提供される。それらの数値が異なる場合、不正解除攻
撃者による操作の失敗または成功のいずれかが示される
こととなる。
【0092】喪失された組合わせの再設定 ロック10の通し番号は、該ロックを解除するため、従
って、新たな組合わせを設定するためにの、一時的な組
合わせとして使用可能である。これは、ロックの組合わ
せの記録または記憶が失われ、誰もその組合わせを思い
出すことができない場合を考慮したものである。
【0093】図14において、通常の組合わせ変更処理
が利用可能なようロックを解除するために、変更キー6
0がロック10に挿入される。ステップ650で電源が
オンされると、ロック10では、ステップ652におい
て、マイクロプロセッサ44のポート62に変更キー6
0が挿入されているか否かを調べる。
【0094】変更キー60が挿入されている場合、ステ
ップ654でマイクロプロセッサ44のメモリ内の解除
フラグを調べる。解除フラグがオン状態である場合、ロ
ックが現在解除されており、おそらく正しい既知の組合
わせによって解除されたものと思われるので、ステップ
656において、前記通し番号は組合わせ番号として許
可されない。しかし、解除フラグがオン状態でなく、ロ
ック10がロックされていることが示されている場合、
ステップ658において、ロック10は、前記通し番号
を代替の組合わせとして受入れる状態にされる。これ
は、前記正当な組合わせではなく、マイクロプロセッサ
44のメモリ内に記憶される前記通し番号を、入力され
た組合わせと比較する、のを可能にするフラグにセット
することにより実現される。
【0095】ステップ652において変更キー60がロ
ック10に挿入されていない場合、ステップ660で前
記解除フラグがリセットされ、ステップ662におい
て、前記入力された組合わせが前記正当な組合わせと比
較される。両組合わせが一致した場合、ステップ664
においてロック10が解除され、解除フラグがセットさ
れる。両組合わせが一致しなかった場合、このルーチン
の始めに戻り、その後の入力を待つ。
【0096】ロック10がロックされている間、すなわ
ち、組合わせがスクランブルされて解除フラグがリセッ
トされているときにおいては変更キーの挿入が必要であ
るので、このような特徴によってロックの安全性が低下
することはない。
【0097】前記ポート62に変更キー60がされてい
る場合、前記解除フラグがリセットされない。ステップ
654およびステップ658に示すように、組合わせ変
更処理において、前記通し番号が正当な組合わせの代り
に許可されるためには、解除フラグがリセットされる必
要がある。
【0098】ロック不能化および回復 図27において、人が正当な組合わせにより該ロック1
0を操作するのに必要と思われる回数、例えば50回よ
り大きい数に増加した場合、ロック10を不能化する処
理が示されている。この処理のために、ステップ120
0において、エラーカウンタの内容が例えば50と比較
される。エラーカウンタの内容が50より大きくない場
合、フローはリターンする。しかし、エラーカウンタの
内容が50より大きい場合、ステップ1202において
ロックアウトフラグの内容が永久的なメモリにされ、フ
ローがリターンする。所望の場合、このフローは、図2
3のステップ858とステップ952の間のAに挿入し
てもよい。
【0099】ロックアウトフラグが設けられ、図27の
フローが図23のフローに組込まれた場合、図23のフ
ローを図23のステップ958とステップ962の間の
Bに挿入してもよい。
【0100】この実施例が図23のフローに組込まれる
場合、ステップ958の結果がYESのとき、ロックア
ウトフラグがステップ1250で調べられ、該フラグが
オン状態でない場合、フローはBに行き、続行する。ロ
ックアウトフラグがオン状態である場合、ステップ12
52において、入力された組合わせが3番目の連続した
組合わせであるかが調べられる。YESの場合、ステッ
プ1254でロックアウトフラグがリセットされ、フロ
ーはBでリターンする。入力された組合わせが3番目の
連続した組合わせではない場合、図23のステップ96
0と同様に、ステップ1256でエラー信号が出力さ
れ、そして、フローは図4の再スタートステップ862
に行く。
【0101】所望の場合、ステップ1252およびステ
ップ1254を、図23のフローから省略してもよい。
このように省略した場合、図28のフローによりロック
10が永久的に回復できないよう不能化されるので、ロ
ック10は、穴をあけて取り替えられなければならな
い。
【0102】前述の機能および特徴を実行するルーチン
は、図3〜図5および後の図に示されたシステム動作の
範囲内で行われる。この発明の好ましい実施例による
と、沖電気工業により製造販売されているマイクロプロ
セッサ80C51Fにおいてマイクロコードで、前記ロ
ック10のすべての制御動作、従って、その機能、動作
上の特徴が実行される。前記ロック10の要求を満足す
るものである限り、その他のメーカによるその他のマイ
クロプロセッサを使用してもよい。
【0103】マイクロプロセッサ44の制御は、メーカ
により規定される条件に従って書込まれ、該メーカかせ
容易に入手可能なマイクロコードにより行われる。熟練
したコードライタは、プログラムリストが与えられるこ
とにより、マイクロコードを作成することができるであ
ろう。プログラムリストは、選択された特定のマイクロ
プロセッサにより要求される条件に従って、作成され
る。図3〜図27に含まれるフローチャートは、いずれ
のマイクロプロセッサにも適用可能であり、従って、前
記ロックを操作するのに必要な動作をプログラムする技
術を有する者に利用可能である。
【0104】
【発明の効果】以上のような構成により、この発明は電
子式組合わせロックの安全性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電子式組合わせロッ
クの外観を示す斜視図。
【図2】同実施例に係るロックおよびその電子回路を示
す図。
【図3】前記電子式組合わせロックのマイクロプロセッ
サの制御動作を示すフローの概略構成を示す図。
【図4】前記電子式組合わせロックのマイクロプロセッ
サの制御動作の一部を詳細にを示すフローチャート図。
【図5】前記電子式組合わせロックのマイクロプロセッ
サの制御動作の残りの部分を詳細にを示すフローチャー
ト図。
【図6】表示器に数字および記号を表示する処理を示す
フローチャート図。
【図7】所定の時間より短い時間で正しい組合わせが入
力された場合、ロックの解除を阻止する処理を示すフロ
ーチャート図。
【図8】操作開始以後の経過時間をモニタする処理、お
よび、有効な組合わせの入力に必要な時間が所定時間を
超えた場合に、ロックの解除を阻止する処理を示すフロ
ーチャート図。
【図9】ダイアルの停止を伴わない合計ダイアル時間が
所定時間を超えた場合に、ロックの解除を阻止し、ダイ
アルが所定時間にわたり回転されない場合に、全組合わ
せの入力がない限りロックが解除されないようにする処
理を示すフローチャート図。
【図10】所定時間にわたりダイアルが停止することな
しに480度を超えて回転されたか否かを検出する処理
を示すフローチャート図。
【図11】ダイアルの停止および停止時間を検出し、そ
の停止時間がダイアルの反転を認識するのに充分である
場合に、表示器に表示される数字の方向を反転する処理
を示すフローチャート図。
【図12】ロックを解除しようする際のエラーの回数を
記録し、該エラーの回数が所定回数を超えた場合に、ロ
ックの解除を阻止する処理を示すフローチャート図。
【図13】表示された数が目標数を3より大きく超えた
状態から回復させ、オペレータが表示シーケンスを逆に
し、表示数の4単位前の数に復帰し、再度前記目標数に
接近するのを可能にする処理を示すフローチャート図。
【図14】ダイアルの回転速度を表示数の増加速度に変
換する処理の一部を示すフローチャート図。
【図15】ダイアルの回転速度を表示数の増加速度に変
換する処理のその他の部分を示すフローチャート図。
【図16】ある場合において、ロックの通し番号を該ロ
ックを操作するために使用する処理を示すフローチャー
ト図。
【図17】エラーカウンタおよびシールカウンタのない
ようの使用および表示を制御する処理を示すフローチャ
ート図。
【図18】上述の図に示された処理を拡張する処理の図
示関係を説明する図。
【図19】図18に説明した処理のうち第1番目の処理
を示すフローチャート図。
【図20】図18に説明した処理のうち第2番目の処理
を示すフローチャート図。
【図21】図18に説明した処理のうち第3番目の処理
を示すフローチャート図。
【図22】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図23】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図24】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図25】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図26】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図27】解除操作が所定回数連続した場合にロックの
解除を阻止する特徴を有する変更例を示すフローチャー
ト図。
【図28】解除操作が所定回数連続した場合にロックの
解除を阻止する特徴を有する変更例を示すフローチャー
ト図。
【符号の説明】
14 ダイアル 18 表示器 36 電力制御およびパルス整形回路 44 マイクロプロセッサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電子式組合わせロッ
クの外観を示す斜視図。
【図2】同実施例に係るロックおよびその電子回路を示
す図。
【図3】前記電子式組合わせロックのマイクロプロセッ
サの制御動作の一部を詳細に示すフローチャート図。
【図4】前記電子式組合わせロックのマイクロプロセッ
サの制御動作の残りの部分を詳細に示すフローチャート
図。
【図5】表示器に数字および記号を表示する処理を示す
フローチャート図。
【図6】所定の時間より短い時間で正しい組合わせが入
力された場合、ロックの解除を阻止する処理を示すフロ
ーチャート図。
【図7】操作開始以後の経過時間をモニタする処理、お
よび、有効な組合わせの入力に必要な時間が所定時間を
超えた場合に、ロックの解除を阻止する処理を示すフロ
ーチャート図。
【図8】ダイアルの停止を伴わない合計ダイアル時間が
所定時間を超えた場合に、ロックの解除を阻止し、ダイ
アルが所定時間にわたり回転されない場合に、全組合わ
せの入力がない限りロックが解除されないようにする処
理を示すフローチャート図。
【図9】所定時間にわたりダイアルが停止することなし
に480度を超えて回転されたか否かを検出する処理を
示すフローチャート図。
【図10】ダイアルの停止および停止時間を検出し、そ
の停止時間がダイアルの反転を認識するのに充分である
場合に、表示器に表示される数字の方向を反転する処理
を示すフローチャート図。
【図11】ロックを解除しようする際のエラーの回数を
記録し、該エラーの回数が所定回数を超えた場合に、ロ
ックの解除を阻止する処理を示すフローチャート図。
【図12】表示された数が目標数を3より大きく超えた
状態から回復させ、オペレータが表示シーケンスを逆に
し、表示数の4単位前の数に復帰し、再度前記目標数に
接近するのを可能にする処理を示すフローチャート図。
【図13】ダイアルの回転速度を表示数の増加速度に変
換する処理の一部を示すフローチャート図。
【図14】ダイアルの回転速度を表示数の増加速度に変
換する処理のその他の部分を示すフローチャート図。
【図15】ある場合において、ロックの通し番号を該ロ
ックを操作するために使用する処理を示すフローチャー
ト図。
【図16】エラーカウンタおよびシールカウンタのない
ようの使用および表示を制御する処理を示すフローチャ
ート図。
【図17】上述の図に示された処理を拡張する処理の図
示関係を説明する図であり、その処理のうち第1番目の
処理を示すフローチャート図。
【図18】上記処理のうち第2番目の処理を示すフロー
チャート図。
【図19】上記処理のうち第3番目の処理を示すフロー
チャート図。
【図20】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図21】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図22】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図23】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図24】上述の図に示された処理を拡張する処理を示
すフローチャート図。
【図25】解除操作が所定回数連続した場合にロックの
解除を阻止する特徴を有する変更例を示すフローチャー
ト図。
【図26】解除操作が所定回数連続した場合にロックの
解除を阻止する特徴を有する変更例を示すフローチャー
ト図。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図24】
【図2】
【図25】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図22】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図23】
【図21】
【図26】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・エル・トンプソン アメリカ合衆国 40361 ケンタッキー、 パリス、ベスレヘム・ロード 1950 (72)発明者 ジェームズ・シー・ミラー アメリカ合衆国 40356 ケンタッキー、 ニクロスヴィル、ダンヴィル・ロード 5085 (72)発明者 マイケル・ピー・ハーヴィー アメリカ合衆国 92660 カリフォルニア、 ウエスト・ニューポート・ビーチ、プロメ ントリー・ドライヴ 769

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組合わせ要素を入力するためのダイアル
    手段を備える電子式組合わせロックであって、 前記ダイアル手段により駆動されて、前記電子式組合わ
    せロックに電力を供給し、前記組合わせ要素の入力を電
    気パルスに変換する発電手段と、 前記パルスを受取り、該受け取ったパルスを利用して、
    マイクロプロセッサの動作を制御するマイクロプロセッ
    サ手段と、 前記組合わせの数字要素を前記ロックに入力するために
    増減される操作番号を表示する表示手段とを具備し、さ
    らに、 前記マイクロプロセッサがオンしてから前記組合わせが
    入力されるまでの時間を計時するための手段と、 前記組合わせが前記ロックに入力される際の最短許容時
    間として選択された所定時間を規定する値を記憶する手
    段と、 前記計時された時間を前記所定時間と比較する手段と、 前記計時された時間を前記所定時間より短い場合、前記
    ロックが解除しないようにする手段とを備える電子式組
    合わせロック。
  2. 【請求項2】 前記計時するための手段は、前記マイク
    ロプロセッサが動作するのに充分な電力が供給されたと
    きにスタートするタイマからなる請求項1に記載の電子
    式組合わせロック。
  3. 【請求項3】 前記所定時間が、前記ロックをマニュア
    ルで解除するのに通常必要な時間より短いものである請
    求項2に記載の電子式組合わせロック。
  4. 【請求項4】 前記ロックが前記所定時間より短い時間
    内に解除されようとする場合、エラー条件が存在するこ
    とを示す手段からなる請求項1に記載の電子式組合わせ
    ロック。
  5. 【請求項5】 組合わせ要素を入力するためのダイアル
    手段を備える電子式組合わせロックであって、 前記ダイアル手段により駆動されて、前記電子式組合わ
    せロックに電力を供給し、前記組合わせ要素の入力を電
    気パルスに変換する発電手段と、 前記パルスを受取り、該受け取ったパルスを利用して、
    マイクロプロセッサの動作を制御するマイクロプロセッ
    サ手段と、 前記組合わせの数字要素を前記ロックに入力するために
    増減される操作番号を表示する表示手段とを具備し、前
    記マイクロプロセッサ手段が、さらに、 前記マイクロプロセッサがオンしてから前記組合わせが
    入力されるまでの時間を計時するための手段と、 前記組合わせが前記ロックに入力される際の最長許容時
    間として選択された所定時間を規定する値を記憶する手
    段と、 前記計時された時間を前記所定時間と比較する手段と、 前記計時された時間を前記所定時間より長い場合、前記
    ロックが解除しないようにする手段とを備える電子式組
    合わせロック。
  6. 【請求項6】 前記信号が電気パルスである請求項5に
    記載の電子式組合わせロック。
  7. 【請求項7】 前記計時するための手段は、前記マイク
    ロプロセッサが動作するのに充分な電力が供給されたと
    きにスタートするタイマからなる請求項5に記載の電子
    式組合わせロック。
  8. 【請求項8】 前記所定時間が、前記ロックをマニュア
    ルで解除するのに通常必要な時間より長いものである請
    求項5に記載の電子式組合わせロック。
  9. 【請求項9】 前記時間は、人が前記組合わせを複数回
    入力するのに充分な時間である請求項7に記載の電子式
    組合わせロック。
  10. 【請求項10】 前記ロックが、前記所定時間より長い
    時間にわたり前記ダイアル手段によって解除されようと
    する場合、前記ロックを解除することなく、前記ロック
    を非稼働状態とし、エラー条件が存在することを示す手
    段、をさらに具備する請求項5に記載の電子式組合わせ
    ロック。
  11. 【請求項11】 前記計時するための手段は、前記マイ
    クロプロセッサが動作するのに充分な電力が供給された
    ときにスタートするタイマからなる請求項10に記載の
    電子式組合わせロック。
  12. 【請求項12】 組合わせ要素を入力するためのダイア
    ル手段を備える電子式組合わせロックであって、 前記ダイアル手段により駆動されて、前記電子式組合わ
    せロックに電力を供給し、前記組合わせ要素の入力を電
    気信号に変換する発電手段と、 前記信号を受取り、該受け取った信号を利用して、マイ
    クロプロセッサの動作を制御するマイクロプロセッサ手
    段と、 前記組合わせの数字要素を前記ロックに入力するために
    増減される操作番号を表示する表示手段と、 前記ダイアル手段の所定の回転量を示すデータを記憶す
    る手段とを具備し、前記マイクロプロセッサ手段が、さ
    らに、 前記信号と、前記ダイアル手段の動きを相関させる手段
    と、 前記ダイアル手段が回転を停止したことを検出する手段
    と、 前記ダイアル手段が最後に停止してからの、前記ダイア
    ル手段の回転範囲を検出する手段と、 前記ダイアル手段の検出された回転範囲を所定の回転範
    囲と比較する手段とを備える電子式組合わせロック。
  13. 【請求項13】 前記マイクロプロセッサ手段は、前記
    比較する手段により、前記ダイアル手段の検出された回
    転範囲が前記記憶する手段に記憶された前記所定の回転
    範囲より大きいという結果が得られた場合、前記ロック
    の解除を阻止する信号を発生する手段をさらに備える請
    求項12に記載の電子式組合わせロック。
  14. 【請求項14】 前記所定の回転範囲が、前記ダイアル
    手段が1回握られて回転する量より大きい量である請求
    項13に記載の電子式組合わせロック。
  15. 【請求項15】 前記信号が電気パルスである請求項1
    2に記載の電子式組合わせロック。
  16. 【請求項16】 組合わせ要素を入力するためのダイア
    ル手段を備える電子式組合わせロックであって、 前記ダイアル手段により駆動されて、前記電子式組合わ
    せロックに電力を供給し、前記組合わせ要素の入力を電
    気パルスに変換する発電手段と、 前記パルスを受取り、該受け取ったパルスを利用して、
    マイクロプロセッサの動作を制御するマイクロプロセッ
    サ手段と、 前記組合わせの数字要素を前記ロックに入力するために
    増減される操作番号を表示する表示手段とを具備し、前
    記マイクロプロセッサ手段は、 前記マイクロプロセッサ手段が、動作するのに充分な電
    力が供給されているときにおいて、前記パルスのいずれ
    かを受け取らない時間の長さを測定する手段と、 前記ダイアル手段の回転方向を検出する手段と、 前記回転方向を検出する手段の検出により、前記ダイア
    ル手段の回転方向の逆転を検出する手段と、 前記ダイアル手段の回転方向の逆転を認識するため、前
    記マイクロプロセッサ手段が前記パルスのいずれかを受
    け取らない最短許容時間として選択された所定の時間を
    規定する値を記憶する手段と、 前記測定された時間の長さを前記所定の時間と比較する
    手段とをさらに備えるものである電子式組合わせロッ
    ク。
  17. 【請求項17】 前記測定された時間の長さが前記所定
    の時間より短い場合、前記停止の認識を禁止する手段を
    さらに備える請求項16に記載の電子式組合わせロッ
    ク。
  18. 【請求項18】 前記測定された時間の長さが前記所定
    の時間より短い場合、前記ダイアル手段の逆転の認識を
    禁止する手段をさらに備える請求項16に記載の電子式
    組合わせロック。
  19. 【請求項19】 前記測定された時間の長さが前記所定
    の時間より短い場合、前記ダイアル手段の逆転の認識を
    禁止する第2の手段をさらに備える請求項17に記載の
    電子式組合わせロック。
  20. 【請求項20】 前記測定された時間の長さが前記所定
    の時間より長い場合のみ、前記ダイアル手段の停止を認
    識する手段をさらに備える請求項16に記載の電子式組
    合わせロック。
  21. 【請求項21】 前記測定された時間の長さが前記所定
    の時間より長い場合のみ、前記ダイアル手段の逆転を認
    識する手段をさらに備える請求項16に記載の電子式組
    合わせロック。
  22. 【請求項22】 前記測定された時間の長さが前記所定
    の時間より長い場合のみ、前記ダイアル手段の逆転を認
    識する第2の手段をさらに備える請求項20に記載の電
    子式組合わせロック。
  23. 【請求項23】 組合わせ要素を入力するためのダイア
    ル手段を備える電子式組合わせロックであって、 前記ダイアル手段により駆動されて、前記電子式組合わ
    せロックに電力を供給し、前記組合わせ要素の入力を電
    気信号に変換する発電手段と、 前記信号を受取り、該受け取った信号を利用して、マイ
    クロプロセッサの動作を制御するマイクロプロセッサ手
    段と、 前記組合わせの数字要素を前記ロックに入力するために
    増減される操作番号を表示する表示手段と、 前記ロックについて正当な組合わせを記憶する手段と、 前記ダイアル手段の回転により入力された組合わせを前
    記正当な組合わせと比較する手段と、 前記比較する手段に応答して、前記入力された組合わせ
    と前記正当な組合わせとの不一致を判定する手段と、 最後の成功したロック解除からの、前記入力された組合
    わせと前記正当な組合わせとの不一致によるロック解除
    失敗の回数をカウントする手段と、 所定の数を記憶する手段と、 前記ロック解除失敗の回数をカウントした値と前記所定
    の数とを比較する手段と、 前記ロック解除失敗の回数をカウントした値が前記所定
    数以上の場合に、エラー信号を発生する手段とをさらに
    備える電子式組合わせロック。
  24. 【請求項24】 前記表示手段が、さらに前記オペレー
    タに対して記号を表示するものであり、前記エラー信号
    を発生する手段に応答して、前記オペレータに対して、
    前記ロックの操作エラーを示すための記号を表示する請
    求項23に記載の電子式組合わせロック。
  25. 【請求項25】 前記信号を発生する手段に応答して、
    前記信号の発生時から、前記マイクロプロセッサを動作
    させる電力の不測により前記ロックが動作不能になるま
    で、前記ロックの解除を禁止する手段をさらに備える請
    求項23に記載の電子式組合わせロック。
  26. 【請求項26】 前記信号を発生する手段に応答して、
    前記表示手段の動作を禁止し、これにより、前記ロック
    の動作を停止する手段をさらに備える請求項23に記載
    の電子式組合わせロック。
  27. 【請求項27】 前記ロックを操作不能状態にする電気
    信号を発生する手段と、前記ロックを操作不能状態にす
    る電気信号を記憶する手段とをさらに備える請求項23
    に記載の電子式組合わせロック。
  28. 【請求項28】 前記ロックを操作不能状態にする電気
    信号が記憶されているか否かを確認するとともに、前記
    操作不能状態にする電気信号が記憶されている旨確認さ
    れたときに、前記ロックを解除するための信号が発生さ
    れるのを阻止する手段、をさらに備える請求項27に記
    載の電子式組合わせロック。
  29. 【請求項29】 前記比較する手段に応答し、複数回の
    連続的な比較不一致判定を受入れる手段と、前記受入れ
    る手段に応答して、前記記憶された電気信号をリセット
    し、これにより、前記正しい組合わせが前記連続的な判
    定に関する前記複数回入力されたときに、前記ロックの
    不能状態が解消される請求項27に記載の電子式組合わ
    せロック。
  30. 【請求項30】 回転可能なダイアルと、 前記ダイアルの回転に応じて電気パルスを発生する手段
    と、 前記パルスに応答して、前記ダイアルの回転を検出する
    とともに、前記パルスと前記ダイアルの回転とを相関さ
    せる電子制御手段と、 前記ロックに対して組合わせの一部として入力されてい
    る番号を示すカウント値を維持するカウンタ手段とを具
    備し、前記電子制御手段が、前記パルスに応じて前記カ
    ウンタ手段の内容を増減する手段を含み、さらに、 前記電子制御手段に応答して、前記カウンタ手段に含ま
    れる数字および記号を表示する手段と、 前記ダイアルの逆転を検出する手段と、 前記検出する手段による逆転検出に応答して、 前記カ
    ウンタ師団がそれまで増加または減少していた方向とは
    反対に、前記カウンタ手段のカウント値を所定量変化さ
    せる手段とを具備し、これにより、前記カウンタ手段お
    よび表示する手段は、前記最初の逆転の前に回転してい
    たのと同一の方向にダイアルが回転したときに、それ以
    上のダイアル逆転および前記カウンタ手段の増加または
    減少を可能にするようになっていることを特徴とする電
    子式組合わせロック。
  31. 【請求項31】 組合わせ要素を入力するためのダイア
    ル手段を備える電子式組合わせロックであって、 前記ダイアル手段により駆動されて、前記電子式組合わ
    せロックに電力を供給し、前記組合わせ要素の入力を電
    気信号に変換する発電手段と、 前記信号を受取り、該受け取った信号を利用して、マイ
    クロプロセッサの動作を制御するマイクロプロセッサ手
    段と、 前記組合わせの数字要素を前記ロックに入力するために
    増減される操作番号を表示する表示手段と、 前記ロックのための正当な組合わせを記憶する手段と、 前記ダイアル手段の回転により入力された組合わせを前
    記正当な組合わせと比較する手段と、 前記比較する手段に応答して、前記入力された組合わせ
    と前記正当な組合わせとの不一致を判定する手段と、 最後の成功したロック解除からの、前記入力された組合
    わせと前記正当な組合わせとの不一致によるロック解除
    失敗の回数をカウントする手段と、 前記ロック解除失敗の回数を示す値を表示し、これによ
    り、オペレータに対して、最後の成功したロック解除か
    らのロック解除失敗の回数を示す手段とを具備する電子
    式組合わせロック。
  32. 【請求項32】 前記回数が所定の回数を超えたか否か
    を判定する手段と、前記判定する手段により前記回数が
    所定の回数を超えたと判定されたときの回数を表示する
    手段とをさらに備える請求項31に記載の電子式組合わ
    せロック。
  33. 【請求項33】 組合わせ要素を入力するためのダイア
    ル手段を備える電子式組合わせロックであって、 前記ダイアル手段により駆動されて、前記電子式組合わ
    せロックに電力を供給し、前記組合わせ要素の入力を電
    気信号に変換する発電手段と、 前記信号を受取り、該受け取った信号を利用して、マイ
    クロプロセッサの動作を制御するマイクロプロセッサ手
    段と、 前記組合わせの数字要素を前記ロックに入力するために
    増減される操作番号を表示する表示手段と、 前記ロックのための正当な組合わせを記憶する手段と、 前記ダイアル手段の回転により入力された組合わせを前
    記正当な組合わせと比較する手段と、 前記比較する手段による比較に応じて、前記入力された
    組合わせと前記正当な組合わせとの一致を判定する手段
    と、 前記一致に関する連続的なカウント値を維持する手段
    と、 前記判定する手段の判定に応じて、前記カウント値を増
    加する手段と、 オペレータに対して前記カウント値を表示する手段とを
    具備し、これにより、前記オペレータが、最後に前記オ
    ペレータに対して前記カウント値が表示された後におい
    て、前記ロックが解除されたか否かを調べることができ
    るようにしたことを特徴とする電子式組合わせロック。
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